フラストはその日、空中で考え事をしていた。
「いつも通り痛め付けるのも悪くは無いが・・・たまには趣向を変えてみたいものだが・・・ふむ・・・」
考えながら視線を落とす。下ではルビースタイルのミラクルとマジカルがフラストを捜していた。
「どこなの?」
「早く出てきなさい!」
フラストは高度を維持したまま様子を見る。と、彼は突然にやける。
「こういうのも悪くないな。」
視線の先にはモフルンがいた。プリキュアふたりを手伝い、一緒にフラストを捜している。
「そうと決まれば善は急げだ。」
フラストはその場で呪文を唱える。すると、穴が開いて触手が現れ、背後から素早くミラクルとモフルンを拘束する。
「うっ!あぁっ!」
「モフ!?」
「ミラクル!モフルン!」
触手はその勢いのままミラクル達を引きずり込む。不意を突かれ、完全に出遅れたマジカルは触手に僅かに触れる事しか出来ず、触手はそのまま逃げてしまった。
「くっ・・・!やられた・・・早く捜さないとミラクルが!」
マジカルは走りだし、必死に捜し始める。手掛かりは全くなかったが、そんなことを気にする余裕がなかった。
「んっ・・・」
引きずり込まれてる間に気絶していたミラクルが目を覚ます。彼女がいたのは少し広い全面ガラス張りの部屋だった。部屋はフラストが予め防音魔法をかけている。突然現れた部屋とミラクルに驚き、通行人が足を止める。
「なに?これ・・・どうなって・・・」
ミラクルは戸惑いながらもどうにか脱出を試みるが、部屋に出入口はなく、ガラスには傷ひとつ付かない。
「ふむ・・・ギャラリーも程よく集まったな。」
ミラクルの背後に現れるフラスト。ミラクルが振り返ると彼の手の中に気絶したモフルンがいた。
「モフルン!モフルンを返してよ!」
ミラクルはモフルンを取り返そうと攻撃するが軽くあしらわれ、フラストの足払いで転んでしまう。
「うわっ!」
因みにフラストは不可視の魔法を使っているため、端からみればミラクルが1人で突然暴れだし、転んでるようにしか見えなかった。
「こいつをどうするかはお前の態度次第だ。お前が俺の言うことを聞いたら返してやろう。」
「そんな・・・!」
ミラクルはその場に座り込む。モフルンはミラクルにとって小さい頃からずっと一緒だった大切な存在。見捨てられる訳が無かった。
「どう・・・すれば・・・モフルンを返してくれるの?」
ミラクルは覚悟を決めて訪ねる。
「ここでオナニーしろ。」
「オナニー・・・?」
ミラクルは首をかしげる。
「なんだ知らんのか。自分で胸を揉んだりオマンコを弄れと言っている。」
ミラクルは驚いて周りを見渡した。周りには興味津々な様子の通行人達の姿があった。それらにオナニーを見せつけろと要求したのだ。
「えっ!?そんな!そんなの出来ない!」
「出来ないならいい。こいつが消し炭になるだけだ。」
フラストは魔法で作った炎をモフルンに近づける。
「待って!止めて!わかった!言う通りにするからモフルンにだけは止めて!」
ミラクルは慌てて制止する。フラストは炎を消した。
「なら早速始めろ。」
「は・・・はい・・・」
ミラクルに拒否権など無かった。