今回も敵役が原作女子を犯す場面があります。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
また、主人公が性的にひどい目にあいます。
そういうのが苦手な方も、お戻りくださるようお願いします。
四人がショッピングモールへ行ったその晩。夜も更けた頃。
卯稀はこっそり部屋を抜け出して、一人で近くの公園に来ていた。
百達は昼間にはしゃぎすぎたため、三人とも部屋でぐっすり眠っている。
夜の公園は薄暗く、周囲に人の気配は無い。点在するライトがぼんやりと光っているだけだ。卯稀はその中の一つの下に来ると、ポケットから一枚の封筒を取り出した。
昼間にショッピングモールの水着売り場の前で、謎の少女に手渡されたものである。
卯稀はその少女に見覚えがなかった。どこかで会ったような気もするが、はっきりと思い出せない。
封筒の中には一枚の紙切れが入っていて、この公園の場所と時刻だけが書かれていた。
卯稀はスマホを取り出して時間を確認する。まもなく手紙に書かれていた時刻だ。 ひょっとすると何かの罠かもしれない。だが、卯稀にはこれが危険な待ち合わせには思えなかった。もし自分を狙うなら、もっと自然な形でおびき出すはずだと彼は考えていた。
卯稀が封筒の中を再度確認していると、公園の入り口から気配がした。
振り向いた卯稀の目に昼間の少女がヒタヒタと歩いてくるのが映る。
少女の服装は昼間と同じ、麦わら帽子に白いワンピース姿であった。
少女は卯稀の側まで来ると、麦わら帽子とメガネを取った。
ペッタリとした黒髪が背中まで伸びている。大きい瞳はクリクリと輝きながら卯稀の姿を映している。口からは細長い舌が少しだけ顔を覗かせていた。
「来てくれて助かったわ」
そう言うと、彼女は卯稀に頭を下げた。
「いきなりこんな手紙を渡してきて、君はいったい何者なのかな?」
卯稀が尋ねると、少女は再び頭を下げた。
「私は蛙吹梅雨(あすい つゆ)。梅雨ちゃんと呼んで」
梅雨はそう名乗ると最後にケロ、と呟いた。
「梅雨ちゃん、でいいのかな。で、僕に一体何の用? もしかして愛の告白かな?」
「ものすごく真面目な話よ。私達を助けてほしいの。リボーン・キングちゃん」
自分のヴィランネームを言い当てられ、卯稀の顔が引き締まる。彼は梅雨から距離を置くように、後ろへ数歩下がった。
「待って! 話を聞いて! 別に貴方を襲うとか、そんなつもりは全くないの。ビックリさせてしまったのなら謝るわ」
梅雨は申し訳なそうに肩を落とした。
そんな彼女の姿を見て、卯稀は口を開いた。
「ま、話だけなら聞いてあげてもいいよ」
卯稀の言葉に、梅雨の顔が少し明るくなる。
彼女は卯稀に事情を話し始めた。
梅雨は雄英高校1-Aの生徒、つまり百達のクラスメイトである。
二週間前の襲撃事件の時、梅雨も他の女子生徒と共にヴィランに捕まった。
その現場に卯稀も居たのだが、奴隷にした百の胸に夢中だったため、彼は梅雨のことを覚えていない。
梅雨を引き取ったのはドラキュラと呼ばれるヴィランだった。ドラキュラ自身は襲撃事件に参加していなかったが、配下の者を代理でよこしていた。
ドラキュラはその名の通り、吸血鬼のような個性を持った老人である。血を吸った人間を洗脳し、自分の操り人形にすることを得意としていた。また、怪しげな薬を作ることにも精通していた。
ドラキュラの前に連れていかれた梅雨はさっそく血を吸われた。しかし彼女は完全には操られなかった。彼女は個性のせいで蛙に似た体質を持っている。そのことが影響して、ドラキュラの個性が効きづらかったのかもしれない。
それでもドラキュラの支配の力は梅雨の中に浸透し、しもべの証であるハート形のイレズミを下腹部に刻まれてしまった。このイレズミは普段は消えているが、女性が性的興奮を覚えると浮かび上がってくるという悪趣味なものだ。
しかもイレズミのある女性はドラキュラとのセックスで通常とは比較にならないほどの快感を与えられてしまう。梅雨もさっそくドラキュラに抱かれ、男の味を覚えさせられてしまった。
さらにドラキュラの力は梅雨の心にも悪い影響を及ぼしていた。
羞恥心が薄まり、性的な行為に抵抗がなくなってしまったのだ。以前だったら口にしないような下ネタも口にするようになってしまっていた。
完全に自由を失わなかった梅雨はドラキュラの相手をしつつ、脱出の機会を伺った。彼の住居は山の中の古びた洋館にあり、至る所に罠が張り巡らされている。その把握に時間が掛かった。
