みらい達が学校に着き、授業を受けている頃、リーアがバッティと連絡を取り合っていた。
「こちらのやるべきことはやった。後はあんたの仕事だよ。手筈通りにしっかりやりなさい。」
「分かっていますとも。あなたの言うことが本当なら、今回は確実にプリキュアに勝てると・・・」
リーアとバッティはお互い不敵な笑みを浮かべる。
「さすがにエメラルドとやらまでは面倒見切れないけどね。」
「充分です!一番の障害さえ無くなればゆっくりエメラルドを探せると言うもの!」
ふとバッティは何かを思い出したようで言葉を続ける。
「そうそう、あなたにもうひとつお願いがあります。」
「お願い?まさかやっぱりエメラルド探し手伝ってくれとかじゃないだろうね・・・」
リーアが怪訝そうな表情を浮かべるが、構わずバッティは続ける。
「プリキュアからリンクルスマホンを奪い、こちらに引き渡して欲しいのです。」
そういってバッティは魔法でリンクルスマホンの画像を見せる。
「へぇ~。なんでまた?」
「我らが主、ドクロクシー様が欲しておられるのです。私は何としてもリンクルスマホンを持ち帰らなくてはならないのですが、プリキュア共のガードが固くてですね・・・」
それを聞いたリーアはにやけた。余程大切なものなのだと判断し、奪えば自分好みの表情を浮かべてくれると思ったからだ。
「いいよ。リンクルスマホンとやらを奪ってくればいいんだね?」
「おぉ!やってくれますか!ではよろしくお願いします。」
バッティは通信を切る。リーアは準備をしようと外に出た所でフラストを見つけて目の色を変える。
「は~い!フラスト!あなたの愛しのリーアが来たわよ~!」
フラストに抱きつこうと飛びかかるリーアだが、フラストはそれよりも早く短距離を転移しリーアを避ける。
「またお前か・・・失せろ。お前に構っている暇はない。」
フラストはため息をついてリーアを邪見にあしらう。
「忙しいの?どうして?性奴隷の娘がいなくなったから?」
「何?」
フラストはその言葉で確信した。リーアは間違いなく事件のことについて何か知っていると。
「あの娘達のことなら諦めなさい。2度と会えやしないからさ。あはははは!」
「貴様・・・!」
フラストはリーアを睨み付ける。リーアは転移魔法の準備をする。
「いい?フラスト。私はあなたの唯一無二の女なの。いくらあなたでも我が儘は許さないわよ。」
「貴様がそれを言うか!」
フラストは逃がさないと言わんばかりに走りだし、右手を突きだして魔法の炎を放つが、炎が当たる直前にリーアは転移してしまう。
「安心しなさいフラスト。あんたが他の女なんか見なくて良いように、私が全部駆除してあげる。あはははは!」
空中にリーアの声が響き渡る。フラストは悔しそうに舌打ちし、直ぐ様魔法でリーアを捜し始める。