グダオピピック(邪ンヌ編)
「えいえい、イッた?」
「……イッ、てないわ……」
「えいえい、イッた?」
「い、いっへにゃいわ……」
「えいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえい」
「イッてるぅ、イッてるぅ……!イッてますぅ!……もうイッてるからぁっ、やめぇ……アッ、あぁっ……!あぁっ、アァァっ!あっ……あ――っ!」
※ナニをしてるかはご想像にお任せします。後、本編とは一切関係ありません。
「はいはい、こんちゃーす。どうもバーチャルサーヴァントのBBちゃんでーす。今回の話はおっぱいプルルンの方の白いアルトリアさんの深層意識から醸し出したシチュエーションプレイになっています。登場する人物・団体・名称等は一部を除いて架空であり、実在の円卓物語とは関係ありません。というわけで、白い方の槍王さんの痴態を存分に愉しんで下さいな♡」
未だ神秘が色濃く残る時代……卑王ヴォーティガーンを始め、竜種・幻想種……あらゆる魔がブリテン島を跋扈していた。
暴虐・災害・飢餓・貧窮、絶え間なく襲来する絶望に誰しもが救いの手を、希望の光を求めていた。
その声に応えるか如く現れたのが、ブリテンを治め、王として君臨したアーサー王。
清廉潔白、滅私奉公を貫く騎士の中の騎士、誰もが崇敬と讃仰の眼で見る事を止められなった。
全身を包む白銀の鎧。獅子を彷彿させるマント、王の輝きを象徴する美しき金髪。
聖槍ロンゴミニアドを手に、ドゥン・スタリオンに騎乗して、円卓の騎士達を従える姿には誰もが「王の元に円卓の騎士あり」と称えざるを得ない。
聖剣ではなく、聖槍を手にしたアーサー・ペンドラゴン。またの名を「獅子王」。
「本日はここまででいいだろう」
丸型の席。
ブリテンの行く末を定める最高意思決定機関「円卓」。
実力的にも立場的にもトップとして立つ騎士達が王を含め、十三席。
「すべての席は王と対等あれ」その思想が守れているかどうかはさておき、今日もこうして王の言葉によって会議は終わりを告げた。
「連日、連夜の会議に蛮族、魔獣達への奮戦、ご苦労であった。今日ぐらいは各々、英気を養うがいい」
そう言って、円卓を後にする王によって張り詰めていた空気が少しだけ弛緩する。
王らしく騎士達の労いの言葉をかけ、すぐさま席を立つ。悪い見方をすれば、会議が終わった以上、私事に自らの時間を費やす事はないとする冷たい印象を受けるが……。
しかし、それは仕方のない事かもしれない、ここにいる殆どの者が、王としての彼女しか見た事がないのだから。
「悲しい、私は悲しい……かの王の言葉は正しい。一を捨て、十を救うその在り方、この国を救う王としては正しい……ですが、私にはその在り方が酷く悲しく見える」
竪琴を弾き、王が出て行った円卓の間でそう呟く細目長髪の男はトリスタン卿。
「今更、王の決定に異を唱えるというのか?」
「おぉ、そうおっかない瞳で見ないで欲しい、アグラヴェイン卿。既に円卓の議は終わりを告げている……ここからはプライベート、只の優男のポエムな感傷です」
ポロロンと何を考えているのかわからない表情で、鋼鉄のような男の睨みを受け流す。
続いて、円卓の騎士達がそれぞれ言葉を開く。陽の下で圧倒的な力を誇る「太陽の騎士」ガヴェイン卿。円卓最強の力を誇るランスロット卿。
「連日連夜働きづめだったのは王も一緒でしょう。私はこうして、やっと王が休養を取ってくれて安心しましたよ」
「私はかの王が、休みを楽しむイメージが想像しづらいのだが……」
「当然だ。貴様らに少しの暇を与えようとも王にそのつもりはない。場所が円卓の席であろうと、私室であろうと、いついかなる時でも王の頭にあるのはブリテンの未来……それだけだ」
