こんな格言を聞いたことがある。『若者とは己の若さを俯瞰することをしないものだ』と。
なんとなく、わからなくもない。確かに僕は、自分の無茶な行いが跳ね返ってこようとそれを省みたりはしないタチだ。
ただ思うとすれば、もうちょっと行動する前に考えてやめておけばよかった、的なアレである。
十代後半の年齢で提督という立場を任されたことからくる気負いが、あのような事件を引き起こしたのだろうか。
思えば、ワーカホリックな上司は必ずしも部下にとって良い存在ではないと、知っておくべきだった。
そして現在。
本来なら執務室で働いているはずが、宿舎の個室にて布団の中、うずくまっている。
――理由は主に過労で体を壊したこと。
「もう、提督さんったら、無理して働きすぎなんだもん。今日の業務は何とかしておいたから、心配しなくても大丈夫だよ」
「本当にすまないね、由良」
床から見上げた瞳に映るのは、ポニーテールに結い上げた薄桃色の艶やかな長い髪と、すらっとした長身の柔らかなシルエット。
正座を崩した座り方のせいか、眩いほどに白い美脚が太ももの付け根まで見える。普段はブーツで隠れている膝下も今は露わとなっており、しなやかな美脚のラインを余すところなく見せていた。
「……提督さん、目がいやらしい」
「あ、バレた?」
「もう……ほら、まだ寝てて。ゆっくり休まなきゃ、ね?」
僕の同期であり、秘書艦でもある由良は苦笑しつつも、白くほっそりとした指で頭を優しく撫でてくれた。
士官学校を卒業後、鎮守府に着任したころからずっと、彼女には本当に色々と支えてもらっていた。
そんな日々の中、僕は思った。このままで提督として不甲斐ないのではないかと。
体はそれなりに鍛えており、体力には自信がある。
徹夜しようと休憩なしであろうと全然持ちこたえられる……という己に対する根拠のない過信が、無茶なハードワークを加速させた。
もっと色々なことを詰め込まねばと考え、行動した……が、それが間違いだった。
――そして数か月後、事件は起こった。
この鎮守府のトップとして恥ずかしくない仕事っぷりが身に着いてきたと自画自賛し、思い上がっていた時だった。
執務室で仕事中、突然倒れたのは。
意識を失う直前に覚えているのは、由良が震える声で僕の名前を呼び続けていたことだった。
彼女の今にも泣きそうな声を、あのとき初めて聞いた。
「――あのとき、本当にびっくりしたんだよ」
「目が覚めたのが一日経ってからだったのは、僕もびっくりだ。あんなに眠ったのは、この仕事に就いてから初めてだったし」
「はぁ……だからわたし、前からずっと言ってたじゃない、休憩なしで仕事続けるのやめてって。ちゃんと休暇取ってって言ったよね」
「あ、ああ、言ったね」
「反省、してる?」
「……してます」
うなずく以外の選択肢など存在しない。こういう場においては、由良は絶対なのだ。
なぜなら、基本的にはとても優しい彼女も、怒ると怖いから。
そして彼女が怒るのは大体、僕が無茶をしたりして己を省みなかったときだ。
「とりあえず一週間のお休み取っておいたから、しっかり休んでね。それと……分かってる?」
「何?」
「もう体に負担かけるようなことはしない、って]
「それは肝に免じて誓う」
「誓うのなら、由良に誓って。今、ここで……ね?」
「……分かった」
やはり由良とこの手の問答は苦手だ。いつも僕が根負けする。
布団から手を伸ばし、由良の細い手と小指を結ぶ。
繋いでくる指が強く絡んできて、彼女の意志を伝えてくる。
お互いの手を軽く振りながら、指切りげんまんの約束だ。
「……もうあんな思いは私、やだから、ね……」
指を離す瞬間、由良が小さな声で、そうつぶやいたのが聞こえた。
「そういえば、大井さんと北上さん、鈴谷さんは明日お見舞いに来るみたい」
「え、大井も?」
「うん、というか大井さんが率先して二人を誘ったんだって」
