アガルタ編の続きです。
地底世界アガルタのあらゆる所に流れ、行き届いている川。その水路を生かして、帆を張り、船を操る女海賊達は駆け巡っていた。
それは今までの無秩序な略奪を繰り返す為ではなく、頭から与えられた指令を遂行する為。
優れた移動手段を用いて、彼女達はアガルタ中にビラを配った。出来るだけ多くの者の目、特にアマゾネスの連中を重点的に。
『我らがイースの新たな王となったカール・
『偽りの輝き、張りぼての平等、虚ろな正しさ。その全てを滅ぼしに我らが王がやってくる』
『指を咥えて見ているがいいアマゾネスの者達よ。首を洗って待つがいい不夜城の者達よ。決行は2日後、大船団を引き連れて性賊王がやってくるぞ』
海賊公女ダユーは男に敗北し、屈服し、新たな頭となったその男に心からの忠誠を誓った……と噂を折り込ませながら、プロパガンダを行った。
イースの者達を、ダユーを知る者達はあり得ないと耳を疑うだろう。「あの品の無い女海賊共がたった一人の男に従わされている?何を馬鹿な」と。特に不夜城とアマゾネスの者達は。
だが、女海賊達の各々の欲望を優先させた今までの勝手とは打って変わっての統率された動き。男達を見かけても襲わず、無視をするだけ。
そして、何よりイースが陥落した時に逃げた男達が口々に言う言葉が信憑性を増した。
――あのイースに連れてこられた平凡そうな男がたった一日で国を落とした……。
俺の聖晶石か?欲しけりゃくれてやる。探せ!もうどこにも見当たらねぇからな!むしろ俺に恵んでくれ。
ダユーちゃんを性的に堕としてから数日後。
彼女の住処となっていた屋敷の一室でお世話になっている俺は今頃、この地底世界中に配られているであろうビラを見る。『性賊王』とか酷くない?何か怖そうな異名を付けて欲しいってダユーちゃんに頼んだ結果がこれだよ。この世界の人達に一体どんなイメージを付けられた事やら……。もっと天夜叉――とか死の魔術師――とか格好良いの無かったの?
おい、自信満々そうな顔でこっちを見るな。「褒めて褒めて」じゃないんだよ。
「……んっ、あんぅ!!……はぁ、ではこのビラ通り、最初の標的は不夜城なのですね……っやぁんぅ!!」
「いや、厳密に言えば違う。俺の最初の標的はアマゾネス、エルドラドのバーサーカーからだ」
「……っ、ああっ……!あぁっ!!……ならぁ、どうしてぇ?」
ご褒美も兼ねて、背面座位の体勢で嬉々として俺の腰の上で跳ね続けるダユーちゃんに説明する。
俺が最初にカタをつけたかったのは機動力があり、積極的に領地を拡大しようと侵攻しているアマゾネスの方だった。
「だからといっていきなり敵の本拠地に乗り込むのも無策だし、自分達の国で迎え撃つのも却下。このイースって防御性、マジで皆無だからね。籠城戦には向いてないわ」
申し訳なさそうに眉を下げるダユーちゃん、けど腰を動かすのと喘ぐのは止めないんですね。
「んっ、んああぅ……ならばこのビラはフェイク?」
「まさか。それに書いている通りに2日後には不夜城に攻め込むさ」
わからないと言った顔。
次の目的はエルドラドのバーサーカー。けど、アマゾネスの根城に攻め込むつもりもこの国で戦うつもりも毛頭無い。
なら、何故わざわざアマゾネスの連中を煽るような文を添えながら、ビラを配らせたのか。そして最初に不夜城に攻め込むつもりなのか。
「アマゾネスがダユーに聞いてた通りの性格なら、血気盛ん、戦意旺盛。彼女達がこのまま黙って見てるとは思えない。話に聞く限り、強い男は種馬として、弱い男は殺す。この世界における女尊男卑の縮図の顕現として振る舞っている彼女達がいつまでもたかだか男一人にいいようにさせて大人しくしているのかな?」
十中八九、不夜城に攻め込んだタイミングでアマゾネス達は現れる。自分達以外でこの世界で幅を利かせている勢力である不夜城とイースをまとめて消す為に。
「つまり、今回は『アーマゾネス君!不夜城で
第三者の庭でドンパチすれば、アウェイでも無いし、自分達にも被害は出ない。いそのー、他人のお家で戦争しようぜ――、アマゾネスの皆もイースの皆も何一つして気にする事なく戦える……誰にも迷惑がかからない……何と平和的な作戦だろうか。
「気にするわ愚か者――!!ここに迷惑がかかる一番の代表がおるのによくそんな話が出来るな貴様!不遜過ぎて憤死するわ――!!」
