※この作品はR-18です。

ヤオヨロズ・リボーン   作:ぽんぴん

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続きを投下します。
すみません、書いているうちに色々と膨らんでしまい、1話でまとめきれませんでした……
他の女子生徒が堕とされるのは次回になります(今度こそ)

※注意
今回から他の女子生徒が本格的に登場しますが、百以外の女子は他のヴィランに連れて行かれた設定のため、いろいろと悲惨なことをされています。例えばヴィランに凌辱された後だったりします。
そういうのが嫌な方は、ブラウザバックをお願いします。

また、オリ主達にも色々と危機が訪れます。
そういうのが苦手な方も、お戻りくださるようお願いします。


No.3 再会と、危機と

 ヴィランのコスチュームに着替えた卯稀と百はマンションの屋上に向かった。

 そこへ、大きな鳥の姿をしたヴィランが彼らを迎えにやって来る。

 二人はそのヴィランの背中に乗って、指示された場所へ急いだ。

 

 百のクラスメイトの少女が逃げているのは、都市部から離れた山の中だった。

 少女を貰い受けたヴィランは山小屋に彼女を監禁していた。

 卯稀が聞いた話では、その建物の中で数人のヴィラン達が少女に乱暴を繰り返していたらしい。

 ところが数時間前。ヴィラン達の隙をついて少女が個性を使った。

 その結果、少女を貰い受けたヴィランは死亡した。他のヴィラン達が混乱するなか、少女は山小屋からの脱出に成功した。

 少女がいなくなったことに慌てたヴィラン達は、事の顛末をヴィラン連合に報告した。

 いまのところヴィラン連合による巨大ドーム襲撃事件の目撃者は存在しない。

 かろうじて一命をとりとめた男子生徒達も意識を失ったままだ。そのせいでヒーローや警察の捜査はまるで進んでいなかった。

 もし逃げた少女が警察に保護されれば、襲撃事件に参加したヴィラン達の特徴が割れてしまう。

 それはヴィラン達にとって、絶対に避けなければならない事態だ。しかし、卯稀が注目したのはそこではなかった。

 少女を貰い受けたヴィランが死亡したという情報が、彼をやる気にさせていた。

 正式な持ち主がこの世にいないということは、逃亡中の少女は今のところ誰の所有物でもないということだ。

 だったら、横から掠め取っても問題ないはずだ。卯稀はそう考えている。

 

 捜索が行われている山の中は大部分が深い森に包まれていた。

 山の中腹の、少し開けた場所に数名のヴィラン達が集まっているのが見える。二人を乗せた鳥型ヴィランはそこへ着陸した。

 卯稀と百が地面に降りると、鳥型ヴィランは次の仲間を連れてくるために空へ飛び立っていった。

 

「よう、リボーン・キング。お前が来てくれるとは思わなかった。てっきり新しい奴隷に夢中で来ないかと」

 

 卯稀の顔見知りのヴィランが彼に話しかける。

 

「そりゃ僕だって情報が洩れたら困るからね。で、状況は?」

 

「おう。いまヴィラン連合の幹部の指示で、みんなが森の中を探してる。でもこれだけ深い森だ。今のところ手掛かりはゼロだ」

 

「思ったよりヤバそうだね。もうすぐ日が暮れちゃうし、はやく見つけないと」

 

「ああ。さっそくで悪いが、この地図の印が無いところを探してくれ」

 

「おっけー」

 

 卯稀はヴィランから山中の地図を貰った。地図には捜索済みのエリアに印がつけられている。

 

「ところで、逃げてる女の子ってどんな子? おっぱい大きい?」

 

「どうやら重力を操る個性を持っているらしい。胸のサイズは知らん。お前さんの奴隷の方が、俺より詳しいんじゃないか?」

 

 ヴィランが卯稀の側に待機している百に視線を送る。

 百はジト目で卯稀を見ていた。

 

「そうだね。それじゃ、僕達も探してみるよ」

 

「よろしく頼むぜ」

 

 卯稀は地図を見ながら歩き出す。百はその横から地図を覗き込んでいる。

 

「百、逃げた子について教えて」

 

「はい。麗日お茶子(うららか おちゃこ)で間違いありませんわ。彼女の個性は「無重力(ゼログラビティ)」といって、触れたものの引力を無効化できます」

 

「あー、そういえばいたね。そんな子」

 

 卯稀は襲撃事件の際にお茶子を見かけたことを思い出す。

 前髪の両端が長く伸びた、茶髪のショートボブが特徴的な可愛らしい少女だった。胸もそこそこ大きかった気がする。

 そのとき卯稀が百の胸に夢中でなければ、きっとその場で奴隷にしていたことだろう。

 

「前はどうやって捕まえたんだっけ?」

 

「麗日さんは両手の指に肉球が付いていまして、それを対象に全て触れさせる事で個性が発動します。両手を覆う拘束具を私が産み出して、彼女の個性を封じました。それなのに彼女が個性を使ったということは、拘束具が壊れるか外れてしまったのではないでしょうか」

 

「なるほどなるほどー。僕は百のおっぱいしか見てなかったから、知らなかったよ」

 

「そ、そうでしたか……」

 

 そのときに全裸だったことを思い出したのか、百が少し顔を赤くする。

 

「それにしても重力を無効化するって、厄介だね。それって自分に使って飛んだりできるの?」

 

「自分自身を浮かすことも可能だと聞いたことがありますが、負担も大きいそうです。もし空を飛んで逃げるつもりならとっくにそうしてるでしょうから、なにか理由があってそれが出来ないのではないでしょうか」

 

「監禁生活が続いて、身体が弱っちゃってるのかもね……って、おっと」

 

 そう言いながら、卯稀は足を止めた。手をかざして百を制止する。

 彼の目の前の草むらからガサガサと音がしていた。

 さっそく麗日お茶子を発見してしまったのだろうか。卯稀の胸が期待で高まる。

 しかしその予感は外れてしまう。草むらから出てきたのは一人の男だった。

 男の名はエロンゲイテッド。三十台半ばの中堅ヴィランだ。

 使用する個性は「伸びる」。男の身体は常にゴムのようにブヨブヨとしており、彼の意志で自由自在に伸び縮みする。その柔らかい身体は衝撃にも強く、大抵の攻撃は弾き返してしまう。