「ふうん、大井がね」
「提督さんとはいつもそりが合わない風だと思っていたんだけど、結構いい人じゃない?」
「――それは知ってる」
「……?」
「ああ、ほら、あいつとは一応上司と部下の信頼はちゃんと築けているから」
「あ、そっか、そうだよね」
――実は、大井とはそれだけの関係じゃないんだけど。
大井と北上は、士官学校時代からの付き合いになる先輩だ。
学内で最初に声を掛けてきた女の子、それが北上だった。
そこからだった。北上とその親友――大井との、長く続く付き合いが始まったのは。
とりわけ大井とは、後に僕の教官も担当したこともあって、色々と因縁が深い。
彼女達と僕の関係を傍から見た他の生徒曰く――親友の北上にべったりの大井は僕を邪魔者扱いしていつも喧嘩している――ように見えたと言う。
――最も、実際は違う訳だが。
特に、
あれから由良は、ずっと付きっきりで一緒にいてくれた。
体調のほうはだいぶよくなり、布団から上半身を起こして読書もできるくらいに回復した。
今読んでいるのは、由良がプレゼントしてくれたハードカバーの小説だ。毎日、少しづつ読んでいるこの本の続きをめくっていると、横から由良も覗き込んでくる。
既に先を読んで知っている彼女はネタバレこそ言わないものの、僕が読んでいる箇所に「ここからが面白いんだよね」とか「ここ辺り、ドキドキするよね」と感想を述べてくる。
僕は読むの遅いんだから、そういうこと言わないでくれよ。先が変に気になっちゃうじゃないか。
そして、陽が暮れたころ。
夕飯は、由良の作ってくれた玉子雑炊をゆっくりと味わっていた。
「どうかな? 塩加減はちょうどいいと思うんだけど」
「うん、おいしい」
「本当? やったぁっ」
顔をほころばせて喜ぶ由良。
実際、病み上がりの雑炊はとてもおいしかった。
出汁と玉子の優しい味わいが、とても体に染みる。
気づけば、三杯目をおかわりしてしまっていた。
「そんなに気に入ったの?」
「無性に食欲が湧いてきちゃってね」
「きっと回復してきた証ね。まだまだあるから遠慮しないで食べて、ほら」
嬉しそうに椀へおかわりを注いでくれる由良。
温かく滋味のある雑炊をすすりながら、ふと思う。
そんな由良の姿を見ていると、こっちも嬉しくなってくる。
んで、そんなことを思っていた僕はきっと相当に油断していたのだろう。
たぶん、由良は僕の油断を、僕より先に知っていた。
「あ、提督さん、口元にご飯粒ついてる。待って、動かないで……じっとしてて」
「由良? ――ぁっ」
気がついたときには、由良の顔がすぐ近くにあって――唇近くに柔らかなものが触れた。
一瞬、舌の舐める感触。まるで白昼夢のような時間。
「んっ……」
「っ……?!」
はっ、として目を醒ますと、由良は離れたところで恥ずかしがるように縮こまり座っていた。
ふたりの距離は、いつも通りになっていた。
建前だけは。
「由良」
「ごめんなさい、今みたいなの、反則かな……」
たぶん、彼女にとってはとても思い切った行動だったのだろう。
ちょっと離れすぎじゃない? ってくらいの距離から、由良はこちらをうかがうように伏せがちな目で見ていた。
自分のした大胆な行為の結果を、僕の反応を恐る恐るに探るような、そんなしぐさ。
そんな由良の様子を見たら、ふと意地悪心が湧いてしまい、わざと責める物言いで答える。
「反則だね。唐突だし」
「う……だって」
いつもらしくない、強気な言葉が口をついて出た。
由良はといえば、泣きそうなジト目で僕を見ている。
……ちょっと責め過ぎただろうか。
彼女は少し震えた声で、続けて言った。
「提督さんとずっと一緒にいたら、気持ち、抑えられなくて」
さっきの行為で、なんとなくわかってはいた。
あの由良がああいう行動に出るなんて、
それでも、面と向かって言われると、思わず顔が熱くなってくるのを感じる。
「ダメ、かな?]
