※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

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マタハリの絆礼装の詳細バレ一応ご注意です




今回はやや砂糖多めでお送りします



甘情物語(マタ・ハリ)

いつかの話、真夏のリゾートサバイバルという名の開拓をせっせと行った夏休み

その時、ある島で進化を遂げたうりぼう達がふざけた科学力で作り出した『願望実現装置』

それに目をつけたスカサハ師匠がその胡散臭い装置の力を借りて、僅かな間でもマスターとアダムでイブれる時間を作れる事を証明した

 

当然、その装置をカルデアに持って帰れるワケはないのだが…

カルデアの技術班はその話をスカサハから聞いた時、仕組みだけでも『シミュレーションに利用出来るのでは』と考えた

短い時間を長時間に引き伸ばす精神と時の部屋よろしくな物を再現出来るのではと……

 

まぁ、あっちではどういう用途で使ったのかとか……それを求めて始まった大惨事性杯戦争がトーナメントだった筈なのに途中から煽り実況をしていたROM専の大王にも飛び火して最終的にバトルロワイヤルが勃発したり、それを治める為にマスターが物理的&性的に頑張ったという話は今回の話には特に関係ないので割愛

 

何はともあれ、人理を修復するというこの大規模な旅路、

時間を有効活用出来るのなら使える物は何でも使うべきなのだろう…

その割にはイベントとかイベントとかイベントとか余裕ブッこいてね?というツッコミは野暮である、遊び心は良い文明

そして、そんな自分達に出来るだけ時間を与えてくれる代物を作ってみるべきだろうという目的の元に出来上がったのが…

 

 

こちらの『精神と時の部屋INカルデア』

 

時間は最大で1時間を1日に引き延ばすのが限界だったが…それでも多くの暇を持て余しているサーヴァント達にとっては喜ばれる代物だった

サーヴァントである以上…種火で全盛期に戻っていくというシステム以外で成長する事はほとんど無いが…勘を取り戻す、鈍らないようにするという点では修行の場としては最適だった

さらにシュミレーションなのでよっぽどの無茶な要求ではない限り…当人達が望む場やシュチュエーションを用意する事が出来る

 

マスターもこれには大層喜び……

ベオウルフとの『勢ッ勢ッ勢ッーのヨイヨイヨイッッ喧嘩道場』

ゴールデンやモードレッドを初めとする英霊達によって開催される『鯖サバマシン狂レース』

バベッジ博士とキャプテン・テスラに作ってもらった悪ふざけか本気かわからないパワードスーツ『マーク0‘スチームライトニング‘』の試運転

小次郎の『燕百羽斬るまで帰れま10』、レオニダス王の『百スパ計算学習塾』にエドモンとの『ドキドキわくわくプリズンブレイク』やノッブの『猿でもわかる焼き討ち講座』、アルトリア達による『蛮族はこうぶち殺せ講座』等々……時が許す限り、今まで以上に自身の研鑽に励んだようだ

 

 

そして、このシミュレーションはマスターとの夜の営みを望む女性サーヴァント達にも大いに喜ばれた

設定をいじれば自身が望むシュチュエーションで邪魔が入らず彼とイチャックスが出来ると。

 

マスターもこれにはにっこり……

冷静に考えれば自身と懇意になっている女英霊達は二ケタ単位でいるワケなので…もしかしたら誰かに我慢を強いてしまっているのではという懸念はあった、出来る限りそういう事態にはならないように意識はしていたがそれでも自分の体は一つであり、限界はある。

だがその悩みもこの精神と時の部屋もどきにより解消された。

かくなる上は『固有時制御(タイムアルター)二十四重加速(テトライコサプルアクセル)』でも習得してやろうかというトチ狂った考えを改めてくれるきっかけにもなったのは色んな意味で安心したという言葉しかない

 

 

こう女性陣が彼との絆(性)を深める為に嬉々としてシミュレーション24時間シフト表を作っている様子を見て、Drロマンはマスターに「さすがに君でも1日中ずっとは疲れるでしょ?もしアレならキチンと休みを取れるように便宜を図るけど…」と提案した所……

 

「むぅ?彼女達と過ごす事が何で疲れる事になるんだ?」と心底わからない疑問顔で返されてからロマンは曖昧に微笑んでもうこれ以上聞く事をやめた。

 

―――うん!彼も大丈夫だって言ってるし!何も問題ないよね!彼との情事は女性サーヴァント達にとって多大なモチベーションアップに繋がるし、何故かその後の戦闘面でも目に見えるレベルで凄く活躍してくれるし!良い事尽くしじゃないか!

決して、余計な事して彼女達に恨まれるのと、一日に何人の娘達を相手にしてもケロッとしてるマスター君の事が怖くなったとか全然思ってないんだからね!

いやー、あれで『一般人枠』って本当に世の中ふざけてると思うよ僕はっ!!

