失踪したと思った?残念、生きてるのじゃ。
リアル生活で色々疲れきって更新が遅れました。いや、社会人って大変だねホント……全ての勤労者に尊敬の念を僕は送りますよ。
ちゃんと皆様の感想は読ませてもらってます。今の私の生きる糧と言っても過言じゃないですのよマジで。更新あいてもちゃんと見てくれてる人がいるのは涙出てきますわ。
それと前話のエイプリルフールネタが予想外に好評過ぎてビビったぞ……感想と評価来すぎィ!!(大歓喜)
まぁ、お待たせした御詫びにエイプリルフールネタの続編は近い内に投稿するんで許してニャン。
「ククク、これはお菓子が欲しいサインだぞ」トントン
「イバラギン」
午前2時過ぎ……魔力が最も高まると言われている時間。
そして「なんか今、回せば引けそうな気がする」というよくわからないシックスセンスが湧いてきたので聖晶石を握り締めた俺はカルデアの召喚ルームへと向かっていた。
午前2時教に直感教、このハイブリット宗教を信仰している今の俺に死角はない。この戦い我々の勝利だという奴なのだ。
「……おや?旦那はん、こないな時間に何してはるん?」
いざ戦の時じゃあ、と廊下を歩いていた途中に酒呑童子と出会った。
相変わらず、服の体をなしてない着物の着方だが。
「って何故、角を隠す」
「いや、それは自分の胸に手ぇあてて考えてみいな。条件反射になってもしゃあないやろ」
「よっぽどの事しない限り、もう皆の前であんなお仕置きはしないから安心していいよ」
頼光さんとマジで殺し合う3秒前に入りかけていた時の事を言っているのだろう。まぁ、あの時はいつもの気持ち良くなってもらう愛撫というよりはお仕置きとして優しさのない快楽をただぶつけただけだしなー。
ただ、「ああ、けど……あのお仕置きはおっかないのに、また受けとうなる魅力もあるんよ……」と体をくねらせる彼女を見ると罪悪感が薄れてしまうゾ。
ともかく、ここで出会った以上隠し立てするような事でもないか……せっかくだし彼女も連れていくことにしようかね。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
「大仰な呪いやねぇ……いつもうちらみたいのをそれで呼んでおるんか?」
召喚サークルを前に、石をブン投げて呪文を唱える俺に酒呑は問いかけていた。
「いや、この詠唱も別に必須じゃないよ。気分によってしたりしなかったり、気合入れてる時はしてるかな?まぁ、願掛けの一つみたいなものだと思ってくれればいいよ……えーとどこまで言ったっけ?……閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ……以下割愛、ガチャの輪より来たれ、いい感じの守り手よ!!」
「おざなりやなぁ……」
稲妻を彷彿させる音と眩しさ、貴重な資源を投資した結果はどうなる?
輪は三つ!しかも金色!キタ!
これは最強のサーヴァントを引いてしまったかもしれないわ!この戦い我々の勝利よ!
凄い勢いで回転する光輪がようやく収まり、その中から現れたのは……。
「吾の名は茨木童子。クハハッ! 大江山の鬼の首魁たる吾を呼ぶとは、一体どこの身の程知ら、ず…………のぉっ!?汝はぁっ!?」
「イバラギン!イバラギンじゃないか!」
金髪、角2本にはだけた着物だけど、酒呑程に色気は感じさせないイバラギンじゃないか!
鬼らしくむつかしい言葉は使うけど、どこかポンコツ臭が拭えないイバラギンじゃないか!
「えぇい!馴れ馴れしいぞ!よりにもよって、汝の召喚に応じてしまうとはぁっ!」
召喚そうそうフシャー!と猫のようにこちらを威嚇する茨木ちゃんだったが俺としてはどうしてここまで警戒されるのかまるで心当たりがないのだが……。
「忘れたとは言わせぬぞ!汝が京の都で『がんど』とか何とか叫びながら奇怪な呪術で何度も何度も吾の体を好き放題にしてくれたことをぉ!!しかも最終的には拳で吾の腹を殴ってくるではないか!!何なのだ、汝は!?後衛で守られている只のか弱き人間かと思えば、平気で前線に出てくるわ……鬼と生身で戦える以上、汝は人間ではないな!?恐らく怪異か化生の類か!?」
召喚早々に女の子にディスられて俺のハートはマジでブロークン。
だって羅生門のイバラギンは油断しているとこっちがやられてしまうぐらいに強敵だったもん。孔明先生の過労の陣と玉藻の呪術じゃ、封じ切れそうにもなかったからさ、それはマスターたる私が出張ってカバーするしかないじゃない……取り敢えず「ガンドォッ!」って叫んでおけば腹パンでもガンドやろ?
「ほぉー、うちが寝ている間にそないなおもろい事してたんやなぁ……」
「おぉ!酒呑ではないか!うむ、うむ!この傾奇者に召喚された時はどうした事かと思ったが、酒呑がいるなら何も問題はあるまいて!」
酒呑童子がいるとわかって顔を一変させ、輝かせる茨木。
わかる、気持ちはわかるよ。新しい新天地で顔見知りがいるという安心の大きさは。それが生前から親交を深めた仲というのならなおのことだよね。
「………むむ、待て待てっ、吾の召喚にこうも居合わせたのは偶然ではないな……。成程成程、さすがは酒呑だ。こ奴が無防備にここに一人でいるのも、計算通りというわけなのだな」
ニヤリと鬼らしく好戦的な笑みを浮かべた茨木は得心したように独り言つ。
俺と酒呑としては何のことやらとクエスチョンマークで首を傾げるしかないのだが……。
「皆まで言わずともわかっているぞ。大江山の二鬼がこうして揃ったのだ。この男を打破すれば吾々がこのかるであとやらを乗っ取れる……今はその絶好の機会、そう言いたいのだろう酒呑……」
ウチの子達が聞けば、即堕ちフルボッコされかねない危ない発言をするね君は。
どうやら茨木は自分が召喚されたのと合わせて酒呑が俺とここにいるのを都合良く解釈していたようだった。
……だが、この瞬間、顔を見合わせていた俺と酒呑は言葉を交わさずとも通じ合っていた!
――せっかくだし、この愉快な鬼っ娘を少しおちょくってあげようと!
