※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

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お久しぶりです。後期OPとか、五周年とか、水着とか、人権過労死確定アルトリアとか、爆破テロから水着で復活したパイセンとかのおかげで体調回復しました。

更新滞っている間も、感想・評価・誤字報告に額を地につけて感謝している毎日です。あったけぇなって。ほんとゴメンね。



カルデアコレクションにて、キャスター・アルトリア更新。



君のことが大大大大大好きな153人の戦乙女+α前編(ワルキューレ)

 

「ではでは! 彼女達のフォローはセンパイに任せてBBちゃんはおいとましま──す♡シミュレーション世界で散々ヤリ散らかしたんですから、現実(こっち)でもさっさとキョダイマックスでブスりと一発決めちゃって下さいね♪ 芋づる式でモブキューレも150羽ほどGETできそうですし、彼女達の力は()()必要になりますから☆さすがはセンパイのマスターボールならぬゴールデンボール。♀サバモンの捕獲率は100%ですね!」

 

 ワルキューレ三姉妹が華麗な自爆を決めてしまったその後、BBは後始末は俺に任せて立ち去ろうとしていた。彼女達が同期をキメてしまう前に一度止めに入ったことといい、BBにしては珍しく()()()に対しては今回は善意しかなかったのだろう。

 

「私はこれから悪巧みの準備がありますので♡」

 

 悪巧みって。

 普通、マスターの前で宣言する? 

 

「えぇ──♡だってセンパイってば結局いつも私が何か仕出かした後にしか動かないじゃないですか──。私が悪巧みするって分かっててもそれを事前で防ぐとかはしなくて、一度は見逃してくれますものね? そういう後輩に甘い所は高得点ですよセ・ン・パ・イ♡これも私がセンパイの周りの女性の中で一番可愛くてデビルシュガーにビューティーだから……センパイがデレデレで私を依怙贔屓してしまうのも仕方ないこ、と……あ──ちょっとやめて! 止めてくださいっ! 左右のコートの袖を固結びで縛るとか嫌がらせが地味過ぎません!?」

 

 彼女の上着をエセ中国人みたいな格好にして部屋から叩き出す。ドアの向こうから『酷い! 新しい女が出来たら私はお払い箱なのね! 全体ランサーなんてカルデアに腐る程いるじゃない! ムーンキャンサーなんてオンリーワンなクラスはBBちゃんしかいないのに!』だの妄言が聞こえる。

 

 ま、本当はこういう気安い馬鹿みたいなやり取りはお互い楽しんでたりするんだけど……。

 親友とは違う、悪友的なポジション。さすがにメイヴちゃんの枠に入ろうとしたのは調子に乗り過ぎなのでお灸をすえたが、彼女と一緒にいて退屈しないのは俺の本音。

 回りくどさの化身、生粋のトラブルメーカーではあるが、彼女が本気で俺を害そうとしたことはないのだから。

 

 とりあえず、そんな愛すべきお馬鹿な後輩が気を利かせてくれたワケなので、戦乙女達の介抱から始めるとしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マイルームのベッドで寝かせていた戦乙女達が目を覚ますのは予想よりも早かった。

 

 

「スルーズ、まさか彼女から攻略するのですか? 相手は名家の当主。主人公とは身分も立場も違い過ぎるでしょう。いきなり挑むのは無謀では?」

 

「臆病が過ぎますよオルトリンデ。恋愛も戦と同じ、戦う前から敵に臆する馬鹿がどこにいますか」

 

「金髪で感情移入がしやすいという理由ではないのですね?」

 

「…………」

 

「こっちを見てくださいスルーズ」

 

 

 ピコピコと羽根を動かして、コントローラー片手にモニターと睨めっこしているスルーズとオルトリンデが俺の目の前にいる。

 目覚めてからの彼女達はなお人間の感情、愛や恋を学習する事に対して貪欲だった。『HBシミュレーション』だけで満足することはなく、俺に教えを乞い始めた。

 今度は性交という実技ではなく、座学として男女の恋愛感情における機微を学びたいと。

 

