※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

52 / 146
1ヶ月以上ぶりのエロ本編。メンテ間の時間潰しにしてくれれば幸いです。
評価付きのコメント、ありがとうございます。いつも見た瞬間、バジリスクタイムで喜んでいます。自己満足で書いているこの作品ですが、感想、評価あってこそのモチベーションもあるので誠にありがたいでございます。

0話にて、哪吒、アビゲイル、ミドラーシュのキャスター更新。

今回の話は星の三蔵ちゃんイベをプレイしているとより楽しめるかもしれません。










最新話が特別編の方にいってしまうという事で投稿し直しました。


幻想牛乱伝①(ランサー・アルトリア・オルタ前編)

「やめて!センパイとキアラさんの大乱交セクシャルブラザーズとか地球がテクノブレイクしちゃいますよ!!」

 

「いきなり、何をワケのわからぬ事をほざいている」

 

「マスター……彼女の呼び出しに応じて良かったのでしょうか?」

 

「大丈夫、大丈夫。偶に電波受信して、アレな事を口走ったり、悪どい(本人の中では)計画目論んだりするけど、大体がポンコツで穴だらけだし、根は良い娘だから」

 

 

 

 

 場所は我らがよく使用しているシミュレーションルーム(性)。

 戦闘訓練で使用している通常のシミュレーションルームもあるが、こちらは別室で用意した精神と時の部屋ver、スカサハ師匠が願望実現装置で作った話を元に作り上げられた素晴らしきヤリ部……コホン、サーヴァント達と絆を深める愛の巣。

 

 

 そんなえっちぃシミュレーションルームに俺はBBちゃんからお呼び出しを受けていた。

 

 訂正、俺だけではなく、二人の金髪美女を加えて。

 

 黒い鎧の一部から露出されているハイレグがこれでもかと女性の象徴を表している黒い槍トリアこと乳上。

 

 同様に白い鎧の拘束から解放されて青いインナーでまたまた、たわわな果実を自己主張させている白い槍トリアこと乳王。

 

 うむむ、右を見てもおっぱい。左を見てもおっぱい。これで聖槍抜錨とかえっち過ぎません?

 

 

「センパイの私に対する評論に一言申したい所ですが、ここは出来る後輩BBちゃん……優先順位は間違えません。私がセンパイとダブル槍トリアさん達をお呼びしたのには理由があります」

 

 

 自身満々に胸を張る小悪魔後輩に、何やら新しい発明品をお披露目したダ・ヴィンチちゃんと同じ空気を感じる。

 ろくでもなく、そして愉快な予感が。

 

「センパイとサーヴァント達が日々ずっこんばっこんしているこのシミュレーションルーム『精神と時の部屋』仕様という時間にも優しく、なおかつあらゆるシチュエーションに応えるイメクラクオリティ……で、す、が!私から言わせてもらえば、まだまだ甘い!ごっこ遊びの領域を抜けていないのです!!」

 

 ごっこ遊びという言葉に両隣にいた二人がピクッと反応する。

 

「学生同士の青春、新婚プレイ、メイドプレイ、尋問SMプレイ……それぞれの役に沿った情事。構いません、そのエロスに対する飽くなき探究心は是としましょう……ですが、やはりそれもまだごっこ遊びにしか過ぎないのです。貴方達が()()()()()()()()()()()という主従の関係に嵌っている限りは」

 

「何が言いたい……」

 

「つまり、ガワだけ作っても意味がないのです!!真のなりきりプレイとは!心もなりきってこそ!!お二人は妄想した事はありませんか?もし、センパイとマスター、サーヴァントの関係ではない、別の関係になれたらと!!」

 

「「……!!」」

 

 BBの言葉に大きく反応する二人、どうやら思い当たるふしがあるようだ……。しかし、心もなりきってのHプレイと来ましたか――。さすがは月の超級AI、昂らせてくれるような事を提案してくれるじゃない。

 