 

 

 

 

 

『逸般人枠』?やロマンのスルースキルはともかくとして、

この『性神と時の部屋INカルデア』が多くの需要を果たすオーパーツとなった

 

それこそ、女性サーヴァント達がマスターとのプレイはこれが一番だと名乗りを上げるようにいくつもの派閥が出来上がった

イチャイチャ正統プレイ派、新婚プレイ派、制服プレイ派、おねショタ派、幼児プレイ派、年上お兄さんプレイ派、雌犬調教派、監禁尋問プレイ派………etc

カルデアチャンネルなるネット掲示板にて日々議論が交わされている

お前等、人理修復の旅はどうしたというツッコミはしてはいけない……してはいけないのだッ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【カルデア英霊掲示板】 マスターとのプレイについて語るスレNo.98

 

 

 

 

497:主殿の犬

結局、主殿は我等を雌犬として愛でて…時には厳しく躾けして下さるのが一番好きなんですよ

それはもうマスターとサーヴァントという関係である以上避けられない運命であり、約束された勝利の結論でしょう

 

 

498:グランドセイバー

ハイハイ、源氏万歳、源氏万歳(呆れ

 

 

499:ジャンクフードキング

その主従の関係を超えられず、本当の男女の関係を目指さないのが貴様の限界だ

 

 

500:黒竜魔女

>>499

碌に料理も出来ず食べてばっかの奴が本当の男女の関係とかww

 

 

501:ジャンクフードキング

>>500

マスターに死ぬ程苛められてアヘるのがお家芸と化してる女が何か言ってるな…

 

 

502:黒竜魔女

は?

 

 

503:ジャンクフードキング

お?

 

 

504:属性テンコ盛り文明系ガール

二人はオルタちゃん!!

 

 

505:ジャンクフードキング

引きこもりは黙ってろ!

 

 

506:黒竜魔女

引きこもりは黙ってろ!

 

 

507:血桜侍

やっぱり仲良しじゃないですか

 

 

508:デミ後輩

私は先輩に普通に触ってもらえれば…それで…

 

 

509:悔い改めて☆

あら、微笑ましい

 

 

510:彼の背中をセコムし隊

知っています…私は508がマスターと紫フサフサの狼娘衣装でわんわんプレイに勤しんでいる事に……

 

 

511:主殿の犬

抜け駆けとはっ!雌犬調教派閥を裏切るのですか!?

 

 

512:デミ後輩

そんな派閥に入った記憶は無いのですが!?

 

 

513:献身的な旦那様のお嫁さん

雌犬と聞いて

 

 

514:白騎士

調教と聞いて

 

 

515:くぎゅ魔王

おい、危ない奴らが湧いてきたんじゃが

 

 

516:ジャンクフードキング

白騎士は498の管轄だろう

 

 

517:グランドセイバー

管轄とか、そういう押し付けはヨクナイトオモイマス

 

 

518:白騎士

あれ?私、何か失礼な事を言ってしまったでしょうか…?

 

 

519:猛怒裂弩

いや…

 

 

520:トップアイドル

うん…

 

 

521:属性テンコ盛り文明系ガール

>>518

特に変わる必要はないという意味だ

これからもお前が自らの思うままに精進するのがマスターにとっても良い事になる筈だからな

 

 

522:白騎士

よくわかりませんが、これからもマスターの期待に応えられるように頑張りますね!

 

 

523:グランドセイバー

>>521

てめ

 

 

524:献身的な旦那様のお嫁さん

まぁ、旦那様に飼われるのもそれはそれで魅力的なのですが、やっぱり新妻として新婚プレイが一番だと思いますよ。特に和風が好みです私は

 

 

525:セレブ的なマスターのお嫁さん

524さんはよくわかっていらっしゃいます

私もロイヤルなホテルでセレブ夫妻的な生活も良いのですが、何だかんだで日本式に落ち着いてしまうんですよね~……白無垢の神前式からの割烹着ラブラブ新婚生活…いやー、趣がある和はいいですよねー

 

 

526:主殿の犬

何故ですか!結婚指輪より首輪を嵌められる方が絶対ドキドキするでしょう!

 

 

527:黒竜魔女

誰かこの狂犬引き取ってくれないかしら

 

 

528:吸血メイデン

保健所はマスターよ

 

 

529:海賊コンビ(騎がメインの方)

僕達はどっちかというと洋式の方が好みだけどね

 

 

530:海賊コンビ(弓がメインの方)

そうですわね、偶然にもある同業の方がウェディングドレスを着ているのを見てしまった身からするとやっぱり憧れてしまいますもの

 

 

531:くぎゅ魔王

和洋折衷じゃアカンのか?

 

 

532:まだまだイケる朱槍美女

どちらかを選ばなければいけないという決まりはないであろう、偶には裸エプロンや裸セーター等でサプライズを仕掛けるのも新婚生活には重要な要素だ

 

 

533:猛怒裂弩

新…?婚……?

 

 

534:トップアイドル

熟年夫婦の間違いじゃないかしら

 

 

535:属性テンコ盛り文明系ガール

年考えろニャ

 

 

536:まだまだイケる朱槍美女

…………貴様ら……画面の向こう側だから安心だとはよもや思ってはおらんよなぁっ…?

 

 

537:くぎゅ魔王

533~535が死んだ!

 

 

538:血桜侍

この人でなし!

 

 

539:踊り娘系非戦闘員

う~ん……けど、朱槍美女の言う通り新婚プレイと一言で言っても色々あると思うの

 

 

540:酔いデレ姐さん女房

>>539

幼児退行甘やかし系ママプレイであろう?

 

 

541:マスターの親であり、子供でもあり、幼馴染でもある獣耳

私だって子供になったマスターをおはようからおやすみまで甘やかしたいぞ!いやむしろ、私が子供になってずっと育ててくれるのもいいし、お互い子供になって同じ時を共に成長するも捨てがたい!!

 

 

542:悔い改めて☆

ちょっと保母さーん、色々と拗らせてる娘が入り込んでるわよー、早く連れて帰りなさいよー

 

 

543:ブリテン圏お母さん

はーい、541ちゃんはお家に帰りましょうねー

 

 

544:セレブ的なマスターのお嫁さん

スイーツ女神様への信仰が足りなかったか

 

 

545:隣の眼帯お姉さん

むしろ信仰が足りた結果、こうなってしまったとも言えるような……

 

 

546:踊り娘系非戦闘員

話を戻すけど、私あんまりマスターと540が言うようなプレイはしてないわよ?