数日が過ぎた頃、屋敷に変化が起きた。梅雨のクラスメイトである芦戸三奈(あしど みな)と葉隠透(はがくれ とおる)がドラキュラの前に連れてこられたのだ。
彼女達も襲撃事件の際に他のヴィランに連れていかれたが、ドラキュラが彼らから奪い取ったのだ。
ドラキュラは珍しいものをコレクションする趣味がある。
梅雨はこの時、彼に次は1-Aの女子を集めることにしたと聞かされた。
三奈と透は梅雨の目の前で血を吸われ、ドラキュラの操り人形にされてしまった。支配の力のせいでドラキュラに手を出せない梅雨は、それを黙って見ているしかなかった。
三奈と透は梅雨とは違い、完全に堕とされた。
以前のような快活な言動は無くなり、マスターであるドラキュラと性交しているとき以外は常に無表情で、梅雨とも言葉を交わすことはなかった。
級友を見捨てておけない梅雨は、彼女達を助ける方法を模索しはじめた。
そんな時である。
ヴィラン連合の幹部から、雄英の女子が逃げたと連絡が入った。麗日お茶子の脱走事件である。
雄英の女子を欲していたドラキュラは梅雨を現場に送った。
梅雨は監視役のヴィランと一緒に山の中を捜索した。やがて深い森の奥で、梅雨は卯稀と百の姿を見つけた。百が洗脳されていることは梅雨も襲撃事件の際に知っていた。
梅雨は気づかれないように卯稀を尾行した。そして彼女は見た。響香が、お茶子が、卯稀によって洗脳される様を。
しかし、卯稀の洗脳はドラキュラとは大違いであった。
奴隷に堕とされた百達が楽しそうに笑う姿は梅雨の目に衝撃的に映った。
洗脳されているということに違いはないが、三奈達のありさまと比べれば、遥かにマシに思えた。
洗脳には洗脳で対処するしかない。卯稀に三奈達を洗脳してもらえば、過去の彼女達を少しでも取り戻せるのではないか。
梅雨は卯稀の力を借りて、ドラキュラからクラスメイトを救い出そうと考えたのだ。
ドラキュラに卯稀達のことを報告した梅雨は、引き続き四人を監視する。そして今日の昼間、こうして会うために卯稀に手紙を渡したのである。
「……というわけなのよ」
ここまでのいきさつを語り終えた梅雨は、大きく息を吐きだした。
梅雨が顔をあげると、卯稀は立ったまま鼻ちょうちんを膨らませていた。スヤスヤという寝息が聞こえる。
「ちょっと。起きてちょうだい」
梅雨は卯稀の肩を掴んで彼を揺さぶった。
卯稀の鼻ちょうちんがパチンと割れて、彼は目を覚ました。
「ごめん、長すぎて寝ちゃった。でもちゃんと聞いてたから大丈夫。睡眠学習は得意なんだ」
大きなあくびをする卯稀の姿に、梅雨は少し不安になる。
「事情は分かった。ドラキュラかぁ……会ったことはないけど、噂は聞いてるよ。ずいぶん面倒なやつに目を付けられたな……」
卯稀は顎に手を当てて考え込む。梅雨の話が本当であれば、ドラキュラとの対決は免れないだろう。そのときに梅雨という内通者がいれば何かと便利かもしれない。
「どうかしら。私達の利害は一致してると思うけど」
「悪い話ではない……と思う。けど、僕にどうしろっていうの? まさかドラキュラの屋敷に乗り込んで、三奈ちゃん達を助け出せとか言わないよね?」
先ほどの話では、屋敷には至る所に罠が張り巡らせられているらしい。それにドラキュラの配下にどんな個性を持っている者がいるのかも分からない。リスクが大きすぎると卯稀は思った。
「あいつはね、もの凄く趣味が悪いの。そして退屈してるのよ。だから、誰かのものを奪い取ろうとするとき、お互いのものを賭けてゲームを申し込むのを趣味にしているの。今回の賞品はお互いの奴隷……つまり百ちゃん達と三奈ちゃん達ね。あなたにはそのゲームに勝ってもらいたいわ」
「ゲーム? 面倒くさいけど、直接やりあうよりかはいいか。でもさぁ、奴隷を賞品にするってことは、こっちが勝ったら三奈ちゃん達は僕のものになっちゃうよ? 君はそれでいいの?」
「言ったでしょ? 今よりは遥かにマシだって。あの二人はね、ホントはとっても明るい子達なのよ。それが機械みたいにされているのは、私には耐えられないわ」
梅雨は悲しそうに目を細めた。そんな彼女の様子を見て、卯稀は再び考え込む。友達を助けたいという梅雨の言葉に嘘はないだろう。だが、どこかがしっくりこない。卯稀は彼女が何かを隠しているような気がした。
「そうだ。君はどうするの? さっきの話だと、ゲームの賞品には君も含まれるよね? 君も三奈ちゃん達と一緒に、僕に洗脳されちゃうよ?」