王の秘書としての立場にいるアグラヴェイン卿の言葉に誰も否定しない。
ブリテンを救う王……いやまるで一つの装置のような王の在り方。星の燐光、最果ての輝き……あらゆる絶望を吹き飛ばす王として自らの道を定めた獅子王。そこにかつての「人」の心はまだ、存在するのだろうか――。
ログレスの都にあるキャメロット城、その純白の城の最上階にて、アーサー王は自室に戻っていた。
王の私室、許可無く入るのは何人たりとも許されない(ロクでなし花の魔術師は除く)アーサー王の秘められた部屋。円卓の間から出た彼女は早足で私室に戻るまで毅然とした表情を崩す事が無かった。
キョロ、キョロ。
辺りを入念に見回し、部屋の扉を開ける。自身の私室に入るだけなのに、一体何をそこまで警戒する事があるのか、その理由は――。
――ガチャ……
「帰りましたよ。アル」
「お帰りなさい、ご主人様」
部屋へ帰ったアーサー王を迎える『アル』と呼ばれた
頬を緩ませ、騎士達、民衆の前、仕事中には絶対に見せない柔らかく女性らしい顔を浮かべる。
仕事に疲れた独身ウン十歳アーサー王、ついにペットを飼うの巻。
「いい子にしていましたか、アル」
数日前、珍しく政務の暇が空き、プライベートで騎士も供にせず、ひっそりと遠乗りをした日。
湖の畔で、横たわるこの少年をアーサー王は見つけた。最初は妖魔の類かと思い、警戒していたが……気付けば誰にもバレないように自室に持ち帰り、首輪を付けて飼っていた。
新手のスタンド攻撃か何かかと困惑した時はもう遅い、キャメロット城を彷彿とさせる純白の首輪を無意識に彼に付けさせ、さらには王になる前の自身の真名「アルトリア」の一部を取り、『アル』と名付け、散々に撫で回し、抱き締め、寝食を共にした時、王は陥落した。
王の仕事として少しずつ積み重なってくるストレス、それを癒してくれる
まぁ、独り身だろうと、仕事に励んでいる
ただ、いい歳をした女が年齢差ある少年に首輪を付けて、「ご主人様」呼びをさせるのは如何なものかと。そして、この状況を何も慌てる事なく平然と受け入れているアルと呼ばれた少年も中々にキチってる。
「こっちへ」
鎧とマントを脱ぎ、青のインナー姿となって両手でペットを迎える。
ベッドに腰かけた彼女の懐に言われるがまま飛び込む黒髪の少年……アルを背中から優しく、自らの乳房を彼の背中に押し付ける形でギュッと抱き締める。
「もっと良い服を与えても構わなかったのに……寒くはないのですか?」
「あんまり豪華なのは俺には似合わないからさ、それにこうするとあったかいからこれでいいの」
自身のペットにはお洒落をさせたいという親バカな飼い主心を発揮するが、当の本人はこれでいいのだと笑う。隣に脱ぎ捨ててあった純白のマントに手を伸ばし、二人ごと包んで「こうした方がご主人様をもっと感じられるから」と。
「はぁ……しあわせ」
ぽわぁっと尊い感情を爆発させて一つのマントの中で、アルの感触を堪能する獅子王。
「あぁ、今日も疲れました……」
「お疲れ様、ご主人様」
「トリスタン卿は相変わらず、起きているのか起きていないのかわからないし、ガヴェイン卿の食事当番の時は飯が不味過ぎるし、ランスロット卿は私を神聖視過ぎているきらいがあるし、マーリンはどクズだし、アグラヴェイン卿は働き過ぎだし」
その様子はさながら社畜としてクタクタのまま自宅に帰ってきて、延々とペットに話しかけるくたびれたOL。アルの首元に顔を埋め、くんかくんかしているアーサー王はひたすら愚痴を零し続けた。されるがままのアルはうんうんと頷き、吐き出させ続けた。
「すぅ……はぁ……んぅ、あぁ……癒されます、ね……」
マントに包まれたままゴロンとベッドに転がるアーサー王。
だらしのない顔でペットの肌触りを堪能し続ける。