というわけで携帯していた愚者の鎖で拘束されているこちらの紫髪の少女が水門の鍵がある保管庫に忍び込もうとしていた不夜城のアサシンちゃんです。
ふむ、普段から邪ンヌとか、ハサ子さんとか、静謐ちゃんとか、セイバー・リリィ相手に振るっている緊縛術が役に立ったぜ。
そもそも気配遮断:D程度でこちらの目を誤魔化せると思ったのか。こちとら普段からカルデアで不特定多数にストーキングされている身ぞ。
「あっ、あぁっ、あぁっ、オチンぽ、おっきぃぃっ!!あぁんぅっ!!」
「え、えぇ――い!一度乳繰り合うのを止めぬか――!!」
「よーそろー!」
攻め込むまで多少の時間がある俺は時間潰しも兼ねて、ダユーから話でしか聞いていないアマゾネスの人達を実際にこの目で拝見しておこうと船を発進させていた。やっぱり戦う相手は前もって自分の目で直接、確かめておかないとね。アマゾネス=鳳凰の羽根しか無いイメージを払拭する為にも。
逆流だろうがお構いなしに進む不思議シップの甲板の上で潮風を感じる。
さて水路の中でも比較的、目立つルートを選んでいますが、アマゾネスの方々は仕掛けてくれますかねー。
イースの留守はダユーに任せて、俺はゲットした中華風のロリっ娘を連れて船旅を楽しんでいた。
「おのれ、抜かったわ……。ダユーは男との情交に溺れて隙だらけであるとあの軍師の口車に乗るべきではなかったの。愚かなりにも一応は国の王、罠の一つを用意しておいて当然か……」
いや、ダユーちゃんのは素でもう俺との関係以外はどうでもいいと思ってるよ。
「しかし、半信半疑だったがまさか本当にあのイースが一人の男の手によって落ちるとは……。あの海賊公女も貴様の前では骨抜きじゃったしの。つまり、貴様がイースの軍師を離反させ、ダユーを性的に誑し込み、現在のイースが隙だらけと妾に錯覚させ、この国におびき寄せていたと……ぐぬぬ、敵ながら天晴としか言えん。妾とて、ちらりと見たあのダユーの乱れっぷりは演技だとは思えんかったからの」
ごめんね、君を捕まえたのは偶然以外の何物でもないんだ。
けどそれを正直に伝えるのも可哀想だから、このまま敵の権謀術策に嵌ったという事にしておいた方が本人にとっても幸せでしょう。
俺は小さな女の子には優しい事に定評があるマスター。
「ま、あの猪突猛進共があんなビラを見てしまえば、突撃して来る可能性は高いだろうが……もし仮に貴様らが不夜城に攻め込んでいる間に留守中のイースに攻め込まれたら、どうするのじゃ?」
捕虜の身となったふーやーちゃんはここまで何度も逃亡を図ろうとしていたがその度に『百式官能』で動きを止めて阻止されてしまうのでいい加減正攻法では諦めたようだ。俺の目の届く所なら拘束も外して自由にしてある。う――む、対女性ならこの極めたセクハラ術マジで便利。
「誇り高いとされるアマゾネスがそんな空き巣紛いの事をするとは思えないけど。それでも、もし留守中にそっちに攻め込まれたら待機中の部下に水門を解放してイースごとアマゾネスを沈めても良いって伝えてあるから大丈夫じゃない?」
「何も大丈夫じゃなかろう……。頭おかし過ぎてびっくりする」
ダユーちゃんも「イースが沈む?けどマスターはここにいるのでしょう?何か問題でも?」みたいなスタンスだったし。うむ、ちゃんと全身全霊で堕とした甲斐がありました。大変結構。
「今回の船旅はそれも込みだけどね、実際にこの世界のアマゾネスがどういう性格をしているのか観察する目的もあったし」
「一応は敵国の頭によくもまぁ、内情をベラベラ喋るのだな。捕縛されて、無力化した妾など敵ではないと舐めておるのか?」
ギンとロリだろうと不夜城の女帝に相応しい威厳でこちらを睨みつけるアサシン。うん、可愛い。
ふーやーちゃんも自分から振ったとは言え、ここまで答えてくれるとは思ってなかったのかな。ま、舐めてるつもりはないけどね、違う意味では舐めたいと思ってるけど。
「一回船室に戻ろうか。引き続き、辺りを警戒。何かあったら迅速に報告、頼むね」
「ラブ&ダブルピース!(イエッサーの意)」
「ぬお――!離せぇ!!自分で歩けるわ!!この妾をよりにもよって猫のように掴むとは貴様、命知らずか!!」
後の事は女海賊さん達に任せて、襟元を掴まれ、ジタバタと暴れる彼女を持ち上げ船内に戻る。中華風の服。王としての威厳。尊大な態度。猫嫌い……ははーん、さてはオメー則天武后だな?
