■今年最後の投稿は、大井と布団の中でまぐわったり露天風呂で獣みたいにファックするのがメインのお話です。
人生における睡眠という三大欲求のひとつ、かつて僕はそこに新鮮な刺激を見出すことが何度かあった。
ここでいう新鮮な刺激とは、例えばどこか知らない土地で泊まったとき、初めて女の子の部屋で寝たとき等々が値する。
いつもと違う天井の景色、枕の感触、布団の匂いは、僕の眠りに特別なスパイスをきかせてくれた。
眠ることは忙しい人間にとって特に大事なことだが、しかしこの仕事に就いてからというもの――特に一度体を壊してからはより体調管理に重点を置くようになったせいもあるが――そこに刺激を見出すということを考えなくなった。
もっとも、あれは子供時代の感性だからこそ得られたものなのかもしれないとも思う。もはや戻らぬものということにしておいたほうが、美しい思い出として残るのだろう……たぶん。
それはそうと話は変わるが――これは12月の某日のこと。
とある鎮守府の提督である僕と艦娘たちは、山中の温泉宿に泊まっていた。
忘年会を兼ねた慰安の旅であるが、このメンバーでは初めての大きな旅行イベントというこもあって。皆が浮かれながら羽を伸ばしていた。
「ぷはーっ、風呂上りのアイスってほんとおいしーよねぇ。もう一本おかわりいっちゃおうかなー」
「わたしももうちょっと食べたいかな、でもお夕飯入らなくなりそうだし……あ、提督さん、由良の半分こしよ? はい、あーんっ」
「あたしはビールをこうグイっといっぱいやりたい気分なんだよね、普段はそんなに飲まないけどさぁ、こういうときぐらいはやっちゃおうかなってね」
「北上さんが飲むなら、私もたまには一杯行こうかなぁ……提督も、久々にどうですか?」
「いいさ、僕も少し羽目を外してみたい気分だからね」
銘々の勝手気ままなおしゃべりが、館内の廊下に響き渡る。
熱く染み渡る鉱泉を堪能した帰り。浴衣に身を包んだ艶やかな姿の少女たち――鈴谷、由良、大井、北上は、いつもにも増して賑やかだ。
「羽目を外すかぁ……提督さぁ、今日は大人しくない?」
「へ? なんで?」
「だってせっかく混浴だったのに、襲ってこなかったしぃ~」
「……鈴谷が僕をどんな風に思っているかよく分かった」
まったく酷いことを言う。
……そりゃ僕が一度その気になったら、泣かせるくらい鬼畜なことをしてしまうのも確かだが。
と、そこに由良が口を挟んでくる。
「鈴谷ったら、そんなこと言ったら失礼よ」
「由良、やはり君はよく分かってくれ……
「提督さんだって場所は選ぶもの、やっぱりお布団の上がいいですよね、ね」
「違うそうじゃない」
悪気なく同意を求めてくる由良にがくりと肩を落とす。
「確かに提督はケダモノよね」
「そうかな……そうかも……」
大井と北上の言葉にうんうんと頷く鈴谷と由良。
――いや、原因は分かっているんだ。普段から3Pないし5Pが珍しくないこともあって、僕の性欲魔人的なエピソードは彼女たちの間でしっかりと共有されていることについては。
そういうことしてるから、絶倫だのセックスモンスターだのと言われるのは当然であった。とはいえケダモノ呼ばわりは悲しくなる。
そんなこんなで方々に袖を引っ張られな、振り回されていた。
ある意味でいつもと変わらないひとときである。
――かくして、楽しい宴も過ぎ去ったころ、気付けば刻は丑三つ時。
泊まっている部屋で延々と飲み続け酔いどれた少女たちは現在、各々その場で横になっていた。静かな寝息が聞こえてくる。
そして僕もまた、眠気に任せて床に転がっていた。段々重い瞼が閉じられようとしたそのとき、
「提督、寝るなら歯を磨いてからにしてくださいよ、もう」
大井に起こされた。
「僕はもう寝たいんだ、お休み……」
「だめよ、ほら、起きて」
抵抗して眠気に誘われるがまま布団に潜り込もうとした僕だったが、体を揺さぶられて無理やり意識を戻された。
そのまま引きずり出されて洗面所まで連れていかれる。アルコールで思考の回転が滞っているせいか、まるで子供みたいにされるがままになっている。