「そうやねぇ……なら、ここいらでネタばらししよか。うちはこうして旦那はんに反旗を翻す時期をずっと見計らっていたのよ……茨木が来てくれたこの瞬間が絶好の機会と思わへん?」
「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」
「クハハ!そういう事だ人間!京の都では遅れを取ったが今度はそうはいかぬ!酒呑の手を煩わせるまでもない!吾自ら引導を渡してくれるわぁッ!!」
「茨木のイイ所見てみたいわぁ~」
酒呑の声援を背に、金髪ロリ鬼娘が俺に襲い掛かる。
彼女が人間ではない事を特に象徴している赤き手は火炎を纏い、その鬼手が今まさに俺の体へと向かってきた。
通常の人間を凌駕しているスピード。ただの一般人に過ぎない俺にとっては抵抗する間もなく、そのまま―――。
――ガシッ。
「ほえ?」
はい、ぽいっと。
「ぷぎゃ!?」
爪を剥き出しにして来襲した茨木の腕を掴んだ俺はそのまま彼女を放り投げる。
壁に激突したイバラギンはつい情けない悲鳴を漏らしてしまった。
やめてよね。召喚されたてのLv1のサーヴァントがLv140のマスターに敵うはずないだろ。
「……ふ、ふふふっ。人の身でありながら伊達に戦場は経験しておらんということか……。油断はしたが、次はこうはいかぬぞ。吾が本気になった以上、汝にはもう先程のような絶好の時宜が来ることはないと知れぇ!」
ぶつけたおでこを擦りながら、尚も茨木は俺に挑もうとしていた。
あぁ、たかだか一回程度の失敗で諦めず酒呑の期待に応えようとするその姿勢は感動的だな。だが無意味だ。
はい、掴んで投げてー。
「にやぁっ!?」
掴んで投げてー。
「ぐわぁっ!?」
また投げてー。
「むぎゅっ!?」
・・・・・・・・・・・・
「うわああああああああん!!!殺してやるうううぅ!!!」
何度も投げられまくって無様を晒してしまった茨木はついに童のように泣き出してしまった。うむ、まさに童子。
「こら、女の子がそんなはしたない言葉遣いをするんじゃありません」
「ふにゃぁっ!?ちょ、ちょっと待て!汝はどこを掴んでおる!?鬼の象徴たる角を掴むとは不敬にも程があろ……ひゃうぅん!?ひぅ、だからまて、変な動かし方をするでは…………あああ、ああぁぅぅうぅっ!!?」
まぁ、これ以上暴れられても困るので、俺は冷や汗をかきながらもどこか羨ましそうにも眺めている酒呑を尻目に平和的手腕で茨木に大人しくしてもらう事になった。
「…………ひっく、ひっく、もうやだ……人間怖い、母上に会いたい、お家帰りたい……」
「悪ノリし過ぎた。ごめんて茨木ちゃん」
やり過ぎて、部屋の隅っこで体育座りでホームシックを拗らせた茨木ちゃん。俺達二人は何とかこっちを向いてもらおうと慰めていた。
いやー、弄り甲斐のある可愛い娘が出てくると俺も酒呑もついハッスルしちゃうんだ。本当に申し訳ない。
「堪忍な~、茨木。けど、口で言うても、あんた納得してくれへんやろ?こうして身を持って旦那はんが
「……ぐすっ……う、うむ、羅生門の時にもその片鱗は見せていたが、この自由奔放さ。傍若無人っぷり確かに我ら鬼にどこか通じるものがある気がする……人の身でありながらな。むしろ鬼以上の得体の知れなさも感じるが…………」
え――、なんで現役鬼っ娘コンビにそこまで言われなきゃいけないんすかねー。
なに?背中で鬼の顔でも作ればいいの?エアお味噌汁でもすればいいんですか?
「あいわかった!元はといえば、吾が汝に襲い掛かったことから始まった話よ。吾も汝がやった事は水に流すから、そちらも吾の事は許すがよい!これで万事解決!酒呑も認めているその手腕、近くで見定めてもらうぞ、
目元を拭い、振り返った茨木はニカッと笑い。今までの空気を入れ替えるようにそう宣言した。
さすがは仕切り直しA。まだちょっと目が赤いのは気になるが……これから色々と仲良く出来ると嬉しいな。
「うん、これからよろしく頼むよ茨木童子。とりあえず、お詫びとお近づきの印にこれを贈ろう」
女の子といえばスイーツが大好きだからね。俺は秘蔵のクッキーシュークリームを彼女に手ずからあげた。
「くく、よろしく頼むかどうかは汝次第だかな!…………むむっ?なんだそれは。クハハッ!この大江の鬼達の首魁たる吾を甘味で懐柔しようというのか!随分と甘い奴よの!甘味だけに!……まぁ、贈られた以上は頂くが、吾の口を満足させるものなど、早々………………うまぁ!あまぁ!何これぇ!外サクサクで中トロトロなんだけどぉ!すごぉーい!……はむっ、もぐっ!この美味さ……一瞬で食べるのはもったいないというのにっ!……ごくっ!口が止まらぬぞ!他の!他のはないのかマスター!吾、対価としてちゃんと働くぞ!」
「鬼はちょろー、鬼はちょろーって奴かな?」
「あのちょろさで鬼一緒くたにして欲しくないわぁ……」
お菓子を食べてやる気百倍ギンギンイバラギン状態になった彼女、せっかく殺る気に満ち溢れているようなので自身の育成に必要な素材を一緒に獲りに行こうと狩場へGO。
召喚されたての時は残念臭を漂わせていた茨木ちゃんだったが、さすがは数多の鬼を従えた頭目。この俺にきちんと力を示してくれました。
「クハハッ!脆い、脆い!その石巌で出来た体は見掛け倒しか!しかも、戦利品も粗雑なものばかりではないか!八連双晶だが、なんだか知らぬが、どうせなら落とすなら”くっきー”とやらをよこさぬか!」
―――渾身のヤクザキックでゴーレムを踏み潰すように粉砕し。
「とろい!鈍い!遅い!いかに強大な力を持っていようと当たらなければ意味がないとはこの事よ!汝には情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ……そしてェなによりもォ――甘味が足りない!その自慢の心臓をマスターがこの間作ってくれた”はぁと型のちょこれいと”にするべきだったな!!」
――紅き腕でデーモンの胸を貫き、蛮神の心臓を抜き出す。たまに力が入り過ぎて心臓を握り潰し、報酬のチョコレートを無しにした時は世界の終わりのような顔になったが。
「黎明の神腕か……かはっ!随分と名前負けをしているではないか!そんな貧相な外形で『神腕』を名乗るとはなぁ!この吾自ら、本当の”腕”というものを見せてやろう!走れ、叢原火!『羅生門大怨起』!」
――別に彼等?が名乗ったわけではないが、ノリノリの茨木は容赦なく地面から生え出している腕エネミー達を宝具で狩り取っていく。うむ、オーバキルだ。
「ふむ、『再臨素材、スキル強化素材一個につき、お菓子を一個。金種火9個につき、お菓子を一個。※報酬がお菓子複数分に至るまでの成果が出たなら、その分をまとめてさらにクオリティが高いお菓子を贈与してもらうことも可』か……ぬぬぬ、量を取るか、質を取るか、実に迷い所……」
こうしてイバラギンは全盛期の力を取り戻す道をかけ上がっていく。ぶっちゃけると自身が強くなるよりは色んなお菓子を味わいたいが為に結果的に強くなってる感じがあるが。
ともあれ、すくすくと順調に育った茨木は霊基を最終段階まで強化する事となった。
「鬼とは貧する者。故に、奪い、喰らう。が、流石にもう満腹……いや待て待て冗談だ。菓子を下げるでない。甘い物は別腹という言葉があるだろう?うむ、実に良い言葉よ、吾の格言にしたいぐらいにな。そういうわけで先程のは言葉の綾よ。ここでお預けになったら何の為に全盛期まで強くなったかまるで意味がわからんではないか……」
自分の強さ<スイーツになっているイバラギンのちょろさに微笑ましさを感じつつ、俺はここまで頑張った茨木に甘味を差し出す。
うーん微笑ましさを感じるとか言ったけど……お菓子に釣られて、悪い大人についていかないかちょっとだけ心配だよ。イバラギンってば割とポンコツ臭するし。
絵面的には俺が今まさに悪い大人に見えないこともないが……いやいや、これは正当な報酬を与えているだけで、お菓子に夢中になっている茨木をなでりなでりしまくっている最中に疚しい事考えているとかそんな事は一切ないから。