「むむむぅ――……」
妾の女帝としての覇気もどこ吹く風。同じ船長室にいる妾を注視する事なく、本を読み、リラックスしているこの男。
敵対する不夜城の王である妾を捕えても殺すわけでもなく、情報を吐かせに拷問するわけでも無い。
逃げようとしたり、命を奪おうと襲いかかれば、摩訶不思議な体術で動きを封じられてしまうがの。何なのじゃ、撫でられた瞬間に全身がびりびり――と痺れて腰が抜けて動けなくなってしまうし……房中術の類か?あるいはこやつの時代のマーシャルアーツか?
悔しい事に力の差は歴然か……。だからこそ、こやつも捕縛した妾など脅威とすら認識しないで放置しておるのだろう。
だが、妾は諦めぬ。この程度の窮地、生前いくらでも乗り越えて来たわ。数多の政敵を陥れ、失脚させ、殺して来た。妾の道を阻む者は何人たりとも生かしておかなかった。
謀略で妾を嵌めたのは敵ながら感嘆するが、ここで敗北を認めるわけにはいかぬ。どんな手段を使おうとも必ず返り咲いてみせる。
「魔神柱だったか?貴様……虎狼の目的は?」
「虎狼?」
「あだ名じゃ、あの海賊公女をイースごと簡単に喰らった貴様のな」
最初は『昏羊』にしようと思ったがの。どう見てもこやつは狩られる側ではなく狩る側じゃ。って何か震えておらぬか?妾、もしかして地雷踏んだ?
「いやごめん。イースでは『性賊王』とかアレな異名だったから。『虎狼』とかストレートにカッコいいあだ名を付けてもらえて感動してた。ありがとうふーやーちゃん、飴ちゃんいる?」
「ええい!頭を撫でるでない!ちゃんづけをするでない!子供扱いするでない!不敬罪で引き伸ばしの刑に処すぞ!飴はもらう!」
うむ、美味。
だが、さらなる情報を聞きだすつもりだったが、意図せず好感度を上げてしまったのう…………。
いや、それで良いのか?逃亡も暗殺も叶わぬのなら誑し込み、篭絡すれば良いではないか!!
天啓が降りた妾は寝台の上で座りこんでいる虎狼の傍へと寄り、その下半身へと手を添えた。
こやつが妾を逃さず、殺さず、傍に置いていたのはこういう事を期待していたからかだと確信した。きっとあの駄肉をぶら下げたイースの海賊公女では満足出来なかったのであろう。それで妾のぱーふぇくとぼでぃを求めてしまったと。
「……ふーやーちゃん?」
「妾が怒った理由はわかるだろう?そなたには子供ではなく、一人の女として見てもらいたのだ。もう真名は知っておるのだろう?『武則天』と呼んでおくれ」
よい、よい、よい。その不遜を許そう。生前は女を……色を武器にして、政界を生き抜いた事もある。くふふ――、がさつな女海賊では到底味わえない天国を見せてやろうぞ。
こやつも不敬に不敬を重ねてはおるが、ここで妾の魅力に陥落させてしまえば今後、有能な手駒には出来るしのう。単純な戦闘力に頭も回るし、策は奇抜過ぎて、ちょっと付いて行けぬ所もあるが。有能であるなら妾は重宝する。それこそ優れた指導者の証であるからな!
