キリト君以外はすこしおかしくなっていますのでお気を付けください。
甘い香りがする。
キリトが目覚めるとそこにはいつもの自分の部屋の天井はなく、白いベールのかかった天蓋が見えた。
「ここは……」
どこだ、と言いかけて止めた。
(たしか今日は日曜日だったよな……別に、起きなくてもいいか)
キリトの眠気でぼんやりとした頭は寝る前と自分がいる場所が違うことを思考の片隅に追いやった。ベッドの上にいる。それだけで十分だと判断して目を閉じようとする。
甘い香りがする。
キリトは何となく寝返りをうつ。絹のシーツが静かな音をたてて、裸の皮膚をすべらせる。
キリトは薄く目を見開いた。隣で誰かが寝ている。金髪に少し日焼けした褐色の肌。そのフェイスペイントをした頬をゆるやかに動かして、すうすうと寝息を立てる女性は彼の知り合い。名をアルゴと言う。
アルゴと言う。
「うおおおおおおおおおおお!!!?」
跳ね起きたキリトは半身になってアルゴから離れようとした。反射的な反応。特に理由もないのに男女が同じベッドの上で寝ていいはずがない。そんな倫理的な行動。
キリトはベッドから降りようとしてアルゴと反対側へ体をむけた。一刻も早く逃げなければならない。さっきまでの甘い匂いは彼女からだったのだ。瞬間的に覚醒したキリトの脳が要らぬ思考を流す。
ぐっとアルゴの反対側から逃げようとして、何かに詰まった。布団が膨らんでその頭からピンク色の髪がちょんと見えている。
「あっ?」
キリトが動いた拍子にめくれた布団の間から顔が見えた。中に人が入っていた、というよりも寝ていたのだ。少し丸顔で、そばかすができた顔は――
「り、リズぅ?」
キリトの声が裏返った。彼女もまた彼の知り合いである。リズベッド(以下、リズ)もまた彼の知り合いの女性だ。
ばくばくと心臓が音をたてる。キリトははあはあと息をつく。二人の女の子に挟まれて寝ている自分がわけわからない。昨日はなにをしたかもさっぱり思い出せない。
「そそそそそっそうだ、あ、あるごに聞けば」
キリトはぷるぷると震える手でアルゴを起こそうとしてその顔を見た。無防備な寝顔。いつもは何かを警戒しているような目が閉じていて柔らかそうな頬が呼吸に合わせて動く。
「……」
キリトの手が止まる。知らずに生唾を飲む。
寝ているアルゴはそんなことお構いなしに小さく舌を出して、自分の唇を舐める。そしてむにゃむにゃと漫画の擬音のような声を出して首を動かす。
キリトの手がまた震えだした。違う意味で息が荒くなる。アルゴの寝顔が笑っているように見えて、そして時折動く薄いピンク色の唇が――
はっとしてキリトは頭を振る。彼は自分の抱いた高校生として健全な心の「欲望」がとても邪なものに感じ、必死で振り払った。
「おい、アルゴ。起きろ! アルゴ」
ゆさゆさとアルゴをゆすりキリトは起こそうとする。彼女は「ううん」と唸り。目を瞬かせながらキリトを見る。
「なんだヨ。キー坊。……まだ眠いヨ」
特徴的な語尾の発音をしながら口を開いたアルゴだが、それだけ言うとまた目を閉じて寝ようとした。
「おい、寝るな。なんでここにいるんだ。なんで……」
といいながらキリトはあたりを見回した。あたり一面真っ白で、彼らが寝ているベッド以外は何もない空間。そのベッドは大きな円形で白い布団に、天蓋には透明なカーテンがついている。そしてキリトの足元が何かもぞもぞと動いている。
「お、おいアルゴ。たのむ。起きてくれ。なんか変なんだ? いや、アルゴがいる時点で変なんだけど、ここはどこだよ!!」
ゆさゆさとさらに強くアルゴをゆする。アルゴはしかたないなあと言った感じでゆっくりと起きて、上半身だけで伸びをした。その一糸もまとわぬ姿で。
うっすらと肉のついた鎖骨に、張りのある胸を隠そうともせずアルゴは肩を回したり、首を動かしたりする。均質のとれた上半身だが、腕は少し細い。だが顔はやはり眠そうだった。
ふうと息をついてアルゴがキリトに顔を剝ける。その呆けた顔をした男は口をパクパクさせながらアルゴの裸を見つめていた。だんだん血が頭に上って頬が赤くなっていく。
「なんだヨ。キー坊。おれっちはまだ眠いんダ。用があるなら……」
「服を着ろおおおおおおおおおおお!」
アルゴは急に大声を出したキリトに驚きながら。
「はあ? キー坊だって何もきてないだロ」
「えっ?」
あわててキリトは自分の体を見た。アルゴの言うとおり、何も身に付けていない。あまり筋肉質ではない体がそこにあった。いや、それよりも問題なのはベッドの感触が「直」にお尻から伝わってくる。
キリトの目が自然、下に落ちる。自分にかかった布団をつまんで押し上げると、自分の下半身がみえた。その股間についた棒が大きく膨張していて上げたはずの布団に先っぽが当たっている。案の定下半身にもなにも身に付けていない。
「朝から元気だナ」
「み、みるな!!」
覗き込んだアルゴの声にバッとキリトは布団を下ろした。彼の顔は真っ赤になっている。羞恥心で頬が熱い。
「な、なんで。俺も裸なんだよ。ここはどこなんだ」
身を折ってキリトはアルゴに目を向けた。多分に抗議の心が入ったそれは睨んでいるようにも見える。アルゴは首を傾げて「うん?」と声を出す。まるでキリトの疑問が分からないように。
腕組みしたアルゴの腕が少し彼女の胸を押し潰しているが、基本的にアルゴは隠そうとしていない。反対にキリトが恥ずかしくなり「布団を着ろ」と言って無理やり隠させた。
「変なキー坊だナ」
という変なアルゴが体を布団で隠すと、何かを失ったような喪失感がキリトの心に生まれた。ある意味男として当たり前のことだが、目をつぶって頭を再度振り。必死に邪念を払う。
もぞとキリトの横、アルゴの反対側で何かが動いた。
「なんか。うるさいんだけど。ふぁーあ? どうしたの」
キリトはアルゴの方に顔を向けている。欠伸をしながら声を出したものがいるのは頭の後ろだ。つまり顔は見えない、声は聞こえる。誰かは、分かる。
「リ、リズ」
キリトの背中が冷たくなった。何かわからないがやばい気がする。キリトもアルゴも裸なのに、リズだけが服を着ているとは思えない。かといってアルゴを見つめたままなのもキリトには心苦しい。確かに胸は隠したがそのつやのある肩は隠していない。仕方なくキリトは目を力強く閉じる。股間の間が熱いことが、恥ずかしい。でも興味ある。不思議。
「あっキリト、おはよう。……なんであっち向いてんの?」
「なんカ。キー坊が変なんだヨ」
「へえ?」
アルゴとリズの会話を聞きながらキリトは「変なのはお前らだろ!」と頭でつっこみを入れた。
「ねえ、キリト大丈夫?」
リズの声がしてキリトの背中に手が当たった。女の子の手。柔らかくて温かな手はキリトの精神力を削っていく。
見たい見たい見たい