 それならば教材ということで、恋愛シミュレーションゲーム(R-18)をやらせることにした。

 

 いつの日かダ・ヴィンチちゃんと深夜テンションで作ってしまったゲーム……。

 タイトルは『抜きゲーみたいな設定で世界を救わなきゃいけない貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?』

 

 タイトルと設定は色々と狂った代物だが、我ながらシナリオが高クオリティで仕上がり、EDではダ・ヴィンチちゃんと一緒に涙ぐんでしまったのは良い思い出。

 刑部姫、巴さんを筆頭にカルデアのゲーマー組からは神バカゲーとの評価を頂いている。

 

 今はスルーズが丁度、攻略しようと躍起になっているヒロインと接触しているシーンだった。

 

 →【彼女の容姿を褒めたたえる】

【「ウェーイ!! テンション低いぞぉ♪」と彼女の背中を慣れなれなしく叩く】

【耳元で「今日の夜、俺の部屋でベイブレードでもしないか?」と囁く(ねっとりボイス)】

 

「ふっ、さすがに舐めすぎでしょう。これは下二つは論外、一番上しかあり得ません」

 

【…………そうか、ありがとう(スンッ】

 

 ──一見、言葉では感謝を述べているようにも思えたが、彼女が心から笑っているようには見えず、顔色からは感情の変化が何も伺えなかった。今まで耳にタコができる程に聞き飽きた退屈な賛辞だったのだろう。

 

 デデローン⤵と好感度が下がった音が聞こえる。

 

「何故っ!?」

 

 自信満々だったスルーズが憤慨している。

 

「正解は一番下だね」

 

「どこに好感度が上がる要素が!?」

 

 絶賛困惑中のスルーズに「まぁ、そういうキャラだから」としか答えようがない。ちゃんと正解を選んだら「ゴーシュッート!」ってキラキラした瞳で遊ぶヒロインのスチルが回収できたのになぁ。

 一体、製作中の俺とダ・ヴィンチちゃんは何を思っていたのやら。それでも結構魅力的なキャラではあったりするんだよね、この外見はキリっ! 中身はフワフワ天然の金髪ヒロイン。

 

 ちなみに真ん中の選択肢でも好感度が上がるが、背中を叩いてたシーンを見ていた金髪ヒロインのシンパでもある眼帯ヒロインにその日の夜に襲われ(物理)、バトルパートに突入します。負けたらBADENDだし、勝ったら勝ったで今度は高確率でそこから眼帯ヒロインのルートに入ってしまうからオススメはしません。

 

「人の感情は複雑怪奇……我々はまだまだ勉強が足りないということなのでしょうか」

 

「だからこそ学習のし甲斐があります。さぁ、諦めずコンティニューしましょうスルーズ」

 

 めげずにセーブポイントから再開する彼女達をベッドに腰かけたまま微笑ましく見守っているとスルーズとオルトリンデの背後、つまりは俺の隣にいるヒルドが二人に聞こえない声量で声をかけてきた。

 

「ねぇ、この後二人で抜け出しちゃおっか♪」

 

 それはさながら大学のコンパで好みの男性を標的とした肉食系女子のような誘い文句ではあったが。

 

「だめです」

 

「ちぇ──、なんてね冗談だよ冗談。っていうかあんなゲームで恋愛の参考になるのかなぁ?」

 

「参考になるとも言えるし、参考にならないとも言える」

 

「え──と、どっち?」

 

 まだまだ心眼が足りぬか……。

 世界は広いから、ゲームのヒロインそっくりな女の子といつかばったり出会うこともあるかもしれないし、その時は助けになるんじゃないの? 

