※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 世界を渡る転生者   作:上平 英

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 ※今回は獣姦描写あり。お気をつけください。


第59話 新たな能力の使い道とは? ☆ 

<エイジ>

 

 

 駒王学園の体育祭が迫っていた俺たちグレモリー眷属組みは、テロの事情聴取を受け終えたあと、サーゼクスやアザゼルに事後処理を任せて人間界へと帰り、無事に誰1人欠ける事無く体育祭を終えた。

 

 ディオドラのことも終わって、二人三脚で1位とってアーシアもイッセーとの距離が縮まったようだし、めでたしめでたしだ。

 

 そういえば、事件を起こす切っ掛けとなったディオドラ・アスタロトだが、リアスたちの証言で共犯者であったシャルバ・ベルゼブブに殺されたと死亡認定された。そして、アスタロト家は信用の一切を失い、次期当主が『禍の団』に力を借りていた罪も重くて、現当主は解任。

 

 アスタロト家はしばらくの間、魔王輩出権も失ったそうだ。

 

 ちなみに現魔王のベルゼブブも責任を問われたそうだが、同時期に現ベルゼブブのところも『禍の団』関連の襲来を受けていて、そこにサーゼクスたち現魔王の3人の擁護もあって、非難の声も収まった。

 

 それとディオドラの眷属や、屋敷にいたシスターや聖女といった教会関連の女性は『禍の団』との直接的なつながりもなく、ディオドラだけが『禍の団』と通じていたと証明され、ディオドラが得ていた『禍の団』の情報を現魔王側へ提供したりしたので、たいした罪には問われなかったそうだ。現在は俺の仕事のつたいで人間界や冥界などで新たな生活をはじめている。

 

 そして、現在俺たちはというと、

 

『ふはははは! ついに貴様の最後だ! 乳龍帝よ!』

 

『何を! この乳龍帝が貴様ら闇の軍団に負けるはずがない! 行くぞ! 禁 手 化(バランス・ブレイク)

 

 兵藤家の地下一階にある大広間で鑑賞会をしていた。

 

 巨大モニターに映う観賞作品は――『乳龍帝おっぱいドラゴン』という特撮作品だ。なんでも、冥界で絶賛放送中の子供向けヒーロー番組らしい。

 

 題名から想像できると思うが、主役は乳龍帝こと兵藤一誠だ。

 

 まあ、主役と言っても、イッセー自身が役者を演じているわけじゃなく、背格好が似ている役者にCGでイッセーの顔をハメこんで加工している。

 

「……始まってすぐに冥界で大人気みたいです。特撮ヒーロー、『乳龍帝おっぱいドラゴン』」

 

「なんでも放送開始されて早々に視聴率が50%を超えたそうなんですよ」

 

 俺の膝上に黒歌と一緒に座っている小猫ちゃんが、尻尾をふりふりさせながら言う。補足事項を言ってきたノエルもそうだけど、小猫ちゃんもけっこう冥界の番組に詳しいよな。

 

 ちなみに物語のあらすじはこうだ。

 

 伝説のドラゴンと契約した若手悪魔のイッセー・グレモリーは、悪魔に敵対する邪悪な組織と戦う変身ヒーローである。

 

 おっぱいを愛し、おっぱいのために戦う男。邪悪な悪事を働く輩を倒すため、伝説のおっぱいドラゴンとなるのだ! という物語。

 

 俺もはじめて観たが結構面白い。イッセーは恥ずかしそうにしていたけどな。

 

 なお、著作権などはグレモリー家が仕切っている。聞いた話では『おっぱいドラゴン』でだいぶ稼ぎ始めたようだ。グッズも販売されたとか……。相変わらず悪魔は行動が早い。

 

 イッセーの元には、すでにおもちゃ版ブースデッド・ギアの試作品が送られてきていて、見せてもらったが、非常に出来がよく、音声も忠実に再現されていた。

 

「この番組に出てる赤龍帝の鎧は本物にそっくりだね。すごい再現率だよ」

 

 木場がうんうんとうなずきながらポップコーンを食べていた。

 

 うん、本当にそっくりだ。

 

『いくぞ、邪悪な怪人よ! とおっ! ドラゴンキィィィィィィックッ!』

 

 鎧を着た『おっぱいドラゴン』が怪人に見事な必殺技を決める。派手な爆破演出などが巻き起こっていた。

 

 そのあと、敵の新兵器の力でピンチになった主人公だが、そこへ――。

 

『情けないぞ、おっぱいドラゴン!』

 

「おっ、俺ぇええええええええええっ!?」

 

 登場したのは冥界でお馴染みの衣装を着た――俺だった! もちろん、本物じゃなく、俺と背格好の役者にCG加工で俺の顔を貼りつけたものだ。

 

「黒い捕食者の新シリーズがはじまったことを記念して、『乳龍帝おっぱいドラゴン』にもライバルキャラとしてエイジさんも出演してるんですよ」

 

 驚く俺をよそに、頬に手を当てた朱乃さんがにっこり笑顔を浮べて言った。そういや俺を題材にした番組……、本人登場する前はイケメン俳優だったけど、いまじゃ全部CG加工されちゃってるな。

 

『ブラック・プレデター!』

 

『俺のライバルはその程度なのか? おっぱいドラゴンの力はそんなものなのか!?』

 

 なにやらおっぱいドラゴンに発破をかけてる黒い捕食者(  俺  )……。おっぱいドラゴンはぷるぷると全身を震わせながら叫びをあげる。

 

『そんなはずがないだろう! 俺は乳龍帝おっぱいドラゴン! おっぱいの可能性は無限大なんだ! 俺は、俺はッ! おっぱいが大好き、乳龍帝おっぱいドラゴンなんだぁああああああああッ!!』

 

 体から赤いオーラを迸らせるおっぱいドラゴン。いきなり両手を大空へ向って掲げる。

 

『ドライグ!』

 

『おうよ!』

 

『世界中のおっぱいよ! 俺に力を貸してくれぇぇぇえええええええっ!』

 

 左腕の宝玉からドライグの相槌が聞えたかと思ったら、おっぱいドラゴンが再び叫び始め、さらに続けてナレーションが入る。

 

