※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

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ハワイ島でバカンス&同人イベ楽し過ぎてヤバい。やっぱりたくさんのサーヴァントがワイワイしているイベントは正義ですね。ろこもこ、ろこもこ。

水着邪ンヌが可愛すぎてアソコがデュヘインしそう。中二病っぽくなってるけど、どこかまだ爪が甘い所とか萌え殺す気か。黒ネコがニャンと鳴くって、鳴くって、お前を鳴かせたいわ。何だよ、ベッドで寝ている時に可愛らしい悪戯とか、お前等、絶対ループの中で何発かヤッてんだろ、オォン!? あんな笑顔見せられたら、もうネタ集めで実体験R18パーリナイするしかなじゃないか! お前が!薄い本!になるんだよ!!

そもそも邪ンヌも含めて、今回の水着鯖は皆、アソコに悪い。思わず英霊諭吉7枚勝負するぐらいには本気を出してしまったよ。

XXのおっぱいが大きくなってね、聖槍の影響だろうけど、マスターの事を『マスター君』呼びして、年上OL属性になってるとか素晴らしいなおい。どうしよう、当作品でヒロインXとは別キャラとすべきか悩み中……。キャラ分け出来そうだしね。くたびれたOLで専業主夫の旦那様に癒されプレイとかマタ・ハリやペンテシレイアと仲良く出来ると思うんだよね。後、ヒロインXXの最終再臨は最高だぞ。今年No.1の最終再臨だ。フォーリナー!

褐色ペレBBも良かった。アソコがCCCされてしまうぐらいには。第一再臨の黄色パーカー&トップレスおっぱいぷるんぷるぅんも白濁が似合いそうな褐色のイケイケギャル風味もいつもの肌白BBの印象があるからこそのギャップが映えてね、いやー素晴らしい素晴らしい。思わずBB$札を谷間に入れたくなるぐらいには。ありがとう、ありがとう。あんな開放的な常夏の島で同人&終わらないループとかエロネタには持って来いの公式供給、本当にありがとう。取りあえず、BBちゃん、お礼にウチのグダ男君と白触手ファックプレイに勤しんでもいいぞ。そっちも触手使うからいいよね?(支離滅裂)。

新礼装の褐色立香ちゃんもエチエチ過ぎる……。染まっちゃったんだ、隣にいるイケイケ薄い本の寝取りウェイ系と化した日焼けグダ男君に染められてしまったんだ……おっぱいも大きくなってるし……。

ともかく溢れるパトスが弾けるぐらいには神イベだったよ2018水着イベ!この回も書きたいけど、先に一部のメイン回で書きたい鯖もいるし、剣豪編も書きたいし、二部二章も書きたいから筆が追い付かないの! 誰か5億円頂戴! そしたら仕事辞めて、執筆に専念するから!!

















頭の悪そうな前書きは無視して大丈夫です。本編には関係ありません。アポ編続きです(賢者モード)。




ビーストウォーズ⑦(Fate Apocrypha編)

 《ルーラー:ジャンヌ・ダルクと白のルーラーの別れ際のやり取り》

 

『白のビーストの所までは連れていってはもらえないのですね……』

 

『えぇ、彼が勝手に接触する分には私達は止められませんが。私から案内する事はありません。もし、彼の真意を聞きたいというのなら、両陣営と同じようにこの城を登っていく事をオススメします』

 

『一つだけ、答えて下さい。彼は……白のビーストはこの世界を滅ぼすつもりはないのですね』

 

『ありません。神に誓って』

 

『わかりました……。世界は変われども、同じジャンヌ・ダルクの言葉です。信じましょう』

 

『あ、それはそれとして、せっかくですし、先程、私が話したカルデア国物語の漫画もどうぞ持っていて下さい!異なる世界での布教もまたオツなものです。さぁ、さぁ、さぁ!持ちづらいというのなら袋にでも入れておきますから!』

 

『ちょ、ちょっと急にそんなにたくさん押し付けないで下さい!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 白のビーストが根城にしている三白城で若干ピンク脳になったもう一人の自分との邂逅したルーラー、ジャンヌ・ダルク。JKプレイに夢中になりつつある白のルーラーから胃を痛めながら、白のビーストなる男の話を聞く。

 

 この世界の外。似ているようで別の世界――。そこで魔術王によって行われた大偉業、人理焼却。それを修復する為に立ち上がった人理継続保障機関フィニス・カルデア。

 

 そのカルデアにて唯一・最後のマスター。数多のサーヴァント達と歩み続けた少年。

 