 エロンゲイテッドは上半身が裸で、その下には登山用のズボンと靴を履いていた。また、なぜか右手で長い鎖を握っていた。鎖の先端は彼が現れた草むらの中に隠れていて見えない。

 

「誰かと思ったらテメェか。期待させるんじゃねえよ」

 

 エロンゲイテッドは卯稀を見ると露骨に嫌な顔をした。

 

「それはこっちのセリフだよ」

 

 飄々とした口調で返した卯稀だが、言葉の節々に不快感が混じっていた。

 エロンゲイテッドは個性を使って女性に乱暴する趣味を持っている。彼は前に卯稀の奴隷を強姦しようとしたことがあった。それ以来、二人は犬猿の仲だ。

 

「で、エロゲーさんはどうしてここに?」

 

「エロゲーじゃねえ! エロンゲイテッドだ!! ったく、言わなくても分かんだろ? テメェと同じ魂胆だよ」

 

 卯稀のからかいに激怒したエロンゲイテッドが叫んだ。ヴィランとしてはベテランなのだが、気が短いのが玉に傷な男であった。

 

「やっぱりそうか。君も、逃げた子を手に入れるつもりなんだ」

 

「ああ」

 

 エロンゲイテッドは不敵に笑うと、百に厭らしい視線を向けた。

 背筋が寒くなった百は思わず身震いをした。

 

「べつに帰ってやってもいいんだぜ? ただしお前の隣のデカパイ奴隷と一発ヤらせてくれたらの話だけどな」

 

「デカパ……!?」

 

 百は慌てて胸元を隠す。彼女は煽情的なコスチュームを着ていることを少し後悔した。

 

「おやおや。また人の奴隷に手を出そうっての? 僕の胃袋でいっぺん溶かされてみる?」

 

「へへっ、いまは時間が惜しいからな。デカパイはまた今度にさせてもらうぜ。

 だが、逃げてる女は俺のもんだ。こっちには秘密兵器があるからな。おらっ! いつまで小便してやがる! とっとと出てこい!」

 

「きゃぁっ!」

 

 エロンゲイテッドは持っていた鎖を強く引いた。叫び声とともに、草むらから裸の少女が引きずり出された。

 少女のおかっぱのような短い黒髪は、前髪が一直線に切りそろえられている。目は少し三白眼気味で、頬には赤い三角形のような模様が描きこまれていた。身体は小柄で、胸は小さい。いわゆる貧乳であった。

 少女には首輪が付けられており、そこから伸びた鎖はエロンゲイテッドがしっかり握っている。彼に虐待されたのだろうか。首輪以外に何も身につけていない少女の身体は、あちこちに傷ができていた。

 少女の名は耳郎響香。百のクラスメイトである。

 響香は引っ張られた衝撃でエロンゲイテッドの前に倒れていた。首輪が締まったらしく、盛大にむせていた。

 

「あら耳郎さん。ご無沙汰しておりますわ」

 

「あれ? 7号の知り合いなの? 僕も会ったことある?」

 

「お忘れですか? 私がご主人様の奴隷にしていただいたときに、一緒にいた子ですわ」

 

「あぁー、そういえば、おっぱいが小さい子がいた気がする。おっぱいが小さいからすっかり忘れてた。おっぱいが小さかったから仕方がないよね。おっぱいおっぱい」

 

 おっぱいを連呼する卯稀。巨乳が大好きな彼は響香のことをあまり覚えていないようだ。

 

「けほっ、げほっ! や、八百万……!?」

 

 まだ咳きこみながら、響香が百を見上げた。驚いた響香の顔に、百に対する憎しみが浮びあがる。

 

「……お前っ、お前が操られたせいで、みんなが……! なんだよ、その格好……あっさりヴィランの手下になりやがって……この、裏切り者っ! ヒーローの恥さらしっ!!」

 

 久々に再会した百へ感情を爆発させる響香。

 この一週間のあいだ、響香はエロンゲイテッドのアジトに囚われていた。凌辱と折檻だけが繰り返される、地獄のような毎日だった。

 そんな日々を送るうちに、響香の心には百への怒りが溜まっていった。百を憎み続けることで、彼女の精神は何とか壊れずにすんでいたのだ。

 

「私はご主人様のために行動しただけです。あなたも色々とご苦労されているようですが、その不満を私にぶつけられても困りますわ」

 

 熱くなる響香とは対照的に、落ち着いた口調で百が応える。

 動揺の色を見せない百に響香は愕然とした。

 

「なんだよ……お前、それでも雄英の生徒かよ……!」

 

「昔の話ですわ」

 

 がっくりと肩を落とす響香。その瞳から、大粒の涙がポロポロとこぼれた。

 

「えっと、7号? 積もる話もあるだろうけどさ、急がないと」

 

「……申し訳ありません、ご主人様。耳郎さん、また今度ゆっくりお話し致しましょう。それではごきげんよう、ですわ」

 

 百は卯稀の手を引いて歩き出した。

 ガサガサと茂みをかき分けて、二人は森の奥へと進んでいく。エロンゲイテッド達と別れてから、だいぶ時間が過ぎていた。

 

「……」

 

 百は卯稀を先導したまま黙っている。

 

「百? もしかして、さっきの子のこと気にしてる?」

 

 卯稀が声を掛けると、百は足を止めた。

 

「ご主人様は何でもお見通しですのね」

 

 後ろを振り向いた百の顔には陰が差している。

 

「クラスメイト達を裏切ったこと、後悔しちゃってる?」

 

「いいえ。ご主人様のためにしたことですから、これっぽっちも悔やんでなどおりませんわ。

 ただ、耳郎さんがあのような下品なお方に貰われたことが少し気掛かりで……ご主人様が耳郎さんを引き取ることはできないのでしょうか?」

 