「その時は大人しく軍門に下るわ」
「……」
梅雨の回答に、卯稀は不審を拭い去れなかった。彼女の目的はクラスメイト達を助けることである。確かにゲームで勝てれば梅雨達はドラキュラからは解放される。だがその代わり卯稀に洗脳されてしまう。ヴィランの奴隷という立場は変わらない。三奈達は元の性格には戻れるだろうが、梅雨はそれで満足なのだろうか。
「うーん。悪いけど、答えはノーだ。自分の身は自分で守ってみせるよ。とにかくドラキュラが僕達を狙っているっていう情報は助かったよ。それじゃ、今度はそのゲームとやらで会おう」
去ろうとする卯稀の服の裾を梅雨が掴んだ。
「ちょっと待って。まだ話は終わってないわ。三奈ちゃん達は百ちゃん達のお友達でもあるのよ」
「あー、そうだっけ」
話の途中で眠りこけていた卯稀は、やっぱり細かいところを聞き逃していた。
「あなたが断るっていうなら、今の話を百ちゃんに言うわ」
「おうふ……」
梅雨の脅迫めいた言葉に、卯稀は顔をしかめた。
かつて百は、乱暴なヴィランに捕まっていた響香のことを案じていた。きっと今の話を彼女が聞けば、三奈達を助けてほしいと懇願してくるだろう。響香とお茶子も百に協力するに違いない。
そうなると卯稀は彼女達をコントロールする自信が無かった。今日もなんだかんだいって彼女たちのお願いを聞いてお出掛けをしてしまったばかり。どう転んでも、彼は梅雨のお願いを聞くしかないのだ。
「分かった、分かったよ。どっちにしろドラキュラとはやりあうことになりそうだし、協力してもいいけど、うまくいく保証はないよ?」
「今はそれで充分よ」
梅雨は目をつむると、嬉しそうに口を緩ませた。
「で、私に協力してもらうお礼をしたいのだけど、なにがいいかしら。あいにく私は大金を持っていないわ」
「お礼? 別にいいよ」
「なんだったら、いま私の身体で前払いしてもいいわ」
梅雨がワンピースの裾をたくし上げた。彼女の細い下半身があらわにされる。彼女はノーパンだった。
梅雨のとっぴな行動に、卯稀は吹き出してしまった。
「パンツくらい履けよ! あとそういうのは間に合ってるから!」
「サラッとのろけられても困るわ。昼間、お茶子ちゃんがあんなに気持ち良さそうにしてたから、ちょっと試してみたくなったのよ」
「あれは僕に洗脳されてるからだと思うよ……っていうか、君は完全に操られてないんだよね? なんで急にこんなことを……」
「所詮、私も男の味を覚えてしまった一匹のメスガエルというわけなのよ。ケロケロ」
「取ってつけたようにケロケロ言うなし!」
卯稀はイラついた様子で頭をボリボリと描いた。なんだか調子が狂う相手だと彼は思った。
「で、するの? しないの? 据え膳を食わないのは男の恥だと思うわ」
梅雨が卯稀に抱き着いた。大きな瞳で卯稀をジッと見つめている。
「ほら。百ちゃんには負けるけど、胸にはそこそこ自信があるのよ」
梅雨は卯稀の手をとると、自分の胸を掴ませる。
ワンピースの布地越しに確かな膨らみを感じて、卯稀の股間がつい反応してしまう。
「うお……たしかに」
「百ちゃん達には黙っててあげるわ。ほら、そこの茂みで……」
「う、うん……」
不覚にもムラムラしてしまった卯稀は、大きな木が生えた草むらに連れ込まれた。
「こういうことをしてると、浮気をしてるみたいでドキドキするわね」
「だからそういうことを……んむっ」
服も脱がない間に、卯稀は梅雨に押し倒されて唇を奪われてしまった。
梅雨の細い舌が卯稀の口内に侵入する。歯茎をくまなく舐められて、卯稀は抵抗することも忘れて感じ入ってしまう。彼の全身から力が抜けて、梅雨の思うようにされてしまっている。
「あら、キスだけで蕩けちゃったの?」
「う、うるさい……様子を見てるだけだっての……ってか、なんでこんなにキスがうまいんだよ……」
卯稀は強がってみるが、声にまるで力が入っていない。そんな卯稀を見ても、梅雨は相変わらず飄々としている。
「あのドラキュラに一泡吹かせてやろうと思って、一人で練習したの。あいにく、あいつに掛けられた力のせいで、本人には試せなかったけど。せっかくだから、もっと感じさせてあげるわ」
梅雨は卯稀に背中を見せるように身体を回転させる。そのまま素早く彼のズボンと下着を脱がせてしまった。
勃起しきったペニスが姿を現すと、嬉しそうに唇をゆがめた。
「私の特技をたっぷり味わってちょうだい」
「ちょっ、なにする……うあああっ!」