キリトの頭の中に彼の理性に反した言葉がぐるぐる回る。目を閉じている分だけ心臓の音がクリアに聞こえた。まるで運動した後のように激しく動いている。
耐えられずにキリトは布団を頭からかぶった。
「本当に何しているんダ。キー坊」
「キリト? どっか痛いの?」
キリトは布団の中で耳を両手でふさいで縮こまった。これ以上二人の声を聞いていたら何かが切れそうになる。それに二人とも恥ずかしがっていないことが拍車をかけた。見てもいいだろ。と思ってしまう。
「おかしい、おかしい、おかしい」
小さな声でキリトはそうつぶやいて自分に言い聞かせる。そうでもしないと本当に変になりそうだった。キリトは暗闇の中でうっすら目を開けた。暗いと言っても隙間から入ってくる光で中はしっかりと見える。アルゴの太ももとか……。
キリトは今見たものを頭の中から消して、目線をそらす。はあはあと息を漏らして、無駄に反応してしまう男の体が憎い。そして暗闇の中で目があった。
赤い二つの目がキリトの足元のあたりにある。キリトはぐっと息をのんで目を凝らすとそこにはツインテール女の子がこっちを見ていて、二パっと笑いかけてきた。
「ししししししシリカまでっ!?」
なぜそんなところにいるのかは全く分からないが、布団にもぐりこんでいた少女はキリトの良く知った女の子だ。
キリトは布団を跳ね上げて、立ち上がった。その拍子にアルゴとリズにかかっていた布も跳ね飛ばされる。
「しまっ」
たなどと言っているのはすでに遅い。ベッドの上で全裸でキリトは立ち上がった。
アルゴとリズが怪訝な目でキリトを見つめる。リズもやはり何も着てはいなかった。アルゴよりも肉づきのいい体はむっちりしていて、胸が大きい。その先端がピンク色の突起を作っている。アルゴはアルゴで首を傾げて、腿を動かしながらキリトの方へ体を向ける。すりとシーツが鳴る音がキリトの精神をじわりと弱らせる。そんな艶めかしい動き。
「あが、あが」
などど呻くキリトの下でもぞと布団が動く。そしてシリカが頭を出して、キリトを見上げた。布団からはみ出た肩は細く白い。首元から浮き上がった鎖骨までが見えた。
裸の美少女が三人。キリトの目の前にいる。
「はっ。見るな!!」
両腕で股間を隠してキリトはしゃがみ込んだ。女子三人に見られるのがどうしようもなく恥ずかしい。しかしその女の子達は体を隠そうとしない。
「ぎゃ、逆だろ、こ、これ」
「何が逆なんダ?」
ぐいとアルゴがキリトに顔を近づけてきた。顔のすぐ横、吐息がかかる距離。揺れた金髪がキリトの肩に当たる。
アルゴがさらに身を寄せる。そのむき出しの肩をキリトにぴたりと寄せる。柔らかい肌がキリトに軽くかかる。
「キー坊?」
アルゴがきょとんとした顔でキリトを見る。甘い香りがキリトの鼻につく。
「は……は」
離れろ、のキリトの口から出てこない。いや、喉に引っかかっている。言いたくないのが彼の本音。真っ赤になってアルゴを振り払いたいのが彼の理性。天秤が前者に傾きかけているなんて認めたくはない。
「ん?」
答えのないキリトにアルゴは軽く首を傾げた。本当に軽く、ゆっくりとキリトから目を離さずに瞬きをしながら。
「!っ」
耐えられなくなったキリトはアルゴから目を逸らす。今、落ちそうになった。かわいいなどと思ってしまった。
「キリトぉ」
目を逸らした先にリズの顔があった。彼女もその大きな胸をキリトにぴったりとつけてきた。引こうとしたキリトの体が後ろにいるアルゴに抑えられる。リズがさらに体を寄せる。
(や、やわらか……違う!!)
キリトは肩に当たった初めての女性の感触に何かを持って行かれそうになった。リズはそんなキリトをクスリと笑いかける。無邪気な笑い。その大きな目でキリトを射止め……
キリトはさらに目を逸らす。アルゴの顔。急いで目を逸らす。リズの顔。
両手に花。望んでいない光景。だがほしくない訳でもない。
ここまで来て理性を保つキリトは生来真摯な人間と言っていい。だが体は正直で、なにか浮き上がりたいような興奮と、それに反応して股間に血が集まっていく。裸の美少女にサンドイッチにされれば当たり前だろう。
「キリトさん」
三本目の花。よじよじと布団から出てきたシリカが四つん這いで前からキリトに近寄ってきた。彼女はまだ13歳。小さく膨らんだ胸が未発達の体を表している。そんなシリカの顔よりも胸を見てしまうキリトは健全な男子と言っていい。
前も右も左も逃げ場はない。キリトは焦って後ろに倒れこんだ。手足を投げ出した形になったキリトを彼の上からアルゴ、リズ、シリカが覗き込む。
「なんダ。また寝るのカ? キー坊」
「キリト。大丈夫なの?」
「キリトさん。どうしたんですか?」
近寄るな、触るな。見たくない。見たい、触りたい、近寄りたい。
思考が回る。キリトの世界が回る。目の前の光景は本当だろうか。手がぴくぴくと動く。ともすれば誰かを触ってしまいそうだった。
襲う。その思考がないことは経験がないからだった。
「二人がキリトさんを困らせたんですよ」
シリカが少し強い口調でアルゴとリズに抗議する。それはそうだが困らせたのは二人ではない、三人だ。アルゴとリズは「?」と顔を見合わせた、別に何もしていないと言った顔だ。
シリカが続ける。
「キリトさん。落ち着いて話しましょうよ。ねっ」
キリトはそう言ってほほ笑むシリカにすがりたくなった。やっと解決の糸口が見えたように感じた。
「一度抜いちゃえば、落ち着きますよ。キリトさん」
シリカがキリトの股間に手を入れて。中の棒を、掴む。
「あう」
女の子のような声を上げてキリトはのけぞった。シリカの手はひんやりしていて、その手で彼の棒を、擦る。上に下に。「抜こう」としている。
「やっ、やめシリカ。ダメだ」
アルゴとリズが顔を見合わせてにやりと笑った。なんだか知らないがキリトの様子が初々しくて、かわいい。
「ダメなのはここカ。キー坊」
アルゴがキリトの棒の先をつまむ。指をちょんと動かして亀頭をさする。
「ぐっ、あ、るご」
リズがそそくさとキリトの後ろに回って、彼の頭を膝に乗せた。そして首に腕を回して頭に胸を押し付ける。柔らかな弾力が、キリトの脳天を文字通り「直撃」する。
「なにがダメなのかな。キリト?」
「り、リズ。胸が……」
当たっているのではない、当てている。
シリカがキリトの棒をがっしりとつかんで上下に揺らしながら、アルゴがその先をいたずらっぽく捏ねる。そして皮をむいて、小指を這わせる。
「あっ、あっ」
変な声をキリトはあげてしまう。抵抗しようとしても生理的な反応で身を揺らしても、そのたびのにリズがさらに深く胸を押し当ててくる。キリトはか細い声で言った。
「や、やめてくれぇ。みんな」
「やめてもいいヨ」
