砂糖吐きながら、書きました。
セックスとは性交、あるいは生殖を目的とした性行為。
捉え方は人それぞれだろう。
中には不健全な物だと、遠ざけようと、排除しようと躍起になっている人もいる。自分達がそういった行為の果てで生まれた事に目を瞑りながら。
まだ子供ながら、ふんわりとその言葉を知っていた私は――。
セックスは、心を交わした者達が何もかも曝け出して、手探りに互いを確かめ合う愛の儀式みたいな物だって我ながらロマンチックな事を考えていたものだ。
知ってはいる。自分もいつか経験するであろう。けど、今すぐじゃない。
どこか自分とは関係ない遠い世界のような話として、のほほんと日本で普通に生活していた。
もし、私がそういう事をするのなら――。
相手は誰なんだろう。場所はどこなんだろう。私はその時、何を思っているのだろうって……いざ振り返ってみると少し恥ずかしくなるような妄想をしていたような気もする。
「……すぅ――はぁ――、あぅぅぅ……」
「そうそう、ゆっくりと深呼吸、深呼吸。二人のペースで行こう。慌てなくても俺は逃げないからさ」
まぁ、けどまさか。どこにでもいる変哲も無い只の少女である私が世界を救う為のただ一人のマスターとして、自分が召喚した英霊とやらとこんな関係になるなんて想像もつかなかっただろう。
それこそ、まるで物語の中の話みたい。
私のピンチに颯爽と助けに現れた白馬の王子様……というよりは大魔王の方が似合うけど。それでも私にとっては王子様なんだ。面と向かって言うのはまだ恥ずかしいけど。
「あ、あ、あ、あわわわ慌ててないし……全然余裕だし――、だいじょうびぃ――……」
「そうだね。マスターは強い娘だもんね――。さすが、さすが――よしよし~~」
「こ、子供扱いすんな……」
呼吸が中々整わない私を押し倒した状態のまま、緊張を解すように頭を撫で続けてくれるグダおについ不満気に返してしまうがそれでも髪を通して撫でられる手の感触が心地良くて、頬が綻んでしまう。
っていうか……するんだよね?私達、これから、せ、せ、せせせ、セックスを。
け、けど、セックスって最初は何からするのが正解なの?キス?あ、まずは服を脱ぐのが先だよね……。け、けど男の人の中には着けたままの方がいいっていう人もいるし……。多分、色々と凄い事されるんだよね。おっぱい揉まれたり、あ、あ、アソコ触られたり……舐められちゃったりもするの、かな…………。
うわー、うわ――、大丈夫かな、私……気絶したりしないかな?
「…………」
「ん?どうしたの、グダお?」
私が体をくねらせながら、悶々としているのを何も言わず、じっと見詰め続けていたグダおが気になってしまい問い掛けた。
「……いや、マスターってそう言えば女子高生なんだよなーって」
「まぁ、花も恥じらう17歳の女子高生だけど。この制服も私の学校のなんだよ?似合う?」
あの発禁痴女に用意された物っていうのが気に食わないが。
「似合うとも。それにちょっと本物のJKを相手にするのって初めてだから、今とても新鮮かつ未知な気分に浸っているの」
「色んな娘を相手にしてきた君にとっては退屈なんじゃないの?私みたいな普通の女はさ」
自分だけ余裕が無いのが悔しくて、ついそんな意地悪を言ってしまう。
「マスターは今の自分の魅力を自覚して欲しい。さっきから女子高生スタイルでベッドの上で恥じらうように体をもじらせている破壊力とか凄まじ過ぎて、本能の赴くまま襲いかかりたい欲望を必死に抑え込んでるだから」
「ふ、ふ――んぅ?」
つまり、コイツは今の私の姿に滅茶苦茶興奮していると。
……。
…………。
ヤバイ。
嬉しい。
ちょううれしい。
顔がにやけるのが止まらない。
あれだけ多くの女性を、それこそ、私が女として勝てないだろうな……って思っていた人達も抱いてきたであろうグダおが私に興奮してくれている。
この部屋で私だけを見て、私だけに夢中になってくれている。その事実が体のどこかを疼かせてくれた。
女としての優越感?それとも愛しい人に求められている充足感?駄目だ、言葉じゃ言い表せない。だから――。
「んっ!」
感極まって、彼の首に手を回して、熱烈なキスをした。熱烈とは言ったもののそれは勢いだけで、唇を合わせるだけの我ながら可愛らしいキスなのだが。
「はぁ、ぐだ、お……。んっ」
「マス、た……ちゅ……」
