※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

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何、連勤術師で執筆時間が取れない?睡眠時間削れよ。出来ませんでしたじゃ、済まされないからな。

というわけで初めての2話連続投稿、これは2話目です。1話目をまだ読んでいない方は前話へGO。













テイルズオブセクステリアⅤ(ペンテシレイア編)

 重力に従い、目まぐるしく変わる景色の中で一瞬映った目を眩む程の輝き。そして、そのまま何か硬い物が体にぶつかったような強い衝撃。

 

 体に鞭を入れて、目を開ければさっきまで野外にいたというのに、気づけば、貴人が使うような清掃と整頓が行き届いた部屋にいた。

 

 あぁ、ここが武則天ちゃんが言ってた不夜城の地下に隠れた彼女の本拠地……普段はその姿を大衆に見せる事は無い支配者の居城たる瑶光殿か。

 

 地面をぶち抜いて地下施設へとダイビング。更に更に、城の天井へと突撃して、最上階の部屋へと屋根からお邪魔したわけか……。

 

 しかし、ついさっきまで命を懸けて、戦い合っていた後に行き着く先が寝所とは何とも俺らしい。

 運命の悪戯とでも言うべきか、ベッドの上で彼女を押し倒す形で着地するとは俺にはラッキースケベの神様でも宿っているのかね?

 

「……女帝め、こんな物を地下に隠し持っていたのか……」

 

「おや……もしかして、まだ動ける感じ?」

 

「馬鹿を……言え。はぁ――……もう指一本すらも動かす気力が無い」

 

 ズタボロになった体、彼女の血がベッドのシーツに染みを作る。

 すぅーと深く深呼吸をした彼女から漏れ出た次の言葉は誰に聞かせるわけでもない独り言のようなものだった。

 

「……貴様は……兜も何も無い私を全力で屠ろうとした……。それでよい……それでこそ、この姿になった意味がある。未成熟な少女の頃の……」

 

 押し倒されているペンテシレイアはポツリと感傷を吐いた。彼女が真名の通りの英霊なら、きっとその心にはアキレウスとの戦いが棲み付いているのだろう。英霊となった今でも狂化に囚われてしまう程の憎しみとなって。

 

「さぁ……殺せ。お前にはその権利がある」

 

 だが、残念かなペンテシレイア……俺は多分、アキレウス程優しくはない。

 

 戦場で戦士としての君を倒しただけでは満足出来ないんだ。もう一つの、()()()()()()()()でも君を倒したいんだ。地上での戦いも俺は全力で彼女の命を奪りに行った。そうしなければ、彼女の心には絶対に響かないとわかってたから。あぁ、やっとこの段階に移行出来る。

 

「さっきのは持て得る全てを振り絞った一撃だった。その一撃で仕留められなかった俺に死体を蹴るかの如くみっともないとどめを刺せって?君がまだ負けを認めてなくて、戦えるっていうなら考えるけど」

 

 俺が手を抜いていない事は彼女自身がよくわかっている。でなければ、最後に「見事」なんて言葉は出ないだろうさ。それでもなお、ここで生き残っているのは……彼女の自身の強さでもあり、成果でもある。

 

「……自身の丈夫さが恨めしいな。ここに来て生き恥を晒すとは、ならばどうする私の敵」

 

「ペンテシレイア、君は前に倒れ伏した俺を種馬として、一生傍で飼うような事を言っていたよね。なら、逆の立場になった俺が君をどうしようが俺の勝手だ」

 

「……貴様、何を……」

 

 

 ――ダユーちゃん、このペンテ……エルドラドのバーサーカーって娘に関して、何か情報あったりする?

 

 ――そうですね……。部下から聞いた話ですが、以前彼女を見た野良の男の一人が「美しい」と口走って……。

 

 ――それで?

 

 ――その男に対して興味が無かった目線が一変、殺意という言葉すら生々しい気迫で肉片にしたとか。これは、私の勘ですが、彼女は女として見られる事に対して極端な忌避感を抱いているのでは?

