メンタルやられてました。
「んん……ぢゅるる……ちゅ……」
ここ最近、気を失うことがよくある。
そう思うこの私、北羽 弥生はたんぱく質補給のため、目の前にいる私の可愛い可愛いハニー、安須川 優にフェラをしてあげている。
「や、弥生さ……っ‼︎ ダメ、人、来ちゃうからぁ……っ‼︎」
声を押し殺して、忙しく医務室のドアの方に首を向けては私の方を向く。
「んちゅ……じゅるるっ‼︎ んぢゅっ、んぢゅっ、じゅぷっ‼︎」
咥えている口の中の舌で敏感な部分を突きながら、深く、喉の奥まで使って扱いてあげる。
ユーくんのタマタマ上がってきた……そろそろかな?
「んぁっ……弥生、さ……っ‼︎ ごめっ、うぁっ‼︎」
喉の奥を、熱い粘液が駆け巡り、私の食道を通っていく。
喉を鳴らし、全身を震わせながら、その液体を吸い出し、味わい、飲み込む。
「んはぁっ……あん……美味しいよぉ……ユーくんのおちんぽミルク……ん」
ペニスを口から出して、顔についた精液を舐めとる。
「ん……っと。よし、元気元気‼︎」
少し身体が楽にはなった。私はユーくんの頭を撫でてやる。
「ありがとね、ユーくん♡」
「い、いえ……それよりその、大丈夫ですか?」
「んー、ちょっと思い出したくないこと思いだして、怒りで興奮して倒れただけだし……ユーくんのミルクも飲んだからもう平気!」
私の笑顔に、不器用にはにかむユーくん。んもぅ、可愛い。ペロペロしたい。
「それで、その……」
「あ、話の続きか。どこまで話したっけ……鳴神の目的までかな?」
ユーくんが頷く。私は話を進めた。
「恐らく、奴は新型のアマゾン細胞を悪用する気。自分の部下にそれを使わせて、ね」
「……自分の手を汚さずにって感じ……ですか?」
私は頷いた。
まさしくその通りだ。
「2年前……私にしたことを、今度は多くの人間にする気ね」
「弥生さんにしたこと……?」
「奴は私をアマゾンにしたの……細胞を私の体に注入して、私は奴の都合のいい道具だったってこと」
私の拳が震える。怒りなのか恐怖なのかは分からない。
ユーくんが、私の右拳を優しく握った。
「弥生さん……その、僕は……弥生さんを……」
少し俯き、恥ずかしそうにしたが、顔を上げて私の目をまっすぐ見た。
「弥生さんがピンチの時は、助けますから!」
「……」
告白されたみたいな気分になった。私は微笑み、ユーくんにしがみ付いた。
「ありがとう、ユーくん……」
そして小声で、彼にこう言った。
「愛してるよ」
「鳴神 神樹……」
調べてみても、何も出なかった。第二駆除班は帰還し、私はパソコンで鳴神 神樹と黒の菩提樹について調べていた。
そこへ、穂乃夏が画面を覗き込んだ。
「黒の菩提樹……」
「もしかして穂乃夏、何か知ってる?」
「詳しくは知らないですけど……ただ、噂は聞いてます。ロックシードをバラ撒いてるって」
「信者確保の為に、でしょうね……」
しかし、それ以上の情報が出てこない。パソコンも使い物にならないか。
私はため息とともにパソコンを閉じた。
「こちら清掃班。事後清掃完了、帰還します」
第二駆除班の戦闘後を片付け終わった清掃班。
バンへ乗り込もうと足を進める彼らの前に……1人の少女が現れた。
その少女はシスターの修道服に身を包んでいた。
「誰だ、貴様は……⁉︎」
少女は何も答えず……ゲネシスドライバーを装着し、ロックシードを取り出した。
「なっ⁉︎ あなたは……」
第二駆除班に通達が入った。
安藤が取る。
「はい、第二駆除班っス!」
『こっ、こちら清掃班ッ! 先ほどのエリアで、正体不明の戦士に襲撃を……ひっ⁉︎ うっ、うわあああっ⁉︎』
「えっ⁉︎ ちょ、ちょっと⁉︎」
それを聞いていた赤澤がすぐ様武装する。
「行くぞ!」
私たちは赤澤の指示とともに現場に向かった。
先ほどのエリアに戻る。
清掃班のメンバーは襲撃され、すでに生き絶えていた。
「……っ‼︎」
倉庫の奥の方にいた、黒い修道服の女。
そいつに銃口を向ける。
「貴様……実験体か⁉︎」
赤澤が銃を構え、私も戦極ドライバーを装着。修道服の女は振り向いた。
「……っ⁉︎ お前……」
「嘘……何で⁉︎」
修道服の女の正体は……
「……朱莉」
工藤 朱莉だった。彼女はフードを下ろした。
「あら、みんな……お久しぶりね」
優しく微笑む彼女。
「清掃班を襲撃したのは……テメェか?」
赤澤が静かに、力強く問う。
朱莉は鼻で笑う。
「それが、神のお告げだからね……私は神より力を授かった。神は私に命じたの……邪魔者を消すように、と」
朱莉は……ロックシードとゲネシスドライバーを取り出した。
「⁉︎ ゲネシスドライバー……何であんたがそれを‼︎」
「……見せてあげる、神から授かった力を」
朱莉はドライバーを装着し、ロックシードを解錠。
『ドラゴンフルーツエナジー‼︎』
頭上にアームズが現れ、朱莉はドライバーにロックシードをセットし、ロック。
『ロック、オン……‼︎』
「変身……」
ゲネシスドライバーのトリガーを押し込む。
『ソーダァッ‼︎』
『ドラゴンエナジーアームズ‼︎』
朱莉の頭にアームズが被さり、アームズが展開。朱莉は黒のアンダースーツに赤のアームズを装備したアーマードライダーに姿を変えた。
「アーマードライダー⁉︎」
「深雪の姐さんとおんなじっすか⁉︎」
驚きを隠せない駆除班。朱莉の変身したアーマードライダーが、装備したソニックアローから矢を放つ。
「っ、危ない!」
穂乃夏が前に出て羽赫を展開し、羽を飛ばすも矢は消えずに……
「っ⁉︎ 」
穂乃夏の右肩を貫通し、鮮血が舞う。穂乃夏は声を上げ、その場に蹲る。
「このっ‼︎」
『ワイルドストロベリーアームズ‼︎ 惨劇・バーサーク‼︎』
変身し、接近して乱丸を叩きつけるもソニックアローで防がれる。
そのまま押し込まれ、ソニックアローの斬撃を受ける。
「くぁっ‼︎」
やはりゲネシスドライバー……性能は上というわけね‼︎
「凄い……これが、神の力……漲る……高まる……ッ‼︎」
矢が放たれる。私は無双セイバーとの二刀流で矢を弾く。
「そらっ‼︎」
アーマードライダーに向けて乱丸を投げ飛ばす。
「っ⁉︎」
驚いたのか身を翻す。今のうちに!