 何度も何度も続く、世界の危機、崩壊しかける人理、奪われる平穏。

 

 戦い続けた少年。異形なる英霊と交わり続けた少年は人の道を外れ、羽化する。

 

 共にあり続ける為の『親愛』の人類悪。カルデアから始まった人理修復の旅によって作り上げられた存在せざる獣。ビースト0。デアー。

 最後は愛すべき者達と星から飛び立ち、遠い宙の果てへと消えていった筈の彼が何の因果かこうして、聖杯大戦の地に降臨した。

 

 

 三白城を後にしたジャンヌ・ダルクは黒の陣営の本拠地。ミレニア城塞へと足を踏み入れた。

 異常事態も異常事態。お互いの情報を共有する為にヴラド、ケイローンは聖女を迎え入れた。ダーニックは絶賛失神中。いきなり飛び出したライダー主従に胃を痛めているフィオレを加えて、4人が集まる。

 

 

「成程、つまりかの白の獣は我々が生きる世界ではない、外宇宙からやってきた降臨者だと」

 

「しかし、アーチャー。にわかには信じ難い話です。魔術王による人理焼却。フィニス・カルデアなる組織も聞いた事がありません。しかも、英霊を一騎ではなく、複数、いえ、軍に匹敵する程の数を使役するマスター。聖杯を使わず、任意のサーヴァントを受肉させる特異体質、そんな事があり得るのでしょうか?」

 

 受肉させる手段がセェェックスッッ!!という事はジャンヌは当然ぼかした。聖女だって空気ぐらいは読む。

 

 聖女から白のビーストの成り立ち、その詳細を語られた彼等の反応は三者三様だった。フィオレは若干懐疑的。いくら高ランクの『カリスマ』と『聖人』スキルを持つジャンヌの言葉でも全てをいきなり信じるには突拍子も無さ過ぎた。

 

 そんなマスターに対して、生徒に諭すような言い方でケイローンは言葉を返す。

 

「そもそも外の世界からの来訪者ですからあまり我々の常識を当て嵌めない方がよいのかと。現に黒の陣営は大聖杯もホムンクルス達もあっさり奪われている現状ですから」

 

 ケイローンはあっさりと白のビーストなる男の成り立ちを受け入れる。それは神々に翻弄される勇者達が当たり前として存在したギリシャ世界を生きた賢者故の見識か。

 話を聞いた上で人類悪の素質があった少年は本来は開花する筈のなかったそれをカルデアとの人理修復事業によって目覚めさせたのだろう。それが幸か不幸かは置いておいて。

 

「どうあれ、全ての物事には必ず理由があります。白のビーストが我々の世界に、聖杯大戦に乱入した原因となる発端が。彼に直接会ってその真意を知る事こそが今回の事件を解決する要因、ひいては我々が正常に聖杯大戦を再開出来るきっかけになるかと」

 

「倒すのではなく?」

 

「この際ですから、隠さずに伝えましょう。彼を本当に人類悪だと仮定して、マスター、ランサー……私はあの白のビーストを倒すのは不可能だと考えています」

 

「そんな!」

 

「それは戦わずして、恭順しろと?ワラキア公国の王である余によりにもよってこの地で頭を垂れろと。そう言うのか、アーチャーよ」

 

 ヴラド公の眼が細まり、その眼から決して仲間に向けるものではない殺意の圧力がケイローンに向けられた。もしこれ以上戯言を並べるのならば、串刺しにすると語っているようだった。自身に向けていられないとはいえ、サーヴァントの本気の殺気を目の当たりにしてフィオレは小さく悲鳴を漏らし、気絶しかける。

 

「いえ、我々は本気で挑み、あの城の攻略を目指すべきです。ですが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。彼は本気で我々を滅ぼすつもりはありません。彼が真っ当な人類悪だとしたら、そもそもここまで回りくどくかつ悠長にしている筈が無いのですから」

 

 簡単に城内に侵入し、数百にも及ぶホムンクルス達を強奪出来る能力。本来ならばその能力でマスターを全員殺害されてしまえば、もはや勝負にすらならない。ただでさえ、サーヴァントとビーストという絶対的なスペックの差もあるのに。

 

 にも関わらず、黒赤陣営が攻め込むのを待っているのは人類を滅ぼす事が目的でも、聖杯が目的でもないという事。では何が目的か?それを知る為にもケイローンは赤黒との同盟で突入する事については反対しなかった。

 