 

 

 戦う場所が戦場からベッドの上になっただけ。

 今まで命を懸けて戦ってきたというのなら、ここで死ぬ気で女の子を口説くのも通常運行だろうさ。死ぬつもりは毛頭無いけどね。

 

「これから、君を抱く。()()()()

 

 だから、敢えて地雷の中を突っ走る。

 

 その言葉を口にした瞬間に鈍い音と共に顔に痛みが走り、ペンテシレイアの拳が俺の頬を捉えていた事がわかる。おいおい、もう指一本動かせないんじゃなかったのか。ちょっと、歯、折れたかもしれないぞ。

 

「あっ、すまな…………いや、違うッ!やめろ、やめてくれ、私の中にそれを見出さないでくれ……!!もう、そういうのはもう懲りたんだ……貴様にだけは、貴様にだけは……私は!!」

 

 はっとした表情もほんの一瞬。犬歯を剥きだしにして、憎しみと悲しみと何かが混ざったグチャグチャの表情で彼女は俺を睨み付けていた。

 

「上で闘り合った戦場とは違う。ここがどこだかわかるだろ?寝所の上で男と女と犯り合う事なんて、一つしかないだろ」

 

 彼女の体を抑え付ける事なく、五体を自由にさせる。これは抵抗するなら好きにしろという俺の意思表示だ。

 距離をさらに詰める。息がかかる程に彼女の顔に急接近する。怒りか羞恥かわからないが、真っ赤になった彼女の顔が視界いっぱいに収まる。

 

「戦場で戦士としての君は倒した。けど、それだけで満足するような甘い男に見えたか俺が?今ここで()()()()の君も屈服させる」

 

「待て……わ、私はっ……!」

 

 黙らせるように彼女の唇を塞ぐ。舌を入れ、絡ませる性的なキス。

 突然、頭の中をハンマーで殴られたような衝撃が走った。俺の舌を噛み切ろうとしているのか。だが舌は繋がっていて、動かせる。ただ血が出て痛いだけだ。何の問題も無い。

 

「はぅ、んむぅっ!んんんぅっ!!」

 

 戦いで切った口内の傷か、はたまた俺の舌から出た血か、わからない鉄の味がする。背中を彼女の拳が何度も殴る。避けようとするたどたどしい舌の動きは逆に絡め取られ、まるで自分から求めているような動きとなって俺の口技に捕らえられてしまう。

 

「んぁっ……んちゅ、んんっ!んはっ、ちが、ちがう……!私は……んんっ、んちゅぅっ!!期待などしてっ……!んむぅっ!」

 

 接吻の合間に漏れ出る弁明の言葉を無視し、ひたすらペンテシレイアの口内を舐り続ける。じゅぶじゅぶと唾液と血が混ざり合った卑猥な水音を立てて、彼女の潤んだ瞳は一体、今何を思っているのか。

 

 数分、殴る、蹴る、噛まれるの抵抗を受けてもキスをし続けた。抵抗がやっと弱まった瞬間に俺は彼女を解放した。そこには息も絶え絶えになった女の姿が目の前にあった。

 

「上での気迫はどうした女王。君が戦場に戦士としての誇りを持ち、命を懸けて戦っているように……俺も男女の睦み合いには命を懸けている。本気で抵抗するなら、命を奪るつもりで来い」

 

「……未だ成熟していない小娘の体だぞ……!見ろ、貴様との戦いで、痣に、裂傷に血だらけだ……!貴様はそれでも、そんな姿の私にでも欲情するというのか!?」

 

「そうだ。どんな姿でも関係ない。俺は君の事が女として好きだ」

 

「す、すきぃ!?」

 

 剣呑な気配が萎んだ気がする。だが、まだだ。まだ足りない。俺はここでさらに彼女のトラウマを突く。

 もう、激しい戦闘で外れかかっている胸当てを外し、隠された乳房を露わにする。確かな豊かな膨らみとは言えないが、それでも性差は感じさせる確かなモノはある。何より、中心ある桜色の蕾が俺の欲情を煽ってくれる。

 

「君の体を綺麗だと、美しいと思っている」

 

 激変した空気と共に首に強い衝撃が襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァッ!ハァッ!……ロス、コロスッ!その言葉を吐く者は誰であろうともッ!!」

 