「ぬぬぅ?”どおなっつ”とな?真ん中分が欠けている事により、本来は量的に物足りなさを感じさせるが、その飢餓感がこれに対する味わいを大事にするという気持ちを煽るというわけか!憎い、実に憎い奴め!『ぽんでりんぐ』という獅子の鬣を彷彿とさせた一品とは思えないこの柔らかさ!これがぎゃっぷ萌えというやつか!『ごおるでんちょこれいと』とやらもいけ好かぬ奴を思い出すが、貴様に罪はない、許そうではないか。うむ実はもう食べるまでもなく、美味いとわかっておるわ。っていうか美味くないわけないじゃん!こんなキラキラ輝いている宝石箱食べるのがもったいないもん!けど食べないともっともったいない!ぐぬぅ!この板挟み状態!吾をここまで翻弄するとはなんて奴らよ!」
ミスドから持ってきたドーナッツセットに童のように瞳を輝かせる茨木にさらなる追い打ちをかけるべく、俺は巨大なパフェを持ってきた。
「『ついんあいす・びっぐくらんちぱふぇ』?金の杯にこれでもかと甘味を乗せるとはっ!なんと冒涜的な!汝は恐れを知らぬのか!?ええいっ!むしろ許せる!白と茶の氷菓が吾の眼を釘付けて離させぬ!周りを彩っている飾りも全て食べれるのか!?正に天上楽土!…………だが、吾は何も考えずにこれに飛びつく程浅はかではない……汝のことだ。この”どおなっつ”と”ぱふぇ”のどちらかしか食べれないという残酷で冷酷無情、鬼の吾ですら涙する事を言い出すつもりだ…………えっ 両方食っていいのか!!」
「ああ……しっかり食え」
(もぐ もぐ もぐ)
「おかわりもいいぞ!」
(信じられないという茨木の目)
「遠慮するな 今までの分食え……」
「うめ うめ うめ」
茨木との絆がMAXになりました。
「最近、随分と茨木を気に掛けるんやね、旦那はんは。……同じ鬼として、うち寂しいわぁ」
「そりゃあ、新しい職場に入りたての子にとっては初めは一番デリケートな時期だからね、大事にしますよ」
「いきなり角イキさせたあんたはんが言う台詞?」
「信賞必罰は基本ナリ」
夜遅く、皆が寝静まった時間。マイルームにてセクシー過ぎる鬼っ娘こと酒呑と酒盛りをしていると、最近頑張っている茨木が話題に出てくる。同郷の身としてはやっぱり気になるのだろうか。まぁ、鬼にしては少々残念臭がするからイバラギンは。
そして、噂をすればなんとやら、俺の部屋に新たな客人が。
「たのもぉ!いるかマスター。いるであろうなマスター。いや吾がわざわざ尋ねてきたのだ、いない筈がない!」
元気よく部屋に入ってきた茨木はまさか酒呑もいるとは思っていなかったのか驚きで意気揚々と乗り込んできたその体を硬直させていた。
「おやぁ、こないな時間に旦那はんの部屋くるっちゅうことは茨木も夜這いしにきたんかねぇ……」
「よよ夜這いぃ!?ち、ちがう!吾は違うぞ!マスターにどうしても確認したい事があって訪れただけであって決してそのような気持ちは……むむ?今酒呑は『も』と言ったか?」
「まぁ、うちはもう何度も旦那はんの寝床に足繁く通っている身やしぃ……茨木と3人でも悪うないと思っとたんやけど残念やわぁ」
意地悪そうに笑う酒呑を前に、茨木は「……酒呑がそう言っているのなら、わ、吾も床を共にするべきなのか?マスターの奴も人にしておくには勿体無い程に愉快な奴でもあるし、嫌悪感はない……だが吾はそういう作法はまるでわからんぞ……もし粗相をして二人に嫌われてでもしたら……」と悶々としている。
「酒呑の言う事は話半分でスルーしておきなさい。それにこんな時間に来たのは何か用事があったんでしょ?」
「あぁ、そうであった!うむ、今すぐ問わねばならない……そう、吾にとっては死活問題だったのでな、このような夜更けにやって来たわけよ!」
「汝の手を借り、吾はかつての鬼の頭領としての力を取り戻したわけだ。畏怖と畏敬を持たれ、君臨する鬼の力を!」
無い胸を張って、自慢げに語る茨木ちゃん。確かに彼女の言う通り、今の茨木は聖杯を使わない限りはこれ以上ないぐらいには強くなった。まぁ、正確に言えば、全盛期の力を取り戻したというべきか。
「その過程で汝には鬼である吾に供物を捧げる契約であった、互いに利がある対等の関係よ」
「…………強うなってその上、菓子までもろてるなら茨木しか得しておらんと思うんやけど」
しっ!余計な事は言わないでいいの酒呑は。
俺も初めて食べたの新たなお菓子への新鮮な反応、グルメリポーターのような感想、子供のような笑顔をする茨木を見るのが嬉しいの。だからこれはwin-winの関係で合っているのさ。
「だが、吾は気付いてしまったのだ……」
酒呑の呟きが聞こえなかった茨木は話を続けた。深刻そうに。死活問題と言うぐらいだ、きっと大事なのだろう。
「ここまで強くなってしまったら、もう甘味はもらえないのではないのかと」
「…………」
「のう、マスター?吾はどうすればいい?次は何をすれば汝から菓子をもらえる?ぱふぇ、たると、しゅぅくりぃむ、きゃらめる、もんぶらん、どおなっつ、まかろん……。わ、吾も、酒呑のようにマスターの伽をすればよいのか……?」
大分切羽詰まっているのか、茨木は真剣な様子だった。どうやら冗談ではないらしい。
見方を変えると、麻薬中毒者が「薬……はやく次の薬を……」とねだっているようにも思えてしまった。
ただ、お菓子を与えて、可愛がりしまくっただけだというのにここまでハマってしまうとは……どうしてこうなった。
「いや、さすがにお菓子を対価に体の関係を求める程外道じゃないよ俺は。おい、酒呑。なんだその心底驚いた顔は」
人の事、なんだと思っているのだろう。また角イキ地獄の刑をそんなに味わいたいのか。
俺の心中を察して、角を隠すな。期待に満ちた顔をするな。罰を受けたくないのか、受けたいのか、どっちかまるでわからんぞ。
「そ、そうか……では吾はこれから何をすれば……」
「まぁ、そういう深い事は考えずに、これからカルデアの中で過ごして、一緒にクエスト行ったり、レイシフトしたり、敵と戦ったりすればいくらでもその機会はやってくるさ、茨木が食べてやる気を出すんなら先払いでお菓子をあげてもいいし」
「成程、つまり戦場で手柄を上げろというわけか……クハハ!わかりやすく、そして容易いなこの吾にとっては!汝がもう出せないというぐらいに敵を蹂躙凌辱し尽し、甘味を戴くとしよう!」
「そして、わからない事があったから、こうして俺の所に聞きに来るのも好印象。茨木ちゃんには褒美にプリンをプレゼントしようではないか」
「”ぷりん”!そのまま器の中から頂き、最後に”からめる”を絡めて一気に食すべきか……皿の上に産み落とし、突きながら嗜虐心高めさせるような揺れ動く様を見ながら食すべきか……吾を選択の岐路に立たせる魔性の甘味ではないか!えぇー、どっちにしようかな――」
プリンを両手に幼児退行しながらクルクル回る茨木を酒呑は何とも言えない顔で見ていた。
彼女のポンコツっぷりは酒呑とて当然知っている筈だろうけど、まさかここまで駄目になっているとちょっとツッコミを入れたくもなるのかもしれない。
「しっかし、こんな時間にお菓子を食べるのはあんまりお勧め出来ないんだけどね。まぁ、ちゃんと歯は磨いているでしょ、茨木ちゃん」
「歯磨き……?くはは、これは失笑物だな!この尖鋭な鬼の牙が菌ごときにやられると思ったのか!そもそもサーヴァントに虫歯も何も無いだろうに」
「あぁ、けど、旦那はん確か、茨木への菓子は気合入れて……なんやったっけ?前にバレンタインにぎょうさん狩りまくったチョコエネミーも材料に使うてるて聞いたけど……?」
うむ、保管庫をいつまでも圧迫させているのもあれなので消費しようと思ってさ。いや、材料としては結構、他の娘達にも好評なのよ?特にえっちゃんとかには『モグモグ……マスターと一緒にいると胸がポカポカして暖かいんです……モグモグ……この気持ちはなんでしょうか?あ、それとおかわりあります?』みたいな感じで、まぁ、そんな胸キュン台詞を食いながら言われても台無し感凄まじいんだけどネ!