『おっぱいドラゴンは左腕のブースデッド・ギアに宿った伝説の龍、乳龍帝ドライグの力を借りて、世界中のおっぱいから力を集めることができるのだ!』

 

 いつのまにかドライグまでもが乳龍帝に……。いや、このナレーションの仕方だとドライグが元々乳龍帝みたいだな。ていうか、なんでナレーションの声がサーゼクス……。

 

 おっぱいドラゴンが両手を翳すシーンに、コマおくりで色んなおっぱいが映り、それに連れて合間で映ってくるおっぱいドラゴンの体を包むオーラが、どんどん高まっていく。

 

 そのオーラを両手を掲げた大空へと集めて直径30mほど大きな玉を創りだした。

 

『くらえ! これが俺の……おっぱいドラゴン玉だぁああああああああ~~~~ッ!』

 

 ドォオオオオオオンッ!

 

 おっぱいドラゴンから放たれた玉によって怪人が吹き飛ぶ。…………おっぱいドラゴン玉……。

 

『さすが俺のライバルだ』

 

 黒い捕食者はおっぱいドラゴンの活躍に満足げにつぶやいていた。怪人を滅ぼしたおっぱいドラゴンは今度は黒い捕食者のほうを睨むが、ここで新らたに役者が登場してきた。

 

『もう用はないでしょ、帰りましょう。 黒い 捕食者 (ブラック・プレデター)

 

 登場したのはドレスを着た――リアスだった。もちろん、他と同じように顔をCG加工されてる。

 

『ああ、そうだな。 滅 殺 姫 (ルイン・プリンセス)

 

 すっと身を黒い捕食者( 俺 )に身を寄せる滅殺姫(リアス)。黒い捕食者が空間を切り裂いて2人が通れるぐらいの穴を作り、そのなかへ消えていく2人の様子を見て悔しそう? におっぱいドラゴン(イッセー)はにらみ、言う。

 

『滅殺姫! おまえの至高のおっぱいは、おっぱいドラゴンの俺が絶対に突かせてもらうからな!』

 

『ふっ、このおっぱいは俺のものだ。おまえが乳龍帝おっぱいドラゴンであろうと、誰であろうと渡しはしない』

 

 何を言っているんだ、こいつらは……?

 

「ライバル側には至高のおっぱいを持つ滅殺姫っていう紅髪の女がいるんだよ。そして、乳龍帝はその至高の乳首を突きたくて、ライバルの黒い捕食者を目の仇にしててな。裏の題目では、乳龍帝から乳を守る黒い捕食者と、至高の乳をつつけるのか乳龍帝! っていうのが――」

 

 スパン! ノリノリで説明するアザゼルの頭をリアスがハリセンで叩いていた。

 

「……ちょっとアザゼル。グレイフィアに全部聞いたわよ? し、至高のおっぱいだとかいう案をグレモリーの取材チームに送ったのはあなたよね? おかげで私が、こ、こんな……」

 

 リアスは顔を真っ赤にして、怒りに耐えている様子だった。

 

「いいじゃねぇか。冥界のガキどもの多くが観てる番組に出たことで、ガキどもからの支持も得るようになって、逆におまえの人気が高まったって聞いたぜ? 別番組の黒い捕食者系のメインヒロインにも抜擢されて、いまじゃおまえも立派な有名人なんだからよ」

 

 アザゼルは叩かれた頭をさすりながら言った。

 

 そういえば、今度冥界で発売される若者向け情報誌も「黒い捕食者、神城エイジとリアス姫特集」から「皆も至高のおっぱいを手に入れよう! 黒い捕食者もおすすめ! おっぱいが美しくなる弄り方」なる記事に変わるから、近々取材させて欲しいとか聞いていたな。

 

「……もう、冥界を歩けそうにないわ」

 

 リアスはため息混じりにそうつぶやく。イッセーも複雑そうな表情を浮かべていた。

 

 俺はリアスの肩に手をおく。

 

「リアス」

 

「エイジ」

 

 振り返ったリアスに、イッセーの左腕に出現して『おっぱいドラゴン乳龍帝』の観賞会を、一緒に観ていたブースデッド・ギアを指差して言った。

 

「大丈夫です。――アレよりもマシですから」

 

「…………そうね」

 

 リアスは赤龍帝ドライグから乳龍帝ドライグへとなった落ちぶれドラゴンの現在の姿を見てうなずいた。

 

『……………………』

 

「ド、ドライグさん?」

 

 イッセーが何も反応しないドライグに呼びかけるが、反応がない。いや、反応はあったのだが、宝玉が点滅しながら光が段々薄くなるっていう縁起がわるい反応をしている。

 

 普段ではあり得ない輝きに、イッセーが血相を変えてドライグに呼びかける。

 

「ド、ドライグ!? どうしたんだ、ドライグ!」

 

『……………』

 

 ドライグから返事は返ってこない。

 

「おいおい、大丈夫か?」

 

 アザゼルがイッセーの左手を取って、ブースデット・ギアの宝玉に手を(かざ)して調べる。

 

 しばらくしてアザゼルはふぅと息を吐いた。

 

「……ヤバいな。乳龍帝ドライグと言われたのがあまりのショックだったようだ。ドライグの存在が消えかかっている」

 

 普段とはうってかわって真剣な表情。アザゼルの顔には汗が浮んでいて、焦っているようすが伺える。

 

『お……れ、は……、……じゃない。……俺は、……乳龍などでは……。俺は、伝説の……、赤龍帝……』

 

「ドライグ~~! しっかりしろ!」

 

 左手に呼びかけるイッセー。すごいよ、イッセー。伝説の赤龍帝をここまで追い詰めるなんて。

 

「先生っ! ど、どうしたら……、どうしたらいいんですかっ!?」

 

『あ、相棒……』

 

「ドライグ! しっかりするんだ、ドライグ!」

 

『……俺は……、乳龍などでは――』

 

「ああ、わかってる! わかってるよ! おまえは伝説の――」

 