「そこで、私が既存のシミュレーションルーム(性)をさらに改良し、その中に入ったセンパイとサーヴァントの……まぁ、厳密に言えばセンパイは何でもバッチこいの人ですから、『五停心観』によって後者の方だけの深層意識から最適な役、シチュエーションを抜粋し、ご用意。そして、お二方には心すらもその役になり切って頂きます。当然、好感度はいつもと変わらずですよ」

 

 まぁ、確かにシチュエーションプレイも、人によっては向きも不向きもあるからね。演じるのが苦手な娘もいるし。

 

「リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり、リアリティこそがエンターテイメントなのです!!当然、シミュレーションの中でのプレイ中はサーヴァントとマスターという自覚はありませんが、そこから帰ってきたら、二人の心と躰にはそのプレイの内容がえっちく刻み込まれています。思い出はプライスレス!!」

 

 もし、サーヴァントとマスターの関係じゃなかった俺たちかぁ……。将来的には夫婦になって家庭を築きたいと思っているけど、別段、今の関係を不満に思っている事はないかな。ただ、ifの世界という事で楽しむのなら全然問題無いです。エロは終わりなき探究心の道だから。

 

 

「真のエロとはシチュエーションにあり!!そんなこんなで前置きが長くなりましたが、センパイと貴女達にはこの新たに生まれ変わったシミュレーションルーム。名付けて『HBチャンネル』を是非是非、堪能して欲しいという事で今回お呼びしたわけです」

 

 ネーミングセンスはあれだが、中々に興味が湧くプレゼンテーションだった。

 問題は二人がそれに応じてくれるか、どうかだが……。

 

 

「くだらない……。そんな卑猥な事で私を呼んだのですか?ならば、もう帰らせてもらいます」

 

「フッ、いいだろう。ならば早速その玩具をマスターと共に使わせてもらおうではないか」

 

 白と黒で別々の答えが出た。

 踵を返した白いアルトリアと、俺の手を取り、BBが用意した機器に近づく、黒いアルトリアは正反対の方向へ。

 

「なっ!正気ですか黒い私!?この得体の知れない女が用意した物にマスターを連れ込むと!?」

 

「危険があれば、蹴散らせばよい。その為のサーヴァントであろう。そして、私とマスターの情事をより楽しませる物であれば良し、拍子抜けの物だったのなら、ここに戻ってきた際に鼻で笑ってやればいいだけの話だ。未知を進んでこそ、王の度量であろう?」

 

「貴方一人で行くのなら、止めるつもりはありません。ですがマスターを巻き込むのは……」

 

「大丈夫だよアルトリア。怪しさしか無いやらかし系後輩の発明品だけど、危険は無いと思うよ。君は来ないの?」

 

「やらかしません――。BBちゃん、これまでやらかした事なんて一度でもないです――」

 

「わ、私は……」

 

 目線をチラチラと俺の方に向ける白いアルトリア。

 さっきは一蹴したものの、俺と黒いアルトリアがノリ気なのを見て、戸惑っている所を見るあたり、実は少しは興味はあったのかもしれない。

 王として、または女神としての身故か、こういった色事に耽るのは本人はあまりノリ気じゃないのかな……?うーん、けどさぁ。

 

「そもそも、マスターを性的に甲斐甲斐しく世話をしている貴様が卑猥だのなんだの言っても説得力がない」

 

「にゃっ!?」

 

「あれか?女神の性質故、周りから疎外感を感じていた所をマスターにこれでもかと距離を詰められて、絆されてコロリか?ふっ、もう一人の自分でありながら何とチョロい事よ……貴様、一体、マスターの聖槍で何度最果てに至った?」

 

「な、な、な、なぁっ……!?」

 

「ちょっと、セクハラし過ぎじゃない?」

 

「お前に言われたくないぞ。それにこのすまし顔で『マスターとは清い関係です』っていつまでもバレていない風装っている奴の顔を崩したくてな。いつも体中からマスターの匂いをまき散らし、雌の表情でこ奴を見詰めておきながら、気付かないとでも思ったのか…………」