「アール、あーるぅ、アール、あーるぅ、アール、あーるぅ」
ゴロゴロ、マントに包まったまま最愛のペット(首輪を付けた住所不定の少年)と一緒にキングサイズの寝台の上を転がり続けるブリテンの王様。実に幸せそうである。
「はぁ、アル……貴方の体はどうしてこんなに気持ち良いのでしょうか」
「んっ、くすぐったいよ……」
「そしてその声も、私をこんなにも惹きつけて止まない……んぅ、はむっ、んちゅぅ……」
「あ、駄目だよ。ご主人様」
「ちゅぷぅ、んちゅぅ……ちゅぱぁ、何が駄目なものですか。私をこんなに誘惑して本当に悪いペットです」
アルの耳を噛み、その中を艶めかしく舐め始めた彼女。その眼に映るのはペットに向ける親愛の色ではなく、情欲の色が少しずつ浮かんでいた。
アルが零す喘ぎ声に、アルトリアが王となっていてから死んでいた女の部分が燃え上がっていく。
「ちゅ、はむぅ……ちゅ、ふふ、こんなにおっきして……主に欲情したのですか?本当にイケない子……」
「あっ」
アーサー王の豊かな躰に抱きすくめられたままマントの中でまさぐられ続けたアルの怒張は既に腫れ上がっていた。そこを彼女は心を込めて愛玩する。服は質素、手を入れるのも容易く、素手の中でピクピクと震え続ける肉棒の感触はアーサー王の心を乱し続ける。
「さぁ、いつもの時間です。たくさん出しましょう?」
「ん、あっ」
マントの中でこの国の王に大事な逸物を扱かれる絵。それはペットとのコミュニケーションと言うにはあまりにも淫猥。熱く吐息を漏らすアルの顔が王の方へと振り向かれた。
「いいですよ。私の唇、好きなように舐めなさい」
「は、い……ちゅ、ちゅぅぅ……ちゅるぅぅ、れろぉ……」
「んぶぅっ……んふぅ!んくぅ!じゅるぅぅ……」
主に向ける愛情表現にしては熱く、アルの舌は彼女の唇の中へ吸い込まれていく。
お互いに溢れ出す涎が淫靡に混ざり合い、口元から厭らしい音を奏でるのを止めない。
(あぁ……やっぱり、この子本当に上手い……私の口の中、全部味わい尽くしてやろうって、こんな熱心に動いて……気を抜いたら、私の魂が持ってかれてしまいます……!)
ペロペロと自身の唇、口内を舐め続けるペットの舌技に翻弄され続ける彼女。
それでも、アルのペニスを扱き続ける事は忘れない。上下の口から淫らな水音が止まない。
気付けば腰も彼の尻に押し付ける形で動いていた……これではまるでこっちが盛った雌犬のようにも思えてくる。
「んちゅ、ちゅぅ……ちゅ、ある、アル……私のこと、好きですか?」
こんなにもお互いに愛撫し合っているのに、まだ不安なアーサー王はアルに問い掛ける。王らしからぬ、少女のような揺れた瞳。
だが、アルは迷うことなくその問いに答える。
「ん、ちゅぅ、うん……大好きだよ。ご主人様、アルトリアご主人様が大好き……」
アルトリアが抱えている不安を全て払拭するような無垢なる笑顔を浮かべる。やっている事は無垢とは程遠いが。
「あぁっ!ちゅ、んちゅぅぅ!……んはぁっ……!ある、アル、アル、アルゥ……!」
それでも未だ浮いた話の一つも無かったウン十歳の王はチョロコロッと堕ちてしまう。雷に打たれたかの如く。
箍が外れた獅子王は熱に浮かされたように、ペットの名前を連呼して、唇に吸い付き、男根を愛撫するスピードを加速させる。
「すきぃ……ちゅ、ちゅぅぅ……すき、すき、私もす、きですぅ……」
「ちゅ、ちゅぅぅ……ご主人様、ご主人様……」
お互いに陶酔したかのように呼びかけ、唾液を交換し合う。
王の象徴たる外套の中で行われるあってはならない情交、だがそれを止める者は一人もいない。
獅子王の手淫でせり上がる精子、深く絡み合うディープキスで眠っていた女の欲望を起こされ、その解放はもう――。