むしろ私が甘やかされる側よ。

 

 

547:酔いデレ姐さん女房

何……だと…?

 

 

548:まだまだイケる朱槍美女

馬鹿な……

 

 

549:海賊コンビ(騎がメインの方)

どういう事だおい

 

 

550:踊り娘系非戦闘員

そうね……細かい所は長くなるから省くけど――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……今日も疲れたわ……」

 

陽は完全に沈み、辺りは夜の帳が下りていた

住宅街をやや外れた郊外に位置する我が家へと足を運ぶスーツ姿の女性…薄茶の長髪が腰まで伸び、雰囲気は正にキャリアウーマンといった感じだ

表情から疲労感は見て取れるが、その顔は一階建ての決して豪勢とは言えない自宅へと近づいていくと徐々に喜色に満ちていった

 

仕事が終わり、家へ帰れるのがそんなに嬉しいのだろうか

 

「ただいま~~……今、帰ったわよ―――……ふぅ~~……」

 

「おかえり、マルガレータ」

 

「うん、ただいま、あなた」

 

いや、玄関を開けて自分を出迎えたエプロン姿の黒髪の男を見て、さっきまでの疲れきった顔を嘘のように消した彼女の眩しい笑顔を見る限り…

()()()()()()()()()()()()()()彼の顔を見れた事が疲れを吹き飛ばした大きな要因となったのだろう

 

「ご飯にする?先にお風呂する?」

 

「そこはそれとも……わ・た・し?って言ってくれないのかしら」

 

「どっちも済ませたら存分にお相手しますよ、我が新妻さんや。後、俺が『わ・た・し?』なんて言ったら気色悪いでしょ」

 

「あら?私は全然ウェルカムなのに……とりあえず、ご飯を戴くわ。もうお腹ペコペコよ……」

 

旦那様に上着をスムーズに脱がされ、それを衣紋掛けにかけられた事でYシャツ姿になったマタ・ハリは食卓につく

スーツ姿の時から確認できた胸の膨らみがより鮮明になり、暑いのかYシャツのボタンを外した事で見える谷間が非常に蠱惑的だ

そんな艶姿にも慣れた様子のマスターは食卓に料理を並べていく

 

「いつもすまないわね――…」

 

「それは言わない約束でしょ」

 

例えどんなに帰ってくるのが遅くなっても料理にラップをかけて待ち続けてくれてる彼に感謝の言葉が出てしまうマタ・ハリ

 

「先に食べててもいいのに……」

 

「こっちは養われてる身だからね、これぐらいの事は苦でもないさ。それに俺も君と一緒にご飯を食べるのは楽しいし」

 

隣に座った彼の優しい返答に申し訳無さ以上に嬉しさがこみ上げてしまう

確かに専業主夫である彼の稼ぎは自分ではあるが、家事は全部任せてしまっている

しかも今この瞬間からもこうして彼に存分に甘えてしまうのだから

 

「それじゃあ、いただきます」

 

「ええ、いただきます………。

はぁ――、ちょっと箸を動かす元気が急にわかなくなってしまったわ――、どうしましょう―――…」

 

自分でもわざとらしいと思う程の棒読みで隣にいる彼の肩に頭を乗せていった

マスターはそんなマタ・ハリを嫌がる素振りを一切見せず、箸で取った唐揚げを彼女の口に近付けていく

 

「それは大変だー、じゃあ俺が食べさせるしかないなー」

 

「ふふふ…そうねー、それしかないわねー」

 

白々しい演技でお互いに笑い合う二人、マタ・ハリの夫でもある彼にとってはこうやって仕事で疲れ切った彼女に夕飯を手ずから食べさせるのはもはや毎日の日課とも言っていいレベルなので驚くことは何もなかった

 

マタ・ハリにとっても日々の家事で疲れている彼にこうやって負担をかけるのは如何なものかと最初は思ったのだが…マスター自身も妻をこうやって甘やかすのは楽しいからじゃんじゃん甘えに来て欲しいと聞いてからはもう自重せず彼にニャンニャンする事にしたようだ

 

―――うん、毎日出来る女として書類の波に呑まれて、職場で張り詰めているんだから…自宅ぐらいではこうしてダラけきってもバチは当たらないわよね…?

 

「はい、あーん」

 

「あ~~~ん」

 

家に帰る前までの出来る女の雰囲気は何処へやら、自身の旦那様へ寄りかかりながら幸せそうに口を開けるキャリアウーマン・マタ・ハリ

口の中に拡がる彼の手作りの味はもちろんの事、それを愛すべき旦那様に食べさせてもらっている事実が咀嚼しながらも頬が緩んでしまう理由になる

彼女にとってはこの夕飯はどんな高級レストランにも勝る贅沢なのだと言ってもいいのかもしれない

 

「…むぐむぐ、あ~もう、おいしいし、旦那様は素敵だし、幸せだし……はむぅ、もぐもぐ、本当にどうしましょうか……ごくっ…」

 

「はいはい、食べながら喋らない。あ――ん…」

 

「あ―――ん、もぎゅ……もぎゅ……」

 