 まぁ、キャラクターの設定に関してはダ・ヴィンチちゃん担当なので、彼女が実在する誰かをモデルにしたかどうかなんて俺のあずかり知らぬ所ではある。

 

 そもそも『HBチャンネル』で濃厚な実技を行った後にエロゲで座学しましょうなんて俺も本気で思ってないし、単純に俺とダ・ヴィンチちゃんの子供(神バカゲー)を布教したかっただけなんです。

 やっぱり可愛い女の子がゲームで一喜一憂している様は最高やなって。スパチャしたくなりますよ。

 

「別のヒロインも行ってみませんか。ほら、あの本から目を離さない大人しそうな少女とか」

 

「文学系ヒロイン……地味そうですね……。ですが本命(金髪ヒロイン)に挑むにはまだ戦力が足りないのも事実。比較的、堕としやすそうな彼女から攻略して経験を積み………………………………あのオルトリンデ、選択肢を選んだら急に眼鏡ヒロインが爆発したのですが

 

「はい。画面には見事なBADENDの文字が。もしかしなくても主人公は死んでいますね」

 

「ど・う・い・う・こ・と・な・の・で・す・か・あ!」と髪を振り乱しているというスルーズ。

 残念、その文学系ヒロインは全ヒロインの中で攻略最難関。一回でも選択肢を間違うと爆発してゲームオーバーになるゲームの中で最も主人公を殺す回数が多いキリングガールなのだ。

 

 BADEND後に見れるヒントコーナーが現れ、どこかジャガーマンとイリヤに似ている二人が謎空間の道場で非常に為になる助言をプレイヤーに授けてくれる。

 

『いきなり知らない人から話しかけられて、つい怖くなって爆発しちゃうの……。そんな小動物みたいに守ってあげたいか弱い女の子、男子諸君ならメロメロ間違いナシ!』

 

『押忍! 師匠! 小動物どころか、ライオンより危険だと思います! 誰か爆発物処理班を呼んで!』

 

『YOUに足りなかったのは【かもしれない攻略】! 「話しかけたヒロインが突然爆発するかもしれない……」と注意していればこんな事にならなかった……かもしれない! 次回からはその辺、肝に銘じとけ!』

 

 

「そんなヒロインいてたまりますか!!」

 

「ゲームよりもシミュレーション世界でした時みたく、たくさんエッチした方が勉強になるってあたしは思うんだけどなぁ」

 

 

 さて黒と金の戦乙女は怒りの連続コンティニューするほどゲームに夢中になってくれているが──。

 

 俺の隣にいる桃色の戦乙女は少々雰囲気が異なる。怪しく口角を上げたヒルドは俺の二の腕に寄りかかり、耳を小さく甘嚙みし始める。絹のように滑らかな手は太腿の辺り、股間ギリギリの所を挑発するようにスリスリと擦ってくる。

 ゲームに夢中になっているスルーズとオルトリンデが気付く事はない。時折、二人がこちらを振り返るが、ヒルドは素早い変わり身で俺から距離を取り、何事もなかったかのように振る舞っている。だが再び彼女達がゲーム画面に注視すれば、過度なスキンシップが再開される。

 このスケベワルキューレめ。

 

「頑張れ~~♪」

 

 声色は天真爛漫。邪気なく姉妹達を応援している可愛らしい女の子のように思えるが、うん、距離が滅茶苦茶近い。猫のように頬を擦り合わせてくるし、もう手なんて太腿どころか股間を完全に愛撫し始めている。「あは♡おっきしてるね♡」と耳元で甘い吐息交じりの囁きが鼓膜を震わせていた。

 

 やけにアグレッシブなヒルドの行為に対して頭にはあるワードが浮かんできた。

 

()()()()

 

 そう、素人童貞ならぬ素人処女。

 風俗などで童貞あるいは処女を捨てた人のことを指すが、今回の場合だど現実世界ではなく、シミュレーション世界などの仮想空間で初めてを経験してしまった女性に当てはまる(と決めた)。

 確かに挿入された経験はあるのに肉体は未だ処女。

 素人処女の傾向としては例え肉体に処女膜があろうとも現実世界に帰ってきた時、まるで百戦錬磨、経験豊富なお姉さんのように振舞い出す。

 何せ、現実では出来ないようなシチュでセックスを何十日単位で行ってきたのだ。そりゃあ自信もつくだろう、性に対してアグレッシブにもなるだろう。

 

 まぁ、ヒルドの場合元々他の姉妹に遠慮するような性格の筈だったが、俺とのファーストコンタクト時に思いっ切り『白式官能』をキめられてしまったせいか、優等生の仮面も粉々に砕けてしまっている。

