拙い部分も多々あるかと存じますが、ご容赦ください。
超常的な能力「個性」を持って生まれるのが普通の世界。
「個性」を悪用する犯罪者(ヴィラン)と、それを取り締まるヒーローの闘いは当たり前の光景となっていた。
そんなある日。
ヒーローの卵が通う雄英高校1-Aクラスの学生達は、個性を災害救助に役立てる訓練を行うための巨大ドームに集まっていた。
そこをヴィラン軍団が襲撃した。ワープの個性を持つヴィランによって、学生たちは施設のあちこちへ散り散りになって飛ばされてしまう。
ここは山岳地帯をモデルにしたエリアだ。ゴツゴツした岩場が広がるなか、三人の学生とヴィラン達が睨み合っている。
状況は学生達が圧倒的に不利だ。彼らが数名なのに対し、周りのヴィラン軍団は数十人を下らない。
「いいなー、あの子かわいいなー」
そのヴィランたちのなかに卯稀変我(うまれ かわれ)がいた。
外見は学生達と同じくらいの少年だ。不健康そうに痩せこけた体形に、ボサボサの黒髪。だがその眼はギラギラと輝き、三人の学生達のなかの一人の少女にネットリとした視線を送っている。
その少女は、学生達の中でもひときわ目立っていた。
ボリュームのある黒髪のポニーテールに凛とした顔立ち。数か月前まで中学生だったと思えないほど発育した肉体は、日頃から一部の男子生徒たちの注目を集めていた。少女は豊満な体を見せつけるかのように、胸元が大きく開いた赤いレオタードのようなコスチュームに身を包んでいる。
巨乳が大好きな卯稀は彼女を一目見ただけで、思わず前かがみになってしまった。
卯稀が注目している少女、八百万百(やおよろず もも)は鉄パイプを持って身構えた。
百の個性は「創造」といい、生物以外なら何でも産み出すことができる。それを可能にしていたのは分子構造まで把握する彼女の知識量だった。
彼女が手にしている鉄パイプも、自身の個性で産み出した即席の武器だ。
「決めた。あの子にしよう」
卯稀は百を見ながら目を細めた。容姿と個性。そのどちらもが卯稀のお目がねにかなった。
彼は全身を細かく震わせながら個性を発動する。
すると卯稀の身体がアドバルーンのように大きく膨らんだ。それと同時に彼の首が蛇腹のように長く太く伸びていく。顔も身体に合わせて大きくなり、ポッカリと開いた口は大きな岩さえ収められそうだ。
周囲の岩山に負けないくらいに、卯稀の身体は大きく太くなっていった。
ヴィランの一人が百に飛びかかる。
「はっ!」
百はヴィランの鋭い爪を鉄パイプで防ぐと、スラリとした足で相手を蹴り飛ばす。
吹っ飛ばされたヴィランが岩山に激突して動かなくなる。
「卑怯なヴィランなんかには負けませんっ!」
百は鉄パイプを構え、威嚇するように叫んだ。決して悪に屈するものかという固い決意が表情に現れている。
「あっ、危ないっ!」
百のクラスメイトの少女、耳郎響香(じろう きょうか)が叫んだ。
ヴィランを倒して油断した百の背後から、首を伸ばした卯稀の顔が忍びよっていた。殺気を感じて振り向いた百は驚愕の表情を浮かべる。
大きく口を開いた卯稀が、百の眼前まで迫っていた。
「きゃああっ!?」
百が対処しようとしたときにはもう手遅れであった。
卯稀はその大きな口で、百の身体を丸呑みしていた。彼女が離した鉄パイプが乾いた音を立てて地面を転がる。
「な、なんですのっ、これはっ!?」
百は真っ暗な闇の中でもがいていた。ヌルヌルとした感触に全身がつつまれる。百がいるのは卯稀の長く太く伸びた首、つまり喉の中だった。
卯稀の喉の内側にはブラシ状の触手がびっしりと生えており、標的となった百を捕えている。
触手が不気味に蠢き、百のコスチュームやブーツを脱がしていく。あっというまに百は全裸にされてしまう。