ペニスの周りを何か生暖かいものが包み込んでいく。その心地よさに、卯稀は情けない声をあげてしまう。
フェラチオをされたのかと思った卯稀だが、梅雨は顔をペニスに近づけていない。ということはフェラチオではない。
卯稀は身体を反らして前方を確認する。梅雨の行為は彼の想像を軽く超えていた。
梅雨の口から長く伸びた舌が、卯稀のペニスをグルグル巻きにして締め上げていた。先ほどから彼が感じている生暖かいものの正体は彼女の舌だったのだ。
巻き付けづらかったのだろうか。亀頭の部分だけは外気に晒されていた。
「これだけで驚かれちゃ困るわ。本番はこれからよ」
悪戯っぽく梅雨が告げると、舌がリズミカルにウネリ始める。まるで膣内に挿入しているような感覚に、さっそく卯稀の射精感が高まってしまう。
「ちょっ、これ、やば……! あっ、ぐううぅ!」
なんとかやり返したいが、気持ちよすぎてそれどころではない。女みたいに喘ぎながら悶えることしか、今の卯稀にはできなかった。
「こんなに感じてもらえて嬉しいわ。もっとサービスしちゃおうかしら」
嬌声をあげる卯稀に気を良くしたのか、梅雨は細めた目で卯稀に振り向いた。
これ以上されてたまるかと、卯稀は首をブンブンと横に振って断ろうとする。
「遠慮しなくてもいいのよ。ほら、おちんちんの先はそのままなの分かるかしら? これはワザとそうしてるのよ。それに私の舌って細いでしょう? こうやってすぼめると、ますます細くなって針みたいになるの」
梅雨はますます舌を伸ばして、先端を卯稀の顔の前まで持ってくる。伸びた拍子にペニスに巻き付いた部分の舌が締め付けるように動いて、卯稀にますます快感を与えた。
もう彼のペニスは暴発寸前だ。いつ射精してもおかしくなかった。
「わ、わかった! わかた、から! そろそろやめっ、うううぅ!」
イきそうになったペニスが、舌でギュッと締め付けられる。根元を抑えられ、卯稀は射精ができなくなってしまった。
「そろそろ限界なのね? でももうちょっと待って。すぐに天国を見させてあげるから」
梅雨は細くなった舌をペニスの先端に向ける。
「この細くなった舌をね、おちんちんの先っぽに入れたらどうなっちゃうかしら? きっと死ぬほどキモチイイんじゃないかしら」
梅雨は楽しそうに舌の先をユラユラとさせる。ワンピースに隠れていて見えないが、彼女の下腹部にハート形のイレズミが浮かび上がっていた。イレズミは妖しく光を放ち、梅雨が性的興奮を得ていることを示している。彼女の秘所はグッショリと濡れそぼっていた。
「やめっ、やめれえええっ!」
「それじゃあ、いくわよ」
「う、あああああああっっっ!」
無情にも梅雨の舌が亀頭の中に挿入されていく。尿道を犯されて、卯稀が盛大に叫んだ。気持ちよさと痛さが入り混じって、わけが分からなくなる。
ペニスは繰り返し射精をしようとするが、根元を締め付けられ、さらに尿道を塞がれて一向に精を放つことができない。金玉の中がグルグルと回転するような感覚に卯稀の全身が支配されていく。だんだん意識が遠のいていった。
「う、あ、あああっ……!」
すでに卯稀は白目をむいて、全身を痙攣させている。一種のショック状態にあった。
梅雨は卯稀が行動不能になったことを確認すると、尿道から舌を引き抜き、根元の拘束を解いた。
その途端、ペニスが大きく震えたかと思うと、大量の精液が吹き出した。公園の噴水のように、後から後から途切れることなくペニスが放出されていく。
「さすが百ちゃん達のご主人様だわ。すごい精液の量ね」
感心するように呟く梅雨。ワンピースに付着した精をすくって口元に運ぶ。
「味もまあまあね。でももう、使い物にならないかしら。ちょっとやりすぎたわ」
ようやく射精が終わる。梅雨が後ろを振り向くと、卯稀は目を閉じて気絶していた。
「これで第一段階完了ね。よっこいしょっと」
梅雨はゆっくりと立ち上がると、舌を元のサイズに戻した。
「服が汚れてしまったから、どこかで着替えてから帰るとしましょう。それじゃあキングちゃん。風邪を引かないように気を付けてね」
気絶したままの卯稀を置いて、梅雨は公園から去っていった。
下半身を丸出しにした卯稀が目を覚ましたのは、夜が明け始めたころであった。
◇◆◇◆◇
「おかしいですわおかしいですわおかしいですわぁーーーっ!!」
百の絶叫で卯稀は目を覚ました。
あれから自室に戻った卯稀は、百達が寝ているベッドの中に入り、自分自身も眠りについた。ひどく頭が痛い。卯稀は酒を飲んだことはないが、二日酔いはこんな感じなんだろうかと彼は思った。