「彼を滅すべき悪として断定し、突き進んでしまえば大切な何かを見失う事になります。ランサー、打倒や殺害を目的ではなく、わかり合う事を目的として戦う事もこの世にあるのだと、どうか知って欲しい」

 

「大層なご高説だ。分からぬよ……。人々の為に戦っておきながら、結局は拒絶され、それでもなお、何も恨まず、妬まず、憎む事のない獣の心など」

 

 相手を知るという論理的とは言いづらい説得ではあったが、極めて誠実なケイローンの返答にウラド公の殺気は萎んだ。不快だと大きく溜息を吐くと、席を立った。

 

「どちらへ」

 

「寝る。どちらにせよ、あの城に攻め込む事に変わりないというのなら、後の話は貴様達で進めておけ」

 

 部屋から出たヴラド公を見送り、残される3人。フィオレは解放されたかのように大きく肩の力を抜いた。

 

「あの大丈夫ですか、アーチャー?ランサー、物凄く不機嫌そうでしたけど……」

 

「いえ、あれでも私の考えに対しては一定の理解を得てくれていると思いますよ。ただ、人の為に戦っておきながら、結局、世界を滅ぼす危険物として拒絶されてしまった白のビーストに何かを重ねてしまったのかもしれませんがね」

 

 白のビースト本人なら、見ず知らずの人の為に戦ったわけじゃないと否定しそうだが、結果的にはその行為は世界を救う行為だったのだろう。国を救う為の行いが串刺し公という不名誉の烙印を押されてしまったヴラド公がそこに何を思ったかは本人しかあずかり知らぬ事だが、ケイローンも個人の事情にそこまで深く踏み込むつもりはない。

 

「あっ!もしかして、セレニケとライダーがあの城に向かったのも先んじて白のビーストを知ろうという思惑が……」

 

「それはないです」

 

「うぅ、ぽんぽんいたい……」

 

 彼等の話し合いを見守っていたルーラーは考える。宣戦布告していた白のビーストの姿を。直接ではないとはいえ、彼からは人類に対する敵愾心というのは一切感じなかった。やっている事は人類悪の名にふさわしくはた迷惑極まりないものだが……それでも彼は何も恨んではいないのだろう。

 

(愛する者が傍にいるから満たされているというのでしょうか……)

 

 幸せそうに頬を染めるもう一人の自分……白のルーラーと白のビーストのそういった光景を想像してしまい、上がってしまった顔の温度を下げるように首を横に振る。

 

「ルーラーから白のビーストの情報を聞けたのは僥倖でした。欲を言えば、資料のような形であればなお良しだったのですが……」

 

「そういえば……」

 

 ケイローンの言葉から三白城を去る際に押し付けられた本達を袋から取り出したジャンヌ・ダルク。童話作家の手によって全年齢版向け、健全コミックとして彼の半生を綴った『カルデア国物語』をテーブルの上に何冊も積み重ねていく。

 

「この書物は?」

 

「カウレスの部屋で良く見た事があります。絵本の文字を多くした娯楽本。確かコミックなる書物……ですが、ルーラー、これは一体?」

 

「白のルーラーに押し付けられたのですよ。私達が知る必要がある『彼』の物語がそこに記されていると。まぁ、内容自体は私が先程話した事とそこまで大差は無いですが……」

 

 もしかして、自分が黒の陣営に行く事も見透かされていたのだろうか。あの脳内桃色性女の手の平の上にいるのは癪だったが、ここで隠す理由も無いのでジャンヌ・ダルクはパラパラとページを捲る二人を見守っていたのだが。

 

 いたのだが――。何やら様子がおかしい。顔から湯気が出るぐらいに真っ赤にしているフィオレと興味深そうにふんふんと頷いているケイローン。

 

「はうにゃぁっ!?ふぇ、えぇぇ……血は繋がってはいないとはいえ、姉弟でそれは駄目でしょう!あっ、あっ、あっ、そ、そんな4人でだなんて……!」

 

「ほうほう、品行方正だが、どこか猪突猛進で人の話を一切聞かない長女に、素行不良と思いきや、一番常識力があり、何かと弟を慮る次女、そして外見的には妹にしか思えないのに何かと姉ぶろうとする三女。そんな3人の義姉と日常で絆を深めながらの濡れ場……。丁寧でいながら、テンポの良い物語展開。90点を上げましょう。近親相姦?大丈夫です、ギリシャでは日常茶飯事です」

 

 おかしい、その反応はおかしい。何故、アーチャーのマスターはそんな見ちゃ駄目だけど、興味が無いわけじゃない的な反応で手の平で顔を隠しつつも、指の隙間からチラチラと中身を伺っているのか。