アルゴが即座に答える。「えっ」とキリトは目を彼女に向けるが、その瞬間にアルゴがくりと亀頭をつまむ。キリトは目を閉じてびくりと体を震わせる。
「やめてもいいヨ。キー坊」
また同じことをアルゴが言う。シリカがやはり上下に彼の棒を揺らす。それに耐えながら、息を吐き、キリトは言う。
「や、やめ。やめて」
「もいいのカ?」
ドキリとした。キリトはアルゴの言っていることが理解できた。やめてくれると言っているのだ。じゃあ、答えは
「……っ」
出せない。逆の言葉が出ないのはキリトの心に残った一片の理性が抵抗するからだ。それは弱々しい抵抗。「やめて」と口に出すのが恐ろしい。
アルゴが手を股間から離してキリトの胸にのしかかった。と言っても体重は軽い。心地いい圧迫感。彼女の胸もお腹もおへそもちょっとだけ腿もキリトの上に載って、這う。すべすべの肌がキリトの体を滑る。そして彼の目の前にアルゴが唇を寄せて言う。
「やめてもいいヨ」
三度目の言葉がキリトの目の前で言われた。アルゴの声から逃げるようにキリトが上を見るとリズが笑顔を向けている。逃げ場などない。
キリトがごくりと生唾を飲む。アルゴの顔が目の前に合った。彼女の胸のあたりでキリトの体に何かが当たる。「乳首が…」と思ってキリトは無抵抗に想像を受け入れる。
アルゴの顔。金髪の髪が目にかかり、フェイスペイントがほっぺたに書かれたそれ。いつも変な口調でしゃべるピンク色の唇がゆっくりと動く。まるで笑うように。
「なにをしてほしんいんダ? キー坊」
キリトは顔を前に出す。アルゴの唇が、そこにあって、やわらかそうで、わけわかんなくて。
アルゴとキリトが唇を合わせる。音を出して。狂おしくキリトが求める。
アルゴもそれにこたえるように、彼の顔を掴んで自分の唇に可愛い少年を押し付けてやる。キリトもアルゴの背中に手を回して、抱きしめる。彼女の体がほしい。
「うん」
アルゴが糸を引いて唇を離す。そして自分の唇を舐める。彼女はふふっと笑った後は何も言わない。ただ優しげにキリトを見下ろす。
キリトはアルゴを抱いたまま起き上った。リズは腕を離して、背中を押してやる。シリカも手を止めていた。まるでみんな慣れているような、そんな動作。
キリトはまたアルゴにキスをする。もっと強く。逆にベッドへ押し倒してしまうほど。
キリトには経験がない。ついでいえば知識も乏しい。こういった場合そうすればいいのかさっぱりわからない。でも抱きしめたアルゴの体があったかくて、柔らかくて。これだけで永遠に抱き合っていたとすら思える。
ベッドの上で静かな時が流れる。残りの二人も邪魔はしない。いずれ、自分の番がくる。ただその時まで、うらやましく見ているだけ。
やっとキリトが顔を彼女から離した。静かな吐息を漏らしてとろんとした目でアルゴを見る。彼女はまた舌を少しだして、唇の周りを舐めていた。その姿はキリトにはたまらなく愛らしい。
「どうすれば……いいんだ?」
純粋な疑問。このまま最後まで行ってしまいたい。だがやりかたが分からない。アルゴはにやりと笑い、腰を軽く擦り付けてキリトの太ももに這わす。
「いいヨ。キー坊。ちょっと早いけどネ」
キリトは力を弱めて、身を引いた。もう少しとアルゴが彼のお腹に手を当てて優しく押す。キリトがそれにしたがって後ろに下がる。アルゴの細い腰を過ぎ、太ももにキリトのお尻が来るまで。
下がったキリトにアルゴの「割れ目」が見えた。下半身にできた小さな割れ目は、中から桃色が少しだけ見える。そしてうっすらと湿っていた。なるほどまだ情事をするには少し早い。
「……」
初めて見る女性器にキリトは釘付けになった。アルゴの両の太ももに手を置いて。我知らずにまじまじと見てしまう。股倉についた彼の「男」が赤くなって、大きくなる。
「キー坊」
アルゴの声にキリトが怯えるように体を引く。羞恥心と罪悪感と好奇心が混ざった少年の心は不安定に揺れている。
「……」
キリトはアルゴを見た。ある意味刷り込みではあるが、彼女がまるで天使のように彼の目には見えた。だから、アルゴの口がゆっくりと動いているのが、髪が揺れているのが、もはやすべてが愛しい。
「いいヨ」
キリトがのそりと腰を前に出す。そして自分の股間についた棒を掴んでわずかな恥ずかしさで赤くなりながらアルゴの秘所に入れる。
少年の情事。全てが遅く、臆病なかわいらしいもの。
ぐちゅと小さな音をたててキリトのペニスがアルゴの中に入っていく。力関係を見れば、食べられている。といってもいい。
「あっ」
アルゴが、小さく唸り。キリトがゆっくりと奥へ差し込む。そしてぎゅと膣の中でペニスを締め付けられた。キリトは味わったことない感覚に襲われ、声を漏らす。アルゴの愛液が彼のペニスにかかって滑らかに進んでいく。その感触も心地いい。そんな初々しいキリトをくすとアルゴが笑い、呼ぶ。
「キー坊。おいデ」
キリトはアルゴが呼ぶのに反応して前へ身を乗り出す。そして彼女の中で彼のペニスがまた締められる。快感がキリトの脳を刺激する。彼は身を折り、弱々しい目をアルゴに向けながらその胸へ倒れこむ。アルゴも彼の頭に手を回して彼を包んであげる。
キリトがアルゴを突く。その動きは遅く、激しさもない。それでも彼は腰を動かす。そのたびに彼のペニスが刺激されて、その先からくる快感が頭をつきぬけていく。
「あっ」
と言ったのはアルゴではない、キリトだ。彼は何かをつかみたくて手をベッドに這わす。その手をアルゴが片手ずつ手の平を合わせて握ってやる。
キリトはもっとほしいと徐々に腰を速く振っていく。アルゴも耐え切れずにくぐもった声を上げる。
「あ、アルゴ。お、おれはもっと強く、ほ、ほしい」
胸元で荒い息を吐くキリトの声にアルゴが頷く。彼女の顔も赤い。
キリトが強く、アルゴを突き上げる。彼は無意識に舌を出してアルゴの胸を舐める。目の前に彼女の乳首がある。吸いたいなどと考えてしまう。きゃとアルゴがくすぐったそうに声を出す。
舌を這わせながら、キリトがアルゴの胸を舐めて。胸から鎖骨へそこから首元を舐めながら上へ這っていく。もはや考えるよりも「したいこと」が彼を支配している。
アルゴはキリトの頭を掴んでいた手を下ろして、また背中に手を置いてやる。彼女もまたキリトの上がってきた顔に唇を寄せて。そのおでこにちゅっとキスをしてあげる。彼女はまだ冷静と言っていい。つまり楽しんでいる。
キリトの腰が動くたびアルゴの太ももを愛液が流れ落ちて行く。シーツをじっとりと濡らしながら、シミを大きくしていく。
突く。キリトが声を上げる。
突く。アルゴがちょっと背中に回した手に力を入れて「しまう」。ぴくぴくと指が動く。最初、キリトを受け入れる態度をとってしまったことが彼女の反応を抑えさせている。気持ちいいのに、我慢する。
