※この作品はR-18です。

魔法つかい墜つ   作:フリフレ

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第4章 調教
導入


リーアが起こした異変を解決させた翌日、フラストは早速対フェリーチェ用の魔法を作っていた。

 

「・・・エメラルドの力は確かに強大・・・しかし・・・あれだけ分かりやすいものならやりようはある。ふふふ・・・待っていろキュアフェリーチェ・・・貴様もあのふたりと共に快楽漬けにしてくれる・・・」

 

フラストは自然と笑みが浮かび、魔物達も興奮を隠せずにいた。

一方、みらいとリコは朝からぐったりしていた。それもそのはず、リーアにさらわれていたせいで家に戻る頃には日付が変わっており、警察まで動き出す騒動に発展していた。みらいの家族達はみらい達の姿の見るなり歓喜の声をあげた。みらいとリコはさすがに全部は言えず、所々誤魔化しながら起こったことを話した。警察は誘拐した犯人が亡くなった事を聞き、誘拐犯を殺した犯人を追うことにしたが、捕まることは無いだろう。

 

「はぁ・・・昨日は疲れたわ・・・」

 

「しょうがないよ。心配かけちゃったんだし・・・でもよかったぁ。はーちゃんのこと許してもらえて。」

 

みらい達と一緒に来たことははリコの故郷の友達で、みらいとリコを逃がしてくれた恩人ということにして説明した。彼女はリコの機転も手伝い、花海ことはと名乗ることにした。

 

「そういえば、今日って休みだったね。学校の皆にも心配かけちゃっただろうし、早く会いたいなぁ。」

 

「そうね・・・でも今は身体を休めないと・・・」

 

お互いに微笑み合うみらいとリコだったが、その笑顔は程なくして消える。

 

「フラストは・・・やっぱりはーちゃんのことも狙って来るのかな・・・」

 

「間違いないでしょうね。だからこそ・・・私達が守らなきゃ。この身体が、どれだけ汚されようと、はーちゃんだけは・・・!」

 

表情がみるみる曇るふたりを見かねてことはが口を開く。

 

「わたしも戦う!」

 

「「えっ?」」

 

「わたし、リンクルスマホンからずっと見てた!大好きなみらいとリコが、あいつにいっぱい酷いことをされていて・・・なのにわたし・・・今まで助けてあげられなかった・・・でも今は違う!わたしも戦える!今度はわたしが、皆を守る!守るから・・・」

 

今まで無力だったことを思い出したのか、ことはの目にはうっすら涙が浮かんでいた。

 

「「「はーちゃん!」」」

 

一斉にはーちゃんに抱き付く。みらいとリコは更に決意を固める。

 

「絶対フラストに勝とう!」

 

「えぇ!」

 

「はー!」

 

皆は一斉に頷き合う。

午前中ずっと家で身体を休め、元気になったみらい達は、ことはにいろんなものを見せるために出かけることにした。みらいの母は昨日の事があった手前、渋ったが結局外出を許可した。

 

「ちょっと・・・悪いことしちゃったかな?」

 

「なるべく早めに帰りましょう。心配させ過ぎないために。ね?」

 

そんな会話をするふたりの前で、ことはは無邪気にはしゃぐ。かつて来たことのある場所でも、成長したことで新鮮なものに見えたのだ。

 

「あぁ言うところはやっぱりはーちゃんだね。」

 

「そうね。」

 

その様子を微笑ましく思いながら見守るふたり。まるでことはの母親のようだった。

一方フラストは対フェリーチェ用の魔法を苦戦しながらもどうにか形にして見せた。

 

「さすがにデータが少なすぎたか・・・まぁいい・・・こいつがダメだったとしても、手が無いことはない・・・」

 

フラストは立ち上がり、自らが編成した魔物の軍団に命じる。

 

「これより魔法つかいプリキュアを犯しに行く!後に続け!」

 

魔物の軍団は歓喜の声を上げた。

同じころ、みらい達は公園にいた。いちごメロンパンを美味しそうに頬張ることは。彼女の前には同じものが大量にあった。

 

「ねぇ・・・ホントに大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫!」

 

心配そうに見つめるふたりを他所にいちごメロンパンを食べ進めていく。

 

「ねぇ・・・リコ・・・」

 

「わかっているわ・・・」

 

みらいとリコはこっそり会話していた。ふたりはことはに聞きたいことが山ほどあったのだがなかなか切り出せずにいた。意を決し頷き合うふたり。そして

 

「「はーちゃん!」」

 

「きゃあぁぁぁぁ!」

 