 

「ねぇ、しちゃお? あたしもう、我慢出来ないよ」

 

 俺の太腿に跨り、艶めかしく腰を動かし始めたヒルドはきっと頭の中で妖艶な自分をイメージしているのだろう。エロいのは否定しないが、俺としてはどちらかと言えば微笑ましいという印象の方が強い。

 

 そしてここで重要なポイント。こちらに迫ってきた素人処女に対して拒絶は絶対にNG。

 

 ましてやヒルドは今までの振舞いからは意外とも思えるかもしれないが、こうした人の愛情表現においては大分繊細な心を持っている。

 今甘えてくれているのも、俺なら受け入れてくれるという信頼があるから出来る行為。そんな彼女に対して──……。

 

 ──あ、ごめん……。仕事で抱いたんだけど、まさかプライベートに持ち込むまで本気にするとは思わなかった。

 

 みたいな台詞を吐こうものなら他の姉妹を骸にして、最後は泣き笑いながら自害する彼女、命名するなら『皆壊れてしまえばいいんだ』BADEND直行間違いナシ。素人処女の心の耐久はE-、言葉のナイフは簡単に刺さってしまうのだ。

 

「…………だ、めかな?」

 

 故に未だアクションを起こさない俺に対してようやく不安になってきてしまったヒルドに取ってあげる行為は一つだけ。

 それに彼女自身も俺と交わりたいという欲望()()()()()()()()()ことは分かっていたので、その誘惑に乗ってあげる事にする。

 

 急接近する二人の距離、長い睫毛と人形のような整った彼女の顔が視界一杯に拡がる。

 そして、俺は迷うことなく、顎を持ち上て、唇を奪った。

 

「んっ、ちゅっ、んはぁっ……うれしっ♡あむっ……」

 

 一瞬の驚きを見せた後、顔は喜色一色に染まり、瞳を蕩けさせ、互いに舌を絡め合う。香水の匂いなどなく、彼女本来の体臭が脳をクラつかせる。

 ヒルドは寂しがりやの子どもだ。甘えてきた時はお姫様のようにあやしてあげるのが正解。

 

「はぅふぅっ、ちゅっ、んちゅっ♡ちゅっ……♡すき、すき、だいすきだよっ♡」

 

 劣情を抑えきれなくなったヒルドはゲームのプレイ音が静かになったのも気にせず、俺をベッドへと押し倒し、キスの雨を降らしてくる。何度も何度も唇が重なり、お互いの舌を啄み合う。心の底から嬉しそうにうっとりとした表情の彼女はこのまま、行き着く所まで行くつもりだろう。

 

 だが、後ろの二人がそれを許してくれるかどうかは不明だ。

 

「何をしているのですかヒルド(淫乱娘)

「さすがにそれはないですヒルド(発情娘)

 

 背後からの殺気に気付いたのかヒルドは一度、後ろを振り返り。

 

「ん? ん──……………………んぅっ♡ちゅっ、んちゅっ♡れろぉぁっ♡」

 

「「いや再開するな!!」」

 

 そのままディープキスを続行しようとしたが、頭の羽根を掴まれて引き剥がされてしまう淫乱ピンク。

 

「えぇ──、もう邪魔しないでくれるかなぁ? 恋愛偏差値がお子様レベルの二人はさ、あたし達のことを気にせず、座学(笑)に勤しんでていいよ。あたしとマスターは後ろで実技してるから」

 

「オルトリンデ、統率個体がこれから一騎減ることになりますがよろしいですね?」

 

「えぇ、そう言えば元々我々は二人姉妹だった気がします」

 

「へぇ、パートナーサーヴァントだとか、要介護幼馴染だとか、恥知らずなプレイに走った女にできるかな?」

 

「「貴女(あなた)に言われたくありません!」」

 

「そもそも今まで敵対していたのに相棒サーヴァントとかちょっと面の皮が厚すぎない?」「貴女こそ、オフェリアに色々と謝るべきプレイ内容だとお互いの思うのですが!」「もういっそ全員半身不随になってマスターに介護されれば、ハッピーエンド」などなど三者三様の主義主張がぶつかり合い槍を構えて臨戦態勢。