キリトはもっととばかりの腰を前へ出して、アルゴの中へ自らの肉棒を押し込む。
彼の中で何かが切れた。
キリトは自分の中から何かがアルゴへ流れ込んでいくことがわかる。本能的にそれはだめな気がして、身を引こうとする。その彼の体をアルゴががっしり抑える。
「逃げちゃだめだヨ」
妖艶な笑いを浮かべてアルゴが目を細める。いたずらをたくらんでいるような笑い。もうキリトは耐えられない。泣きそうな顔をしている彼には腰を振って彼女に受け入れてもらうしか方法がない。
「あっ、あ、アルゴ。おれ、おれぇ」
悲鳴のような嬌声を上げながら腰を振るキリト。
「もう、たへられな。いい」
彼が最後の力で反りあがり。アルゴの中へその子種を流し込む。
白い液が二人の間から、流れ落ちていく。
急速に興奮が冷めてく。キリトは自分が落ち着いていくことを感じた。目の前で頬を赤くして玉の汗を額に乗せているアルゴの顔が冷静に見えてきた。
見えてきたから、恥ずかしくなる。
「ご、ごめ。あ、ある」
キリトはあわててアルゴからペニスを抜こうとして。
行為を終えて敏感になった先っぽが、彼女の中でこすれる。
「あうぅ」
キリトがかわいらしい悲鳴を上げた。アルゴは少し乱れた息を整えながら薄く笑い、腰をひねる。もちろん彼女の中に残っているキリトの感じやすい肉棒が、ぐりと締められる。ビクリとキリトの体が跳ねてくぐもった声を上げる。目に涙を溜めて許しを乞う子供のような目でキリトはアルゴを見た。
キリトはゆっくりと自分のペニスを抜いていく、動かすたびに性感帯がこすれて快感がはしる。耐えるのが彼の精一杯。男女の愛液を絡めた液体に濡らされた彼の性器がアルゴの中から抜かれる。ねっとりとした愛液をおとしながら。
「はあ、はあ、はあ」
キリトは荒い息を吐きながら火照った体を抑えようとした。アルゴは身を起こしてゆったりとキリトに身をゆだねてその耳を、噛む。
「っ!」
キリトが身を引く。一度落ち着いた心臓が鳴る。性欲が減退している分感覚が鋭くなっている。くすくすとアルゴが笑うのを恨めしく見ながら、後ろへ上がる。
「キリトぉ」
耳元で声。キリトは驚いて後ろを見ると、リズが顔を彼の肩に乗せていた。彼女の胸にある双丘がキリトの背名に押し付けられて、圧迫してくる。
「キリトさん」
キリトの左手にすがるようにシリカがくっつく。彼女の未熟な体がキリトの腕に擦り付けられる。シリカが左手を引っ張って胸を肩にあて、腕を体で包むように抱いている。
次は私たちの番と言うわけだろう。
「リズ、シリカ……」
キリトは落ち着いて彼女たちに話しかける。多少、顔が赤いが。性欲が減退している。
「ごめん、もう……俺は……むり」
「はあああああ?」
「ええええええ?」
つまらないことを言うキリトに二人が詰め寄った。体をさらに密着させて涙ぐましく誘惑する。
「ちょっと、キリト。それはないでしょうが」
「な、ないっていわれても!」
「そうですよ、キリトさん。不公平です!」
「不公平って言われても……」
キリトは助けを求めるようにアルゴへ目を向ける。彼女は口笛を吹きながらそっぽを向いている。口元が緩んでいるのは気のせいだろうか。
「キリト!こっち向きなさいよ」
キリトは無理やりリズに視線を向けさせられた。リズはキリトの目の前でジトっとした目で彼を睨む。「不満」が顔に書かれている。そもそもアルゴとの情事に手を出さなかったのは自分たちも、という気持ちがあったからだ。
キリトは焦りながら言う。
「いや、待て。リズ。『そんなことよりも』ここはどこなんだよっ!」
「そんなこと……ですって? ふーん」
リズは顔を離して流し目でキリトを睨む。リズは彼の肩に両手を乗せて、その首へゆっくりと手のひらを這わしていく。さすがにぞくぞくとした気持ちを覚えたキリトは後ろへ下がろうとした。
がっとリズの手が彼の頭を両側から掴む。そのまま彼女の胸へ引き寄せた。
「り、りぅ」
リズの胸に頭を挟まれてしまったキリトには「リズ」ということもできない。キリトの両側から柔らかな感触が襲ってくる。
「む、むう」
「こ、この。キリト、思い知りなさい!」
変な声を出しながらキリトがもがく。だがリズも負けじと胸に押し付ける。
「キリトさんが悪いんですよ」
幼い声が聞こえる。あほな死闘をしているキリトとリズには聞こえない。シリカはそれを尻目にキリトの左側から腰へ腕を回して下半身だけシリカの方を向かせる。キリトは異変に気が付いたが
「どう?キリト、その気になった」
哀れなくらい必死なリズに阻まれてどうしようもない。ここまできては色気もくそもない。
シリカが顔をキリトの股間に近づける。そこにはアルゴとのセックスで小さくなったペニスがあった。少し濡れている。シリカはそれに舌を伸ばして。
ぱくり、と口に入れる。
「!!!!!」
急な刺激にキリトが暴れる。異変に気が付かないリズが抑える。
性欲は減退している。それは確かだが、男の体の構造として事後の男性器は無意味なくらい敏感になる。それをシリカの小さな舌が可愛がってあげる。
亀頭に舌を這わして、咥えてないペニスの下の部分にシリカが指を絡めて皮を下へ伸ばしていく。つまりシリカの口の中でキリトの敏感な部分が露わになる。それをシリカが舐めていく。ゆっくりと、ゆっくりと。
「りぅ、おれへえ、おれ。なにし?る」
顔が崩れていくキリトにリズがフフンと鼻を鳴らす。彼女は彼しか見てない。下の様子とか、年下の恋敵の様子など興味ない。
さらに深くシリカがキリトを食べていく。度重なる刺激に反応したペニスが彼女の中で大きくなり、唾液が先からかかっていく。
歯でかむ。
「ぐう!?」
舌でさする。
「はにゃあ」
自分の何歳も離れた女の子の舌に抵抗するすべはキリトにはない。せめてもと腰を動かしてもシリカの中で遊ばれるだけである。
ちゅうちゅうとストローのようにシリカが吸い始めた。キリトは耐えられずに股を閉じるが、意味はない。彼の弱点は完全にとらえられている。
女の子の胸で包まれ、フェラをしてもらう。字面にすれば簡単だが、キリトにはそうはいかない。リズの柔らかな感触に包まれて周りなんて見えないし初体験の後の敏感な部分を舐められてはたまったものではない。
噛み、這い、吸い。擦る。シリカはぴくぴくと口の中で動くキリトの「男」を存分に楽しむ、たまに亀頭からあふれてくる粘液はのこさず舐めとりそれどころかその穴に舌を入れてみる。もちろん入らないが、そこは一番外気に触れない
「ああああああぁぁ。はなしてぇえ、りずうう」
いいところだ。
「!!」
シリカの口の中でじんわりと「液体」が広がる。全部飲んであげる。ゴクリと喉を鳴らして、シリカがキリトから出した「蜜」を残さず吸い取っていく。
吸い取っていく。
「りず、りず、じず」