「うーん。できなくはないけど、とんでもないことを要求されそうだなぁ。さっきも百を狙ってたし。百とあの子と交換しろとか言ってきそう。もしそんな条件出されても、僕は絶対断るからね。百のおっぱいは誰にも渡せないよ」

 

「ご主人様……」

 

 卯稀の言葉を聞いた百の頬が赤くなる。

 

「それはそうとさ。エロンゲイテッドのやつが、あの子を秘密兵器って言っていたのが気になるんだ。なにか思い当たることはない?」

 

「そうですわね……」

 

 百は響香の個性を思い出す。響香は耳がイヤホンジャックのようになっており、自分の心音を武器にしたりできる。彼女の個性をこの状況で役立てるとすれば――

 

「たしか耳郎さんは聴覚も優れていたはずですわ。耳のイヤホンジャックを地面に差せば、周囲の音を聞き取れるとおっしゃっていたような……」

 

「それやばいじゃん! そうかー、エロンゲイテッドのやつ、あの子の個性を使って探すつもりなのか!」

 

 卯稀が焦った声で叫んだ。せっかく目をつけたお茶子を憎きエロンゲイテッドにゲットされるのは我慢ならなかった。

 

「ご主人様。今回の場合、耳郎さんの個性はあまり役に立ちませんわ。捜索範囲が広いですし、大勢のヴィランの方々が探していらっしゃいます。

 そのなかで麗日さんの足音だけを聞き分けるのは難しいかと」

 

「なるほどね。じゃあ百、君だったらどこを探す?」

 

 卯稀はこの森の地図を広げて百に差し出す。

 百は受け取った地図をジッと見つめて考えを巡らせる。やがて地図の一点を指さした。

 

「この森の地形、捜索済みの個所、麗日さんの心境や今の時間を考えると、この辺りが怪しいですわ」

 

「よし、じゃあそこに向かおうか」

 

「あ、あのっ! 詳しい根拠はお聞きにならないのですか!?」

 

 地図を畳んで歩き出した卯稀を、慌てて百が呼び止める。

 

「どうして? 僕は百の言うことだったら信じるよ。それじゃ駄目?」

 

「ご主人様……!」

 

 振り向いて笑う卯稀の言葉に、百の胸が熱くなる。一生この御方に付いていこう。心の中で改めて誓う百であった。

 もっとも、卯稀の方は深い信頼があっての言葉ではなかった。単に自分で考えるのが面倒くさかっただけである。

 百はそんなこととは露とも思わず、卯稀のもとに駆け寄る。もっと彼に自分のいいところを見せようと、次の考えを話し始めた。

 

「一つ心配なことがあります。それは麗日さんを見つけた後のことですわ。

 きっと麗日さんは混乱してやぶれかぶれになっていると思います。不用意に近づけば彼女の個性にやられてしまう危険がありますわ。

 なので……」

 

 二人で並んで歩きながら、百が個性を発動する。

 彼女の背中から赤いレオタードのような衣装と白いブーツが産み出された。それは百が卯稀の奴隷になる前に身に着けていたコスチュームそっくりだった。

 

「なるほど。百が昔のコスチュームを着て、お茶子ちゃんを油断させると」

 

「そのとおりですわ。ただし彼女は私がご主人様のものになったことをご存じですから、多少の危険はありますが……」

 

「それでも真正面からぶつかるよりはマシだね。それでいこっか」

 

「かしこまりましたわ」

 

 百は着替えるために身につけている衣装を脱ごうとする。しかし、卯稀がこちらをジッと見つめていることに気づいて手を止めた。

 

「あの……ご主人様? そんなに視線を向けられていると、その、少々恥ずかしいのですが」

 

「ええー……別にいいじゃない。百の身体で僕が知らない場所なんて、もう無いんだし」

 

「それとこれとは別……ですわ」

 

 百は頬を赤らめながら、卯稀に背を向けた。レオタードのようになっている衣装を外すと、彼女の大きな胸が露わになる。百はそのまま衣装を足元まで降ろそうとした。

 

「ひゃんっ!? ご、ご主人様っ、いきなりなにを……!?」

 

 百の背後に忍び寄っていた卯稀が、いきなり彼女の胸を鷲づかみにしていた。

 

「だってさぁ、恥ずかしがってる百を見てたら我慢できなくなっちゃって」

 

 百の後ろから抱きついた卯稀は、まるでパンをこねるように彼女の胸を弄んでいる。

 

「で、ですがっ、これでは作戦が……!」

 

「ちょっとぐらい大丈夫だって。それに百だってこんなに乳首を立たせちゃってるじゃない。ホントは期待したんでしょ?」

 

「そんな、お、お止めくださ……ふぁああっっ!」

 

 不意の刺激に百は身を捩る。口ではやめるように言っているが、それ以上抵抗するそぶりは見られない。

 

「時間が無いのは分かってるんだけどさ。なんか止まらなくなってきちゃった」

 

 すでに卯稀の股間は大きく盛り上がってしまっている。

 そういえば百を犯そうとしている途中で呼び出されていたのだ。百へのイタズラは軽い気持ちだったが、彼女の胸を弄っているうちにだんだん本気になってしまってきていた。

 

「はぁんっ、お尻に股間を擦りつけては、だめっ、ですっ……!」

 

 卯稀の固い感触に百も欲情しはじめてしまう。お仕置きでさんざん犯され続けたというのに、身体が再び熱くなってくる。

 

「あぁっ、百っ、百ーっ!」

 

 とうとう暴走した卯稀が百を後ろから押し倒した。ペニスを取り出して、彼女のコスチュームの割れ目から秘所へ思いきり突きさした。

 うつ伏せになった百がビクッと身を震わせる。

 卯稀は衝動のままに腰を動かし始めた。

 

「ん、ああぁぁぁっっ! ご主人様ぁっ、あんっ、あぁっ、いけませ、ああぁぁっっ!!」

 