……にしても、こういうときの大井って世話を焼きたがるなぁ、とぼんやりした脳みそで思った。
「今ぐらい磨かなくても虫歯になんてならないって」
「ならない保証がどこにあるんですか、まったく」
反論しようとしたら黙れと言わんばかりに、歯ブラシを持たされた僕の手を使って口に突っ込んできた。そのまま重ねた手を使って強引に動かして、口内を磨いてゆく大井。
目の前の鏡を見れば、そこには阿呆みたいな顔した僕が映っている。
あまりに駄目人間感ある我が面を見ていたら、なんだか酔いが醒めてきた。そうこうしている内に、歯磨きが終わっていた。
「はい、終わりましたよ……それじゃ、次は私ね」
そう言って自分の歯ブラシを僕に持たせて、僕に向けて口を開けてきた。
「?」
「まさか、このまま歯を磨かずいろと言いますか?」
――ああ、なるほど。私も磨いてよ、ということらしい。
じゃあと失礼して、大井の大きく開いた――しかし僕からするとそれでも小さな唇をすり抜けるように、そっと歯ブラシを差し込んだ。綺麗な歯並びに沿って、細かく動かしてゆく。
大井は瞼を閉じて、されるがままに待っている。その表情は、まるでキスを待っているかのように無防備だ。
にしてもだ。自分のを磨くのと違って、他人の口内を磨くのは気を使う。それに、大井の小さな顎や唇は改めて見ると繊細な造りをしていて、力を入れ過ぎたら壊れてしまいそうな、そんな感覚を覚える。
結局、隅々まで磨き終わるのにだいぶ時間がかかった。
しかし、大井から特に文句は出なかった。「まあまあ……かな」と言いつつ、自分の歯をなぞる彼女の表情は気分良さそうに見えた。
既に眠ってしまって起きない由良たちを布団に寝かせてから、僕らも寝床につく。
寝床につくと、いつもと違う枕の感触に慣れず、再び眠気が戻ってくるのが遅くなりそうだと感じた。
もっと言えば、
「今日は随分と大人しいですね……しないんですか?」
同じ布団に入ってきた大井と密着しているから、目が冴えて眠れない。
服越しに柔らかな肢体の感触が伝わってきて、思わず股間が反応してしまいそうになる。
何時もならそこから四の五の言わずに抱くところだが――しかし今日は違う。
「しないよ、僕だっていつも犬みたいにサカっているわけじゃない……おやすみ」
今日は、肌を重ねるよりもただ横になりたい気分なのである。
……正直言うと、風呂上りに散々な言われ様だったのを気にしてるというのはあるが。
「そう、そうですか……おやすみなさい」
残念そうなニュアンスの声を意識から追いやるように目を閉じ、今はただ眠ろうとした。
だが――睡眠を取ろうと意識しすぎることが却ってそれを妨げてしまうとは、このときの僕はまだ気づいていなかった。
それからしばらく経っただろうか。窓の外はまだ暗く、夜明けからほど遠い時間。
……まずいな、眠れない。
眠気は僕を置いてどこへ行ってしまったのか。少女たちの寝息が聞こえる中、取り残されたような気分だ。
そんなとき、誰かの手が頬に触れてきた。
「――起きてる?」
布団の中で、小さな声がささやく。
大井だ。彼女もまた、寝ていなかったらしい。
「……あぁ、この通りさ。さっぱり寝付けなくてね」
「ふぅん……ねぇ提督、だったら……」
「むぐっ」
次の言葉を待つ前に、顔に柔らかな塊が押し付けられた。胸元をはだけた大井が僕の頭を抱いたのだった。
温かな体温と甘い匂い、豊かな肉の肌触りを直に感じて、思わずドキッとする。下半身に血が巡ってくるのを感じる。
「こうすると、落ち着くかしら?」
「……うん」
うん、余計に落ち着かなくなった。
ふよふよとした乳肉に顔を埋もれさせながら、僕の中でぞわぞわしたケダモノが首をもたげる。
ふとしたきっかけで堰を切って溢れ出しそうになっている欲望は、しないと宣言したことを過去のものに変えてしまった。
そして気づく。なにやら唇に当たる、豊かな膨らみの頂に……引力のように吸い寄せられ、咥えていた。
飴を舐めるように、コリコリした弾力のあるそれを舌で転がしていると、段々と硬さを増して膨らむ。