 

 黒の槍トリアの口撃に真っ赤な顔で口をパクパクとさせるしかない白い槍トリア。

 うん……うちの女神様の可愛さはパないの。

 

「ま、ますたぁ~~……」

 

「よしよし、大丈夫大丈夫。えっちなのは悪い事じゃないよ――バレても全然無問題よ――」

 

「えぇい、マスターに縋り付くな駄女神。それ、BBとやらさっさと用意をしろ」

 

 もはやへたり込み、俺の腰に抱きついて幼児退行するしか無くなった白い槍トリアは無情にも黒い槍トリアから引き剥がされる。

 この腰に来る柔らかな感触は間違っても幼児ではないが……。

 

「乳王さんはまだ行ける精神状態ではないので、まずは黒いアルトリアさんこと乳上さんとセンパイからご招待~~♪ではでは二名様、目眩く快楽の旅へとレッツゴ~~存分にスッキリして下さいね♡」

 

 

 開かれたBB特製の桜色のコフィンの中に黒の槍トリアと共に入り、俺の視界は光に包まれ……そのまま――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 玉面公主が住む、積雲山摩雲洞から離れ、我が家たる翠雲山芭蕉洞への帰路に着く一人の大王がいた。

 辟水金睛獣(ラムレイ)に跨り、千里以上の大地を駆けているのはランサー・アルトリア…………ではなく、平天大聖にして大力王、九首牛魔羅王の『牛魔王』。

 

 身につける黒き装束――――頭から生えた牛を象徴する角、魔に相応しい程に禍々しく高貴に満ちた衣装、そして王たる称号を象徴するかのような外套を流れる金髪と共にたなびかせ、愛する家族が待つ家に帰っている途中で、牛魔王はある物を見つけた。

 

 

「行き倒れか……」

 

 みすぼらしい白い着物を着た少年が倒れていた。

 妖怪、山賊、あらゆる魔が跋扈する時代だ、別段珍しい事も無い。特に思う事もなく、素通りするつもりだったのだが、何故か牛魔王は辟水金睛獣(ラムレイ)の歩を進める事が出来なかった。

 

 理由は無い、なのに、倒れている少年の元へ無性に駆け寄り、顔を見たくて堪らない気持ちに駆られる。

 下馬し、伏している少年の所に近づく牛魔王。

 

 ――ムクッ。

 

「……!生きて、いたのか……!」

 

 体をのそっと起き上がらせて、こちらに視線を向ける黒髪の少年を目にした時、まず驚きではなく、安堵がこみ上げていた。この天下の大妖魔たる牛魔王がどこにでもいそうな一般的な顔立ちをしている一人の少年の生き死にここまで心を乱されている。一体、何故……。

 

「……おねーさん、だれ?」

 

 

 だが、それを不信に思うよりも目の前の少年の吸い込まれる大空のような碧眼と心地良い声色に夢中になっていた。もっと、もっと、浸っていたいと。

 

 

 

 その日、牛魔王は一人の少年を芭蕉洞へと連れ帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、隠し子ですか。マイハニー」

 

 ――バンッ、バンッ、バンッ!!

 

 お帰りなさい、あ・な・た。ご飯にするお風呂にする?それとも銃・弾?

 久々に我が家に帰ってきた牛魔王を待っていたのは、伴侶たるナイチンゲール……ではなく、鉄扇公主、羅刹女の愛情たっぷりの銃弾の雨だった。

 右眼を包帯で隠している赤い着物を纏った隻眼の美女たる彼女こそ、牛魔王の妻。

 そんな美女からの帰宅早々、熱烈なスキンシップ。仕方ないといえば仕方ない、家にも碌に帰らない亭主が久々に帰ってきたと思ったら見覚えの無い少年を連れて来ていたのだから。羅刹女でなくてもキれる。さすがに撃鉄は起こさないが。

 