「な、なにキリトぉ」
やっとその気になったかとリズがキリトに返す。自分を求めているのと彼女は思う。実際求めている。助けを。
三人を見ながらアルゴは笑いを堪えるのに必死である。
シリカは出しただけでは足りないと、もっと出せとばかりに舌を使って催促する。少し口を引いて唇で亀頭をさする。まるでキスしているようにも見える。が残酷なほど容赦ななく敏感さが「更新」されたキリトを苛める。
「うん? あれ、ちょっとシリカ。何やってんの?!」
やっと気が付いたリズがシリカを引き離す。引き離した時、最後とばかりにキリトから吸ってあげた。
「ああぁぁ」
情けない声をキリトが出す。
「ゆ、油断も隙もない……」
怒るリズにシリカはつーんと明後日の方を見る。ペロリと唇を舐めながら。
「リズさんだってキリトさんを抱いてたじゃないですか! ずるいですよ」
「ず、ずるい? ど、どこが!」
「そんな胸なんかに押し付けて!」
シリカにはシリカの言いたいこともある。リズになくてシリカにないものもある。
ぎゃーぎゃーと言い合いう二人のそばでキリトがぐったりと倒れ、アルゴが枕に顔を埋めて肩をぷるぷると動かしている。
「どっ、どっちにしろ二人ともずるい。私だってキリトと……ちょっとキリト」
ゆさゆさとリズがキリトを揺らす。呆けた顔でキリトはリズを見て、ぼうとベッドの天蓋を見る。良く考えたらシリカとも何もしていないのだが、リズは疎外感を感じてしまう。
「く、くうううう。こっこうなったら交代よ! シリカっ」
「こうたい? ですか」
「そうよ、こっち来なさい」
良くわからないがシリカは言われるままにリズのそばに行く。
「なんですか、リズさん」
「さっきは私が抑えてたから、今度はシリカが抑えて!」
と言うとリズはさっきまでシリカの居たところ、つまりキリトの足もとに移動した。
「押さえろって言われても……」
シリカは仕方なくキリトの頭に腕を回して抱き寄せる。リズの真似なのだが
その体つきは全く違う。シリカが胸にキリトの顔を埋めてみても、小さな乳房が彼の頬に当たるぐらいであった。
「うう……」
あまりの格差に泣きそうになる。キリトはもうされるがままだ。
リズはリズでキリトの股間にゆっくりと近づくと。へなったペニスを胸で挟み込む。フェラはシリカがやったし、この状態でセックスはない。何となく胸で挟んでみたが、これでいいのだろうか。さっぱりわからない。
「ううう……」
なにやっているんだろうと、泣きたい。
リズは胸で彼のペニスを擦ってみた。胸の間からその先だけが見えていて、なんとなく口に入れてみる。
ぴくりとキリトが反応した。だが鈍い。もう二回も抜かれていればそうなるだろう。
(お、おれ。なんでこんなことになったんだったけ)
キリトの思考に余裕が生じている。シリカの体が暖かくて、落ち着く気もする。
リズが慣れない手つきでキリトのペニスを刺激しながら、その先に口で吸いつく。キリトは「う」と呻きながら思考を進める。
(リズも、し、シリカ、もなんでこんなことするんだ、いや、でも)
最初から理由なんてわからない。でもと彼が続けた先には彼女たちへの非難よりも純粋な性欲がある。当初は抵抗していたキリトだが、ここまでなれば話が違う。女の子の肌も胸も、口も気持ち良くてしかたがない。
でも、くやしい。
キリトは思う。なんだかさっぱり訳が分からないが、女の子にいいようにされるのは男として悔しい。性欲の底に無抵抗に落ちていくほど彼は弱くはない。
「ひゃう」
シリカが目をつぶって、反りあがる。
「き、きりとさん。そんな、つよく」
キリトが彼女の乳首に吸いついて、舌で乳首を捏ねる。まるでキリトがシリカにやられたように。
キリトがシリカの腰に手を回した、尻を掴んで。胸を吸う。体を少しだけ引いたシリカを持ち上げるように抱えて半身だけキリトは起こした。リズはシリカの声に気が付いて、胸を離した状態でキリトを見る。
「……」
キリトが無言のままリズに近付く。シリカはわきに抱えて、口を離す。
「なっなに? キ」
リトと言う前にリズの口を唇でふさぐキリト。リズは驚いて目を見開いた。彼女の手が力を失い、下がる。リズの体もふらりと揺れて後ろへ倒れようとした。嬉しい。そんな感情が動きを抑制する。
だがキリトはリズの腰に空いた手を回して引き寄せる。片方にシリカ、片方にリズ。キリトはしっかりと抱え込み、彼女たちの自由を奪う。
リズの唇からキリトは顔を離す。とろけた顔をリズがしたその口元から、一筋の線が落ちていく。シリカの尻からも彼は手を離して、腰をしっかりと抑える。
「きりとぉ」
「きりとさん」
二人が紅潮した顔をキリトに向ける。声が甘く、その吐息は暖かい。
「し、しかえしだ」
キリトは精一杯の冗談を言った。今まで二人にされたことがやはり悔しくて、どうにかして返してやりたい。しかし、先に言ったようにキリトには知識がない。
キリトの手が彼女たちの腰から下がる。
「ん」
リズの秘所にキリトは指を入れた。中は湿っていて、指を動かすたびにくちゅくちゅと音をたてる。同様にシリカにも指を入れて、かき回す。
別段、キリトの愛撫に法則があるわけではない。さっき自分がやられたから女の子ならここか、とやり返しているだけ。ただ優しい。彼の性格がリミッターとなって、ゆっくりと指をかき回す。質は違ってもそれは執拗である、と言ってもいい。
「き……さん」
シリカが股を閉じてよがるが、キリトの手を挟み込んだだけで指は変わらずに彼女を可愛がる。だんだんと息が荒くなり、愛液がキリトの指を濡らす。快感がどうしようもなくてシリカが動こうとしても、キリトの腕に抱え込まれた状態ではどうしようもない。
リズの中に指を、増やす。キリトが指を三本、秘所に小さくして入れて、中で指を開いて広げる。
「くうぅ」
リズがびくと動いて、胸が揺れる。顔が赤くなっている。その横顔にキリトが誘われた。「かわいい」と思ってキリトが顔をリズの体に寄せる。体勢上肩に少し触る程度だが、キリトが舌を出して鎖骨のあたりを舐める。またリズが気持ちよさそうに声を出す。
「おれっちも混ぜてくれヨ」
キリトの耳元で声がする。どうしても3人相手では誰かに後ろを取られる。キリトはっとなって後ろを向こうとして、ふうと耳に息をかけられる。彼の肩が揺れる。
アルゴはキリトの後ろにぴたっと全身を張り付けて膝立ちになる。キリトのうなじのあたりに胸を押し付けてその頭に顎を乗せる。
「キー坊」
キリトは両手の指を動かしながら焦った。腕は二つしかない、アルゴにはどうしようもない。それに初めての体験をした相手には精神的に引けてしまう。つまるところ、アルゴが抱き着いてくれてうれしいわけである。