よくわからない悪態をつきながら、ブラックコーヒー必須のイチャラブ空間を堪能するマタ・ハリ

密着する彼の体温の心地良さなどを感じながら、他愛もない話をする

妻は職場に対して溜まった鬱憤を晴らすかのように愚痴を……

夫はこのサラダは自家菜園しているYARIOの人達から譲ってもらった野菜で作った等々の世間話を……

まるで付き合いたてのカップルの如く、夕食をイチャつきながら食べていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご馳走様でした」

 

「はい、お粗末様でした」

 

時間をたっぷりと取って夕飯を完食すればもういい時間になってしまった

手早く食卓と食器の後始末を終わらせたマスターは彼女に問いかける

 

「お風呂入る?」

 

「入る―――……」

 

ソファでぐでっとしてたマタ・ハリは間延びした声を上げ、起きる

ダラダラしながらもマスターに優しく背中を押され脱衣所に連れてかれる

彼の表情はまるで手間のかかる子供を相手にしているような困った反面愛おしさに満ちた表情だった

 

「はいはい、着きましたよー。マルガレータちゃん、シャワー浴びてスッキリしましょうねー」

 

「う――、脱がしてー…」

 

猫撫で声で旦那様へ甘えるマタ・ハリ

しかし、これもいつもの日課なので彼は特に戸惑う事はない

 

手を広げて為すがままの状態の彼女のYシャツのボタンを一つ一つ外していく、胸元のボタンを外す時に乳房に手が何度か触れてしまい、彼女の口から小さな喘ぎ声が漏れる

 

Yシャツの拘束から解放され揺れるおっぱいは何度も見ているとはいえ、飽きる事がない極上の果実

彼は今ここでかぶりつきたい気持ちにもなったがまずはお風呂に入らせる事を優先すべきだとしてぐっと堪える

 

ベルトを外し、堅苦しいスラックスを下ろすと下着の上からでもはっきりとわかるハリと艶が抜群なお尻が目の前に

片足をそれぞれ上げさせ、大人っぽいストッキングも脱がしていく。「荒々しく破ってもいいのよ?」と冗談めかして言う彼女の頭を軽く小突きつつも…

 

脱衣所の鏡には夫に服を脱がされている下着姿の女が映っていた

甘えにいった自分から言うのもアレだが、少し照れた様子でマタ・ハリは呟いてしまう

 

「至れり尽くせりねぇ…まるでお姫様になった気分よ」

 

「ここにいる時ぐらいはお姫様になってもいいよ、存分に我儘になって下さいな」

 

「もう、本当に奥さんサーヴァントを駄目にするご主人様だこと…」

 

駄目サーヴァント製造機とある界隈では噂の彼は慣れた手つきでブラのホックを外し、下着も全て脱がしていく。

生まれたままの姿となったマタ・ハリを目の前にしても動ずる事なく自身も脱衣し、浴室へ連れていくこの男は性欲が枯れ果てているのではと思ってしまいそうだが…何てことはない、興奮しているに決まっておろう、どうせいつもの如く風呂場でグッチョグッチョになるまで交じり合うのだから、ここで襲うなんて勿体無い事はしないというだけの話

 

空腹は最高のスパイスという言葉は性欲にも当てはまる…焦らして、我慢して、溜め込んでいけばより一層お互いに気持ち良くなれる……エロムードに入る前にイチャラブ固有結界を存分に楽しむのも一興とか考えているのだろうこの男は、爆発すればいいのに

 

 

身に纏う物は何も無い彼等が入った浴室も一般家庭の平均サイズであり、それなりの身長である二人が入ればやや狭く感じてしまう

まぁ、マスターもマタ・ハリもそんな事は気にせず、むしろこれぐらいの狭さの方が互いに触れ合えて丁度良いといった感じかもしれない

 

風呂鏡の前でバスチェアに座ったマタ・ハリは自慢の髪を旦那様にシャワーで濡らしてもらっている

夕飯を済ませた後にこの風呂場に二人が一緒に入り、髪だけではなく体も全部マスターに洗ってもらうのはもう日課となってしまった

 

彼に悪いと思いつつも、遠慮した所で結局マスターに押し切られてしまうワケだし、それにこうやって自分の全てを愛する人に曝け出して世話をしてもらうのは予想以上に心地良過ぎてしまうと考えているマタ・ハリは既に開き直っている

そこには職場での出来る女の姿は無い……愛しの旦那様に好きなだけ少女のように甘える新妻マルガレータの姿しか無かった

 

「それじゃ、泡だてるから目瞑ってねー」

 

「あぁ…んふぅっ………はぁん…あ、あ、あ、あぁ~~~~………」

 

「エロい声出さない」

 

「…んっ、ふぅ…だってあなたにこう……頭をマッサージされながら髪を洗われると……物凄くキモチいいんですもの……脳が犯される感じっていうか…あ―――……そこ、いいわぁっ……」

 

「普通に洗ってるつもりのこっちがだんだん疚しい気持ちになるのですが」

 

「別にガオーって襲ってくれてもいいのよ?」

 

「それはあなたの体全部洗ってから」

 

「どうせ汚れるんだから、先に犯ってくれてもいいのに……」

 

「そしたら、また後で洗ってあげます」

 

「それで洗い終わったらエッチの無限ループね!いやん、うちの旦那様はケダモノね♪」

 

「はいはい、お湯で流しますよ―――、ざばーん」

 

「ざば――ん☆」

 

風呂桶に溜めたお湯でシャンプーを全て洗い流してもらう、マタ・ハリも何が楽しいのか目を閉じたまま大はしゃぎだ

 

今度はボディタオルを使い、彼女の凹凸はっきりとした肢体を洗っていく

マスターは手足の指の間などの狭い所はボディソープをつけた自分の指を挟めて洗うようにしながら泡を満遍なく塗りたくっていく

 