彼女なりの告白、僕が言うべきことなんて――最初から決まっていた。
「ダメじゃないさ。最初は驚いたけど……でも、嬉しいよ」
「……本当?」
「勿論。――それとも、本当かどうか確かめてみる?」
「……っ」
今言った言葉の意味を理解したのか、由良の頬が赤くなる。
そして目を伏せながら、おずおずと口を開いた。
「その、由良はこういうの……初めてだから、優しくしてね……ね?」
恥じらいの表情と共に紡がれる言葉に、鼓動が疼きだす。
もぞもぞ、段々と近づいてきた由良と、距離が近くなる。
ふんわりと漂う、由良の甘い香り。
背丈が僕と同じくらいに高い彼女と、同じくらいの目線。
大きく澄んだ瞳に捉えられて、思わず呼吸を止める。
――驚いたことに、最初にキスをしてきたのは由良のほうからだった。
柔らかな唇が、唇に触れる。
「ちゅ……ん……提督さん、好き……」
「んっ……由良……」
しばし目を閉じて、伝わってくる感触だけで由良を感じとる。
唇からあふれる甘い吐息を感じて、内なる熱が上がってゆく。
お互いに唇をついばみながら、でも、もっと深く交わりたい欲求が湧いてくる。
重なるリップ、その隙間を舌でノックする。
中へ入れてくれるか? と、おねだりのサインを送ると、唇を少しだけ開いてくれた。
こっそりと薄眼を開けて由良の顔を見た。頬に紅がさしたその表情は、更なる愛撫を待ちわびているように見えた。
「んぁ……」
未開の口内へと潜り込む舌が、小さく柔らかなものと擦れあう。
軟体動物のようにぬめるそれを、舌先で転がしてやる。すると段々緊張がほぐれてきたのか、僕にゆだねるようにもつれさせてきた。
唇で吸い込み、こちらの領土へと引きずりこんだ。
由良の唾液をすすり味わい、お返しに僕の唾液で舌を汚してやる。
「ふぁあっ、あっ……」
強く吸い、粘膜を擦ると返ってくる、甘い響き。
「んっ、んっんっ……ていとくさぁん……ぁっ」
蕩けるような粘膜の交合に、彼女はより大胆になっていった。
甘えるように舌を絡めてくる由良の、悦を含んだ息づかいが直接伝わってくる。
お互いに舌を伸ばし押しつけ合い、涎が垂れるのも構わず、れろれろと交わりあう。
由良の美しい下顎のラインを唾液がつたい、こぼれ落ちてゆく。
口内へ深く押し入り、たっぷりと唾液を流し込んであげると、由良は喉を鳴らして飲み込んでくれた。
その最中、彼女の身体がビクビクと痙攣し、くぐもった嬌声が漏れ出た。
「あふっ、んっ♡ んぐっ……ぷはぁっ」
唇同士が離れ、熱い息がこぼれる。
清楚で朗らかな少女の顔は情欲に蕩けていた。
目元からこぼれる涙、涎で汚れた唇周り。
だらしなく開いた唇は、唾液が糸を引く口内をさらけ出していた。
その妖艶な表情に、僕はとてもゾクゾクさせられる。
「ねぇ……」
「まだ、足りないかい?」
「ん、もっと……」
大人びた顔立ちの少女は、幼さを帯びた甘ったるい声で更なる接吻をねだってきた。
それ以上、言葉はいらなかった。再び唇が重なりあう。
「んぅっ♡ ん゛ぅっ、提督さんのキス、気持ちよくて、頭真っ白になっちゃう……んぶぅっ♡」
先程よりも激しくぬめり、うねる舌の交接。
自然と腕が、由良の体を抱いていた。服越しに伝わる温かな体温。
由良も僕の背中に手を回して、強く抱き締めてくる。
片手をセーラー服の下から滑り込ませ、素肌に触れる。びくっ、と由良の身体が震える。
「んっ……」
柔らかくすべすべとした肌の上を滑らせ、ブラごしに胸の膨らみを掴んだ。
想像していたよりも豊かな量感を手のひらに感じ、更に興奮させられる。
むにむにと指を動かして、瑞々しい柔肉をじわじわとまさぐった。
「あむっ、んっ、優しく揉んでね、ね♡ っっんふぅっ♡」
交わる唇を通じて、切なげな吐息も甘い唾液も全て味わう。
由良の身体から次第に力が抜けてゆくのをいいことに、接吻をしながら静かに押し倒した。彼女は抵抗することなく、布団の上に身を横たえた。
セーラー服のボタンを上から外してゆく。恥ずかしいのか、由良の手が制止しようと僕の腕を掴む。けれど、その力は弱々しい。
