<エイジ>
リアスと別れてサタンイエロー――グレイフィアからだされる試験に、普段よりも真面目に取り組もうとしている俺にだされた試験は、完全に俺向きの内容だったのだが、その内容に戸惑いを隠せないでいた。
戸惑う俺に、グレイフィアは特に気にした様子もなく言う。
「どうぞ、ご自由にお使いください」
「いやいやいやいや、ちょっと待ってくれよ! いくらなんでもこれは――」
「私では、不服ですか?」
「いや、そんな不機嫌になられても……」
つれてこられた場所は、妖しい証明が目立つ、大きめのダブルベッドが置かれた最小限の家具が置かれた部屋。
そして、そのベッドの上に大人っぽく薄く、面積の少ない黒のブラとガーターベルト付きのショーツを着たグレイフィアが胸を隠すように抱いていた。
「さあ、どうぞ」
ベッドで羞恥に顔を赤らめるグレイフィアとは別の場所から、同じグレイフィアの声がする。
「いや、どうぞって言われてもさぁ……」
「……やはり私の体では不服ですか?」
「そういうわけじゃないけど……」
「でしたら別に問題はないでしょう。あなたはいつも通りにインキュバスとして食らえばいいだけなんですから」
「だけど……」
後ろから聞える「早く犯せ」というグレイフィアの声の主とは違い、ベッドの上では顔を赤らめ、体を隠して股を閉じているグレイフィアがいるわけで……。
「先ほどから説明している通り、そこにいる私はアジュカ・ベルゼブブさまの協力の下、製作された私を模した人形なのですから、遠慮などは要りません」
グレイフィアはそう言い放つけど、
「いくらなんでも似すぎなんだって! 友人の妻を犯せっていうのか、おまえは!?」
髪型から、顔の作りから、体つきまで何から何まで一緒じゃねぇかよ! ホクロの位置まで一緒って怖いぞ! いや、ちょっとウエストが細くて胸や尻のカタチが……、これアジュカじゃなくて、グレイフィアが最後仕上げたのか? 何か本物よりもスタイルがいいぞ。ほんの少しだけど……。
「言葉遣いに気をつけてください。これは正式な儀式で、試験なのですから。……純血のインキュバスであるあなたに合わせて、歴代の試験内容まで変えたのですよ」
心のなかを読み取られたのか少し視線がキツくなったが、反論だけは続けさせてもらう。
「いや、歴代の試験内容を変えてもらったことについては感謝するべきなんだろうけど、相手役がおまえに似てるのは問題だろ! せめて相手を別の容姿にしてくれよ……」
俺、おまえとサーゼクスの身分と派閥違いの大恋愛を知ってるんだぞ……。知ってるし、仲も良いのに子持ちの人妻を寝取るような真似はあまりしたくない。それが友人の妻ならなおさらだ。
「まあ、私にも思うところがないわけではないですが……」
「そうだろう、だから――」
「私と人形の感覚リンクには必要だったのです」
「……は?」
感覚……、リンク?
「つまり、ベッドの上のグレイフィアとセックスすると、おまえにも伝わるってことか?」
「ええ、その通りです」
「もっとヤバいじゃないか!」
ご本人にも感覚伝えながらって、どんな特殊なプレイだよ!?
「誰がこんな試験を思いついたんだ!?」
サーゼクスか!? サーゼクスなのかっ!
「それは――奥方さまです」
「なっ!? 奥方さまって、ヴェネラナさんが!?」
リアスの母親であるあの人が!? ……いや、あの人ならやりそうだなぁ……。
「奥方さまはインキュバスを計るのには、やはり性行為が一番だとおっしゃいまして。まったくの別人を代役として立てるという手も確かにあったのですが、それでは信用が十分とも言えませんので、私の遺伝子を素にホムンクルスという、私に似せた人形を製作し、感覚だけリンクさせるという手段をとることになったのです」
「…………」
「納得いただけましたか?」
「……はい」
……もう、どうにでもなってください……。
「では始めてください。私は後方の椅子に座って終わるまで待っています。それと、この部屋に入室してから部屋の内部の時間を進める結界が発動し続けているので、時間のほうは気にしないでください」
そう言って締めくくり、椅子に腰を下ろそうとしたグレイフィアだったが、もう一度口を開くことになった。
「サタンピンク……、いえ、セラフォルー・レヴィアタンさま」
気配を消してベッドに近寄ろうとしていた戦隊服を着ているセラフォルーが動きを止めた。マスクで表情は見えないが、おそらく冷たい汗を流しているだろう。
「な、なにかな? グレイフィアちゃん」
子供が、叱られてるのが怖いといったような声音で、明らかにグレイフィアを畏れていた。グレイフィアはため息を吐いたあと、セラフォルーの腕を引いて隣の椅子に座らせた。
「いまはグレモリー家の将来が掛かった試験中なのですから、自重してください」
「うう……、久しぶりにブラたんとエッチできるチャンスなのにぃ……」
「試験が終わってからにしてください。さあ、レヴィアタンさまはこちらで見張っておきますので、あなたも開始してください」
「……わかり、ました」
◆
改めてベッドの上に恥ずかしそうに顔を赤らめ、下着姿で体を隠しているグレイフィアを模した、ホムンクルスに向き直る。
ベッドの上のグレイフィア……、もうグレイフィアでいいか。そのグレイフィアはキラキラした銀髪から髪型、スタイルと全てが本人と似ていた。
うーん、正直ここまで似ていると本当にやりにくいんだけど、スイッチが入ったら止まらなくなるんだよなぁ。さすがインキュバスというか、性欲1番になってしまうからな。
とりあえずムードをだしてスムーズに行なえるようにと、体に手を伸ばそうとすると、ビクッとグレイフィアの体が跳ねた。
「…………」
「…………」
無言で見つめ合ったあとグレイフィアが顔を逸らす。少しだけ唇を噛んで恥辱に耐えるような表情だ。……ああ、やりにくいっ!
「ど……、うぞ。…………どうぞ、犯してください……」
ベッドの上にグレイフィアが仰向けで寝転がり、体の陰部を隠していた腕をゆっくりとどかした。……ああ、眼に涙を浮ばせて、唇を噛んで視線を逸らすところまで完璧だよ。脅されて体を開く美人妻をリスペクトしてるな……。
「さあ……」
嫌々ながらもゆっくりと股から力を抜いて開いていく。
大人っぽい黒の下着にガーターベルトが映える。
うん……、うん。もう深く考えても仕方がないんだし、合格できるように全力で犯そう。
そうだ。曲がりなりにも人妻であるグレイフィアを犯せると思ってプラスに考えよう。今夜限りと割り切ろう。
……そうしないと羞恥しながらM字開脚してるグレイフィアに失礼だし。
「始めるぞ」
「……はい」
その声にはいやそうな拒絶を多少孕まれていたが、もう止めない。
服を全部脱いで、まだこちらを直視しないグレイフィアの股の間に体を入れてやさしくわき腹をなぞる。
「んっ……」
ぴくっと震えるグレイフィア。感度は良好のようだ。恥らう姿も上品で綺麗だ。
「綺麗だな」
「くっ、な、なるべく早く……済ませてください……」
「それはできない。これは試験だからな」
薄く浮き上がった肋骨をなぞり、下腹――子宮辺りを撫でたり、太ももやお尻を撫でたりと、じっくりと性感を起こしていく。
「……っ、これが感覚リンクですか……思ったよりもキツいですね……」
後方からグレイフィアのつぶやきが聞えたが、無視して続ける。
「はぁはぁ……、はぁっ、くっ、んんっ……、ほ、ほんとうに、いやらしい手つきですね」
非難するような視線だけど、頬は赤く染まり、息使いも発情している雌のそれだった。
まだ始めてから10分と経っていないのに、黒いショーツはぐっしょりだ。いくらなんでも早すぎる。やっぱり、俺の魔力には発情させる能力があるみたいだな。インキュバスという種族で、高濃度の媚薬が尻尾から滲みでることから大体の予測はついていたが、ここまで効果があるとは……。
だが、媚薬効果を持つ魔力のことは言わずに、指で軽くショーツを触りながらグレイフィアに言う。
「なんだ? まだ開始して10分も経っていないぞ。もう下着から溢れるほど濡れてるじゃないか」
「――っ! そ、それは……」
「ここまで濡れやすいとな。……溜まっていたのか?」
「そんなことは――、くっ!」
反論するグレイフィアを黙らせるように、ショーツ越しにクリトリスを指で触れる。もちろん気づかれない程度に媚薬化している魔力をまとわせた指で、だ。
「まあ、いいか。それよりもそろそろ本格的に始めよう」
「……はぁはぁ、わ、わかりました」
「息が荒いぞ、大丈夫か? さっきので軽くイッたようだし、少し休憩するか?」
「――くっ……」
「うわぁ、ブラたん、ドSスイッチ入っちゃってる。人妻グレイフィアちゃんが美味しく食べられちゃう~☆」
