導入
プリキュアの初めての敗北と陵辱の翌日。フラストは今日もアジトでヨクバールの出現を待って出撃する。無論、今回も大群を引き連れている。
フラストが現場についた頃には昨日と同じ衣装を纏ったプリキュアのふたりがヨクバールに止めを刺した後だった。
「ちっ!オボエテーロ!」
青のような黒のような肌の女幹部が舌打ちしながら撤退する。破壊された場所も戻っていく。ここまではいつも通りなのだが、違うのはふたりの表情だ。ふたりはヨクバールと戦っている時の険しく真剣な表情を崩さない。
「いつもならここでとっくに笑顔のひとつでも浮かべてるとこなんだろうが。それだけ昨日のことが響いているわけか・・・くく・・・」
上空からほくそ笑みながら様子を見るフラスト。幹部が去ったのを見送ったふたりは表情を変えずにキョロキョロと辺りを見渡す。
「俺を捜しているんだろうな。可愛い奴らめ。心配しなくてもちゃんと可愛がってやるさ。」
そんな風に思っていないというのは百も承知ではあるが、とりあえずそう思っていると解釈しつつフラストはふたりの背後に降りる。
「お嬢さん方、そんなに忙しなくキョロキョロして・・・私をお捜しかな?」
わざとおどけてみせながら声をかける。ふたりはすぐさま振り返る。
「あなたは!」
「やっぱり来たわね!」
ふたりの表情がさらに険しくなり、瞳が揺れる。昨日、フラストに陵辱された時のことを思い出したのだろう。
「今日も楽しませてもらいに来たぞ。」
フラストが合図すると魔物達が展開され、戦闘体制になる。
「ふざけないで!」
マジカルが構える。
「私達は・・・絶対に負けない!」
ミラクルも構え、ふたりは同時に魔物の大群に向かっていく。
戦いが始まってからある程度時間がたった。
「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」」
止めの一撃をくらい、ボロボロになったふたりが地面に倒れる。
「やはり威勢だけか。大したことないな。」
「うぅ・・・まだ・・・」
「やられる・・・わけには・・・」
ふたりは立ち上がろうとするが蓄積されたダメージが身体を重くし、動くことすら出来なかった。
「さて、宣言通り楽しませてもらうぞ。キュアミラクル。」
「えっ?あぁっ!」
突然、ミラクルの身体に触手が絡み付く。フラストが展開させていた転移用の魔法陣から現れたそれはミラクルを魔法陣に引きずり込もうとしていた。
「ミラクル!」
マジカルは手を伸ばした・・・つもりであったが実際手は全く動いてなかった。ミラクルは抵抗もままならずそのまま連れていかれてしまう。
「お前はそこで待っているがいい。心配せずともいずれ相手してやる。」
そう言い残し、フラストは魔物達と共に魔法で転移する。
「待ちなさい!ミラクル!ミラクルー!」
マジカルは必死に叫ぶが身体は動かない。目には悔し涙が浮かんでいた。