「茨木ちゃん、残念だけども実際に虫歯になった娘達もいるから。予防はキチンとしないとこうなってしまうよ」
まだ色々と納得してない茨木ちゃんに俺が歯磨きをしない不精者達用に作った注意喚起DVDをプロジェクターで再生させる。
スクリーンに映し出された映像にはまず、カルデアのあるサーヴァントが二人……一人ずつ現れた。
『I have a
『I have a
『
『いやあああああ!!トラウマなのだわ!トラウマなのだわ!』
『うわああああん!!助けてぇ!お母さん!!』
『麻酔とか治療とかそういうレベルじゃないと思うんですけどぉおお!!』
そして、そこからはドリルを持った細目の筋骨隆々の男と銃をぶっ放している赤服の婦長に泣き叫びながら延々と追いかけ回されている3人の幼女の画しか無かった。
最後3人が捕まりそうになった瞬間に映像は真っ暗に切り替わり、『歯磨きでしっかりと虫歯を予防しよう!』と可愛らしいテロップが出てきて映像は終了した。
「ね?」
「…………吾に歯磨きのやり方を教えるがいい」
さてさて、日本で歯磨きの習慣が生まれたのはちょうど茨木ちゃんと酒呑の鬼コンビがブイブイいわせていた平安時代からとか一説にはあるが、仮にそれが本当だったとしても鬼の二人が人間の習慣通り行動していたとは思えないし、そもそも昔の食べ物は現代と違って、虫歯になりづらいっていうのもあると思うのじゃ。
まぁ、そんな昔ながらの鬼っ娘ちゃんにこれでもかと現代の甘味を味合わせたのは私なんですが。
「防腐剤、着色料、保存料……様々な化学物質 身体によかろうハズもない。しかし、だからとて健康にいいものだけを採る。これも健全とは言い難い。甘味も喰らう 栄養も喰らう。両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそが食には肝要だ。エフッ、エフッ」
「おぉ!なんと鬼らしく剛胆な言葉よ!吾の家言にしたいぐらいだ!」
「今の茨木はどう見ても偏食やけどなぁ……ちゃんとしたご飯も食べなあかんよ?それと旦那はん、その笑い方はなんなん?」
ベッドの上でちょこんと座っている茨木を前に俺は歯ブラシを構えていた。
傍らで酒呑が酒を飲みながら少々呆れながら眺めている。
「……ぬぬ、しかし、教えを乞うたのは吾だが、こんな童相手にするような事をしなくても口頭で伝えてくれればいいのでは?」
歯磨きの仕方を教授するにあたってまずは俺が実際に茨木ちゃんの歯を磨いてあげる事に彼女は少々疑問を抱いているようだった。
「いきなり口で言って即実践という優しさのない教師に俺はなりたくないのさ、まずは見本を実際に体感さえないと意味がないでしょ?百聞は一見に如かず、百見は一触に如かずってね」
仮に俺が鬼っ娘の牙を実際に磨いてみたいという欲望が1mmぐらいあったとしてもそれは些細な事でしかないのだ。
「まぁよい。これまでの戦いぶりからして汝の采配は何であれ基本的に間違いは無かった。吾も一度を教えを乞うた身、これ以上小言を重ねるのも鬼の名が廃る!汝の好きにするがいいさっ!」
ん、いま好きにしていいって言った?
ひゃっはー!言質はとったぜーとばかりに我が右手に輝く歯ブラシは彼女の口の中へと吸い込まれていった。
歯磨き粉は茨木ちゃん用にイチゴ味にしてあげました。
「では、失礼」
「んぐっ……」
歯磨きの基本として、力を入れ過ぎず、細かく動かし、そして満遍なく、時間をかけるのは大事だが、それよりも重視すべきは動かし方。
「……んぁっ……」
特に歯茎と歯の間は見落としがちなので念入りやるべきなのです。それは八重歯がチャーミングな鬼っ娘でも変わりません。
ブラシの毛先を歯茎の所で小刻みに動かしている俺の磨き方を覚え込もうと頑張っているのか茨木は頬を徐々に染めながら、体を震わしていた。
うん、ここまで熱心だと俺もやる気が出てくる。
というわけで今度は忘れがちな裏側の方にも毛先を伸ばしていく。ついつい表側の方だけで満足してしまうかもしれないが、見えない所も気合を入れてゴシゴシしないといけない。
気合を入れると言ってもあまり力を入れ過ぎるとかえって歯茎が傷ついてしまう可能性があるのでそこは繊細な力加減で磨きますよ。
「はぇっ……?あぁっ!……ひゃぁぁっ!?」
茨木ちゃんの首に歯ブラシを持っていない方の手を添え、支えるように俺は歯磨きプレ……教育を続ける。
ほら、見てごらん、茨木ちゃんの顔を口は半開きで顔が真っ赤で、体もこんなにピクピクしているではないか。
「ま、まへぇ、ましゅたぁ……へんら、これ何かへんにぃ……あぁぁっ、にやあぁっ!」
「茨木、君は後で自分一人で磨けるようにならないといけないんだから。しっかりと俺の磨き方を覚えないといけないよ」
「お、おぼえぇ……はぁっ、わかっらぁっ……はぅっんぅ!」
歯ブラシを歯だけではなく頬裏をブラシの毛先でくすぐるように左右へ動かす度に柔らかい茨木ちゃんのほっぺたが形を変える。
「ひぁっ、あぁっ……あぁぅ、へあぁぁぅ!」
茨木はベッドのシーツをギュッと握り、口内を襲っている衝撃に耐えながらも俺が言った通りに磨き方を覚えようとしているのかもしれない。そんな彼女の素直さ、純朴さに感動しながらも追撃の手を緩める事は無かった。
「おぉ、おぉ、茨木の顔、えらい蕩けてもうてるなぁ……旦那はんに歯磨かれているだけやっちゅうのに、こんなトロトロになってしまうもんなん?」
彼女の嬌声、痴態を肴に酒を飲んでいる酒呑は不思議そうに問いかける。
「偉大な先人はこうおっしゃりました。『人間の体は外側を触られるよりも内側を触られる方が気持ちイイ』のだとそして、『口内という敏感な部分を歯ブラシという柔らかい毛先で、しかも他人の手によって弄られるのだ。快感が生じないわけがない』ともおっしゃりました。多くの娘達で歯磨き道を極めた俺に歯磨き処女を陥落させるなど、造作もない事よ」
「鬼に金棒、旦那はんに歯ブラシってか?かはは、もう建前を捨てて、本音を隠さへんのな」
失敬な、最初の目的は忘れていないさ。
ただ、義務として歯磨きを教えてもいつかは面倒くさがられるかもしれないだろ?それなら快感と一緒に体に覚え込ませた方がええじゃないかと思っただけ。
口内を蹂躙凌辱されている茨木は俺達の会話すら耳に入っていないのだろう。
「鬼より鬼畜やわ~、旦那はんは……」