からかうようなセラフォルーの声が聞えたが、同じく無視して続ける。
体のラインをなぞるように触れながら訊ねる。
「どうする?」
訊ねられたグレイフィアはこちらを睨むと、覚悟を決めたか、
「……どうぞ、続けてください」
と、つぶやいた。最近本当にSが入ってきたなぁと思いながら、腕を背中に回してグレイフィアのブラジャーを外した。
「これはなかなか……」
「そ、そんなに見ないでください」
「いや、これは見ないと勿体無い」
胸を隠そうとしていた両手を押さえて胸に視線を向ける。そこには白い肌を彩るように、まるで十代のような綺麗なピンク色で、思わず吸い付きたくなるような、吸い付きやすい大き目の丸い乳輪と、ツンと勃起した乳首があった。
「ここまで綺麗な色だと、子供を産んだようには見えないな。胸のカタチも整っているし、十二分に10代で通じる美しさだ」
「そ、そんな……」
褒められ慣れてないのか、戸惑っている様子のグレイフィアに愛らしさを感じ、体を倒して胸を舐め始める。
「く、んっ……!」
いやらしく、サーゼクスがやらないような、下乳から乳首を通って首筋まで舌でなぞり、ワザと少しだけ腰を振って、ショーツ越しにペニスをオマンコに擦りつける。
「い、いや……」
鎖骨を通って首筋を舐める俺を拒絶するように首を上げて目を細めるグレイフィアだが、もう止まらない。
覆い被さり、胸同士をくっつけて体温や心臓の鼓動といった夫以外の雄の存在を感じさせながら、首筋をペロペロと舐めながら何度も軽くキスをする。
「や、やめ……」
顔を逸らすグレイフィアを逃がさないように、両手の指を恋人のように組んで、耳元に顔を寄せて囁く。
「すごく気持ちいいみたいだな、もっとして欲しいか?」
俺の囁きにキッと視線をキツくして睨んでくるが、耳を齧り、舌先で耳の穴を犯すと途端にグレイフィアは表情を緩めた。
「あ、ああ……、やめ、やめてぇ……耳がおかしく、おかしくなって……!」
「なんだ? 耳を舐められるのが好きなのか? ふふっ、いや、いやらしいことが好きなんだな」
「そんなことは、あり、ませんっ! わ、私は、グレモリー家のメイドで、ある以前に! 魔王サーゼクス・ルシファーの妻で、ミリキャスの母親なんですから!」
気丈に言い放ち、俺を睨んでくるがまったく威厳というものが感じられない。そこはホムンクルスゆえなのか重みがないな。
そんなことを考えたあと、睨んでくるグレイフィアの唇を奪った。いま舌を入れたら噛まれそうなので舌は入れないが、唇を重ね合わせて無理矢理唾液を送る。ほとんど口の端からこぼれているが、関係無しに唇に垂らして無理矢理飲み込ませる。
ゴクッ、ゴクッ……。
グレイフィアの喉が鳴る。流し込んだ唾液を飲んだようだ。
俺は唇を離して起き上がる。キッとにらんでくるグレイフィアを受け流す。
「はぁはぁ……、くっ、なんてものを飲ませるんですか……」
「そう言うわりには美味しそうに飲んでいたようだったけどな」
「……そんなことはありません」
グレイフィアはふんっとそっぽを向く。……まったく、犯し甲斐があるな。Sを飛び越えて鬼畜ルートに走ってしまいそうだ。
「そうなのか。じゃあ、今度は美味しく飲んでもらえるようにがんばらないとな」
拘束を解いた手でグレイフィアの頭を優しくなでながらつぶやく。
そして、俺は両手でグレイフィアの胸を鷲掴んだ。
「な、いきなり――」
「おお、触り心地も最高だな。やわらかいし、大きさも丁度良いし、揉みやすい」
グレイフィアの胸に指を沈ませながら揉む。これはいいな。
「くっ、はぁはぁ……、うっ、ん……」
「乳首もビンビンでかわいいな。ほら、もっと楽しませてくれ」
胸の少し手前のほうを掴み、手の平で乳首を捏ねて感触を楽しむ。グレイフィアが後ろ手にシーツを掴みながら抗議の声をあげる。
「ん、あぁっ、……はぁっ、はぁ……、はぁ……、んんっ、ひっ、人の胸を弄ばないで、ください……っ!」
顔を真っ赤にして、体を悩ましく動かしながら、快楽から逃げようとしながらも、試験ゆえに逃げられないってところか。
「ハハハ、これはまだまだほんの序の口だぞ? これからもっと弄らせてもらうんだからな」
「そ、んな!?」
お、これは後ろのグレイフィアかな? 振り向いてみると、グレイフィアが椅子に深く座って体を抱いてビクビク震えていた。
愛撫しないでも感じるって便利だな、感覚リンク。実際に触らないから味気なく感じるけど、見られながらオナニーされてるみたいで、独特の楽しさがある。
ベッドの上のグレイフィアに向き直り、一旦胸から手を離す。
「さあ、本格的に弄ろうか」
指をくねらせてグレイフィアに見せ付ける。イッセーほど下品ではないが、いやらしさを全面に出してこれから触るとアピールする。
「ヒッ……!」
グレイフィアから小さな悲鳴が漏れた。胸を隠そうとする前に掴む。
「やっ! ……あっ、あぁんっ、い、いやぁぁぁ……、はくぅ、んんぅぅ……」
グレイフィアのそんな甘い声を聞きながら、グレイフィアの快楽に犯され始めた表情を眺めながら胸に愛撫を施していく。指をいやらしく動かして下から持上げたり、手の平で潰したり、乳首を摘まんで引っ張ったり、摘まんで爪で擦ったりと思う存分に胸を楽しませてもらう。
「もっ、もう、や、やめてくださ……いっ、……お、お願い……ですから」
溜まらず胸を揉み続ける俺の手首を掴んでくるが、まるで力が入っていない。
俺は愛撫を続行し、顔をグレイフィアの胸の間に埋め、脇から手の平で胸を寄せて顔を挟み込む。
おお、これは気持ちがいいな!
「や、やめてくださいっ……! いやっ、舐めないでください! あんっ!」
「いい匂いだ。最初の匂いと違う発情した雌の匂いだな。ん、味もなかなかだ」
くんくんとワザとらしく鼻を鳴らし、胸に舌を這わせた。
俺はショーツ越しでも関係なしに腰を進めてオマンコをつつく。
うわぁ、すごく濡れてるなぁ。
「――っ! は、離れてください! あ、当たってます!」
腰をくねられて避けようとするグレイフィア。これは当ててるんだよ。
オマンコの具合といい、性感は十分刺激できたな。そろそろか。
体を起こしてグレイフィアの快楽で蕩けた顔を正面から見つめて言う。
「もうグレイフィアも我慢できないだろう。挿入するぞ」
「ま、待って! 待ってください! い、いま挿入されたら……!」
「なんだ? まだ解れてないのか?」
「なっ――、キャッ!」
「ふふっ、びしょ濡れ……、というか、大洪水だな。これではショーツの意味もないな」
おそらくいまの俺の笑顔はドSなモノなのだろう。目を大きく見開くグレイフィアを無視して両膝を抱えてマングリ返しの状態にしているのだから。
顔の前にオマンコを持ってきた俺は、ショーツに鼻を近づけ、臭いを嗅ぐ。
「や、やめて、ください!」
顔を真っ赤にして逃げようとしているグレイフィアの腰から腕を回して、両膝を掴んで拘束する。そして愛液を舌で舐めとり、つぶやく。
「さすがグレイフィア。いい匂いと味だ。いつまでも味わっていたくなる」
「赤龍帝が一番の変態だと思っていましたが、あなたも変態です!」
「ふふっ、それは酷いな。イッセーのようなド変態と一緒にしないで欲しい。俺は楽しみながらもセックスを盛上げるためにやってるんだから」
「こんなことで興奮するわけがないじゃないですか!」
「そうは言うけど、グレイフィア。キミはすっごく興奮しているみたいだけど?」
「そんなことあるわけが――!」
抗議の声をあげるグレイフィアを黙らせ、堕とすためにショーツに片手を突っ込んで愛液を絡めて見せ付ける。
「ほら、こんなにびしょ濡れじゃないか。糸まで引いて……そんなに待ちきれなかったのか?」
「くっ……」
悔しそうなグレイフィアの顔に、指からこぼれ落ちる愛液を数滴落としたあと、ショーツをずらしてオマンコを観察する。
「ふふっ、毛の処理も完璧、汚れもないようだけど。随分といやらしいカタチをしている」
「――み、見ないでください!」
「恥ずかしいのか? でも、それも気持ちいいんだよな? オマンコからも愛液がたっぷり湧き出てるし」
じゅるるっ……。
口をつけて愛液をすする。ホムンクルスだからだろう処女膜も確認し、膣口から尿道口に舌を這わせ、ドリルのように突き出した舌先を膣道に差し込んだ。
ズボズポと浅くピストンさせながら穴を広げ、愛液を啜る。
「や、いやぁっ! はうっ……」
愛撫を激しくしていくにつれて抵抗を始めたグレイフィアを押さえ、大人しくするために媚薬と化した魔力を込めながらクリトリスを唇で挟み込むが――、
「ああっ、ああぁああああああああああああああああああああッ!」
ビュッ、ビシュゥッ、ビュビュッ!