「んっ…ふっ……っく……あ、…はぁ………あんっ」

 

臍、うなじ、腋などにある性感帯や下から上へとボディタオルを滑らせ、大きく揺れ動くたわわな半球に触れる度に性的な吐息がマタ・ハリの口から漏れ出ていく

それでも特に嫌がる事はない彼女はもっとしてと言わんばかりに自身の旦那様へ体を預けていく

 

「あぁ……はんぅっ…んあぁっ……」

 

浴室に響く喘ぎ声、そして胸部を洗っている以上当然気づく…プクリと膨れ上がった彼女の乳首

 

「あふぅっ……!」

 

股の間を洗われる時に女の園の入口に触れられると本気の声がどうしても止められなくなってしまう

マスターはそれでも、洗う以上の事はしてくれないようだが……

 

風呂鏡には泡だらけになって体を好き放題に洗われてしまい、おっぱいの先端ははしたなくそそり立ち、アソコからも水ではない何か垂れてしまっている雌の姿が映っている

そんな様を見れば、もう情事の雰囲気に入っても良さそうだがマスターは気付かないフリをしながら彼女を立たせてお尻の方も入念に洗っていく

まぁ、マタ・ハリの方も完全に勃起している彼のアソコを見て見ぬふりをしているのだからお互い様だろう

 

「おっ…んっ…あぉっ……」

 

こうして、体を洗われるのも慣れたが、未だに尻肉の間や菊門の方も入念に清められると…背筋を震わせながら声を上げるのが止められない……こうやって全部を世話されてしまうといよいよ自分が駄目になってしまっている実感が湧いてくるが…ここにいる時ぐらいは彼に溺れてしまってもいいだろうと思うマタ・ハリ

 

「それじゃあ、次は俺が自分の体を洗うから、先に風呂に浸かっててね」

 

そうして極上の体についた泡もしっかりと流し終わったマスターは彼女に言った

 

「……んぅ、もう、あんなに昂ぶらせておいて……まだお預け?」

 

「うん。俺の奥さんはいい子だから少しぐらい待てるよね?……んっ…」

 

「んぅ…ちゅ……はーい、奥様はいい子だから大人しく風呂の中で待ってまーす」

 

さっきからずっと触られて散々焦らされたのだ、別にあとほんの少し待つのなんてどうって事はない

ここで『じゃあ私もあなたの体を洗ってあげるわ!』なんて言えばもうお互いに我慢は間違い無くきかないし、ここまで焦らされたのだから、一番良いタイミングで情欲を発散したい思っているマタ・ハリは湯船に浸かって待つことにした

決して、チューされたから素直に引き下がったとかそんなチョロい理由では断じて無いのだ

 

「はふぅ~~……あぁ―――、なんかイイわねー…こういうの………」

 

湯の温かさにふやけながら、浴槽に顎を乗せるマタ・ハリ

こうしてお風呂に入りながら、至近距離で愛しの人が体を洗っている様を眺められるのだ。彼女はおそらく今自分がとてつもなく幸せなんだという事を実感しているのだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃ~~、いい湯だねー」

 

「んぅ――……そうねぇ~」

 

男女二人が入れば、大分狭く感じる浴槽の中

マタ・ハリは体をマスターの足の間に入れ、その胸元に寄りかかり深く息を吐く

互いにお湯の中で素肌は密着し合っている……頬が熱いのは風呂のせいだけだろうか

 

 

「あぁ~~~~……今日一日の疲れが全て抜けていくわあぁ……」

 

「そんなおじさんっぽい声出しちゃってまぁ」

 

「むぅ、そんな事言う子にはこうよっ」

 

触れるだけではっきりわかる程に存在感を主張している怒張を悪戯するように腰を動かしてゆるやかに素股していく

風呂の湯は波立ち、彼女の巨乳もそれに合わせて揺れ動くのが視覚的にも非常にエロティックである

 

「冗談だよ、いつもご苦労様」

 

「…じゃあ……ご褒美頂戴。今日一日分の旦那様成分をたくさん補給させて頂戴」

 

今の今まで散々イチャついておきながら、彼女にとってはまだまだ物足りなかったようだ

まぁ、色々と堪えていたのはマスターも一緒、彼もこれ以上マタ・ハリを焦らすつもりはなかった

 

「んぅ…んちゅぅ……ちゅるぅ……んあっ…!あっ…やん、もう……ほんとにおっぱいが好きなのね……」

 

「ん、ちゅ……、胸だけに限らず、マルガレータの体は全部好きだよ」

 

顎を上げた彼女と唇を交わしながら、背後からその巨峰にも摘み取るように手を出していく

手の平では収まり切らないぐらいのたわわに実ったソレは彼にとっては触るだけでも楽しめる高級食材だった

 

「…ぁあっ…そう、いいわっ…んぁっ!……もっと、つよく……触ってぇ……」

 

マタ・ハリは手を自身の胸を撫で回している彼の手の上に重ねると、マスターの手を使って自慰するように激しく胸を揉み込んでいった

 

二人の重なり合った手によってはしたなく様々な形に歪んでいく自分の乳を見ながら…彼女は徐々に腰のスピードを上げていく

 

「あっ、あぁ、はっ、はんぅっ……あぁっ……!」

 

お湯とは別の更なる熱さがマスターの怒張を包み込んでいく、マタ・ハリは背中も彼の胸板にマーキングするように上下に擦り付けて…まるで胸や陰唇を始めとした性感帯をマスターの体を使ってオナニーしているかの如く体をくねらせていく