 ――赤龍帝だ。とイッセーが言おうとしたとき、イッセーとドライグの熱いやりとりなどを無視して『乳龍帝おっぱいドラゴン』を観賞していたイリナが、立体映像機器を取り出した。

 

「あっ! 忘れてた! 魔王ルシファーさまとアザゼルさまからこれを預かってたんだ!」

 

「お、おい! いまそれは――」

 

 アザゼルが制止の声をあげた瞬間、イリナは機器のボタンを押した。

 

 すると――。

 

『おっぱいドラゴン! はっじっまっるよー!』

 

 そんな元気のいい声と共に、立体映像が出現した。

 

『ぐはっ!』

 

「ドライグ~!?」

 

 立体映像に映しだされた、禁手の鎧姿のイッセーがそう声を出すと――子供たちが集まってくる。

 

『おっぱい!』

 

 映像の子供たちは映しだされたイッセーの周囲でそう大きな声で言った。

 

 そして、ダンスを始めるイッセーと子供たち。軽快な音楽も流れ出した。それにともないイッセーと子供たちもさらに踊り出す。

 

 宙に文字――タイトルと歌詞が表示された。

 

 ――なんだこれは。 

 

「おっぱいドラゴンの歌」

 

 作詞・アザ☆ゼル

 

 作曲・サーゼクス・ルシファー

 

 ダンス振り付け・セラフォルー・レヴィアたん

 

 …………。

 

 ………………。

 

 なんだこれは……。

 

 ていうか、作詞作曲、振り付けと何してるんだ、こいつらは!?

 

 ピキッ!

 

『グッ、グハァアアアアッ!』

 

「ド、ドライグぅうううううう~~~!?」

 

「マズいぞ、イッセー! 宝玉にヒビが入っちまった! このままではマジでドライグが消滅しちまう! すぐにグリゴリの機関に運んで治療しねぇと!」

 

 アザゼルは急いで転移魔法陣を展開させる。この展開には誰もが呆気を取られ、リアスも慌ててアザゼルにドライグの安否を確かめた。

 

「だ、大丈夫なの?」

 

「一応ドライグがこうなるんじゃないかと思って、神器用の精神安定剤を開発してある。それよりいまはイッセー……、いや、ドライグに胸の大きな女を近づけさせるな! 容態が悪化する!」

 

「そ、そう……」

 

 どう反応していいのかいまいちわからないようだったが、リアスは素直に引き下がった。

 

「よし。行くぞ、イッセー! ドライグをしっかり励ましていろ!」

 

「はっ、はい! ドライグ、ゴメン! 本当にエロくてゴメン! おまえは立派な赤龍帝だから――」

 

 こうしてアザゼルと一緒にグリゴリへと転送されるイッセーとドライグ。この急展開に、誰もが反応できなかった。

 

 そして、2時間後――。

 

 アザゼルから通信で、イッセーはドライグにつきあって3日ほどグリゴリの病院に入院して、カウンセリングを受けることになった。

 

 ――この話をきいて俺たちは、乳龍帝関連でドライグをからかうのは自重しようと決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーがドライグ共々入院することになった日の深夜。俺はセルベリアの部屋に来ていた。

 

 最近2人っきりでしていなかったセルベリアとたっぷりセックスするためだ。

 

 セルベリアは部屋の中央辺りに敷いた鏡のような板の上で、黒いノースリーブのワンピースとスリットが深く入ったミニのタイトスカート。黒いパンティーストッキング、黒いブーツという、いつもの軍服姿のまま、鎖で両腕を背中の位置で拘束され、両足は閉じられないように、足首の位置で鉄棒を間に括りつけられて、顔と両膝だけ床につけ、お尻だけを掲げたような格好にされていた。

 

 拘束されているセルベリアはすでに発情した雌の顔になっていた。

 

「じゃ、じゃあ、はじめてください……」

 

「ああ、はじめようか」

 

 俺はセルベリアより少し離れた位置に立ち、新らたに目覚めたインキュバスの能力を使用する。

 

 ゴゴゴゴッ、ゴクゥンッ!

 

 鈍い音と共に俺の全身が変化しはじめる!

 

 顔が変形し、別の耳が頭に生え、口が裂けて牙が生え、全身が体毛に包まれる!

 

「ハアァァァ……」

 

 完全に変化を終えて息を吐く。すごいな、マジでフェンリルに(・・・・・・)なってる。

 

 前も姿形だけなら変身することはできたけど、今回のインキュバスで変化したフェンリルは、その能力や特性も全て会得していて、俺はフェンリルそのものになっていた。

 

 魔力の色が影響してフェンリルとしては異質な漆黒の毛並みだけど、それ以外は完全にフェンリルの特徴を受け継ぎ、魔王クラスの実力ぐらいだろう。

 

 そして、いまは2メートルほどに体の大きさを調整しているが、本気になれば15メートルクラスのフェンリルにもなれる。

 

「ああ、すごい……」

 

 セルベリアが嬉しそうな声を漏らす。よく半獣人スタイルで楽しんでいたけど、完全獣ははじめてだからな。

 

「はぁはぁはぁ……」

 

 荒い息が勝手に漏れてだらしなく垂れた舌から熱い唾液が床にこぼれる。

 

 本物の獣のように四本足でセルベリアに近づいていく。

 

 セルベリアの深めにスリットの入ったタイトスカートのなかに顔を突っ込んで鼻をくんくんと鳴らしながら匂いを嗅ぐ。

 

「ああ……、そんなにくんくん嗅がないでください……」

 

 セルベリアの言葉を無視し、ストッキング越しに、長くなった舌で陰毛からアナルまで関係無しにペロペロとオマンコを全体を舐め始める。

 

「はぁはぁ……、んんっ、く、うあ……」

 

 長い舌にオマンコを舐められ、セルベリアはヒザを閉じそうになるが、股の間に取り付けた鉄の棒がそれを阻む。

 

「はぁ……、はぁ……、うっ、ううっ……」

 

 セルベリアの太ももが震える。股を閉じられないもどかしさを感じているのか?