 慣れ親しんだペニスに、百の性感にも火がついてしまった。しかし彼女までが獣欲に溺れるわけにはいかない。百は手近の草をギュッと掴んで、感じないように堪えた。

 そのとき、遠くの方から大きな音が鳴り響いた。

 

「ん? いまのは?」

 

「き、きっと、麗日さんっ、ですわぁっ……!?」

 

 他のヴィランに見つかった麗日が個性を使用したのだと百は推測した。

 

「ご、ご主人様ぁっ、い、いつまでぇっ、は、やくぅぅっ……!」

 

「もうちょっと! もうちょっとで出るからっ!」

 

 緊急事態だというのに、盛ってしまった卯稀は腰を振り続けている。やがて彼は百の中に熱い欲望を放出した。

 

「んっ、んん……」

 

 胎内で脈打つペニスの感触に百の眉が八の字になる。

 満足した卯稀は百からペニスを引き抜いた。

 

「お掃除フェラしてる時間はないね。百、立てる?」

 

 スッキリした顔の卯稀が、百に手を差し伸べる。

 百は今の行為で達していない。まだ下腹部が御主人様のペニスを求めて甘く疼いていた。しかし今はお茶子の件が最優先だ。

 

「はい……問題、ありませんわ」

 

 百は卯稀の手を借りて立ち上がると、素早く着替えを済ませた。

 卯稀と百は音が聞こえてきた方へ急いだ。

 

◇◆◇◆◇

 

「お、おえええっっ!」

 

 深い森の奥。麗日お茶子は身を屈めて胃の中のものを吐き出していた。

 彼女の外見はボロボロだった。

 もともと全身をピッチリ包むように設計されたコスチュームはほとんどが引きちぎられ、彼女の胸や大事な部分は丸見えになってしまっている。茶色い髪の毛や身体には固まった精液がこびりつき、彼女が凌辱されたことを示していた。

 

「おええっ、げほっ、うぅ……」

 

 お茶子の口の端から胃液が垂れる。いまのは本日何回目の嘔吐だろうか。飲まず食わずで吐き続けたため、彼女の胃の中には何も残っていなかった。

 彼女の個性は重力を無効化するという強力なものだが、その代わりに強い副作用があった。力を使い過ぎると激しい吐き気を催してしまうのだ。

 監禁生活で衰弱した今のお茶子は、個性を使うたびに胃の中のものを戻してしまっていた。

 お茶子のすぐ側ではヴィランが巨木に押しつぶされている。

 逃走中にヴィランに見つかったお茶子は無我夢中で個性を発動させ、近くにあった折れた巨木を相手に叩きつけたのだ。

 

「逃げなきゃ……」

 

 吐き気が収まったお茶子はゆっくりと立ち上がった。胸を押さえながら、少しずつ歩き出す。

 

「……絶対に生きて、帰る。こんなところで終わったりなんか、絶対にできん」

 

 うわ言のように呟く。その目にはしっかりとした意志が宿っていた。

 捕えられ、いたぶられ、汚され続けても、彼女の心は折れていなかった。だからチャンスが訪れた時、運よく逃げることができた。

 綱渡りのような状況でも、決して諦めない。それだけの理由が彼女にはあった。

 

 お茶子の家は建設業を営んでいるが、近年はあまり業績が良くなかった。幼いころからヒーローに憧れていたお茶子だったが、家計が火の車であることを見かねて、夢を諦めようとした。

 家業を手伝うと言い出したお茶子の申し出を、彼女の父親は苦笑しながら断った。しかも無理をしてまで娘を雄英高校へ送り出してくれた。

 お茶子は誓った。必ず立派なヒーローになって、お金を稼いで、父と母に楽をさせてあげると。

 だから、どんな目にあっても挫けるわけにはいかなかった。ヴィラン達の仕打ちにも耐えることができた。

 

「……絶対に、父ちゃん達のところに、帰る」

 

 懸命に逃げるお茶子だが、彼女の身体は限界にきていた。監禁と凌辱による疲労、そして度重なる個性の乱用。もう歩く事さえ辛かった。

 

「うわぁっ!」

 

 小石に躓いてお茶子が転んだ。だがすぐに起き上がらなければならない。

 先ほどの騒動で大きな音を立ててしまった。きっと追手が側まで迫っているはずだ。

 

「やば……足、動かなくなってもうた」

 

 倒れた拍子に右足を挫いてしまったらしい。少し動かそうとしただけで、激しい痛みが襲ってくる。それだけではない。疲れ果てたお茶子の身体は鉛のように重くなってしまっていた。

 さらにタイミングの悪いことに、彼女の目の前の茂みから誰かが近付いてくる音がした。

 お茶子の顔が苦渋に染まる。

 

「麗日さんっ! ……よかった、ご無事でしたのね……!」

 

 お茶子の前に現れたのはクラスメイトの八百万百であった。ヒーローコスチュームに身を包んだ姿が凛々しくて美しい。あちこち走り回ったのだろうか。彼女の肌は汗ばんでいた。

 百はお茶子を見て、顔を綻ばせた。

 

「八百万、さん……?」

 

 級友の姿を見て、お茶子の顔に思わず安堵の色が浮かんだ。しかし彼女はすぐに思い出した。あの襲撃事件の日に巨大ドームで起きたことを。ヴィランに操られた百がクラスメイト達の情報を喋り、みんなが苦手とするアイテムを次々と産み出していったことを。

 男達が殺害されていったときも百は顔色一つ変えず、その豊満な身体をヴィランの好きにさせていた。

 目の前にいる少女はもう、自分の知っている雄英高校1-Aの副委員長ではない。そう思ったお茶子は側に落ちていた小石を掴んだ。後のことを考えなければ、あと1回は個性が使える。百が少しでも怪しい挙動を示せば、手の中の小石を弾丸のようにぶつけるつもりだ。

 

「私が来たからにはもう大丈夫ですわ。さあ、安全なところまで一緒に参りましょう」

 

「ま、待って!」

 