そして留めが外れた上着の前を構わず開くと、目の前に現れた眩い肌と下着の光景に、思わず生唾を飲み込んだ。
しみ一つない滑らかな肌は、透けるように白い。
着けているブラは中々お洒落なものだ。その合間から、豊かな乳房が深い谷間を形作り、締め付けるブラをふっくらと押し上げている。
「やぁっ、恥ずかしい……」
手で前を隠そうとする由良。その腕を掴んで拘束し、耳元に唇を近づけささやく。
「見せて、由良」
「っ……提督さんのえっち……」
顔を赤らめ、目線を横に逸らす由良。抵抗する力が弱まっているのは、OKってことらしい。
素肌にぐぐっと顔を近づけ、胸の谷間へと舌を這わせる。
「んぅっ……」
水音を立てて濡れた舌が肌に触れると、跳ねるような反応。
舌先にしょっぱい感覚。汗の味がする。
乳肉を舐め上げ、唾液を塗りたくり、柔らかな肌の舌触りと肉の柔らかさを愉しむ。
由良は肢体をよじらせ、甘い吐息がこぼれる。
「あっ、んっ、はぁっ♡ そこぉっ……先っぽいじっちゃ、んやぁっ♡」
ブラの隙間へと舌を潜り込ませ、乳房の頂に息づく蕾を転がすと、切なげな喘ぎが漏れる。
愛撫に反応して硬く大きくなってゆくそれは、由良が感じていることを示していた。
手が由良の背中に回り、ブラのホックを外そうと動く。彼女は少し体を反らせて、外しやすいようにしてくれた。
ブラの締め付けが緩み、ふわっと浮く。上とめくり上げ、圧迫されていた双丘を白日に晒した。
柔らかなカーブを描いて盛り上がる豊かな乳房が、仰向けになっても潰れることなくたぷたぷと揺れている。
その乳肌は血管が透けて見えるほど白く、桜色の乳輪や乳首とのコントラストが美しい。
由良が呼吸するのに合わせて艶めかしく震えるそれを、そっと鷲掴みにした。
「あんっ、んっ♡」
手のひらに心地よい重みを伝えてくるそれは、指が沈むほどにしっとりと柔らかく、もっちりと指に吸いつくような弾力だった。
それでいて、押し返してくる瑞々しい張りにみちた肌。
いつまでも揉んでいたくなるような魅惑的な感触に、ますます胸が高鳴る。
「んぅっ♡ 提督さんの手、すごく熱い……んん゛っ、んっ」
じっとりと汗ばんだ肉球をこね回し、触感と量感を味わう。甘く呻きながら、乳肉をなぶられて身悶える由良。
乳首はとうに、柔肉の先っぽではしたなく勃起していた。指で軽く弾いてやる。
「ぁひっ♡♡」
くにくにと指先で弄り、転がすたび、由良は甲高い喘ぎ声を上げた。
ぷっくりと膨らみきった二プルは、もっと責めて欲しいと言わんばかりだ。無論、たまらずにしゃぶりついた。
「はあぁぁっ♡ 強く吸っちゃ……ん゛ぅぅっ♡」
音を立てて吸引し、歯を立てると、甘い悲鳴と共に由良の上半身が跳ね上がる。
肉突起を舌で転がし舐め回し、甘噛みしては責めたてる。
涎まみれになった乳首から唇を離すと、もう片方の乳にも吸いついた。
「んひっ、んっん゛うぅっ♡ 提督さんっ……そんなおっぱいばかりぃっ、あん゛ぅ♡」
集中して乳首を責めたてられ、由良はすっかり感じきっているようだった。
乳首から丸みを帯びた下乳に向かって舌を這わせる動きに、熱い息をこぼし反応する。
更に下のほう、なめらかなお腹を撫でるように舐め上げながら、スカートの留め金に手をかけた。
プリーツスカートを脱がせると、魅惑的な下半身が露わになった。
「ほら、足広げて」
「やんっ……」
パンツに手をかけ、脚から引き抜き脱がせた。
顔を手で覆って恥じらう由良。そんな反応が、余計にそそられる。
引き締まった腹からむっちりと張り出した腰回り。
服の上からでは分からなかったが、線が細いように見えて豊かな肢体をしている。
清楚な雰囲気の中に成熟した色香が漂っていて、股間の熱が更に高ぶってくるようだ。
すらりと長く伸びた白い美脚は、柔らかな肉付きをしている。
肉がふるふると震える太ももを掴み、舐め上げた。
「んぁっ……あんっ……♡」
柔らかな太ももを舌でえぐるように濡らし、少しづつ念入りに責めてゆく。