 

「が、わう」

 

 フェンリルフォームの俺は人語は話さず、犬になりきる。

 

 セルベリアの腰から足の先まで覆っているストッキングに、俺は鋭い牙を引っ掛ける。

 

 ビリッ。

 

「――っ!」

 

 ビリリィィッ。

 

 厚めのストッキングが簡単に切り裂かれる。

 

 ビリビリと股の部分を引き裂かれ、ビショビショに濡れた、厭らしいカタチをした薄いピンク色の美しいオマンコを曝される。

 

 ん~、結構使い込んだんだが、処女みたいに色素が薄いなぁ。

 

「はぁはぁはぁ。じゅぶ、ちゅぶ、ベロベロ……、はぁはぁ……」

 

 犬の荒く熱い息をオマンコにあてながら、臭いを嗅いでさらにペニスを硬くする。犬になってるせいか雌の臭いが強くて……、クラクラする。

 

「はぁはぁ……、んっ、くっ……。はぁはぁ……、エイジの……、フェンリルになったエイジが私のっ……!」

 

 丸いお尻を揺らしながら、次から次へとオマンコから愛液を滴らせるセルベリア。床に敷いている鏡にポタポタと落ちていく。

 

 ははっ、すごく興奮してるな。

 

 そういや、初めて半獣人に変身して犯したときから、獣姦系が大好きになってたもんなぁ。

 

 今回は完全獣に変身しているし、ヴァルキリーだからって犬=フェンリルをチョイスしたこともよかったみたいだ。

 

「がう!」

 

 俺は吼えてセルベリアのスカートに噛み付く。

 

「ああっ!」

 

 フェンリルに完全になりきり、セルベリアのスカートを引き千切る。

 

 これでほとんどセルベリアの下半身を隠しているものはなくなった。

 

 俺は四つんばいで拘束されているセルベリアの背に後ろからに覆いかぶさる。

 

 完全に勃起してデカい角のようになったフェンリルペニスを、セルベリアのマンスジに合わせて擦りつける。

 

「はぁはぁはぁっ」

 

「んっ……はぁっん……、これがフェンリルの……エイジのおチンポ……、はぁはぁ……、んんっ」

 

 腰を小刻みに動かし、セルベリアのオマンコにペニスを擦りつける。オマンコのスジを押し広げ、愛液を絡ませる。

 

「はぁはぁはぁっ、はぁ……っ」

 

「くっ、……じ、焦らさないでく――、あが、ああっ!?」

 

 ズズンッ!

 

 セルベリアが話している途中に腰を引いてフェンリルペニスでオマンコを貫く!

 

「ぐっ、ぐうううっ!」

 

 ほとんど不意打ち気味に、強引に、強い力で一気に奥まで挿入されたセルベリアが悲鳴を漏らした。

 

 快楽を感じているのか、それとも苦痛に苦しんでいるのか、セルベリアのことを完全に無視して、犬に――フェンリルになりきってセルベリアを犯す!

 

 パンパンパンパンと最初から激しく腰を打ちつけ、雌の体を楽しむ。

 

「あがあああっ、息が……っ! 子宮までおチンポが挿入(はい)って……、ああっ、ぐひぃっ!」

 

 セルベリアの口からよだれが飛ぶ。

 

 前へ逃げようとしているが、全身を拘束されているために、セルベリアはされるがままに犯される。

 

 ああ、すげぇ気持ちいい! フェンリルペニスは長くて人間の時のように雁首がないから、子宮口をこじ開けて、子宮を押し上げるようにピストンできるし、皮が引き寄せられて突出している部分のほとんどが敏感な亀頭状態だから、いつもよりも感じてしまう!

 

「はぁはぁ、わうっ! はぁはぁはぁ、わうぅぅっ!」

 

 犬の本能に従って激しくオマンコを突き荒らし、セルベリアに覆いかぶさった状態で息は荒げて、涎をセルベリアの頬へポタポタと落とす。

 

 悲痛な悲鳴を上げながらも快楽を味わっているセルベリアは、顔を横にずらしてペロリと唾液を舐めとった。上から口に向って唾液を落してやると、うれしそうに大きく口を開いて受け止めた。

 

「はぁっ、ああっ、すごいです! エイジさま、私はも、もうっ……!」

 

 キュギュゥゥゥっとオマンコを締めてくるセルベリア。拘束されている体をビクッビクッと跳ねさせながら絶頂に達したようだ。

 

「わうぅぅっ!」

 

 セルベリアの絶頂に合わせて俺も射精を開始する。

 

 ビュルン!

 

 灼熱に煮えたぎった精子をセルベリアの子宮に直接射精する。

 

「ひぅっ! ひっ、ひいいい……っ」

 

 セルベリアは快感を感じて体を床に押しつける。絶頂に合わせて吐き出された精液に気持ちよさそうな表情を浮けべていたが――、これからが本番だ。

 

 グルンッ。

 

「――っ!?」

 

 くるっと体勢を変えて、お尻同士をくっつける格好になる。

 

「はぁはぁ、がうっ……」

 

 ドクンッ、ドクンッ、ドグンッ!

 

「な、何、私のなかで大きく? ――あ、あぐぅぅ……!?」

 

「がううう……」

 

 フェンリルペニスの根元が、ポコッと大きくなっていき膣道から抜けないように栓をした。

 

「ああっ、そうか……これからが――」

 

 フェンリルそのものに完全に変身しているという意味に、セルベリアも気づいたようだ。最初のものは先走り汁のようなもので、これからが本番だということに――。

 

 大きくなったコブでオマンコを完全にロックしてから、ゆっくりとたまりに溜まった欲望を開放する。

 

 ビュルルルルゥウウウウウウウウ~……。

 

 人間時を水鉄砲だとすると、いまの形態はホースから出される水だ。しかも、人間時でも射精量の多い俺だから、普通では考えられないぐらい、たっぷりと煮えたぎった精液がセルベリアの子宮に注ぎ込まれる!

 

 すげえ! 射精時間が長い分、気持ちよすぎる! セルベリアに種付けしてるって、すげぇ実感する!

 

「がはっ! あ、あぃっ……、ぐ、ぐあぁああああああああ~~! 熱いぃいいいいいい~~!」

 

 尻のほうからセルベリアの気持ちよさそうな絶叫が聞えてくる!