絶叫を上げ、体を痙攣させながら潮を噴かせた。……少々込めすぎたようだ。
「くっ、はぁはぁ、んんっ……はぁ……」
後方からは絶叫は聞えなかったが、グレイフィアの切羽詰ったような荒い声が聞えた。
マングリ返しを止めて、ベッドの上で仰向け状態で荒く息を吐くグレイフィアの頬に手を添えてつぶやく。
「盛大にイッたな。ふふ、グレイフィアは随分と淫乱だからやりやすいな」
いまさら媚薬効果とか言っても仕方ないし、このまま突っ走らせてもらうよ。
「はぁはぁ……、んっ、はぁ……、そ、それは……」
まだ整わない息使いでも反論しようとするグレイフィアに微笑んで止めを刺す。
「ああ、それとドMでもあったな」
「――っ!」
絶句するグレイフィアにさらに続けて言う。
「イジメれば、イジメるだけ気持ちよくなってしまうんだもんな。何度もイってしまうぐらいに」
「…………」
無言のグレイフィアだが、現在彼女の脳内では様々な感情や想いなどが駆け巡って混乱しているころだろう。
このままほっとけば立ち直るかもしれないが、俺にとっては一気に叩き込むチャンスだ。逃す理由はない。
ショーツをするすると脱がせてペニスの標準をオマンコに合わせる。
ぐじゅ……。
亀頭とオマンコが触れ合うが、グレイフィアは逃げようとしない。まだ混乱しているようだ。
「いくぞ」
「…………痛っ!」
ギチギチと処女口を亀頭が広げ始めてやっとグレイフィアは我にかえったようだ。
「ううっ、これは――! いや! それだけはやめてくだ――」
「もう止まれないよ」
逃げようとするグレイフィアに覆い被さり、腰を前へ進める。
ズズズッ。
ペニスがゆっくりとグレイフィアの膣を侵していく。
「くっ、太いぃっ、……い、いやぁぁぁっ。サー、ゼ、クス……」
グレイフィアが歯を食いしばり、涙を流しながら、ペニスをゆっくりと咥えこんでいく。
奥へ奥へと侵入し、侵していくペニスを膣肉で締めつけ、進行を阻むが、それ自体が快楽を生み出すこととなる。
覆い被さっているために見えないが、グレイフィアの処女膜からは血が流れているだろう。それを想像しながらどんどん挿入し続ける。
ペニスの3分の2が入ったところで、グレイフィアがすがるように体を抱きしめてきた。
「あっ、ぐううっ……! や、やあっ……!」
グレイフィアの口から苦しそうな声が漏れる。俺の背中に爪が食い込んでいるが、ワザとではないようだ。
こちらはやさしくグレイフィアを抱きしめる。スベスベの背中をさすりながらゆっくりと腰を進めていく。
「いや、はぁはぁ……ど、どこまで、いったいどこまで挿入するの……!?」
ん? なんだ? まだまだ挿入るぞ?
「くっ、深っ! はぁっ、ふ、深すぎる! こ、こんなの……! こんなの知らない!」
なんだ? 子宮に突っ込んだり、子宮を突き上げるセックスは未経験か? まあ、俺のは元々デカい上にインキュバスになったからサイズは自由自在で変幻自在だから、関係なくもあるんだがな。ていうか、悪魔って魔力で若いままでいたり、容姿をある程度自由に変えられたはずだからサイズ調整もいけると思うんだけど、いまはいいか。
それよりも堕とすのが先決だ。
悲鳴をあげるグレイフィアの唇を奪い、耳元で囁く。
「知らないならこれから俺が教え込んでやる! オマンコがガバガバになっても安心しろ! すぐに治しておまえの気が済むまで犯してやる!」
「そ、そんな! いやぁ! それ以上は入ってこないでぇぇぇっ!」
「ハハハハッ!」
俺は楽しそうに高笑いする。いまの俺って人妻を犯す悪役そのものだなぁ……。そもそも何のためにしてたんだっけ?
「いやぁっ! いやぁっ! あの人の以外を知りたくない! やめてぇぇぇっ!」
「ちょっ!?」
そう言うなら腰を両膝で挟んでくるなよ。驚いたじゃないか。
「ああっ、深い! 子宮に届くぅぅぅっ! いやぁぁぁっ!」
痛っ……。肩に食らい付かれた……。
ていうか、いつの間にか俺のほうが逃げられなくなったんですけど……?
両手両足口まで使ってきてるんですが?
「クソッ! ここまでくればどちらにしろ最後までやるしかないか!」
改めてグレイフィアを犯し始める! 抱きしめ、無理矢理唇を奪い、押しつけ舌を絡ませ、唾液を流し込みながら、腰を前後に動かす!
「むぅっ! ふー……っ、ふー……っ! んぐっんっ!? ふぐっ! ふー……っ!」
グレイフィアが苦しそうにしても唇は離さない! 離さずにさらに唇を押し付け、腰を動かし続ける!
すると苦しそうに、離れようとしていたのがなくなり、逆に抱きしめ合い、唇を離すころには何度も絶頂を迎え、仰向けで、両手両足からは力が抜けてベッドにだらしなく広がり、虚ろな、トロンと惚けた表情で天井を見上げ続けているグレイフィアが……。
後方でも虫の息というか、快感に脳内を犯されているグレイフィアがいるようだ。
「はぁはぁ……、はぁはぁ……、はぁはぁ……」
ベッドの上のグレイフィアがこちらを見つめてくる。これで終わりですか? と訊いているようだった。
俺はその視線にドSな笑みを浮かべ、グレイフィアをうつ伏せにしてから耳元で、
「これで終わるわけがないだろ。まだ射精しもないし、1回で終わるとも限らないんだからな」
「――っ!?」
グレイフィアの瞳に明らかな怯えが宿るが、同時にその奥底に快楽を渇望する淫乱な光が宿ったのが見えた。
仕上げをするために起き上がる。グレイフィをうつ伏せにしてヒザを立てさせ、尻を無理矢理上げさせる。土下座をしているような状態になったグレイフィアのオマンコを見つめると、まだ先ほどまで挿入されていたためか、ぽっかりと大穴が開いていた。
「さあ、今度は射精してもらえるようにがんばれよ」
グジュ、ズズズズズンッ。
「ああっ! あああぁぁぁぁっ!」
絶叫するグレイフィアを無視して腰を激しく振り始める。
「んっ、はぁはぁ……っ! ああっ、ぐうっ!」
「いいぞ、グレイフィア! もっと叫べ! もっと声を上げて楽しめ!」
パンパンパンパン。そんな肉を叩くような音を部屋に響かせながら、俺はグレイフィアの尻に腰を打ち付ける。
「はぁ、はぁ、はぁ……、んぐっ、ううっ! やあああ……」
グレイフィアの尻を両手で掴み、子宮口に何度も亀頭を打ち付ける。
「ああっ、最高に気持ちいいぞ、グレイフィア!」
「ううっ、ううう……、や、やめへぇぇぇ……、も、もうう……」
そう泣き声をあげたグレイフィアからはいつものクールな振る舞いなどは見る影もなく、ただただ子供のように涙を流して体を震わせている。
俺はグレイフィアのオマンコを味わいながら、そんなグレイフィアをさらに追い詰めるために大声でつぶやく。
「ハハハハ! なにが『やめて』だ! 自分から俺を求めて腰を振ってるくせに!」
「――っ!? そ、そんひゃ、わ、わたひっ!」
「おいおい、まさか気づいてなかったのか! ほら、感じてみせろ! 俺はいま腰を振ってないぞ!」
笑い声を上げる俺を、信じられないといった風に戸惑い、自分が自ら腰を振っていたことに気づいたグレイフィアは声を上げる。
「そ、そんにゃ……! わ、わたひっ……」
俺は腰を突き出した状態で動きを止めて、いやらしく腰を動かし続けているグレイフィアを上から見下ろす。
「ほらな。おまえは口では拒絶してるが、本心では俺が欲しいんだろう? だから今もこうして腰をふっているんだろう?」
「そっ、そんなことは……!」
気丈にもグレイフィアは声を上げて否定しようとするが、俺はグレイフィアの体に覆いかぶさり、耳元で甘く、
「素直になれよ、グレイフィア。おまえは。夫ではなく、今は俺を求めてるんだ。俺に犯してほしくて自分から腰を振ってるんだろう?」
「――っ!」
大きく瞳を見開いて体を硬直させたグレイフィアの耳元で、甘く、誘導するように、誘惑するように囁く。
「これはちゃんとした試験でもあるんだ。何も恥じることはないさ。おまえは今だけ。今だけ俺に体を委ねてくれれば、それでいいんだから」
「…………」
顔を合わせないよう、そっぽを向いているグレイフィアに語りかける。
「今は俺だけを感じてくれないか、グレイフィア」
「――っ」
俺の言葉にグレイフィアの体が少しだけ反応をみせた。俺はハッキリとしたグレイフィアの返事が返って前に、体を揺らし、ピストンを再会させ始めた。
「グレイフィア、グレイフィア……、俺を感じてくれ」
愛しい人に呼びかけるように名前を囁き、やさしくペニスでオマンコを擦る。
「んっ……、うっ、……くっ、はぁ……、はぁ……」
体の下で吐息を漏らすグレイフィア。シーツをぎゅっと掴み、夫とはまるで違う他人に犯されることに耐えている様子だが、俺は関係無しに声をかけ続ける。
「グレイフィア、気持ちいい。すごくいい。最高だ。グレイフィア」
「くっ、ううっ……」
グレイフィアのオマンコがきゅんきゅんと絞まる。手荒く扱ったあとにやさしく恋人のように求められているのが、効いているらしい。
「はぁ……、はぁ……、う、うぅん……!」
「グレイフィア、俺を感じてくれ。俺を、今だけでいいから」
「……んっ、う……」
グレイフィアの首筋に顔を埋めてキスを行なう。愛情を示すように背中に舌を這わせて汗を舐め取る。
「はぁはぁ……、ん、くぅっ……」
グレイフィアのオマンコが強く絞まる。また絶頂を迎えたようだ。
俺もグレイフィアと体を重ねるように密着する。シーツを握りしめている手に、自らの手を重ねて、射精を開始する。
「うっ、くうっ! グレイフィア、出すぞ!」
「――っ!? だっ、ダメですっ! そ、それだけは……っ! やっ、やあああっ!? なっ、なかでビクビクしてっ……!」
我に返って逃げようとするグレイフィアだが、完全に覆いかぶさられているために逃げられないし、何度も絶頂を迎えさせられたグレイフィアにはそんな力は残っていなかった。
グレイフィアはオマンコのなかで射精しようと跳ねるペニスを感じていながらも、逃げられなかった。
ビュルッ! ビュルルッ! ビュルルルルゥウウウウウ~!