百が身に着けていたものが触手によって卯稀の口内に押し戻される。卯稀はそれを外に吐き出した。
邪魔な異物を取り除くと、卯稀は首の太さを百のサイズに合わせて絞った。
百は触手でサンドイッチされたような状態になり、身動きが取れなくなってしまう。
「はぁっ、はっぅ、なんとか、逃げる……手段っ……!」
密閉された首の中は酸素が少ない。
呼吸もままならず、朦朧とする頭で百は抵抗を試みる。試しに手で触手を握ってみたが、グンニョリとするだけで何の効果も無かった。
「ふぁっ、気もち悪いっ……あぁっ!」
むき出しになった百の敏感な部分を触手が舐めあげる。たまらずに百は声をあげた。容赦のない触手の愛撫に、百の性感が高まっていく。
「こんなの、いけませんのにっ……!」
触手のもたらす快楽に襲われながらも、百は屈しない。ヴィランに良いようにされてたまるものか。まだ卵とはいえ、自分もヒーローの一員なのだ。百は必死に耐えながら反撃のチャンスを窺った。
だがそれは判断ミスであった。触手の攻めは延々と続き、百の心と体が蕩かされていく。
「あっ、ふぁぁっ! んっ、あぁっっ! あっっ、だめ、それ以上はっ、あっっ、だめ、ですわあぁぁぁぁぁっっ!!」
触手の責め苦に、とうとう百は屈してしまう。嬌声をあげながら、身体を大きく震わせた。
「はぁっ、はぁっ……私、イかされて、しまいました……の?」
呆然と呟く百。全身が怠く感じられ、すっかり力が抜けてしまっていた。
百が絶頂を迎えると触手の動きが変わった。今までは百を一か所に留めたまま、彼女の身体を弄んでいたが、今度は百を喉の奥へ奥へと運んでいく。
人間が飲み込んだ食べ物は喉を伝って胃袋で消化される。個性によって身体が変形したとはいえ、それは卯稀も同じだ。
百の身体は胃袋に向けてどんどん移動されてしまっているが、絶頂の余韻に浸ってしまっている彼女には抵抗することはできなかった。
外から見ると卯稀の首は一部分がコブのように膨らんでおり、そこに百が捕らわれていることが分かった。そのコブが胴体の方へ動いていく。やがて胴体まで到達したコブが小さくなって消えた。
百が完全に呑み込まれてしまったことは誰の目にも明らかだった。
残った学生達は百を救けようと奮闘しているが、大勢のヴィラン達に邪魔されてしまい、彼女の救出は叶わなかった。
そうしているうちに、卯稀の首に再びコブが現れた。
今度のコブはさっきとは逆に胴体から顔へ移動していく。
「おっ、おえええっ!」
卯稀が半透明の、巨大な粘液の固まりを吐き出した。
その固まりの中から、ゆっくりと何かが立ち上がってくる。
それは百であった。先ほど卯稀がコスチュームを吐き出したため、彼女は全裸だった。
「八百万っ!」
「よかった、自力で脱出したんだっ!」
ヴィランと闘いながら、歓喜の声を挙げる学生達。彼らは百の瞳が虚ろに濁っていることに気づいていない。
百は粘液の固まりから抜け出すと、ボウッとした顔でクラスメイト達の闘いを見つめている。
その横に卯稀が並ぶように立つ。
先ほどまで膨らんでいた彼の身体は常人のサイズに戻っていた。
「うまくいって良かったよ」
卯稀は百の肩にポンと手を置いた。それが合図のように百の身体がビクッと震えたかと思うと、彼女の目に生気が戻る。
「八百万っ! 逃げてっ!」
百の側にヴィランが居るのを見て響香が叫んだ。
だが百は立ったまま動こうとしない。
「八百万っていうんだ。下の名前、教えてよ」
「……百、ですわ」
答えながら、百が卯稀を見上げる。百の頬は紅潮し、まるで愛しい人を見るかのように目は潤んでいた。
「いい名前だね。気に入ったよ。僕のことは誰だか分かるかな?」
「私のご主人様ですわ」
なんの迷いもなく、当たり前のように百が言った。