「これ以上は女の妾に言わせんでおくれ……妾とて恥じらいもあるのじゃ……」
ここでこの虎狼を掌中に収め、イースを奪い、逆転してみせる……。
そんな決意を込めて、熱に浮かされた女の演技をした妾はこやつの下半身を撫でまわし、下袴を脱がしていった。
……………………ちょいと、大きくないかにゃ?
「くっ、ふぅ……ぉお、す、凄いのぉ……。まだこんなにたくさん……」
噴水のように噴き出す白濁が妾の体も汚していく。
うぅ……これで何回目じゃ?十回はいっておるか?……いっこうに萎える気配が無いのじゃが……。
「ど、どうじゃ……妾の足技は?ぷにぷにの土踏まずで扱かれるのは手淫では味わえぬ快感じゃろ?」
「あぁ……とても気持ち良いよ」
妾の腕よりも太い剛直を左右から裸足で包み込み、上下に何度も扱く。時には指先で器用に鈴口をくすぐりながら、虎狼を射精へと誘っていく。顔と声を聞く限り、間違いなく快楽は得てはおるし、演技とは思えぬ。
「ほれ、ほれ、ほれ……出すが良い。妾の足にちんぽ汁垂らして、全て出しつくしてしまえっ」
――ビュッルルルルッッ!!
おぉっ……濃いのがまたぁ。して肉棒は……元気いっぱいじゃのう。
ぬぅ、度重なる射精のせいで妾の体中も白濁まみれなのじゃが。ベトベト……。この雄臭を嗅いでると、何だか頭がボォーっとして…………ってイカンイカン!妾が気をやってどうする!これもサーヴァントの身の弊害か、こやつの濃厚な魔力に霊基が惹かれてしまっておる。
ええい、くそぅ!ここまで絶倫だとは思わなかったわ!!陥落させると決意した以上、主導権は妾が握らなければならぬ!こやつが満足しないで妾が先に参るなどぷらいどに関わる!
足こきで駄目なら更なる快楽を与えてやるだけの話よ!
「未だにここまでおっ立てておるとは……。くふふ――、いやしんぼの貴様にはもっと凄いのをくれてやろうぞ……」
口の中に唾を溜めてから、汁まみれになっているぐろてすくな肉棒を頭から咥える。
「じゅぼっ、じゅぼぉ……じゅるぅ、じゅむぅぅ……んじゅるるぅっ……!」
頬をすぼめ、卑猥な水音を立てて、音でも陰茎を犯していく。目線を上にすれば、そこれには気持ち良さそうに顔を歪めている虎狼の姿が。大丈夫、何も問題ないのじゃ。妾はこやつの精魂を吸い付くし、骨抜きにし、篭絡させ、服従させる。これはその為の必要な一手。
だが、だが、何とも大きく雄々しい男根よ……。妾の顎が外れそうぞ……。
「んじゅ!んむじゅるぅ……!じゅるるぅぅ……んじゅぅるぅっ!!じゅぽっ、じゅぽっ……」
手は抜かぬ。全身全霊、手練手管を尽くして、この男を抱き込んでみせる。
べろべろと亀頭周りを舐めまわし、咥えながら両手で輪を作り、激しく扱く。肉棒にこーてぃんぐされた精液を接種した事で頭をくらくらさせながらも、喉全体で締めるようにその剛直を奉仕し続けた。
股座の下で座り込み、不遜極まりない姿を妾にさせている虎狼は愛おしそうに妾の頭を撫でてくる。にはは、ここでも子供扱いか。だが良い。これは妾に対するこやつの好感度が上昇している証拠だとして、不本意ではあるが受け入れてやろうではないか。
「じゅむぅ……んばぁっ。ほれぇ……出してしまえ、妾の小さな喉まんこに貴様のおちんぽ汁をなぁっ……あむぅぅ……じゅるるるぅっ!!」
男の興奮を煽るような言葉で媚びながら、一切合切吐き出させるように射精を促す。陰嚢を揉み込みながら、涙目になるまで虎狼の肉棒を咥え込み、尺八を行う。
ほれ、ほれ、ほれ……その玉袋が空になってしまうぐらいに射精してしまえ!!心身共に妾に参ってしまえ!!
――ドピュルルルルルルゥッ!!