 そんな必死にDVから逃れる牛魔王を追い立てる羅刹女を怖がる事なく名も無き少年はボーっと見ていた。

 

 

「違う、誤解だ!!行き倒れていたのを拾っただけだ!!よく見ろ、余の面影もないだろ!!」

 

「それも、そうですね。魔王様の面影も、匂いもしませんし……。それにしても貴方が子供とはいえ、行き倒れを拾ってくるとは……一体、どういう狂風の吹き回しで?」

 

「う、そ、それは……」

 

 問われると牛魔王も納得の行く答えが出てこなかった。ただ……彼をあのまま放っておく選択肢だけは存在しなかったとしか答えれない。

 

「まぁ、いいでしょう。弟が出来れば、あのやんちゃが過ぎる紅孩児の情操教育にも良いかもしれません。本音を言えば、魔王様がさっさと二人目を仕込んでくれればいい話でもあるのですが、全く種無しの夫を持つと妻は苦労します…………」

 

「ガハッ」

 

 辛辣な羅刹女の言葉に膝を着く、牛魔王。外で見せる大王たる威厳は微塵も感じなかった。

 ん?女なのだから、種無しなのも当然だろう?細かいツッコミは野暮である。カット。

 

「ところで、このろくでなしに拉致られてしまった貴方の名は?」

 

「…………わからない、名前も、住んでいた場所も、どうして、あんな所にいたのかも、何もかも……」

 

 あんな場所で一人倒れていたのだから、自身のルーツたる全てを無くしても仕方ないだろう。

 それなのに何も悲壮感を感じさせない少年は淡々と羅刹女の問いに答えた。

 少年の瞳を逸らす事なく、見続けていた羅刹女は思案し終わったのか、牛魔王にこう提案する。

 

「わざわざ、私達の家に連れ帰ったのです。初めから魔王様も家族として息子として受け入れるつもりなのでしょう。そうですね。名が無いというのも不便です…………白い着物から白孩……『白孩児』と名付けましょう。まずはその雑菌まみれの体の洗浄から始めます……さぁ、来なさい」

 

「ま、ま、待て!」

 

「なにか?」

 

 有無を言わさず、羅刹女に連れていかれそうになる白孩児を見て、止めに入る牛魔王。

 このまま見過ごしたら、オキシドール漬けの水責めの拷問を彼が受ける羽目になる。ただでさえ、さっきまで行き倒れで弱っていた身…………この殺菌至上主義の伴侶と風呂に入った日には間違いなく衰弱死してしまうと考えた彼女は。

 

「いや、余がこ奴の身なりを整える。元々拾ってきたのは余だ。夫といえど、そこを無責任に妻に投げ出すつもりはない」

 

「……………………」

 

(……無理があったか?)

 

 それらしい、理屈はこねたが牛魔王自身も気づいていなかった心の奥底にあるもう一つの欲望があった。

 本人さえ、自覚していない望み、この少年の世話を他の者に譲りたくないという願望が。

 

「いいでしょう。では彼の洗浄は貴方に任せます。くれぐれも中途半端な殺菌はしないように。洗い残しがあった場合はオキシドールの浴槽に頭のてっぺんまで1000秒浸からせますからね、マイハニー」

 

「わ、わかっている」

 

 相変わらず、冗談ではない恐ろしい事を口に出す彼女だが、まさか譲ってくれるとは思わなかった牛魔王。

 

「家庭を頻繁に空け、ふらふらする魔王様も一人の息子を自らの手で育てれば、親としての自覚も持ってくれると思っただけです。紅孩児の方は私がかかりっきりでしたから……。魔王様もこれを機に子育ての苦労を学んでくれれば、ほつき歩いたと思ったら数ヶ月も家に帰らないなんて事は控えてくれると信じていますよ」

 

 羅刹女の左眼から有無を言わさない威圧感を背に受け、牛魔王は白孩児と共に浴場へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「広いお風呂……」

 

「消毒液臭いのが難点だがな……羅刹女め、限度を知らぬのか」

 