膝裏のくぼみや引き締まったふくらはぎ、細い足首からつま先に至るまで、たっぷりと唾液を塗りたくる。
なめらかなでしっとりとした肌。ほんのりと感じる汗の味。
そのすべてを味わうように、軟体動物のように舌をねっとりと這わせた。
「ぁはっ……やっ、くすぐったぃ……んっ♡」
足裏や指の股をくすぐるように舐め回すと、高い喘ぎを上げつつ身をよじらせる由良。
たっぷり時間をかけて美脚をしゃぶり尽くし、つま先まで涎を塗りたくられた由良の肢体はすっかり感度を高ぶらせていた。
そろそろ、僕も気持ちよくなりたい。
僕は服を脱ぎ捨て、残っていた由良の上半身も脱がせ、お互い裸になる。
横たわった由良の股を割って間に押し入ると、上から覆い被さる。
「――由良、いいか?」
「うん、来てぇ……♡」
両手を広げた由良が、僕の首元に腕を絡め、迎えてくれた。
破裂しそうなほどに硬く勃起した男根の先を秘部に押し当てる。
腰を掴んで固定すると、亀頭がぴっちりと閉じられている花弁を押し開いてゆく。ぬちゅり、と粘っこい水音。
「んぁう゛ぅっ♡♡」
陰唇を丸く広げながら肉槍が沈みこむと、由良は可愛い喘ぎ声を漏らしながら腰を跳ね上げた。
弾力のある肉壁が、愛液でぬかるんでいた。
由良の処女膣は十分に愛撫した甲斐あってか、僕を受け入れる準備OKなようだ。
腰を少しづつ進めながら、未開発の膣を押し広げてゆく。
「あ゛っ、あ゛あ゛ぁっ、提督さんが由良のナカにぃっ、はいってくるぅっ……んあ゛ぁっ……」
やがて処女膜に引っかかる感触があり――一気にそれを突き破り奥まで貫いた。
「くふぁっ、ん゛っ、くぅぅっ……はぁぁ……」
由良は破瓜の痛みに目を閉じてこらえたあと、大きく息を吐いた。目尻に少し涙が滲んでいる。
処女膣を深々と貫いた男根は、根本まで由良の胎内に埋まっていた。
しばし動かぬまま、ふたりの息が流れる。
「はぁ、はぁ……ぜんぶ、はいっちゃったんだ……おっきくて熱いの、奥まで届いちゃってる……♡」
由良は下腹部を撫でながら、熱い息を漏らす。
貫通された痛みはだいぶ引いたのか、苦悶の様子はない。
今は、初めて男根に胎内を埋められる感覚をじんわりと感じているようだった。
「そろそろ動くけど……いいかな?」
「うん、由良でいっぱい気持ち良くなって……」
由良は真っ赤に頬を染めてうなずく。
優しく腰を動かしながら、男根で膣肉を掻き分け、突き入れた。
「ん゛はぁっ……♡ ふぁ、はぁぁっ、おっきいのが擦れてぇっ……お腹、めくれちゃぅうっっ、ぅんっ♡」
みっちりと肉の詰まった秘孔を押し広げる肉棒の動きに、甘声を上げる由良。
割り開かれたばかりの処女孔は、僕を欲しがるかのように締め付けてくる。
肉壁を擦る度に、いやらしい水音が大きくなってゆく。
「もうこんなに感じているなんて、いやらしいね由良」
「ん゛ぐぅっ♡ ひぁあっ♡ だってぇ、提督さんとこうやってひとつになれたのが嬉しいからぁ……あ゛ぅぅぅっ♡♡」
僕だって嬉しい。だから膣奥まで貫いてあげる。
由良の深く柔らかい場所を擦ると、嬌声と共に由良の体がのけ反る。
「あ゛んぅっ♡ そこぉっ、きもちいいよぉっ♡ ん゛ぅっ♡」
気づけばピストンの動きが力強いものになり、擦られる陰唇が淫猥な音を立てる。もはや遠慮などしていられないほど、僕は由良に夢中になっていた。
荒々しい突き上げに、豊かな乳房が上を向いてたぷたぷと揺れる。鷲掴むと、うっとりするほど柔らかな肉の感触を手のひらに感じた。
円を描くように乳肉をこね回しながら深々と肉孔をほじくる度、熱いとろみが接合部からこぼれ出す。
「ひぁぁっ♡ おく、奥ぅもっと擦ってぇっ……ぁう゛ぅっおっぱいもぉっ♡」
硬く尖った肉突起を指で挟んで潰すと、由良は嬌声を上げてアソコを締め上げた。
奥をゴツゴツと突く度、降りてきた子宮が亀頭に吸い付いてくる。まるで子種をねだるように。
普段は大人びていて清楚で、時折みせる可愛らしさが素敵な由良の体は、牡を求め搾り取ってくる淫らさを持ち合わせていた。