「んぶううううぅぅっ――――!?んぐぅぅっ!!んむぅぅぅっ……!!んじゅ、んぉぇ……」
来た来た来た来た来たぁっ!……って何なんじゃ、この量!妾が足でした時よりもまた増えてはおらぬか!?待て待て!この量はまずい!精子に溺れてしまうっ!!
あっ、あっ……口に喉に、そして胃まで容赦なくこやつの子種がかけられてしまっているぅ……。妾の体が口内射精で達しておるぅ……。
「っぁ……大丈夫?武則天ちゃん」
「んぐぐぅぅっっ……んぐっ、んぐぅ、んじゅるぅぅっ…………ごく、ごくぅっ」
……舐めるでない。貴様に心配される謂れはないわ。
ここで生娘の如く、苦しさで吐き出すような醜態を見せるわけにもいかぬ。ここは余裕のある大人のお姉さんとして、妾は吐き出された全ての精液を飲み干そうと咥えた肉棒を決して離さず、喉を鳴らし続けた。
軽く逝ってしまってるのを悟られないように掃除口淫を行う。
おぉ、何と濃厚で膨大な男汁よ……。そしてこの味、思わず、ずっとしゃぶってしまいたくなってしまいたくなるような………………。まぁ、いずれ妾の手駒となるのだから雄として優れているのも悪い事ではない。妾の隣に置いた時に無聊を慰める良い玩具にもなるし、魔力供給にもなって一石二鳥じゃしの!
「……んぐぐぐ、んぐっ!……ちゅぽんっ。げほっ!けほっ……!」
最後まで手抜かり無き口淫から生々しい音を響かせ、きゃっつの肉棒を解放した。これだけやったのじゃ、もうさすがに……。
「何でまだギンギンなんじゃ!」
「いたいっ」
怒りのあまり張り手をかまし、揺れる肉棒の鋼鉄っぷりは未だ健在。何なのじゃ、こやつ……。底なしにも程があろう。あれか?妾の肉体がぱーふぇくと過ぎたせいか?くぅっ!自身の魅力が罪深い!!
「あ――、別に無理しなくてもいいよ?しんどいならここら辺で止めてもいいし」
「はぁ――!?無理ぃ!?何を言っておるのじゃ貴様!!聖心皇帝たる妾がこの程度の性交で臆すると思うたか!?ぜんぜぇん余裕だしぃ?寧ろ、そなたのがまだギンギンで安心したしぃ?」
涎と白濁まみれになっている男性器の前に、妾はゴクリと唾を飲んだ。
手も足も口も駆使し、こやつの肉棒を気持ち良くさせてきた。それでもまだ足りぬというのなら妾に残された武器はこれしか無かろうて。
「ここで止める?冗談はよせ。男と女が行き着く先、交わる先は決まっておろう。そなたとて、この蜜壺に挿れたくてしょうがないのであろう?よい、その不遜を許してやろうではないか」
妾の関大さに咽び泣くが良い。虎狼の体に跨った妾は足を開き、服の下に隠れた陰部を見せるつけた。下着?妾は着けない派なのじゃ。ぱんつ、はか、ない、じゃ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ほれぇ、しっかりと見るが良いぃ。そなたの男らしい男根で妾のアソコがこんなに火照ってしまっておるぞ……?」
ここが一番の大勝負、妾は必ず自身の為に妾自身の為にもこの男を誑し込んで見せる!!
……なんか濡れ過ぎな気がするのぉ……妾のアソコ。
「お、お、おあああああぁぁっ……!!挿ってきたぁぁぁっ……!!」
「妾達の間に衣類などもういらないであろう?」と持ちかけ、裸のまま交わる妾達。寝そべっている虎狼の上で腰を降ろしていく。全く、アサシンクラスの妾の前でそうも無防備な姿になるとは……自殺志願者か貴様?ま、妾も物理的に殺すつもりは無いがの。貴様は性的に殺し尽くしてくれるわ。
しかし……思った以上に大きくてえげつないのぉ!妾の膣壁がえぐれてしまいそうだわ!!