 目の前の命を摘み取らんと私の両腕は確かに男の首を絞めていた。ここに落ちて来た時はもう一ミリも体を動かす事は出来ないと思っていたが、それでも怒りというのは体を動かす莫大なエネルギーとなった。胸を露わにされた羞恥なんかよりも強い怒りが私を支配する。

 

 万力を込めるとミシリと嫌な音がする。私は今、誇張無く、奴の命をこの手で握っているというのに……この男は、カルデアの目は変わる事は無い。怒りでも恐れでも無い別の色、私が見た事のないどこまでも純な色。

 

「あぁんっ!」

 

 何だ今の声は。誰の声だ。もはや、私か……?あり得ぬ、あり得ぬ、たかだか胸部を触られらたぐらいでこんな軟弱な声を出すものか!

 

「あっ、はぁっ……!よせっ……私の胸を弄ぶなぁっ!……ああっ!」

 

 硬く熱い手が私の胸を這い回る。情事というものを知らぬわけではない、ここに来てからも魔力を求め、性交を行った事はある。だが私にとっては屈服させた男達の中で比較的マシな者を下にして、腰を動かし、ただ種を吐かさせていただけ。そこには甘い男女の関係などあるワケが無いし。私も求めてなどいなかった。

 

 先程のように唇や胸などを触れる事を許す筈も無かった。

 

 なのに何だこの体を奔る疼きは……。恥ずかしい声を出され、屈辱を受けたと怒る所だろうに私は別の想いで感情を昂らせているのか?

 

「あっ、あぁっ……んぁっ!はっ、はぅんぅ!!やっ、やめ、胸をこれ以上……」

 

 何故、ここまで傷物になった私の体にどうしてそこまで情欲を向けられる?

 何故、今この瞬間、貴様の命を奪おうとしている者にそんな瞳を向けられる?

 

 私達は戦士として持て得る全てを出し尽し、戦い、そして私は負けた。そこには男女の情など一切無かった。貴様は徹頭徹尾、私を打ち倒そうとしていた戦士の瞳をしていた。

 

 ならば、敗北した私のこの結末は当然なのか?貴様を飼おうとしていた私は同様に貴様に道具のように欲望を吐かれても仕方ないというのか?

 

 いや、この男の瞳はそんな事を語ってはいない。先程の接吻も、今の愛撫も慈しみを込めて……本気で私を愛そうとして――……。

 

「んぁっ……!はっ、あぁっ……!私の体にこれ以上……やぁっ!」

 

 違う、違う、違う違う違う違う違う!私は悦んでなどいない!!

 このような展開を求めていたわけではない!前日の夜に自身を慰めたのも気の迷いに過ぎない!あれはただ戦士としての昂りを鎮めようとしていただけだ!!

 

 胸の上を這い回る手の感触が気持ち悪い(キモチ良い)。目の前の男が殺したい程憎い(愛おしい)

 

 徐々に込められる腕の力がカルデアの顔の色を青ざめ、その命の灯を奪おうとしている。

 

 やめろやめろやめろやめろやめろ、よせよせよせよせよせ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。死んでしまう、この男が死んでしまう。違うんだ、私は、私は……こんな形で貴様を殺したくないっ!だが、駄目なんだ……。私の中にある狂気の炎は。

 

「―――て――」

 

 かひゅーと僅かな呼吸音の中で奴の唇が動いた気がした。

 何だ?命乞いか?よい、今なら気の迷いで済む。まだ動ける貴様なら、ここから私にとどめを刺せるだろう。自身を殺しにかかる可愛げのない女を好きだと抜かしていた愚かさにやっと気付いたか。だから早く私を――。

 

 

 

「愛、して、る――」

 

 

 

 ……………………。

 

 あぁ――。そうか。

 

 どうして、戦いの決着の瞬間、私の胸中に飛来したのが怒りでもなく、解放感でもなく、寂寥感だったのか今わかった。

 

 惜しんでたのか、どこかで。この戦いだけで我らの関係が終わってしまうのを寂しく思っていたのか。まるで逢瀬の終わりを惜しむ乙女のように。

 

 その先を願ってしまっていたのか。

 

 驚くぐらいにあっけなく私の腕から力が抜けた。

 