「んぁっ……もう、赤ちゃんみたいなんだから……あまり乱暴にしないで」
口ではそう言いながらも、強く吸ったり甘噛みすることを拒もうとはしなかった。むしろもっとといわんばかりに僕の頭を掻き抱いて押し付けてきた。
夢中になって肉突起にしゃぶりついていると、股間をはだけられて性器を引きずり出される。すっかり熱を帯びて隆起した男根が、そろりと撫で上げられる。
「……やっぱり、したいんじゃないの」
どこか嬉しそうにも聞える声だ。
乳首がふやけそうなほど舐めしゃぶっている僕の髪を撫でながら、しなやかな指が肉茎をしごいてくる。
少し冷たい手のタッチが心地よく、熱い怒張がより脈を打つ。
このまま出してしまっても構わないかもしれないが――やっぱり胎内でイきたい。
腕を起こして大井の上に覆い被さると、柔らかな太ももを開いて入り込み、膣肉を掻き分けて押し入った。
「ん゛っ……ん゛ふぁぁっ♡♡」
股間が密着するほど奥まで貫かれ、甘い嬌声を上げる大井。
じっとりと湿りうねる膣壁に包まれながら、既に降りてきていた子宮と切っ先が深く口づけしてるのが分かった。
狭い布団の中で大井を抱きながら、出来る限りのストロークで肉孔を擦り上げる。
「ふぅっ、んくっ……あふっ♡ もうちょっと、抑えて、よっ……んっ、くぅんっ♡」
明らかに感じていながら、皆が寝静まった室内で漏れ出る嬌声を押し殺す大井。
しかし、塞ぎきれない悦に染まった吐息が僕の獣欲をより荒ぶらせることまでは考えていなかったようだ。
「ん゛っぐぅっっ♡♡ そんなっ、にぃっ……おちんちんっ、奥ぅ、えぐっちゃ、ん゛ぁっ♡」
膣奥を押し広げんばかりにえぐり上げる動きに、発情した生殖器官が吸い付いてくる。
熱い愛液が胎内を満たし、掻き混ぜる度に粘っこい音を立てて泡立つ。
お互いの体温で布団の中は熱気に包まれ、汗が流れ落ちてくる。
頭がぼうっとして真っ白になって、何も考えられなくなりながら、僕は悦楽の交わりに没頭していた。
「ふぁっ♡ ん゛ぅっ、んっ、くぅんっ……んぶぅっ♡」
甘い喘ぎが漏れ出る唇を噛み締めこらえようとする大井、夜の闇にうっすらと浮かぶその表情に、たまらず唇を重ねた。
ぬめる舌が僕の中に入り込んできて、甘えるように絡み付いてくる。
「……んはっ、んぃっ♡ ふぅっ……ん゛んぅっ……♡」
粘膜が擦れあい、唾液が混じりあう。口元が汚れるのも構わず、柔らかな唇を貪る。
そして次第に、頭の中から痺れるような感覚が広がってきて――股間にズクンッ、と衝動が走る。腰の動きが勝手に速くなってくるのが、自分でも止められない。カラダがひとりでに快楽の高みへ登り詰めようとしている。
その勢いに乗せられたまま、深く突き刺した瞬間、せき止められていた欲望が瓦解した。
「ひぁあっ――ぁあ゛あ゛っっっ♡♡♡」
みっちりと繋がった子宮口の中へと子種粘液を吐き出され、大井の肢体が大きく痙攣した。
しなやかな足が僕をがっちりと固定して、むっちりと張った腰を強く擦り付けてくる。子宮壁を叩く熱々の粘液を、すべて胎内で受け止めようとするかのように。
「あっあ゛っ……あ゛っあ゛っあぁっ……で、でてるぅっ……♡♡ お腹のナカぁっ……いっぱいっ……♡♡」
種付けされながらイク快感に、喜悦の声を上げる大井。
一滴残らず注ぎ込まれたあとも、足のホールドを離そうとはせず、甘ったるい嬌声を漏らしながら絶頂の余韻に浸っていた。
「しないと言ったはずが……結最後までしてしまった……」
「こういうことになるとは思ってましたし……私は別にいいですけど」
やはり僕はケダモノかも知れないな……と自嘲せざるを得ない。
大井はまんざらでもない様子だが。
「ところで……さすがにこのまま寝るの嫌だから、体を流したいのよ」
「確かに、匂いがちょっと気になるね」
「ええ、だから……提督?」
暗闇の中でもだいぶ目が慣れたせいもあって、彼女の目が何を訴えているかはだいたい分かる。
「ああ、分かったよ。露天風呂へ行こうか……混浴で」
「ひあ゛ぁっ♡♡ はぁぁっ♡♡ これぇっ、すご、ぉいっ♡ 激しっ……あ゛ぅぅっっ♡♡」