 湯気がたちこめる、装飾が施された大理石広がる豪華な大浴場。

 それを贅沢にも二人で使っている親子がいた。

 

 洗い場の前で牛魔王は白孩児の後ろに座り、背に洗浄液を塗りたくっていた。

 元々羅刹女の方針により、浴場にはタオルは持ち込まないという事で生まれたままの姿で二人はいた。

 

「全く、この牛魔王たる余に体を洗わせる恐れ知らずなど、我が伴侶ぐらいだぞ」

 

「牛……?」

 

「貴様、どこを見て言っている……。ええい!後ろを向くな、前を向け!洗いづらい!」

 

 隠すものがない、ありのままの乳房を見られて生娘のように顔を赤らめてしまう。言われた通りに前を向いた白孩児に何故か寂しさも感じてしまう。

 

(余はどうしたというのだ……。こ奴と会ってから調子が狂いっぱなしだ)

 

「素手で、洗うの……?」

 

「あ、あ……あぁ、羅刹女が言うにはこの方が効率が良く、肌に傷付ける事なく洗えるらしいからな。力加減はどうだ?」

 

「うん、大丈夫……」

 

 泡立つ自身の手が白孩児の体を滑らす度に、何故か下腹部が疼いてしまう。

 確かに全裸で二人っきりだが、別段疚しい事をしているわけでもない。

 だが、綺麗にするという目的以外の何かが、自身の手が彼の体を這いずり回らせているそんな気が牛魔王はしていた。

 

 背中、腋、腕、胴、尻、太ももと、自らの指と腕を器用に使い、擦り続けていく。

 時折、漏れる「んっ」、「あっ」という彼の艶めかしい声が牛魔王の脳髄を蕩かしていくようだった。

 

「ふふ、くすぐったいよ。牛魔王さん」

 

「そんな他人行儀でなくても良い。もはや家族となったのだ。余の事は遠慮なく父と呼ぶがいい」

 

「乳……?」

 

「だから、どこを見て言っている!!」

 

「あはは、ごめんごめん、()()()()

 

「……っ」

 

 その『お父さん』という響きをもっと聴きたくて、快活にこちらを振り返り笑う彼の顔がもっと見たくて、泡塗れになっている彼の背中を後ろから抱き締めた。

 

 余が自ら、子として世話をすると決めたのだ。

 故に、これはただの家族同士の戯れに過ぎん。何も可笑しい事はない。

 

 自身にそう言い訳をしている牛魔王の胸部は家族のスキンシップを超えたレベルで淫らに上下に動いていた。

 

「お父さんの体、あったかいね……」

 

「はぁ、んぅ……あぁ……そうだ。これからお前の家族になる父の体だ……んはぁ……何があっても忘れぬように、その身に刻み込め。そら、前を洗うぞ」

 

 後ろは十分に洗い終わったと、白孩児をこちらに振り向かせた牛魔王の眼に映ったのは……。

 

「貴様、よもや洗身で興奮したのか?」

 

「ごめん、お父さんの体、凄く気持ち良くてさ……」

 

(くっ、またそのような顔を……)

 

 大王たる自分でさえも、身構えてしまう怒張。天までそそり立つような存在感がある白孩児の肉棒は彼の純朴そうな顔とは不釣り合いとも思えるのに、何故か違和感を持たせない。

 さらに照れくさそうに笑う白孩児の顔に牛魔王の中にある親が子に向けるべきではないナニかが燃え上がる。

 

「はぁ……はぁ……こんな体のまま、風呂から上がったら羅刹女に何を言われたかわかったものではないぞ。世話のかかる息子だ。余が鎮めてやる……これも父親の責務だ、股を開け」

 

「あっ」

 

 ソープでヌルヌルになっている素手で優しく彼の男根を握る。その時の彼の喘ぎが牛魔王の理性を一枚一枚剥ぎ取っていくようだった。

 ニチャニチャと洗浄液以外の液も混ざりながら、上から下まで距離のある竿の道を何度も往復し、扱き続ける。

 