 はぁ、全く、日に二度も敗れる馬鹿がいるか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 呼吸が満足に出来ない。だが、脳に酸素が行き届いていないだけ。目は霞んでいても彼女の艶姿はまだ見えるし、体は動かせる。ならば、何の問題も無い。

 

「ハァ――ッ!はぁっ――!かひゅ、ごほっ、ごほっ!」

 

 そう思っていたのだが、突如として首にかかっていた力から解放される。急に入ってきた酸素の衝撃に思わず咳き込んでしまった。

 

 その代わりとばかりに俺の体を包んだ敵を殺す鯖折り……ではなく暖かい抱擁。

 

「……馬鹿だな、貴様。どうしてそこまで私を求める」

 

「好きだから。愛してるから。君の在り方全てに恋をしたから。他に何か理由が必要?」

 

「…………はぁ――。もう何も言うまい。ここまで完膚無き敗北を喫したのは初めてだ。貴様の馬鹿さ加減に私も参ってしまったのだな」

 

 こてんと俺の肩に彼女の顎が乗せられる。落ち着いた雰囲気で言葉を吐く彼女に殺意も戦意も霧散していた。

 

「戦場で吐かれた軽率な言葉でもなく、恥辱を込めた戯言でもない……。正真正銘、命を懸けて女としての私を求めた。死の淵に立とうともその言葉に偽りは無かった……」

 

 真正面から向き合う二人、第三者から見れば、お互い痣と傷だらけで酷い顔をしていたかもしれない。ただ、慣れない風に柔らかい雰囲気で俺に語りかけてくれるペンテシレイアを素直に可愛いと思った。

 

「そんな貴様の瞳を()()()と思ってしまった私の負けなのだろうな」

 

 今度は彼女から唇が交わされる。もう、舌を噛まれる事も無かった。ペンテシレイアから望んだ傷だらけの口で重なり合う親愛の接吻。背中に回される彼女の手が驚くぐらいに優しかった。もう二度と自身の手で傷つけないような……そんな想いが込められているような抱擁。

 

「ん、んはぁっ……。ふふ、この私を女にしてくれたのだ。存分に愛し抜かれよ。我が夫よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「筋肉ぐらいしか取り柄が無い女によくもまぁ、ここまで興奮したものだ」

 

 ズボンを下げられ、起立した怒張を愛おしそうに撫でられる。

 他にも貴女の良い所はたくさんあると体で証明するように再び俺は仰向けに彼女を押し倒した。

 

「んっ、その……何だ。こういう体勢は初めてなんだ……」

 

 正常位になった途端照れるように視線を逸らすペンテシレイア。やばいな今の表情。俺のアソコがもう一回り大きくなった気がする。

 

「その……経験があるとすれば。男を組み伏せて無理矢理絞る体勢だったから……自分が下になるのは慣れていないのだ。ただ、まぁ、勝者が上、敗者が下の理論に基づくのなら……これは正しいのだろう。それに貴様に組み伏せられるのを好ましく思ってしまっている私がいる……」

 

 素直に女としての感情を吐露するペンテシレイアの破壊力よ。

 下穿きをずらし、お互いの性器を接触させる。

 

「んっ、濡れているね」

 

「よせ……辱めるな。本能が貴様との性交を……愛を求めてしまっているのだ……一思いに一気に貫いてくれ」

 

「わかった。優しくねっとりする」

 

「だ、だからっ……ひゃああんぅ!」

 

 じゅぶじゅぶと彼女の鍛え上げられた締まりのよい膣に剛直が侵入した瞬間、可愛らしい嬌声が上がる。自分の声だと信じられないのかペンテシレイアは自らの口を塞いでいた。

 

「ま、待て……思いの外、恥ずかしい声が……!何故だ、アソコに入れられたぐらいでどうして、こんな声が……んにゃあっ!!」

 

 悪いペンテシレイア。その反応は逆効果だわ。男の興奮を煽る彼女の反応と男根を締め上げる名器っぷりに感動しながら、挿入を進める。

 

「あぁんぅぅ!!待てと言っているだろうに……!あっ、こらっ……勝手にすすめ……ひんぅっ!!あっ、ひゃっ、駄目……声ぇ、止まらなぁ……んああぁあっ!!」

 