舌を入れるなんて生々しいキスはまだ自分からする事は出来ない。何度も離しては唇を交わす。それだけのキスを繰り返す。
「んっ、んっ……んっ……はぁ……えへへ、キスしちゃった」
3度か4度の口付けを交わして、照れ臭くなった私は頬をかいて笑う。
オケアノスで溺れかけた時みたく、深く口内で絡み合うようなディープなキスではないけれど、それでも心は満たされていた。
好きな人と唇を合わせるだけでこんなにも心がポカポカする。
「キスだけでいいの?」
「ううん。もっと色んな事したい。もっと凄い事したい……私にたくさん、教えて?」
グダおがボタンを外しながら、上着の裾をゆっくりと捲り上げる。
あぁ、脱がされちゃうんだ……って期待と不安に胸を高鳴らせていると、お腹だけを露出させた中途半端な状態で脱衣を中止した。
「え、ちょ……んぅ、やぁんぅ……はは、くすぐったいってぇ……ぁん」
「ごめん。いきなり全裸にするのは勿体無いからしばらくは制服姿のまま愛でさせて」
「んもぅ……変態……ゃんぅ」
臍の周りを指先で円を描くようにくすぐり、プニプニとその感触を楽しむように指先でつつき続ける。性的な場所とはまだ言えない部分だけど、彼が夢中になって私の体に触れている事が嬉しい。
「いや――、駄目だ。背徳感がパない。犯罪的過ぎるよ、今のマスターの魅力」
「んっ、んぅぅ……あ、んぅぅっ」
両手を使い、腹の上を延々と滑らせて、撫で続けるグダお。
私より、幼い娘とかにも手を出しておいて犯罪的とか、コイツは何を言っているのだろうか。あ――、けど、グダおが今まで抱いてきた娘達って英霊とか普通じゃない娘達ばっかりなんだよね。だから、逆に平凡な娘とか抱いた事とかなくて、新鮮さを感じているのかな?
ふふ、ここに来て、まさか私の平凡さが活きる時が来ようとは。
「あっ、やんっ!……胸も、さわってぇ……はぅんぅっ」
「おぉ……結構大きい。これはDあると見た。マスターってば着痩せするタイプ?」
「し、知らない……あ、あんぅぅっ!!」
上着の中に手を滑り込ませ、未だ隠れているブラジャーの上から胸を揉み込んでいくグダお。正直に答えるのは恥ずかしくて、そっぽを向いた私の口からは恥ずかしい声が止まらなかった。
異性に触らせるのは初めてだけどっ……。直接触ってるわけでもないのに、こんなに気持ちいいのものなの?それともグダおが上手いから?……あ、ちょっと指の動きがいやらし過ぎるんだけどぉ!
「どうマスター。気持ちいい?」
「ひぅ……あっ、あぅ、わ、わかんない……。胸から頭までビリビリしてぇぇっ……あんぅっ!」
喘ぎ声を漏らす私に気を良くしたグダおはどんどん体を私の方に預けてくる……って近い近い!さっき自分からキスした私が言う台詞じゃないけど、息が顔にかかって……。
「ま、待って……。今ちょっと、変な顔になってるから、あ、あんまり見ないで……」
「んー?全然変じゃないよ。可愛くて綺麗な顔。ずぅっと眺めたくなる俺の大好きな女性の顔だよ……ぺろっ」
「ひゃぅんぅっ!?」
舐めた――!今コイツ私の首元ペロッて舐めたぁ――!ドスケベだよ!私のサーヴァントはとんだドスケベサーヴァントだよ!
捕食される草食動物のような気分に陥って、私は胸を揉まれながら完全にグダおに覆い被さられていた。
もう……どんだけ、私の胸、揉んでんのよぉ……。無くなっちゃうってばぁ……。
「またキスする?」
「はぇ?」
トロンと夢心地になってた私からのつい間抜けな声が出てしまった。
「さっきみたいなキスじゃなくて、大人のキス」
「大人の……」
それはあれか、前に人工呼吸した際にやったやつぐらい凄いのか。あの時は意識は半分以上無かったけど……ごくり。大人の、大人のキス……。そうだよ。私は今ここで大人の階段を上ってるんだから、ディープキスぐらいで臆してられないっての!
「わかった……して」
そう言って口を開け、控えめに舌を出した私の口内にグダおの舌が入り込んで…………!
「んんぅむぅぅっ!!」
「んっ、ちゅぅ……んじゅぅぅ」
あ、あ、あっ、あっ……私の舌、舐められて、摘ままれて、絡められて、引っ張られて……。えっちな音が口から止まんなくてぇ……人工呼吸の時、こんな凄いキスされてたの、私……!?
「あっ、あむぅ……んぁ、ちゅ、んじゅるぅぅ……んぱぁ……はぁ、ちょっと待っ……んむぅぅっ!!」
近い、近い、近い!グダおの顔がこんなに近くに!