「ふぅ、ふぅぁ……あぁっ……んくぅ……」

 

 股を開いて、自身に体を委ねている白孩児の痴態に牛魔王の息はどんどん荒くなっていく。まるで美女を前にした獣のように。

 気付けば、牛魔王の手は自身の恥部に伸びていた。彼のアソコを扱いていない方の手、その手で淫裂を擦り続けていた。

 

(これは、自分の体も一緒に洗っているだけだ……。時間はないからな。悠長にしていると羅刹女の奴が飛び込んでくるかもしれぬ……)

 

 誰に聞かせるのでもなく、自らに弁明している牛魔王にはいつもの一家の大黒柱としての威厳は無くなりつつあった。

 風呂イスに座っている義理の息子となった男の性器を四つん這いとなって必死に扱いている。

 空いた手で自らの局部を慰めている牛魔王は、まさしく卑しい雌牛の姿と化していた。

 

 

「ねぇ、お父さん……。胸も使って欲しいな」

 

「んあぁ、あはぁ……そ、うだな。その方が二人の体を効率的に洗えるから、な……んふぅぁ……」

 

 ふざけるなと本来なら一蹴するような頼み事にも、牛魔王は迷うこと無く食いついた。

 角よりもそこが牛魔王の所以では?と思われても仕方ない肉乳を使って、先走りと泡塗れになっている陰茎を挟む。

 彼女の胸も結構なボリュームだが、なお収まりきらない彼のサイズ。それにゴクリと唾を飲み込んだ牛魔王はもう妖術でもかけられたのではと言わんばかりに、白孩児の体に釘付けになっていた。

 

「ふぅ……あ、はぁ……どうだ、息子よ……気持ちよいか……?」

 

「うん……すごくイイよ。もっと動かして…………」

 

「あぁ、んぅ、んふぅ、わかっ……た」

 

 特盛のバストに埋まった剛直。熱く滾ったソレが牛魔王の胸の中を切なそうにビクビクと蠢く度に、彼女の庇護欲が増していく。

 二人の親子しかいない大浴場。しかし、やっている事はもう洗浄の域を超えていた。お互いの性衝動を処理する為に父と息子は生々しい音を響かせ続ける。

 

(はぁ……なんと芳香な香り……。よせ、そんなそそらせるような顔を見せられたら……余は……余は……)

 

 豊満な胸を持ち上げ、下ろす度に顔を出す息子の亀頭。その鈴口から匂う子供らしからぬ雄が牛魔王の情欲を掻き立てる。

 それでもまだ牛魔王は自己弁護をし続ける。これは息子の性処理と自身の洗浄を効率的に行っているだけ、何も変ではない、普通の事だと。子の性処理を父が行っている時点で常識とはかけ離れているが、今の牛魔王にはそんな当たり前の事も忘れかけるぐらい、白孩児との逢瀬に夢中になっていた。

 

「お、父さん……もう……」

 

「あぁ、んはぁ……いい、ぞぉ……遠慮はするな……好きに出せ……んふぅ……父たる余が全てを受け止めてやる……」

 

 精を吐き出す事を懇願した子の表情を上目遣いで伺う、その様子はもう盛りついた牛魔王の肉欲を爆発させるのに十分過ぎる材料であった。

 

(あぁ、白孩児の精液で浴場を汚したら、羅刹女に何を言われるかわかったものではないな、何か吐き出す桶のようなものを………………そうか、余の口で受け止めればいいではないか)

 

 たとえ、汚れても後でお湯で流せばいい話なのだが、牛魔王はより濃厚に彼と交わる為の言い訳作りを行う。

 それは本能で理解していたのかもしれない。見せかけでも、牛魔王として、親としての威厳をなんとか保っていなければ、もう二度と戻れないどこかにイッてしまう予感があったから。

 

「んじゅぅぅ、じゅるぅぅぅっ……!」

 

「あぁ、おとう、さん……そんなに吸い付いた、ら……」

 