 挿入をしながら、彼女の体に覆い被さる。もっと一つに溶け合いと肌を重ねて、彼女の恥ずかしがる顔を凝視する。筋肉しか可愛げが無いとか何とか言ってたけど、俺としてはこの程よい硬さと奥底にある女性としての柔らかさが好きなんだけどね。

 

 戦士として格好良い所もペンテシレイアで、女性として可愛い所もペンテシレイアなんだ。俺はその両方を好きになったんだから。

 

 ペンテシレイアの首元に鼻を近づけ、芳香な雌の香りを鼻腔に与える。

 

「ん、んぁ、私を嗅いでも良い匂いなど……せぬぞ……あんぅ!」

 

「そんな事ないよ?目を瞑れば、ペンテシレイアの事で頭がいっぱいになるそんな香り」

 

「馬鹿を言え……やあぁんぅ!?ちょ、首元を舐めるなぁ……!っくぁあっ……あっ、はぁっ!」

 

 戦いの最中に俺自身の手でつけた傷に舌を這わせる。彼女の血と汗が混ざった甘露を飽きぬ程、舐め取っていく。

 睦み合いの場において、そこまでバイオレンスな趣味は無いが、自身が与えた傷で彼女が快楽を得てくれているのは言いようの無い興奮を感じる。

 

「んやぁあぁっ!はぁんぅ!あぁ!あぁっ!」

 

 そんな興奮によって加速していく腰の動きは二人の交尾を燃え上がらせる。

 どれだけ激しい攻撃を受けても、どれだけ深い傷を負っても、決して弱音を吐かず、退く事の無かったペンテシレイアが肉棒で貫かれているだけで全身を痙攣させ、泣いている。

 

「知らぬ、知らぬっ!こんなの知らぬぅ!あ、あぁっ!!性交とは……!こんなに恥ずかしい声が出てしまうのかぁ!?はっ、はぁぁっ!!だめ、駄目だぁ!!気持ち良すぎるぅ……!!貴様の事しかぁ、考えられなくなってしまうぅぅっ!!」

 

「今だけは頭の中を俺の事だけでいっぱいにしてくれ。俺も君の事でいっぱいにするから」

 

 まぁ、膣内もいっぱいにするんですが。

 

 ペンテシレイアの凶悪な膣襞に刺激され続けている肉棒はもうこの女戦士の胎に欲望を吐き出したいと訴えている。整った戦士と女としての美を内包した彼女の体を汚したいと本能が訴える。

 

「……どこに出して欲しいって聞くまでもないか」

 

「っぁ……当然だ……膣内以外になかろう……!他の男共でも種馬でも無い……はぁ、あぁっ……貴様には夫として、私を孕ませる義務が……違うな。この言い方は駄目だ。……私が産みたいと思っているのだ……カルデア、貴様との子を!」

 

 ペンテシレイアの足が背に回される。鍛えられた彼女の足に捕まった俺に許されるのは彼女に全体重を乗せて、お望みのままに子種を吐きだす事だけ。

 パンパンとひたすらに種付けプレスをして、彼女の嬌声をさらに響かせる。軍神の咆哮ではなく、女としての艶のある叫び。

 

「ハァっ!ああぁっ!!大きいぃ、おおきぃ!膨らんでぇ……中が抉れてぇ!………あぁぁっ!!んあぁっ!!駄目、もう駄目だぁっ……!はやく、早く出してくれぇ……!!私が先にぃ、先にイッてしまぁぅ……!!」

 

 急かすペンテシレイアの声に応えるようにさらに激しくなる抽送。俺自身ももう限界は来ていたので、二人の絶頂は同時だったと思う。

 爆発した精子の塊が彼女の子宮へと飛び込んでいく。ペンテシレイアを女として愛した証が彼女の中へと注入されいく喜びに震えながら、射精の余韻に浸る。

 

「あああああああああああぁっ――――!!!」

 

 その嬌声は、痴態は戦いで負った傷を癒してくれるようだった。彼女も俺の魔力で傷が癒えるだろうし。殺し合った傷をその後のセックスで癒す。うむ、二人でサイクルしてるエコの精神ですね!

