※この作品はR-18です。

問題児世界でエロ勝手やるそうですよ?   作:作者ほぼ4亡

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四話 商談

 

 

 

「さて、急な商談だが、俺を満足させるものはあるのか?」

 

「…ええ、とても珍しいものですから、きっと満足する事でしょう」

 

「ふーん」

 

 ルイオスがいるのはペルセウスのコミュニティの玉座の間である。コミュニティのシンボルが大きく描かれた壁の前に無駄に豪華なソファーが設置されており、ルイオスはソファーに寝転がって3DSでモンハンXをやっている。そんなルイオスと階段を挟み会話するのは今回の取引相手である“アヴァターラ”という商業コミュニティだ。ルイオスはごく一部の者以外には親の七光りの快楽主義者としての面しか見せていない。稀に行うペルセウス主催のギフトゲームでもルイオス自身は動かず物量によるごり押ししかしていない。

 

「早速品物見せてよ。気に入ったら買い取ってあげる」

 

「…ええ、では」

 

 ルイオスがそう言うと取引相手である少女はギフトカードから檻に入った少女を出す。プラチナブロンドの美しい髪に赤い宝石のような瞳を持つ美少女だ。

 

「何それ」

 

「世にも珍しい箱庭の騎士です」

 

 本来は知っているし、今すぐ飛びかかりたいが衝動を隠し、姿も偽装結界によって関心無いように見せる。なお彼女へ一度も目線を向けず、ずっとゲームをしているので、地味に苛立っているようだ。

取り出された箱庭の騎士…吸血鬼であるレティシアもルイオスの態度が信じられないだろう。やる気がなく、最低限のマナーもない。快楽主義者として有名だったルイオスなら珍しい自分を買うと思っていたが、レティシアに目もくれず興味を抱いていない。レティシアはつい最近魔王によって滅ぼされた東の最大コミュニティに所属していたのだ。“サウザンドアイズ”の傘下の東の商業コミュニティであるペルセウスに買われるのがレティシアにとっては一番良いのだ。東区であれば元同志たちの状況がわかり、場合によってはサウザンドアイズの幹部、白夜叉に助力を願えるだろう。

 

「箱庭の騎士ねー。確かに希少価値も力もあるだろうけど高いんでしょ?」

 

「いえいえ、この箱庭の騎士はある事情によって強力なギフトの大半を失っております。ですのでお買い得ですよ?」

 

「力のない騎士なんてただの愛玩用じゃん。まあ面白そうだから買うけど」

 

「…お買い上げありがとうございます」

 

「じゃあ、支払いは別室でお願いね」

 

 ヒラヒラと手を振り、商談を終わらせる。ルイオスが最後までゲームから目線も逸らさずに商談が終了した。彼女、彩里鈴は自慢の直感も駆け引きもなく、ただペルセウスの現リーダーは噂以上に酷いと感じただけだった。彼女もルイオスの事をすぐに忘れ、もし対面しても彼の事を侮るだろう。ルイオスの思い通りに。

 

「…ふぅ」

 

 鈴が部屋から姿を消して、気配も完全に消えた所でルイオスは小さく息を吐き3DSを閉じる。魔王連盟の下部組織“アヴァターラ”に所属する彩里鈴。彼女の直感力はバカに出来ないので計算通りに終了したのはルイオスにとってありがたかった。

 そして部屋にはルイオスと檻に入ったレティシアのみが残されている。

 

「何故私を買った」

 

「欲しかったからだ」

 

「今の私にはこの身体くらいしかないが、まさか主はロリコンか?」

 

 これは純粋な疑問である。レティシア視点ではルイオスが自分に一切興味を持っていなかったのだ。このままでは商談は流れるだろうと感じていたが、予想に反して商談は成立した。まあ、ルイオスが偽装していただけであり、ルイオスは初めからレティシアに興味津々だったのだが。

 

「ロリコンというのは正解であり、その身体目当てだったのも正解だ」

 

 レティシアは奴隷として売られ、買い手によってはそういう事もあるだろうと予測していたが、実際にこうなると女性として好きでもない者に身体を許すことに抵抗があった。だがここまで来るのに魂の一部であるギフトさえも魔王に譲り渡したのだ。この男に抱かれるくらい諦めるしかないだろう。

 

「だが、その前にお前を仲間にしよう」

 

 ルイオスが指を鳴らすと、2人は別の世界…ルイオスが所持するゲーム盤へと転移していた。

 

「なっ!?どういうことだ」

 

「君が欲しいんだよ。仮初の主人ではなく、真の主人としてね」

 

 レティシアは理解が追いつかない。私が欲しい?仮初としてではなく真の主として?それが意味することは。

 

「ギフトゲームをしよう。君の魔王としてのギフトゲームをね」

 

「だが私のギフトは…」

 

 ルイオスがもう一度指を鳴らすと、レティシアは自身の捨てた筈の神格が戻っている事に気付く。なんだこれは…。先ほどから理解出来ない事ばかりだ。

 

「ゲームスタートだ」

 

 ルイオスがそういうと、空から黒い封書の“契約書類”が降る。

 

「まさか!?」

 

 レティシアが真っ先に浮かんだのはルイオスが魔王であり、強制的にゲームを仕掛けたのだと思った。だが契約書類に書かれた内容は封印した筈のレティシアの魔王時代のゲーム内容。そしてよく見れば見覚えのある古城にいるのはレティシアのみだ。ルイオスは姿を消していた

 

 

 

 

「さて、十三番目とはいえ太陽に復讐できるぞ?」

 

「…まさかアレを私1人で対処しろっていうの?」

 

 ルイオスに言われペストは上空を見上げると、巨大な龍が存在している。龍の純血、箱庭の最強種の姿を見てペストは冷や汗を流す。

 

「太陽に復讐するっていうのはそういう事だろう。一四個の太陽の主権を持つ白夜叉はもっと酷いだろうな」

 

「………」

 

「巨龍はアルゴールとペスト任せる」

 

「トカゲの一匹くらいならアルちゃんに任せてー♪」

 

「ちょ!?死ぬ!私死ぬから!?」

 

 

 

 

 ゲームはルイオスの勝利に終わり、ペルセウスの玉座の間に4人は戻っていた。ルイオスのギフトと原作知識、力を完全に取り戻したアルゴールが居て負ける事はないのだ。レティシアは色々と理解できない事がありすぎて呆然と立ち尽くし、ペストは死にかけて地面にうなだれている。元気なのは「ほめてほめて―」とルイオスに抱き着くアルゴールとそんなアルゴールの相手をしているルイオスのみである。

 

 

 




次回こそエロと言ったのにエロまでは入れなかったです…
ですがもうエロを描き始めているので明日には確実に投下できます。
エロは難しいはっきりわかんだね。

現在アンケートは1と3が半々くらいでどうすれば…
他のキャラを出すか出さないかで展開が大分変るので早いですが、
明日の22時に締め切りで、すみませんが1票でも多い方を優先します。
同数だったら…?ははは(目逸らし)
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