「う・・・ここは・・・」
しばらくしてミラクル達は目を覚ますと、全く見慣れない光景に戸惑いを隠せずにいた。
「何・・・ここ・・・」
「どこなの?」
「ようこそ我がアシトへ・・・とでも言っておこうか。」
ミラクル達はハッとしてすぐに声の方を向く。すると暗がりからフラストがゆっくりと歩いてくる。
「「フラスト!」」
ミラクル達は立ち上がり、構える。
「無駄な抵抗は止めておいた方がいい。何故あえてお前達を拘束しなかったのか・・・それを考えればわかることだ。」
そう言うフラストの足元には魔法陣がある。プリキュアとしてのあらゆる力を封じるための魔法がアジト全体にかかっている。
「だからって・・・!」
「はーちゃんを諦めたくない!諦めてたまるもんですか!」
ミラクル達は走りだし、フラストに殴りかかる。しかし、今の彼女達はプリキュアの姿をしているだけのただの女子中学生。フラストに容易く攻撃を受け止めてしまう。
「やれやれ・・・わざわざ忠告してやったと言うのに・・・」
フラストはふたりを弾くと魔法で風を起こす。
「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」」
風はミラクル達の衣装だけを器用に切り刻んでいく。胸は露出し、スカートは正面部分が切られてショーツを隠せなくなってしまった。
「そんな・・・!プリキュアの服が・・・!」
「くっ・・・こんな・・・恥ずかしい・・・」
わざと羞恥を煽っているのがわかってしまうのか、ふたりは心底恥ずかしそうに顔を赤らめながら胸元を隠す。
「ふっ・・・車の中やホテルであれだけ乱れていながらまだ羞恥心が残っていたとはな。」
「し・・・失礼ね!」
そう言いながらマジカルは必死に打開策を考えるが何も思い浮かばない。
「はーちゃんを返して!お願い!」
ミラクルは必死にフラストに懇願する。
「そんなことが言える立場か?お前達の命は今、俺の手の中にあると言っても過言ではない。」
「くっ・・・」
プリキュアとしての力が封じられている上に出入口は魔物達に封鎖されている。逃げ場の無い、まさに絶体絶命の状況である。
「さて・・・ここで貴様らをねじ伏せるのは簡単だ。だが、それではあまりにも面白くない。貴様らにもチャンスをやろう。」
「チャンス・・・?」
ミラクルが首を傾げる。
「そうだ。俺と俺の分身と勝負をしてもらう。セックス勝負をな。」
「な・・・っ!」
マジカルは絶句する。
「ルールは簡単だ。お前達が絶頂する前に俺達が射精したらお前達の勝ち、逆にお前達が先に絶頂したらお前達の負けだ。どうだ、簡単だろ?」
「何を言って・・・!」
マジカルは勝負を断ろうとしたがミラクルに止められる。
「マジカル・・・悔しいけど・・・今の私達じゃ・・・戦いでフラストに勝つことは出来ない・・・はーちゃんを取り戻すために・・・少しでも勝てる可能性のある方を取ろう?」
「ミラクル・・・」
ミラクルがやむを得ず選択したと感じるとマジカルは何も言えなくなった。
「決まったか?」
「その勝負・・・受けてたつわ!」