 

「ちょっと失礼します!」

 

 嫌な予感がしたジャンヌは二人が釘付けになっていた本を奪い取り、その中身を確認する。

 大丈夫、『カルデア国物語』の中身は私も確認した。思わず、読み耽てしまう程には面白かったけど、そんな不健全な内容は無かった。王道物の冒険記譚だった筈だと自身に言い聞かせて、表紙を確認した聖女。

 

 そこには金髪ポニーテールに眼鏡をかけた自身の姿(白のルーラー)と自分とそっくりの顔をした学生服を着崩した不良のような少女に、白いフワフワのワンピースを着た、またまた自分の面影がある幼女の3人に『聖女×聖女×聖女 ~三姉妹とのドキドキ共同生活~』と書かれたタイトル。

 

 原作:ジャンヌ・ダルク。作画:ジャンヌ・ダルク・オルタ。アシスタント:ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。

 

「な、な、な、なぁっ!?」

 

 当然、内容は一人の少年と三姉妹による性感看破(隠語)で性人(隠語)な物語。

 

 ――あっ、ごめんなさい。間違って関係ないのも入れてしまいました、てへっ。ま、サービスという事で主もお許しになるでしょう。

 

 ペロリと舌を出している白のルーラーの姿を幻視した。

 

「あ・の・女・はああああああっ!」

 

 持っている本を今すぐ破り捨てたい気持ちに駆られたが、無駄に高い物語構成と作画クオリティがそれを許してくれなかった。御禁制極まりないのに面白いのが腹が立つ。

 

『聖女様、聖女様……ページを捲るのが早いです……もそっとゆっくり……』

 

「レティシア!?」

 

「えっと、その……えっちなのは良くないと思います!」

 

「あぁ、違います!これを見せたかったわけではなくて、そんな眼で私を見ないで下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで淫本に二人の純朴な少女達が魅入られてしまいかけている中、淫獣に魅入られてしまったシロ君はというと……。

 

「うん!バッチリだわ!ありがとう、CEOのお姉さん!リクエスト通りのドレスを持ってきて下さって!」

 

「問題無い。それに今はもうプライベートだから、いつも通りペンテシレイアで構わないぞ」

 

 三白城にてアビーが寝泊まりしている部屋。比較的広く、いくつもの衣服が床に散乱している中、立ち鏡の前でシロは困惑しながらも、変身した自身の姿に釘付けになっていた。

 

 腰まであった薄茶色のキューティクルは白薔薇のついたリボンで一つに結られて、白いドレスの丈は膝まであり、太もものみならず、鎖骨と二の腕もバッチリと露出している。それは普段、ボーイッシュな格好をして性差を感じさせない彼を完全に女性寄りへとドレスアップさせていた。

 

 ちなみに白薔薇の花言葉は「尊敬」「純潔」「無邪気」「恋の吐息」

 

 白のソックスとスカートの丈にある彼の太腿、瑞々しい純白の肌。愛すべき者以外、触れる事を許されない絶対領域をチラチラと気にしているシロ君を見て、誰が生えていると想像出来るか、いやこんな可愛い子が生えているからよりグッドなのかもしれない。

 

「これが……おれ?」

 

「うむ、生まれて間もない子供がおめかしをし、感情を揺さぶられている光景……大変結構。姿ではない、ホムンクルス達もまだ精神的に育ちきっていないのなら、彼等もまた庇護すべき子供達であろう……」

 

「むぅ、下がすーすーする」

 

「おぉう。頬を赤らめ、ぎゅっとスカートの裾を掴むその仕草。萌えの神髄をクリティカルに捉えているね……マーちゃん関連でトチ狂わなければ普通に可愛い男の子(女の子)なのになぁ……」

 

 アビゲイル、ペンテシレイア、アタランテ、刑部姫、ジャンヌ・ダルク、哪吒。

 白のビースト、白のセイバー、白のライダーを除く、白の陣営達がアビゲイルの女の子らしい部屋に集結していた。シロのドレスを調達してきたアマゾネスCEOを除いて、他の白の従者達は姦しく、シロのデートの為の服選びに精を出していた。

 

「ふぁっきんキュートよ、シロ!後はそれで、間違ってお酒を飲んで、胸元をちょっと開きながら、『兄様、体があつい……つらい……たすけて……』ってベッドにお誘いすれば、いあ(隠語)!いあ(隠語)!よ!!」

 

「無垢なる少年を更なる深淵に引き摺り込もうとするアビィちゃん……これはセイレムの魔女ですわ」

 