波立った浴槽のお湯が外へ漏れ出していくのが二人の動きの激しさを表している

 

「…あなたも……んぅ…気持ちよ、く…なってぇ……あんぅ……んあぁっ!んぅ!」

 

ここでは結婚していながらも職場では仕事が出来る女で堅いイメージを持たれているという設定だが、さすがは数多の男を手玉に取った女スパイ、その腰使いは風呂の中という動きづらい状況でも十全に発揮されていた

割れ目で肉棒を的確に刺激され、溜まった欲望を吐き出したい気持ちになったが……夫婦である以上気持ち良くなる瞬間も共に分かち合いたい、そう思った彼は乳房を愛撫していた両手の内、片方をマタ・ハリを股間へ…正確に言えば腫れ上がっているクリトリスの方に手を出した

 

「はうぅっ!?」

 

そして同時に今までその柔らかさを堪能するだけだった胸の中心の突起も指腹で弄りだす

 

「あぁっ!はんぁっ…!あ、なたぁっ……そんな…きもちイイ所ぉぉ…あっ、あんぅ!んんんぅっ!」

 

上と下についてる固くなった豆を同時に摘ままれ、マタ・ハリは水音を大きく立てて悶える

敏感な所、このマスターの技量……そして何より彼女は彼の()()で自身の恥かしい所を好き放題されるのがたまらなく好きなのである

 

「んひぃっ!あっ…あぁ…!そうやってぇ…指でコリコリするのぉっ……ああぁっ!…あんぅ!好、き…なのぉっ…!」

 

淫奔な声を荒げてもしっかりと彼の竿を刺激する事はやめない

マスターもマタ・ハリも浴槽の中で結婚相手に与えられる快楽に痺れながらも…相手を気持ち良くさせる動きを止める事はない……これが夫婦の思いやりというものなのだろうか

 

「マル、ガレータッ……!」

 

「あ、なたぁ…!!」

 

そして今まで溜めに溜めた性欲が爆発するのはそう遠い話ではなかった

 

「あふぅっ―――――……!!!」

 

マタ・ハリは彼に全体重を預けるように寄りかかり、オルガズムに達する

風呂には彼女が盛大にまき散らした潮とマスターの白濁液が混ざり合うように浮かんでいった

 

「…はぁ――………おふろ、汚しちゃったわね……」

 

「じゃあ、今度は汚れないようにナカで出そうか…よいしょっと」

 

「えっ……?きゃっ!」

 

限られたスペースの中でこちらの方を向くように彼女の体を回転させたマスターは未だおさまりがつかない愚息を猥らにヒクつく赤貝へと侵入させていく

 

「あ、あぁ、あっ、あぁっ……!……んあぁぁぁ―――――――……!!」

 

対面座位の態勢を取り、浴槽の中でザブザブと音を鳴らし、本番へと突入した二人

熱く、鋼鉄のようなマラが自身の膣内を掻き分けて進む度に喜びの声が止められないマタ・ハリ

湯の中で的確に弱点を突くように素股をした彼女もそうだが、彼もこの動きづらい状況で挿入とピストン運動を難なくこなせるぐらいには性技に関しては器用である

 

「はぁっ…!あふっ!やっ…あっ、お、くの方にずんずんってぇっ………子宮がぁっ……押しつぶされちゃうわぁっ……!」

 

ピストン運動で目の前で重力に逆らうかの如く揺れるおっぱいを見てるだけだなんて謙虚な性格をこの男はしていない

腰に添えていた手を一瞬、胸の方に移して真ん中に寄せると、左右の桜色の乳頭に齧り付いた

 

「あくうっぁぁっ!!」

 

腰の抜き差し運動は当然続行中である為、マタ・ハリの乳袋はマスターの口に咥えられたまま上下に動かざるえない……巨乳でなおかつ柔軟性抜群だとこんなにも卑猥な動きになるのかと思うぐらいに彼女の乳は伸び縮みしていた

 

「ひぅっ……!あんっ…!やぁぁぅ…!あっ!はぁんぅっ…!……はぁ…ママのぉ…おっぱい、おいしいのかしらぁっ……やああぁっ……!!」

 

胸と女性器から襲いかかる快感につい、設定を忘れ、いつものような台詞が出てしまったマタ・ハリだったが、もはやそんな事を気にする余裕は無かった

 

愛おしくて、愛おしくて、愛おしくて堪らない目の前のマスターに対する昂ぶりを表すように彼の頭に手を、腰に足を絡め、自分からも腰を動かす

 

マスター(旦那様)マタ・ハリ(奥様)に気持ち良くなってもらうように―――

(マタ・ハリ)(ご主人様)に気持ち良くなってもらうように―――

 

二人の長けている性技……そして、何よりその根底にある相手に対しての好きという感情が相乗効果となって浮遊するかのような快楽へと誘っていく

 

「はぁっ……!あぁっ…!!わたしぃ……わたしぃっ……ああぁっ!こんなぁ……んはぁぁっ…!こんなぁっ……幸せでいいのかしらぁっ……んんむぅっ!?」

 

そんな彼女の台詞に乳房にしゃぶり付くの止めて、キスで答えを返すマスター

『余計な事は考えなくていい、今思ったままの感情を受け止めてくれればいいから』…彼が口を開ける状態だったらそう言っていたかもしれない

 

だが、今は言葉よりも態度で示そう

そんな思いを共有したのか、二人はいつの間にかお互いの指を絡め合わせていた

 