「じゅるぅ、じゅるぅぅぅっ……!!んむぅぅぅぅ!んんんんんぅぅぅ!!」
ペットの舌で散々蕩かされ、アルの腰でオナり続けた彼女は、瞳に歓喜の涙を浮かべ、唇を離す事なく絶頂に至る。
そして、それと同時にアルの鈴口からも熱い欲望の奔流が吐き出され続ける。白いドロドロのザーメンは獅子王の神聖なる象徴とも言えるそのマントの裏を汚し続ける。だが今の彼女がそれを気にする事はない。
「んぅぅぅ!んっ!ちゅぅぅ!ちゅぷるぅぅぅ……んふっぅぅ!!」
キスで達した彼女は見なくてもわかるペットの濃い白濁の感触と匂いに酔いしれていた。
その余韻をもっととねだるように、未だアルの唇とペニスから離れる事はない。
ブリテンの民達、騎士達、誰もが憧れるアーサー王、一体誰が想像出来るだろうか、キャメロット城の最上階、私室にてその王が――。
「ぷはぁぁっ……!はぁ――、はぁ――……もう、こんなにもいっぱい出して……今日はこのまま寝ちゃいましょうか……?」
――こんなにも雌の表情を浮かべているなんて……。
《ある日のキャメロット城の廊下、ブリテンの騎士達の会話》
「しかし、毎日毎日、悩みの種は尽きないな」
「あぁ……食糧事情は当然として、懲りずに攻めてくる蛮族共に魔獣共……さすがにここまで来るとちょっと疲れがな」
「泣き言を言うな。一番疲れているのは間違いなくアーサー王だろう。俺達の何倍働いていると思っているんだ」
「確かに王は凄いな。特にここ最近見るアーサー王の顔は疲れの色が全く見えない。心なしか肌のツヤが出ているような……」
「余暇の時間など、極稀にしかなく。俺達なんかよりよっぽど少ない筈なのになぁ……」
「一体、あの体力はどこから出てくるんだろうな」
「よっぽど上手く息抜きしているんだろうさ」
「王の息抜きか、想像出来んな……」
(あっ、おい噂をすれば、王だ姿勢を崩すな!)
(わかってるよっ)
直立した二人の兵士を横切るアーサー王。確かにこの二人が語っていたようにその顔からは微塵も疲れを感じさせていなかった。
その佇まいは王として完璧で在ろうとするが故に、民衆や部下に不安を与えるような疲労を見せる顔を浮かべる事は無いのだろう。
まさに王の中の王、無駄口を開かず、黙然と歩き続けるアーサー王の頭の中には今日もブリテンの未来の事が描かれているに違いない。
(アルの精子を飲み込んでから、とても体の調子がいいです。ふふっ、これで今日もお仕事頑張れそうですね)
「………………」
「どうしたのご主人様?」
アルという愛玩動物を飼って、数週間。私室に戻った時の唯一つの癒しとして存分に愛で(性的に)、アルの精を飲み、仕事にも精を出していたアーサー王だったが、今日は様子が違った。
部屋に帰るなり、無言でアルの手を取ると、いつもの鎧を解いた姿で彼を抱き締めたまま床に座り込み、何をするのでもなく、動かなくなってしまったのだ。
疑問に思ったアルの言葉にアーサー王はポツリと言葉を返す。
「………………私には人の心が分からないのでしょうか……」
本日、円卓の席を去ったトリスタン卿の言葉、「王は人の心がわからない」。その言葉が彼女に棘として残っていた。
今日までブリテンを救う為、国を救う為に一心不乱に進み続けた。だが、自分は「人」を救った事があるのだろうか。そこに住む民達の心を慮った事はあるのだろうか。
アーサー王の奥底に沈んでいた不安が浮上する。
今日まで自身を癒してくれていたこの「アル」の心すらもキチンと理解しているのか?
(いや、そもそもの話、わけもわからず拉致られて。部屋に監禁されて、王と名乗る女に首輪を付けられて、飼われて、毎日のように体をまさぐられて、精液を吐き出されて、それを舐め取られて……冷静に考えずともヤバイ奴でしょう!!)