口内を貪られ続けている私は唇を包む、生々しくも温かい感触に全身を縮こませて、グダおの学ランを掴む事しか出来なかった。薄目で開けて、視界一杯に映る彼の顔に恥ずかしくなって、再び眼を閉じてしまう。
呼吸すら忘れて、私はベッドの上で捕食されていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁ――……はぁ――……あ、はぁ、はぁ、はぁ」
数分か、あるいは数十分か。解放されても息も絶え絶えで、夢心地状態になっている私には正確な時間の経過もわからず、唾液まみれになった口周りを拭く事さえしないで、息を荒げていた。
口内には未だ、グダおの舌が蹂躙した余韻が残っている。
舌を引き抜かれ、寂しくなった口内を慰めるように私は自分の指を咥えていた。
アイツの舌、蛇みたいだった。私の舌も唇も歯も歯茎も全部しゃぶり尽くされて……。は――もう、ここまでされちゃうと愛されてるんだなーって実感でいっぱいになって蕩けちゃうじゃない、馬鹿……。
「あ――……マスター?もしかして、それはわざとやってる?」
「んちゅぅ……はむぅ、にゃにがぁ?」
「お――け、わかった。無意識なのね。こうも俺の男心をドストライクにくすぐってくるとはマスターってば恐ろしい娘」
よくわからないがグダおも私とのディープキスには満足してくれたらしい。
それは良かった。もし、「ん――、ぶっちゃけ微妙。これならフォウ君にキスしてた方がマシだったよ」とか言われた日にはカルデアスに身投げしている自信があった。
「正直な所、俺のアソコがもう限界突破しているけれども、マスターの方ももう少し解していかないと駄目だよね?」
彼がスカートの裾に手をかけた瞬間についに来たか――と心拍数がビートを刻んだ。
そりゃあね、セックスだもん。キスして、おっぱい揉んでおしまいなわけないもんね。
下の方にも手は出すでしょうよ。あ――けど、大丈夫。ここ最近はいつ何があってもいいように、下着の方は常在戦場。アソコの手入れもバッチリ。さぁ、来るなら来い!
「小さくファイティングポーズを取っているマスターが可愛すぎる件。取りあえず、捲るから力抜いてね」
「は……はい」
スカートがたくし上げられて、露わになったのはレースのついたスタンダードな水色の下着。際どいTバックなんて背伸びをしないで、自分らしさを出す為に悩みに悩んだ勝負下着の内の一つ。いつか彼に見られる事を夢見ながら、穿いてきた私の宝具。
「率直な感想良い?可愛い、綺麗、エロい。俺を殺す気かな?」
「そ、そう?そんなに良い物?何の特徴も無い地味な下着だと思うけど……」
彼のお褒め言葉に『いよぉしゃあああああっ!』と狂喜乱舞したい気持ちを抑え込み、何でもない風を装って髪先をグルグルする。あ、痛、巻き過ぎた。
「んっ、あんぅ……あっ、ニーハイも脱いだ方がいい?」
「それを外すなんてとんでもない!」
そういうものなのか。
真剣な表情で太ももから付け根まで滑らせていくグダおの手は進行していく度に私に甘い痺れをもたらしてくれる。
切ないぐらいに震えて、全身の全てが敏感になっていくような官能。気を抜くと股から恥ずかしいナニかが漏れ出しそうになってしまう。
パンツは露出しているけど、未だ制服は着けたままの私。そんな私の股間付近を撫で続けているグダおは何を考えているのだろうか。
……興奮してくれていると嬉しいな。
やがて、彼の手は私のパンツの上。布一枚挟んだ局部へと誘われる。
股の間、それも陰部を他人に曝け出すというのは思いの外、不安になる。けど、この不安は恐怖とかじゃなくて、この人とこれからどうなっちゃうんだろうっていう期待感の方が強い。
「触るよマスター」
「うん……」
下着の上から、彼の指が控えめに私のアソコを撫でた。
「ひぅんぅぅっ!?」
――――え、えっ、えっ、えっ?今の何、ちょっと撫でただけだよね?何で私、こんなに反応してるの。こんなに大きい声出しちゃってるの?
