その後も考え続けたものの、結局お互い何も思い付かないまま放課後になる。
みらい「どうしよう・・・はーちゃんを助けないといけないのに・・・」
リコ「何も思い付かない・・・焦っているから?」
今までの戦いで、フラストが無策で勝てる相手じゃないという事はわかっていた。が、いざ作戦を考えようとしてもことはがフラストに捕まっているという事実が二人を焦らせる。
みらい「フラストを捜そう!」
リコ「みらい!?」
突然立ち上がり、そういうみらいにリコは驚く。
みらい「やっぱり考え込むのは私らしくないよ!考えるよりまず行動しなきゃ!」
リコ「何いってるの?私達は・・・」
みらい「負けられないのはわかってる。けど、だからって思い付かないことをいつまでも考えて、立ち止まる訳にはいかないの。」
リコ「みらい・・・」
リコも頭ではわかっていた。自分達ではフラストに対抗しうる作戦が思い付かないことを。
リコ「そうね・・・わかったわ・・・いきましょう・・・」
みらい「うん!」
ふたりは鞄を手に学校を後にし、フラストを捜しにいった。
一方フラストはアジトで何かを準備していた。
ことは「フラスト様~!こっちは終わりましたよ~。」
ことはがフラストに甘えるようにすり寄りながら報告する。
魔法使い「おい、フラスト様の邪魔をするんじゃない!」
ことは「は~い・・・」
ことはは明らかにふてくされたように頬を膨らませ、渋々フラストから離れる。
魔法使い「全く・・・性奴隷になった途端にこれか・・・」
呆れる魔法使いだったが当のフラストは気にも留めていなかった。
魔法使い「フラスト様・・・よろしいのですか?あの娘、自由過ぎるような・・・」
フラスト「構わん。仕事はきちんとこなすようだからな。」
などと会話しながらフラストは準備を進めていく。その傍らには保冷庫があった。ことはは興味津々な様子で保冷庫を開ける。中にはフルーツと二種類の生クリームが入っていた。
ことは「フラスト様!ケーキでも作るんですか?」
フラスト「あぁ・・・その通りだ。期待しているといい。」
フラストは不敵な笑みを浮かべながらそう返す。
ことは「ふふふ・・・ワクワクもんだぁ~。」
ことはもまた不敵な笑みを浮かべながら期待に胸を踊らせていた。
フラスト「ではことは、お前はふたりを迎えに行ってもらおうか。これを着てな。」
フラストはそういうとことはに黒いローブを手渡す。
ことは「これを着るんですか?」
ことはは首をかしげながらローブを手に取る。
フラスト「そうだ。楽しみは最後までとっておきたいのでな・・・」
ことは「わかりました!」
ことはは頷きローブを着る。
ことは「それではフラスト様!行ってきます!」
そのままことはは走って外に出ようとした所でローブの裾を踏んで転んでしまった。
ことは「うぅ・・・痛い・・・」
魔法使い「はぁ・・・大丈夫なのでしょうかね~・・・」
魔法使いは不安しか感じなかった。ことははどうにか立ち上がり、アジトの外に出る。