アーサー王、ここに来てやっと自分を客観視する。
ただまぁ、彼女を擁護するのなら、連れてこられたこの黒髪の少年が怯えを一切見せず、アーサー王に全幅の親愛の情を見せ、懐きに懐いてしまったのも問題だと言える。
だが、自己嫌悪中の彼女にはその甘い日々で見せた彼の顔も王である私の気を損ねない為の処世術だったのではと……疑惑の種が芽吹いていた。
それでも彼を離せず、今もこうして抱きしめているのはよっぽど自分は末期なのか。
何が騎士の中の騎士、アーサー王か……その正体は身元が分からない少年を自室に閉じ込め、自身を慰める愛玩動物のように扱う淫女じゃないか。
人の心が分からない……それどころか自身の心すら分からなくなってしまった王は負のループへと陥っていた。
しかし、そんな彼女を叱咤するように頬を包み込む両手が――。
「ふぇ」
「あ、やっとこっちを見てくれた」
頬を挟まれた、若干間抜けな顔で視線を上げると、そこにはいつもと変わらず快活な笑みを浮かべる愛しき少年の顔があった。
「今、俺の顔がどんな風に見える?辛そうに見える?悲しそうに見える?怒って見える?早くここから逃げたいって思ってる顔してる?」
「う……」
「どう、してる?」
「……し、していない、嬉しそうな顔をしている……けど、なんで…………?」
ずいっと顔を寄せ、どこか凄みを感じさせるアルの表情には獅子王に対する嫌悪感も、恐怖も一切感じられなかった。
取り繕った物ではない、本心から作り出された本物の表情だと……そういった心の機微に疎い王ですらわかる笑顔と瞳だった。
でもだからこそ、彼女には分からなかった。何故、彼がここまで自分に深い愛情を示してくれているのか……。
行き場も出自もわからない彼をまるで都合の良い存在として、この部屋に閉じ込め、自身のストレスの捌け口として使っていたのに、アルもその事は分かっていた筈なのに……。
「好きだからに決まってるじゃん」
「はえ?」
「いつも難しそうな顔したまま帰ってくるけど、俺を見た瞬間に顔を綻ばせてくれるご主人様が、温もりを求める子供のようにこの部屋にいる短い時間の間中ずぅっとスキンシップを求めるご主人様が、俺の反応に一喜一憂を返してくれるご主人様が全部好き」
「あぅ」
「俺は貴女のアーサー王としての顔は見た事が無い。俺が知っているのはちょっとだけポンコツなアルトリアご主人様。目覚めてから、拾われた俺の世界はこの部屋とご主人様しか無かった。貴女の帰りを一人で待つ時間は退屈だけど、それでもご主人様のペットとして貴女の嬉しがる表情を見るのは本当に愉しいんだよ?」
「あ、あの……アル、顔がちか……」
「ふふ、いつもいつもあんなに恥ずかしい真似して、俺が吐き出した物も舐め取っておきながら恥ずかしがるの?ご主人は本当に可愛いなぁ」
立場逆転。
いつの間にかアーサー王はペットであるアルに押し倒されている。
照れる主の顔を恍惚とした様子で愛でる下僕。
「ひぅっ!」
逃げようとするアーサー王の体の周りを両手足で囲む。
鎖骨の辺りをぬらぁっと舐め上げると官能の悲鳴が聞こえる。
「ここにいる間はアーサー王じゃなくて、俺の主、アルトリアご主人様でしょ?ほら、ペットとして俺に役割を命じてよ」
「ひぁ、あっ……んぅぅ」
インナーから露出している肌の上を嗜虐の舌が走る。
唾液を塗りたくられる度に、火照っていく王の肢体。
「この部屋にいる間は、俺と一緒にいる時ぐらいは全てを忘れてもいいんだよ?さぁ、愛玩動物の俺に何をして欲しいの?」
「私を―――」
「私を?」
「慰めて、たくさんたくさん、慰めなさい……何もかも忘れてしまうぐらい、いっぱいに」
「……かしこまりました。ご主人様」
沈む極上の躰。王として君臨していた時にはまずお目にかかる事は出来なかった鎧の下に隠された色香を醸し出す女体。