「ひゃあ!あんぅ!!……あっ、あっ、あぁっ!」
彼が中指の腹を使って割れ目の部分をピンポイントにスライドし続ける。
他人による予測出来ない指の生々しい愛撫が未経験の私を啼かせるなんて容易な事だった。
「はぅんぅ……あ、あひ……んっぁ……ま、待って、ちょっと待って……!タンマ!!」
声を上げて中止を求めた私にグダおは見守るような目つきで愛撫を中断してくれた。その余裕のある顔つきは若干、気に食わなかったが今はそれ所では無い。
彼に背を向けて、自分の下着の状態を確かめる。
「うわぁ」
悲報、私の勝負下着、ものの数分でおしゃかになる。
え――、なぁにこれぇ。尋常じゃないぐらいに濡れているんですけど。藤丸ダムが崩壊しているんですけど。下着の上だよ?ちょこっと撫でられただけでこれ?あのオナニー痴女の事、笑えないじゃない……。
ずぶ濡れになったこのパンツをいつまでも穿いているわけにはいかない。私には二つの選択肢がある。
自分から脱ぐか、彼に脱がさせてもらうか。
「じゃあ、足ちょっと上げてねー」
「……はい」
ビチョビチョのパンツを自身のサーヴァントに脱がさせているマスターがいるらしい。
そうです私です。顔を覆い、されるがままに熟練の手付きで彼に下着を脱がされているこの変態JKを笑えばいいと思うよ。
結局、自分から脱ぐという選択肢は選べなかった。だって絶対途中でフリーズするもん。それなら相手に委ねた方が気持ち楽……なワケない。どっち選んでも茨の道よ。なら、私は敢えて険しい道を行く。初体験は色んな物を失ってこそだってクラスメイトの娘達も言ってたもん。
下着にはノータッチで横にすぐに置いてくれたグダおの優しさが身に染みる。ここで「あれ――、何したらここまで濡れるのかなー」みたいな攻め方をされたら、多分羞恥で気絶する。まだそういったプレイは私には早いのです。
「じゃあ、改めて触るよ」
「ど、どうぞ」
剥きだしになった女性器、涎を垂らしている割れ目に彼の指が触れる。
「ひゃああううっ!!」
ズブリ……と指が沈みこんだ瞬間、体内の空気全てが口から漏れ出たような錯覚に陥る。
指先を揺らし、解しながら、私の膣を進んでいくとくすぐったいともむず痒いとも言えない未知の感触が私を支配した。
ちょっと、やばい。これぇ……やばいって。アソコから水音が止まらないんだけどぉ!
「あっ、あぁっ、ひぅんぅぅ!これぇ……すごぉ……あふぅっ!!声、とまんないぃぃっ……!」
中指と人差し指を愛おしそうに受け入れた膣内は離さないように締まり続ける。
腰を浮かした私は目を白黒させて、恥ずかしい声を出し続けるしかない。
人体の急所とも言える場所を彼に晒している不安もどこかへ飛んでいった。今はこの快楽によって自分はどこへ連れてかれるのかという期待しかない。
「ん――む、この絵、すんごい犯罪的。けど、今の俺の格好も学生服だし大丈夫か。健全、健全」
「は、ひぃっ……とんじゃう、とんじゃぅぅぅぅっっ……あっ、ぐだおぉ……わたし……どこかにとんじゃうよぉぉ……」
年頃の女の子、恥ずかしながら、自慰を行った事もあった。けれど、その時とは比べ物にならない絶頂が今、股座を手淫され続けている私にやって来る。
「んあああぁぁっ――――ッッ!!!!」
腰を上に突き上げて、自分でも間抜けだと思う格好で盛大に潮を吹いた。スカートや彼の腕にかかるのも躊躇わず、はしたなくも成人前の私の体は女の悦びを教え込まれてしまった。
「はぁ、はぁ、んはぁ…………ぁぇえ?ちょ、ちょちょ待って!……えっと……何してんの……?」
指を引き抜いた彼は私の太ももを肩に乗せて、口元を股座に近づけていた。弛緩している私は抵抗する事も出来ずに腰が浮いた状態のまま、その体勢を受け入れていた。
「近い近い近いちかいって!ソコ、そんなじっと見ちゃ駄目だってばぁ!今、変になってからぁ!」
「変じゃないよ。淡いピンク色で綺麗。愛液でキラキラ、コーティングされて宝石みたいだ」
「……ふ、ふーん。そ、そうなの?自分じゃ、よくわからないけど……」
チョロいとか言うな。好きな人に自分の体を褒められるのは嬉しいもんなの。例え、それがどこだろうとも。っていうか人の女性器間近にして、「宝石みたいだ」って言う男なんてコイツぐらいな気もするが。