 駆け寄ろうとする百を、お茶子は制した。

 

「私、憶えてるよ。八百万さんがヴィランの手下になっちゃったこと……!」

 

 お茶子の指摘に、百は足を止めて顔を伏せた。

 

「……確かにあのとき、私はヴィランに操られて、取り返しのつかないことをしてしまいました。

 ですが、あれから他のヒーローの皆様に助けられて、ヴィランの洗脳を解いていただきました。

 いまは少しでも償いをするために、こうして誘拐された生徒達の行方を追うお手伝いをさせていただいています。

 ですから、いまの私は正真正銘、元のままの八百万百ですわ……信じていただけるかどうかは分かりませんが」

 

「……」

 

 お茶子は百の言葉を信じるべきか迷った。彼女が正常に戻ったという保証はどこにもない。

 

「は、ははっ……」

 

「麗日さん?」

 

 突然笑い出したお茶子に、百が眉をひそめる。

 

「正直、八百万さんが味方かどうかなんて、私には分かんないや。だったら、良い方に賭けてみようかなって。いまの私ってどん底でしょ? もうこれ以上、悪くなりようがないって思ったら、なんだかおかしくなっちゃった」

 

 知っている顔を見て気が緩んだのだろう。お茶子は久々に楽しい気持ちになっていた。

 

「麗日さん……」

 

「疑ってごめんね、八百万さん。助けにきてくれて、ホントにありがとうございます」

 

 お茶子は目元のうれし涙を拭うと、百に微笑んだ。

 

「こちらこそ、話を聞いていただけて助かりました。さあ、急いでここから離れましょう。麗日さん、立てますか?」

 

「ちょっとムリ……」

 

 お茶子の言葉を聞いた百は、彼女を抱き起した。そのまま彼女に肩を貸しながら、移動を開始する。

 そこからしばらく歩き、二人は大きな岩の下に腰を降ろした。

 

「ここなら人目につきにくいかと。まもなく日が暮れます。それまで身体を休めて、夜になったら出発です。麗日さん、お腹は空いていませんか?」

 

「ペコペコだけど、個性を使ったせいで少し気分が悪くて……」

 

「そうでしたか。味は保障できませんが、私は食べ物を作ることもできます。麗日さんが落ち着かれたら消化のよいものをお出ししますわ」

 

「うん、ありがとうね」

 

 監禁凌辱と逃走のせいで、お茶子の身体はあちこちが傷だらけになってしまっていた。

 それを見た百は個性を発動して消毒薬とピンセット、脱脂綿などの救急用品を作りだす。それらを使ってお茶子に応急手当てを始めた。

 

「本当は汚れた身体も洗えたらよいのですが、しばらくはご辛抱を。消毒が沁みたら言ってくださいね」

 

 百の言葉にお茶子が頷いた。

 消毒薬が付いた脱脂綿の玉でお茶子の傷口を消毒していく百。消毒が済むとガーゼを上から被せ、更に包帯を巻いていった。

 

 両腕の手当てが済むと、百は次に胴体を治療することにした。

 

「ひゃんっ」

 

 胸の傷に脱脂綿が触れると、お茶子が可愛らしい声をあげた。

 

「あら、すみません。冷たかったですか?」

 

「ううん、平気平気。こっちこそ変な声を出しちゃってゴメンね?」

 

 お茶子が申し訳なさそうに言った。

 

「そうだ、八百万さん。あの日……皆でバスに乗って施設に行ったの、憶えてる?」

 

「ええ。もちろんですわ」

 

 襲撃事件の日、1-Aの生徒達と担任の相澤(あいざわ)は学園の貸し切りバスで訓練施設へ向かった。

 バスの車内では皆が思い思いに過ごしていた。

 ある者はクラスメイト達とお喋りに興じ、またある者は施設で行われる授業について考えていた。

 これから起きる惨劇のことなど誰も予想していなかった。いま思えば、あれが1-Aの生徒達が最後に味わった平和な時間であった。

 そのときお茶子と百は隣同士の座席に座っていた。

 

「あの怖い爆豪(ばくごう)くんが皆にイジられててさ、私、おかしくて思わず笑っちゃった。

 いまでもあの頃のことを思い出すんだ。たった一週間前のことなのに、まるで遠い昔のことのようだなあ、って」

 

 お茶子の胸を消毒している百の手に滴が落ちた。

 百が見上げると、お茶子は両方の瞳から涙を流していた。

 

「これって、悪い夢なんじゃないかなって、思うんだ。私、本当は意識を失ってて、目が覚めたらデクくんや、飯田くんたちが側にいてくれるんじゃないかって、そんなふうに考えちゃって」

 

「麗日さん……」

 

 百はピンセットを置くと、お茶子を優しく抱きしめた。

 いままで気丈に耐えてきたお茶子であったが、中身は只の高校一年生の少女である。気を許せる相手を前にして、つい思っていたことを話してしまっていた。

 

「辛いことを申し上げますが、これは夢なんかではありませんわ。ですが、いまは胸に溜まっているものを私に全部ぶつけてくださってかまいません。私達は共に高みを目指した仲間ですもの」

 

「八百万、さん……!」

 

「これからも助け合って参りましょう。私、麗日さんのためでしたら、何でも致しますわ」

 

 献身的な百の言葉に、お茶子は何度も頷いた。

 百はお茶子の顎に手を掛けると、不意に唇を奪った。

 

「!?」

 

 お茶子の顔がゆでだこのように真っ赤になる。

 驚くお茶子を無視して、百は彼女の口内に舌を差し入れた。

 

「ん、んぅ、ん、んんっ、はぁっ、ん、ん……」

 

 ピチャピチャと音を立てながら、二人の舌が絡み合う。

 驚いて固まってしまったお茶子は百の為すがままだ。

 やがてお茶子の舌をたっぷり堪能した百がようやく口を離す。

 

「や、ヤ、や、ヤオヨロズさんっ!? いいいいまのはっ!?」

 