出る所は出て、くびれている所はくびれている。結われていた金髪の髪も下ろされ、生まれたままの姿……そしてベッドの上で、その身を曝け出していた。ペットである「アル」の前で。
「……うぅ……」
「自分が受け身になると途端に恥ずかしがるんだね、ご主人様は」
全裸とはいえ、内股になり、胸の中心部と股間と大事な部分をそれぞれの手で隠しているアルトリア。
だが、その姿は非常に逆効果。より男の情欲を燃え上がらせる結果にしかならない。恥じらいは情交において、最高のスパイスになるのだから。
「さ――て、慰めるとは言ったものの、俺はペットだからね。ペットの慰め方って言ったらやっぱりこれしか無いよね……それじゃ、いただきます」
――つぅ――ぺろっ。
「ひゃぅ、うふぅ……ふっ、ふははぁ、あんぅぅ、ちょ……!どこをなめ、て……ひぅぁ、くすぐったぁ……」
「どこって土踏まず?ペットらしく足から舐めさせて頂いているのですよ……れろぉ……ぴちゅ……」
「はひぃ!あぁっ……足のゆびぃ、くわえないでぇ……!んふぁぁ!」
汚れも埃も一切無い、美白な指を一本一本丁寧にしゃぶっていくアル。ご主人様の嬌声をBGMに十本あった指が一つずつ唾液でテカっていく光景の何と淫靡な事か。
主の躰を慰めているその舌は次の目的地を求めて登っていく。
太ももの所に今度は唇で跡を付けるように、吸い付いていく。
「あっ、こらぁ……!あとが、のこったらぁ……ひぃぅ……どうするのですかぁ……んぁ!」
「いつもの鎧でここが見られる事はないでしょ?うん、せっかくだから、愛しのご主人様にたくさん下僕のマーキングしておかないと」
「あっ!やぁっ……!」
ゴロンとあっけなくうつ伏せにひっくり返された王様。
前だけを隠す事に注視していたので、丸出しになった美尻が露になる。
少し、肉が付いた臀部。安産型というべきか……決して太すぎるということはなく色っぽさを損なわないムチムチのお尻。
「この尻で王様は無理でしょ。あぁ……けど、鎧の下にあるこの桃を食べれるのは俺だけなのかな?そこんとこ、どうなのご主人様?」
「し、知りませ、んふううううぅぅぅっ!?」
強情な主様を素直にさせる強烈なキス。太ももだけでは飽き足らず、アルは臀部にも歯と唇で入念に吸い付き、自分の印を何個もアルトリアの下半身に残していく。
「ふぅ、ふぁ、あ、あっ、あぅ……あっ……あんぅぅっ!!」
枕に顔を押し付け、尻をペットに何度も甘噛みされる快楽に耐える彼女。だが、その瞳に浮かんでいる色は喜色に染まりつつある。
足と同様、プルプルと震え続ける尻も涎と赤く充血したキスマークだらけになっていた。
アルの獣舌はまだまだ進み続ける。今度は中にある脊髄すらも溶かすようの背中を舌先が登っていく。髪を掻き分け、うなじに再び甘噛み……舌のこそばい感触。噛まれる鋭い刺激。緩急付けられた口淫にアルトリアは王がしてはいけない顔に変貌していく。
「あっ……ひぃ、あぁっ……躰中、舐められて……あ、わたしぃ、ひあぁっ……!」
「ちゅ、んぶぅっ、はむぅぅ……じゅるるぅぅ……ほら、もうおっぱいもまる見えになっちゃってるよ……ご主人様の乳首も咥えて欲しいってカチカチになってる」
また仰向けへと戻されたアルトリア、背中をしゃぶり尽されていた隙を突かれて、両手を抑え込まれていた。
はしたなく起立している乳頭、蜜を漏らしている陰部、ペットに舐められて盛っている浅ましき雌の姿がここにはあった。
「ご主人様、何を恥ずかしがることがあるの?」
「だ、だって……私は王で……」
「この部屋にいる間は……俺と一緒にいる時はご主人様でしょ?今だけは、この瞬間だけは王である事は忘れていいんだよ……ほら、おっぱいも、ちゅ、ちゅ……んちゅ、こんなにおいしくなって……」
「あっ、あっ……や、やめてっぇ……あんぅぅっ……んあぁぁっ!!」