「もう十分なぐらいに解されているけどさ。メインディッシュの前に味見をしようと思ってね」
「……なら、有無を言わさずすればいいじゃない。抱いてって言ったのは私からなんだかりゃああああああんぅうぅっ!!?」
「じゅるるるるぅっ」
コイツッ!吸った!吸いやがった!いや私がしろって言ったんだけどもさぁ!せめて、最後まで聞いてからしてよぉ!もう少し辛抱というものを覚えて欲しい。
「あっ、あっ、あぁ!あぁ!はぅぅぁぁあっ!!ひぅぅんぅぅっ!!ひ、はひぃ……だめぇ……私の汁のまないでぇぇ……んんぅぁああっ!!」
下半身を彼に持ち上げられている私は唇をびったり付けられた女陰から愛液どこらか魂すらも吸われている気がした。それぐらいに彼のクンニは凄かった。指ではなく、生温かい舌と唇の感触というのは私の想像外の快楽を与えてくれる代物だった。
掻きむしるようにベッドのシーツを掴んでいる私は髪を振り乱し、喘ぎ続け、拘束されている下半身をバタつかせる事しか許されない。
今まで、他人に触らせた事のなかった場所から聞いた事のないような水音が私の耳も犯してくる。
「ひぅぅぅぁっ!!あっ、あぁぁっ!!なにこれぇ、なにこれぇぇっ!!はっ、はっ……下から漏れちゃうのがとまんないぃぃっ!!」
……冷静に考えると私の下から出てる液が彼の喉を通過して、飲下されてるんだよね。駄目だよもう、こんな事されたら責任取ってもらうしかないじゃない。もうお嫁に行けないよ。実質、結婚だよこんなの。
「はっ、はぁっ!あはぁあっっ!!舌、したがぁっ!!グダおのしたがぁ……私のナカに入ってぇ……ベロベロって舐めまわしてるのわかっちゃうぅぅっ……!!あ、あんぅ、ひゃぁぅう!!むり、むり、むりにきまってるよ、ばかぁっ!!」
膣の浅い所を容赦なく責め続ける彼のベロストロークに脱水症状になるぐらいに愛液を溢れ出させる。
口淫の接触面から零れ落ちている汁がベッドの上に染みを作っていた。
尻を掴んで、小さく官能の悲鳴を上げた私に追撃をかますように、起立しているクリトリスが心地良い粘膜に包まれる。敏感な部分にキスをされた私は本日二度目の潮吹きを今度は彼の顔目がけてしてしまった。
「あっ、あぁっ、いく、イッくぅぅぅっ……んひゃあああぁぁっ!!」
けど、もうここまで来ると恥ずかしいとかのレベルの話じゃなくなってくる。
気持ち良い、好き、大好き、もっとしてって彼を求めたい感情がグングン上昇していく。
あぁ、なるほど。要はセックスというのは相手の全てを受け入れる所から始まるものなのか。なら、彼の大事な部分も受け入れないと。
いや違う。受け入れたい。繋がり合いたい。一つになりたい。この気持ちを抑える事が出来ない。もっと、もっと、もっともっと彼の躰を感じたい。
「あぁっ、はぁ……んはぁ……ねぇ、もう十分に解れたでしょ……ナカにいれて……」
ベッドに下ろされた下半身をはしたなく開き、彼を迎え入れる準備をする。
軽いキスをして、ディープキスをされて、胸を弄られ、アソコを弄られて、舐められた。ならば最後に行き着く先は……。
「わ、わ、わぁっ……」
「そんな熱烈に見詰められると照れるんだけど」
「ね、熱烈ちゃうわ……」
私の前にあるそそり立つバベルの塔。私の体で興奮していたという言葉に嘘偽り無い事をその佇まいで証明していた。血管スゴ……もう男性器というより腕な気がするんですけど……。おっきい……あれ、私のナカに入るのかな?殺生院が言ってた『淫獄塔』ってコイツの男根の方が相応しいんじゃないの?えぐい、形がえぐい。
「うわぁ、うわぁっ……うわぁっ――……」
けど、目が離せない。グダおのエクスカリバーに釘付けになっている。剣を引き抜いたアーサー王もこんな気持ちだったんだろうか。
そもそもこれってさっきの私とのアレコレでここまで大きくしてくれたんだよね……。そう考えると愛おしさしか湧いてこない。彼の雄の部分が私の躰で満足してくれたというのなら、私はやっとコイツに胸を張れるマスターになった気がする。ん、何か変な事言ってるかな、私?