「んじゅうぅ…!じゅるぅっ……んんぅっ…んはぁっ……すきぃ……れろぉっ……あなたっ……好き、なのぉっ……はむぅっ…!んちゅぅっ…!」

 

指だけではない、舌も唇もそして性器も…激しく混じり合わせる度に風呂の湯は外に出てどんどん嵩を減らしていくが、今の二人がそんな事を気にするワケもなく

ただ、お互いの肌をもっと感じ合おうと性交を行っている

 

「んむぅっ…んじゅるぅぅっ……!んぅ、んんちゅぅ……じゅぱぁっ!…んむぅっ…ちゅっ、ちゅぅ……ちゅるぅ!」

 

(はぁっ、はぁっ…!だ、めっ……!指、そんな風に優しく握ったら……もう、抑えきれないわっ……)

 

荒々しい抽送運動とは正反対に壊れ物を扱うようにマスターが絡めている指に力を入れると気持ち良さと愛しさで普段見せないような恥ずかしいまでに蕩けた表情を見せてしまうマタ・ハリ

 

こんな表情、普通なら隠すべきだろう、余裕のある大人の女として振る舞うべきなのだろう、

 

けど、彼ならいい。彼なら隠す必要はない。あるがままの自分を見せて何を恥ずべきことがあろうか

だって、マスターの前でなら……自分は余計な事を考える必要なんて無いんだから

 

やがて、彼女ははそのまま自身の中で渦巻く快楽と感情に素直になったまま――――――

 

「んんんんんんうううぅぅっ―――――――……!!!んぅっ…!んはぁっ……!あっ…はぁ―――……」

 

舌を吸い付かれたまま、蜜壷の奥の奥までたっぷりと旦那様の子種を吐き出され、絶頂へ到達するマタ・ハリ

 

「あぁ―――…はぁっ、はぁ、はぁ……まって……まだ、アソコも抜かないで……手も、握ったままでいてっ……」

 

もう少し余韻に浸りたい彼女は、息を整えながらそう懇願した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう、寝る?」

 

「ちゅぅ……んちゅぅ――……ちゅぱぁっ……んぅ、まだ寝なーい」

 

あの後、汚れた浴槽と体をもう一度洗い直し、ようやくお風呂から上がった二人は似たようなスエットを着て寝室のベッドの上でまったりしていた

 

「……俺の指、おいしい?」

 

「おいしいでちゅよ――……んちゅるぅ……」

 

にへへーと頬を緩めるマタ・ハリは彼の膝枕を堪能しながら、赤ん坊のようにマスターの指に吸い付いていた

この行為に特に何か意味があるわけでもないし、いつもの彼女を考えると立場が逆なのではとツッコミたくなる現状でもあったが、まるで英霊でもない只の女の子に戻ったように見える幸せな表情を見ると細かいことはどうでもよくなるかもしれない

マスターも好きにさせたまま慈愛に満ちた表情で彼女の頭を撫でていく

 

「えへへ………旦那さま、しゅきぃ……ちゅぅ…」

 

このシュミレーションが……この設定という名のプレイが終わってしまえば彼女はまたいつもの男を手玉に取る妖艶な踊り娘に戻るのだろう

ならば、今ここにいる時ぐらいはこの娘が自分の欲望のままに振る舞ってもいいだろう、自分の好きなシチュエーションに浸ってもバチは当たらまい……そんな想いを込めるように彼女の瞼が閉じるまで頭を撫で続けてあげた

 

「おやすみ、マルガレータ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――抱かれる度にきれいなものが増えていく

 

―――口づけする度に価値あるものが増えていく

 

―――生きるために必要なのに、私にはこれっぽっちも必要ないものが、無限に増えていく

 

―――そしてその度に、本当に必要なものが遠ざかっていくのです

 

 

 

生きる為にスパイになった

 

男に翻弄された私が、男を翻弄し続けることになった

 

数多の男を手玉に取ってきた私、けど…生前は男を見る目は無かったのかもしれない

 

目が眩むほどの財宝を並べられても、何故か心には全然響かなかった

 

私が欲しい物……本当に欲しかった物は……きっと……

 

諜報や陰謀や任務とか……そんな余計な事を考えずに済む、当たり前の……愛が欲しかった

 

マスター……私を何も考えなくていいぐらいに甘やかして欲しいの、愛して欲しいの、構って欲しいの、笑いかけて欲しいの、触れて欲しいの、欲しいものはたくさんあるの

 

それでも、あえて一番欲しいものを選ぶなら、特別じゃなくてもいい……どこの家庭にもありふれた当たり前の愛情かしら………

 

だから、あなた……どうか、どうか手を握って――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ、んぅ?……んぁ……」

 

「おはよう、もう朝だよ」

 

「あぁ…おはよう………あのまま眠っちゃったのね……私」

 

「うん、朝ごはんはもう作ってあるから」

 

緩やかな睡魔から徐々に解放されると私の目の前にはマスター…いや、今は旦那様かしら

ともかく愛しの彼の顔が目の前に映った

 

昨晩、あのまま眠ってしまった事を少しもったいなく思いつつも体を起こすと自身の右手に違和感を感じた

 

「あら?……もしかして、ずぅっと手を握っててくれたの……?」

 

「厳密に言えばずっとじゃないけどね、一度朝食を作るために離れざるを得なかったんだけど

……その時のマルガレータ、指を外そうとするともの凄く悲しそうな表情するだもん、心が折れる前にマッハで飯作って、すぐに戻ってきたよ」

 

「…………そ、そう…それは…お手数、おかけしました……」

 

何だかもの凄く恥ずかしいわっ!いや、昨晩から駄目さ加減増し増しで甘えまくったけど、こう無意識的なアレは別種の恥ずかしさがあるわ!!起きるまで握っててくれたのはもちろん嬉しいのだけれども!!

