放課後、みらいとリコは揃ってため息をついていた。というのも、リーアに植え付けられた刻印虫のせいで身体が熱くなってしまい、授業にまったく集中出来なかった上、不審に思った担任やクラスメイトを誤魔化すのに精一杯で疲れきっていた。無論、刻印虫の仕業だという事をふたりは知らない。
「はぁ・・・どうしちゃったんだろ・・・私・・・」
「ホントにね・・・私もよ・・・早く帰りましょう・・・」
明らかに元気の無いふたりをモフルンは心配そうな表情で見つめる。
一方、バッティは近くの木からふたりの様子を見ていた。
「ふふふ・・・逃がしませんよプリキュア・・・今日こそ勝たせていただきます・・・」
バッティは不敵な笑みを浮かべながら意気揚々と魔法の準備を整える。
「魔法!入りました!いでよ!ヨクバール!」
バッティは近くにある植物を使ってヨクバールを召喚する。
「ヨクバール!」
ヨクバールはそのままふたりの前に立ち塞がる。
「ヨクバール!?」
「こんなときに・・・」
それでも戦わなければと思ったふたりはモフルンの手を握り、顔を合わせて唱える。
「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!」」
ダイヤのリンクルストーンがモフルンにセットされ、ふたりは変身する。
「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」
「ふたりの魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!」」
ふたりは真剣な表情でヨクバールと対峙するが、その体内、子宮の中では刻印虫がその性質を切り替えていた。
「ふふふ・・・プリキュア・・・今日こそあなた方は敗北するのです!」
リーアを完全に信じているわけでは無いものの、バッティはある程度勝利を確信していた。自分さえ油断しなければ・・・といったところだろう。
「行きなさい!ヨクバール!」
ヨクバールは蔓を伸ばして攻撃する。ふたりはそれを避ける。
「はあぁぁ!」
ミラクルは殴りかかるが蔓で防がれ、別の蔓がミラクルに襲いかかる。
「きゃあぁぁぁ!」
蔓に叩かれてミラクルは悲鳴をあげながら吹き飛ぶ。
「ミラクル!きゃあぁぁぁ!」
ミラクルに気をとられたマジカルにも容赦なく蔓が襲いかかる。マジカルは防ぐことも出来ず吹き飛ばされる。
そして、ふたりが立ち上がろうとしたところでふたりの身体に異変が起きていた。
「身体が・・・熱い?」
「ど・・・どうして・・・」
物理ダメージを受けたはずの二人だったが、まるでエッチな事をされているかのように身体が熱くなっていたのだ。
「今です!ヨクバール!」
奇妙な感覚に戸惑うふたりに隙を見出だしたバッティが命じ、ヨクバールがさらに追撃する。
「「うわあぁぁぁぁ!」」
「ミラクル!マジカル!」
再び攻撃を受けて倒れるふたり。攻撃を受ける度に身体を快楽の波が襲いかかってくる。
「ど・・・どう・・・して・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
それもそのはず、プリキュアの力を感知して機能を変化させた刻印虫がプリキュアが受けたダメージを快楽へ変換しているためである。
突如襲いかかる感覚にミラクル達は戸惑い、身体が震えて立ち上がるのが確実に遅くなっていた。