※この作品はR-18です。

仮面ライダーアマゾンズ side Ζ/Δ   作:神武音ミィタ

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どうもこんにちは。
喰種とアマゾン組み合わせでワンチャンあるんじゃね?
そんな感じでこの作品が生まれました。
お楽しみいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ。


Season.1
episode.1 Amazon&Armoured Rider


「……」

 

沢芽市からかなり遠くの場所までやって来た気がする。見覚えのない住宅街が広がる。

私、紅宮 深雪はロックビークルを錠前に戻す。

 

「やけに静かだな……」

 

少し歩く。昼過ぎだが……誰かいてもおかしくないはず。誰もいない……何で?

 

「……ん?」

 

ふと、ある立て看板が目にとまった。それに近づき、目を落とす。

 

「害虫 害獣駆除中……ノザマペストンサービス……?」

 

聞いたことがない。看板の前には寂れた一軒家が。

一軒家の近くにはトラック。誰も乗ってはいない。この家にいる訳か……。

周りを見てみようと足を運んだその時……

 

……ガシャアアアアアン‼︎

 

裏口の方からガラスの割れる音が。

それに続くかのように、人の叫び声が。

 

「追え‼︎ 逃すな‼︎」

 

私は一軒家の敷地に入り、庭を通って裏口へ。

ガラスが破られ、ぬかるんだ地面に足跡。裏口の柵が破られている。私はそこを抜け、足跡を追った。

 

 

 

 

 

「このっ‼︎」

 

廃工場の倉庫。武装した集団が、一体の怪物……背中から蜘蛛のような8本足が生えた怪物と戦っていた。

 

「はっ‼︎」

 

格闘と銃撃を食らいながら怪物は退く。

 

「グギギ……グォオオオッ‼︎」

 

怪物は突進する。スナイパーライフルの男が横にかわし、銃撃を打ち込む。

 

「くそ……こいつ、硬い‼︎」

ガントレットを装着した女が舌打ち混じりに打撃を叩き込む。

 

「早いとこ、決めたいね……‼︎」

 

 

 

「あれは……⁉︎」

 

私は倉庫の入り口にやって来た。倉庫では、蜘蛛のような怪物と、武装した集団が交戦しているが……苦戦気味だ。

 

「久々に……行きますか‼︎」

 

私は戦極ドライバーを装着。ロックシードを取り出し、駆け出す。

 

 

 

 

『ワイルドストロベリー‼︎』

 

 

 

 

 

「⁉︎ な、なんだ‼︎」

 

年長者らしき男が叫ぶも、私はロックシードをドライバーにセットしてロック。ブレードを倒す。

 

 

『ロック、オン‼︎』

『ソイヤッ‼︎』

 

 

 

「変身‼︎」

 

 

 

 

 

『ワイルドストロベリーアームズ‼︎ 惨劇・バーサーク‼︎』

 

アームズを装着し、乱丸を怪物に叩きつける。

怪物は吹っ飛ぶ。

 

 

「な、なんだ貴様は‼︎」

 

武装集団のメンバーが問う。

私は無双セイバーを引き抜く。

 

「通りすがりの仮面ライダー……ってとこかな‼︎」

 

駆け出し、連続斬りを叩き込む。怪物は翻弄され、膝を着く。

 

「ふぅ……って、うげっ⁉︎」

 

武器に緑色の体液が。気持ち悪……‼︎

 

「さっさと決める‼︎」

 

乱丸と無双セイバーを合体。ロックシードをセットしてロック。

 

 

 

『ロック、オン‼︎ 』

『イチ、ジュウ、ヒャク‼︎』

 

『ワイルドストロベリーチャージ‼︎』

 

 

「ハァアアア……ッ‼︎ サァアアアアアアアアアアアアアイッ‼︎」

 

 

放たれた斬撃波が怪物の体を真っ二つに切り裂いた。

怪物は燃え上がることもなく、溶けていった。体液が床に広がり、怪物の腕輪だけが残った。

 