「ど、どうじゃ……?あんぅ……妾の肢体はぁ、ここまでの寵愛を授けられるなど、そうはいないぞぉぉ……おぉあんぅ!!」
「うん、武則天の体が色っぽくて、勃起が止まらないや」
ッ……ぐぬぬ、さっきまで散々、ふーやーちゃんなど、子供扱いしておったくせにここでそんな台詞を吐くか貴様。色んな意味でずるいぞ。
「そうか……そうかぁ、ま、妾の体がえろちっくなのは当然じゃからのぉぉぉぉああああっ!して、そなたの肉棒も中々のものじゃぞぉぉっ……あんぅっ」
こやつの自尊心を満たさせる為にも男が喜ぶような台詞を吐き、膣に入ってきた陰茎をさらに進ませていく。正直入るかどうか半信半疑な所もあったが、汁まみれになっていた男根と予想以上に濡れていた妾の陰部が良く滑らせてくれた。
いや、妾のアソコが濡れていたのは期待していたからとかではないからな!妾クラスの女帝になると色仕掛けをする時にその気になってなくても濡らす事などちょちょいのちょいじゃからな!
「どうした……?そなたもされるがままではなく、存分に妾の躰を貪っても良いのじゃぞ?……ほれ、ここにある桜桃の試食でもどうじゃ?」
痛いぐらいにそそり立っている乳首を虎狼の口元まで持っていく。
「んあぁっんぅ!!」
ふふふ、赤子のように吸い付きおって。だがしかし、これで準備は整った。
妾の色香溢れる乳房によってこやつの視界は覆われている。気付かれないように妾は髪飾りに隠していた小さな薬瓶を取り出した。
媚薬では無い。妾が日頃から拷問用に携帯しておる触覚を鋭敏化する霊薬じゃ。まさかこんな時に使うとは夢にも思わなかったが。備えあって憂いなしじゃな。
感覚が極限まで研ぎ澄まされた状態で妾の名器で搾り尽くしてやる。「もう無理」「聖心皇帝様に全てを捧げます」と泣いて懇願するまで許してやらぬからのぉ。くふふ――!
……さすがに突然、薬を飲ませようとするのは怪しまれるよのぉ……。
ならば、さながら男に甘える恋人のように接吻から口移しをすれば無問題じゃな。
悟られないように手すきの方で虎狼の頭を撫でつつ、薬を口に含ませる。後は接吻から飲ませれば――――。
勝ったと妾が確信したその瞬間。
――ずんっ!!
――ちゅぅぅっ!!
「んむぎゅぅぅぅっ!?んごくっ……!!」
刹那とも言える僅かな間。間抜けにも勝利を前に気を抜いたその隙に乳首と膣内に同時に奔った甘美で鋭い痺れ。子宮口を突かれ、乳頭を吸引された妾は急に来た官能の衝撃に薬を完全に飲下してしまった。
こやつぅ――!何というたいみんぐで――!!あ、あ、あ、まずいまずいまずいのじゃ!今の状態でさらに感覚が鋭敏化されてしまったら……。
「あっぁぁああっ!!あああぁっ!!あひぃぃっぁぁっ!!これは、だめぇ、だめなのじゃぁああっ!!んひいいいいいあああああぁぁぁっ!!」
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!死んでしまう!今はこやつもそこまで激しく動いていないから、まだ何とか耐えられるが、もし妾の今の状態に興奮して獣のように犯されてしまったら……!壊される……妾の方が壊されてしまう!!
「武則天……?」
胸への口付けを止めた虎狼が顔を覗かせ、妾の異常に気付いた。失禁の如く、潮を噴き出し続ける妾の姿はどう映っておるのか考えるまでもない。
には、にはは……なるほどな。全ては貴様の手の平の上じゃったのか。ここまで妾を泳がせておいたのも、もはや情事でしか逆転の手立ては無いと妾を自身の土俵に誘い込む為。ここで完全に性的に妾を狂わせ、屈服させ、支配する為の布石じゃったのか。
「んんんんぅぅぅぅっ!!あ゛あ゛あ゛、あ゛あ゛あ゛ぁぁっ!!」
軍師を離反させてまで妾を捕まえた手腕といい、本当に狡猾で周到な男よ。沼に嵌めるつもりが気付けば、飲み込まれていたのは妾の方じゃったか。あぁ――、これは妾史上に残る大敗北じゃの……。
「んぁ、はっ、あぁ、あぁ、あっ、あっ、あっ……」
脳が蕩ける。
だがそれは妾を壊す程の暴力的な快楽ではなく、ゆったりとした恋人同士のような快感。
目の前で妾を抱えながら挿入している男は肉棒をほとんど動かす事なく、微々たる振動で緩やかな性交を行っていた。薬で自爆してしまった妾の躰を気遣い、持て余す熱をさましてくれるような暖かいせっくす。
少なくとも妾はこうして物を考える事が出来るぐらいにはまだ正気を保っている。
膣の中でほぼ動く事のない肉棒も、妾をあやすような抱擁も。鋭敏になってしまった躰の昂りを忘れさせてくれるぐらいには優しかった。
「にゃぁ、にぁっ、あんっ……あんっ、あんっ……んあっ」
奴の胸の下で白痴のように喘ぎ続ける妾は思考する。
こやつが一体何を考えているのかを。
墓穴を掘った妾を性的に壊し、服従させる為ではないのか?どうしてこんな優しい責めをする?今の妾はちょっと激しく突いてしまえば、簡単に貴様に陥落してしまうぞ。
わからぬ。まるでわからぬ。どうして自分の敵をそう簡単に懐に入れる。どうして自分を殺そうとした者を野放しにしておける。どうして自分を嵌めようとした者を許しておける。
貴様の目的は不夜城の女帝たる妾を心身共に誑し込み、利用する事ではないのか?