 

「あぁ――……あぁっ……はぁ、はぁっ――……あぁっ、濃い、濃いなぁ……貴様の子種は……。何と強い男の精か……これならきっと強い子供が……いや、どのような子でも構わんな。それが貴様との子ならば……」

 

 あぁ、駄目駄目えっち過ぎます。腹を撫でながら、射精したばかりの男にそんな台詞を吐いたらいかんでしょ。

 俺の本能が男女の情緒に鈍感な強気系白髪アマゾネスウーマンにもっとエッチしろと囁いている。

 

 

「……んぅ?何だ、何をぉ……んぉぉおおぁっ!!」

 

 

 惚けていたペンテシレイアをすぐさまうつ伏せにして、彼女の敏感になっているドロドロの雌穴をもう一度突く。困惑した彼女の喘ぎ声と引き締まった尻とぶつけ合う音と感触が心地良い。

 

「イッたばかりぃ……だぞぉ……んあぁああっ!」

 

「女としても屈服させるって言った俺の言葉、もう忘れちゃった?」

 

「っぁ……あぁっ!!してる……もう、とっくのとうに貴様に屈服してるか、らりゃああああぁっ!!」

 

 一度射精したぐらいで治まってくれない陰茎は再び、濡れそぼった蜜壺を何度も貫く。

 端正で小ぶりな尻もいいが、そこから日々鍛錬しているであろう背筋とうなじまでのラインが素晴らしい。

 うつ伏せになったペンテシレイアは為す術なく女の子のように枕に顔を抑え付け、声を押し殺していた。

 

「んんんんんぅぅぅっっ!!!!んんぅ!!ん゛ん゛ぅぅっ!ん゛ん゛ん゛ん゛ぅぅっ!!」

 

 いや、全然押し殺せてなかったわ。すっげぇ声。

 

 バックから突かれる肉槍によって震え続ける彼女の手を握る。恋人繋ぎで。快楽の飽和でそれ所ではないだろうにぎゅっとたどたどしく握り返してくるペンテシレイアに愛おしさが溢れて止まらない。

 

「凄く綺麗だよ、今のペンテシレイア。もっともっと愛させて欲しいな」

 

 彼女の膣が更に強く締まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ、んぁ!こら、噛んでも今の私の乳房からは乳など出ぬぞ。そんなに欲しいのなら、妊娠させてからにしろ」

 

 何度も続いた激しい性交の一休憩。戦士の私には無縁だった穏やかな時間。幼子のように甘えて私の未発達な乳房を舐める。こんな私の胸を触って楽しいのだろうか?女性らしさとやらの欠片も無いぞ?

 

「……不思議なものだ」

 

「ちゅぱぁっ、何が?」

 

 顔を下げ、胸元で抱きすくめられているカルデアが顔を上げた。

 

「殺し合いをしていた者同士が、こういう男女の関係になっている事だ。一日の出来事だぞ?」

 

「愛に時間は関係無いのです。俺がペンテシレイアが大好きでゾッコンだという事が真実。君からのハグは命を懸けるのに値する最高の報酬だったよ」

 

 そう言って再び、私の胸元に顔をうずめるカルデア。全く……あれ程、雄々しい様を忘れさせてくれるレベルの甘えっぷりだ。いや……それだけ、私の事をす、好いていてくれているのか。

 

 今までの私なら、いや彼以外の者から放たれたなら今でも激昂するであろう「綺麗」「可愛い」「美しい」そういう女を感じさせる言葉。

 頭が沸騰しそうな快楽の中で、何度も何度も囁かれて、子宮から嬉しがってしまう女の私がいて。

 

 あぁ、戦士としても倒され、女としても倒されてしまっているんだな……と実感する。

 

 決して私の身からギリシャの英雄共、そしてアキレウスに対しての憎しみが無くなったわけでもないし、捨て去るつもりも無い。

 

 だが、それだけでは無くなったんだ。復讐しか、怒りの狂気しか無い女アマゾネスでは無くなったのだ。

 

 今に思えば、これまでの私は少々余裕が無さ過ぎた。今ならもしも復讐を終えた後の自分を想像出来るぐらいの余裕が生まれている。

 