ペニスから精液がグレイフィアのオマンコへと吐き出される。
「――っ!? あ、熱っ! いやっ、いやあああっ! 精液がっ! サーゼクスのじゃないのが私のなかに注がれてっ……! くっ、ううう……!」
グレイフィアの体がビクビクと跳ねる。尻を揺らし、もがくが、逃げ場などはすでにない。
俺はグレイフィアに聞えるように、うれしそうな声音で言う。
「グレイフィア。ああっ、グレイフィアのなかに俺の精子が……」
覆いかぶさった状態で、感動に打ち震えるように、精液を子宮に吐き出しながら……。
「はぁはぁ……、はぁ……、はぁ……、いや、あああ……」
悲しむような声を上げるグレイフィアを無視してうれしそうにつぶやいた。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
グレイフィアは虚ろな瞳で息を吐く。終わったと、そう絶望するかのように。サーゼクス以外の精液を子宮に受け入れてしまったと、夫と裏切ってしまったと思い、悲しんでいる様子だ。
そんなグレイフィアを俺は後ろから抱きしめる。
「グレイフィア」
愛情を込めて名前を呼んで、安心させるように抱きしめる。
抱きしめ、体に手を這わせ、首筋に顔を埋めて匂いを嗅いで、自分の匂いをグレイフィアの体に染みこませるように、グレイフィアが誰の女になったのかをわからせるように匂いを擦りつけた。
「はぁ……、はぁ……、もう……、気は、すみましたか?」
虚ろな瞳のまま、グレイフィアはそう訊ねてきた。
「気が、済んだのでしたら、離れて……、ください」
さすがというべきか、グレイフィアはそうしっかりとつぶやいた。
俺がこのまま素直に離れれば、すぐに起き上がって体を隠し、俺を殺さんばかりに睨んでくるだろうが、
「まかさ。これで終わりなはずがないだろう」
俺はさも当然のようにつぶやいた。
「――っ」
絶句するグレイフィアに、まだまだ犯したりないとオマンコのなかでペニスを硬くしながら、つぶやく。
「俺はもっとグレイフィアを感じたいからな」
「そ、そんな――」
「さあ、グレイフィア。2回目を始めようか」
驚愕で染まったグレイフィアの顔を楽しみながら、俺はグレイフィアの腰を両手で掴んで引き寄せる。
◆
「ああああっ! いやぁぁぁっ! 入ってる! 子宮に! 精液が! あぁあああああああああああっ!」
グレイフィアの子宮に1度目の射精を行い、2度、3度と回数を増やして腹が膨れるほど子宮たっぷりに射精し、グレイフィアが「もう入らない」と泣き喚くと、尻穴を指で解してアナルを犯した。
さらにアナルを犯され、精液をたっぷり流し込まれてグレイフィアが泣くと口を犯し、全てを犯しつくしたあとに浄化をかけて2順目を行ない、再び犯しつくして浄化し、3順目を迎えたころで再び愛を囁き、やさしく愛情を込めて犯していたのだが、
「はぁはぁ……、はぅんっ! もう、私も我慢の限界! 私も犯してブラたん……」
ずっと静観していた、というかオナニーをしていたセラフォルーが我慢できないと参加してきた。
仰向けに寝転がっている俺に跨らせ、グレイフィアに自分で動かせて騎乗位を楽しんでいたんだが、仕方がない。
「じゃあ、セラたん。まずはオマンコ慰めてやるよ。こっちに来てくれるか?」
「うん☆」
笑顔で返事を返すセラフォルー。
俺の意図を読み取り、指示される前に顔の上に跨った。ヒザ立ちでサタンピンクの衣装についてるスカートを両手でたくし上げて、オマンコを見せつけてくる。
「ほら、わかるでしょ? もう待ちきれないの……。グレイフィアちゃんばっかりじゃなくて、私も犯してよぉぉぉ……」
こちらは厚手のショーツというよりパンツのようだが、ぐっしょりと濡れて受け止め切れなかった愛液の雫が、顔にポタポタと落ちる。
「ああ、本当だな。すごくおいしいそうなオマンコだ」
俺は笑みを浮べる。本当に久々だな。セラたんのロリマンコ。
「ふふふ、ありがと☆ さあ、美味しく食べて」
セラフォルーは笑むと、腰を下ろして顔に跨ってくる。ぴったりと閉じたロリマンコのスジがやわらかくて気持ちがいい。
体位的に鼻先にセラフォルーのアナルが、ロリマンコが口元を塞ぐ。
鼻をヒクヒク動かしながら、舌でパンツをつつく。
「ああんっ、お尻の臭いを嗅ぎながらオマンコ舐めるなんて、ブラたんのエッチ~。もうっ、私も仕返しするんだからぁ」
「んぐっ!」
「ふふっ、ブラたんも乳首弄られるのが好きなんだよね☆ ふやけるまで私が弄ってあげるからね☆」
ちゅっ、ちゅっという音と共にセラフォルーの唇を感じる。
セラフォルーの少しザラついた、ヌルヌルとした舌が乳首を始め、いたるところに這い回る。
さらにペニスからはキュウキュウに吸いついてくるグレイフィアのオマンコの感触が伝わり、どんどん興奮していく。
「はぁはぁ、ああっ、エイジさんのがオマンコのなかでビクビクしてる! また、また熱い精液をください!」
完全に堕ちたグレイフィアが叫び、俺もそれに答えるように下から突き上げる。
ズンズンと下から突き上げて性器同士を擦れ合わせ、再び精液をグレイフィアの子宮に吐き出す。
「また射精すぞ! グレイフィア!」
ビュルッ! ビュビュウウウウウウウゥゥゥゥッ!
「はぁんっ! 熱っ!
射精後の開放感と征服感などと共に、ビクッビクッとグレイフィアの体が痙攣しているのが伝わってくる。
射精が完全に終わってもグレイフィアはオマンコからペニスを抜こうとしない。絶頂で気絶してしまったか、はたまたペニスの虜となったか。まあ、まだこれからセラたんの相手をしないといけないし、これ以上休み無しで続けるとさすがに精神が壊れてしまうだろうから一旦グレイフィアの相手は止めてベッドに寝かせておく。
「じゃあ、今度は私の番だね☆」
セラフォルーが笑顔を浮べてペニスを掴む。戦隊スーツの手袋越しだけど、セラフォルーの細くて温かい手の感触が伝わってくる。
「まずは洗わないとね☆ ――あむっ、……じゅるる。……あはぁ、エッチぃ臭いだぁ。すっごく興奮しちゃう」
「セラ、たんっ……」
じゅぼじゅぼと慣れた様子でセラフォルーがペニスを最深部まで口で咥え込む。玉袋をコロコロと指で弄りながら、唇を閉めてヌルヌルの小さな舌先で亀頭や雁首を磨いてくれる。
セラフォルー自慢のテクニックに腰砕けになりながら快感を感じていると、セラフォルーは口を股間につけたまま両手でパンツを脱いだ。
ぐっしょり濡れた白いパンツを隅に放ると、ペニスを片手で扱きながら微笑んできた。
「本当に久々……。ブラたん、お願い……、いつもみたいに思いっきり私を犯して」
「いいのか? インキュバスになって性欲が増大したいまの俺はヤバいぞ」
「もちろんだよ☆ 陵辱系鬼畜ヒロイン並みにドロドロに犯してちょうだい☆」
セラフォルーはそう言うと仰向けになり、自分で両膝を両腕で抱えてオマンコを差し出してきた。
「さあ、お願い。ブラたん」
俺はセラたんの願いを快諾して、襲いかかった。
◆
襲い掛かると決めた俺は、まずセラフォルーの戦隊スーツを脱がしにかかった。
「いやぁぁぁ☆ 襲われるぅぅぅ♪」
雰囲気を出すために叫んでいるようだけど、期待するような声音と表情が隠しきれていないし、手足もワザとバタつかせているが、バタつかせているだけだった。
俺はセラたんの逃げ場を塞ぐように覆いかぶさり、戦隊スーツの胸元を両手で掴んで乱暴に引き裂いた!
ビリビリビリッ!
そんな音を響かせながら戦隊スーツが大きく裂ける。うわ、破けやすっ!