「麗日さんが落ち込んでおられましたので、元気を出していただこうかと思いまして」

 

「八百万さんって、ソッチ系の人だったんっ!?」

 

 お茶子の顔がサァッと青くなる。

 

「ご想像に御任せ致しますわ。まだ暗くなるまで時間がありますし、ゆっくり楽しむと致しましょう」

 

 百が妖艶に微笑んだ。彼女はまるで獲物を見つけた肉食獣のような目をしていた。

 お茶子は逃げたい気持ちでいっぱいになったが、周りはヴィランがウヨウヨしている。どうしようかと悩んでいるうちに、百が先手を打ってきた。

 

「ひゃあっ!」

 

 百がお茶子の胸を触り始めた。空いた方の手はお茶子の股間に伸びている。どちらもお茶子の体調を気づかった、優しい愛撫であった。

 女性が感じるポイントを的確に責められ、お茶子はあっという間に性感を引き出されてしまう。

 

「あら。お茶子さんもこういうことに興味がおありですの? あっという間にエッチな蜜が潤ってきましたわ」

 

「ち、違うよぉっ……!」

 

 お茶子は弱弱しく否定してみるが、まったく説得力がない。こうしている間にも身体はこの状況に順応し始めてしまっている。

 首筋に掛かる百の吐息が、胸を撫でる手が、秘所を弄る指が、その全てがお茶子を蕩かせていく。

 

「んふふ、麗日さんったらこんなに震えて……可愛らしいですわ」

 

 百がお茶子の首に吸い付くと、彼女の身体がビクッと震えた。

 お茶子の秘所に出し入れしていた百の指に、ドロッとした何かが纏わりつく。

 百が指を目の前に持ってくると、そこには白いネバネバした液体が付着していた。

 

「まあ。麗日さんの中からこんなものが出てきましたわ。これは殿方の精液、ですわね」

 

「そ、それはっ……!」

 

 お茶子の脳裏に、凌辱を繰り返された日々が蘇る。

 

「麗日さんはヴィランに監禁されていましたっけ。そういえばお身体も精液まみれですものね。とするとこれはヴィランの……すぐに対処しないといけませんわ」

 

「えっ、対処ってなに……きゃあ!」

 

 お茶子は百に身体を仰向けに倒された。両足を思いきり拡げられて、性器がよく見える姿勢されてしまう。先ほど挫いた右足が痛んだが、それどころではなかった。

 開かれた股の間を、百が覗き込んでいた。百はお茶子の秘所に指を突っ込んで、中に注がれた精液を懸命に掻き出そうとしている。

 

「あぁっっ! 八百万さっ、あかんっ、そんなことしちゃ……!」

 

「なにを言っておられますの? このままでは麗日さんはヴィランの子供を妊娠してしまいますわ。それでもよろしくて?」

 

 百はお茶子の股間から指を抜くと、彼女に覆いかぶさった。

 顔と顔がぶつかりそうなほどの近い距離で二人が見つめあう。

 

「そっ、それはこまる……けどぉっ!」

 

「麗日さんはヴィランに襲われて、中に精液を沢山注がれてしまったのでしょう? 正直に言ってくださいな。私達は仲間ですわよね? 隠し事はナシですわ」

 

 百がお茶子の下腹部をさすった。

 お茶子は目を回しそうなほど恥ずかしがっている。

 

「う、うんっ……たしかに、私……されちゃった、けど……」

 

「なにをされてしまったのです? これはとても大事なことですの。麗日さんの口からハッキリと仰ってくださいな」

 

 対する百も、クラスメイトが恥じらう姿に興奮しはじめていた。

 いまのお茶子を見ていると、なんだか苛めたくなってきてしまう。もとは性に奥手な百であったが、彼女の中で何かが目覚めようとしていた。

 百は言いよどむお茶子を急かすように、彼女の秘所を弄った。

 

「ああぁっ! それアカンっ、ビリッとくる、きちゃうからぁ!」

 

「ちゃんと答えてくださればヤメますわ。いいですか麗日さん。これはあなたの手当てのために聞いているのです。決して、私が自分の欲望のためにあなたを苛めているわけではありませんから、そこは履き違えないようにお願いしますわ」

 

「それっ、うそぉ! ぜったいうそぉっ、って、あぎゃぎゃぎゃぎゃっ!!」

 

「まあ麗日さんったら。指を三本入れただけでそんなに嬉しそうになさるなんて。でもそれは女の子が出していい声ではありませんわ」

 

「言う! 言います、からぁっ! 私、ヴィランの人にいっぱい、レイプされちゃいましたぁっ!」

 

 とうとう観念したお茶子が大声で叫んだ。それを聞いて百は彼女への責めをストップする。

 

「そうそう、素直が一番ですわ。麗日さんはヴィランのオチンポでたくさん犯されて、ヨガりまくってしまわれましたのね。お可哀想に」

 

「っ、って、ない……私、ヨ、ヨガってなんか……いつも痛くて、ヴィランの人達は、その……出したら満足しちゃって……だから、私……」

 

「つまり、ヴィランはあなたを気持ちよくしてくれなかったと……最低ですわね。ごしゅ……コホン、他の方でしたら麗日さんを悦ばせてくれたでしょうに。殿方の風上にもおけませんわ」

 

 全てを正直に話したお茶子はこれで解放されると、安心しかけていた。

 しかし、次の百の言葉は彼女の予想を軽く超えていた。

 

「でしたら、僭越ながらこの私が、手当てのついでに女の悦びというものを麗日さんに教えて差し上げますわ」

 

「ど、どっちも、え、遠慮、しま、ふぁああっ!」

 

 再開された百の愛撫に、お茶子の抗議が掻き消される。

 

「遠慮なんかしてはいけませんわ。麗日さんはヴィランに種付けされてしまいましたのよ?