「ふぅ……何だったんだ、アレ……」

 

腕輪を拾おうと歩み寄ったその時だ。私の足元に銃撃が。

 

「……おい、てめぇ……何者だ?」

 

いつの間にか囲まれていた。まぁ無理もないか。いきなり現れもすれば、びっくりするし、警戒するだろうな。

私は変身を解除。

 

「……ただの通りすがりの人助け屋よ」

 

武装集団たちは銃を下さない。

 

「……貴様、どこから来た?」

 

「うーん……東京からの、沢芽市からの……ってか、放浪者って言ったほうが早いかな」

 

気さくな声に、一人の少女が銃を降ろした。

 

「……赤澤さん。この人は、敵じゃないです」

 

「穂乃夏……」

 

赤澤という隊長格の男が、穂乃夏という少女を見る。

 

「うん、助けてもらったからってわけじゃないけど……少なくとも、ね」

 

「敵ではない……そう判断する」

 

「……そう、だな」

 

全員が銃を降ろす。赤澤という男が歩み寄る。他のメンバーは武装を外す。

タブレットを持っている男が腕輪を拾った。

 

「いやー、しっかし凄いねお嬢ちゃん‼︎ アマゾンをあんなにも容易く‼︎」

 

「アマゾン……あの怪物のこと?」

 

「あぁ……あれを狩るのが、俺たちの仕事ってワケだ」

 

赤澤という男がヘルメットをとる。

 

「俺は赤澤 義昭(あかざわ よしあき)。ノザマペストンサービス、第二駆除班リーダーだ」

 

「ノザマペストンサービス……?」

 

尋こうとするも、他のメンバーはトラックに乗り込もうとしていた。

 

「ひとまず、俺たちの基地に案内する。話はそこでいいだろ」

 

私は頷き、赤澤に着いていき、トラックに乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

「今日から授業か……よっし‼︎」

 

ブレザーに袖を通し、ネクタイと校章を鏡の前で整える。

 

「じゃあ行ってきます‼︎」

 

「おう、気をつけてな」

 

「いってらっしゃーい‼︎」

 

父さんと母さんの言葉と共に、玄関を飛び出す。

僕は安須川 優(あずかわ ゆう)。16歳、男子高校生だ。昨日まではオリエンテーションだったが、今日から本格的に始まる授業に胸を躍らせている。

去年までは病気で寝込んでいたらしい僕だったが、ようやく回復し、高校にも受かった。ここからまた新しく頑張ろうと思っている。友達も、勉強も。

 

「よーし……急げ急げ‼︎」

 

僕は脚を早めた。

 

 

 

 

 

 

「んっふぅ……はー……こいつもかぁ……」

 

とあるラブホテルの一室。ベッドで男が白目を向きながら仰向けになって気絶していた。

まぁ、私が何発も射精させたせいなんだけどね。指に絡みつく白濁液を舐め取る。うーん、粘り気はいいけど薄……。

 

「つーか……私とヤるってんなら、体力つけてから来いって話よね……」

 

服を着て、男のバッグの財布を手にし、中身を見る。

 

「しかもシケてる……さてはコイツ、やり逃げするつもりだったな」

 

中身は諭吉が一枚だけ。このクソ野郎が。私は諭吉を抜き取り、男の枕元に財布を投げ捨てた。

抜き取った金でラブホの料金を払う。3000円。釣りは7000円か。

 

「ま、食費にはアリかな」

 

ラブホを出て、傍に停めていたバイクに跨る。

 

「さーてと、お腹すいた」

 

私……北羽 弥生(きたばね やよい)はバイクを走らせた。

 

 

 

 

 

 

「それでここの公式を使って解くと……安須川、答えは?」

 

「えっと……X=4の、Y=7です」

 

「その通りだ」

 

僕はノートに黒板を写し、先生の質問に答えていた。

勉強するのは楽しい。父さんや母さんが、小さい頃から楽しく教えてくれたらしく、僕は勉強好きになっていたのだ。

昔のことはあまり覚えていないけど……今が楽しいし、僕は気にしていない。

 