「きゃあああああっ~~!」
セラフォルーの悲鳴が部屋に響く。予想していたよりも大きく裂けてしまった戦隊スーツから、小柄なわりに大きいセラたんの胸が飛び出してきた。
収縮性が高いスーツによって根元を締めつけられ、前へ突き出されている両乳がセラたんの呼吸に合わせてプルプルと震える。
まるでプリンだなこれは……。
「いやああっ! 見ないでぇぇぇぇっ!」
両腕で胸を隠すセラフォルー。俺はセラフォルーの両腕を払って、乱暴に両手で胸を掴む。ニギニギと乱暴に握り、乳首を指で挟めてくいっと引っ張る。
「きゃんっ!」
セラたんがあごを持上げて体をビクッと震わせる。感度もいいし、小柄でロリっ娘っぽい容姿なのに巨乳というギャップも愛らしいからすごく興奮してしまう。
乳首に食らいつき、舐めしゃぶり、吸いつきながら片方の手で開いているほうの胸を弄る。
「ああんっ! やあっ、やあぁぁ! おっぱいが食べられてるぅぅぅっ! やだぁ、やめてぇぇぇ♪」
両腕で俺の頭を胸に押しつけながらセラたんが叫ぶ。完全にノリノリの様子でトロンとした瞳で涎を垂らして喘ぎ声をあげている。
俺はセラたんの勃起してコリコリになった乳首を乳輪ごと歯で甘噛みながら、片手をセラたんの下半身に持っていく。
「そこはダメぇぇぇぇっ!」
セラたんの叫びを無視してスカートに腕を突っ込む。オマンコの形を探るように触りながら膣口を指先でつつく。
「や、やぁぁぁ……」
セラフォルーは指から逃げようと腰をくねらせる。だが俺は関係無しにオマンコに指を突っ込んだ。
「あああっ! うくっ……」
まずは指を1本入れて膣道をかき回す。じゅくじゅくといやらしく濡れていて、肉ヒダの感触が気持ちいい。
「ハハハ! 淫乱な穴だな! 1本では満足できないか!」
「やっ! やあっ! やめてぇぇぇっ!」
嫌がるセラフォルーを無視して、俺は2本、3本目と指を増やしてズボズボと前後にピストンさせながら弄り続ける。
「はぁはぁ……、ちょっ、激しっ!? はっ、激しすぎだよ! ああっ、ブラたんっ、ダ、ダメぇぇぇぇっ!」
素に戻って両手でオマンコを弄り続ける俺の腕を掴んでくるが、それでも止めない。それどころか、もっと虐めてやろうと指を曲げてヌレヌレで熱い膣道から膀胱を刺激した。
「やあっ!? ん、んんっ、で、でちゃう! でちゃうよぉぉぉ!」
ビュッ、ビュシュゥゥゥゥゥ……。
セラたんのつぶやきと共に、手首に勢いよくでる温かい液体が浴びせられる。漏らしたか。
液体が止まるまで弄り続けたあとで体を起こしてセラフォルーを見下ろす。
セラフォルーは両腕で顔を隠し、小刻みに体を震わせ、股の間に入れている俺の腕を無視して必死に閉じようとしていた。
オマンコを弄っていた指でクリトリスを押す。クリトリスを弄られ、体をビクッと反応させたセラフォルーの隙を狙って、もう片方の腕を股に差し込み、両手で無理矢理股を開かせる。
「いやぁぁぁっ! それは見ないでぇぇぇ!」
そう叫ぶセラたんを無視して顔を近づけて鼻を鳴らし、訊ねる。
「漏らすほど気持ちよかったのか?」
「……うぅ……」
セラたんはその問いに体をビクッと跳ねさせ、泣き顔を浮べた。もっとイジメたくなるような、生粋のドMが見せるような期待を奥底に孕んだ被虐的な表情だった。
俺は戦隊スーツのスカートを破き、脱がせる。
そして、セラフォルーの両膝を抱えてペニスの先端をオマンコにあてがった。
「ブラたん……」
甘く、愛らしい声音でセラたんはつぶやく。
その声を耳が捉えた瞬間――俺のなかでインキュバスの本能が覚醒した。
「おまえの望み通り、全身から俺の臭いが取れなくなるまで犯し尽くしてやるからな!」
昂ぶった理性を抑えず、一気にセラたんのロリマンコを貫く!
「ひぎぃっ! あぐぅぅっ!」
セラたんの顔が苦痛に歪むが、それさえも快感を高ぶらさせるスパイスと思ってピストンを開始した。
ジュボジュポと激しくオマンコを突き荒し、セラたんのロリマンコがくぽくぽと大きく口を開いて明らかにサイズの合っていないだろう巨大なペニスを、一生懸命に受け入れる様子を眺めながら、セラフォルーのロリで、狭いがじゅくじゅくでやわらかいオマンコの感触を味わいつくす。
「やぁんっ、はげ、激しすぎるっ! オマンコが捲れちゃうぅぅっ! も、もっとゆ、ゆっくり……! このままじゃ、壊れちゃうよぉぉぉっ!」
「安心しろセラフォルー! 壊れても完璧に治してやる! だから安心していまは俺専用の肉便器になってろ!」
ペニスを差し込んだままセラフォルーの腰を掴んで起き上がらせ、対面座位の状態に体位を変えて体を揺す。亀頭で子宮口をこじ開けるように強く擦りつけた。
送られる快楽に、セラフォルーは悲鳴をあげながら両手両足を絡めてすがりつき、快楽に支配されて堕ちかけた瞳で俺を見つめながら喘ぎ声をあげた。
「はぁはぁ……、うぐんっ!? はぁ……、あ、あああ……! し、子宮に入って……!?」
とうとう亀頭が子宮口をこじ開けた。俺は逃がさないように両腕抱きしめながら叫ぶ。
「さあ、まずは1発目だ! 直接子宮にたっぷりと子種を注いでやる!」
ビュルゥウウウウウウウウッ! ビュルッ、ビュルルッ!
言葉と共に俺は欲望を解き放つ。煮えたぎった精液が駆け上がり、セラたんの子宮内を埋め尽くした。
「ああっ、熱っ! な、なかに出てる! ブラたんの精液で種付けされちゃってるぅぅぅぅっ! はぁあああっ! だ、ダメッ! いやぁあああっ! も、もう入らないよぉぉぉぉっ!」
ビクンッ、ビクンッ!
セラたんの体が大きく跳ねるように痙攣し、すがるように体を預けてくる。
まるで小動物のように愛らしいが、俺は彼女の要望通りに突き放すようにベッドに押し倒し、ペニスを引き抜いて、うつ伏せにしてグレイフィアを犯したときのように、オマンコを後ろから刺し貫いた。
逆流しかかっていた精液が無理矢理奥へと戻される。
「あああああああああああああああんっ!」
ペニスを挿入されたセラフォルーの絶叫が部屋に響く。
「はぁはぁっ、ブラ……たん?」
セラフォルーが弱々しく後ろを向いて助けを求めるようにつぶやいてくるが、俺はドSモードを解かずに尻を掴んだ。
「さあ、第2ラウンドを始めようか、セラたん」
俺の言葉を訊いたセラたんの瞳は、すでに快楽によって支配されていた。
◆
<グレイフィア>
神城エイジがグレモリー家の次期当主であるリアスと、正式に婚約するために行なっている試験が私を予想以上に苦しめていた。
グレモリー家現当主の妻であるヴェネラナさまから提案された、インキュバスの格と力を計るため、試験官である私に似せた人形と神城エイジに性行為させて、人形と感覚リンクをさせている私が試験の採点を行なうという試験内容だったのですが、予想していたよりも感覚リンクが強く、不甲斐なくも私は、何度も犯され続ける人形から伝わる快楽に負けて試験を中止させることも出来ずに椅子の背もたれにもたれかかり、体の昂ぶりを必死に押さえることに夢中になっていました。
本当に、私はインキュバスという種族を、神城エイジの底なしの性欲を甘くみていたようです。
嫌々着ているサタンイエローのスーツのズボンのなかでは、じゅっくりと愛液や噴いてしまった潮で濡れていました。
今でさえこれなのです。おそらく感覚リンクが100%ダイレクトに伝わるものだったのなら、私自身も快楽に飲み込まれて神城エイジの上で自分から喜んで腰を振っていた人形のようになったことでしょう。
いまはその人形を休ませてセラフォルーさまを犯しているようですし、いまのうちに感覚リンクを切って、汚れてしまったサタンイエローのスーツを魔力で消し去り、新たにいつものメイド服を着替えましょう。
私は快楽で鈍くなってしまった体を叱咤して起き上がり、魔力でメイド服に着替えた。
下着も完全に新品に換えて、匂いも魔法で消したので気づかれないでしょう。
セラフォルーさまを後ろから獣のように犯されている神城エイジの性欲に不本意にも感服しながら、合格を言い渡してサーゼクスとリアスの元へ戻ろうと、神城エイジに近づいて声をかけようとすると――。
シュルルルルッ。
神城エイジのお尻から生えている大きな1本の尻尾が突然襲い掛かってきた!
「――なっ!?」
身の危険を察知して即座に逃げようとする私に、1本だった大きな尻尾が枝分かれするように分裂して体に絡みついてきた!
私は回避できずに分裂した尻尾で体を絞められる!
「な、なんのつもり――っ!?」
私が声をかけている途中でも尻尾は関係なしにメイド服の隙間から入り込んで来きた!
神城エイジは気づいていない様子でセラフォルーさまを犯し続けている。
ま、まさか――暴走!?
淫行しやすいようにベッドを中心に発情しやすくする魔法陣を敷いたのが間違いだったのでしょうか?
でも、そんなことを考えるよりも先にこの状況を早くどうにかしないと!
「――っん! ……仕方がありません!」
服の隙間から入ってきた尻尾に、胸や股のあいだといった陰部を触られた私は、彼を危険と判断して身を守るために尻尾を引き千切って逃げることに決めた。私はそのための魔力を全身に巡らせる!