 じゃれ合いならともかくこんな狭い所でガチ戦闘されるのはちょっと勘弁して欲しい。

 

 いざ彼女達の争いを止めると決心した俺の行動は早かった。服を脱ぎ、生まれたままの姿をさらけ出して戦乙女の光槍よりも強靭な肉槍を披露した。

 

「はい、注目~」

 

『? ……な、何故全裸!?』

 

 股にグングニルをそそり立てて、仁王立ちしている俺の姿を見た三人は戦意が削がれたようだった。赤面し、手も震え、光槍を落としてしまうレベルで。

『白式官能』で止めることもできたけど、また気絶されるのもあれなのでこっちの方がいい。喧嘩を止める方法は横っ面から思わぬ刺激を浴びせるのが一番。

 服を脱ぐだけで争いを止める事が出来るとか、もしや自分は救世主あるいは聖人の素質があるかもしれない。

 ガンジーやキング牧師に次ぐ非暴力主義者となった俺はキメ顔である提案をする。全裸で。

 

「セクシュアリティに関する対立はやっぱりセクシュアリティで解決すべきだと思わない?」

 

「つまり我々の中で」

「一番マスターを満足させた者が」

「正しいってことだね!」

 

 意思疎通が取れてて結構。

 要するに言いたいことがあるなら戦場じゃなくてベッドで平和的に語りましょうや。

 

 …………自分から提案しておいてあれだけど、理解がちょっと早過ぎない? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまぁセックスで優劣を競うみたいな事を言ってはみたが、実はそんな気はサラサラなく、そもそも俺が女の子をベッドの上で格付けなんて事は死んでもする事はない。皆違って、皆いい、彼女達は誰もが世界に一つだけの花だもの。小さい花や大きい花、一つとして同じものなんてないもんね。

 

 単純に俺がこの方法を提案したのは複数プレイで床を共にした女の子達は例え普段いがみ合っていたとしても、その後は諍いの回数が激減する傾向があったから。

 つまりはまぁ、乱交セックスは(膣内)直りに非常に便利な手段なのである。

 

 俺を慕ってくれている彼女達も英霊であった以上、生前の因縁、禍根は当然として存在する。皆聞き分けの良い娘なので、問題になるレベルでそれを表に出す娘はほとんどいない。

 

 それでもゼロではなく、ここ(カルデア)で最たる例として出してしまえば、頼光さんと酒吞。

 最初の頃なんてのは殺し合い一歩手前になる事は何度もあり、その度に俺の角コキと乳スパンキングで場を治めるのだが、それ以降は何だかそのお仕置きに味を占めてわざと喧嘩を起こしているふしも見られる。

 

 それはそれで仲が良いのでは? と思えるが、ある一部の層からは喧嘩をすればマスターからのご褒美(お仕置き)を合法的に頂けるという噂が広まった事を聞き、これはカルデアの秩序的にもよろしくないと本格的にあの二人の対処に本腰を入れたワケだ。文字通り、()を。

 

 

 ──おっ♡おっ♡お゛っ♡かんにんっ♡かんにんやっ♡旦那はんぅぅっ♡二人っきりならいくらでもええからぁっ♡牛女の前でぇっ、こないな格好で犯さんといてぇぇっ♡

 

 ──えっ? 冗談ですよねマスター? こんな虫と接吻しながらなんてっ、んお゛ぉっ♡お尻ぃっ♡はやめぁぁっっお゛ほぉっっ♡しますぅっ、しますからぁぁっ♡んっ、んちゅっ、ちゅっ、ちゅむぅっ♡

 

 ──むぅっ!? んんぅっ、ちゅぅ、ちゅるぅっ♡ほんま、へたくそな口吸いやぁっ♡ああぁっ旦那はん、腰とめてぇなぁっ♡今動かれるとけったいな気分にぃっ、えっ口吸いは続けろって、もぉっ、鬼畜やわぁっ……なんでうちがこないなことを……あぁっもう胸の脂肪がうっとしいねん……ちゅむぅっ、れろぉぁっ♡