チャイムが鳴り、授業が終わった。

 

「よーし、今日はここまでだ」

 

楽しかった。

今から昼休みか。僕は弁当を取り出す。

 

「安須川くん、一緒にいいかな?」

 

隣の席の女子が声をかけてきた。

 

「あ、うん。大丈夫だよ。どうぞ」

 

確か、横峯さんだったかな。横峯 奈々瀬(よこみね ななせ)さん。ロングヘアがよく似合う、お淑やかな子だ。

 

「安須川くんって、どこの中学?」

 

「んーと……」

 

 

……あれ?

僕、中学……どこだっけ?

 

 

 

 

 

『……ヴゥウウウウァ……‼︎』

 

 

 

 

思い出そうとした時、僕の脳裏に何かがよぎり、頭の中でうめき声のようなものが聞こえた。

 

僕は頭を押さえた。

 

「あ、安須川くん?」

 

横峯さんが心配そうな顔で僕の顔を覗き込んできた。

 

「あ……あぁ、ごめん。じ、地元だよ。 」

 

「じゃあ、北中かな?私は西中だったんだ。引越しでね」

 

「そうなんだ。家の事情?」

 

「うん。前に住んでたマンション、もうボロボロでね」

 

僕は横峯さんと談笑しながら、嫌な胸騒ぎを覚えた。

あれは一体……?

 

 

 

 

「ごめんなさい、狭いところで……」

 

駆除班のアジトにやってきた。ボロアパートの一室を借りているらしく、ここに7人で生活しているというわけか。

 

「大丈夫よ。長居はするつもりはないし。話を聞いたら出て行くわ」

 

「よかった……あ、私、羽崎 穂乃夏(はねさき ほのか)です。よろしくお願いします」

 

羽崎……?

私の頭の中に、ある少女の顔が思い浮かんだ。春奈……。

 

「あ、あの……」

 

「あ、あぁ、ごめんなさい……。私は紅宮 深雪よ」

 

「深雪さん、ですか。よろしくお願いします」

 

笑顔を向ける穂乃夏。この笑顔……似てる……。

 

「ま、詳しいことは飯でも食いながら話そうや……」

 

赤澤がカップ麺にお湯を注いだ。

 

一人の女性が私の隣に座り、パンを齧る。

 

「あんたについても聞きたいしねー。あ、私は工藤 朱莉(くどう あかり)。よろしく」

 

軽く微笑む朱莉。

パンをちぎって私に差し出した。

 

「食べる?」

 

「あぁ、ごめん。私は要らない……」

 

「いざって時に食わないと、あとから困るよ?」

 

「……私、人の食事は食べられないんだ」

 

その発言に、穂乃夏が反応した。

 

「え……深雪さんもしかして……」

 

駆除班全員の視線が私の方を向いた。

 

「……喰種(グール)、なんですか?」

 

「なんだと‼︎」

 

メガネの男が銃を持つ。穂乃夏と朱莉以外のメンバーも、武器を手にした。

 

「み、皆さん落ち着いて‼︎」

 

「……心配しなくても、あんたらを喰ったりはしないわよ」

 

私は軽くそう答えた。

穂乃夏が口を開いた。

 

「み、深雪さん、その……わ、私も喰種、なんです」

 

「……え⁉︎」

 

穂乃夏が俯きながら答えた。

 

「こ、こんなところで喰種の人に会えるなんて……久々です。お姉ちゃん(・・・・・)と別れて以来……」

 

「⁉︎」

 

今、なんて言った……お姉ちゃん⁉︎

 

「ほ、穂乃夏ちゃん、今なんて……」

 

その質問を遮るかのように……ブザーが鳴った。赤澤が携帯を取り出す。

 

「第二駆除班、赤澤‼︎」

 

『実験体の識別コード確認。2体です』

 

「……行くぞ‼︎」

 

