Fate/Last Master IF 作:三代目盲打ちテイク
熱い。何よりも熱い。抱きしめた彼女の身体が、頬にあたる吐息が、絡めた舌が、循環する唾液が何よりも熱い。熱くて熱くて、火傷してしまいそうなほどの熱量でただただ昂る。
いまだ、抱き合い口づけを交わしているだけだというのに、己の分身たる男根は硬く雄々しく起立して、痛いほどに衣服を押し上げて腺液を垂れ流して衣服に染みを作っている。
いいや、それだけに飽き足らず抱きしめ合い距離のない彼女の衣装にも卑猥な染みを作ってしまっている。それすらも気にせず、いいや気にすることなどできず、長い、実はそれほど長くもないが、永遠にも感じる口づけを終える。
突然やってきて、突然馬車に乗せられて、突然こんな状況になった。あらゆることが唐突だが、確実に言える。彼女の口づけはまさに媚薬になった。
もはやおさまりなどきかないだろう、彼女の唾液を飲まされて、熱い吐息をかけられて、こんなにも女を感じさせれてしまっては、どのように清廉潔白な男であろうとも、愛欲に溺れてしまうだろう。
百年の恋を胸に抱いた一途な男であろうとも、一夜の過ちを起こしてしまうに違いない。それが普通の一般人ならばもう我慢などできない。
彼女は女王メイヴ。その存在こそが、まさしく男にとっての――。
「ふふ……どうかしら、やる気になった? なんて聞くまでもないか」
荒い息を吐き出すだけで言葉を出力してくれない口と脳みそなんかよりもまず股間が反応してぴくりと彼女の腹を叩く。
理性は未だ混乱しているが、もはや身体の方は期待してしまっている。だからもう逃げるための力なんて入りようがなく、力はすべて己の分身たる剛直に向かってしまう。
そうなれば理性など木っ端のように風に消えるようにどこかへと吹き飛び、もはや目の前の女との情交以外に考えられなくなってくる。
「安心して、とっても気持ちよくしてあげるから――ん、ふちゅ」
それを愛おし気に触れるメイヴの手は優しい。だが、やっている行為は何よりも苛烈だ。馬車の席にオレの体を押し付けるように押し倒して、腰のところにまたがって片手でペニスをしごいてくる。
その凄まじい手淫に知らず声が出る。何もすごいことなんてしていなはずなのだ。彼女がしていることは軽く触っているだけ。だが、彼女は男の全てを知り尽くしているとでも言わんばかりにオレの弱点を的確に攻めてくる。
しかし、それだけでイケるものではない。彼女のそれは焦らすように、徐々に高めていくようなそれだった。弱いという訳ではない、しかし精を吐き出すには弱く頼りない。こちらが腰を動かそうとしても彼女が上に載っているために腰が動かず情けなく涙を流すように先走りを吐き出すばかり。
それを指で絡めとって彼女は舐めとって舌先で転がして、
「ん、ふちゅ、んん――」
口づけとともにこちらへと大量の唾液とともに送りつけてくる。口内を蹂躙する彼女の舌。百戦錬磨の蛇の如く、這いまわり口の中に王国を築いていく。
笑った顔が何よりも美しく、自分のものだから誰にも渡さないという女王そのもの。元より抵抗する気など起きるはずもないが、こうなってしまえば完璧にされるがままになってしまった。
「んっ、じゃあ次はどうしてほしい? もっと気持ちよく? いいわ」
囁くように耳元でささやかれた言葉。ふっと耳に息を吐きかけられてぞぞと昇る刺激に背筋が震えた。
メイヴはそっとオレの上からおりて床に膝をつく。顔にかかる髪をそっと耳にかけて、こちらのズボンを降ろしていく。
ようやく解放された肉棒は勢いよく立ち上がる。既に戦闘準備は完了とでも言わんばかりに腺液でてらてらと輝く肉棒。
「ふふ、おっきいー。さっすが私のマスターってところかしら。ふふ、それにしてもあんな誘いに乗っちゃうなんて、大物なのかしら。それとも信用されてるってことでいいのかしら」
護衛もつけず一人で来たのも好感度が高い。強い勇士もいい。マスターはその点強いとは言えないが、勇気は十分。ひとりで来てほしいという要望にもきちんと応えてくえるので合格点。
だから、ちゃんと気持ちよくしてあげる。
そんな言葉が白い息となって消えた時、
「あむっ……んふんっれろんぐっんぐっ」
ぱくりと彼女が一物を咥える。そのまま口淫を開始した。大量の唾液で充満した彼女の口内は温かく、とろとろとした唾液と絡みつく舌が何よりも気持ちが良い。
じゅぶじゅぶといやらしい音を立てて、それはわざとか。こちらを燃え上がらせるものだとわかっても抵抗などすることはできない。一番弱いところを咥えれれてしまえば男は何もできないのだから。
そのうえで、ふわりと玉袋を手の中で転がされる。手袋に包まれた綺麗な指で撫でて、挟んで、とんとんと刺激を与えてくる。
強すぎずされど弱すぎず、それもまた快楽の波になって脳を揺らして揺らしてピンクに染め上げていく。そんなことをされて耐えられるわけもない。
何より彼女の舌が執拗に攻め続けているのは敏感な亀頭。時折鈴口にまで侵入して優しく、されど激しく炎のようにせめてくる。
まさしく絶技。男の妙をわかりきった女の手管。ともすれば娼婦のようにいやらしいとさえ思われるが彼女はそれでいいのだ。
なにせ、その手管で女王となった兵士たちの母なのだから。だからこそ、誇れる技でもって男は快楽の沼に沈んでいく。