卯稀は百の答えを聞くと、唇の端を吊り上げた。
卯稀の個性は「生まれ変わり」という。
大きく膨らませた身体で呑み込んだ相手を、自分の僕として作り替えることができる。
この個性は精神的な洗脳やマインドコントロールとは異なり、対象を物理的に作り替えてしまうのが大きな特徴だ。
呑み込まれた対象は卯稀の喉を伝って、彼の巨大な胃袋へと放り込まれる。喉の内側には無数の触手が蠢いており、対象が身に着けている衣服などは全て剥されてしまう。
胃袋の中には特殊な溶解液が待ち構えている。その中に落とされた対象は跡形もなくドロドロに分解され、その後で元の容姿に復元されるのだ。
百も卯稀の体内で同じ目にあっていた。
生まれ変わった人物の記憶や個性、身体能力は以前と変わらない。ただし、頭の中は主人である卯稀を愛し、彼の命令を忠実に実行するように作り直されてしまう。
こうなると、もう治癒系の個性を使っても元の人格には戻らない。なぜなら治癒系の個性は怪我などの、身体に起きた異常を治す力だからだ。生まれ変わった人物にとっては卯稀に尽くすことが正常であり、普通なのだ。正常を治すことなどできない。
またこの個性は女性にだけ有効で、男性には使うことができなかった。もし男性を呑み込んでも胃の中で溶かされておしまいだ。
「おっけー。いい返事だ。これからよろしくね、百。さっそくだけどお仕事だ。きみのクラスメイト達の個性について教えてくれるかな」
「はい。男子の方は『帯電』といいます。電気を放出する強力な個性ですが、威力を強くしすぎると脳がショートして、一時的にアホになってしまいますわ」
「ふむふむ。もう一人の女の子は?」
「彼女の個性は『イヤホンジャック』。ご覧のとおり、耳がイヤホンのようになっていて、左右それぞれ6メートルまで伸ばせますわ。相手にプラグを挿すことで、自身の心音を爆音のような大きさにして相手にダメージを与えられます。
ですが、今は彼女が身に着けているブーツに注意が必要ですわ。取り付けられたスピーカーで、心音を衝撃波のように飛ばせますの」
「なるほどなるほど。みんなー、今の聞いたね?」
卯稀は頷きながら他のヴィラン達に呼びかける。ヴィラン達がニヤニヤしながら頷いた。
「ちょっと嘘でしょ……どうしてウチ達の個性をペラペラ喋っちゃってるの!?」
「きっと洗脳されちまってるんだっ、なんとかしないと」
響香ともう一人のクラスメイトである上鳴電気(かみなり でんき)が顔を険しくする。
「ところで百の個性って、物を作り出せるっぽいよね? ずっと見てたから知ってるよ。
せっかくだから、元クラスメイト達をやっつけるようなアイテムを出してみてよ」
「かしこまりましたわ」
ご主人様の命令を受けて、百が個性を発動させる。卯稀はそんな百に手を伸ばして胸を揉みしだいた。
「あんっ……ご主人様、集中が……乱れてしまいますわ」
「ごめんね。あんまりエロい胸だったから、我慢できなくって」
「それは光栄ですが、いまは……あぁんんっ!」
卯稀にイタズラされて悶える百。彼女の腹から赤色と青色の大きな風船が一つずつ産み出される。それぞれの風船には液体が詰まっているようだ。
「で、できぃっ、はぁっ……ましたっ……!」
「ごくろうさま。で、これはなにかな?」
卯稀は百の胸を揉み続けながら尋ねた。
「んくっぅ、片方は絶縁性に優れた液体が入って、ますっ、そっちはぁっ、金属を急激に腐食させる、液体ですわぁっ……」
「へえ。赤いのは男の子用だね。電気を通さなくすると。青いのは女の子用か。金属を溶かすってことは、ブーツのスピーカーを使えなくするんだね」
「はいっ、いぃぃっ、さすが、ご主人様、ですわ……くぅっ」
「それほどでもないよ。それじゃ、みんな。これを使って後はよろしく~。