「ぁっ、んぅっ♡ ぅんっ♡ そんなに強く突かれたらぁっ、由良こわれちゃうぅっ♡」
「そうは言っても、さっきから由良の子宮がおねだりしてきてくるんじゃないか」
「ん゛ひぃぃっ♡ 提督さんがいっぱいお腹の奥、キスしてくるからぁっ……由良、提督さんの赤ちゃん作りたくなっちゃってるのぉっ♡」
肉茎にピンク色のヒダが絡み付き、引き抜こうとすると離さずしがみついてくる。
完全に出来上がった雌の生殖器官は、牡の生殖器にたっぷりと熱い愛液をまぶしてくる。
激しく出入りする接合部が愛液とカウパー汁で泡立ち、いやらしい音を鳴らす。
「すごいぃっっ♡ これぇっ激しくてぇっ……おかしくなっちゃぅぅっ♡」
「――もっとおかしくなっちゃえよ、そらっ」
「ひはぁぁあ゛あ゛っ♡♡♡ あ゛っ、あ゛っんっあんっぁ゛あ゛あ゛♡♡♡」
音高く腰を股間に叩き付け、深く激しいストロークをお見舞いすると、甲高い嬌声を上げてのけ反る由良。
膣奥が収縮して肉槍を締め上げ、牝腰がより情熱的に牡を欲してはしたなくうねる。
「ぁふっ♡ んっぐぅっ♡ お腹の奥が凄く熱くてぇっ……意識飛んじゃうぅっ♡」
「ああ、イっちゃえよ、僕もそろそろ……!」
「ぁ、提督さんのおちんちんっ♡ また、おっきくなってるぅっ♡」
精子が玉袋から肉槍を駆け上がり、肉幹を膨らませて猛々しさを増す。
由良のオマンコにたっぷりとぶちまけたい。由良を孕ませたい。
そんな牡の支配欲求に由良は歓喜の声を上げ、自分から僕の腰に足を絡めてきた。
「いいよ、中に出しても……ううん、出してぇっ♡」
「由良っ…?!」
「提督さんの赤ちゃんっ♡ デキちゃってもいいからぁっ♡ ちょうだいっ♡ 由良を孕ませてぇぇっっ♡♡」
甘ったるい媚声の種付けおねだりに、由良への情欲がますますたぎってゆく。
粘っこい水音を立てて胎内を掻き回し、子宮口を叩く度に由良は嬌声を上げた。
そして遂に、破裂しそうなほど膨張した男根をひときわ強く叩きつけた。
ほぐれきった子宮口をこじあけ、亀頭が深々と突き刺さった。
「ひぐぅぅうぅっ♡♡ イくっっ♡ イっちゃうぅぅっっっ♡♡♡」
背中を大きくのけ反らせ、獣のような嬌声を上げて絶頂に達する由良。
膣肉が痙攣し、肉棒を強烈に締め上げる。その快感で限界に達した僕は、由良の子宮に子種汁を遠慮なくぶちまけた。
「ひあ゛ぁぁぁぁっ♡♡♡ でてるぅっっ♡♡ おなかのおくにぃっっ……あついのいっぱいぃぃっ♡♡」
熱々の孕み汁に膣奥を叩きつけられ、悶絶する由良。膣内射精の勢いは止まらず、胎内を白く塗り潰すほどに精液を注ぎ込む。
「んふぅっ……♡ いっぱい……出たね♡」
ようやく射精が止まり、由良は熱い息を漏らす。
体を欲情に紅潮させ、汗にまみれた彼女の肢体はとても淫らだ。
しばらく呼吸を整えていると、不意に由良の腰が動いた。
「ん゛っ、提督さんのまだ……硬いよぉっ♡」
胎内に入ったままの萎えることなく勃起している男根を感じて、自分から腰をうねらせ喘ぐ由良。
淫らにも精液をねだるその行為に、僕の股間に熱が再び集まってゆく。
「あんっ、ナカでビクビク跳ねてるぅっ♡ 提督さん、もっと……シたいの?」
「ああ。由良だって、そうだろ?」
「うん♡ 由良ももっと提督さんとシたい……♡ だから、いっぱい愛してね……ねっ?」
勿論だ。いっぱいどころか……ずっと、ずっと愛し続けてやる。
あれから僕らは、様々な体位で愛し合った。
「あ゛ひぃっ♡♡ この恰好っ、恥ずかしいけどっ……凄く気持ちイイのぉっ♡♡」
今は四つん這いになった由良の片足を抱えながら、後ろから貫き犯していた。
まるで犬が小便をするような恰好に、由良は羞恥を憶えながらも、男根をねじ込まれる快楽に屈服しきっていた。だらしなく開いた口元は舌を垂らし、表情は緩みきっている。
正上位よりも深く突き刺さるせいか、ピストンもより大きく激しい動きになった。ヌチュヌチュと陰唇を鳴らして擦り上げてやると、由良は獣のような嬌声を上げた。