 しらーと今回はもう事の顛末を傍観する方向にシフトした刑部姫。ロリ化しているアタランテは「悪女ロリ……それもありだ」とうんうん頷いている。

 

「だが、こういう事に疎い俺でもわかるぞ……。さすがに男がこんな格好するのは正しくないと……」

 

 散々、マスターを三つ指を立てて、エプロン姿でお出迎えした君が言える事なのだろうかと刑部姫は野暮な事は言わなかった。きっとシロ君も自我と複雑な思春期が目覚めつつある微妙なお年頃なのだろう。彼にだけしか分からない微妙な乙女心があるのかもしれない。

 

「性別?年の差?種族の差?血の繋がり?ノープロブレムです!愛があれば、皆、家族ですから!!シロ君、ポニーテールは大正義ですよ!!せっかくなのでこちらの眼鏡もかけてみませんか?」

 

『私が姉なるもの』とデカデカ書かれた旗を片手に今度は白のセーラー服かつイッてしまった眼で大興奮しているジャンヌ・ダルク。

 

「あれでルーラー名乗っているのが姫的にはとっても頭が痛い」

 

「ルーラーとはこの世で最も我が儘なクラスの事では?私がルールだ。的な」

 

 ペンテシレイアの頭の中にはグラップラー・マルタが想像されていた。まぁ、ホームズしかり、天草しかり、ルーラークラスって調停者の癖にゴーイングマイウェイを行く者が多過ぎるのもまた事実。ジャンヌは白の淫獣に蕩かされ、若干それが桃色方向に寄ってしまっただけ。もうアストルフォの事、とやかく言えないと思うのですが。

 

「ぽにてに眼鏡 疑問」

 

「ルルハワ島での姉ムーブがまた再燃したらしいぞ。まぁ、魔法少女化した自身に先を越されて、色んな意味で焦っている哀れな聖女の成れの果てだ、笑ってやれ」

 

 

「マスターを兄様と慕うのなら、私にとっても弟です。さぁ、さぁ、さぁ、想像するのです、シロ君。兄に褒められそのドレスを一枚、一枚、剥かれながら、愛を囁かれて身も心も全て彼に預ける甘美なる未来予想図を!心が女の子になってしまった弟を色んな意味で手解きする兄!美しきかな兄弟愛!」

 

「兄様……駄目だ、俺は、私は……あ、あぁ……ぁっ!」

 

「いけない子だわ、いけない子だわ。ドレスの下には薔薇の刺繍が施されたレースのスケスケ下着。女の子の体になっても、男の子の体になっても大丈夫のようにちゃんと大事な所には穴を開けてあるわ。あぁ、シロのいけない所が座長さんに食べられてしまうの……それとも食べてしまうの?」

 

 悪魔みたいな聖女と邪神みたいな幼女にどんどん仕込まれていくシロ君。刑部姫の部屋で読み漁った薄い本あるいはセレニケとアストルフォが犯されていたあの光景を想像していたのか、身をよじらせ、悶えるシロ。

 

「今度の新刊のネタは決まったか、刑部姫(お得意さん)。エナドリならいつでも配送してやるぞ」

 

「あぁ――うん。シーちゃんとガレっちに相談してからね。もう姫は二次元に逃げま――す。ツッコミ疲れたし、マーちゃんならうまくやるでしょ、多分」

 

 自分の眼の届かない所でおっ始めてくれるのなら、干渉するつもりは無い。ラーマ、アストルフォ、デオン、哪吒、カッツもホイホイ喰ったマスターなら、まぁ、色んな意味で上手くヤるだろうと放置の方向で行く事にした。ただし、次の新刊のネタにはする。

 

「しかし 命を得た幼子 シロよ おまえには選択の道がある」

 

 まだまだありますよーとジャンヌとアビィによって着せ替え人形となっていたシロに哪吒が真剣な面持ちで語りかけた。

 

「選択?」

 

「男の体 女の体 両方で(マスター)と交わってから選択すべき どちらの状態で(マスター)の隣にいたいのか。お前はまだ 子供 体ではなく精神が 無垢也 純粋也 何色にも染まる可能性」

 

「どちらの体か――」

 

「故に両性経験 どちらが良いか しっかり吟味すべき」

 

 中壇元帥・哪吒太子。召喚されるまでは男の精神性だった筈だが、その出自と製作者の哪吒に対する性別の無頓着さ故、彼女はカルデアで体は女性の状態で召喚された。そのせいでマスターと一悶着あったのだが、それはまた別の話。一つ言える事は精神は体に引っ張られる。こと快楽においては。