 

「ごはん、食べよっか」

 

「…………うん」

 

もう!そんな微笑ましそうな顔で見ないで!

 

 

 

 

結局、嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちがごちゃ混ぜになった私は朝ご飯と身支度(鏡は見た時の私の顔は真っ赤だった)を済ませて、スーツ姿で玄関に立った、

 

「忘れ物は?」

 

「大丈夫よ、子供じゃないんだから……きゃっ!?」

 

今朝の事を思い出し、顔を背けたら、いつの間にか彼にギュッと抱き締められていた

スーツがシワになっちゃうとか仕事に遅れちゃうとか……全て一切の些事を忘れて彼の温もりに溺れてしまいそうになる

 

「帰ってきたら、また目一杯甘やかすからね」

 

「……うん」

 

「いってらっしゃい」

 

「えぇ、いってきます!」

 

 

ただいま、いってきます、おかえり、いってらっしゃい……そんなどこでも聞くような当たり前の言葉を交わせる相手がいることは本当に……本当に幸せで嬉しい事だと思うの

ふふっ、これで今日一日も頑張れるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

560:踊り娘系非戦闘

―――みたいな感じで職場で堅いイメージのあるキャリアウーマンが……家では専業主夫の旦那様にダダ甘されて一人の女の子になるような新婚プレイってすんごく素敵だって事に気づいたの

 

 

561:まだまだイケる朱槍美女

ちょっとスーツ買ってくる

 

 

562:献身的な旦那様のお嫁さん

私は履歴書を書いてきますわ

 

 

563:デミ後輩

先輩を養えるように就活してきます!

 

 

564:酔いデレ姐さん女房

そして、誰もいなくなった

 

 

565:セレブ的なマスターのお嫁さん

ぐぬぬぅ……普段、自分が甘やかす立場にいるからこそ出来るギャップ萌え!

そして新婚プレイと言えば、普通は女性が家事をやるという固定観念を見事に打ち砕き、専業主夫甘やかし系旦那様マスターを作り出した所業!!

そして何より、生前を絡めたモノローグによるヒロイン力の高さをここぞとばかりにアピールとかっ!まさに策士!

 

 

566:海賊コンビ(騎がメインの方)

>>565

モノローグとか、一体何の話をしてるんだろう?

 

 

567:海賊コンビ(弓がメインの方)

>>566

またどこかの電波でも受け取ってるのでしょう、そっとしておきなさい

 

 

568:ブリテン圏お母さん

甘やかしかぁ…

 

 

569:マスターの親であり、子供でもあり、幼馴染でもある獣耳

>>568

同志はいつでも歓迎するぞ つスッ薬

 

 

570:悔い改めて☆

>>569

邪教に誘うのはやめなさい

 

 

571:黒竜魔女

結局コイツらあいつにされるなら何んでもいいんじゃないかしら

 

 

572:くぎゅ魔王

ま、是非も無いよネ!

 

 

 




『勢ッ勢ッ勢ッーのヨイヨイヨイッッ喧嘩道場』:せっせっせーのよいよいよいの手を全力で拳にぶつけ合う方に変更しただけ、お互いの耐久力とパンチ力と精神力が問われる、


『鯖サバマシン狂レース』:モードレッドが操る黄色のフォルムに青色のラインが光る水陸両用のプリドゥエンバイクや金時お馴染みのベアー号、掟破りの地元走りよ!と叫ぶマルタが乗るタラスク、メドゥーサのママチャリ別名ペガサス号等々……気になる乗り物は多数あるが一番のダークホースはジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィが跨るトナカイ(マスター)だろう、これが本当のモンスターマシン


『マーク0‘スチームライトニング』:蒸気の力で飛行し!交流の力で攻撃する!そこまでだ、残念だったな!しかし、戦闘力に関してはマスターが生身で戦った方が良い事が判明した為、今後改良の必要ありとされた


『燕百羽斬るまで帰れま10』:タイトルでもう全オチ


『百スパ計算学習塾』:レオニダス王が直々に百人のスパルタ兵を使って、効率の良い計算戦闘術を指南、ただもの凄く暑苦しい


『ドキドキわくわくプリズンブレイク』:ジャンヌサンタ「ロンパですっ!」
エドモン「それは違うよっ!」


『猿でもわかる焼き討ち講座』:モノを燃やす時はのぉ、誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃあダメなんじゃ……独りで静かで豊かで……


『蛮族はこうぶち殺せ講座』
やせいのピクト人があらわれた!きみはどうする?

▶カリバーン
 カリバァァ――ン!
 カアリバアアアアァ――――ンンッ!!!
 君がッ!死ぬまでッ!カリバーンを止めないッ!!









皆のママで、お前がママになるんだよっ!という事でマタ・ハリ回でした
今回はママ要素はあえて皆無にさせて頂きました
やっぱりマタ・ハリの絆礼装、バレンタイン礼装、マテリアルを読んでしまうと彼女に甘えるより滅茶苦茶甘やかしたいと思ってしまうの

マタ・ハリも自身の弱さを熟知しているがそれでもマスターの役に立ちたいという気持ちもプラスしてこんな専業主夫と仕事が出来る女による逆新婚プレイ的なまわりくどいシチュエーションを望んだのかもしれませんね
(ただ無条件で甘やかされるのは少し気が引けるみたいな)

後、何故か彼女が指フェチになってしまったような気がする

 
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