酒呑童子の恍惚とした顔を他所に俺は茨木ちゃんの赤く可愛らしい喉奥まで見えそうな口内をイジリ倒していく。
舌の表面、その裏側すらも歯ブラシの毛先を滑らしていく。
「ひぁ!ぁあっ、あぁぇぇぅ……あぁぇ!はうぅんぅっ……!」
肩をどんなに揺らしても、足を何度組み替えても、どんなに大きい喘ぎ声を漏らそうとも茨木は口を閉じる事は無かった。
それは一度約束した事は反故にしない鬼としての矜持か、それとも俺に対する信頼なのか、彼女は自分から止めようと言い出す事は無かった。
「ふぇ、えぇあぁっ……あぅ!……ひゃぁぁ!らぁぁっ……」
10分近くは経過したかもしれない、口の端から涎と歯磨き粉が混ざり合った液を垂れ流している茨木の体は限界を訴えるように全身の痙攣を大きくさせていた。
既に茨木はベッドに押し倒された状態で俺から歯磨きプレイの施しを受けている。
もう、その瞳はどこを見ているのか定かではない。彼女自身も自分が今どこで何をしているのかすらわからなくなっているのかもしれない。
「ぁぁっ、えぁあぁ……はぁぁっ、あぁっ、ひゃっ、あぁっ、あ、あぁ、ふぁぁ、あくぅ、にぁぁ、らぁぁっ」
「うわ……ごっつエロ」
エロ代表の酒呑童子が言う気持ちもよくわかる。
絹のような金髪が乱れている今の茨木は着物は半脱ぎ以上にはだけ、火照った肌には汗の珠が浮かび、口からは絶え間なく色息が漏れ出している。
そういった方面には本来疎い筈の茨木が無自覚のまま、足を開き、情欲を煽る姿を見せているのだ、確かにエロい。
流れている涎すら、美酒に見間違えてしまう錯覚を抱きつつ、もう磨く所が無くなってしまった俺はそろそろこの歯磨き教室を終わりにしようと思った。
彼女の快感の波を読み、口蓋の奥からスライドさせるように歯ブラシを引き抜く。
「りゃぁぁっ!!へああぁぅぅっ!!!」
大きく絶頂した茨木の体の上からはよがり声、下からは小さく何かが噴き出す水音が聞こえた。
彼女の上下から快楽の音を引き出した俺は一仕事終えたぜとばかりに汗を拭っていた。
「はぇ――……へぁ、はぁ――……あ、れ、吾は一体……」
少しして放心状態から意識を取り戻した彼女は我に返ってくれたようだ。
「ほら茨木ぃ……旦那はんから歯磨きの仕方、ちゃんと覚えたんか?」
半脱ぎになった着物からツンと勃っている乳首が見え隠れしている今の茨木ちゃんに酒呑は意地悪そうに問いかけた。
あれだけ、快楽に蕩かされていた彼女にその質問は中々に酷だと思う。
「歯磨き……あぁ、そうだ、吾はマスターに教えを…………す、すまぬ、まだ覚え切れておらん……途中から記憶が曖昧で……」
「いや、大丈夫。一度で駄目だったら何度でも覚えるまで教え込んであげるだけだから」
「そ、そうか……何度でもか……」と安心したように息を吐く茨木がどこか嬉しそうにも見えた。ともかく、いつまでも扇情的な格好を晒されるのは俺の理性にもよろしくないのでそろそろ彼女を起き上がらせようと思った矢先――。
「ひぅんぅ!?……し、酒呑?な、にをぉぉんぅ!」
酒呑が茨木の股、古風な下着――褌の上から、指をグリグリと押し付けていた。
褌に染み込んでいる跡から茨木が濡らしている事がはっきりとわかる。
「何をってなぁ……せっかく旦那はんは手ずから、おせてもろたのに、茨木はいやらしくも歯磨きで気ぃやって、なーんにも覚えられなかったんやろ?それで旦那はんの優しさに甘えて、はいおしまいは鬼としてどうなんやろと思てな……」
「あぁ、あんぅっ、な、ら……吾は何をすればよいのだぁっ……?」
「そんなんわかりきってるやん。うちが今触ってる所も、体もぉ、熱くてしょうがないんやろ?ほなら鬼らしく自分の欲望のまま振る舞わんとなぁ……」
「わ、吾の欲望のまま……」
「旦那はんにぎょーさん、キモチイイ所触られたいと思わん?うちは何度も天国に連れていってもろたで?今、身体中を駆け巡うとる疼き、治めたいやろ」
茨木が歯磨きで乱れてしまった姿で酒呑もスイッチが入ってしまったのか。嗜虐心に満ちた顔でどんどん茨木の逃げ道を塞いでいく。
依然、秘所を酒呑に弄られている茨木は俺に視線を向け、懇願するように言葉を絞り出した。
「……はぁ、重ね重ねすまぬマスター……汝に歯磨きをされてから、躰中が切なく、熱いのだ……んぁ、しゅ、酒呑が言うには汝なら吾を楽にしてくれるのだろう……?先程の借りもまとめて、この恩は返す、んぅ……だから頼むっ……わ、吾の躰に触れてくれぬか、さっきのように吾を磨いてく、れぇ……」
先程の歯磨き教室も、今の酒呑の言い分も大部分に悪ふざけが入っていて、茨木ちゃんが負い目を感じる必要はないのだが、素直純朴系の鬼っ娘ちゃんは疑うことなく俺達に身を任せようとしている。
やっぱりこの金髪ロリ鬼は悪い大人に騙されやすいという俺の見立ては間違っていなかった。今ここでいう悪い大人は俺と酒呑でしかないが……。
まぁ、俺達以外に騙される事ない為の教育は追々しっかりと行っていけばいいよね。
「うん。それじゃあ、歯磨き教室の続きと行こうか」
こんな事もあろうかと新しい歯ブラシのストックを出すと、茨木ちゃんの目がそこに注視される。
半脱ぎ状態だった着物はいつの間にか酒呑の手によって完全に脱がされていた。
目の前の茨木は褌以外は何も纏っていない無防備な姿だった。歴戦の鬼であろうともその肌は触らなくとも滑らかだとわかる。赤い紋様もそれを彩る魅力の一つに過ぎない。
「ひぃあっ!今度は、そこを磨くぅのかぁっ……あんぅ!!」
酒呑と同様、幼さを感じる微かな膨らみ、その頂上にあるピンク色の蕾にブラシの毛先が触れる。
乳首しか責めないと言わんばかりに俺が小刻みに動かすとブラシの動きと連動するように茨木は素直な反応を返してくれる。
「あひっ、あぁっあんぅ!……こ、これも覚えないといかぬのかぁっ……!?」
律儀に俺が言った事を守ろうとしている茨木はくすぐったさと快楽に身をよじりつつもそんな事を言葉にする。
せっかくなので俺は彼女のいじらしさにノッてあげる事にした。
「あぁ、これから俺がする事は一挙手一投足、脳に焼き付けて」
「う、うむっ……われからすれば、造作もな、いことよぉっ、あふぅっ!!」
はぁ、なんでこんなに良い娘なのだろうか……イバラギンは。もう鬼というかむしろ天使とも呼べる存在かもしれない。