ほぼ一瞬で魔力を体に巡らせた私が、尻尾を千切ろうとした瞬間――。
「――なっ!? ぶふっ!? ゴボボっ!」
口のなかに分裂した尻尾の1本が侵入してきて、喉の奥でドロリとした喉に絡みつくような液体を流し込まれた!
「ぐっ! ――っ」
私は衝動的に口内の尻尾を噛み千切ろうと歯を立てましたが、リアスから訊いていた情報に、インキュバスの尻尾から高濃度の媚薬成分が分泌されているというものがあったことを思い出し、噛み千切るのを止めて手で掴んで力づくで引き抜いた。
「はぁはぁ……、はぁはぁ……、くっ……」
いったい何を飲ませたんだと、引き抜いた尻尾を睨む。引き抜いた尻尾は先端が花のように開いていて、その中央にはホースのように穴が開いたペニスのようなものが生えていた。さらにその穴からは精液のような、白濁したドロッとした液体が漏れいている。
胃のなかに流し込まれたであろうその液体に怒りを覚え、改めて尻尾を引き千切ろうとすると――。
「いっ! くっ……、なっ! こ、これは――?」
私の体が急に熱く火照り、溜めていた魔力が霧散し、手足から力が抜けてしまった。
力が抜けて床に倒れ堕ちてしまいそうに私を体に絡みついている無数の尻尾が支え、そのまま空中に浮かせられる。
何とか手足を動かして逃げようとするが、私の体でないかのように、まるでいうことをきいてくれない! このままでは本当にマズい!
私の体に絡みつき、胸や股をいやらしく絞めたり擦ってくる尻尾に貞操の危険を感じるが、尻尾から何かを飲まされたせいで私は動けず、もはや自力で逃げる手段はなかった。
「はぁ……、はぁ……、かみ、ひろ、さま……っ、セラ、フォルー……さ、ま……」
呂律も回らなくなってきた舌で何とか神城エイジやセラフォルーさまを呼んでみたが、神城エイジは相変わらずセラフォルーを犯すので夢中で、セラフォルーさまも犯されるのに夢中で誰も気づいてくれない。
空中で股を広げるような格好にさせられた私の眼前に、体に絡みついていない尻尾が差し出された。
まるでこれから犯すぞと言わんばかりに、尻尾の先端のハート型になった部分が開いて、その奥からテラテラと何らかの体液で濡れているペ二スのようなものが現れた。
それはゆっくりとメイド服のスカードに移動した。
「や……、め……!」
拒絶の言葉を紡ごうとするが、舌がまわらない! ペニスと化した尻尾がスカートのなかへ侵入する!
ゆっくりと、探るように太ももに触れながら昇ってきてショーツ越しに先端でつつかれる。
本当に犯す気なの……!?
必死に股を閉じようとする私に、尻尾は無情にもショーツを横にどかして膣口を探すように先端でつつき始め、やがて膣口を発見した尻尾はゆっくりと押し拡げながら私を犯し始めた。
「あ……、い……あっ!」
私のなかに侵入してくる尻尾に言いようの不快感を感じる! いままで夫以外誰も受け入れたことのない場所が侵される!
細く長い尻尾は私がしらない最深部までおかまいなしに掘り進む!
侵入を拒むことも出来ずにされるがままになって、やがて最深部となる子宮口へと尻尾が到達した。
「――っ!」
さらに快感が私を襲う!
尻尾を入れられているというのに、私の体はものすごい快楽を感じてしまう!
犯された人形による感覚リンクと、胃のなかに入れられた液体が原因といえど、快楽を感じてしまうことに、不甲斐なくも不快で暗い気持ちが心を支配するが、私にはもうどうすることも出来なかった……。
「はぁ……あぁ……ひぃ……はぁはぁんっ……」
じゅぼじゅぼと私のなかでいやらしい音を響かせながら這い回る尻尾から送られる快楽に、私は抑えることも出来ずに喘ぎ声を漏らしてしまう。
尻尾はそんな私の痴態がうれしいのか、ビクビクと震えながら動きを活発にして、残りの尻尾がメイド服の胸部分に侵入してきた。
尻尾はメイド服のなかに侵入すると、ブラジャーの隙間を押しひろげるようになかへ入ってきて、
じゅちゅっ。
「――ううんっ!」
乳首に食らいついてきた!
瞬間、ものすごい快感を乳首から感じてしまう!
まるでブラシのような鋭利な細かい突起が乳輪を磨きながら、小さな口のようなものが乳首を咥え、その口からも針のような突起が生えているようで乳首を刺激し、じゅるじゅると吸い上げてきたのだ!
「――か、ああ……っ!」
オマンコで這い回る尻尾と同時に乳首を攻められた私は5分も耐えられずに盛大にイってしまう。言葉がまともに発せられないために悲鳴はあげなかったが、それが良かったのかは私には判断できなかった。
私が盛大にイッてしまってからも尻尾による淫行はまるで止めるどころか、体を縛り上げ終えた尻尾が私を囲うように花開いた。
その瞬間、私は絶望で思考を停止させた。
……それからのことはあまり思い出したくない。
宙に生贄のように掲げられた私は無数の尻尾で体を嬲られ続けたのだ。
2、3本の尻尾で一度にオマンコを穿り返され、子宮に精液のようなドロりとした体液を流し込まれた。
胸がおかしくなってしまうほどに搾られ、揉まれ、乳首を弄ばれた。
お尻の穴を舐められ、オマンコと同じく犯された。
オマンコとお尻の穴、両方に挿入されて、別々に犯された。
口のなかにも差し込まれ気持ち悪くなるほど体液を胃に流し込まれた。
まるで無数の舌と化した尻尾で首筋や脇やヘソなど全身あますことなく舐められ、体液を全身に浴びせかけられた。
…………そして、最後に、私が何よりも思い出したくないことは――。
……サーゼクスを裏切ってしまったことだ。
まるで悪魔の本能を刺激されてしまったかのように体が反応し、体に合わせるかのように心も神城エイジを求め、私は抵抗するどころか自分から求めてしまったのだ……。
尻尾の拘束からも解放されたのに、私は快楽を求めることを止められずに、セラフォルーさまを犯している神城エイジを後ろから抱きしめ、振り向きざまに唇を重ね、舌を絡め、首に抱きつき、求める言葉を耳元で囁き、そのまま抱かれてしまった……。
正面から抱き合いながら大量の精液を子宮で受け止め、壁に手をつかせられて後ろから犯され、後ろから突かれながら片足を抱え上げさせられたまま小水とも潮ともわからないものを噴いたり……。
お、お尻の穴を舐められて、そのなかにペニスを挿入されたり……と、まるでサーゼクスとするときとは違う、激しく、いやらしい、快楽を求めたセックスに夢中になってしまったのだ。
もちろん普段の私ならこんなことありえない。……おそらくこんなことになった原因はベッドの下に敷いた魔法陣や、その場で行なわれた淫行によって漂った淫靡な空気、さらに私を襲った神城エイジの体液などが原因でしょう。
そもそも私がおかしくなってしまったまえから、暴走した神城エイジはもちろん、セラフォルーさまも、人形も皆意識がはっきりせずに雄と雌の本能で交わっていた様子でした。
私が参加してからも4人のうち誰1人として正常でなく、最後は人形も含めてセラフォルーさまも犯され抜いて気絶してしまい、ある程度は満足できた神城エイジも誘われるように眠りに堕ちたことで終了し、それから4人で仲良く眠りに堕ちてから数時間後に、最初に目覚めた私が、ようやく自分の身に起きたことを思い出すように今現在状況を理解したところです。
……まったく厄介なことになったものです。これでは人形を作りだした意味もありませんし、義妹の婿とも肉体関係を持ってしまうなんて……。
……ですが幸い、現在私以外に起きている者はいない。
4人で寝ていた位置関係も、神城エイジを真ん中に、左側に人形、上にセラフォルーさま、右側に私を抱いて寝ていたので、何とかいまなら誤魔化せるかもしれません。
そうと決まれば、さっそく隠蔽工作にとりかかる! このことが露見すれば様々な関係に影響をおよぼしそうなので迷う時間はない! …………いえ、サーゼクスにバレても、相手的にあの人ならおもしろそうに笑っていそうでしょうけど、私が嫌です!
まずは体を全力で清め、身だしなみを整え、私が残したであろう痕跡を消し去る!
幸いリアスの試験と違って、この試験は映像に残さない。念のために映像記録や盗聴の類は最初から調べあげていて、先ほども念入りに調べたので100%映像や音声など記録されている心配なく、私の痕跡が多少残っても、同系の人形のものだとして誤魔化しも出来る!
メイドスキルをフル活用し、約10分で全ての隠蔽工作を終わらせた!
隠蔽工作後は何食わぬ顔で、最初に座った椅子に座って彼らが起きるのを待つ!
これで何とか誤魔化せるでしょう!