「いいほぉ……ふぁへぇ……ふえんぶぅ……んちゅうぅ……ちゅぱぁぁ……ふひにぃ……ふぁへぇ……じゅぼぉ、んじゅぅぅ……!!」

 

 服従の姿勢で胸と口で子の性器に喰らい付く浅ましい雌牛の姿がそこにはあった。誰にも、もしかしたら、妻でもある羅刹女にすら見せた事のない性に溺れる牛魔王の痴態。

 

 唇で亀頭を舐め回し、唇と乳房で竿を愛撫し続ける。元々、彼の鈴口か漏れ出るカウパー液が元々付いていた洗浄液の量を上回ってしまうぐらいに、この凶悪な愚息は淫液塗れになっている。それを吸い出す牛魔王の口淫は激しく――――。

 

(出せっ、出せっっ、出せっっ!…………余の口に出してぇ……!!)

 

「んあぁ……!!」

 

「んぶぅぅぅっ!?んんんむむぅぅぅっ―――!!」

 

(まだ、出るか……!あぁ、あぁぁ……喉が犯されて……それに、なんだこの味は……不老長寿の桃などよりも、濃厚で……あぁ、体中の神経が昂ってしまう…………もっともっと欲している、この精液に溺れたいと…………)

 

「んじゅぅぅ、ちゅ、ちゅ……ちゅるぅぅ……ちゅぱぁ……はむぅぅぅっ…………じゅ、じゅぅ、じゅぽぉぉ……んぐんぐ、んぐぅぅぅっ……ごくっ、ごくっ……ごくぅぅっ……あ、はぁぁ……」

 

 息子の射精を零す事なく受け止め、喉を精液の滝で潤し、満足気に口を開く、牛魔王の口内は白孩児の性の塊、その名に相応しく、白の証がいやらしくも残っていた。

 

 にちゃにちゃと指を口に含み、残った精液を丁寧に味わい尽くす牛魔王。息子の股座の下で未だ淫交の名残に耽っている彼女は自身の姿をきちんと自覚しているのだろうか……。

 

「はむぅ……んちゅぅぅ……全て、受け止めるとは言ったが、よもやここまで遠慮なしにするとはな……これは教育しがいのある息子だぁぁ……ふぅあああぁ!?」

 

 気付けば、泡だらけの手で自身の乳房を鷲掴みにしている息子に押し倒されている牛魔王。

 未だ、萎える事のない肉棒を露わにしたまま、彼はいつもと変わらない朗らか顔で笑っていた。

 

「き、貴様、にゃにをぉぉぉあぁぁ……」

 

「ほら、お父さんだけに洗ってばかりじゃ、悪いと思ってね。お礼に今度は俺が体の前も後ろも、残さず洗い尽くしてあげるよ」

 

「いい!……自分の体が自分で、あっ、まって……そこ、だめぇ…………」

 

 微笑ましい、親子の束の間の休息はまだ終わる事はなかった――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、今日から私達の新しい家族になる白孩児です。紅孩児、貴方の弟になるのですから、兄としてきちんと見本となるように」

 

「まじか!オレに弟いたのかよ!全然知らなかったぜ!……そっか――オレが兄ちゃんか――」

 

「よろしく、お兄ちゃん」

 

「ウッ……。わ、わんもあプリーズ」

 

「お兄ちゃん」

 

「もう一回!」

 

「お・に・い・ちゃん」

 

「あ、やべ――。なんかいいなー、兄弟いいな――。『お兄ちゃん』『お兄ちゃん』。うへへへへへ」

 

「早速兄としての威厳の欠片も無いだらしない顔を晒してますね。今すぐ洗浄してあげますか?」

 

「うへー!オキシドールで顔面ザブザブは勘弁!」

 

 