そんな娘を現在進行形で辱しめさせている自分が汚く感じてしまう。あぁ、けど、このイケない事をしている背徳感が良いのかもしれない。むしろタブーとか、倫理観とか、もう俺が言っても今更過ぎるものある。
「仲間はずれは寂しいわぁ……旦那はん程やないけど、うちも結構ウマいのよ……はむぅっ、じゅるぅ……」
「んにやぁっ!?……しゅ、酒呑ぅ……角はぁっ、なら、んぅっ!あ、頭がとけるっ、とけてしまうぅっ!ひゃああぁっ!」
股を愛撫していた酒呑は自身と同様に生えている茨木の赤黒い角を愛おしそうに口で含み、両手で何度も扱き始めた。
新たな快感、未知の快楽が襲い掛かってくる茨木の心情を表すようにブラシで弄られている乳頭はどんどん充血し膨れ上がっていく。
歯磨きと同じでこっちでも妥協はしない、俺は彼女のちっぱいを左右交互入念に歯ブラシで責め続ける。
「む、むりだぁっ……ますたぁ、あっ、あひぃっ……!こ、んなのむりだぁ……んやぁっ、こんなの覚え切れぬぅっ、気持ちのよい事しか考えられぬぅ、んふぁっ!!」
「諦めたらそこで情事終了だよ?茨木ちゃん」
胸先を十分に苛め抜いた俺は次なる標的を決め、茨木の褌を造作も無く脱がす。
白い布に拡がっていたシミから、既に茨木ちゃんのアソコが出来上がっているのはわかっていた。
呼吸を求めるように、新たな刺激を求めるように彼女の陰口はヒクついている。
「上の口だけじゃなくて、下の口もちゃんと磨かないとね茨木ちゃん」
「……あぇ?…………あくぅんぅ!!?あぁっ!……ひうぅぅんぅっ!!」
グシュグシュと音を立てて、膣壁を歯ブラシで磨き始めた時の茨木ちゃんの反応は凄まじかった。
電流を流されたかのように腰を浮かし、体を反らしている。
口の中を磨かれただけであれだけ感じたのだから、膣内を同じように責められれば、当然こうなるだろうさ。
そしてベスト歯磨きニストの称号(自称)を手にしている俺はたとえ磨く場所上から下になろうとも、その技に陰りを見せる事はない。むしろ下の口の方が得意分野だし!
「あぁっ!あっ、あぁっ!はぁんんぅ!、すごっ、これしゅごいぞぉっ、ますたぁ……はひぃ!吾の体の中が作り変えられているみたいだぁっ……!ふぅんぅぅ!!」
ブラシの毛先が歯を磨いた時と同じように膣襞を細かく、そして素早くくすぐる。
すぐに茨木ちゃんのキモチがよいポイントを把握した俺はそこを重点的に磨き抜いてあげた。
「あくぅ!あぁっ!はひぃっ!!あっ!はんぁぁっ!……あっ、頭の中がぁっ……爆発するのが止まらぬぅ……あぁっ、覚えぇ、なければならぬのにぃっ……快楽で掻き消されてしまうぅあぁっ!」
歯ブラシによって女陰から掻き出されている淫液に加えて、絶え間なく吹き出している潮が茨木の股と俺の手を濡らし続ける。小さい絶頂が何度も訪れている彼女は確かに酒呑の言う通り、天国にイキかけているのかもしれない。
「はむぅっ、んじゅ、じゅぼぉっ……っはぁ、茨木ぃ、今、ものごっつぅスケベな顔してなはるよぉ……。かはは、うちの声も届かんぐらいに夢中みたいやねぇ……んちゅぅ……」
茨木の角をしゃぶり続ける酒呑も俺と二人で彼女を責め抜くのを心底楽しんでいるのだろう。
ただ、俺としてはやっぱり、茨木と酒呑の二人を同時に可愛がりたいのだ。
そんなわけで茨木に寄り添い、この俺を目の前にして、無防備な下半身を晒している酒呑の為にさらに歯ブラシのストックを懐から取り出した。こと情事に関しては準備がいいと巷で評判のマスターはもう片方の手にソレを手にすると茨木の時と同じように酒呑の肉蜜へ触れさせる。
「ほぁっ!?……やぁんぅっ、うちの事もぉ、磨いてくれんのぉ……だんなはぁんぅ……んぁっ!」
そもそも、俺の部屋に酒盛りしていた時から酒呑の格好は全裸の上に着物というどう足掻いても誘っているとしか思えない姿だったので期待はしていたのだろう、ただこのタイミングで来るのは少し予想外だったみたいだが。
さて、茨木の時と同じようにとは言ったものの、せっかくなので酒呑の方は責め方を変えてみるとしよう。
「んくぅっ!ひぃあぁっ……はぅう!あぁっ、そないな敏感な所、何度も擦らんといてぇぇっ、やぁんぅ!」
膣内に入れることはせず、その入り口――陰門の上を何度も歯ブラシをスライドさせていく。
そして、自己主張している淫芽を円を描くように毛先で撫で回す事を忘れない。
「あぁっ!たしかにぃっ……んんぅ!これはぁ、茨木がおかしゅうなるわけやなぁっ……うちもハマってしまいそうぉっ……んあぁ!」
両手にそれぞれ歯ブラシを持ち、異なる責め方で異なる鬼達を啼かせていく。
淫蕩な青鬼も純朴な黄鬼も差別なく、発情した様を俺の目の前に晒していた。
「あぁ!イってまうぅっ……そないな小道具ではしたなくイッてまうわぁっ……!」
「にぁやあっ!ひぁっ……あんぅ!イクのが止まらぬぅ……止まらぬぅのだぁっ!はよぉ、楽にしてくれぇっ……んくぅっ!ますたぁっ!!」
人の手で、人の道具で、快楽の渦に叩き込まれている鬼達は抱き合うように声を荒げる。
「「ああああァァァぁあああああっっ!!」」
重なり合った二人の鳴き声は痙攣しながら股から愛液を噴出させる姿も相まって俺の耳を犯していっているような気がした。
「はぁんぅ……鬼二人一遍なんて、旦那はんは鬼より欲深な人やわぁ……」
さすがは酒呑というべきか、彼女はまだまだ余裕がありそうな様子だった。
対照的に隣の茨木は息も絶え絶えだが。まぁ、イバラギンは口に胸に果てには膣内まで責められたのだから、頑張った褒美に何か与えた方がいいかもしれない。
ポケットにある一口サイズのキャラメルを自身の口の中に放り込むと仰向けのままベッドの上に放心状態になっている茨木に馬乗りになって顔を近づけていく。
「茨木ちゃん、はい、あ――ん、して」
「…………はぇ、あ、あ――ん?……んむぅ!?」
意識を失いかけても、俺の言葉に素直に従ってくれる茨木ちゃんのチョロさに笑みを零しつつ、唇を重ねた。
「んんぅ!?……んぅ?……んくぅ!んぁぁっ……ぇろぉっ、んちゅぅ、んふぅっ……♪」
口の中にあったキャラメルを口移しの要領で茨木の口の中に転がしていく、甘味の存在に気付いた茨木は放心状態から回復したのか、瞳を輝かせた。
だが、ただの口移しだけで終わらせるつもりもなく、俺はそのキャラメルを溶かし、彼女の口内をコーティングするように舌を蠢かしていく。初めの歯磨きプレイで口内を開発された茨木は甘さと快感の同時攻撃に目尻を下げ、もっと、もっととねだるように俺にしがみついてきた。