…………。
……ですが、それにしても、インキュバスの性欲は怖ろしいものでした……。
まさか私がおかしくなって、記憶を飛ばせてしまうほどよがり狂うなんて……、思ってもみませんでした。
……はぁ、結局試験は文句なしの合格でしょうけど、この試験は危険すぎて二度と行えませんね。
もう一度この試験を行うとなると……っん、く、まだ快感が忘れられないのか濡れやすくなってしまってる……。また下着を替えないと。
メイドスカートのなかに手を入れて下着を脱いでいると目に入ってしまう、ベッドで幸せそうに眠る全裸の3人組み……。
……私が犯してしまった過ちを、誰も覚えていないことを願います。
◆
<エイジ>
目覚めたらいつもの天井でもベッドでも部屋でもないことは、請け負っている悪魔の仕事の関係上珍しくもないことだったが、今回はいろいろと予想外だった……。
いや、全裸であることも、体がいろんな体液で汚れてていろんな臭いが染みついてしまっているところとか、近くに同じく全裸の女性が複数いたりすることは、別に珍しくもないんだが……、いた女性が問題だった。
腹の上、現魔王、セラフォルー・レヴィアタン。
まあ、彼女はかなり前から肉体関係にあったし、魔王と一介の悪魔でも最初から魔王クラスである俺との関係が露見しても別に大きな騒ぎにならないから、問題なし。
問題なしなんだが――俺の、左側に寝ている女性が問題だった。
現魔王、サーゼクス・ルシファーの妻である子持ちのグレイフィア。
――ああ、完全なアウトだ!
しかも……、
「すー……、すー……、エイジぃ……、好きぃ……」
寝言もアウトだ!
腹の上で胸に抱きつきながら涎を垂らしながら寝るセラたんならまだしも、グレイフィアが俺の左腕を枕にそんな寝言をつぶやきながら擦り寄ってくるのはマズいだろう!
ヤバい! これはいつになくヤバい!
どうしてこうなった!?
そもそもなんでここにいるんだ!?
俺は何をして――、
「――お目覚めですか?」
「……ん?」
グレイフィアの声? でも、グレイフィアはここに――。
セラたんと左側で眠るグレイフィアを起こさないように、少しだけ起き上がって声のしたほうへ視線を向けると、
「あれ? グレイフィア?」
「…………」
もう1人のグレイフィアがいた。姿勢正しく椅子に座っいるメイド服を着たグレイフィアがいた。
メイド服装備のグレイフィアは、何やら安心したような表情を一瞬見せて言った。
「……お忘れですか? あなたはグレモリー家の試練を受けに来たのですよ?」
「試練? ……あっ、そういえばそうだった!」
リアスと一緒にグレモリー家に代々伝わるとかいう試練というなの試験を受けに来たんだった!
「……えー……と、確かグレイフィアを元に作ったホムンクルスだったな。彼女は」
左側で眠ったままの全裸のグレイフィアに視線を移して言うと、メイド服装備のグレイフィアは肯定した。
「はい、その通りです。最後の試練として彼女と性交し、感覚をリンクさせた私があなたを図り、それで合否を決めるという試練でした」
「ああ、思い出してきた。確か、このグレイフィアとセックスして――」
…………。
そういや、試練だった! 俺完全に試練とか忘れて人妻犯してなかったか!?
頭を抱える俺をメイド服装備のグレイフィアが鋭い眼光で射抜く。
「それで、そのあとは?」
「いや、あとって言われても……えっと、セラたんが乱入してきて……」
まさか、セラたんを犯したから不合格とかないよな?
不安を感じた俺に、メイド服装備のグレイフィアはさらに続けた。
「……そのあとは?」
何やら真剣だ。食い入るような感じで、わずかだけど椅子から身を乗りだしている。
俺は思い出しながらつぶやく。
「えー……と、セラたんを犯して――あれ? 何があったんだっけ?」
霞のように記憶が所々霞ががかって飛んでる。
「覚えていないんですか?」
グレイフィアの真剣な様子に何かを感じて待ったをかける。
「いや! ちょっと待ってくれ、すぐに思いだ――」
「いいです」
「え?」
「試練は合格です」
「合格?」
「はい」
「でも――」
思い出さなくていいのか? 本当に合格したか実感がまったくないんだけど……。
「いいんです。あなたは合格。これにてグレモリー家の試練を終了します。おめでとうございます」
「…………」
まくし立てるようにグレイフィアから合格を伝えられた。発言しようにも、いまは何も訊きませんと、いつもは見せない迫力あるニッコリ笑顔を見せられてしまい言葉がでない。
そんな空気を切り替えるようにメイド服装備のグレイフィアが椅子から立ち上がり、手をパンパンと叩いた。
「さあ、セラフォルーさまもあなたも起きてください。これからサーゼクスさまとリアスさまのもとへ向わないといけないんですから」
大声ではないが耳に響く声に2人がゆっくりと目を覚ました。
「んー……、ふぁあああ……」
「んっ……」
セラフォルーが大きなあくびをしてゆっくりと目を開け、裸のグレイフィアも目を開け始めた。
「おはよ、ブラたん……」
「――っ!」
あいさつしてくるセラフォルーに同じくあいさつを交わそうとするが、それよりも先に裸のグレイフィアがショックを受けたような表情を浮かべ、後ろを向いて顔を両手で覆った。
「……グレイフィア」
「…………」
名前を呼んでみるが、小刻みに体が震えて嗚咽が聞えてくるだけだ。
彼女とセックスしたとき、自分を偽者の人形だと理解しているようすだったが、記憶は受け継いでいるようでサーゼクスの妻としての誇りを持っていたのは確かだった。
そんな彼女が夫と思っている存在を忘れて完全に堕ちてしまったんだ。
いま彼女の心のなかではいろいろな感情が彼女のなかで渦巻いていることだろう。
だが――。
「さあ、セラフォルーさまも神城さまも早く着替えてください」
オリジナルのグレイフィアにはあまり関係のないことだった。
最初からこのために用意した人形であるし、人形がショックを受けようと、それは人形が自分の真似をしているだけで、人形自身の気持ちではないのだ。
人形は感覚をリンクさせやすいように記憶と容姿を受け継いだだけで、オリジナルグレイフィアとサーゼクスのあいだにはまったくの関係ないし、どこまでいっても偽者の人形でしかない道具であり、そもそも愛情や敬意などといった感情を1個の人間と同様に感じる必要などありはしないのだ。
彼女は道具で試練が終わったいまでは用済みの存在であるが、俺にはこのまま放っておくことなどはできなかった。
いまだに嗚咽を漏らし、震えている裸のグレイフィアに視線を向けたまま、メイド服装備のオリジナルグレイフィアに訊ねる。
「なあ、グレイフィア。彼女はこのあとどうなるんだ?」
俺の問いにグレイフィアは静かに答える。
「……そうですね、元々このためだけに用意したホムンクルスですし、体内の残存魔力が尽きれば自然と機能が停止するでしょう」
「――っ」
裸のグレイフィアの肩が跳ねる。……機能停止は人形である彼女にとってすれば死の宣告だからな。
俺は裸のグレイフィアの頭を撫でながらメイド服装備のグレイフィアに訊く。
「……グレイフィア。彼女を俺が引き取ることはできないか?」
「――っ」
「引き取る?」
俺の発言に裸のグレイフィアがゆっくりと振り返り、メイド装備のグレイフィアからは怪訝そうな声で訊きかえされた。
泣き顔を浮べている裸のグレイフィアを目から指で涙を拭い取り、メイド服装備のグレイフィアに言った。
「ああ。彼女が人形でおまえの記憶を受け継いでいるだけといっても、このままは、な。……正直、情というか愛着みたいなものが湧いてしまったんだ」
「…………」
メイド服装備のグレイフィアから言葉は返ってこない。
「……グレイフィアちゃん」
黙っているグレイフィアに、話を訊きながら静観していたセラフォルーも声をかける。
それが効いたのかわからなかったが、メイド服装備のオリジナルグレイフィアは、
「……いいでしょう」
と了承してくれた。
了承したグレイフィアに誰よりも驚いた様子の、裸のグレイフィアがバッと起き上がって恐る恐る訊ねた。
「……い、いいのですか?」
裸のグレイフィアの問いにメイド服装備のグレイフィアは頭に手を当て、ため息を吐きながらうなずいた。
「……人形とはいえ、このまま機能を停止させることに私とて何も思わないわけではありませんので」
「あ、ありがとうございます」
とりあえず機能停止という死を免れた裸のグレイフィアは頭を下げた。そんな様子にメイド服装備のグレイフィアはため息を吐いて椅子から立ち上がり、ベッドに近づいてきて裸のグレイフィアに言う。
「神城エイジの所有物になる上で私の記憶は邪魔になると思いますが、それも1、2週間で消えると思うので安心しなさい」
メイド服装備のグレイフィアはさらに続けて、俺とセラフォルーも含めて説明する。
「私に似せた容姿はこれからも大きく変えられませんが、記憶のほうは元々感覚リンクをスムーズに行なうための一時的な記憶の転写でしたので。感覚リンクを切ったいま、私の記憶は少しずつ消えていくようになっているのです」
つまりグレイフィアの容姿が基準となるけど、グレイフィアとしての記憶自体は時間が経てば自然に消えるということか。
「それと、常に魔力を消費しながら稼動しているので、定期的に魔力の補充が必要になります。ですが、魔力の補充さえすれば普通の悪魔並みに稼動し続け、体の構造的にも並みの悪魔とさほど変わりませんので、治療は冥界の治療機関や回復魔術で治すこともかのです」
と、いろいろと説明してきてくれた。
裸のグレイフィアがメイド服装備のグレイフィアに改めて訊ねる
「では私は――」
何を言いたいのか察したメイド服装備のグレイフィアがうなずいて言う。
「はい、これからは神城エイジさまの所有物です。……名前も、その容姿でそのまま私の名前ではいろいろと問題があるので、そうですね……、フィア、とでも名乗りなさい」
それを訊いた裸のグレイフィアは一度うつむき、そのあと顔をあげて、
「わかりました」
と、しっかりうなずき、俺へ向ってあいさつしてきた。
「これからよろしくお願いします。エイジさま」
……彼女はグレイフィアの記憶を受け継いでいるぶん、おそらく聡いところも受け継いでいるのだろう。
彼女は自分自身が人形で、オリジナルのグレイフィアの偽者しかないことなど、全ての事情を飲み込んだような、切り替えたような表情をしていた。
俺も彼女の顔を正面から見て改めてあいさつする。
「ああ、これからよろしく、フィア」
「はい」
どこかぎこちないが彼女は笑顔で返事した。
これからの彼女にはグレイフィアに似せた人形ではなく、出来れば新しいフィアという1個の存在として生きて欲しいと俺は心の底から想った。
◆
全ての話を終えた俺たちは身だしなみを整え、浄化魔法まで使用して全ての情事のあとを消したあと、リアスとサーゼクスのもとへと向った。
部屋のなかの時間を結界で早めていたので、外では20分ほどしか時間が経っていなかったが、リアスとサーゼクスの対決はすでに終了していたようだった。
グレモリー家にとって神聖な遺跡を、ここまでボロボロにしてよかったと心配しながらも、俺たちは最初の武舞台に向う。
武舞台に向うと、戦隊スーツの頭部分を外したアジュカとファルビウムがいて、説教しているリアスと、同じく戦隊スーツの頭部分を外したサーゼクスが説教されていた。
「あ、エイジ!」
武舞台に現れた俺に気づいたリアスが胸に飛び込んできた。正面から受け止めた俺に、リアスはうれしそうに言う。
「合格したわよ!」
「俺も合格したよ」
そう言うとリアスは、安心したようなうれしそうな笑顔を浮べた。
「本当によくやった。2人とも文句なしの合格だよ」
「これで旦那さまも奥方さまもご安心されることでしょう」
抱き合う俺たちにサーゼクスとグレイフィアは共に満足げな表情でそう言った。
俺はサーゼクスに向き直り、訊ねる。
「これで俺はリアスの正式な婚約者になるのか?」
サーゼクスは笑顔でうなずく。
「その通りだよ。正式な婚姻は大学卒業後になるだろうけどね。――これからもリアスを頼むよ、エイジ」
「ああ、もちろんだ」
俺の力を持って絶対に守ってみせるよ。
「おめでとう、リアスちゃん!」
横からセラフォルーがリアスに飛びついた。……おめでとうとは言うけど、おそらくセラフォルーのなかでは、今度どんなハードプレイをするか考えているんだろうなぁ。んー、飛びつきようから若干レズでもあるし、3人で、とか考えてるのかな?