 特濃の精液をいっぱい中出しされて、お腹の中は受精寸前ですわ。悪いようにはしませんから、全て私にお任せしてくださいな」

 

 百がお茶子の秘所に激しい勢いで指を出し入れする。

 お茶子の秘所から愛液が溢れ、それに混じって白い精液が零れ落ちていった。

 

「あ、あぁっ! ヤオヨロ、あぁぁぁっ! んふぁあああっ!」

 

 ヴィランによる凌辱では味わえなかった快楽に、お茶子が嬌声をあげる。彼女の肌はピンク色に紅潮し、性感に酔っていることは誰の目にも明らかだ。

 そんなお茶子の様子を楽しみながら、百は指の出し入れを激しくしていった。

 

「麗日さんは本当に感じやすいのですね。まったく、これで気持ちよくさせられなかったなんて、ヴィランの方々はどれだけ下手だったのでしょうか。呆れてしまいますわ」

 

「んひゃああっ、あうっ、あ、はぁっ、あんっ、あぁっ!」

 

 快楽に溺れるお茶子の耳には百の言葉は届かなくなっていた。目は虚ろに濁り、唇からは涎がダラダラと垂れている。

 膣の入口にある分はあらかた掻き出せたのだろうか。百の指にまとわりつく精液はほとんど無くなっていた。

 すると百はお茶子の秘所に口をあてて、チュウチュウと吸い始めた。

 

「あああぁぁぁっ! それ、あ、あかんっ、よぉっ! 私、おかしくな、ふぁああっ!」

 

 百はお茶子の秘所から口を離すと、吸い出したものを側に吐き捨てた。

 

「たいして取れませんでしたわね。それにひどい味の精液ですわ。やっぱり、アレを試してみるとしましょう」

 

 百は個性を発動させると、一本のペニスの形をした機械を産み出した。

 それをお茶子の秘所に押し当てると、一気に奥へ突き刺した。

 

「あんっ、ああああぁぁぁぁっっ!!」

 

 絶叫したお茶子の身体がビクビクと跳ねる。今までで高められていた彼女の身体は機械を挿入された感触で絶頂してしまった。

 

「あら、もうイってしまわれたんですの? これからが本番でしたのに」

 

 百は呆れたように呟きながら、機械をお茶子の秘所にグイグイと押し込んでいく。やがて機械の先端がお茶子の奥まで入り込んだ。

 

「それでは、バキューム開始ですわ」

 

 百が機械のスイッチを押した。モーターの駆動音が響いたかと思うと、機械がお茶子の内部に注がれた精液を吸引していった。

 百が産み出したのはペニスの形をした小型の掃除機だったのである。

 

「あ、あああぁぁぁっっ! ら、らめぇぇぇっ! また飛んじゃうぅぅぅっ!!」

 

 子宮と膣を機械に思いきり吸われて、お茶子はたて続けに達してしまう。許容を遥かに超える量の快楽信号が彼女の脳に送られていた。

 百はスイッチを入れたまま機械を前後に出し入れする。しばらくするとお茶子の胎内に注がれた精子のほとんどは機械に吸い込まれていた。

 

「これでお掃除完了ですわ。こんなにいっぱい出されておりましたのね。麗日さんもご満足されたようで何よりですわ」

 

「……あ……あぁ……あ……」

 

 百は機械のスイッチを切ると、お茶子の秘所からペニス型の掃除機を引き抜いた。

 お茶子は白目をむいて気絶していた。ときおり何かを呻きながら身体を震わせている。

 

「これで、ご主人様との打ち合わせ通りですわ」

 

 掃除機を地面に置きながら、百が妖艶に微笑んだ。

 今から少し前。遠くからの音を聞いた卯稀と百は現場へと急いだ。その途中で二人は作戦の詳細を話し合った。

 まず百が一人でお茶子と接触し、この大きな岩の地点まで誘導する。

 次に百がお茶子を無力化させる。

 最後に卯稀がこの場所に合流し、個性でお茶子を奴隷に生まれ変わらせる。以上が作戦の内容だ。

 

「まったく、手こずらせてくれましたわ。最初に食べ物を勧めた時に応じてくだされば、このようなことをしなくてもすみましたのに。まあ、私も楽しめたので良しとしましょうか」

 

 百の予定では、お茶子に睡眠薬入りの食べ物を渡すつもりであった。しかしお茶子がそれを断ったため、別の方法を使うことになったのである。

 

「あとはご主人様が到着されるのを待つだけ。お茶子さんが次に目覚めたときはもうご主人様の奴隷になっていますのね」

 

 んふふ、と笑いながらお茶子の頬を突く百。奴隷が増えるのは少し複雑だが、お茶子だったらどうとでも扱える。胸も自分の方が大きいし、ご主人様のナンバーワンの座は揺るがないだろう。

 百がお茶子を愛でていると近くの茂みで物音がした。

 

「ご主人様? すっかり準備はできましたわ」

 

 音がした方を向いた百は身体を硬直させた。彼女の前に現れたのは卯稀ではなかった。

 

「よう。久しぶりだな。デカパイちゃんよ」

 

 そこにはエロンゲイテッドが立っていた。先ほど持っていた鎖を手放しており、引き連れていたはずの耳郎の姿は見えない。

 百は険しい表情をしながら、男を睨んだ。

 

「いったい何の御用でしょうか? すみませんが麗日さんは私が確保させていただきましたわ」

 

「そいつはご苦労さまだな。おかげで手間がはぶけたぜ!」

 

 そう叫ぶとエロンゲイテッドは個性を発動させた。彼の左手の五本の指が勢いよく伸び、百の両手と両足に素早く巻きついた。

 百は身体を持ち上げられ、空中で大の字に固定されてしまう。

 

「なっ、なにをなさるのですっ!?」

 

「決まってんだろ? お前らを俺の奴隷にするんだよ」

 

「ふざけないでください! そんなこと、私のご主人様が許しませんわ!」

 

「へっへっへ。リボーン・キングがどうしたって? あいつは今ごろあの世へ行っちまってるよ」

 

 エロンゲイテッドの言葉に、百が愕然とした表情を浮かべる。

 

「そ、そんなはず、ありませんわ!」

 

