その後、ふたりはギリギリで遅刻を免れたものの、先のモフルンの様子が気になって授業に殆ど集中できなかった。
そして放課後になり、ふたりは公園にいた。
「モフルン。どう?あれから頭痛とかない?」
「大丈夫モフ!」
安堵しモフルンを抱き締めるみらいの傍らでリコは考えていた。
《どういうことかしら・・・何かを思い出そうとして頭痛なんて今まで・・・それに私も・・・多分みらいもあの時フラスト達に犯されて・・・絶頂した後どうなったのかが分からない・・・》
リコはみらいとモフルンを横目で見ながら更に思考を巡らせる。
《私達が絶頂して・・・気絶している間に何かあったのかしら・・・ん?そう言えばモフルンが頭痛くなったのって・・・確か・・・そうたわ・・・何かを思い出そうとして頭が痛いって言い出したようだった・・・でも何を・・・?》
「・・・コ・・・リ・・・」
《はっ!もしかして、モフルンは私達が気絶してる間に何かを見たのかしら・・・そしてそれがフラストにとって知られたくないことで、それをモフルンが思い出さないように魔法をかけたのだとしたら・・・説明がつくわ!けど・・・それってなんなのかしら・・・また疑問が増えたわね・・・》
「リコってば!」
「きゃあっ!」
みらいに大声で呼ばれ、考えることに夢中になっていたリコは驚いてひっくり返る。
「わあっ!ごめんリコ!大丈夫!?」
「あ・・・あなたねぇ・・・大声で!しかも目の前で叫ぶなんてー!」
慌てて駆け寄るみらいにじたばたしながら文句を言うリコ。
「だってリコがいくら呼んでも返事してくれないから!」
などと言いながらみらいはリコの手を引き、起こす。
「うっ・・・わ・・・悪かったわよ・・・」
リコはばつが悪そうな表情を浮かべながら立ち上がる。
「それで・・・さっきから何を考えていたの?」
「モフルンの頭痛の原因よ。色々気になることが多くてね・・・あ、モフルンはその事は考えなくていいわ。頭痛がまた起こると悪いからね。」
言われてみればとみらいも考え始める。モフルンも一緒になって考えようとするもリコに止められてしまう。
「あっ!」
ふと空を見上げたみらいは何かを見つけて声をあげる。リコとモフルンもみらいの声を聞いて同時に上を見る。すると空を魔物の大群が飛んでいた。大群は街に向かっている様子だった。
「リコ!」
「えぇ!」
ふたりはモフルンの手を取る。
「「キュアップラパパ!サファイア!
」」
変身して空を飛び、魔物の大群を追いかけた。