あと百はお仕置きね。だってどっちも同じようで地味じゃない? 僕さぁ、もっと派手なのを期待してたんだよねぇ」
「も、申し訳、ふぁ、ああぁっっ! あ、あぁぁぁっっ!!」
卯稀が百の胸を今までより荒々しくこねくりまわす。百の大きな胸がグニグニと形を変える度に、電流のような快感が彼女に走った。
卯稀達の側にいたヴィランが二つの風船を受け取る。
数秒後、風船をぶつけられた響香と上鳴はヴィラン達に倒された。
その後、ワープの個性を持つヴィランによって卯稀と百は他のエリアへと移動させられた。
卯稀はそこでも同じように百にクラスメイトの情報を喋らせ、苦手とするアイテムを作らせていった。
やがて雄英高校1-Aクラスの学生と教員達は、全員がヴィラン達に倒されてしまう。
委員長である飯田天哉(いいだ てんや)が救援を呼ぼうとしたが、それも阻止された。
伝説のヒーロー、オールマイトが虫の知らせを感じて駆けつけたが、大勢のヴィランの前に力尽きた。
男子生徒と教員は殺されるか再起不能になるまで痛めつけられ、女子生徒はヴィラン達の慰み者としてどこかへ連れ去られた。
この襲撃事件はマスコミによって世間に広く知れ渡ることとなったが、犯人のヴィラン達と行方不明になった女子生徒達の行方はいっこうに掴めなかったのである。
ここはとあるマンションの一室。
薄暗い部屋の中から、くぐもった声が聞こえてくる。
「あむっ、うぅ、ん……はふっ、う……」
「あー、気持ちいいよ、百」
巨大ドーム襲撃の後、卯稀は奴隷にした百を自室に連れ帰っていた。
全裸になった卯稀は百に奉仕を始めさせた。彼女は丸呑みにされて以来、ずっと裸のままだ。
百は卯稀の前に跪き、大きな胸で卯稀のペニスを挟んでしごいている。胸の間から亀頭が顔をだすと、百は舌で愛おしそうに舐めた。
弾力のある感触に包まれ、卯稀のペニスが震えた。
ビュッ、ビュッとおびただしい量の精液が放たれ、百の顔と胸を汚していく。
百は自分に胸についた精液を指ですくって口元へ運んだ。
「あぁっ、ご主人様の精液、おいしいですわ……」
「それが僕の味だよ。これから毎日飲ませてあげるから、しっかりと覚えてね」
百はウットリとした表情で頷いた。
射精を終えた卯稀はベッドに仰向けになると、百を手招きして彼女を自分の上に跨らせた。
百は卯稀に命じられ、腰を浮かせて自分の性器とペニスの先端をひたすら擦り合わせている。
卯稀はその様子をニヤニヤしながら見つめていた。
「さあて、そろそろ百の処女をもらっちゃおうかな。でもその前に、ちゃんと僕に忠誠を誓ってもらおうか」
卯稀が言うと、百は腰を揺らせながら口を開いた。
「私、八百万百はご主人様のおかげで本当の使命に目覚めることができました。
これからはご主人様に尽くし、ご主人様のためだけに生きますわ。
この身体も、個性も、ヒーローになるために積み重ねてきた努力も、研鑽した知識も、全てご主人様のもの……
私はご主人様の僕。忠実な奴隷としてお仕えすることを、ここに誓いますわ」
百が宣言すると、卯稀は嬉しそうに頷いた。
「うんうん。上出来だよ、百。これは君へのプレゼントだ」
卯稀は枕元に準備しておいた首輪を取り出すと、百に顔を近づけるように命令した。
カチリと音がして、百に首輪が取り付けられる。卯稀はそのまま彼女の唇を奪った。
「はむぅ、んっ、ふぅ」
たっぷりと百の口内を嬲っていく。両腕を伸ばして、百の大きな胸を揉みしだいた。
百が切なそうに腰を震わせる。股間からネトッとした液体が滴り、彼女のふとももを伝っていく。
百はご主人様からの愛撫だけで達してしまいそうになった。
「おっと。危ない危ない。つい百の身体に夢中になっちゃったよ。