「ん゛っん゛ぅっ♡ ぁう゛ぅぅっ♡ 深いところまで擦れてぇっ、感じすぎちゃうぅっ♡ ぁひっ♡♡ そこぉっ潰しちゃダメぇっ♡♡」
胎内を深くえぐりながら、ぷっくりと膨らんだ陰核を指で剥き上げ弄る。指の腹で擦り上げ、押し潰すのがよほど気持ちいいのか、膣肉がより強く締め上げてくる。
「ん゛ぁっ♡ あっ足ぃっまた舐めてるぅっっ♡」
手に抱えた片足を持ち上げ、舌を這わせると由良の体が痙攣する。
汗に濡れた柔らかな美脚は性感帯でもあるのか、唾液を塗りたくる刺激に嬌声が上がった。
「ぁあ゛んっ♡ そこぉっ舐められるのよわいのぉっ♡」
「由良はどこもかしこも感じやすいのかな? もっと責めてあげるよ」
「わ、わたしそんないやらしい子じゃっん゛ひぃぃっっ♡♡♡」
柔らかな股間に強く腰を打ち付けると、仰け反りあられもなく喘ぐ由良。
膣孔からは愛液と精液が入り混じった白濁汁が泡立ち、垂れ落ちてくる。
「こんなに汁を垂れ流してチンポでよがり泣いてる子の、どこがやらしくないって?」
「ぅぅう゛っ、もぉっ……♡ んぅんっ♡」
認めたかのように、由良は腰をうねらせ、尻を擦りつけてくる。
牝犬の種付けおねだりの合図だ。
精液を搾り取り、子宮で受け止めようといやらしく丸い尻がうねる。
それに応える形で、ゴリゴリと男根でえぐり立てた。
「あ゛ぅっ♡ ぁふっ♡ ん゛ぁあ゛っ♡♡ また、またイくっ、イっちゃうぅぅっ♡♡」
由良の性感が高まるにつれて、ひときわ強く膣奥が肉棒を締め上げてくる。
子宮口を叩き潰さんばかりに突き上げ、肉壁を擦り上げ、絶頂への階段を登りつめてゆく。
牝腰を掴んで引き寄せ、膣奥へ深々と亀頭を口づける。
確実に孕ませんばかりに膨れ上がった熱い精液の塊が、再び由良の胎内を真っ白に塗り潰した。
「ん゛ぁぁっ♡♡ またあついの出てるぅぅっ♡♡ ぁあ゛あぁぁあ゛あ゛あ゛ぁぁっっっ♡♡♡」
白い背中を大きく仰け反らせ、激しいアクメ絶頂へ達する由良。
一滴残らず注ぎ込むと、由良の中から男根を引き抜いた。
膣内に入りきらないほどの精液が膣孔からあふれ出し、ドロドロと流れ落ちてゆく。
「はぁ、はぁ……おちんちん、きれいにしてあげる……♡」
すっかり蕩けきった表情の由良が四つん這いで僕ににじり寄ってくると、汚れた肉棒にしゃぶりついた。
膣内とはまた違った粘膜の感触に、思わず呻く。
「ぁむっ♡ ん゛っむぅっ♡……ろぉ? きもひいい?」
「ああ、凄く……いい」
唾液を塗り付けながら、こびりついた精液を舐めとってくれる由良の健気な舌使いが、とてもいじらしい。
何より上目使いで肉棒を咥え込むその光景に、欲情を刺激される。
「ん゛っ、ぁふっ、ぅんっ……ん゛にゅう゛ぅぅっ?!」
気づけば、由良の髪を掴み腰を振り立てていた。
苦しそうな声を上げながらも、舌は男根を絡め舐め上げてくる。
思い切り腰を突き出し、由良の口内へ精液を叩きつけた。
「ん゛ん゛ぅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」
熱い濁流を喉奥に吐き出す度、くぐもった嬌声と共に由良の体が痙攣する。
喉を鳴らして精液を飲み込む由良。あふれ出る精液が唇からこぼれ、流れ落ちる。
玉袋が空になりそうなほどに射精し切ると、由良の頭を離した。
「ふぁっ……あ゛っ……あ゛っ……提督さんったら、もうぅっ……♡」
「ごめん、あんまりにも由良が可愛くて」
「……いいよ、由良も今の……提督さんに乱暴にされるの、ちょっと興奮しちゃったし……♡」
そう言いながら由良は近づいてくると――僕の唇にキスをした。
柔らかな唇の感触と……生臭い精液の味。
……やられた。
「――うふふ、お返し♡」
唇を指で押さえて悪戯っぽく笑う由良は、とても魅惑的な表情をしていた。
あれからそのまま寝てしまったのか、記憶がない。
意識が目覚めると、窓から射す日差しと鳥の声が朝であることを告げていた。
傍らに温かな存在を感じる。由良が静かな寝息を立てて眠っていた。