 

 ──んっ、んふぅっ、だ、まりなさいっ……♡はむぅっ、んちゅっ♡あぁっ、やだ、私、どうしてこんな、んむっ、ちゅ、ちゅっ、汚らわしいのに、なんで気持ち良くっ……んむぅ゛ぅ゛っ♡ち、くびが擦れてぇぇぁぁあっあぁぁあっ♡

 

 

 腰振ってチンコが固まり、雨降って地固まる。

 常に二人を重ねたままの状態で三日三晩犯し続けたら……まぁ、前みたくガチシリアスで殺し合う事は無くなった。もうお互い、これ以上ないぐらいの乱れっぷりと痴態を絡み合ったまま見せ付け合ったのだから、妙な連帯感というか親近感というか、自覚がない仲間意識が生まれてしまったのかもしれない。うん、やっぱり仲直りックスは万病に効く特効薬ですね。

 

 話を戻すと──。

 

 今の俺とワルキューレ達のようにお互い生まれたままの姿となって、裸の()き合いをしてしまえば、最終的には喧嘩の理由などどうでもよくなる。ベッドを共にした女の子達同士は仲良くなる法則。それがカルデアで俺が学んだかけがえのないもの、アヘ(ラブ)&ピース。

 

「うわぁ……マスターのリアルおちんちん」

「別に見るのは初めてではないでしょう」

「いえ、実物という意味ではこれが初めてです。言うなればテレビ越しでしか見れなかった推しのアイドルの握手会に来てしまった限界ファンの心境なのでしょうか……」

 

 手コキとアイドルの握手会を一緒にするのはどうかと思うよ? 

 

 ベッドに寝そべった俺の剛直を興味津々な様子で顔を近付ける3姉妹。オルトリンデが俗世にまみれてしまってるのは『HBチャンネル』内でのプレイ内容のせいだろう。もう神性とか無くなってない? でも頭の羽根はまだ全員あるんだよなぁ……。

 

「俺はマグロ状態で動かないつもりだから、今は全部、君達に任せるよ。シミュレーション世界で学んだ性技を是非実践してくれ」

 

 ゴクリと俺の言葉に彼女達の誰かがあるいは全員が唾を飲み込む音が聞こえた。

 なるほど、オルトリンデの言う通りシミュレーション世界では幾多も触り、扱き、舐め、吸い、挿れられた逸物ではあるが、現実という壁が彼女達を尻込みさせているのか。

 

 けれど、顔面偏差値の高い美女×3にこうして局部を囲まれているとまだ触れられていないというのに我が愚息はさらに膨張し始める。

 

「おぉ──」と興奮と恥ずかしさが入り混じった歓声をあげるワルキューレ達。ツンツンと指で突き、男根がピクピクとする度に「うわっ凄い動きましたよ」「生きてるねっ!」と年頃の女の子のように姦しく騒ぐ姿が何とも微笑ましい。あとは吐息がくすぐったい。まぁ、目の前にあるのはチンコなんですか。ていうか生きてて当たり前だわ。

 

 始まって早々、もうつい先程前まで槍を構い合っていた険悪な雰囲気は霧散していた。エロはやっぱり世界を平和にするんだなとしみじみと感慨に耽ていると、スルーズがワルキューレ達を代表するかのように意を決して動き出した。

 

「はぁむぅっ、ちゅっ、んむぅっ……ちゅ、ちゅぷぅっ……」

 

 口を大きく開き、赤く腫れた亀頭をパックリと咥えるとまるでおしゃぶりのように吸い付き始める。竿全体を口淫するようなディープストロークではなく、ひたすら男根の先端だけをその唇と舌で愛撫していた。

 

「れろぉぉぁっ……♡れあぁっ……♡」

 

 ならばと空いている陰茎部をヒルドが艶めかしく、舌を這わせ始める。舌の付け根までべっとりつけるようないやらしい舐め方。上下に、そして周回するように陰茎部全体に唾液をまぶしていく。時折、スルーズの唇と触れてしまうがお互いそれを気にする事は一切なく、ペニスへのご奉仕を続けていた。