やっぱりイかせるのは処女をもらってからでないとね。お待たせ、百。挿れていいよ」
「はぃっ、ご主人様ぁ」
じらされ続けた百の身体はすっかり淫欲に染まっている。
百はペニスを自分の性器に宛がうと、一気に腰を落とした。
「あっ、あああああぁっ」
百の形の良い眉が八の字になる。彼女の性器から、愛液に混じって一筋の赤い血が流れた。
卯稀によって作り替えられた百の身体は、破瓜の痛みさえ快楽として感じてしまっていた。
「百の初めて、ごちそうさま。どうだい? 女になった感想は」
「ご主人様に、処女を捧げられて、うれしいですわぁっ……!」
体内に挿入された熱い感触に、百は達してしまいそうだった。
だがご主人様の許しが無いのに、勝手に絶頂してしまうことは許されない。百は達しないよう懸命に踏ん張っていた。
「イきそうなんだね。うんうん。今日は百が僕の奴隷になった記念日だ。
いくらでもイっていいよ。ほら、好きに腰を動かしてごらん」
百が待ちわびていた許可がおりた。
「ひぃっ、あ、ありがとう、ございます……っ!」
百は嬉しそうに感謝すると、腰を激しく動かし始めた。
初めて男を受け入れたばかりの、瑞々しい身体にペニスの快楽が刻みこまれていく。
「あっっ、あうぅっ、あんっ、あ、ああああぁぁぁぁっっ!!!」
全身に玉のような汗を浮かばせながら、百はすぐに最初の絶頂を迎えた。
膣がキュウキュウと卯稀のペニスを締め付ける。
「お、これは、なかなか……」
たまらず卯稀が声を漏らした。さすが文武両道の才女だ。鍛え抜かれた彼女の膣圧は、他の女とは比べ物にならなかった。卯稀のペニスに徐々に射精感がこみ上げてくる。
「はぁ、はぁっ、はぁ……」
快感に力が抜けてしまった百は、膣にペニスを咥えたまま、彼の胸板に倒れ込んだ。
彼女の口元は緩み、すっかりだらしない顔になってしまっている。
以前の優等生然とした百からは想像もできない姿であった。
「そんなに気持ちよかった?」
「はい……このまま、死んでしまうかと思いましたわ」
「死なれるのは困るなぁ。あとね、僕はまだ中に出してないんだ。悪いけど、このままもう一回させてもらうよ」
「は、はぃっ、私も、ご主人様の精液、中に欲しいですわぁっ……ひゃんっっ!」
卯稀が遠慮なく百を下から突き上げる。百が応えるように腰を動かすと、彼女の胸が卯稀を誘うように大きく揺れた。
卯稀は遠慮することなく、百の大きな果実に手を伸ばした。
「あんっ、ご主人様ぁ、胸ばっかりっ、うぅっ……お好き、なんですのっ……?」
「うん。僕は巨乳が大好きなんだ。ほら、もっと胸をこっちに寄せて」
「はぁっ、んっ、こ、こう、うっぅ……ですか……っ?」
百が胸を卯稀の顔に近づける。
「うっひょー。こうして見ると絶景だね。どれどれ、味見しちゃおうかな」
卯稀は百の乳首に口づけすると、強く吸いだした。
「あっ、あぁぁっ! そんなっ、ああぁっ!」
今まで誰にも許したことがない行為に、百は身を捩りそうになる。だが、今はご主人様が自分の乳首を楽しんでいる。それを邪魔することは許されない。
「さすがにおっぱいは出ないよね。妊娠したら出るようになるかな?」
「にんし……あぁっ、したいですわっ、ご主人様の、赤ちゃ……っ、欲しい……!」
「そっかぁ、そんなに僕の子供を産みたいんだ。心配しなくてもいいよ。そのうち孕ませてあげるから」
卯稀は百の乳首を吸いながら、ニヤリと笑った。もちろん百を突き続けるのも忘れていない。
「あぁー、ほんとに百の中は気持ちいいね。痛いくらい締め付けてきて……あー、そろそろ出そう。 ねえ百? さっそく中に出しちゃうけど良いよね?」
「は、はいぃっ! もちろん、ですわぁっ! あぁっ、中に、精液、くださいぃっ!」
百の様子から、卯稀は彼女の限界が近いことを悟った。