 

「汝が言うと説得力があるな、色んな意味で」

 

喧噪(うるさい)

 

 かつて童子のように二つに束ねていた髪は解かれ、艶のある栗色の髪は女性らしく腰までの長さに伸びていた。膨らんでいる胸と尻、見るだけ母性を感じるまでに成長した白のランサー、哪吒はその姿に相応しい振る舞いでシロの頭を撫で、諭す。

 

「『どう在りたいか』 此、最重要事項。恐怖 必要皆無 どちらの体だろうとも (マスター)なら優しくする」

 

 女の体でマスターとの子供を授かり、子供に優しくあろうとする善神ではなく、一人の母として子どもを導く哪吒の姿がそこにはあった。

 

白のランサーだけではない。

 

白のビーストには聖杯と命を、白のアサシンには薄い本によって性知識を、白のバーサーカーからはドレスを与えれ……白のキャスターには誑かし方を、白のルーラーからは愛情の示し方を教わっている少年(少女)は確実に染まっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『違いますから!違いますからね!決して、貴方達にあんな本を見せたかったわけじゃないですから!性女とかじゃないですから!ちーがーいーまーすーかーらー!』

 

 健全版の『カルデア国物語』は置いて、不健全な方は責任を持って回収したジャンヌ・ダルクはドップラー効果たっぷりの弁明を叫びながら黒の陣営の本拠地を後にした。

 

 その姿を何とも言えない顔で見送ったフィオレとケイローン。

 フィオレの頬の熱は未だ冷めない。そういう事は知識と知っていようともまさか、ああいう形で閲覧する事になるとは夢にも思っていなかったから。げに恐ろしきは英霊の表現力。繰り返されるハワイでのコミケで淫宴に耽ながら執筆し続けたジャンヌ3姉妹の書物は漫画といえども、未通の女性(フィオレ)に大きな性の衝撃を残していった。

 

「アーチャーは落ち着いていますね……」

 

「そうですね。媒体は何であれ、白のビーストの情報となる書物が残されたのは僥倖です。それが敵方からお膳立てされたものとしても……。今回の戦においては必要最低限相手の思惑には乗る必要があると思います。それにこっちはギリシャですから、あれぐらいで照れるような可愛い精神性はとうに卒業しましたよ、マスター」

 

「ギリシャ……便利な言葉ですね」

 

 創作の中の物語とはいえ、自分とそこまで年に違いのない男の子がああもベッドの上で複数の女性を責め込んでいる絵は温室育ちのお嬢様の頭の中に未だ繰り返されている。おのれ、ジャンヌ・ダルク。

 

(予想するにあの物語の主人公が人間だった頃の白のビースト……。いえ、あれはフィクション上の話で……あぁ、けどもしかして、今もあの城の中で似たような事を……いけません、駄目よフィオレ。余計な事を考えては……今は目の前の事に集中、集中、あんな破廉恥極まりない事は許しては……)

 

 ダーニックが使い物にならない以上、現状においてユグドレミア一族のトップとなるのはフィオレ。その責任と重圧がか細い肩に押しかかるだろう。そんな中、人生初めての薄い本で悶々としていたフィオレに影が差す。頭上からバサバサと大きい羽根が羽ばたく音が聞こえた。

 

「あら?何、一丁前に雌の顔をしているのかしら、フィオレ」

 

「そんな顔してません!ってセレニケ!?」

 

 胃痛の要因その2。『三白城』へ向かったとの知らせを受けていたセレニケが何食わぬ顔でヒポグリフから降りて来ていた。後ろにいるアストルフォがバツの悪そうな顔をしている。

 

「一体、どうゆう事ですか!?無断で敵地に突撃するなんて!」

 

「戻ってきたからいいじゃない。そう喚かないでよ」

 

「ライダー?」

 

「あぁ、うん。何というかな、あれだよ、白のビーストを見てしまった事でマスターの黒魔術的なリビドーが刺激されちゃったって事にしておいて……ボクだってまさか令呪を使われるとは思っていなかったんだから。なんでこうなったのかボクが聞きたいぐらい」

 

「『親愛』の理を持つ獣の在り方が黒魔術使いである彼女の心底を魅了した……?しかし、こちらに帰す理由が無い……。いや、やはりあちらは敵対が目的ではない……?」

 