「嘘じゃねぇさ。いまごろ俺の奴隷が、あいつを仕留めている頃だろうよ」

 

「耳郎さんが……!? 彼女がそんなことをするはずは……!?」

 

 百は響香の個性を熟知している。戦闘に不向きな卯稀では、響香に襲われたらひとたまりもないだろう。だが響香も雄英の生徒だ。いくら相手がヴィランの卯稀とはいえ、彼女が殺人を犯すとは百には思えなかった。

 

「さんざん痛めつけて、言うことを聞かなければ家族や友人を殺すと脅してやったのさ。そしたらガタガタ震えて首を縦に振ったぜ?」

 

「くぅっ……!」

 

 百は唇を噛んだ。

 エロンゲイテッドの話が本当であれば、卯稀は危機を迎えていることになる。

 百は一刻も早く卯稀の元に向かいたかったが、四肢を拘束されていてはどうすることもできない。

 エロンゲイテッドがニヤニヤと笑いながら、伸びた指を縮めていく。百の身体が彼の目の前まで移動された。

 

「抵抗したけりゃしてもいいんだぜ? そこで寝ている女がどうなってもいいんならな?」

 

 岩の側で気絶しているお茶子をエロンゲイテッドが顎で指した。

 

「……こんな卑怯な手を使わなければ、女性を襲うこともできませんの?」

 

「俺がそんな挑発に乗ると思ったか? 卑怯はヴィランにとって最大の褒め言葉だぜっ! おらっ!」

 

「ああぁっ!」

 

 エロンゲイテッドが百のコスチュームを右手で強引に引きちぎる。

 百の大きな胸と股間が男の目に晒されてしまった。

 

「こいつあ、申し分のない身体だ。いままでこれを自由にしてたと思うと、リボーン・キングがうらやましいぜ」

 

 エロンゲイテッドが百の胸をペロリと舐めた。

 ご主人様ではない男の感触に、百の背中に悪寒が走った。

 

「汚らわしいっ……!」

 

 軽蔑の目でエロンゲイテッドを睨む百。

 しかし当の本人はぜんぜん気にしていない様子だ。

 

「おいおい。新しいご主人様にその態度はないんじゃないか?」

 

「誰がっ、あなたをご主人様と言いました? 私の主はリボーン・キング様だけですわっ!」

 

「おお、怖い怖い。一時間後もそう言えればいいけどなぁ?」

 

「それはどういう意味――」

 

 百が言い終わる前にエロンゲイテッドが新たに個性を発動させる。すると男のペニスが腕のように太く大きく伸びていった。

 その規格外の大きさになったペニスに、百の顔が凍りつく。

 

「どうだ? 俺様のチンコは。あいつのフニャチンなんかとは比べ物にならないだろう?

 いままでこいつに突かれて壊れなかった女はいねぇ。お前がどこまで持つか楽しみだ」

 

「くぅっ……!」

 

 エロンゲイテッドが百の身体をゆっくりと降ろしていく。

 百の身体と男のペニスが徐々に近づいていった。

 

「イ、イヤぁっ……!」

 

 卯稀以外の男に犯される恐怖で、百が苦しそうに呻いた。

 先ほどまで強気だった百の怯え方に、エロンゲイテッドは唇の端をつり上げる。

 そしてペニスの先端が、とうとう百の性器の割れ目に押し当てられた。

 

「あ、あのっ、フェラチオでもパイズリでも何でもしますわっ! ですから、前だけは、それだけは許してくださいませんかっ……!?」

 

 ペニスの先端は先走りの透明な液でヌルヌルと湿っている。その不快な感触が、百の恐怖を加速させていた。

 エロンゲイテッドの注意を秘所から逸らそうと、百は必死に懇願する。卯稀に処女を捧げていた百にとって、前の穴を他の男に汚されることだけはどうしても耐えられないことなのだ。

 

「ほーう。何でもねぇ……たしかにそのデカパイは気になるが」

 

 百の言葉に興味を持ったように呟くエロンゲイテッド。

 

「自慢ではありませんが、胸には自信がありますの……! 拘束を解いていただければ、磨いたテクニックを存分に使って、あなたを気持ちよくさせていただきますわ……!」

 

 こんな男に媚びるのは屈辱の極みだが、仕方がない。

 卯稀のため、そして自分のために、百は一刻も早くこの状況を脱しなければならなかった。

 百はエロンゲイテッドが自分の誘いに乗ってくれることを祈った。

 

「悪いが返事はノーだ。まずはおまえのマンコにぶちこませてもらう。デカパイを楽しむのはその後だ」

 

「そ、そんな……っ!?」

 

 百の必死の願いは男に届かなかった。彼女の顔が絶望に染まる。

 

「それじゃあ、いかせてもらうぜ」

 

 勝ち誇るようにエロンゲイテッドが宣言する。

 秘所に密着したペニスの先端から、クチュ、と卑猥な音が鳴った。

 男のペニスの侵入が、いよいよ始まろうとしていた。

 百はなんとか抵抗を試みるが、両足を無理やり開かされているため股間に力を入れることができない。ペニスを押し当てられた秘所の入口がゆっくりと開いていく。

 それはまるで、秘所が男のペニスを受け入れようとしているみたいだった。

 

「あ、あああ……いやぁっ! ご主人様っ、助けて、くださ……! あっ、だめっ、だめですわ……! あっ、イ、イヤあああぁぁぁぁぁっっ!!」

 

 人気のない森の奥で、百の悲鳴が響いた。




お読み下さり、ありがとうございました。

簡単に奴隷を増やしてお終いではつまりませんので、一波乱起こしてみました。

百が食べ物を出せるけど味が云々は「すまっしゅ!」辺りに載っていたと思います。うろ覚えですので、間違っていたらすみません。

また、今回登場したオリキャラの「エロンゲイテッド」の名前と能力はDCコミックスの「エロンゲイテッドマン」を参考にしました。エロンゲイテッドマンは正義のヒーローですので、作中のキャラとは性格が全く異なります。
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