「十分に濡らしたから、問題無いと思うけど。念には念を入れて、胸も弄りながら挿入するから、マスターは力み過ぎないでね」
「……立香」
「ん?」
「名前で呼んで。私は君のマスターだけど、今ここでは男と女でしょ。だから立香って呼んで」
「あぁ、わかったよ
「はうっ」
嘘……。今私、名前呼ばれただけで軽くイッた?いやいやまさか。どんだけ、彼に開発されてんだって話になるでしょ。
「じゃあ、挿れるよ立香」
「っぁ……う、うん」
下の名前を呼ばれる度に走る軽い絶頂を悟られないように彼の陰茎を受け入れる。
正常位で彼に挿入されている私が脱いだのはパンツとブラジャー。セーラー服は彼の熱い要望で着たまま。
上着をたくし上げて、露わになった乳房を揉み込みながら、彼は腰を進める。
「ん、んぅぁっ……あんぅっ、やぁんぅっ……おっぱいの触り方、えろいって、もう……」
「そりゃあ、エロい事してるからね。さ、ちょっとずつ進むよ」
私のおっぱいの感触をじっくりと確かめるように軽く握ったと思ったら、指先で勃起した乳首を掻き始める。弱い刺激だが、私のアソコからさらなる愛液を分泌させるのは十分な効果となり、挿入の潤滑液となる。
彼はズボン脱ぎ、上は学ラン姿のままなのでまるで同級生とエッチをしているようなイケない気分だ。
……もしグダおがクラスメイトだったら……想像出来ない。出来ないけど、それはそれで結構楽しいかもしれない。
そんな益体の無い妄想に浸りながら、私の膣肉が少しずつ彼の剛直に掻き分けられていく。
「あっ、あぁっっ……あっついぃ……んぁああっ!!」
あんなに大きい物が自分の体に入っていっているんだって驚く暇すら無く、甲高い声を響かせてしまう。手淫や口淫とは別次元の交わり。正真正銘、互いの大事な部分を預け合っている状態。
「は、は、はぁっ……ああああぁっ……グダおのがぁ……どんどん奥にぃぃっ……」
気づけば、私はポロポロと涙を零していた。けど、それは決して痛みや悲しみの涙ではなく、彼と行き着く所まで行く事が出来た喜び。マスターとサーヴァントの関係を超えた、男女の関係になれた嬉しさだった。
「うん、立香の中、あったかいや。狭くて、ヌルヌルして、どんどん締め付けてくる。俺達は体の相性もバッチリみたいだったね」
「う、うるさいよ……。ほら、さっさと処女膜、破ればいいじゃない。私に気遣う必要なんて無いんだから、君の好きなように……」
「いや、もう破ったよ?」
………………。
ぱーどぅん?
「初めては痛いってのは。十分に濡らしてない状態で挿入したり、不安とかで互いに緊張してアソコの筋肉もこり固まったまま無理に入れようとするからそういう目に会うのであって。しっかりと前戯をして、濡らし、お互い安心した状態で体を預け合う事が出来れば避けれるわけなのです。つまり、心体共にベストパートナーとも言える俺とマスターなら無問題。立香……貴女が私の鞘だったのですね」
………………何でしょう、この肩透かし感。
私としては処女を失った出血と涙と共に苦悶の表情を浮かべて、「立香……ごめん。痛くして、辛いでしょ……」「ううん、この痛みは君に初めてを捧げる事が出来た痛みだからいいの……私、嬉しいよ」みたいな展開があってもいいと思ったのですが。
「心を交わしたセックスは楽しく、気持ち良く、安心をモットーに!あぁ、けど立香が痛い方が好きっていうならちょっと考えるけれども」
「なわけ」
一瞬、金髪の白いドレスの女の子が笑顔でこっちに手を振っているような幻覚が……。
「それにここはまだスタート地点も良い所だからね。ここからが本番っ」
「あぁんぅっ!!」
ピクリと私のナカにある異物が動き出したのを感じる。少し奥を突かれただけなのに、私の躰は電流を流されたかのように激しく痙攣した。
「あっ、あぁっ……!あんぅぁっ!ひっ、はぁぁっ!やぁっ!声、とまんなぁっ……!!」
ゆったりと一定のリズムでストロークされ、私の全身が快楽に包み込まれる。膣内に入っている彼の男性器が少しでも動くだけでもう私の躰は壊れたおもちゃのように喘ぎ声を延々と垂れ流す。
「あんぁぁっ!!はぁぁっ!!ぐだ、ぉ……んひぃっ!」
胸を揉まれる彼の手が心地良い。気持ち良さそうに腰を動かす彼の顔が愛おしい。私を貫いている肉棒が気持ち良くて仕方ない。
セックスって、セックスって……大好きな人とするセックスってこんなにイイ物だったんだ。
「凄いよ……立香のナカ……どんどん締まって、体全部が吸い込まれそうだ……っ」
「はっ、はぁっ……!呼んで、呼んでぇ……!もっと私の名前、呼んでぇぇ……!!」
「立香、立香、立香……」
汗を流し、必死に自分の名前を呼んで腰を動かし続ける彼への想いが止められない。
太く熱いペニスがガリガリと膣襞だけでなく、私の理性も削っていく。
「よかった……やっとこうなれた……君とずっとこうなりたかって……嬉しい、うれしいよぉ……動いて、もっとたくさん動いてぇぇ……」
泣きながら笑う私にグダおがプレスする形で覆い被さる。
より深い衝撃が奥へと襲いかかる。彼と密着し、ズンズンって突かれながら、頭を撫でられるのが幸せ過ぎて死んでしまいそうになる。
「はぁー、はぁー、あ、はぁー!」
耳元で名前を囁かれ、脳内を蕩かされてしまう。イキ過ぎて頭がおかしくなる。自分が今、どこにいるのかもわからなくなるような浮遊感。彼とのセックスはまるで麻薬のようで。
「ねぇ、立香、どこに出して欲しい?」
「どこぉ?」
一瞬、何の話をしているのかと疑問符を浮かべたが、すぐに理解する。男の人が気持ち良くなって最後に出す物。赤ちゃんの素。精液。
保健体育の授業で知ってはいる。今何度もグダおのアソコにキスをされている子宮口に精子が入っていき、私の卵子に受精すれば、子が私の胎に宿る。まぁ、確率の問題だから絶対に孕むとは言わないだろうけどさ。
それに私はまだ未成年だし、今だって人類最後のマスターとしての大任がある。妊娠なんてしている余裕は無い。だから私の答えは決まっていた。
「だして……私の赤ちゃんの部屋に君の精子、いっぱいだしてぇぇっ!!」
「本当にいいの?」
「いい、いいっ!……他の所に出したら、承知しないからぁっ!!」
絶対に逃さないように四肢を回して、彼の体を抱き締める。
……しょうがないじゃない、決めたんだもん。私は彼の全てを受け入れるって。それにこの状態で別の所に出すという選択肢が無かった。私の頭の中には愛しい男の遺伝子を自分のナカに好きなだけぶちまけて欲しいという欲望しか湧いてこなかったんだから。
子持ちマスター?上等よ!おしどり夫婦って呼ばれながら特異点修復してやるんだから!