赤澤の呼びかけに応じるかのように、各々が準備を始めた。

 

「深雪さん、詳しい話は……終わってからで」

 

「う、うん……」

 

準備を終えた彼女たちを待ち、私は彼らについていった。

 

 

 

 

「……」

 

授業が終わり、放課後になった。僕はどこか引っかかりを感じながら、帰り道を一人、歩いていた。

あの時のあれは……

 

 

 

『……ヴゥアァアアッ……‼︎』

 

 

 

まただ。

頭の中で、何かが叫んでいる。

僕に呼びかけている。

 

「うく……ぁ……あァアアッ……‼︎」

 

熱い。身体中が、熱い。

全身の血液が煮えたぎっているように、熱い。

「ウグォオオアアアアアッ‼︎」

 

耐えきれず、咆哮してしまう。

ダメだ……理性が……っ

 

 

 

 

「ウグォオオアアアアアッ‼︎ ギャオァアアアアッ‼︎」

 

優の身体は変貌した。青い肌に、黄色の目をした異形の怪物。

その姿は紛れもなく……アマゾンだった。

 

「グゥアッ‼︎」

 

アマゾンになった優は、ビルの隙間を、車の上を、電柱を足場にしながら、猛スピードで移動を開始した。

 

 

 

 

「んく……あふっ」

 

ゆで卵にマヨネーズをかけて食べる。私のポッケのスマホが振動した。

取り出す。地図上に赤い点。

 

「おっ、きたきたきたぁ〜‼︎」

 

私はヘルメットを被り、バイクを駆って地図の赤いポイントに向かった。

 

 

 

 

 

「ランクはBと……A、だね」

 

タブレットを手にして話す、滝沢 寛(たきざわ ひろし)。移動中のトラックで自己紹介を軽く済ました。

黙って運転席に座っているのが、スナイパーライフルを使う岡本 慎吾(おかもと しんご)。

 

「2体っすね……今日はたくさんお金来るっすね‼︎」

 

この熱血漢は確か……安藤 宏樹(あんどう ひろき)だったかな。

こうして見ると個性豊かだな、第2駆除班……。

 

トラックに揺られながら、穂乃夏を横目に見る。似ている。

間違いない。彼女はきっと……

 

「着いたぞ」

 

赤澤の指示でトラックから降りる私たち。メンバー全員が武器を構えて、辺りに警戒する。

 

「……」

 

緊迫した空気。私も戦極ドライバーを装備。

 

「……あれかな」

 

滝沢の指差した先には……一台のキャンピングカー。タブレットの示す座標もここを示している。

 

「じゃ、行くわ……」

 

朱莉がドアに手をかけ……勢いよく開く。そこから出てきたのは……クモのアマゾン。

 

「っ⁉︎」

 

しかし、クモのアマゾンはその場に倒れ込み、溶けて腕輪が残った。

朱莉がトラックから離れる。

開かれたドアから出てきたのは……腕が翼のようになっている、コウモリのようなアマゾン。

 

「あいつが……ランクAか‼︎」

 

「狩り……開始」

 

駆除班が一斉に射撃する。弾丸から赤い電撃が迸る。

コウモリのアマゾンは身を翻し、滑空してこちらに向かってくる。

 

「危なっ‼︎」

 

私は間一髪で躱す。私を狙うとはいい度胸じゃない。

 

『イチジク‼︎』

 

「赤澤さん‼︎ 行かせてもらうから‼︎」

 

「……頼む‼︎」

 

おや、頼られちゃった私。笑顔でドライバーに錠前をセット。

 

「変身‼︎」

 

『イチジクアームズ‼︎』

『乱弾・ツインブラスト‼︎』

 

イチジクアームズに変身し、両手のイチジクマシンガンを放つ。コウモリのアマゾンは被弾し、落ちる。

 

「行けェッ‼︎」

 

一斉に射撃。それでさらに疲弊させ、朱莉と私が斬りこむ。

コウモリのアマゾンは地面を転がる。

決める……ドライバーに手をかける。

 