「嘘、ホントは止めて欲しいって思ってないのに」
バター犬よろしく、アルは彼女の躰を口でしか責めていなかった。唾液をまぶし、咀嚼する音。アルトリアの巨峰はその整った丸みを歪ませる。止めて、止めてという彼女の顔はそれに反して喜色に満ちていた。そもそもペットのアルが舐め始めた時から、彼女の心には期待しか無かった。
全裸で、ペットに舐められ、咥えられ、噛まれ、痕を残される。
さらにはそれに快楽を覚え、悶え、悦びの声を上げ、寝台の上で汗を流し、必死に自分の肌に奉仕してくれる男の姿を目に焼き付けていた。
一体、私のどこが王なのだろうか――――。
自嘲する気持ちも到来する悦楽の波ですぐに掻き消される。
アルは言ってくれた。この部屋にいる間は忘れてもいいと。
そうだ……そもそもこの子を拾ってきたのは自分だ。こうして部屋で禁断の主従関係を結び始めたのも自分だ。
なら、いい。今だけは……この瞬くひと時だけは忘れて、彼に溺れてもいいのだろう。
部下達も影ながら言っていたではないか、「王には体を休める事も覚えて欲しい」と。
……心配はいらない。私は今、十分に休んでいる。癒されています。
落ち込み、自身を客観視して、今まで何をやっていたのか自覚してさらに落ち込み、慰められ、今は……性的に慰められている王の心はズブズブとアルに嵌まっていく。
「あぁぁっ、いいぃ……いいのぉっ!ひぃあああぁっ!あっ、あっ……おへそも、グリグリしてぇ……あんぅぅ!あは、あはぁっ……はぁっ!こんな、こんなよろこび知らなかったぁ……っ!」
おっぱいを存分に頂いた後はその口内奉仕は徐々に下へと下がっていく。垢もない、お腹の窪みにぬめった舌が侵入していく。
アルは顔面に触れる彼女の色肉の心地よさに気を良くしながら、さらに下へと進んでいく――――開かれた陰部……王の秘められた城門がその淫舌の入城を今か今かと待ち構えていた。
「にゃあああぁぁっ!!」
ペロっと一舐めしただけでこの反応。
王の願い通り、アルはペットらしく主を慰めていた。何もかも忘れてしまうぐらいに……その願いは叶えられている。
むせ返る程の雌臭、だがアルは気にする事なくその秘貝に深く口付けをする。
大好きなご主人様に聞かせるほどの水音。アルトリアの秘部から氾濫している性水をご褒美とばかりに吸い続ける。
「じゅるるるるるるるるるぅぅぅぅっ」
「んふぅぅっっ!!んにぁぁあっ……!はぁっ、あぁっっ!!アル、アル、ある!ある!あるぅぅっ!!……気持ちイイ、きもちいいのですぅぅ……くるってしまうぐらいにぃぁぁぁあああっ!!」
狂乱したかのように、彼の頭をもっとと強く股間に押し付けるアルトリア。窒息してしまうぐらいにかかっている力をアルは気にする事なくクンニを続けた。
彼にとって息をする事より、アルトリアの性器を舐め続ける事の方が重要なのだから。
「ひぃ!あぁぁぁっ!!あああぁァァっ!!クリトリスもっぉぉ……!ふぅああアァっ……!!アルは、頑張り屋さん、過ぎますぅぅっ……!!」
上唇で肥大化したクリトリスをピンピンと弾かれると一際大きい喘ぎが聴こえる。
もう既にこの王は何度も達している。だが、ペットである彼は……より大きい絶頂を求めて舌先をGスポットの所まで器用に伸ばす。
王の責務、ブリテンの未来でいっぱいの彼女の頭の中を犯し、蕩かす為に。
「んおあぁあああああっ……!!い、いくぅ、イくぅ………‥――――!!ごめん、なさいぃぃっ……ごめんなさいぃぃっ!!」
彼女は一体、何に謝っているのか。Gスポットを舐められたアルトリアは盛大に潮をアルの顔面にぶちまけた。
「あぁっ!!んあああぁぁっ……!!はぁっ……!!ペットにペロペロされて……イッちゃってるぅぅ!私、イッてしまってますぅぅっ……!あぁっけど、だめぇ……!頭の中がキモチイイ事でいっぱいでぇぇ……!!んひぃぃああぁっ!」