頃合いだと思った卯稀はラストスパートとばかりに突き上げを激しくする。更に百の乳首を強く吸い上げた。
「あっあっ、そんなっ、私、また、んぅっ、イく、イって、しまい、ん、あ、あ……はああぁぁぁぁぁっっっ!!」
二度目の絶頂を迎えた百の身体が激しく痙攣する。
一段と強くなった締め付けに導かれ、たまらずに卯稀も射精した。その勢いはパイズリのときよりも激しい。大量の精液を百の膣へ休むことなく注ぎ込んでいく。
百はそれを一滴残らず子宮で受けとめていった。
「あ、あぁ、あ……熱いのが、たくさん……入って、きます、わ……」
どくどくと精液を流し込まれる感覚に酔いしれる百。
彼女の膣内では卯稀に送り込まれた無数の精子が、受精をしようと百の卵子によってたかって襲いかかっていた。
もしかすると百はさっそく彼の子供を授かってしまうかもしれない。そんな事態だというのに、卯稀によって奴隷に変えられてしまった百の頭の中は、幸福な気持ちでいっぱいだった。
脱力した百が卯稀にもたれかかる。卯稀はそんな彼女の頭を優しく撫でてやった。
「ふー、出した出した。こんなに気持ちいいのは初めてかも。今までの奴隷のなかで百がナンバーワンだよ。おめでとう、百」
卯稀は今までにも百のように数名の女性を毒牙にかけてきた。
だが彼女達は、少し前にヒーローに襲われたときに逃走の捨て駒として置いてきてしまった。そのため今の卯稀には百しか奴隷が居なかった。
「こ、光栄……ですわぁ……」
快感の余韻に浸りながら、百が応える。続けての絶頂に、彼女は身体全体が心地よい疲労感に包まれていた。
「それにしても夢のようだよ。ねえ百。僕はこれでもね、昔は雄英志望だったんだよ。個性がこんなのだから諦めちゃったけどね。それが今じゃ、雄英の子を奴隷にできるなんてね。ほんとヴィランになってよかったよ……って、百?」
気付くと百は卯稀に身体を預けたまま、静かに寝息を立ててしまっていた。
「やれやれ、まだお掃除フェラもさせてないのに。まあ、今日はいっぱい個性を使わせて頑張ってもらっちゃったし、お仕置きは勘弁してあげようかな? でもね」
卯稀は百を起こさないようにペニスを引き抜いて体勢を逆転させる。
今度は仰向けになった百の上に卯稀が覆いかぶさった。
「最近ご無沙汰だったからね。僕はまだまだ満足してないんだ」
卯稀は疲れて眠っている百にペニスを挿入し直す。
「勝手にさせてもらうから、ゆっくりお休み。僕の可愛い奴隷ちゃん」
そう卯稀は呟くと、眠ったままの百の身体をオモチャのように犯しはじめた。
意識を失っている百が小さく呻いた。彼女の閉じた瞼から一筋の涙がこぼれていた。
◇◆◇◆◇
ヴィラン連合による襲撃事件から数日後。
オールマイトが倒されたニュースがマスコミによって報じられて以来、ヴィランによる犯罪の発生件数は急激に増していた。
街の治安は悪化し、ヒーロー達の顔には疲労の色が見られた。
そんな中、卯稀は仲間のヴィラン達と一緒に銀行を襲った。そこまでは良かったのだが、駆けつけてきたヒーロー達に追われて仲間たちとはぐれてしまった。
今もしつこく追ってくるヒーローの一人から逃げているところだ。
「やばっ、行き止まりだっ」
人気のない薄暗い路地裏で卯稀は足を止めた。彼の前方と左右を高いビルが阻んでいた。
今の彼は全身を黒っぽいコスチュームで包み、顔はドミノマスクで隠している。これがヴィランとしての彼の正装だった。卯稀の手には大量の札束が入った袋が握りしめられている。
「やっと追いつめたぞ!」
卯稀を追ってきたヒーローが反対側からやってくる。
絶体絶命のピンチに、卯稀はたじろいだ。彼の個性は戦闘向きではない。相手のヒーローの実力は不明だが、卯稀が不利であることは確かであった。