 

 俺は腰を小刻みに揺らし、セルベリアの膣道をパンパンに膨れ、コブのようになった部分でぐりぐりと刺激させながら、ありったけの精子をセルベリアの子宮にどんどん流し込んでいった。

 

「はぁ……、はぁ……、は、はひぃぃ……。はぁはぁ……、うっ、も、もう……入らな……い、です。お腹が……」

 

 セルベリアからギブアップの声がでたが、現在の俺は本能に忠実な犬。ヘタリ堕ちるセルベリアを無視して、精液が子宮にこびりついて取れなくなるように、セルベリアの体を揺らす。

 

「はぁはぁ……、くうっ……、エイジさま……」

 

 セルベリアはすでに自分で体を支える力もないようだ。俺のフェンリルペニスで立っている状態だ。

 

 それから1時間近く経ってからやっと、セルベリアの膣道を栓していたフェンリルペニスのコブが小さくなった。もはや言葉を話せず、熱い息を吐きながら度々体をビクッビクッと痙攣させるセルベリアから、フェンリルペニスを抜いた。

 

 ズズズズッ……、ズボッ。

 

「はふぅ」

 

 自然と口から充実したため息が漏れた。まさに獣になりきってのセックスだった。

 

 後ろを振り返って見ると、栓を失い、いつもの倍近くまで大きく広げられた膣口の奥から、ドロドロと白濁した精液が漏れでてきていた。

 

「はひゅぅぅ……、はひゅぅぅ……」

 

 少し調子に乗りすぎたか? セルベリアの腹が妊婦みたいに膨れちまった。

 

 フェンリル状態のまま顔のほうへ回って見ると、鏡になっている床に映った自分の顔を見ながら幸せそうにしているセルベリアがいた。

 

 ……まあ、人間よりも強い体だし、多少の無茶も快感か。

 

「がう」

 

 拘束を牙で破壊するように外し、セルベリアが上に着ているノースリーブの襟元を口で噛んで無理矢理、上半身を起こさせる。近くのベッドを背もたれに、座らせる。

 

「……ふへ?」

 

 絶頂の余韻などで呆けているセルベリアを無視して、大きく裂けた口でセルベリアのおっぱいに喰らいつく!

 

「はぐっ、はぐっ……じゅるる……」

 

「ああっ、エイジさま……」

 

 ああ、これがやってみたかったんだよ! セルベリアの爆乳に喰らいつく! 大きな口がないとできなかった芸等だが、いまの俺なら出来る! ちなみに牙や爪には神殺し能力がありますが、いまは安全仕様で、怪我の心配などはありません。

 

 未だに身動きがとれないセルベリアの爆乳をはぐはぐと甘噛みしながら、大きく膨れた腹に前足を置いて体重をかける。膣口から夥しい量の精液が漏れでてきた。

 

 ハハハ、子宮からドバドバ精液が出できた。惚れ惚れする量だな。

 

「はふぅー、はぐっ」

 

「くあっ、む、胸が食べられて……、んっ、ひぐっ……」

 

 プルプル震えるセルベリア。

 

「エイジさまぁ……」

 

 セルベリアは片手で俺の顔に触れながら、ゆっくりとM字に股を開いた。お、なんだ? まだ欲しいのか?

 

「はぁっ……、うんっ……」

 

 セルベリアのトロトロに蕩けた顔がさらに緩む。

 

 覆いかぶさって乳を喰らっている俺の体の下から手を滑り込ませ、セルベリアはペニスを掴んだ。うっ、ほとんどズル剥けの亀頭状態だからすごく、痛気持ちいいっ!

 

「――っん」

 

 セルベリアはそのまま手でペニスをオマンコのほうへともっていく。

 

 ぐちゅりと、おびただしい量の精液で子宮内まで犯されているオマンコとペニスの先端が触れ合った。

 

「はぁはぁはぁ……」

 

 まだ、欲しいのか。自然と笑みがこぼれる。本当に野獣になった気分だ。

 

 俺は腰を進める。

 

 奥から溢れてくる精液を押し返すようにペニスをめり込ませていく。

 

「ひっ、ぐううっ!」

 

 セルベリアは悲鳴を漏らしつつもペニスからは手を離さず、挿入が終えるまで耐える。上から覗くと、セルベリアの下腹に、ペニスの形が浮かび上がっているのがよく見える。

 

 俺は爆乳から口を外してセルベリアの頭の両側に前足をつく。

 

「はっ、ぐっ、うっ、ううっ……。くっ……」

 

 腰を振って、ペニスをピストンさせて オマンコを擦り合わせる。何重にも重ねられたゴムのような狭く、ヌルヌルのオマンコを楽しみ、体の下で快楽で震えているセルベリアのエロイ姿を眼で楽しみながらピストンし続けた。

 

「はぁはぁ……、ああっ、ぐっ、うっ……! はぁっ、はぁっ……、うぐっ! ふ、ひぃっ……!」

 

 きゅっきゅうううっと絞まるオマンコ。子宮はすでに精液でいっぱいのくせに、まだ欲しがって吸いついてくる。

 

 何度も絶頂しているのか、ビクビクと体を震わせ、吼えるセルベリア。

 

「がうっ!」

 

 俺はひと吼えして、再びセルベリアの子宮目掛けて射精する。

 

 ビュッ! ビュビュッ! ビュルルルッ!