 夕食の時、牛魔王一家に新たな家族を迎えて、4人は席に付いていた。

 牛魔王の隣に白孩児。その二人に向かい合うように羅刹女とモーではなく、紅孩児がテーブルで団欒を楽しんでいる。

 並んでいる食事は羅刹女手作りによる高クオリティなのだが、食器から漂う消毒液臭さが全てを台無しにしていた。

 

「少々、湯浴みの時間が長くも感じましたが、二人とも洗浄出来ているようで何よりです。始めは貴方が子供の面倒を見るなど言い出した時は心配でもありましたが、杞憂だったようですね」

 

「…………」

 

「牛魔王様?」

 

「……んっ?あ、何だ……?」

 

 風呂から上がった牛魔王は頬を紅潮させたままずっと心ここにあらずといった状態であった。

 

「ん――顔が赤いぞ父上。もしかして風邪か?いや、心配なんて微塵もしてねーけどな!」

 

「風邪?」

 

「いや、二人ともちょっとお風呂ではしゃいじゃって長湯しちゃっただけ。ね、お父さん?」

 

「あ、あぁ……そうだな」

 

 何故か風邪と聞いて、腰の銃に手を添える羅刹女を制するように白孩児が子供らしく答える。

 

「雑菌処理に時間をかけるのは大変結構ですが、やり過ぎはよくありません。何事も程度が大事ですよ」

 

「おまいう」

 

「何か言いましたか、紅孩児?」

 

「何でもないぜ!…………けど、ふ―――ん、父上とお風呂か――、ふ――ん、別に羨ましいとか微塵も思ってねぇ――し……」

 

 微笑ましくも夕食の席で語り合う牛魔王一家。

 そんな一家に新たな家族として受け入れられた名も無き少年だった白孩児。

 息子となった少年はそんな光景を見て、にこやかに微笑む。

 

「また、一緒にお風呂に入ろうね。お父さん……」

 

「んっ、ぁぁ……かまわんぞ……ん」

 

 隣にいる牛魔王に語りかける()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 彼女の脳裏に浮かぶのは風呂での挙行。決して、親子のやり取りとは思えない婬猥な洗浄。

 

 なのに、父である彼女は今、目の前の二人に気づかれないように伸びている手を払いのける事も、息子の誘いを断る事もしなかった。今、自分に向けられているこの子の顔を一層我が物にしたくて――――。

 

 小さく、本当に小さく喘ぎ声を漏らす牛魔王。

 妖魔の大王として、一家の大黒柱たる父として、羅刹女の伴侶たる夫として、そんなあらゆる皮が今、一人の少年に乱されて、狂わされ、剥がされてしまっている。

 

 向けられている笑みは一見少年らしい物だが、それは彼女の奥底を見透かす魔性の魅力も携えていた。

 

 

 

 父と息子、はたして支配しているのはどっち――――?

 

 

 

 




母光「牛……親子要素…………。ですが、こっちは母で、あちらは父、ふむ、かぶりとはなりませんね。ギリセーフとしましょう」

純潔(笑)狩人「ほぉ……小悪魔的な子供マスターに乱される親……そういうプレイもあるのか!」

勝利の女王「息子(♂)に乱される父(♀)って字面だけ見ると、もうわけがわからないよ状態なんだけど」









三蔵ちゃんイベ未プレイ人の為の人物紹介。

牛魔王:ランサー・アルトリア・オルタ。外見は概念礼装『九首牛魔羅王』参照。

羅刹女:牛魔王の妻。ナイチンゲール。外見は概念礼装『風雲仙姫』参照。

紅孩児:牛魔王の息子。モードレッド。外見は概念礼装『三味真火』参照。

白孩児:マスター。名前はオリです。外見はマスターの見た目を4-5歳幼しくした感じ、ショタまではいないけど、いつもよりさらに子供らしい風貌。まぁ、色々と白く(意味深)しちゃうし、名前的にはピッタリだと思うの。








自らの家で拾った義理の息子に性的に翻弄され続ける牛魔王。妻には妻には言わないでくれ……な本番回でもある後篇に続く。
親子プレイなのか、不倫プレイなのか……。



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