 恐らくまともな返答が期待出来ないセレニケをスルーしてケイローンはアストルフォの方へと事情を尋ね、真剣に考察する。

 ただ、アストルフォとしてもセレニケが白のビーストに一目惚れしてアソコがブレイクしそうになったので城に突撃しました。マスターは抱かれました。ついでに自分は白触手にほへー!されましたと馬鹿正直に言うべきか悩み所ではあったが。

 

「大丈夫よ。もうサーヴァントを連れて突撃なんてしないわ。さっさと城に戻りましょう」

 

「……わかりました。ただし、事情はちゃんと説明してもらいますからね」

 

「事情ねぇ……。お子ちゃまの貴女に説明してもわかるかしら?大人の世界を……」

 

「お、大人の世界ぃ!?一体、あの城でナニしてたんですか……!?」

 

 フィオレの頭の中でまたあの聖女が書いた薄い本の内容がフラッシュバックされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな!?城に戻れと!?私を捨てると言うのですか!あれ程の悦びを与えておきながら!!」

 

 セレニケがミレニア城塞に帰ってくる数十分前……。三白城の最上階、先程まで一人の女と性別アストルフォが存分に蕩かされていた部屋で服を纏わないまま彼女は白のビーストに縋りついていた。

 

「人聞きの悪い事を言わないで欲しいな。ちゃんと手を出した娘に関しては最後まで面倒を見るよ。ただ、一つ仕事を頼みたくてさ」

 

「あぅ、んぁ、ひゃ、ひゃい」

 

 唇をプニプニと弄べば、悲痛な顔は消え、すぐに蕩けた顔になる。セレニケの顔にはまるで甘い言葉でヒモ男に騙されて財布から喜んで札を差し出す女の表情が浮かんでいた。

 

「黒の陣営、赤の陣営、マスター、サーヴァント限らず、この聖杯大戦に参加している者達に俺は出来る限り接点を持ちたい。けど、ちょっとアヴィ先生とロシェ君の事でちょっとね、俺が積極的に動くのはよろしくないなーってちょっと反省したんだ」

 

 ミレニア城塞にて黒のキャスター主従と人形の型製でアンリミデッド・フィギュア・フィーバーした事を彼なりに少し反省しているようだった。結果的にそれはロシェがゴーレムの炉心となる未来を避け、この世界のアヴィケブロンが新たな(オタク)道を見つけた結果となったが。

 

 失神したダーニックを見て、外の世界からの訪問者たる自分は魔術師に与える刺激が少々強すぎると彼は思い立った。こうして、股を濡らしながら突貫してくる女まで出て来てしまった以上、あまり表舞台には出てこない方がいいのかもしれないと。セレニケに関しては割と特殊なケース過ぎるが。

 

「参加者の事を知りたい?それはどういう思惑があってなのかな?」

 

 触手レイプから解放され、肌の艶が良くなってしまったアストルフォは白のビーストの玉座の背もたれから彼に問いを投げかける。さすがにもう攻撃を行おうとは思っていない理性が蒸発しているとはいえ、学習能力ぐらいはある。ほへー!の焼き直しはごめんなのだ。

 

「今は答えられない。ホームズ風に言えば、『今はまだ語るべき時ではない』っていうやつかな。だから黒の陣営のマスターであるセレニケにそれとなく両陣営の事を探って俺に教えて欲しいんだ。まぁ、サーヴァント達は何もしなくてもこっちに向かってくるから、まずはマスター優先かな?無理のない範囲でいいからさ」

 

「ふ――ん、無事に帰して欲しければってやつ?悪いけど、ボク達がそれに素直に従うとでも」

 

「頑張ってくれたら、今度はもっと凄い事してあげるよ」

 

「令呪をもって命ずる『ライダー、黒の陣営に戻ってきた私の目的に関して黙秘する事』」

 

「この(アマ)ァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういう理由で白のビーストから仕事を与えられた瞬間に流れるような動作で着替えたセレニケはアストルフォと共に三白城を後にして、ミレニア城塞へと戻ってきた。

 

 令呪で縛られている以上、アストルフォは余計な口を挟む事は出来ない。ただまぁ、白のビーストはあくまでやろうと思えば、自分でも出来る事をセレニケにお願いしているだけ。

 

 ただ単にマスター達の事を教えて欲しいというだけの理由なら、案外そこまで危険視する必要も無いのかなーっとアストルフォは考えていた。

 

 そんな悩みを他所に城へと戻るセレニケの瞳には魔術師でありながら、足が不自由であり車椅子を使用しているどこか庇護欲を駆られそうな可憐な少女の背中を捉えていた。

 