夜空の下、獣のような嬌声が響き渡る。
四つん這いになった大井を、背後から腰を叩きつけ犯していた。既に三回も中出しされ、桃色に上気した肢体は積極的に肉欲を求めてきた。
くびれた腰から大きく張り出した臀部の眺めは、実に堪らないものがあった。打ち付ける度に、たっぷり肉が盛り上がった豊かな尻房が波打つ。
ヌチヌチと音を立てて擦れる陰唇からは入り混じった愛液と精液が溢れ出し、むちむちとした太ももをドロッとつたい落ちてゆく。
豊乳を形が変わるほどに揉み搾られながら突き上げられ、もはや息も絶え絶えに喘いでいた。
「う゛ぅぅっっ♡♡ ん゛ぅっ、ひぅぅっっ……あ゛あぁっ♡ わ、わたひっ、もうっっ……あ゛ぁぁぁっっっ♡♡♡」
尻を高々と掲げて大井が達すると同時に、ひときわ強い締め付けに僕も絶頂を迎えた。
成熟した臀部を指が食い込むほど掴んで引き寄せ、最奥で熱い子種粘液をしぶかせた。
「あ゛ぁっ……んっ♡ またぁ、熱いのいっぱいっ……♡♡ こんなのっ、ほんとうに妊娠しちゃうじゃないっ……♡♡」
よく言うよ、自分から腰を押し付けて子種を搾り取ろうとしてくるくせに。
にしても、二度目の種付けは、彼女にとってよほどの刺激だったのだろう。股間から精液を垂れ流しながら崩れ落ち、躰をビクビクと震わせてイっていた。
僕もまた、射精後の余韻に浸っていた――が、
「――提督ぅっ、大井さんといったいナニしてたのかなぁ~?」
突如として背後から首に回された手に驚き、振り返ると、にひひっと笑う鈴谷の顔があった。
「ぁ……鈴谷、もしかしてさっきの聞こえてた……?」
「お部屋でえっちしてたときからバッチリ聞こえてたよー? ねーみんな?」
更に、その後ろには北上や由良もいた。もちろん、皆も裸である。
「ふー、大井っちも自分から抜け駆けするとはやるねぇ、あたしも負けてらんないな~」
「……ふたりともずるいよ」
囲むように抱きつかれ、それぞれ違った肢体の感触と匂いに、さっき出したばかりの肉棒がむくむくと元気を取り戻してゆく。まったく空気の読めない息子だ――いやむしろ読んでいるのか。
ともあれ、こんな状況に置いて僕の選択肢はひとつしかない。
「……わかったよ、三人とも。こうなったらいくらでも相手して――――――っっうぁぁっ?!」
かくして、言い終わる間もなく群がられ、押し倒されるのだった。
「あはぁぁぁっ♡ あんっっ♡ 提督さんのおちんちんっ……まだカタくて素敵ぃっ♡……まだ由良のナカに出せるよねぇ、ねぇっ?」
「ちょ、由良っ?! 次は鈴谷の番だからね!! ――ほらほら提督、お尻の穴舐めてあげるから、さっさとイっちゃいなよっ」
「このぶんだとあたしは最後かぁ~、ま、どうせまだ何周もするんだし関係ないか。ところで提督、もしかして乳首舐められるの結構好き? ――そう? そんじゃ、もっとしてあげよっか」
――そして、あれからまた何度も射精し……させられた。大井との交わりでだいぶ消耗していたせいもあって、今の僕は三人相手になすがままだ。
由良には後背位で肉棒をしごかれ、鈴谷にアナルを舐められ性感を刺激され、そして北上が首筋や胸を舐め回す三方からの責め……未だに腰を振っていられるのが自分でも不思議というほかない。
とはいえ、こっちも負けっぱなしではない。これから一気に逆転し――ようと思った矢先、しな垂れかかってくる
「結局、全員来ちゃいましたね。まぁ……
耳元に吹きかけられる大井の甘いささやきは、僕に一種の諦念を抱かせる。
己が選んだ道だ、どこまでも進むだけさ……そう思いながら、股間を駆け上がる濁流を思い切りぶちまけるのだった。
時は過ぎ、夜の暗色に白が入り混じるような刻。
現在、この部屋では、ひとつの布団の下に僕と四人の少女たちが眠っている。もちろんこんな風に語っている僕はまだ意識があるのだが……それも時間の問題だろう。
その前に、改めて思うことがひとつ。
彼女らとこうして寄り添って眠ることは今の僕にとってはありふれたことだし、そこに新鮮さはない。
――しかし、退屈したことは一度もないのだった。