「どうしたのさ、百……」
寝ぼけまなこを手で擦りながら、卯稀はまだ眠たそうに言った。首輪姿の三人娘が彼の股間に群がっている。
きっといつものように起き抜けの一番搾りをやっていたのだろう。だが今日はいつもと様子が違った。三人とも顔を青くしてガタガタ震えている。
「ご、ご、ご主人様っ! 病院に、病院に参りましょう!」
「それがいいってボス! 絶対そうしたほうがいいって!」
「わ、わたし、救急車を……呼びにっ、あぁっ!」
ぽかんとした表情で卯稀は首をかしげる。
百達が尋常ではないくらいに混乱していた。みんな明らかに普通ではない。
「え? 病院? 誰か妊娠した?」
「それだったら最高だけどさ! 違うんだってボスぅ!」
「キング様! お身体はなんともないんですかっ!?」
「身体?」
お茶子に尋ねられて、卯稀は再び首をかしげる。起き抜けは頭が痛かったが、今は収まってきた。なんだか全身がすごく怠い。あとはお尻がちょっと痛い。このくらいだろうか。
卯稀がそのことを伝えると、百達はますます混乱した。
「やっぱり! どこかお身体の具合が悪いのですわ!」
「うわあ! これもう駄目かも!?」
「やっぱり救急車! 救急車! えっと、ひゃくとーばんだっけっ!? あれっ!?」
「ええっと……どしたのみんな? 説明して?」
いまだ事情を呑み込めない卯稀の様子に、百達が顔を見合わせる。
「それでは、わ、私が代表して……その、ご主人様の、いつも逞しいペニスが……大きくなりませんの……」
「……は?」
百の言葉に卯稀は目を点にする。
「本当なんだって! ヤオモモのお乳で挟んでも、お茶子がボスの顔をパフパフしても、さっぱりなんだよぉっ……! それで、とうとうウチの時代キターっ!? って思って、ウチが胸をボスのに擦りつけても全然反応しなくって……!」
「耳郎さんに前立腺マッサージもしてもらったんですけど、キング様の、ちっとも立たないんです……」
「ちょっとお尻が痛いと思ったらそれか!」
一つ謎が解けて、ちょっとスッキリする卯稀。
「とにかく病院に参りましょうっ!?」
三人娘にベッドから引きずり出され、卯稀は病院で検査を受けることとなった。
かつて百達がお世話になった闇医師に診てもらった結果――
「ヤリ過ぎだね。若いからお盛んなのは結構だけど、ホドホドにね?」
そう言って闇医師はケラケラと笑った。
卯稀の症状は、一度に限度を超えて大量の射精をしたことが原因とのことだった。一時的にペニスが弱っているだけであり、二~三日もすれば回復するだろうと医師は診断した。ちなみに勃起障害が治るまではエッチなことは禁止されてしまった。
明らかに昨夜の梅雨との出来事が原因ではあるが、卯稀は百達の前でそのことは言い出せなかった。彼女達の元クラスメイトにヤられたとは、とても口にできなかったのである。
診察を終えた四人は揃って病院の玄関を歩いている。
「まあ、大したことなくってよかったね」
「それはそうですが……」
百は顔を赤らめながら、卯稀をチラチラと見ている。医師に「ヤリ過ぎ」と言われてしまったことがまだ気恥ずかしいようだ。
「しばらくはエッチなことはお預けだね」
卯稀がポツリと言うと、三人娘が固まった。
「私、耐えられる自信がありませんわ……」
「ウチも……」
「右に同じく……」
三人とも立ち止まって内股をモジモジさせている。卯稀の奴隷となって以来、彼女達は彼とセックス漬けの毎日を送っている。彼のペニスを秘所でくわえ込み、膣内射精される悦びを全員が覚えてしまっていた。
そんなところにいきなり禁欲しろといわれても、我慢するのは困難というものだ。
相手の卯稀の方はというと、なんとも涼しげな顔をしていた。
射精をした直後のすっきりとした気持ち、いわゆる賢者モードに似た状態が続いていたのである。
「百の個性でバイブでも作って慰めたら?」
「うう、検討してみますわ……」
卯稀のあっけらかんとした提案に、百はますます肩を落とした。
「ねえ、麗日。今晩寝るときにウチを縛って……」
「どうしちゃったの耳郎さんっ!? そんな趣味があったん!?」
「ち、違うって! そうでもしないとウチ……ボスを襲っちゃいそう……」
「そっか……じゃあ、お互いに縛りあおうか」
「なんだかお二人がアブナイ会話をされていますわ」
百は口元に手を当てながら、響香とお茶子の会話を聞いている。
「どうする? 百も縛っとく?」