「キェエエエエエエッ‼︎」

 

突然の奇声。耳に劈くその音に耐えられず、耳をふさぐ。

 

「何これ……ッ‼︎」

 

朱莉が膝をつく。それを見計らい、コウモリのアマゾンが朱莉に襲いかかる。

 

「っ、危ない‼︎」

 

朱莉をかばい、背中を切られた。

 

「ぐうっ⁉︎」

 

背中に激痛が走る。

何コイツ……強い‼︎

コウモリのアマゾンが、駆除班のメンバーに向かってくる。全員、さっきの声で怯んでる。

 

「おいおい……マジかよ……ッ‼︎」

 

赤澤が汗を拭う。

コウモリのアマゾンが爪を開く。

 

 

 

……その時だった。

 

バイクのエンジン音が鳴り響き、その音の主が現れた。

 

 

 

 

 

 

バイクから降り、「ベルト」を手にする。ポケットのゆで卵の殻をむいて、食べる。

駆除班が苦戦してるっぽい。ん? あの戦士は何だ? アマゾンではないみたい。カッコいいなアレ。

 

「何だお前……ッ‼︎」

 

隊長っぽいおっさんが吠える。うーん、アソコ小さそうパス。じゃなくて……

 

「んー? 何って……狩りする人?」

 

コウモリのアマゾンがこちらを見て構える。いいねいいねぇ……。

 

「あはぁ……あんた殺したら、あたしめちゃくちゃ濡れそう……‼︎」

 

私はベルトを装着。左のグリップを握り、回した。

 

 

 

 

 

『DELTA……‼︎』

 

 

 

 

「あーまーぞんっ♬」

 

 

 

 

 

 

 

「きゃっ⁉︎」

 

突然現れた女性の周囲から、高温の熱気が。熱で木に火がつく。

熱気が収まり、そこにいたのは……

黄色の身体に赤目の異形の戦士。

 

「アレも……アマゾン⁉︎」

 

「識別コードがない……どういうこと⁉︎」

 

滝沢が混乱する。

状況が整理できないまま、コウモリのアマゾンと謎の黄色のアマゾンの戦いが始まった。

 

 

 

 

「キィッ‼︎」

 

コウモリのアマゾンが飛んでくる。体当たりをかましてくるつもりかな。

 

「ほいっと」

 

軽くジャンプし、その身体に踵落としを決める。

地面に踏んづける形になった。コウモリのアマゾンがもがく。

 

「そぉいっと」

 

そのまま蹴飛ばす。コウモリのアマゾンは木に叩きつけられた。

 

「えー、そんなもん? ほらほら、おいでおいでー?」

 

コウモリのアマゾンは激情したのか、蒸気を吹き出し、腕の翼を刃に切り掛かる。

 

「いいねぇ……そうこないと」

 

斬撃を躱し、左腕を掴む。二の腕の部分に爪を突き刺し、そのまま翼を剝ぎ取る。

アマゾンが悲鳴を上げた。

 

「あぁいい……その悲鳴さいこぉ……ッ‼︎」

 

恍惚しながら打撃を加える。コウモリのアマゾンはもうなされるがままだ。

 

「んー……じゃ、そろそろ……」

 

トドメを刺そうと、ベルトのグリップを握った。

 

「……ん?」

 

遠くから……何かくる。

 

 

 

 

 

 

「……ォォォオオオオオオッ‼︎」

 

アマゾン……青の身体のアマゾンがどこからともなく現れ、コウモリのアマゾンに襲いかかる。

 

「また、アマゾン⁉︎」

 

「何なんすか今日⁉︎ アマゾン祭っすか⁉︎」

 

安藤が銃を構えるも震えている。

 

「……あのアマゾン」

 

穂乃夏が何かに気づいた。

 

「どうかしたの?」

 

滝沢が訊く。穂乃夏はアマゾンを見比べながら言った。

 