アルゴがキリトの両の脇から腕を入れる。キリトは身構えた、拍子にリズとシリカを抱き寄せてしまう。だがアルゴはさらに手を伸ばして
「やっっ」
シリカの胸を掴んで揉む。
「おれっちもてつだ……ぅ」
小さな声でキリトに耳打ちするアルゴ。その声がキリトをぞくぞくさせる。アルゴがシリカに手を伸ばすと自然にキリトに体が押し付けられることになる。
リズの胸も揉まれる。アルゴの手だ。
「はう」
くねくねと上下に揺らされ、揉まれ。伸ばした指がリズの乳首を押し込む。その間にもリズの秘所を指が責める。どくどくと愛液が垂れる。
「きりとぉ。わたし。もう、むりだよ」
リズが甘えた声を出す。キリトは声にドキリとした。いつの間にか彼のペニスがまたそそり立っている。
「やって、あげなヨ」
耳元で声。キリトは誘われるようにシリカから指を抜く、「…っ」なにか声をだしてシリカが身を折る。だがその腰からキリトの手が離れていく。あっとシリカが伸ばした手をアルゴが掴んだ。相手してあげるよとばかりにアルゴがシリカの後ろに行って、その胸を揉む。ただキリトとリズからは目線を逸らさせる。
キリトがリズにキスをする。柔らかな唇、甘い女の子の匂い。それがキリトを魅了する。唇を離して二人は見つめ合った。赤い頬も、相手を愛しく思う目も同じように。
キリトがリズの秘所から指を抜く。目をつぶって、身を折ったリズがまたキリトにはかわいく感じる。指を這わせて彼女のお腹を通ってその胸の下から揉む。
片手で揉むたびに少年の脳を快感が刺激する。大きくて、柔らかくて。それでいて目の前の愛しい人にものであることが堪らない。
「リズ、もっと」
前からでは揉みにくい、キリトは手を胸に置いたまま後ろに回る。そして残った手もリズの胸を揉みだした。
「きりとぉ、いいよ。もっとつ、つよくても」
リズが言う。キリトが手のひらに力を入れる。
指があそび相手を見つけた。
キリトの人差し指がリズの乳首を擦る。くりくりと回して、ちょっと押して。たまにつまみながら。リズはそのたびに声を出してくれる。
「り、ず。俺さ……」
もう我慢できない。股間が、痛い。リズは分かったのかわからなかったのか。うんと頷く。
キリトがリズを押す。リズが手をベッドについて四つん這いになる。キリトはその上にのしかかって胸を揉みながら言う。
「い、いれても…」
「いいよきりと」
キリトのペニスがリズの秘所に入っていく。強く。リズがぐっと身を反らす。それでもキリトは野獣的に入れる。アルゴの時のようにおっかなびっくりではない、今度は真剣に求めている。
キリトが胸を揉む。そしてペニスを引いて、入れる。
「ああっ」
リズが耐えられなくなり腕を崩して前へ倒れる。膝だけが立ってキリトに入れらている状態。
キリトはリズの腰を振る。そのたびにぐちゅという音が鳴り、リズが何事かを叫ぶ。彼女の顔はいつの間にか笑っていて、目元に気持ち良くて涙を溜めている。
ぐっぐっと奥へキリトは入れる。少し引いて、また入れる。ペニスが快感を伝えてくれる。もう彼の頭にはリズと自分しかいない。
「きりとぉ、きもちい、いいょ。あう」
リズが興奮しきった眼を向けてキリトに言う。キリトもさらに速く腰を振ってそれにこたえる。リズの腿から愛液がとめどなく落ちていく。
「りずぅ」
キリトがリズを引き寄せる。その拍子にもっと深くで二人がつながる。
「きりとぉ」
涎を垂らしてリズが答える。
キリトのペニスからリズへ愛液が流れ込んでいく。それでも二人の愛撫は続いて
「ぁぁっぁ」
ぴくぴくとリズが唸って。終わった。
荒い息を出しながらキリトはリズから抜いた。リズは恍惚の表情をしてだらしなくベッドに倒れている。
ゆっくりとキリトが目を横に向けた。その目の奥にはある感情が燃えている。まだ、足りない。
アルゴはその目に気が付いてフフと笑い。シリカを抱き寄せる。
「な、なんですか」
キリトは二人に近づいていく。優しくアルゴはシリカを前に出す。
「な、なんですか」
同じことを言いながらシリカがキリトの前に出される。キリトはシリカをじっと見つめて。その唇へ吸いつく。
「もう?!」
変な声を出してシリカが唸る。だがキリトのむき出しになった野獣の心はシリカを抱きしめる。強く。動けないように。
吸いついて、吸いついて。シリカから魂を吸いだしてしまうように求めていく。
ちゅぱと音をたててキリトがシリカから唇を離す。糸を引いたのが、どれだけ深く吸ったのかを表している。
キリトはシリカの小さな体を左手で抱きしめながら、右手をその股間へ落とす。指を入れて音を鳴らし。人差し指と親指で広げる。
シリカを押し倒した。キリトは肩でその体格差で抑え込む。
「きりとさん。あっまり強くされたら、私」
知らない。そもそも誘ったのも彼女たちだ。
キリトは腰を上げて指を動かし顔を下げる。胸を吸う。
「あうう」
噛む。
「ぇん」
吸う。
「…っ」
舐める。
小さな胸を執拗にキリトは愛撫する。その先を舌で撥ねる、そのたびにシリカが体をくねらせる。キリトはシリカの胸の下からその首もとまで舌を這わしていく。
指を抜いた。シリカが腰をくねらせる。キリトは指をさらに下へ這わしていく。肩でシリカの体を押す。彼女の腰が浮き上がるようになった。そして指が進んでいく。お尻の方へ。
「!だめ、だめですキリトさん。そこは、ほんとにだめっ」
お尻の穴に指を入れるキリト。
「やぁぁああ。だめえ」
シリカのお尻の穴が締まる。腿が閉じようとする。
さすがに触られたことも触ったこともない場所をキリトがつつく、未知の快感にシリカが身をひねる。
「ああああ。だめぇ、きりとさんん」
完全に他の場所とは反応が違う。当たり前と言えば当たり前。彼女の涎が頬を垂れていく、それをキリトが舐めて口の中に入れる。
ある意味、復讐かもしれない。キリトにはそんな気はないがシリカがいきなり彼のペニスに吸いついた時と変わるまい。
「ゆるしてくださぃ」
シリカが涙を流して乞う。キリトは別に怒ってはいない。それにシリカ自身、本気で言っているわけではない。
「むう」
キリトがまたシリカにキスをする。許さないと心の中で冗談を言いながら。
下を嬲られ、舌を絡まれてシリカは悶える。キリトはシリカのお尻から指を抜いて、さっきよりも強くシリカを抱く。
そして、彼女の秘所に入れる。
「!!??」
シリカは口をふさがれて声も出せない。もがくこともできない。小さな痛みと、大きな快感が一気に頭に走り。自分が何を考えているのかもわからなくなる。
キリトはシリカの未熟な体を自分に押し付けながら。腰を動かす。リズとのつかれが残っているのか多少は緩い動き。だがシリカには十分すぎる動き。
肉棒がシリカをかきまぜる。ぐちゅぐちゅと何かを混ぜ合わせながら。キリトはシリカを抱きかかえて彼女の胸もお腹も何もかもを自分にぺったりと寄せる。柔らかいし、すべすべの肌が心地いい。