わからぬ。このような男は妾が生きる世界には存在しなかった。
隙を見せれば、喰われる。心を許せば、利用される。陰謀渦巻く妾の世界はそんな化け物達の住処だった。
多くの者達を見定めてきた妾だからこそわかる。妾の髪を解き、梳くように撫でるその男の瞳には野心も打算も無く、ただ偏に愛おしい……。妾の事が好きだと語っていた。
――きゅん。
なんじゃ?今、胸がきゅぅって。何で妾はこんなに切なくなっておるのじゃ?
わからない。知りたい。今まで見たことも無かった未知の塊であるこの男にもっと触れたい。
「ん?」
しまった。ジロジロ見過ぎたか?妾の心境など知るよしもない虎狼は微笑み、妾のおでこにちゅっと接吻をしよった。
――ぼんっ!
「あう」
まて、まてまてまて。何故、妾はこんなにも頬が熱くなっておる。何故、心臓の動悸が激しくなっておる。今までもっと凄い事してきたじゃろ!おでこの接吻ぐらいで何じゃこの生娘みたいな反応は!!「あう」って何じゃ!「あう」て!
あれか!魅了でも妾にかけおったな!おのれ、道理でさっきから心の中が貴様一色になっておるわけだ!!あぁ、憎い!魅了にかかってるから、貴様の顔が凄くカッコ良く見える――!自然と唇が吸い寄せられてしまう!あぁ――!魅了のせいじゃからな――!これもこやつが妾にかけた魅了の魔術のせいじゃからな――!
「ん、ちゅ……あぁ、これ、しゅきぃ」
だから甘えた声でこやつと唇を交わしているのも不可抗力なのじゃ!!ぐぬぬぬ、女の敵め!貴様に夢中になっている妾を弄んでそんなに楽しいか!悔し過ぎて、舌とか絡めてしまうわ愚か者!
「んじゅるぅ……じゅむぅ、んじゅぅ、んぱぁっ……れろぉ、ちろっ、ちろっ……」
これはあれじゃ。こやつから唾液を吸い尽くし、脱水症状に陥らせようとする妾のぱーふぇくとな策なのじゃ。ほれ、だからもっと舌を出せい、涎をちょうだい……。
「のう……虎狼よ」
下半身が繋がりあったまま、しばらく接吻を楽しんだ妾達は自然と息継ぎをするように唇を離した。妾達を繋ぐ銀の橋が途切れたと同時に妾は問い掛けた。
「ダユーを切り、妾につかぬか?」
それは本来、こやつを性的に誑し込んでから言う台詞の筈じゃった。だから今の妾が言っても滑稽以外の何物でもない。だから、これは打算無き、妾の本心の言葉。
「ごめん。それは出来ない」
まぁ、知っておったがの。だからこれは只の戯言じゃ。ずきりと突き刺すような胸の痛みも気のせいじゃろう。ここまで完膚なきまでに敗北した妾が今更どの口で言うのか。
「…………許さぬ」
だからこれはこやつに与える罰じゃ。
散々に妾の心を弄び、女帝からの勧誘という泣いて喜ぶべき栄誉を捨て去ったこやつに対する刑なのじゃ。
「絶対に許さぬ」
敏感になってしまった膣に力を入れる。絶対に目の前の男を離さないという意思表示。落ち着いていた快楽の奔流が再び襲いかかってきた。
「っぁ!!絶対に許さぬからぁ……こうしてやるぅ……。そなたにはぁ……妾の胎に子種を吐き出し、孕ませる……『子育ての刑』に処す……」
サーヴァントの身では不可能という事実を無視し、妾はゆっくりとやつの肉棒を扱いた。気絶してしまいそうになる快楽に耐えながら、射精を促す。逃さん、絶対に逃さん。妾は欲しい物は何をしても手に入れた。ならば、これまで通りだ。こやつも手に入れて見せる。無理を通してこその皇帝じゃ。関係を持った女が子供が出来たというのなら、こやつの性格上、無下にはしないであろう。