戦極ドライバーにゲネシスコアをセット。ダークチェリーエナジーロックシードをすぐ様セットしてロック。
『ミックス‼︎ ジンバーダークチェリー‼︎ ハハーッ‼︎』
「せいっ‼︎」
ソニックアローの矢を放つ。アーマードライダーは躱し、矢を撃ち返す。
無双セイバーで矢を弾き、矢を放ちながら接近。
斬撃を叩き込む。
「サァアアイッ‼︎」
しかし、斬撃は防がれ、私は蹴りで突き放される。
「くぁっ⁉︎」
「深雪‼︎」
赤澤達がアーマードライダーに射撃するも、ビクともしない。
アーマードライダーは駆除班に向けて、矢を放つ。足元に放ったところを見ると威嚇だろう。
その隙に、エナジーロックシードをドライバーから外し、ソニックアローにセットしてロック。更に戦極ドライバーのブレードを一回倒す。
『ロック、オン……‼︎』
『ダークチェリーエナジー‼︎』
『ソイヤッ‼︎ ワイルドストロベリースカッシュ‼︎』
「ハァアアアアア……ッ‼︎ サァアアアアアアイッ‼︎」
エネルギーの集束した矢を放つ。アーマードライダーはソニックアローの刃で受け止める。
受け止めたまま、ゲネシスドライバーのレバーを押し込む。
『ソーダァッ‼︎ ドラゴンエナジースカッシュ‼︎』
「ハッ‼︎」
ソニックアローを振り抜き、矢を砕いた。そのまま流れるように、ゲネシスドライバーのロックシードを外し、ソニックアローにセット。
『ロック、オン……!』
『ドラゴンフルーツエナジー‼︎』
「なっ……ぐぁああああっ‼︎」
矢を喰らい吹っ飛び、変身が解けた。
「はぁ……はぁ……ぐっ‼︎」
立ち上がろうにも、出血と空腹で立てない。
「所詮は喰種……消えてもらおうかな」
アーマードライダーが歩み寄り、私の目の前にソニックアローの刃先を突きつける。
「み、深雪さん……‼︎」
「邪魔者は……死ね」
ソニックアローが振り上げられた。
やられる……目を瞑った。
「……っ⁉︎」
アーマードライダーの動きが止まった。目を開くと、ソニックアローを地面に落とし、胸部を抑えている。
「く……っ‼︎」
アーマードライダーは……その場から去っていった。
「た、助かった……?」
私は立ち上がり、落としたロックシードを拾い上げる。
穂乃夏が駆け寄り、私を支えてくれた。
「さんきゅ、穂乃夏」
「無事、ですか?」
「なんの。このくらい平気」
「そうですか……」
何か言いたげに俯く穂乃夏。私はそれを察し、問う。
「何か、気になることが?」
「……さっき朱莉さんが苦しんでいたとき……一瞬、見えたんです」
次の彼女の答えが、私を急がせた。朱莉を……救うために。
「一瞬……朱莉さんの身体から『植物』が生えたように見えたんです」
「……ん?」
ケータイが鳴る。電話は……深雪さんから?
「はい、安須川です」
『優くん、今大丈夫? 少し、手を貸して欲しいの』
「え……?」
「朱莉が……?」
「あの小娘が……?」
「えぇ……」
深雪さんに呼ばれ、僕と弥生さんは彼女の元へ。
朱莉がアーマードライダーに変身し、駆除班を襲撃したらしい。
「何故、そんなことを……」
「わからない……けど、朱莉は言ってたわ。邪魔者を消す、それが神のお告げだって」
「神のお告げ……まさか」
弥生さんが顎に手をやる。
僕もそう思った。
「鳴神 神樹……」
弥生さんの言葉に頷く僕と深雪さん。僕は拳を固めた。
「……朱莉は、僕が止めます」
「ユー君……」
「僕が……決着をつけます」
「く……やはり、神の力は強すぎる……っ‼︎」
朱莉は苦しみながら、壁に凭れながら前に進む。
「けど……使いこなす。優……私、こんなに強くなったんだよぉ……?」
その瞳は……既に人としての輝きを失っていた。
「殺して、あげる……殺してあげる……私のものにするために‼︎」
Next Hunt……
「全てが私の思うまま……フッ」
「死んで……私の、優‼︎」
「鳴神ィッ‼︎ 殺す……殺す‼︎」
「勝てないよ、君では、私に」
episode.8 Killing Macine