 

 玉袋に新たに生成された精液を、セルベリアの子宮に注ぎ込む。

 

「ひっ、ひゃ……! ああっ、ま、また出て……るっ! はぁはぁっ……! んぁああああああ~!」 

 

 セルベリアは俺の体を両手でしがみついて悲鳴を上げる。俺は腰を小刻みに振りながら、そんなセルベリアに射精し続けた。

 

 さてと、フェンリルフォームはあと5時間ほどで解けるから、まだまだ楽しませてもらうぞ、セルベリア。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<イッセー>

 

 

 昼休み中の駒王学園。俺はエイジに松田と元浜、それにアーシアたちと弁当を食べていた。

 

「そういや、もうすぐ修学旅行だぜ。班を決めないとな」

 

 元浜がたまご焼きをつまみながら言う。

 

 そっか、修学旅行が近かった。俺たち2年生は京都へ行く。最近……というか、ドライグのカウンセリングとかですっかり忘れてたぜ。

 

「えっと、3,4名で組むんだっけ?」

 

 俺が言うと松田がうなずく。

 

「そうそう。泊まるところが、4人部屋らしいからな。ま、俺ら3人で組むしかない。嫌われ者だからな、俺ら」

 

 言うな、ハゲよ。その辺は痛いほどわかっている。

 

 生死をかけた夏休みが明けて、多少は俺の評価が変わったようだが、基本的に俺たち3人はエロエロ男子高校生として女子に嫌われている。女子の割合が大きい学校だから、その辺、厳しい部分もあるんだよな。

 

 アーシアをはじめ、ゼノヴィア、イリナ、桐生とは仲が良いんだけどさ。こうして、一緒に弁当も食っているし。しかし、他の女子は全滅に近い。

 

「神城エイジ、とついでにエロ3人組。修学旅行のとき、うちらと組まない? 美少女4人組でウッハウハよ」

 

 メガネ女子の桐生がそう申し出してきた。厭らしい顔つきでウッハウハとか言うな! それに俺たちはついでかよ!

 

「ああ、おまえ以外美少女3人組な」

 

 うんうんうなずく松田だが、すかさず桐生に頭を叩かれる。

 

「うっさい! まあ、こいつは置いといて。兵藤、アーシアがさ。ね?」

 

「イッセーさん、ご一緒してくれますか?」

 

 ニッコリ笑顔でアーシアが訊いてくる。んもう! アーシアちゃんったら、そんな風に訊かれたら、俺、まいっちゃうなぁ!

 

「もちろん。OKに決まってるだろ!」

 

「はい!」

 

 だきっ! 弁当そっちのけで抱き合う俺とアーシア!

 

「あ、あんたら、体育際終わってからさらに仲良くなったわね……。四六時中、ラブラブ光線出しながら話しているし」

 

 メガネをくいっとあげながら桐生が言ってくる。

 

「ふふふ。俺とアーシアは一心同体! 常に共にあるのさ。な?」

 

 と、俺はアーシアに「あ~ん」してもらってウインナーを頬張った。

 

「はい。イッセーさんとずっと一緒です」

 

 そう、俺とアーシアは体育際を終えたあと、なんだか、1歩近づいた気がした。前は兄と妹って、俺は思っていてさ、兄的な意識でアーシアを守ろうとしていたんだけど……。

 

 う、うん。二人三脚のあとに、キ、キスしたあとは妙に俺もアーシアを意識しちゃって……。妹よりも身近にいる女の子として見ることが多くなったんだ。同時にさらに愛おしくなってしまった。

 

 前から愛おしかったけど、ディオドラから奪還して改めてアーシアが俺のなかでとても大事な存在なのだとわかったんだ。

 

『一生一緒にいなきゃいけない!』って、強く思えた。恋人とは違う、家族としての異性っていうのかな。それは妹とも違うんだ。

 

 お互いが死ぬそのときまで俺とアーシアは一緒にいると思う。それが何百年、何千年後かはわからないけどね。俺はアーシアを生涯大事にするよ。

 

「で、神城エイジはどうなの? もう誘われちゃった?」

 

 桐生がエイジに訊ねる。エイジは困ったような表情をした。こいつの場合俺たちと別の意味で男子に嫌われているから、まだ班は決まっていないだろう。

 

「エイジでいいよ、桐生さん。それと俺って、修学旅行は他の生徒と違う扱いで泊まる部屋も最初から1人部屋になってるんだ」

 

「へ?」

 

 エイジの言葉の意味に俺たちが呆けていると、ゼノヴィアが代わりに説明した。

 

「生徒会側からエイジを勝手に行動させると、かなりの確立で異性交遊を行なうだろうと警戒されていてな。監視しやすいように1人部屋に隔離して、班も2人組みで組んで行動するようになるそうなんだ。ちなみにそのもう1人というのは生徒会の副会長で、修学旅行中に問題を起こさないように監視としてついてくるだと」

 

「副会長って真羅椿姫先輩が!?」

 

「なんでわざわざ3年のお姉さまが!?」

 

「エイジぃいいいいっ! またおまえはぁあああああっ!」

 

 俺は泣いた。松田と元浜も血の涙を流しながらエイジに詰め寄った!

 

「まあ、落ち着けよ」

 

「これが落ち着いてられるか! おまえばっかり食いすぎなんだよ!」

 

「俺たちに全然回ってこないのも、俺たちに彼女が出来ないのも全部おまえのせいだぁああああ!」

 

「部長や、ゼノヴィア、小猫ちゃんや黒歌さんたちっていう美女や美少女たちを囲んでいるくせいに、これ以上俺たちから女を奪うつもりか~~~~!」

 

 俺の悲痛な叫びに、桐生がメガネをくいっとあげた。興味津々とゼノヴィアとイリナの間で、レイナーレお手製の弁当を食べているエイジに詰め寄り、桐生は鼻息を荒げながら訊ねた。

 

「部長ってリアス先輩のことよね!? エイジくんって、リアス先輩と同棲してるの!? いや、他にも同棲してる女がいるの!?」

 

「なにぃいいいいいい!?」

 

「ほんとうなのかそれは!?」

 

 松田と元浜が狂ったように頭を両手で押さえながら、悶え苦しんだ。

 

 それに追い討ちをかけるように、お弁当を食べていたイリナとゼノヴィアが肯定した。

 

「私もお兄ちゃんの家に住んでるよ。ゼノヴィアもだよね」

 

「ああ、朱乃先輩もな」

 

 ――っ!

 

 なん……だとぉ!?