「わかった……。何があっても責任は俺が取る。ナカに、出すぞっ」
「うん、うんっ……出して、だしてぇ!私をお嫁さんにしてぇっ!」
さらに加速する抽送の動きで彼が本気で私に種付けしようとしているのが理解出来た。
あぁ、あぁ……嬉しい、うれしい。グダおが未成年で、女子高生で、マスターたる私を孕ませようとしている、そこまで私の事を求めてくれるのが実感出来て、子宮がキュンキュンと疼くのが止まらない。
「あっ、あぁぁっ!あっ!はぁぁぅうぅ!!ひゃぁ!!キスぅ、キスしてぇっ……!!んむぅっ……ちゅっ、んじゅっ」
「立香、ちゅぅ、立香……ちゅ、じゅるぅっ……んむぅ」
キスを求め、じゅるじゅると唾を交換し合う。ここまで燃え上がると恥ずかしさとかの段階はとうに超えている。彼となら何をしても気持ち良くなってしまうように体が調教されているのかもしれない。
「はぁ、ちゅぅ……イッちゃう!私、もうイッちゃうから出してぇ……!一緒に、一緒にイきたいからぁ……早くらしてぇぇっ!!」
「……っ愛してるよ立香。今までも、これからもずっと」
「ここで、それ言う……?ほんっとにずるいんだからぁっ……!!あ、あ、あ、あぁぁっ――…………」
彼の言葉に、行動に、子宮口が開き、グダおの全てを迎え入れる準備をしてしまう。私が完全に身も心も彼に堕ちしてしまった証として、精液の濁流が今、私の奥に――。
「ひやああぁぁぁぁぁああああああっ……!!!あぁっ!!あああぁっ……!!」
自分でも驚くぐらいに長く、大きい絶頂の悲鳴。それ以上に体内に流れ込んでくる彼の精液の量と勢いに瞠目した。私の未熟な子宮と膣内では入り切らず、結合面から白濁が漏れ出していた。
「あっ、あああぁっ!濃い、すごく濃いよぉ……んふぅあっ……私の奥にまだ入ってきてるぅ……こんなの妊娠するしかないじゃない馬鹿ぁ……」
「大丈夫。妊娠したら、一生面倒見て上げるから」
ちょ、お前……今それ言うのやめろって。溺れちゃうじゃん。依存しちゃうじゃん。駄目女になっちゃうじゃん。は――、数多の女性達がコイツに参ってしまった理由がわかった気がする。
「……馬鹿、変態、セクハラ魔人、人類悪……。好き、好き、だいすき」
「んっ、ふぁあっ!あっ、あっ……もう、そんなに私のおっぱい、おいしぃっ……?ひゃんぅ!!」
男とはいくつになっても乳離れ出来ない生き物らしい。お互い全裸になって、対面座位で乳を吸われながら、彼の肉棒に突かれ続けている私は彼の頭を慈しみを込めて抱いていた。
あ――、この体勢結構好きかも。肌もぴったり合わさって、彼のモノが入り込んで……。
「あっ、ああぁっ!深い、ふかいぃっ……んぁああっ!」
最初の時みたく彼だけが一方的に動くのではなく、今度は私の方も腰を動かしていた。二人で呼吸を合わせて、グチュグチュパンパンと卑猥な水音を立てて、交じり合う。
興奮で膨張している乳首はグダおが咥えるのに丁度良いサイズとなり、しゃぶられている。
彼の子供を授かった時の予行演習とも言えるかな?まだお乳は出ないけどさ。
っていうか、胸を吸われる度にこんな喘ぎ声を出してたら、おいそれと子供にお乳上げれないよねぇ……。いや、多分コイツの舐め方がドスケベなだけだ。そうに決まっている。
「んじゅるるるぅっ」
「あぁ――っ!んああああぁっ!!おっぱい噛みながら、射精されてるぅ……!!はぁっ!あああっ……!!子宮、おぼれちゃうってばぁっ!!」
本日何度目かすらもわからない子種が私に注がれる。もう私の膣内も子宮も、彼専用になってしまった。悦びの嬌声を室内に響かせて、彼の射精を受け入れていた。
そういえば、彼とこうなれたのはとても嬉しいけど、元々何がきっかけだったんだっけ?