「さあ、持っているものを捨てて、両手を上にあげろ。個性は使うなよ」
ヒーローが警戒しながら、卯稀に近づいていく。
卯稀はヒーローの言うとおりにした。
「まったく手間を掛けさせやがって……ぐあっ!」
ヒーローが卯稀を捕縛しようとする。そのとき、ヒーローの背後に何者かが着地した。周囲が薄暗いため、顔は判別できない。その人物は手に持った鈍器のようなものでヒーローの頭を殴りつけた。
不意打ちをくらったヒーローがゆっくりと地面に倒れる。
「お怪我はございませんか? ご主人様」
凛とした声が路地裏に響いた。
「うん。僕は大丈夫。助かったよ」
「ご主人様を守るのは当り前ですわ」
そう言いながら、声の主が卯稀に近づいていく。路地裏のビルの谷間から差す光に照らされて、その人物の姿が浮かび上がる。
ヒーローを襲ったのは、百であった。
百もまた、卯稀と同じように黒いドミノマスクで顔を隠している。さらに雄英高校時代に似たコスチュームを身に着けていた。ただし以前は赤色が中心だったコスチュームは、全て黒色に塗りつぶされていた。形状も前より露出度が高くなっており、身体のほとんどを露出してしまっている。
これは、物質を身体から生成するという百の個性と強く関係していた。彼女は創造物を産出する場所を選べない。場合によっては衣服を破ってしまうため、コスチュームの面積は少ない方が便利なのだ。
余談だが、百は雄英高校へ入学するに当たり、今と同じデザインのコスチュームを要望したが却下されてしまっていた。その理由は法律に抵触する恐れがあるため、だったらしい。
「ぐ……仲間がいたのか」
頭を押さえながら、ヒーローがヨロヨロと起き上がる。
百は卯稀とヒーローの間に割って入る。ヒーローへ棍棒を突きつけながら叫んだ。
「仲間ではありません。私はご主人様の忠実な奴隷ですわ!」
百の首には卯稀からもらった首輪が装着されていた。
「奴隷だと……そうか、お前が『リボーン・キング』か……」
リボーン・キング。それが卯稀のヴィランとしての名前であった。女性をかどわかし、生まれ変わらせたうえで奴隷にすることからそう呼ばれていた。
「そして私は『リボーン・ガール・7号』……以後お見知りおきを、と言いたいところですが――」
立ち上がりかけたヒーローの側頭部を、百が棍棒で殴打した。
弾き飛ばされたヒーローは壁に勢いよく激突する。
「もう死んでしまわれるのですから、言っても仕方ありませんわね」
百はヒーローの血がベットリと付いた棍棒を擦りながら呟いた。
ヒーローは頭を壁に擦りつけながら、身体を崩していく。ヒーローの流す血の跡が壁を汚していった。
「しっかし百じゃなかった、7号? どうしてここに?」
「どうしたもこうしたもありませんわ! なぜ一人で出て行かれたのですか!?」
百は子供のように頬を膨らませた。
「いやー、ほら、ここ数日、君と部屋に籠りっきりだったじゃない? だからヴィランの初心に帰って、久々に悪事をやってみようかなって」
「そういうときは私もご一緒に! どうして私を連れて行ってくださらなかったのですか」
「うん、ほら、君って可愛いし? ヴィラン仲間に紹介したらヘイト集めちゃいそうだったからさ。ごめんね?」
「え、あ……私が可愛い……」
百は卯稀の言葉に頬を赤くして放心してしまう。だがすぐに我に返り、コホンと咳払いをする。
「とにかく、もうお一人で動くのはお止めになってください。てっきり私……ご主人様に捨てられてしまったのかと思って……その……」
目を伏せてモジモジする百を見て、卯稀はポンと手を打った。
「なるほど。不安にさせちゃったんだね」
「あ、あのっ、そうハッキリ言わないでいただけると――」
「えい」