 

「これはまったくの予想外だわ! さっすが神城エイジ! 駒王学園の綺麗どころを入れ食いしてるなんて!」

 

 興奮する桐生……。松田と元浜は――あまりのショックで気絶してる! こいつらにはこの話はあまりに酷すぎたんだ……。周りにいた男子生徒までもが血の涙を流して机に突っ伏している。

 

「クソ……、クソォォォォオオオッ、俺の人生の目標であるハーレムを量産しやがって!」

 

 桐生はメモ帳を取り出してエイジに質問をはじめた。

 

「ねえねえ! 一体どんな手段で堕としたの? エッチはもうした? 噂になってるテクニックってどんなの?」

 

 桐生の質問内容に松田と元浜、周りの男子生徒たちが立ち直れないまでも聞き耳をたてた。他の男と女の話しとか聞きたくない気もするけど、聞きたくなってしまうのは男の悲しいところだよな。

 

 かくいう俺もハーレム建造の参考までに聞きたい! 思わず殺意が湧いてしまいそうになるのを抑えて、エイジの言葉に聞き耳をたてる。

 

「で、どうなの? どんな方法で堕としているの?」

 

 キラキラとした瞳で質問する桐生に、エイジはふぅっと小さく息を吐くと、弁当箱を片付けて、手をとった。

 

「ん?」

 

 手を握られて疑問符を浮べる桐生にエイジは微笑んだ。

 

「――っ!」

 

 ――っ、なんて色気のある笑みだ! エロいことには変わりないが、俺らスケベの下品な笑みではなく、エロスな大人の男の笑顔だった!

 

「え、エイジくん?」

 

 あのエロいメガネ女こと桐生が完全にのまれちまってる!

 

「ふふっ」

 

 エイジは微笑むと桐生の指を弄り始めた!

 

 中指と薬指の間をさすりながら、やさしく開き、その間に指を入れて弄る。指同士を絡めているだけなのに卑猥だ! すごく卑猥だ!

 

「え、エイジくん……。……あっ、いや……」

 

 桐生の顔がどんどん赤くなっていき、口からもエッチな声が漏れた! 

 

 いきなりはじまった卑猥な行為に、教室内の男子生徒だけでなく女子生徒たちまでもが顔を赤らめ、エイジと桐生に引き込まれていく。

 

 桐生が悩ましく膝を擦り合わせはじめたそのとき、エイジは桐生の耳元へ顔を寄せてつぶやいた。

 

「――気になるなら試してみるかい?」

 

 昼休み中なのにしんっと静まっていた教室内に、エイジの声は響く。

 

「~~~~っ!」

 

 桐生は脳内の許容量をオーバーしてしまい、その場に崩れ落ちようとしたその時、エイジが桐生の体を受け止めてさらに追い討ちをかけた。

 

「このまま保健室に行こうか? それともトイレがいいかな?」

 

「あ、わ、わたしは――」

 

 いつもと違って乙女な桐生に誰もが呆気に取られている。

 

 エイジはSな顔で桐生の頬を撫でた。

 

「――試したいんだろう?」

 

「~~~~っ!」

 

 桐生は声にならない悲鳴を上げたあと、ガクっと倒れ落ちた。――いや、倒れ堕ちた。

 

 俺や松田、元浜や男子生徒たちも前かがみで行動不能にされた……。

 

 これが百戦錬磨のインキュバスと童貞との差か……。

 

 俺もいまは童貞野郎だが、絶対に童貞捨ててハーレム創って、ハーレム王になってやるぅううううう!

 

 あっ! そろそろドライグの薬の時間だ。精神安定剤を飲ませてやらないと。

 

 ……ゴメン、ドライグ……。でもハーレムの夢は諦められないから。

 

 ちなみに修学旅行の班は、男子は俺、松田、元浜の3名。女子はアーシア、ゼノヴィア、イリナ、桐生の4人名と、予定が合えばエイジが加わって、京都の町を巡ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後の部室にて。

 

 下校時間を間近にして、俺たちはお茶をしながら修学旅行の話をしていた。

 

 顧問のアザゼル先生は今日部室に来ていない。最近、冥界に帰って何か話し合いをしているようなんだ。トップは大変だよね。それでも学園に顔を出しているんだから、学園生活が楽しいんだろうな。

 

「そういえば2年生は修学旅行の時期だったわね」

 

 部長は優雅に紅茶を飲みながら言う。

 

「部長と朱乃さんは去年どこに行ったんですか?」

 

 俺の質問に朱乃さんが答えてくれる。

 

「私たちも京都ですわよ。部長と一緒に金閣寺、銀閣寺と名所を回ったものですわ」

 

 部長がうなずきながら続ける。

 

「そうね。けれど、意外に3泊4日でもいける場所は限られてしまうわ。あなたたちも高望みせず、詳細な時間設定を先に決めてから行動したほうがいいわよ? 日程に見学内容と時間をキチンと入れておかないと痛い目に遭うわね。バスや地下鉄での移動が主になるでしょうけど、案外移動時間も時間がかかってしまうものだわ」

 

「移動時間まで把握しておかなかったのがいけませんでしたわね。部長ったら、これも見るあれも見るとやっていたら、最後に訪れる予定だった二条城にい行く時間がなくなってしまって、駅のホームで地団駄踏んでいましたわ」

 

 朱乃さんが小さく笑って言うと、部長は頬を赤らめた。

 

「もう、それは言わない約束でしょう? 私もはしゃぎすぎたわ。日本好きの私としては憧れの京都だったから、必要以上に町並みやお土産屋さんに目が行ってしまったの」

 

 思い出を楽しそうに語る部長。よっぽど京都が楽しかったんだろうな。

 

「修学旅行で訪れるまで京都へ行かなかったんですか? 移動は魔法陣ですればいいとおもいますし」

 

 俺がそう言うと、部長は人差し指をノンノンと左右に振った。

 

「わかってないわね、イッセー。修学旅行で初めて京都に行くからいいのよ? それに移動を魔法陣でするなんて野暮なことはしないわ。憧れの古都だからこそ、自分の足で回って、空気を肌で感じたかったの」

 

 ああ、部長のお目目が爛々と輝いていらっしゃる。部長って、日本的なことになると夢中になるよなぁ。

 

 そういや、アザゼル先生も修学旅行についてくるって言っていたし。

 

 カップのお茶を飲み干したあと、部長は話題を変える。

 

「旅行もいいけれど、そろそろ学園祭の出し物について話し合わないといけないわ」

 

「あー、学園祭も近かったですね。うちの高校って、体育際、修学旅行、学園祭は間が短くて連続でおこなうからな。そう考えると俺ら2年生は大変だ」

 

 そう、学園祭は旅行のあとにある。二学期は学校行事が多いもんな。

 

 部長は朱乃さんからプリントを受け取って、テーブルの上に置いた、どうやら、オカルト研究部の出し物をそれに書いて生徒会に提出するみたいだ。

 

「だからこそ、いまのうちに学園祭について相談して、準備しておかないと。先に決めてしまえば、あなたたちが旅行に言っている間に3年生と1年生で準備できるものね。今年はメンバーが多くて助かるわ」

 

 部長の言う通りだ。修学旅行も大事だけど、学園祭もがんばらないといけない!