「うぐ……」
卯稀に尋ねられた百は眉を八の字にして考え込んだ末――
「お願い、しますわ……!」
唇を噛んで悔しそうに呟いた。
「それにしてもさ、ボス! どうしてこんなことになっちゃったの」
「そうだよねぇ、昨日はみんな疲れてたから、夜もエッチなことはしないで、すぐ寝ちゃったし……」
鼻息を荒くして卯稀に尋ねる響香と、原因を推理し始めるお茶子。百も心配そうに卯稀を見つめている。
「あー、やっぱり言わなきゃダメ?」
卯稀が響香の視線に押され始めた時、四人に誰かが声を掛けた。
「こんなところに居たのね。あちこち探してしまったわ」
「あ、蛙吹さんっ!?」
卯稀達が声のした方へ振り向くと、四人の近くに梅雨が立っていた。思わず声をあげてしまった百に対して、ケロと鳴きながら頷いた。
「ちょっと待って、どうして蛙吹がここに……?」
口をあんぐりと開けて驚く響香。お茶子も隣で目を丸くしている。
「あら、キングちゃん。昨夜のことは皆に話していないの?」
「昨夜の……」
「こと?」
百とお茶子の呟きに、卯稀の背中に嫌な汗が浮き始める。そういえば何だかんだで、梅雨から聞いたことを百達に話していなかったことを思い出す。
「あーっ、えっと、それは……」
三人娘の冷たい視線に、なぜか口ごもってしまう卯稀。
梅雨はポッと顔を赤らめると、両手を自分の頬にあてた。
「あら、トボけるの? 夜の公園に二人っきりで、あんなに熱い夜を過ごしたというのに」
「わーっ!? 何を言い出すんだおまえ!?」
「だって本当のことじゃない。キングちゃんったら、あんなに気持ち良さそうな顔をして、噴水みたいにドバドバ射精してたじゃない」
最後にケロ、と鳴く梅雨。慌てて梅雨の口を塞ごうとする卯稀であったが、すでに手遅れであった。
卯稀は背中から、かつてないほどの重圧を感じた。恐る恐る後ろを振り向くと、百達が優しく微笑みながら黒いオーラを放っていた。
「ご主人、様?」
「ボス?」
「詳しいお話、聞かせてくださいますよね?」
「あ、はい……」
卯稀を問いただしたい三人娘だが、往来で込み入った話をするわけにはいかない。
梅雨を加えた五人は、ひとまず卯稀の住むマンションの部屋へ戻った。
「ここがキングちゃん達の愛の巣ってわけね。けっこう片付いてるのね」
「それは私達が毎日きちんと掃除を……って、そんなことはどうでもいいのですわ」
「そうだよ! いったいどういうわけなのか、ちゃんと説明してよ!」
梅雨に対して攻撃的な目を向ける響香。卯稀を不能にされたことに対して、怒りが収まらない様子だ。
「ごめんなさい、響香ちゃん。順を追って説明するわ」
梅雨は申し訳なさそうに俯くと、昨日の晩と同じように事情を説明した。
「そんな……芦戸さんや葉隠さんが……」
級友の惨状を知り、お茶子の顔が曇る。百や響香も同様に苦々しい表情を浮かべている。
「芦戸さんたちをお助けしたいという、蛙吹さんのお気持ちはわかりました。でも、一つだけ分からないことがありますわ。どうしてご主人様に……その、あんなことを」
百が尋ねると、梅雨は一枚の封筒を卯稀に手渡した。
封筒の裏にはドラキュラの名前が書かれている。
「招待状……? まさか」
封を開けて中身を読み始めた卯稀が呟く。
「さっき話した、互いの奴隷を賭けたゲームの招待状よ」
「面白いじゃんっ! どんなゲームだか知らないけど、ウチがコテンパンにしてやるよ!」
「キング様、そこにはゲームの内容は書いてあるんですか?」
「えっと……イかせあいっこ、だって」
卯稀の呟きに、梅雨を除く女性陣が固まった。
「先に相手のメンバーを全員イかせた方が勝ちっていうゲームよ。本当に趣味が悪いわ」
「うわぁ……」
顔を青ざめさせたお茶子が、引いた感じで言った。
「ちなみに三奈ちゃんと透ちゃんも、そのゲームで勝って手に入れたそうよ」
「本当にお好きなんですのね、それ……」
「ウ、ウチは前言撤回しないよ! か、勝てばいいんでしょ!」
顔を引きつらせる百と、なんとか自分を奮い立たせようとする響香。
卯稀は黙って手紙を読み進めていたが、やがて口を開いた。
「ふうん、もし僕らが挑戦を受けなければ、エロンゲイテッド死亡の真相をヴィラン連合に報告する、か……受けるしかないね、このゲーム」
エロンゲイテッドは響香とお茶子の二人掛かりで仕留められた。卯稀は脱走しようとした二人の奴隷の犯行だとヴィラン連合に報告していたが、真相は若干異なる。