プシュプシュと暫くの間、続いた潮の間歇。緩みに緩んだ獅子王の顔を見ると、きっと良い息抜きになったのだろう。年下の首輪を付けた男の子に全裸で舐められてこの国の王様は存分に癒されたに違いない。
――――願わくば、この生活がずっと続くようにアルトリアはそう願った。
その願いが叶う筈がないと自覚しながらも。
「「うーわぁ」」
モニター中だったBBとオルタランサーの呟きが重なった。
「『あなたの玩具に入っても出てくるのはいつも通りの変わらぬ関係です』か……確かに主従関係という点では変わらぬが……あいつめ、よくもまぁ、私の事を倒錯していると言えたものだ。まだ私の方が可愛い方だろう」
「ナニやってんだよ……白い馬の父上ェ……」
「何ですか、あのガヴェイン卿が作っている栄養バランスが滅茶苦茶になっている芋料理は。あんなものを食べてたら、免疫力もつきません。兵士達が疫病にかかっても仕方ないでしょう。衛生・健康に気を使えない国の重鎮の首はそうひっかえしないといけませんね」
死んだ眼でモニターから流れる情事を見るモードレッドと見当違いだがいつも通りブレない方向で思考を巡らせるナイチンゲール。
「BBちゃんの『HBチャンネル』は本人すら自覚していない無意識の性癖を掘り起こす禁断のマッスィーン……まさかあの小奇麗な槍王さんの円卓卒倒確実な欲望をこうも露にしてしまうとは……自分の才能が恐ろしいです……。ていうか、黒い槍王さんといい……始まり方がほとんど変わらないのどうなんです?どんだけセンパイの事、拾いたいんですか?」
「貴様……マスターが道端で『拾って下さい』と書かれた段ボールに入っていたらどうする?拾う一択しかないだろ!」
「ぐぬぬ、実にわかりみしかありません。確かにそんなセンパイを見つけたら0.000000000001秒で私が用意したゴージャス&リゾートな犬空間で一生可愛がってあげちゃうかもしれません」
「当然拾います。司令官の汚れた全身を洗い流し、栄養が行き届いた暖かいスープを手ずから食べさせ、寝付くまで添い寝をし、生涯管理する事を誓います。彼を捨てた者に然るべき治療行為を行います」
「なにこの人たちこわい……ってうぉ!」
マスター&センパイ捨て犬談議で花を咲かせている淑女達にどん引きしていたモードレッドの足元に黒い電子の触手が絡みついていた。当然、大元はBBから伸びている。
「テメぇ、何すん……」
「ほら、せっかく円卓モドキがあるのですから。寂しがり屋のモーさんも入れてあげた方が面白くなるかなーというBBちゃんの意気な計らいです」
「余計なお世話だぁぁああああぁああああ――――――――…………」
「一名様ぁ、ごあんなーい♡」
シェイプシフターによって『HBチェンネル』のコフィンの中へと引きずり込まれるモードレッドの間抜けな悲鳴が響いた――。
「聖槍を持った私……やはり、貴方とは分かり合えない……」
「ふっ、そうですか。マスターを飼いたいという私の悲願……理解は出来ないですか――」
「分かってたまりますか。マスターは我が飼い主、我らこそが首輪を付けられるべき。それを、それを……貴方はッ!!」
「首輪を付けたマスターに全身を舐めさせ、奉仕させる。その悦びこそが私の求めたアヴァロンなのですよ。王になる前の私」
「貴様ぁ!!騎士としての、人しての矜持すら捨てたかぁ!!」
「もはや言葉は不要……主を飼い、首輪を付け、肌を愛撫し、秘部を舐められた。何の、為に……。聖槍よ、果てを語れ!」
「従属の首輪よ!力を!邪悪を断て!」
「『
「『
結論:どっちもどっち。
乳王のいじらしい可愛さを表現出来たと思います。
次回で乳王とワンちゃんのほんわかほのぼのライフも完結です。今月中に更新出来るといいな。
総合評価が1万を超えました…………読者の皆様に最高の感謝を。