寝起きでぼんやりとした視界の中でも、その寝顔は思わず見とれそうになった。
しかし次の瞬間、そんな穏やかな時間を破壊するようなドアの開く音と、飛び込んでくる声。
「提督、お見舞いに来てあげましたよ。あ、私は別に行きたくはなかったんですけど、北上さんがどうしてもって言うから仕方なく来てあげたんですからね」
「そうだっけ? むしろあたし達が大井っちに付き合わされてるって感じだけどさ。ま、由良も付いてるしそこまで心配しなくてもー、って言ったのに大井っちったらずっとそわそわしっ放しでねー」
「き、北上さん?!」
大井と北上だ。大井のやつ、何だかんだで心配してくれていたんだな。
「――っていうかぁ、何で鈴谷まで一緒に付き合わされてるの? 今日は由良と提督の看病交代する約束してたから、このあとふたりっきりになる予定だったのにぃ」
鈴谷も来ていた。というか、そんな約束してたとか初めて聞いたぞ。
「……抜け駆けは許さない」
「へ?」
「いえ、何でもないわ、ただの独り言よ」
――大井、お前は相変わらず裏表激しいね……鈴谷にはもうちょっと優しくしてやってくれ、後輩なんだから。
「……大井っちの提督に対するねじくれっぷり、あの頃から相変わらずだねぇー」
うんうん、北上はよく分かってる。
「そんなことより提督―――――あら、起きてらしたんですか。元気そうで良かったです」
大井と目が合う。
しかし喜びを隠しきれないその表情が、声が、途中から急激に冷たいものへと変わってゆく。
「……昨日はお楽しみでしたか?」
「……あ」
全裸の僕の隣で、すやすやと眠る由良。当然彼女も裸である。
ここから導きだされる答えを、大井は見た瞬間に察知したのであろう。
「あらー、提督も手が早いねぇー」
「あーっ! 鈴谷より先に手出すなんて由良ずるーいっ!」
ニヤニヤと眺めている北上と、憤慨する鈴谷。この状況においては、助けになってくれそうもない。
「北上さん、行きましょうか。もう私達のお見舞いが必要ないくらい提督は元気そうですし」
「あ、う、うん。提督、お大事にね……どんまい」
笑顔だが目が全く笑ってない大井は北上を引きずって出てゆく。
そしてドアを閉める瞬間、ぼそっと一言つぶやいた。
「――復帰したらお話があります……覚悟しておくことね」
思わず背筋が凍る言葉を残し、立ち去った。
『お話』がどんなものなのか、過去の経験からすぐ分かるぶん余計に怖い。
「んー、取りあえずは出直すとするかぁ。んじゃ提督、しばらくしたらまた来るから……あ、お見舞いの品、ここに置いておくから、そんじゃっ」
鈴谷はビニール袋に入った何かを置いて部屋から立ち去った。
起き上がり、中身を見てみる。マムシドリンク、精力剤、黒ニンニク――なんで精力に関するものばかりなんだ……。
「――提督さん?」
振り返ると、眠い目を擦りながら由良が目を醒ましていた。
「あ、由良……おはよう」
「おはよう、提督さん」
一夜を共にしたあとでも、変わらない挨拶。
僕は布団に戻ると、由良の隣に潜り込んだ。
「そういえばさっき外が騒がしかったの、もしかして誰か来ていた?」
「ああ、大井達が来ていたんだ――というか、鈴谷と看病交代約束してたって聞いたんだけど」
「うん、鈴谷にどうしてもって頼まれたから……でも、由良も提督さんのこと大好きだったからつい……先にこういうことしちゃって、あの子には悪いことしたかなぁ」
「んー、あいつはそこまで気にしてないようだったし、由良も気にすることはないと思うけど。というか、僕はどの道ふたりに手を出される前提なのか」
「あはは……うん」
お互いに苦笑しつつ、でも悪い気はしない。
「それで、これからどうするの提督さん?」
「んー……取りあえずは、もう少し眠っていたいかな」
「――ふふ、そうね。鈴谷が来るまで、由良と一緒に眠りましょうね……ねっ」
由良と寄り添い、甘い匂いに包まれながら目を閉じる。
まどろむ意識の中、由良のささやきが聞こえた。
「ずっと由良を愛してね……提督さん」