彼が死ぬ前、卯稀は響香に洗脳を施し、刺客として差し向けていた。ドラキュラはそのことを暴露しようというのだ。
このことがバレた場合、ヴィラン連合からお咎めを受ける可能性がある。面倒ごとを避けたい卯稀にとって、それは望むところではなかった。
「卯稀ちゃん側の参加者は、ここにいる私以外の四人ね。ドラキュラ側は、ドラキュラ本人と、三奈ちゃん、透ちゃん、そして私」
「ちょうど四人ずつですわね」
「卯稀ちゃんにあんなことをしたのは、このゲームに勝ってもらうためよ。エッチなことをされても、アソコが勃たなければ有利になるもの」
それに、と梅雨は続けた。
「ゲームが始まったら、私はワザと負けるわ」
「ちょっと待って。今の話だと、ウチ達はそのドラキュラ、とかいう人にエッチなことをしなけりゃいけないの?」
響香が身をブルっと震わせる。卯稀に対しては平気で身体を捧げる彼女ではあるが、他の男にまで性的なことをするのは抵抗があった。
「それは大丈夫よ。一方が勝つ条件は二つあるの。一つは相手の女の子を全員イかせること。もう一つはリーダー……キングちゃんとドラキュラね。相手のリーダーを三回イかせること。どちらかを達成すれば、勝利したことになるわ」
「私達はドラキュラさんにエッチなことをしなくてもいいんですね」
梅雨の説明に、お茶子が安心したように息を吐いた。
「そういうこと。あとドラキュラは高齢で、あまり自由に動けないの。きっと自室に閉じこもると思うわ。だから皆は三奈ちゃんと透ちゃんを倒せば勝てるわ」
「なんだ楽勝じゃん!」
興奮気味に響香が叫んだ。
卯稀は飄々と説明を続ける梅雨をジッと見つめている。
「どうしたのキングちゃん。私の言うことが信用できない?」
「いや、そういうわけじゃないけど。で、このゲームだけど、ここに書いてある通り今晩でいいの?」
「今晩!?」
卯稀と梅雨以外のメンバーが同時にツッコんだ。
「ええ。だから昨日の晩、キングちゃんに接触したの。皆に黙ってキングちゃんとしたのは悪かったわ。でもきっと、言ったら止められるような気がして」
「事情があるとはいえ、確かにいい気分ではありませんわ」
「さて、とそれじゃ、用件も済んだし、そろそろ私はお暇するわ」
「もう帰っちゃうの?」
「少しくらい、ゆっくりしていってもいいんじゃ……」
部屋を出ようとする梅雨を響香達が引き留めようとする。せっかく級友と会えたのだ。ちょっとくらい昔話でもしたいと二人は思っていた。
「気持ちはうれしいけど、招待状を渡したことをドラキュラに報告しないといけないの。大丈夫。またすぐに会えるわ」
そう言い残すと、梅雨は卯稀の部屋から出て行った。
「あまり時間がありませんわ。すぐに準備を始めましょう!」
百の号令に、響香とお茶子が「おうっ」と拳を掲げた。
「えっと、盛り上がってるところ悪いけどさ、みんな分かってる? 僕らが勝っちゃったら新しい子が三人も増えるんだよ?」
もし卯稀チームがゲームに勝利して梅雨達をゲットした場合、卯稀の奴隷は計6人ということになる。今まで彼はそんな大勢の奴隷を囲ったことはなかった。
「蛙吹さん達なら大歓迎ですわ」
「それにボスはウチ達をみんな平等に可愛がってくれるんでしょ?」
「期待してますからねっ、キング様!」
天真爛漫な彼女達を見て、今度こそ絞り尽されてしまうと、未来の自分が不安になる卯稀であった。
◇◆◇◆◇
ドラキュラの屋敷に戻った梅雨は、報告のため彼の寝室へ向かった。
「あっ、あんっ、マスター……」
ベッドに横たわった老人の上で、桃色の少女、芦戸三奈が腰を振っている。彼女が身体を動かすたび、勃起したペニスが膣を容赦なく蹂躙していく。
「ういやつじゃ。あれだけ精を注ぎ込まれて、まだ足りんのか?」
「いやぁん、マスタぁー……」
ドラキュラの言葉に顔を蕩けさせる三奈。快楽で濁り、光を失った瞳で主を見つめている。
老人は三奈の顎を掴むと、乱暴に唇を奪った。その光景を見て、梅雨はわずかに顔をしかめる。
「戻ったか。報告せえ」
梅雨に気づいたドラキュラは彼女を自分の側に呼び寄せる。
彼の枕元で膝まづいた梅雨は、言いつけ通り、卯稀に手紙を渡したことを報告した。
「よくやった。今日はお前に褒美をやろう」
ドラキュラは枕元にある物入れから、一つの丸薬を取り出した。
「どうもお前にはわしの個性が効きづらかったでな。昔にも、お前のような女がおった。そこでわしは得意の薬学の知識を使って、わしの個性の効き目を強くする薬を作った。効果てきめんじゃったわ。これはその時の薬を元に、お前用に調整したものじゃ。さあ、これを飲んでもらおうか」