んぅ――――……。まぁ、いいや。今は彼とのセックスの方が大事。
「……あ、はぁ……。ねぇ、今度はどんな体勢でする?いいよ、君のしたい体位で……」
結局、5回戦目を犯り終わった後に私はこの部屋の扉がとっくに開いている事に気付いた。
「うへへ…………うへへへへへへへへぇ」
「あのぉ。先輩、本当に大丈夫ですか。先程から顔がだらしなく緩んでいますが……」
「大丈夫だって、ドクター達のメディカルチェックでも問題無かったんでしょ」
マシュの話だと。あちらの世界に引き摺り込まれた後、こっちにいた私は結構危険な状態だったらしい。一見、ただ眠っているように見えるけど、こっちが何度呼びかけても一切の反応が無かったのだから。
グダおがいなかったらマジで酷い目に会ってたと思うとゾッとするけど。それでも、ふふふふふ、おかげでイイ思いをする事が出来た。グッジョブ快楽天! アンタは良い踏み台になってくれたよ!
「そうですね……。心身共にいつもと変わらずのバイタルで私も安心しました」
そうそう、いつもと変わらず…………。え?今なんて?
「ねぇ、マシュ。私の体、前と一切変わってない?」
「はい、ドクターもダ・ヴィンチちゃんもいつも通りの先輩だとおっしゃってましたが……先輩! どこへ行くんですか!?」
変わってないわけないじゃん! だってあんなにグチュグチュにされて、ズコバコされて、ビュルビュルされたんだよ!!
処女膜だって……ある……というよりも全然、濡れてないじゃん私のアソコ!!
――私は貴女の精神を淫獄の底へと引き摺り込みました。
じゃあ、肉体は未だ綺麗ピカピカな処女のまま?
マイルームから飛び出した私はグダおの姿を探してカルデア中を駆け巡った。
「おや、マスター。どうしたんだい、そんな血相を変えて」
いた!
休憩室で、コーヒー片手にドクターとダ・ヴィンチちゃんと談笑しているグダおの姿が!
「グダお!! 今から私とセックスして!!」
「ブホォォッ!!」
何故かドクターがコーヒーを吹き出し、ダ・ヴィンチちゃんの顔が劇画調になったが今の私には構っている余裕が無い。さぁ! ハリー、ハリー、ハリー!
……あ、あれ? カルデアの皆、いつの間にここに集まったのかな? どうして私を取り囲むのかな?何で、そんな悲痛に耐えるような顔で私の事を見るのかな?
「くっ。グダお君からラプチャーの淫視によって精神を取り込まれたと話は聞いていたが、まさかここまで影響が出ているなんて……」
「悔やむなよロマニ。私だって立香ちゃんの精神性に何の影響も無しと太鼓判を押したんだから……全く、天才の名が泣くぜ」
「もう一度、入念なメディカルチェックが必要だね……。皆! 迅速に準備を」
「い、いやだな――ドクター。私にはもう何も異常なんてないよ。体調だっていつも通りだし」
「いつも通りの立香君が公共の場で男相手にセックスしようなんて言うわけありません!!」
ぐぅ正論。
冷静になると私は人目のつく所で男にセックスをせがんだビッチにしか見えないわけで……。我に返り、羞恥で顔を真っ赤にした私は心配そうなカルデア職員の皆に子牛の如く、連れてかれた。ドーナドナ♪
死にたくなる気持ちになりながらも、ふと、グダおの方に目を向けると妖艶な顔で口元を動かしていた。
『後で、部屋で待ってるから。立香』
………………もうっ! しょうがないなぁ! 初めてを精神と肉体で二回も経験出来るなんて、結構貴重だもんね!! もう、エッチなサーヴァントを持つとマスターは困っちゃうよ!! もう、もう、もうっ!
読唇術?愛があればわかるの!!
【藤丸立香】
肩書:元女子高校生。現在、人類最後のマスター。経験済み処女。
久々にスタンダードなセックスを書いた気がします。ここ最近がちょっとおかしかったのかもしれません。ロボット操作セックス、炬燵触手プレイ、妻持ち旦那の雌堕ちックス。間接的に奥さんに射精するとか意味がわからんわ。
シンプルイズベスト!!