もうろうとした意識の中でシリカがキリトの首に腕を回す。力を振り絞って縋りつく。
キリトが体をずらした、そのままでは入れにくいと。膝を使ってシリカの股を開かせる。彼女も逆らわずに体勢変える。
突く。シリカがキリトの首にすがる。それどころか唇を自分から押し付ける。
シリカの開かれた股の中心にキリトは自分の肉棒を入れ込んでいく。小さな割れ目を目いっぱい開かせて。
シリカが自分から腰を動かす。中のキリトのペニスが刺激されて彼が唇を離し、「うう」とが漏らす。奇襲。なすがままだったシリカの可愛いらしい反抗。くすと紅潮した顔をシリカが笑う。
反撃。キリトがシリカの中を突き上げる。口を開けて、シリカが叫ぶ。
「だ、だす」
キリトの声に、シリカが笑う。
キリトの動きが止まって。シリカの腕がその首から力なく落ちる。幸せそうな顔をしながら。
「次はおれっちのばんだナ」
行為を終えてどこかほっとしたキリトにかかるアルゴの声。
「えっ」
そっとキリトの口をアルゴがふさぐ。
ここは何となくエロい空間。なにも強制しない、なんとなーくエロいことするだけのところ。
おまけ……ここから下は桐ケ谷直葉の話です。上の話とは関係ありません。
ちゃぷと湯船に張ったお湯が音を鳴らし、キリトはゆっくりと体を沈めていく。手のひらを重ねてお湯を溜めて顔にかける。それからキリトはぶるぶると顔を振ってお湯を払い、ふうと息を吐く。
「和人」
キリトがじとっとした目で横を向く。おかっぱ頭の少女が其処にいた。
彼女の名は桐ケ谷直葉という。キリトの本名である桐ケ谷和人からわかるように彼らは兄妹である。ただし血はつながってはいない。彼女はタオルで体を隠すように持ち、身を折って湯船に浸かっている。少しだけでた肩はうっすら赤く紅潮している。もちろん、顔もだ。
「さすがに二人だと狭いね……」
恥ずかしそうに直葉が言った。彼らが入っている湯船は別段広くない。一般家庭に備え付けられるものの典型と言っていいほどスタンダードなものだ。湯気でぼやけた室内も同じように狭く。備え付けの大きな鏡が突いている以外は特にこれと言った特徴もない。
キリトは照れを隠すようにそっぽを向いて考えた。肘を動かせば直葉の体に当たってしまうほどの距離。彼らの間には温かなお湯しかない。
(なんでこんなことになったんだっけ)
キリトは考えた。
――30分前
気が付いた時、キリトは風呂場の真ん中にいた。大きな鏡と向き合い呆けたように立っていたのだ。それを起こしたのは声。
「おにいちゃん!?」
キリトは急に聞こえた声に反応して振り返った。そこには一糸まとわぬ妹が居た。
「うわああああああ?!?」
「いやあああああああ??」
ぱちーんと反射的に妹、直葉に横っ面をはたかれるキリト。無意識とはいえ兄をはたいてしまった直葉はあわててキリトに駆け寄る。キリトの肩を持って心配そうにその顔を覗き込む。
「ご、ごめんおにいちゃ……ア」
振り向いたキリトと直葉が目を合わせる。
二人は固まったままお互いの裸を見る。直葉はその年齢にそぐわないほど成熟した体つきをしていた。豊かな乳房に、キリトからは見えないが大きなお尻。それでいて剣道でしぼった肉体には無駄なぜい肉がない。端的に言えば「張りがある」。
ごくとキリトが唾をのむ。妹相手に反応してはいけないとわかっていても、下半身が反応してしまう。直葉も目を離すのは失礼では、と意味の分からない遠慮をしてキリトの体を見る。というのは建前で実際には年相応に「興味がある」。
二人は同時にはっとして顔を背け合った。頬を赤く染めたところもそっくりだ。
「な、なんでスグが、い、いるんだ?」
「お、おにいちゃんこそ、なんで?……それよりここどこ?」
直葉はその大きな胸を腕でくるんで横を向く。くびれのついた腰が見えた。キリトは中途半端に横を向いていると妹の体を見てしまいそうで、それどころかそれ以上のことをしてしまいそうな自分が怖かった。歯を食いしばってキリトは直葉に背中を見せる。
「ここがどこかなんて、し、しらな……!」
キリトはそういいながら目を見開いた。目の前に鏡がある。直葉が映っていた。彼女は胸を抱えた姿でちらちらと兄の方を見ながら、後ろを向いた兄へ警戒を解いたのか少し腕を下げる。
鏡にピンク色の乳首が映った。直葉は気づかない。キリトは気が付いた。
はあはあと知らずキリトは息が乱れた。恥ずかしそうにしている直葉の顔が、赤い。それも鏡に映っている。弱々しい妹、いや直葉という女の子の姿がキリトの「男」を大きくしていく。
罪悪感はある。どうであれ妹に欲情するなんていいこととは思えない。それでもキリトは見たいと思ってしまった。直接見ないことも彼の免罪符になっている。直葉は見られてるとも知らず、腕を解いて両胸を見せる。両の乳首が見えた。そんなどうでもいいことが知識も経験もないキリトの心をくすぐる。
「おにいちゃん? とりあえずここから出ようよ」
震えた声で直葉が後ろを向く。見られていないと思っても、裸の二人というのは恥ずかしすぎる。彼女が後ろを向いたところには曇りガラスのドアあり、外に出られるようだ。
そんなことはキリトにはどうでもいい。それより直葉のお尻が見えた。白く、大きなお尻が見える。
直葉はそんなことには気が付かず。ドアノブに手をかける。
「あ、れ。開かない。鍵は……かかってない……?」
うーんと引いたり、押したりして直葉は何とかドアを開けようとしている。キリトは「開くな」と無意識に念じてあわてて振り払う。直葉も手伝ってとは言わない、それどころか――
「お兄ちゃん。後ろ……向かないでね」
などと言ったりしている。キリトはドキリとした。直葉は彼を責めているわけではない、だが彼の心の中の後ろめたさがじんわりと汗を流させる。
「あ、あたりまえだろ……む、むくわけ、ないだろ」
あわてて否定した彼の言葉は上ずっていた。キリトの心臓がばくばくと音を鳴らす。
直葉はひとしきりドアを観察したり、叩いたりしてみた。そのたびに彼女のお尻が揺れ、ちらりと鏡に横乳が映る。キリトはだんだん我慢できなくなってきた。下唇を噛み、最後の理性で押しとどめる。
直葉は腰を折ってドアの中腹にあるドアノブを見た。どうやっても開かないのは実は鍵があるんじゃないのかと思ったからだ。
直葉はキリトに尻を突き出した格好になった。キリトは顔を歪めて耐える。まるでお預けを食らっている犬のようではある。
――触りたい、触りたい、触りたい。だめだ。だめだ。だめだ
心が揺れる。キリトは必死に兄として我慢する。密室。誰もいない空間。裸の二人。直葉の豊かな体。全てが少年の性欲を刺激する。股間にそびえたった「もの」が直葉を求めている。