喜べ虎狼。貴様は妾との共同統治者として選ばれたのだから。
「武則天……」
にはは、何を驚いた顔をしておる。幼き肢体で妖艶に動く妾に気圧されたか?ふふ、ようやく貴様のそんな顔を見る事が出来たの。
「だし、てぇっ!妾の奥にぃ……そなたの精子ぃ!んああああぁっ!!あっ、あああぁっ!!膣内以外は絶対に許さぬから、なぁぁっ!!そな、たにはぁっ……妾を惚れさせた責任を取ってもらううううぅっ、あぁぁっ!」
ずっちゅ、ずっちゅと卑猥極まりない生々しい音を奏でる。こやつ子種一滴まで妾の子宮に収めようと腰を振り続ける。快楽の暴力で視界が真っ白になる。あ、あぁ……そなたの顔が隠れてしまう。どこじゃ、どこにおる。ほれ、もっとちこう寄れ。
「んちゅぅっ!?」
暖かい唇の感触に包まれる。良かった、そこにおったのか。視界いっぱいに拡がるこやつの顔に安堵しながら全てを受け入れる。
「んんんんぅぅぅうううううっ――――!!!!」
出てるっ。出しておるっ……。妾の子宮どころか膣いっぱいにこやつの精液が。精子一個一個が妾を孕ませようと胎を犯してきておる。真っ白な雄の欲望を吐き出された妾の意識が投げ出される。
敵の前で無防備を晒すなど、愚かの一言に尽きるのだが、こやつの前だと一切の不安が無いのがまっこと不思議な話じゃ。まぁ、お人よしの権化のような奴じゃからのぉ。
……うむ、妾の寝顔を見る事を……とくとゆる、す……。
穏やかな顔で寝息を立てる武則天ちゃんの頭を撫でる。ツインテもいいけど、下した髪もべりーきゅーと。
お互いにドロドロになっているし、部屋中、ひどい匂いになってるんだろうな。もう麻痺っている俺にはわからん。
まさか、自らの薬でいきなり自爆するとは思わなかったけど。ドジっ娘女帝……大いにアリですね。
さて武則天ちゃん、平凡な俺が君達英霊をだまくらかす事なんて出来ると思うかい?
全身全霊、命を賭け、全てを尽くして、隠す事なく曝け出し、本心から他者を求める。心の底から相手を好きだとわからせる。惚れた娘と一緒にいる為ならどんな事だってしてみせる。もし打算というのなら、ただ君と一緒にいたいという俺の欲望が打算なのかもしれないね。
戦いゆえに愛が生まれる。けれど愛があれば、戦いはなくなるのさ。
「これが正しい人の心の支配の仕方だよ。女帝ちゃん」
幸せそうに眠る彼女の裸身に毛布をかけて上げる。
さて、もう彼女には拘束の必要も無いか。責任を取れとも言われちゃったしね。ならばカルデアにもお持ち帰り――!しないといけません。その為にもこの亜種特異点は必ず攻略せねば。
取りあえず、俺もひと眠りするか――。
「モノローグの途中ですまないがアマゾネスの群れです!キャプテン!」
…………期間限定とはいえ、国のトップってのは慌ただしいよね――。
ま、色々とチャージしてもらったし、もう一仕事行ってきますか!
多分、アガルタ編3話じゃ、終わらんですわ(ザ・無計画)。
何か、不夜城のアサシンちゃん、ヒロイン力高くなってない?気のせい?そしてアガルタに来てから実に生き生きとしているマスター。う――ん、この傾国系主人公。