プリキュアのふたりと魔物の大群は激しい空中戦を繰り広げていた。
「リンクル!アクアマリン!」
マジカルがアクアマリンのリンクルストーンをセットし魔法を放つ。魔法に当たった魔物達は翼が凍って次々に落下していく。
「リンクル!タンザナイト!」
一方ミラクルは魔物達の進行方向に回り込み、タンザナイトのリンクルストーンをセットし、強い光を放って目を眩ませ、魔物達が街に行くのを阻止していた。ミラクルが足を止め、マジカルが魔物を凍らせて落とすという連係プレーにより、魔物の数は着実に減っていた。
「はぁ・・・はぁ・・・もう少しだよ・・・マジカル・・・」
「わかってるわ・・・ミラクルも・・・もう一踏ん張り・・・お願い・・・」
しかし当然、彼女達も体力を消耗する。息も荒くなり、見るからに疲れていた。
「これで!終わりよ!リンクル!アクアマリン!」
マジカルはリンクルステッキを構え、最後の一団を凍らせる。凍った魔物は地上目掛けて落下し、砕け散る。
「やった・・・やったねマジカル!」
「えぇ!」
と、喜ぶふたりの後ろで魔法陣が展開され、色の違う魔物達がさっきの倍以上の数出てきた。ふたりは驚いてそちらを見る。
「そんな・・・!」
「くっ・・・」
そして、魔物の大群の後ろからフラストと魔法使い、そしてローブを纏い、仮面をつけたことはが現れる。
「はっ!うぅ!頭が!頭が痛いモフー!」
ローブ姿のことはを見た瞬間、モフルンはまたあの時の出来事を思い出しそうになり、頭を抱える。
「モフルン!?大丈夫!?」
モフルンを心配するミラクル。一方マジカルはモフルンの視線を読み、ローブ姿のことはに注目する。
《モフルンはあいつを見て頭痛が再発したのね・・・そう言えば・・・いったい何者なのかしら・・・私・・・確かあいつに1回犯された事があったはず・・・だから男だとは思うんだけど・・・いやでも・・・そう言う魔法がもしかしたら・・・》
「いけ!お前達!」
フラストが合図をすると魔物の大群が街に向かおうとしていた。
「マジカル!」
ミラクルが思いっきり叫ぶとマジカルはハッとなりリンクルステッキを構える。
「リンクル!アクアマリン!」
そこから魔法を放つも魔物達は巧みにそれを避けてしまう。
「嘘!?」
「くっ!」
ミラクルは魔物達の進行方向に回り込む。
「リンクル!タンザナイ・・・」
ミラクルが魔法を放とうとするが魔物達は一斉に触手を伸ばす。
「うわっ!」
ミラクルはあっという間に手足を拘束されてしまい、リンクルステッキを落としてしまう。ミラクルを拘束している魔物達は一斉に高圧電流を流す。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ミラクル!あぁっ!」
ミラクルに気を取られてしまったマジカルもその隙を突かれて別の魔物達に同じように手足を拘束され、高圧電流を流される。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ミラクル!マジカル!」
モフルンの叫びもむなしく、ふたりは電流を浴び続けて気絶してしまう。