 

「んむぅっ、あむぅっ♡んちゅ、んふっ、んちゅっ♡」

 

 では最後となったオルトリンデが手をいや、口を出したのは陰嚢。

 子種袋をキャンディのように口に含ませて、もにゅもにゅちゅぱちゅぱと転がしていく。彼女の小さい口の中で舌で陰嚢が遊ばれている、それはたくさん精子を作ってとおねだりしているようにも思えた。

 

 三者三様の口淫。だが、唯一共通している事が一つある。それは三姉妹の彼女達誰もが俺の顔から視線を逸らさないのだ。ちゃんと気持ち良くなってくれているだろうか? 自分達は間違った愛撫をしていないだろうか、上目遣いでこちらの表情を伺っているのだ。

 

 まったく、その不安気な様子さえも俺の中の雄を昂ぶらせてくれることは理解しているのだろうか? 

 見目麗しい美女達が自身のペニスを舐めている光景だけで男は簡単にどうにかなってしまうのは言うまでもない。

 

「あぁ、死ぬほど気持ち良いよ。油断していると簡単に出ちゃいそうだ」

 

 でも言葉に出すから意味があるものもある。

 彼女達を褒め讃えて、全員の頭を撫でるとキラキラと目に見えて分かるように表情は明るくなり、より一層口淫が激しくなった。手持ち無沙汰だった手は俺の太腿やら下腹部を性感を高めさせるかのようにフェザータッチで擦り出していた。くすぐったいその感覚も射精欲を促す極上のスパイスになる。

 

「はぁ、どうか我々に……んちゅ、んじゅっ、んぶっ♡じゅぶぶぅっ♡」

「いっぱいだしてぇ、れろぉっ♡れむぅっ、ちゅぅぅ、んじゅるぅぅっ♡」

「汚してくださいっ♡はむぅぅっ、じゅぶりゅぅぅぅっ、んんぅっ♡」

 

 スルーズは頭を細かく前後し、亀頭部分へのフェラチオの刺激をより激しくしていった。鈴口の割れ目に舌を這わせることも忘れない。

 ヒルドは舌先も駆使して、あらゆる角度から竿全体をくすぐり出す。スルーズの口の中から時折、露になるカリの部分も隙あらば、舐めるのを忘れない。

 オルトリンデは舌だけではなく、頬も使って玉袋を口内全てを駆使して愛撫を続けている。

 

 現実での性経験は初めてではあるが、シミュレーション世界で得た経験は決して無駄になっていないレベルの口淫。3人とも欲望のままに肉棒を貪っているようにも見えるが、互いが互いに邪魔にはなっていない。彼女達の真価はまさしく、単体ではなく、コンビネーションで発揮されるとベッドの上でも証明されてしまった。

 

 俺の男性器で彼女達の唾液でまぶされていない所が一つも無くなった時、サキュバス達の口技で膨張した男根は溜まりに溜めた欲望をようやく吐き出す事になった。

 

「きゃっ……!」

「わぁっ♡」

「あぁっ、すごぃっ♡」

 

 その出口を散々咥えていたスルーズは独り占めするつもりはなかったのだろう。射精の瞬間に口を放せば、暴れ馬の如き肉のホースから濃く濁ったドロドロの精液がワルキューレ達の顔を均等に汚していった。

 

 淫靡に口を開け、さらには目を細ませてうっとりしている顔に白い欲望がどんどん付着していく。

 彼女達はそれぞれ、口の周りについた精液を舐め取っていたが、舌が届かない部分があるとお互いの顔を見合わせると──。

 

「あぁ、まだ、ちゅ♡」

「こんなにいっぱい……んれぇぁっ♡」

「もったいないです、ね……じゅるぅっ♡」

 

 むせ返る性臭で蕩けてしまった彼女達は一切の抵抗も嫌悪感もなく、互いの顔を舐め合って精液を拭き取り始めた。

 