卯稀は百を抱きしめると、荒々しく唇を奪った。
最初は驚いていた百だったが、やがて卯稀の行為に素直に応じるようになった。
「あむっ、んんぅ、んっ」
プハァ、と息を吐きながら、卯稀が口を離した。卯稀と百のあいだに掛けられた涎の糸が、差し込む光に照らされて輝いている。
「僕が君みたいな可愛い子を捨てるわけないじゃん」
「あっ、ありがとうございます……」
百の顔は今のキスですっかり蕩けてしまっていた。彼女の下腹部は甘く疼き、秘所を覆う生地に黒い染みが拡がっていく。
「あれっ、もしかして今のでスイッチ入っちゃった? まったくもう、昨夜あんなに可愛がってあげたばかりじゃないか。君ってば、どれだけエッチな子なの?」
「ご主人様の、せいですわ……あんっ」
卯稀のからかいを否定しない百。彼の言うとおり、百の身体は主の熱いモノを求めてしまっていた。
調子づいた卯稀が百の尻を撫でると、彼女の口から甘い声が漏れた。
「う、うう……」
倒れていたヒーローがうめき声をあげた。
百は緩んでいた顔を元に戻すと、ヒーローに向けて憎悪の目を向ける。
「このゴミ虫、まだ生きていたのですね。せっかくのご主人様とのひと時を邪魔するとは、絶対に許せませんわ」
「あらら」
棍棒を握りしめてヒーローに歩み寄る百を見て、卯稀は呆れたように言った。
「まったく! ヒーローというものはっ! どうしてっ! こんなに! しぶといのでしょう! こんなものに憧れていただなんて、まったく! 私はどうかしていましたわっ!」
百はヒーローの顔面に容赦なく棍棒を振り下ろし続ける。その行為に一切の迷いは感じられない。
「あー、7号?」
「ご主人様、いま取り込み中ですの。続きをしたいのはやまやまですが、少々お待ちを」
「そいつもう死んでるよ」
「あら……私としたことが。ついオーバーキルしてしまいましたわ」
百によって、ヒーローの顔面は原型を留めないほど破壊されてしまっていた。彼女の棍棒や身体にもヒーローの血が激しく飛び散っている。
「君ってあれだよね。亭主の浮気は絶対許さないタイプだよね。もしも……仮定の話だけどさ、僕が君の他に奴隷を作ったらどうする?」
「ご主人様のなさることに、口出しなんかできませんわ」
ヒーローの血を顔にベッタリと付けたまま、百がニッコリとほほ笑んだ。
そんな彼女を見て、卯稀は背筋に寒気が走った。
「おーけー。善処するよ。それじゃ僕らも帰ろっか。二人ともだいぶ汚れちゃったし、お風呂入って着替えないと」
「承知致しました。戻ったら、ご主人様のお身体をスミズミまで洗わせていただきますわ」
「あっ、また身体でやるつもりでしょ? それ気持ちいいんけだどさ、僕が出すまで続けるのはやめてくれないかな」
「スミズミまで、洗わせていただきますわ」
熱い視線を卯稀に向ける百。その口の端からは涎が垂れていた。
そんな百を見て、卯稀はまあいいかと内心思った。お返しに百の身体も洗ってあげよう。特に胸を重点的に。そんなことを卯稀は考えていた。
「よし、それじゃ撤収!」
「かしこまりましたわ」
札束入りの袋をしっかりと握りしめ、卯稀は走り出した。そのあとを百が追う。
路地裏には、物を言わなくなったヒーローの亡骸だけが残された。
こうして卯稀ことリボーン・キングは忠実な奴隷を新たに手に入れた。
ヒーローとヴィランのバランスが崩れたことにより、世の中が混乱を極めていくなか、彼らは自由気ままに甘い時を過ごしていくのであった。
お読み下さり、ありがとうございました。
タイトルは90年代に邦訳されたマーベルの「ヒーローズ・リボーン」からとらせて頂きました。
6/25追記
短編から連載に変えるに当たり、サブタイトルを付けました。
フォールンイビル(Fallen evil)=「悪堕ち」です。