ドラキュラの言葉を聞いた梅雨の顔が凍りつく。今までは自らの個性のおかげでドラキュラの支配の力が弱かった。だが、彼の言葉が本当であれば、今度こそ自分は堕とされてしまう。卯稀と結託し、ドラキュラに反逆しようとしている梅雨にしてみれば、それだけは避けなければならない事態である。
とっさに後ずさる梅雨の身体を、誰かが掴んだ。慌てて振り向いた梅雨だが、そこには誰も居ない。
「くっ、透ちゃん……!」
梅雨は自分の背後に、コウモリのイレズミだけが浮かぶのを見た。自分の身体を透明にすることのできる少女、葉隠透が梅雨の身体をしっかりと抱きとめていた。
「ふぇっふぇっふぇ……逃げようとしても無駄じゃ」
ドラキュラから丸薬を渡された三奈がゆっくりと歩いてくる。彼女の下腹部にもコウモリのイレズミが浮かび上がり、妖しい光を放っていた。
「やめ、やめて……! 三奈ちゃんっ……!」
身を捩って拘束から抜け出そうとする梅雨。しかし、透の力は意外と強く、脱出は敵わなかった。
「ん、んむ……!」
無表情の三奈は丸薬を口にくわえると、梅雨に無理やりキスをする。口移しに運ばれた丸薬を、梅雨は飲み込まされてしまった。
「ケ、ロォッ……!」
梅雨が苦しそうに呻いた。胃の中から熱い感触が広がってくる。彼女の腹にもコウモリのイレズミが浮かび始めた。
「こっちに連れてこい」
ドラキュラに命令された三奈と透が、梅雨を彼の前に引っ立てる。
老人はニヤリと笑うと、梅雨の首に鋭い牙を突き立てた。
「う、あぁっ!」
生き血を吸いだされ、梅雨が悲鳴をあげる。いままで幾度ともなく行われた行為だが、今回だけはいつもと様子が違った。どす黒い何かが体内に流れ込んでくるのを彼女は感じた。
「う、うぅ……」
梅雨の瞳から徐々に光が消えていく。ドラキュラの支配の力が彼女から自我を奪っていった。梅雨の全身から力が抜けていき、もがいていた腕がベッドの上に落ちる。
「きん…ちゃ…あとは、おねが……」
心が消えかけていく中、梅雨は最後の力を振り絞って呟いた。彼女の傍らでは、三奈と透が何も言わずに梅雨を押さえつけている。
「もうよい」
ドラキュラは梅雨から牙を離すと、三奈と透に梅雨の拘束を解かせた。
ゆっくりと梅雨が起き上がる。その瞳からは生気がすっかりと消えていた。彼の奴隷の証であるコウモリのイレズミが、ワンピースの上からでも分かるほど、激しく輝いていた。
「わかる、わかるぞ。ずいぶん手こずったが、ようやくわしの支配下に堕ちたか」
くくく、とドラキュラは嬉しそうに唇を吊り上げる。
「さあて、お前のことじゃ。ゲームについて、リボーン・キングと何か示し合わせておるのだろう。全部話せ」
「はい、マスター……」
まるで人形のように感情の無い言葉で応える梅雨。彼女は命令されるまま、卯稀と打ち合わせた内容を全てドラキュラに打ち明けてしまった。
「なるほどのう。リボーン・キングを不能にするとは、なかなか思い切った手を考えおる。だが、事前に策を知っておれば、いくらでも手の打ちようはあるでの。お前の浅知恵など、粉々に砕いてくれるわ」
ドラキュラの言葉にも梅雨は全く反応しない。以前の彼女であれば、眉の一つでもしかめたところだろうが、今の梅雨は彼に絶対服従する人形にされてしまったのだ。
「梅雨。リボーン・キングが来たら、お前は以前のように振る舞え。そして、あいつが油断したころを罠にかけろ」
コクン、と梅雨が頷く。従順になった奴隷の様子に、ドラキュラはますます気を良くした。
「あいつが来るまでの間、お前を可愛がってやろう。裸になって、跨れ」
梅雨は命令通りに自ら衣服を全て脱ぎ去ると、ドラキュラの身体の上によじ登った。そして何の躊躇もなく、腰を落とす。血を吸われた際に潤ってしまった秘所が、老人のペニスを全て呑み込んでいく。
「腰を振れ」
ドラキュラは梅雨に命じると、枕元の物入れから三枚の写真を取り出した。そこには百、響香、お茶子がそれぞれ映っている。
「夜が明ける頃には、このおなご達も全員わしのものじゃ。生き血を啜って、お前のような生きる人形にしてやろう。まったく楽しみじゃわい」
「ケロォ……」
ほくそ笑むドラキュラに、梅雨は腰を振りながらウットリする。そのか細い鳴き声は主に媚びきっているものであった。
お読み下さり、ありがとうございました。
説明回になってしまい、あまり話が進みませんでした……