 ──ちゅむっ、ちゅ、んぁっ、はぁっ、もっと♡れむぅっ、じゅるぅっ、んちゅ、んむぅっ、れろぁっ♡んぁっ、はぁ、はぁっ♡んむぅっ、んじゅりゅっ♡んふぅっ♡あぁっ……♡ちゅ、ちゅむぅっ、んふぅっ♡んちゅりぅっ……ちゅ、んじゅぅっ♡

 

 やがてそれがお互いの舌が絡め合うディープキスとなっても意に介さず、3人の顔から白濁の汚れが亡くなるまで掃除は続き、漏れ出す甘い吐息と声と水音は混ざり合ってもう誰がどの音を出しているのか分からなくなる程だった。

 

 ワルキューレ達の顔からようやく精液が無くなり、代わりに唾液まみれになった時、彼女達は興奮した様子で俺に問いかけた。

 

『誰が一番気持ち良かった(ですか)?』

 

 

「うん、そうだね……」

 

 俺は彼女達の期待するような瞳に──こう答えるしかない。

 

「う──ん、フェラチオだけじゃ、まだ何とも言えないなぁ」

 

 この後に続く言葉は彼女達も大方予想はついてる筈。

 だが、俺からは言わない。彼女達側からその行動を引き出す。

 

「……たしかに、やはり女性の真価はここで問われるもの」

「うん、もう準備はバッチリだから……」

「えぇ、これは白黒ハッキリつけるために必要なことですから」

 

 期待した瞳で全員が自身の秘部へと指を這わせていた。姉妹そっくりな発情した顔。

 クチュクチュと肉と水を卑猥にかき混ぜるような音はもう目の前にいる戦乙女達が最初の目的を徐々に忘れかけている事を教えてくれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




『抜きゲーみたいな設定で世界を救わなきゃいけない貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?』
◇ジャンル:ノベルRPG ◇年齢対象:18歳以上

【あらすじ】
変態科のロードにして南極に設立され、いずれ今後の世界の展望を握るファクターになる施設の創設者となるマラスビリー・アナルスフィアは2004年の聖杯戦争において、ある真理を得た。

「我ら変態科を司るアナルスフィアは独自のアプローチで根源に至らなくてはならない」

彼は聖杯に願った莫大な富を。その富を使い、疑似子宮環境モデル・ウテルスを動かす為の燃料を。
南極に作られたその施設の名は『珍理継続保障機関ペニス・ウテルス』。

「古代から脈々と続く人類は一体、どうやって繁栄してきた? 我々魔術師はどうやって魔術刻印を受け継ぐ為に子孫を残してきた? 聖杯戦争において最も効率の良い魔力供給とは何か? 我々が先祖代々引き継いできた根源という名の到達点、そこへ手を伸ばす為の方法が」


――そうドスケベセックスだ


聖杯戦争から帰ってきたマラスビリーの瞳に一切の曇りは無かった。


「兄ぃ、やっぱこの組織ヤバいよ……」
オレンジ色の髪を一房束ねた妹を連れた主人公は大事な妹の貞操と自身の誇り高き童貞を襲いかかってくる英霊達から、性交を強要させるイカれた組織から守り切る事が出来るのか!?
名門一族の当主であり、今まで千人斬りを果たしたドスケベビッチだと恐れられているが、実はまだ一度も異性と手を握った事がない金髪天然ヒロイン。
その金髪ヒロインを異常なまでに慕い、男に奪われるぐらいなら、自分が――と画策するレズ臭がするポンコツ眼帯ヒロイン。
比喩表現無しで爆発するので文字通り地雷ヒロインでもあるが……実は未亡人という隠された秘密がある文学系ヒロイン。
主人公に懐き、一番常識的に見えるが、何故か常に主人公の下着の色を把握していたり、油断ならない眼鏡後輩系ヒロイン。
などなど個性豊かなヒロインも登場。

「俺がこのふざけた珍理を焼却させる――!!」

※この物語はフィクションであり、作中に出てくる人物・団体は実在の物と一切関係ありません。






エイプリルフールで書くつもりだったネタをここで消化。
前編の1.5倍ぐらいある本番回の後編は近日公開します。もう1~2ヶ月とか間開けないから(多分)。


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※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。