「……あー、やっと終わった」
ため息混じりでそうぼやくのはファルビウム。相変わらずの面倒くさがりのようだが、魔王業だけはちゃんとしてほしいな。
「じゃあ、サーゼクス、俺は兵藤一誠の家に向うよ。二人ともおめでとう」
アジュカはサーゼクスにそう告げたあと、俺たちにも声をかけてくる。
「ああ、こっちこそありがとう。――って、イッセーの家に行くのか?」
試験に付き合わせたことも含めて礼を言ったあとで、アジュカがサーゼクスに言ったことに気づいた。
アジュカはマッドな笑みを浮かべた。
「ああ、いま彼は神器のなかに潜って『覇龍』とは別の進化を模索しているそうなのでね。身内が迷惑をかけたぶんも含めて、神器を調べたりと協力してやろうと思っているんだ」
身内の不祥事ってのは、やっぱりディオドラか。
「キミたちにも本当に迷惑をかけた。特にアーシア・アルジェントさんには謝らないといけないからね」
「……そうか」
「じゃあ、いろいろとこのあとも仕事が残っているし、俺は行くよ。エイジの体に完全に溶け込んだという『悪魔の駒』を研究したいのやまやまだが、今度にするからそのときはよろしく」
「…………わかった。じゃあな」
アジュカは転移用の魔法陣を足元に展開させて姿を消した。
他人に体を弄られたくないが、元々『悪魔の駒』の製作者はあいつだからな。なにかないか調べてもらっていたほうがいいだろう。
「じゃあ、僕も帰って寝るよ……」
「私も仕事があるから帰るね、またね、ブラたん、リアスちゃん☆」
「ああ、またな」
ファルビウムとセラフォルーもアジュカに続いて転移魔法陣で帰った。
さて、ここに現在残っているのは俺とリアス、サーゼクスとグレイフィア、それに――。
ぎゅっ。
俺の服を掴んでいるフィアの5人だ。
フィアの存在に気づいたリアスが驚いたような表情を浮かべる。
「あら、この子は? グレイフィアに似てるわね?」
「わ、私は……フィア、です」
舌足らず、というか戸惑いながらリアスにあいさつするフィア。そう、リアスがこの子と言ったとおり、彼女はいま魔力の消費を少なくするため、似すぎている容姿をどうにかするために、10歳ぐらいの少女の姿になっていた。まあ、起動したて、生まれたてのホムンクルスゆえの完全な少女化だった。
俺の服の裾を握るフィアの姿は、貴族のお嬢さまのように純白のワンピースを着こなす少女時代のグレイフィアそのものだったのだが、いかんせん精神年齢が高いために表情がどこか硬かった。
俺の代わりにグレイフィアが説明した。
「彼女は今回の試験用にアジュカさまが製作されたホムンクルスで、このあと機能を停止させる予定だったのですが、情が移ってしまったという神城エイジさまが機能停止は止めにしてご自分で引き取る申されたのです」
「え? ホムンクルス?」
「まあ、言ってしまえば人形です」
言葉の意味がわからない様子のリアスにグレイフィアはそう説明し、俺を見て改めて続けた。
「人形なのですが、彼は人形とは思っていないようです。アジュカさまが製作したため従来のものより高性能で、魔力の供給さえ定期的に続ければ普通の悪魔と変わりないので、子供を引き取ったぐらいに考えるのもいいでしょう」
「そう……、そうね」
リアスは俺の裾を掴んだままのフィアを足元から頭のてっぺんまで観察するように見つめ、
「うん、わかったわ。――改めてよろしく、フィアちゃん。私はリアス・グレモリーよ」
と、笑顔で手を差し出してあいさつした。
「は、はい。よろしくお願いします」
フィアは戸惑う様子を見せるもののリアスの手をとって握手を交わした。リアスはそのまま手を繋ぎ横に並ぶ。
俺もフィアの片方の手をとって繋いだ。
「ふふふ、まるで親子のようだな」
サーゼクスが笑みをもらす。確かにフィアを真ん中に両サイドから手を繋ぐとそう見えるけど、フィアは精神年齢が高いからそう言われてすごく恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
正直最初は、記憶で言えばサーゼクスの妻であるフィアを心配したんだけど、サーゼクスとオリジナルグレイフィアが並び立っているのに、あまりショックを受けた様子はなかった。やはり聡いんだろう、自分のことを冷静に理解して距離を取っていた。
あまりいまはここに居ないほうがいいかと考えていると、グレイフィアが魔法陣を展開させた。
何をするのか怪訝に思っていると、俺たちの前で魔法陣から鷹とライオンが混じった魔物――グリフォンが現れた。
「私たちは魔法陣で一足先に帰るが、キミたちはこれで邸まで帰るといい」
空気を読んだのかな?
「わかった。ありがとう」
礼を言ってから乗り込む俺たちにサーゼクスが声をかけてきた。
「リアス、エイジ。最後に。パーティで発表する予定のことだが、先に報告しておこう。――サイラオーグとのゲームが決まった」
「「――ッ!?」」
サーゼクスの報告に俺とリアスは同時に驚いた。……そうか、ついに。
「開催日時は駒王学園の学園祭と同時期になりそうだ。あとのスケジュール調整はこちらでおこなうが、それだけは覚えておいてほしい」
修学旅行の次が学園祭だ。修学旅行から帰ったら、とうとうサイラオーグとのゲームか。
二学期はイベントが目白押しだな。
俺とリアスはそれを確認したあと、グリフォンに跨り、空を飛び出していった。
◆
冥界の空をグリフォンで飛ぶこと10数分ほど。
俺とリアスは気持ちいい風に当たりながら、空から地上の景色を見ていた。
そういえば一学期もこういうことがあったっけなぁ。
俺を背もたれにフィアを抱えているリアスが身を寄せてきた。
「……あのときのこと、思いだすわね」
「ああ、あのときはドラゴンだったな」
「ふふっ、とうとう本当に婚約までしちゃうなんてね」
「俺ももう婚約までするとは思わなかったな」
「あら? あなたは私と結婚する気がなかったの?」
「いや、もちろん結婚したいよ」
リアスを後ろから抱きしめる。
「ただ、この半年で本当にいろいろあったなと思ってね」
リアスは体を俺にあずけてうなずいた。
「そうね。私も半年のあいだにここまで私を取り巻く環境が変わるとは思いもしなかったわ。本当にいろいろなことも起きて大変だったけど――、私はこうしてあなたといれて幸せよ」
顔だけ後ろに向けるリアスと以前よりも自然にできるようになったキスを交わす。
「俺も幸せだよ、リアス」
「これからもずっと一緒にいてね、愛しいエイジ」
「もちろんだよ。愛しいリアス」
「………………少しは私のことも考えてイチャついてほしいものです……」
小さく愚痴をもらすフィアに悪いと思いながらも、俺とリアスは再びキスを交わした。
グレイフィアさんの株が多少下がっちまったと思うが仕方ねぇ!
いや、ほんとすみませんでしたー! otz|||