やだ……イバラギン、滅茶苦茶可愛いやん……。
「んぅっ、んぁあっ、んんぅ、んぅ、おいしぃ、んちゅ……ちゅぅ、ちゅむぅ……っぷはぁっ」
完全にキャラメルが溶けきったのを確認して舌を引き抜くとまるで目がハートマークになったかのように茨木は幸せそうな顔をしていた。
「っはぁ……ただの特筆すべき事のない普通のキャラメルにも関わらず、今まで食べた甘味の中で一番美味かったかもしれぬ……あぁ……のぉマスター……?今の食べ方でもっと吾にぃ……吾にぃっ……あいてっ!」
「はい、そこまでやで茨木ぃ。施しばっか受けとうたら鬼の名が廃るでぇ、うちらを気持ち良くしてもろたお返しに旦那はんもちゃーんと気持ちよくさせなあかんやろ?」
堕ちかけて、そして俺の体にすがりかけていた茨木を正気に戻すように彼女の頭をチョップした酒呑。
別にお返しとか気にしなくてもいいんだけどね、今までの彼女達の姿で十分過ぎる対価はもらってるし。
「さいごぉは道具やのぉて、体同士でたっぷり繋がり合わんとなぁ……なぁ、茨木?」
「う、うむ。酒呑の言う通りだ!借りた恩は返す、吾を気持ち良くした分だけ汝の体も気持ち良くしてやるわっ!クハハッ!…………で、吾は何をすればいいのだ?酒呑?」
「茨木はそのままさいぜんと変わらん体勢で構わんで……うちが乗るだけ、やからぁっと」
「んぅ……?しゅ、酒呑?」
ベッドに横たわる茨木の上に大事な場所を重ねるように伸し掛かる酒呑。
そこには生まれたままの姿である二人の鬼が上下重なり合っている淫靡な光景が拡がっていた。
「ほれぇ……大江の山を代表する鬼達の貝合わせやでぇ、こないな姿を見れるのは旦那はんだけ……さぁ、どないしたい?」
こちらを流し目で見やる酒呑の挑発に俺が返す行動は一つしかない、彼女達の色艶な様を見て、愚息が大人しくしている筈もないのだから。ズボンをずり下ろし、二つのクレパスの狭間に剛直を侵入させていった。
「あぁんぅっ……茨木ぃ、よう見ぃ、うちらの間に旦那はんの凶悪な金棒が……生えとるやろぉ……?んふぅ、しっかりとぉ、目に焼き付けなはれやぁ……」
「うぅ、ふぅ、んぅ……熱く、硬く、脈立っておる……こうして触れているだけで火傷してしまいそうに……汝の金棒は猛悪の一言だなぁ……」
そこまで俺のアソコ凶暴ですか?と否定したい気持ちが無いわけでもないが、反論しても前科があり過ぎるので執行猶予無しで即有罪で敗訴だろうな……とちょっと悲しくなりながらも、今は目の前の二人を味わい尽くそうと俺は腰を動かし始めた。
「お、おあぁっ!吾とぉ、酒呑の間をうごい、てぇ……あぁっ、ついぃ、ひやぁあっ!」
「あぁ、こうしてるだけでも、達してしまいそう……や、わぁっ、あんぅ!!」
今はまだどちらの膣内にも挿入はしていないが、こうして茨木、酒呑の二人に雌園の入り口で挟まれて、ペニスを前後に動かしているだけでも満足してしまうぐらいに下半身から心地良い感覚が拡がっていく。
「ああんぅ!……たまらぬぅ、たまらぬがぁっ……何か物足りなさも感じてしまうぅ……ますたぁ、先程の歯磨きのように、それで吾の膣内を磨いてくれぬ、かぁっ……はぅんぅ!!」
茨木の小さい足が俺の腰を絡めてくる。こっちに来てと誘惑するように。
「……おやまぁ、まさか茨木がぁ……んふぅ!うちを、差し置いて、おねだりするとはなぁ……」
「はぁっ!す、すまぬぅっ……酒呑ぅっ……吾はそういうつもりではぁっ……」
「かまへんよぉ……珍しいもん見れたしぃ、あんぅっ、最初は譲ったるわ……旦那はんぅ……この堪え性が無い、破廉恥でチョロチョロな鬼に情けをくれへんかぁ……」
鬼っ娘達の肉唇のサンドから肉棒を引き抜いた俺はソレを酒呑の物言いに涙目になりかける茨木の、割れ目に挿し込んでいく。歯ブラシで散々嬲ったとはいえ、まだその入り口は俺のモノを受け入れるには狭くキツイ気もした。
「んぎぃっ!?あ、はぁぐぅ…………こいっ!遠慮はするなぁ、吾は鬼ぞっ!……この程度の痛み、物ともせぬわぁっ……!」
剛胆に笑う茨木に、ここは気を遣うとかえって失礼になると思い、力を入れて、陰茎を彼女の最奥……ヴァギナ全てを埋め尽くさんと突き進んだ。
「……っあああァァっ!!かはぁっ……!んんぐぅぅ~~~!」
「……んっ、全部入ったよ、茨木っ……」
今の彼女に「大丈夫?」「頑張ってね」等の優しい言葉は不要だろう……ポンコツとかチョロいとか言ってはきたがそれでも俺と今交わっているのは鬼。
ならこれから必要なのは気遣いではなく、互いの情欲を喰らい合う本気のまぐわい。
「……く、くはは、心地良い……実に心地良い痛みよぉ……あぁ、これで終わりではないのだろう?……快楽に身を任せるがいい、吾の穴で盛大に果ててみせろぉ……容赦なく、慈悲もなく、文字通り……滾るようになぁっ……!」
その言葉を皮切りに、そこから俺達は本気のセックスをした。
茨木の上にいる酒呑は茶化すような事は何も言わない。ただ、意味ありげな視線でその乱れ具合を視界に収めるだけだった。
「あぁぉっ!おぉっっ!ああぁんぅ……!くぅぁあっ!奥を何度もぉっ突かれるとぉ、先にぃ……吾が果ててしまいそうだぁっ……あくぅんぅ!!」
それでも彼女は俺が射精するまで絶対に気を失わないと、歯を食いしばっている。
真面目さ、律義さ、優しさ、適切な表現は浮かばないが俺はその一生懸命な茨木の姿にむくむくと愛おしさがこみ上げてきた。
「ほぉっっ……おあぁっ!!また大きくなってぇ……あぁっ!吾の体内全てがぁっ……汝の金棒で磨かれとるぅっ……んひぃっ!!」
歯ブラシで弄られ、敏感になっている膣壁を今度は道具ではなく自身の体、その大事な部位で擦り上げている実感が俺の興奮を高めてくれる。
そして余裕が無くなってきた茨木に宣言する。
「……もうっ、出していいか、茨木っ……!」
「……!……い、よい!良いっ!吾の体でぇ……その中でぇっ……!汝の全てを出し切るがいいっ……あっ、はぁぁんぅ!吾もぉっ、それが望みだぁっ!んあぁぁっ!」
俺の腰を絡めていた茨木の足に更なる力が入る。普通の人間ならまず抜け出せないような鬼の絶対的な力が。そもそも最初から抜け出す気もさらさら無かった俺は鬼とは思えないか細い彼女の腰を掴み、陰部を前へ前へと押し付ける。そして、そのまま―――。