ふたりがことはに話かけたのと同じタイミングで悲鳴があがる。みらい達は慌ててそちらに視線を向けると女性が魔物に襲われていた。

 

「あれは・・・まさかフラストの!」

 

「なんでこんな時に!」

 

ふたりはことはを連れて近くの茂みに隠れる。

 

「モフルン!リコ!」

 

「えぇ!」

 

「わかったモフ!」

 

「「キュアップ・ラパパ!サファイア!」」

 

サファイアのリンクルストーンを使い、ふたりはサファイアスタイルに変身する。

 

「また・・・あの人が・・・」

 

「大丈夫だよ。はーちゃん。」

 

「今度こそ負けないから!」

 

ふたりは飛んで魔物に向かっていく。ことはは心配そうにそれを見送っていた。

 

「来たか・・・」

 

魔物を退治しながらふたりはフラストと対峙する。

 

「あの時助けてくれたことには感謝するけど・・・」

 

「もうあなたには・・・絶対負けない!」

 

ふたりは今まで以上に強くフラストを睨み付ける。

 

「そんなにあの娘が大事か・・・」

 

「っ!やっぱりはーちゃんを狙っているのね!」

 

「はーちゃんには・・・指一本触れさせない!」

 

「出来るものならやってみろ。」

 

フラストの合図で魔物の大群が一斉に襲いかかる。

 

「「はあぁぁぁぁぁぁぁ!」」

 

ふたりは走りだし、かつてない早さで魔物を蹴散らしていく。その表情はかなり必死だった。

 

「この倒され方は・・・なるほど・・・」

 

ふたりは魔物を全て蹴散らしているわけではなく、 魔物の壁を真っ直ぐ突き進んでいた。彼女達はフラストを真っ先に倒そうとしていたのだ。

 

「頭を潰せば戦いが早く終わる・・・その判断は正しい・・・が・・・」

 

ふたりはフラストの元に辿り着き、叫びながら同時にフラストに殴り掛かる。フラストは慌てることなく障壁を張る。その障壁はまるで磁石のようにふたりの拳をくっつけた。

 

「あ・・・あれ!?取れないよ!」

 

「くっ!しまった!」

 

フラストが合図を送ると魔法使い風の魔物達が一斉に魔法の光線を放つ。

 

「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」」

 

防ぐこともままならず光線を受けつづけ、苦しむふたり。見かねてことはが飛び出す。

 

「やめて!これ以上、ふたりをいじめるならわたしが許さない!」

 

彼女の想いに応えるかのようにエメラルドが強い輝きを放つ。

 

「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェファンファン!フラワーレ!」

 

エメラルドの力でことはもプリキュアに変身する。

 

「あまねく命に祝福を。キュアフェリーチェ!」

 

「来たかキュアフェリーチェ。」

 

フラストは早速魔法の準備をする。フェリーチェはミラクル達に攻撃している魔法使い達を蹴散らしていった。

 

「うっ・・・」

 

「くっ・・・」

 

ようやく魔法攻撃が収まり、ふたりはぐったりしていた。

 

「ミラクルとマジカルは・・・私が守ります!」

 

魔物達が一斉に襲いかかるが、フェリーチェはそれを巧みにあしらい、撃退していった。

 

「今だ!アンチエメラルド発動!」

 

フラストは対フェリーチェ用の魔法、アンチエメラルドを発動させる。フェリーチェの足元に魔法陣が現れ、そこから鎖が出てきてたちまちフェリーチェの手足を拘束する。この鎖にはエメラルドの力を吸収する効果があり、それでフェリーチェを無力化させる作戦だった。

 

「うっ・・・力が・・・けど!はあぁぁぁぁぁ!」

 

フェリーチェは気合いを入れ、力を吸い付くされるより先に鎖を引きちぎる。

 

「っ!くっ・・・所詮は未完成か・・・!」

 

「はあぁぁぁぁぁ!」

 

その勢いのままフェリーチェはフラストに殴り掛かる。フラストは障壁をつき出す。障壁にはくっついたままのミラクルとマジカルがいた。

 

「あ・・・っ!」

 

ふたりを見て思わず怯むフェリーチェ。フラストはその隙を突いてフェリーチェのお腹に手を当て、魔力の大爆発を起こした。

 

「あぁぁぁぁっ!」

 

至近距離で爆発をもろに受けてしまいフェリーチェは吹き飛ばされ、木に叩きつけられる。

 

「「フェリーチェ!」」

 

「やれ。」

 

フラストは先に感じた焦りをごまかしながら合図を出す。フェリーチェを含めたプリキュア3人はたちまち拘束されてしまう。




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