由奈ちゃんに服を着せた瞬間、エレベーターが動き出し、ドアが開いた。
「もう大丈夫ですよ?」
由奈ちゃんは管理会社の人からそう聞くとまた泣き出し、抱き付かれた。
「ひグ!!・・・怖かったよ〜〜〜!!」
よしよし・・・
っと、待て?
2階に住んでいる由奈ちゃんがなんで弊所恐怖症なのにエレベーターに乗った!?
意味がわからん!?
「うう・・・彼くんの垂れて気持ち悪い・・・」
いや、垂れたとかいらないから!
由奈ちゃん、なんでエレベーターに乗ってきたんだ!?
「階段より楽だもん・・・」
貴様!デブ症か!?
「・・・で?彼くんは蒼のトコ行くの?」
「そだよ?蒼・・・と、言うか優子先生かな?」
「うう・・・なんか、お腹痛くない生理みたいで気持ち悪い・・・ウチ、行くね?」
「お?おお・・・」
由奈ちゃん、へんな内股しながらエレベーターで2階に行き、俺はそのまま・・・
なんで4階で止まるかな?
仕方無い。
階段だ。
階段に向かうと階段は4階以上行けなくなっており、踊り場となっていた。
「上に行けないだと?」
非常階段を探す。
あった。
420号室横の扉を開け、階段を上がる。
すると鉄格子があり、それ以上は鍵が無いと行けなくなっていた・・・
どうすればいい?
携帯やスマホを持って居れば蒼辺り呼んで迎えにこさすが、装備品に無いぞ!?
そか!?
もう1階、下に降りて、呼び鈴を・・・
メンドくさ!!
俺は優子先生には悪いが帰る事にした。
マンションを出て、駅向かいの商店街に向かう。
商店街の先に住宅街があり、そこに徳山家や学園があるマップになるからだ。
商店街を抜け、十字路に出た。
左手が徳山家、その奥が神社。向かいが桐生院美香先輩の御殿。
その向かいが和式の家。
その裏が華僑院麗子さんの屋敷。
道路挟んで向かいが学園。
つまり、俺の右側は学園の壁がある。
学園前と華僑院麗子の家の壁の間にある道路を進むと海の筈。
人工少女3のマップなら・・・
行ってみるか?
レーナ叔母さんが今日海で花火大会があるって言ってたから。
十字路を右に曲がり、学園前を通る。
学園は、さすがに日曜日なので門が閉まっていた。
住宅街を抜ける。
目の前に線路。
その先に防波堤。
線路沿い、左右に・・・
右側にメイド喫茶!?
左手に晴着喫茶!
なんだねこれは!?
晴着喫茶とはまた斬新な・・・
行くなら晴着だよね?ね?
線路に沿い、左手に曲がり、晴着喫茶に入った。
「いらっしゃ・・・なんだ、ター坊かよ・・・」
誰だ!?
花魁衣装の胸元が腹毛出した前わけロングの娘は・・・
ター坊だと!?
あ、俺の事か・・・
「冷やかしか?・・・こっち座れよ?」
中に入るとボックス席があり、カウンター席向こうに花魁はいた。
花魁に言われるまま、カウンターに座る。
「で?・・・何か飲むのか?」
「・・・いつものヤツ・・・」
花魁は知り合いらしいから言ってみた。
いや、試しに言った!
言っただけだから!!
「ったく!?・・・」
花魁はそう言うとカウンターから出て来て、入り口を閉めた。
「ター坊だけなんだからな?・・・こんな事するのは・・・」
花魁は左手で胸を寄せ上げ、谷間にカウンターにあった淹れたてコーヒーを注ぐ。
「あっつ!!・・・ほら!熱いんだから!早く!!」
何がですか?
花魁さん?