(大丈夫ですよ、白のビースト様……。私はただ与えられた指示をこなすだけのつまらない人間ではありません。期待をかけられたのなら、120%の結果を出しましょう)

 

 ペロリと舌を出し、獰猛かつSな性根が見え隠れする。

 

(魔術師としての潜在能力はあのダーニックをも上回り、ユグドレミア一族でも随一。けれど、どこか魔術師としての非情さにはなり切れない面もあり……魔術礼装を駆使する彼女は下半身のハンデも感じさせない程の戦闘力も有している)

 

 白のビーストのミスは仕事を任せた人選。

 

(あぁ、こんな清廉かつ気高くあろうとするお嬢様から礼装も車椅子も取り上げて、何も出来ない状態で白のビースト様の前に差し出したら……?お好みかしら、こういうタイプの女も。ふふ、悦んでいただけるかしら……お褒めの言葉を頂けるかしら……ふふ、フフフフフフ)

 

 

 白のビーストからの期待に大いに応えようとしたやる気が空回りし、曲解して捉えてしまったセレニケは一体何をしだすのか。多分、近い未来、白のビーストはこう言うだろう。

 

『いや、違う。そういう事じゃない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《赤黒陣営が三白城に攻め込むまで残り14時間》

 

 

 

 

 

 




「さってと彼等が攻め込んでくるまではしばらく、大人しくしてるかなー……ん?」

セレニケとアストルフォがこの城を去ってから、背中をぐぅーっと伸ばした白のビーストは虚空に開いた名状しがたい穴から手紙がポソッと落ちて来た事に気付く。

恐らくアビーの仕業だろうと予測して、その手紙の中身を確認した。


『拝啓 兄様へ。
お忙しいところ、このような手紙とお誘いをする事を大変心苦しく思っています。
時間の都合が合えばでいいので、本日の午前、10時ごろ、シギショアラの旧市街地北部の白亜の教会前に来て頂けると助かります。兄様と外の街を一緒に歩きたいという弟、あるいは妹のような者からのお願いです。返事の必要はありません。私は待ち合わせ場所で待っていますので、来れなかったとしてもどうか気に病まないで下さい。 
敬具』

随分と堅苦しいお手紙だなと白のビーストは笑う。彼の選択肢は決まっている自分を慕ってくれる者、自分が愛している者のデートの誘いは絶対に断る事は無い。時間が足りないなら、物理的に作ればいい、体が足りないなら増やせばいい。ただそれだけの事。

「最初はただ、本能的に君を助けた。俺も気付いてなかった。けど、もしかして、()がそうだったのかな?」













『聖女×聖女×聖女 ~三姉妹とのドキドキ共同生活~』

原作:ジャンヌ・ダルク。
作画:ジャンヌ・ダルク・オルタ。
アシスタント:ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。
「お前も家族だ」
聞き分けの無い妹達は聖女パンチ、時々イルカファンネルで黙らせる若干、サイコパスの気がある長女を始めとしたドキドキイチャラブエロコメディ。
キラウエア火山の大噴火によって家を失ったある少年は両親の縁で3姉妹の家に預かられる事になる(エロ系物語特有のいつもの)。一つ屋根の下、3姉妹と義弟……何も起きない筈も無く――。
『カルデア寝物語』に触発された聖女様がルルワハ島のコミケにおいて、邪ンヌとジャンヌ・リリィを巻き込んで「本を作りましょう……! サークル名はファイアー・バスターズで!」と自虐っぽいサークル活動としてループする執筆活動の中、突如として現れた謎のサークル『神風魔法少女サイト』に勝つ為に「やっぱり肉体取材が一番糧になります! というわけでマスター、いえ弟君! 私達に力とアソコを貸して下さい!」と1ループを使うという大暴挙。3姉妹共々、体を張ったネタ収集によってあまりにも生々しい同人が完成した。精神を強く持たないと桃色聖女の電波にあてられる。ダイスどうぞ。







《白の陣営》
白のマスター:白のビースト
白のセイバー:セイバーリリィ
白のアーチャー:アタランテ
白のランサー:哪吒
白のライダー:――――
白のキャスター:アビゲイル・ウィリアムズ
白のアサシン:刑部姫
白のバーサーカー:ペンテシレイア
白のルーラー:ジャンヌ・ダルク



黒のサーヴァント:残り6人(ライダー主従、一応復活。ただし戦力として数えるべきか不明。特にマスター面で不安大)
赤のサーヴァント:残り5人










イイ所で一回、一部のメイン回に戻ります。














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