されど一人ではない。彼女とともにどこまでも乱れていくのだ。それはとても幸せなことなのだと脳が認識すると同時に。
「んんっ――んくんく……」
一発目の精液を吐き出した。びゅるびゅると吐き出された精液を彼女はこぼすことなく飲み干していく。寧ろ残すことこそが害悪とでも言わんばかりに強くついついて最後の一滴までも飲み干ししてしまう。
「ぷはぁ~、おいしいわ。あなたのザーメンとってもおいしいわ。じゃあ、次は――あら」
しかし、気持ち良すぎて、完全に満足したのか肉棒は萎えている。
「あらあら、もう終わり? そんなわけないわよね」
無論、終わりになどしたくない。しかし、あまりにも女王メイヴの技がすごすぎたのだ。百戦錬磨、男に乗るライダーだけあって、その技はまさしく英霊級。ただの人間を相手にすればただの一発で全ての精力を奪いつくすほど。
これもまた当然のようで、しかし、それでは火のついた女王メイヴは満足などしない。火をつけられた男もまたそれは当然。ゆえに、
「それじゃあ、こうしましょう」
あむっと自らの指を舐めていく。何をするのだろうか。期待半分、恐れ半分に席に背を預けたまま彼女の動きを見守る。もはや動くことはできず見守るだけだ。
丹念に丹念に自らの舌を舐めていく。その様はまた淫靡であり、女王というよりは淫魔のようとすら思えてしまうほど。しかし、淫魔にはありえない気品、高貴さはまさしく女王であり、感じるのは支配される悦び。
「行くわよ……えいっ!」
「ぬごぉ!?」
丹念になめられた指がオレの尻穴へと挿入される。予想以上にすんなりと入るのは丹念に彼女が指を濡らしたからだろう。
そうやって入っていく指に感じるのは異物感。吐き出そうと、押し出そうとするが、その感覚すら彼女は楽しんでいるかのように笑顔。
そのまま目的の場所を見つけたのだろう。前立腺。男にとって触れられるなどない場所に触れて、愛撫していく。ときほぐして優しく撫でて押し込んでいく。
感じるのは異物への違和から快楽へと変わり、力をなくしていたペニスが再び天を貫かんばかりに起立して見せる。
それを見届けてメイヴは尻から指を抜く。さあ、行くわよ。耐えられるかしら。そう不敵な笑みを浮かべて再びこちらにまたがる。
今度はともにつながって一つの生物へと成る。挿入する瞬間は、ドキドキとする。何度経験しても慣れない感覚。オンナと一つになる感覚の悦びが全て快楽となるのだ。
それが極上の女であったのならば、いったいどれほどの感覚になるのだろうか。口づけをされながらゆっくりと焦らすように愛液をまぶされてそして一気に彼女が腰を下ろす。
「ああ、来た。これこれ、ああ、いいわ、いい、とってもいい」
生まれ変わるかのような感覚。もはや言葉になど形容できないほどの悦びで涙すら流していた。肉壁、肉襞、粘膜はあらゆる心地よさを詰め込んだ極上。
もはやこのまま果ててもいいとすら思えるほど。事実、二発目を吐き出していたのだが、それすらも気が付かぬほどに快楽は大きく、この程度のおもらしなど余裕で飲み込んでしまう大きな器。
むしろ、女としてはいれただけで逝った男というのはどうしようもなく愛おしと思う。可愛いと思う。勇士ではないものの、それもまた事実。
それどころかここから先どうなってしまうのだろうとすら思うのだ。何故ならばオレのペニスはさらに硬さを増している。吐精してもなお先ほどとは違い、まだまだやれるのだと言っているのだ。
「なに、あまりの気持ちよさに感動でもした? でもまだまだよ。こんなもんじゃないんだから」
そうまだまだなのだ。ともに快楽の湯へと浸ろう。気持ちよく乱れて乱れて、魂が生まれ変わるかのような快楽の中で絡み合おう。それがセックスなのだ。
ゆえにメイヴが行動を開始する。腰を使い始める。呼応するように肉襞がチンコを愛撫していく。優し気に、されど徐々に強く搾りつくすように。
ぱちゅんぱちゅんと彼女が腰を打ち付ける音だけが馬車の中に響く。ぐっと引く抜いて、もう少しで結合がとけてしまうそのぎりぎりで止まって一気に子宮口へと打ち付ける。
もはや腰の一振り事にオレは逝っていたのかもしれない。だが、乱れに乱れた思考ではわからない。もはやメイヴもまた乱れていたのだから。
互いの肢体は乱れて絡みつき、互いの体液を啜り交換し続ける。硬く抱きしめ合って胸と胸を押し付け合い、舌と性器で繋がり合う。
幸福感は何よりも強く、それ以上に気持ちがいい。ぎしぎしとなる馬車の軋みとともにどぴゅりと吐き出される精液の音、流れる水音は彼女のか自分のかすらもわからずただただ交わり続ける。
「ほら、もっとよ。まだまだ足りないわ。私は女王。貴方の全部を支配するまで止まらない。抵抗してくれても良いわ。だって、その方が燃えるもの」
互いに腰を打ち付け合って、精と愛液を吐き出しあって、愛し合う。
互いに燃えて、燃え尽きるまでずっとずっと。
一晩中などと言わずにずっと、彼女に搾り取られる。
それはなんとも甘く、蜂蜜のように甘く、しっとりとした、愛の交わりなのだろうかとすら思えるほどに。
「あぁ――」
「んっ――」
互いの一線が消えるまで、繋がって愛し続けた――。
というわけで、メイヴでしたー。
次は、まあ気が向いたら書きますのでお待ちください。