 

「学園祭! 楽しみです!」

 

 楽しそうなアーシア。アーシアはこういうイベント好きだもんな。

 

「うん。私もハイスクールでの催しは楽しいぞ。体育際も最高だった」

 

「私もこういうの初めてだからたのしみだわ~。良い時期に転入したよね、私! これもミカエルさまのお導きだわ!」

 

 と、ゼノヴィアは瞳を爛々と輝かせ、イリナも点に祈るポーズでそう言った。教会トリオは学園祭を心底楽しみにしているようだ。

 

「そういえば――」

 

 去年のオカルト研究部ってお化け屋敷だったでしたよね? と言おうとしたところで、さきに気になっていたことを訊ねることに変えた。

 

「生徒会副会長の真羅先輩が、エイジの監視役ってことで修学旅行についてくるって本当なんですか?」

 

「――っ」

 

 俺の一言で部長と朱乃さんの表情が変わった。エイジもさすがに気まずそうな表情を浮かべていた。ざまあみろ!

 

 部長は悩ましげに息を吐いた。

 

「生徒会側からブラックリスト入りしているエイジに監視役をつけるって話を聞いたとき、本当は私と朱乃が一緒について行って監視する予定だったんだけど……」

 

 ま、マジで!? 部長と朱乃さんという両手に華だったと!?

 

「それだと頼りにならないし、身内だと処罰が甘くなるだろうと、却下されたんですよね」

 

 却下されてよかったな!

 

「ソーナは生徒会長で学園から離れなれないから、副会長の椿姫を監視としてつけることにしたの。他の生徒会の2年生メンバーの匙君たちもすでに修学旅行で仕事があったし、旅行を楽しんで欲しい。1年生では心もとないからってね」

 

「へぇ、そうなんですかぁ……」

 

 俺はエイジのほうをにらむ。にらまれたエイジはというと、話しには参加しないと膝に座ってお菓子をつまんでいる小猫ちゃんを撫でていた。

 

 クソゥ……、マスコットの小猫ちゃんまでいつの間にか手なずけやがって!

 

 いつかぶん殴ってやるからな!

 

 俺が殺意も込めてエイジをにらんでいると、俺たちのケータイが同時に鳴った。

 

 全員、それが何を意味しているのか知っているため、顔を見合わせていた。

 

 雰囲気を変えて、真剣な声音で言う。

 

「――行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある廃工場。

 

 そこに俺たちグレモリー眷属+イリナは訪れていた。

 

 すでに日は落ちていて、空は暗くなっていた。そしてその廃工場にはいくつもの神器所持者たちが怪我を負ったり、死体だったりと倒れていた。

 

 ここ連日、俺たちグレモリーの管轄で『禍の団』の英雄派の神器所有者が現れ、俺たちに戦いを挑んできているんだ。

 

 英雄派の神器所持者に俺たちを襲わせる行動は、イリナの考察によると、禁手化させるための経験値稼ぎや実験なんかに俺たちが利用されているのだと。

 

 何十人、何百人死のうと1人が禁手に至れればいいという狂った考え方だが、いまはそんなことよりも――。

 

「グルァアアッ! エイジ! 朱乃さんとデートなんてどういうことだぁあああ!」

 

 朱乃さんとエイジが明日デートするってなんでなんだよ!

 

「いや、これは結構前から決まっていたし、おまえに言われることでもなぁ……」

 

「そんなこたぁ関係ねぇえんだよ! どうしておまえばっかり!」

 

「おまえもアーシアとデートすればいいだろ……」

 

「――なっ!?」

 

 呆れるようにつぶやく、エイジ。そ、そんなことできるわけねぇだろ!?

 

 ていうか部長はいいの!? 結構嫉妬深い人なんじゃなかったけ?

 

 俺は部長の様子を覗き込んだが、普通にいつも通り朱乃さんと談笑していた! なんだこのドライな反応は!?

 

 ま、まさか……、一緒に住んでいるだけでエイジと部長は付き合っていないとか?

 

 俺とアーシアみたいな関係とか?

 

 まさか本当に!?

 

 いや、でも……。

 

 普通、付き合っているならこの反応はないよな?

 

 …………。

 

 ……エイジとは付き合っていない……、のか?

 

 それならまだ俺にチャンスがあるんじゃ……。

 

 エイジと朱乃さんのデートよりも、俺はそちらのほうが気になった。

 




 修学旅行についてくることになっちゃった真羅先輩!

 そもそも、修学旅行といシチュエーションで、異性交遊で規格外レベルの学園の問題児を野放しにするか?

 教師を監視に? 普通の人間では無理。

 アザゼル先生は? 人格的にダメでしょ。逆に問題起こしそう。

 2年の生徒会メンバーをつける。クラスも違うし、すでに仕事がある。それにせっかくの修学旅行だ。

 匙以外は女性だし、1年生の生徒会メンバーでは頼りにならない。

 オカルト研から監視を……。別の意味で頼りにならない。

 ソーナ自らは学園の生徒会長だし無理。

 なら副会長じゃね?

 3年生が1人ついてくることになっているけど、他よりはマシだし、裏の関係者で真面目タイプだし。

 オーフィスに狙われているエイジの護衛や連絡員にもなるからね。

 という感じて真羅先輩が加わりました~。
     
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