「黄色の方は腕輪がない……?」

 

 

 

 

 

「新しいおもちゃがきた……らっきー」

 

ここは高みの見物かな。青いアマゾンがコウモリのアマゾンに荒々しく攻撃する。投げ飛ばし、跨り、嚙みつく。

コウモリのアマゾンは既にボロボロだ。ダメ押しとか、可哀想に。

 

「ゴギャギャギャギャオオオオッ‼︎」

 

腕の刃の一振り。それが決め手となり……コウモリのアマゾンは溶けた。

 

「はは……いいねぇ……」

 

次は私と遊んでくれるのかな。楽しみ。

私は構えた。青いアマゾンもそれに気づいたか、こちらを見て、身を低くして構える。

 

「かっもぉーん?」

 

「ググ……グォッ⁉︎」

 

突然、青いアマゾンはその場に疼くまって苦しみだした。

 

「グォッ⁉︎ アォオオッ⁉︎」

 

「? 何だ?」

 

 

 

 

 

「しっかり……大丈夫?」

 

私は朱莉に支えられながら立ち上がる。

 

「ご、ごめん……」

 

そして、向かい合う黄色と青のアマゾンに目を向ける。

 

「あの青いアマゾン……苦しんでる?」

 

何が起きているんだ?

 

 

 

 

 

ここは……?

 

ボク、は……何を……?

 

痛い。

 

左腕の腕輪が痛い。

 

邪魔だ……ジャマだ……ジャマ……ジャマジャマ……ッ‼︎

 

 

 

 

 

 

「邪魔ダァアアアアアアアアアアッ‼︎」

 

 

 

 

 

 

青いアマゾンは、腕輪を剥ぎ取った。

 

「⁉︎ うっそぉ……」

 

初めて見た。腕輪を剥ぎ取るなんて。

もしかして……

 

「まだ……理性はある……?」

 

何それ……スゴイ……。

 

「ヤバ……濡れてきた……」

 

この火照りどうしよう。

そう思っていると、青いアマゾンはその場に倒れ、人の姿になった。

私は歩み寄り、その顔を覗き込む。

ヤバ、スゴイ可愛い。

食べたい……童貞かな? 童貞だよね?

うん、きっと童貞。お持ち帰り決定かな。

 

 

 

「え……ッ⁉︎」

 

朱莉が目を見開き、声を上げた。

 

「どうしたの、朱莉?」

 

「……優⁉︎」

 

「え……⁉︎」

 

朱莉は駆け出した。

 

「お、おい朱莉‼︎」

 

他のメンバーが声を上げるも、朱莉は止まらず、銃を黄色のアマゾンに向けて放つ。

銃撃は躱され、黄色のアマゾンは青年を担ぎ、高くジャンプしてそのままバイクに跨り、自分の後ろに青年を乗せて走り去った。

 

「優‼︎ 優ー‼︎」

 

朱莉は走るも、木の根に躓き倒れる。

私は変身を解除し、彼女に駆け寄る。

 

「朱莉‼︎ 大丈夫⁉︎」

 

朱莉は身を起こし、叫んだ。

 

「優ーーーーーーーッ‼︎」

 

その叫びは、辺りに虚しくこだまするだけだった。

 

 

 

 

 

 

バイクから降り、青年をおぶって家に入り、彼をベッドに寝かせる。

近くで見るとチョー可愛いなぁ……。

 

「あ、ムリ……もぉ理性ムリ」

 

私は服を脱いで下着姿になり、青年の服をすべて脱がし、彼の局部を握る。

 

「ボク……美味しそうねぇ……お姉さん……食べてもいい?」

 




Next Hunt……


「あんたもあたしも、人のタンパク質を食らう細胞がいるの、身体に」


「人喰い……喰種とは違うの?」


「やめて‼︎ あんたが……あんたが戦ったら‼︎」


「僕は……あくまで人間として戦う‼︎」





「アマゾン‼︎」



episode.2 Sex & Pet


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