 彼と家庭を作るのもいいかもしれない。戦士ではない自分というのはまだ想像出来ないが、それもこれからゆっくりと考えよう。

 

 復讐に駆られ、暴走する私の背後に彼がいてくれるのなら、もう私は何も怖くなくなった。

 

 きっとこれが愛おしいという気持ちなのだろう。

 

 そう言えば、私は散々こいつに囁かれたが自分からは直接的な言葉は言っていなかったな。

 

 愛している?好きだ?惚れた?……うぅむ、もう少し捻った方がいいのか。全うな愛の言葉を囁いた事など無かったからな。冷静に考えてみれば、最初に会った時に家畜として飼ってやるはいくらなんでも酷すぎる……。女らしさの欠片も無い……引かれても文句は言えないぞ。

 

 まぁ、良い。シンプルな言葉の方が私らしいだろう。よ、よし……言うぞ……。

 

 

 

「なぁ、カルデア?」

 

 

 

 

 

 

 

 だからこれは天罰なのかもしれない。

 

 

 今まで復讐に駆られ、この地で暴虐の限りを尽くしていた私が――。男共の命を刈り取っていた私が――。

 

 今更、捨て去った女としての自分を取り戻し、好いた男と暖かい世界に行こうと夢想した愚かな行い故の――。

 

 夢から覚ます天罰なのかもしれない。

 

 

「え――」

 

 何とも間抜けな自分の声。

 

 最初にわかったのは衝撃と轟音。

 

 そして鮮血――。

 

 どうして、彼が、カルデアが、傷だらけになっていた体をさらに赤く染めて吹き飛ばされている?

 

 無惨にも壁を突き破り、部屋の外、下層へと落ちていく愛しき男の姿。

 

「いや――」

 

 脳が理解を拒否していた。

 

 どうして、私が寝台から投げ出されるだけで済んでいる?馬鹿め、分かり切っている単純明快な理由だろう。惚けていた私を彼が庇ってくれた以外の理由があるか?

 

 

 

 地上からこの地に降りてきた下手人を瞳の捉えた瞬間、また激情が私の心を支配する。

 

 

 

 貴様は――。

 

 貴様はまた奪うのか――。

 

 私から愛しい人を――。

 

 我が姉、ヒッポリュテのように――。

 

 そうやって私から最愛の人を奪うというのか――!!!!

 

 

 「■■■■■――――!!

 

 ()()()()()()()()()()()!!!」

 

 

 私の瞳は正しく現実を認識する。

 

 傷だらけとは思えないぐらい軽やかに動いた体は私と彼の逢瀬を邪魔した大罪人を頭上高く吹き飛ばした。

 

 どうやら怒りと復讐という因果は私をそう簡単には離してはくれないようだ。

 

 そうして私は狂気のまま、彼との睦み合いの場を後にして、再び戦場の場へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





【謎のキャスターからの手紙:4通目(ペンテシレイアとの初邂逅から帰ってきた日)】

「どうやらレジスタンスは海の底にある竜宮城……そこにある玉手箱を使い、この地を荒らすメガロスを支配して戦力とするようです。まぁ、その情報を伝えたのは私、というよりは私の中にいる雑音ラッパーがそうするように示唆したのですが」

「英霊はまだ、誰一人として消えてはいない筈なのですが、何故か私の宝具が完結に近づいています。……貴方、何かしました? もしかすると、貴方と彼女達の性的な交じり合いがエネルギーに……? いえ、まさか。……話が逸れましたね。どうやらあの騒音ラッパーはレジスタンスを使い、不夜城での貴方達の戦いに乱入し、そこで全てを終わらせる腹積もりのようです。私には止める術はありません」

「ここで貴方が決闘を取り止めるのも、あるいは続行して逆に罠にかけるのも自由です。この情報をどう生かすのかは貴方の選択に委ねられました。だから……どうか死なないように。死ぬのは怖いですから。ふふ、不思議な物です。この情報を秘めとけば、私の当初の目的は果たされる筈なのに。まるでそんな気が起きない。あのナンセンスラッパーが貴方に勝つ絵が想像出来ないのです。私はほんの少ししか貴方の事を見ていないというのに……」




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