「んひやあああぁっ――――――!!……あぁんぅ……はぁ――……はぁっ!かはぁっ……!汝の
お腹がいっぱいになった童は眠りにつく。たとえ鬼だろうとそこは変わらないのかもしれない。まぁ、ここでいう満腹の意味は変わるが……。結合部から白濁液を漏らしているあられもない姿とは裏腹に穏やかな表情で寝息を立てながら意識を失う茨木に俺はそんな感想を抱くのであった。
「……まったく、なんて顔しとるんやろねぇ……ほら旦那はん?まだイケるやろ?次はうちの番やで」
呆れたように言う酒呑の声色はどこか優しそうにも聞こえた。
膣から精液を零している茨木の前で俺と酒吞は後背座位でセックスをする。酒呑の膣道は出したばかりの肉棒を容赦なく締め付ける。
彼女の控えめな重みと、パンパンとぶつかり合う尻の感触が実に心地良い。
「あくぅっ!あぁ……飽きない、いくら犯ってもあきへんよぉっ……旦那はんのこれはぁぁっ……はああぁんぅ!!」
背中をこちらに完全に預けて快楽を貪っている酒吞は俺と茨木の両者を見やると心底愉快そうに口の端を吊り上げた……。
「ん?どうかした……?」
「んぅ……くふふ、いやさね……京の都で大暴れした鬼達が随分たらしこまれてもうたなぁ……と思うてな……。旦那はんと茨木と一緒にどこかの山で家族になるんも悪ぅない気もしてきてなぁ……かはは」
「もしかして、プロポーズ?」
「どうやろ……うちらが婿に来なはれ言うても、旦那はんが素直に聞く男とも思えんしぃ……あんぅ、んっ!」
「そんな聞き分けの良い子だとむしろ酒吞も茨木も退屈じゃない。いっそ『いや俺が嫁にするし』ぐらい言ってあげようか?」
「…………かはっ、かははぁっ!そりゃあ、ええわぁ……。まさか鬼のうちらが攫われる側になるなんて……あぁ、そないな事になったら…………せやねぇ、そん時はこの阿呆の子と一緒に結婚する娘御が着るような白無垢でも着させてもらおか?だ、んなはんぅ……あんっ!」
「…………んみゅぅ、もう喰えぬ、喰えぬわ……むにゃむにゃ」
夜は長い……足の指でお約束過ぎる寝言を漏らしている茨木の頬をぷにぷにと突く酒呑との睦ごとはまだまだ続く。
彼女の言葉が本気かどうかはわからないが少なくとも俺は、二人をそんな姿にする未来がいつか来る気がする……根拠のない確信を酒呑の体と共に抱いていた……。
「あら……」
「かはは……」
「ぬぅっ!?」
ある日のカルデアの廊下、そこで3人の鬼は出会った。
愛する子の匂いをまき散らす二人の鬼に頼光マッマは最初から丑御前モード。
酒呑の隣にいた茨木もその空気を感じ取り、臨戦態勢に入る。
殺気が満ち溢れる空間。幸か不幸か、今、この場にいるのは3人しかいなかった。そう……
「その貧相醜悪な体で我が子に取り入ろうとするなんて恥じ知らずもいい所ではなくて?」
「はっきり言うてもええんやで?自分はその下品な乳袋が無いと我が子に愛してもらう自信が無いんやって……」
まさにこの瞬間は二人にとってかつてのお仕置きを合法的に受ける絶好の機会。仇敵であろうとも、今酒呑と頼光ママの心は通じ合っていたのだ。
「…………?、?」
そして置いてけぼりをくらうのがイバラギン。なんせ二人の空気も殺意もどう見ても本気の筈なのに何故かいつまで経っても戦闘に入らない。むしろ、誰か待っているような……。
「……ふぅ、またなの?二人とも」
当然、二人の空気を察して現れるは人類最後の我らがマスター。ちょっとだけ呆れた感じで救世主よろしく彼は姿を見せた。
「止めないで下さい我が子よ!今、目の前の鬼を打ち滅ぼさなければ、あなたの将来に凶事が訪れるのです!……ただ、前のように胸をあんな風に激しく辱められるお仕置きを受けたら、私もこの刀から手を引くかもしれませんがっ!まぁ、あくまで可能性の話ですがっ!」チラッチラッ
「うちは鬼やよ。売られた喧嘩は買う、特に相手がこの牛女ならなぁ……。これはたとえ、旦那はんでも止めれへんからなぁ……あぁ、けど、この前みたいな角をあんな風に強く嬲ってくれたら、うちも今回は大人しくしてもええかもなぁ……まぁ、そないな事ありえん話やけどもぉ……」チラッチラッ
「?、?」
そして、わんちゃんよろしくそんなあからさまな感じでお仕置きを期待しても彼が応える筈もなく。
混乱している茨木に近づき、子供のように抱き上げると……。
「さっすが茨木ちゃんだ!被害が大きくならないように俺が来るまで二人の事を抑えていてくれたんだね!うんうん、そんな良い娘にご褒美を与えなきゃね!君の好きな甘味をいつもの
「えぇ!何なのだその『ふるこぉす』は!マジでいいのぉ!?わぁい!……何が何だかわからぬがそんな贅沢な褒美がもらえる程の事をしていたのだな!?クハハッ!さすが吾だ!」
そんなわけはなく、面倒事を起こそうとした酒呑と頼光の当て付けだろう。だってこうした方があの二人は間違いなく堪えるだろうし。
ただ、褒美云々自体は茨木にやるだろう。だってこのマスターだし、えっちぃのは良くないと思います!
((……ギリィッッ!))
「……ひぃっ!?の、のぅマスター?あの二人が血涙流して凄い形相で吾の事を見ているのだが?これ、後で殺される奴なのでは!?吾、後で殺される奴なのではぁっ!?」
涙目になりながら、イバラギンはマスターに連れられていった。嫉妬に狂った二人の悪鬼を残して……。
本日の鬼っ娘スタジアム、茨木の無邪気ゆえの勝利。後の彼女の安否はわからぬが。
今回のプレイの参考文献:偽物語。
歯磨きからエロを発想するなんてさすがは神原先生だぜぇ……。
見た目的には茨木ちゃんって金髪ロリ奴隷って呼称がしっくり来る気がする……ぐだだ木さんパないの!
タイトルに茨木、酒呑とは入れたもののどちらかというと茨木メインって感じになったかな?酒呑は添えるだけ……。イバラギンの魅力はエメラルドスプラッシュだから仕方ないネ(意味不)。
2ヶ月ぶりに書くエロは楽しい(確信)。
そして感想返信が全く出来ず本当に申し訳ないです。全てに目は通しているのですが(社畜と化した今の私の栄養源)、中々返す時間と元気が無く……全てに返信してしまうとただでさえ遅い更新速度がさらに遅くなる危険性がががががが、今後も感想返信は出来なくなるかもしれません……まぁ、私が無職になれば全て解決するんですけどネぇ!!