「いけ!お前達!」
フラストは引き連れていた魔物達に命令すると魔物達は一斉にふたりに襲いかかる。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
ふたりは一斉に飛び出すと魔物達を次々に蹴散らしていく。
「ふむ・・・」
その様子を見たフラストはあえて無防備な姿を晒して見せるとふたりは案の定それに飛び込み、殴りかかろうとする。
「ふっ・・・」
フラストは転移魔法を使って避ける。
「えっ!?」
「しまっ・・・!」
ふたりはどうにかしてお互いを殴ってしまわないようにと避けようとするが、体制的に無理があったのか転倒してしまう。
「わっ!」
「きゃあっ!」
転倒した拍子にミラクルがマジカルを押し倒し、ふたりは互いに見つめ合う形となった。
「っ!」
保健室でのことを思いだし、ふたりは顔が真っ赤になる。そんなことをしている場合でないとわかっていても、なぜか見つめ合わずにはいられなかった。
「ご・・・ごめん!すぐ・・・離れるね?」
ハッとなり、そう言って離れようとするミラクルの腰に魔物の触手が素早く巻き付く。
「うっ!」
「ミラクル!はっ・・・!」
突然自身の足に違和感を感じたマジカルがそちらを見るとマジカルも足に触手が絡み付いていた。そしてふたりは勢いよく高くあげられた後、その勢いのまま乱暴に地面に叩きつける。
「「きゃあぁぁぁぁ!」」
魔物は何度も何度も、ふたりがボロボロになるまで執拗に叩きつけた。
「う・・・うぅ・・・」
「くっ・・・」
ふたりは苦しそうにしながらも拘束している触手を外そうとするが上手くいかない。魔物はさらに触手を増やし、ふたりの手足を拘束する。フラストの無防備な姿を狙ったミラクル達は逆に無防備な姿を晒すこととなってしまった。フラストはにやけながら悔しそうにしているふたりに近づく。
「こ・・・今度は何するつもり!?」
マジカルはフラストを睨み付けながら叫ぶ。フラストはにやけながらマジカルの質問には答えず、呪文を詠唱する。
「ま・・・魔法?」
「どうせろくなものじゃないわ・・・気を付けて・・・」
そんな会話を交わしている間に呪文の詠唱が終わる。が、一見すると何も起こってないように見える。
「あ・・・あら・・・失敗?あなたらしくもないわね・・・」
「さて・・・それはどうかな?」
マジカルの挑発にそう返したフラストはミラクルに近づくと彼女の金髪を掴む。
「っ!?ひぎぃぃ!」
突然ミラクルの身体がビクッと跳ねて震えだす。
「ミラクル!?」
「なに?今の・・・髪を触られたはずなのに・・・あ・・・アソコを触られてるみたいに・・・」
「えぇっ!?」
マジカルは驚きを隠せなかった。