はっと。キリトは目を落とした。鏡に映る直葉のお尻。屈んで突き出したような格好のそれ、の下。うっすらとみえる割れ目が…
キリトは後ろを振り向いた。もう知るか、と何かが切れた。直葉も気配を感じたのだろう「おにいちゃん?」とキリトに向き直ろうとして、彼に背中へ抱き着かれる。
「ひゃ?」
キリトは直葉の腰に腕を回して背中に顔を寄せる。どこを触っても柔らかい。そして暖かい。
「お、おに」
キリトが腕を直葉のお腹から胸に這わせて。両手で片方ずつを揉む。実の詰まった果実を揉むたびにキリトの頭に電流が走った。肉を揺らし、捏ねていく。
「だめだょぅ……」
直葉が弱々しい声を出して抵抗する。しかし意外に強い。剣道で鍛えているからか、キリトを押し戻そうとしている。
それでも体勢が悪い。人間は背後を取られればその力のほとんどを出せない。直葉はまさにキリトにとらえられている。
「あ、あばれるな」
キリトが頭に出てきた言葉をそのまま口に出す。もう考えていない。直葉の胸を持ったまま。直葉をドアに押し付ける。彼女の胸がドアにつぶされそれにキリトの手が挟まれる。
「んうう」
直葉は両手を壁に付けてうなる。彼女には抵抗するすべは後ろに下がるくらいしかない。それも抑えられている状態では効果は薄い。
キリトが直葉の背中を舐める。
「やぁ」
直葉が色っぽい声を出して反応する。キリトはそのまま片手を直葉の体を下がっていく、その下半身へ。
「そこはだめっ、だめだよおにいたん」
直葉は噛みながら抵抗するがキリトは彼女の股へ手を差し入れる。その「穴」中へということもなく。そのあたりを優しく触る。愛撫するでもない、少年の好奇心をそのままに直葉を触る。
ぬるとした液体がキリトの手についた。
「…?」
汗ではないことは分かる。それは彼女の割れ目から漏れだしているらしい。
「おにいちゃん。おねがいはなしてぇ」
キリトが直葉のヴァキナへ指を入れる、
「ひゃあああ」
ビクンと体をそらして直葉が反応する。股をきゅうと締め、涙を溜めてキリトに訴える。
「そこはぁ。きたないよぉ…」
「スグ」
「おにいちゃん!?」
いままで全く直葉の声に反応していなかったキリトが声を出す。直葉は驚いた。
「ごめん……やっぱり、やめたほうがいいかな…」
「!」
直葉が叫んだことで多少キリトに正気が戻った。それから直葉の下半身から指を抜いて、圧迫していた体を少し下げる。
「ごめん。本当にごめん」
キリトは謝る。一度「やめる」と言ってしまったことで本当に申し訳なくなってしまった。直葉は自由になったのだが、そんなキリトの様子が痛ましくなってしまった。
元々直葉とキリトは血の繋がっていない兄妹だ。そのことを直葉が知ったのはつい最近。それからずっとキリトのことを「兄」としてではなく「男」として見てしまっていた。
今日のことではない。前からのはなしだ。だからキリトが直葉を「女」として抱き着いてきたときには、恐怖もあったが小さく喜んだ。
直葉がむぐと唇をかむ。
「おにいちゃん」
直葉の声にびくとキリトが下がる。
「責任を取ってくれるなら……いいよ」
一瞬キリトは言われていることが理解できなかった。だが、直葉が後ろを向いてその大きな瞳でじっとキリトを見てきた。それは泣きそうな顔で。唇をぷるぷると震わせながら。
「す、ぐは」
キリトはそれに惹かれた。純粋な性欲を超えて、直葉という女の子に。
直葉の肩をキリトが抱く。そして唇を彼女に寄せて、キスをする。
「!」
目を見開いて直葉は驚いたが、ゆっくりと目を閉じて体の力を抜く。
お互いが、お互いを受け入れたのだ。
キリトが直葉を壁に押しやる。それは自然な動作。無理やりではない。直葉も抵抗しない。二人は口を離す。
キリトが直葉の腰を抱いた。そして彼女を壁につけたまま。顔を下げる。そしてその右胸に吸いつく。乳首が口の中に当たって、何とも言えない感覚になる。
「おにいちゃん。強く吸っちゃ、やだぁ」
直葉が身をくねらせていう。キリトは吸う力を弱くする代わりに、舌で固くなった乳首を舐める。
「あぅ」
直葉が顎を上げてうなる。口元から涎が漏れる。
キリトが直葉の胸を甘く噛む。豊かな実が心地よい歯ごたえになって返ってくる。
直葉が腰を落とした。壁に沿ってずるずると座り込んでしまう。意図的にやったのではない。キリトに舐められ、噛まれとされて足から力が抜けてしまった。キリトは下がっていく直葉の体をあわてて支える。
はあはあ、と顔を赤くして直葉は息を漏らす。汗が体を流れていく。胸についた玉の汗が色っぽい。
「お兄ちゃん、ちょっと…休も?」
「……」
キリトは直葉と同じように屈む。そしてもぐもぐと口で中でなにかを言った。直葉はなんだろうと聞き返す。そしてキリトはやっと口を開いた。
「さいごまで、や、やりたいんだ」
直葉はびくりとした。なんとなく知っているが。男と女の営みの「最後」まで、したいと言われてしまった。それでもいやではない、少しだけ怖いだけで。
直葉は小さく頷く。キリトはそれを見てゆっくりと直葉の腰に手を置く。そしてゆっくりと腰を近づける。直葉は目をつぶってみていない。だからその前にキリトが言う。
「いれ、るよ」
また直葉が頷いた。
ぐっとキリトのペニスが直葉に入った。
「うぅ」
覚悟したはずなのに直葉は声を出してしまった。それほど気持ちがよかった。ほぼ経験のない彼女の性が良く反応する。
奥へキリトが入れる。そして小刻みに動く。
「あっ」
キリトが動くたびに、膣の中がこすれて直葉が声を出してしまう。頭がしびれてしまう・
キリトは直葉の腰から手を離して彼女の背中に両腕を絡ませる。そして自分に引き寄せる。奥へ入る。ぐちゅと音をたてて、愛液を絡ませながら。
動く。直葉が声を上げる。
「お、おにいちゃん。も、もっと」
直葉がキリトを抱き返す。二人は熱く抱きあい。しっかりとつながる。
「はあ、はあ」
「あっぁつあっ」
お互いが求めあい、お互いを抱きよせる。直葉の顔がだらしなく崩れて。もっとと小さく唸る。
キリトが腰を振る。も彼らは床についたまま性行為をしているのだ。体勢が悪い。キリトが自分の体ごと、直葉を横へ倒す。その上に覆いかぶさり彼女の中をかきまぜる。そのたびにペニスが擦れて「う」と声を出してしまう。
「直葉」
「和人」
名を呼び合う。
キリトが直葉の唇に吸いつき。体の動きを、止めた――
「和人ぉ」
いたずらっぽく直葉がキリトに笑いかける。彼はクスリと笑い、「直葉ぁ」と返す。
なんでこうなったのか考えるのをキリトはやめて。直葉に手を伸ばす。これから何度でも思い出す機会はあるのだから今はどうでもいい。これからずっと一緒なのだから。
お疲れ様でした。いかがだったでしょうか。
批評、感想は大歓迎です。ありがとうございました。