※この作品はR-18です。

エレナを縛ってみた+α   作:筋肉の宴

7 / 10
あらかじめ。

すごく長いです。






静謐のハサンの奉仕

∞

 

 

毒の娘――――

 

それは、生まれながらにして兵器であることを強いられた、此の世で最も無辜で、最も静謐な、暗殺を為したるに相応しい女たち。

 

ヒトが道具となったのか、道具がヒトのカタチをしているのか、それは分からないけれど。

 

古代インドに伝わりし、幼い頃から微量の毒を摂取させ、耐性を獲得させ、自らもまた毒を分泌するに至った、稀有なる体質の少女。それを模した、その再現が如くして在る暗殺者――――1輪の毒の華――――彼女の創造された理念は単純だった。

 

体臭さえ、吐息さえ、皮膚さえ、爪牙さえ、唾液さえ、粘膜さえ。

 

ありとあらゆるものが、毒。

 

何もかもが、刃であり、死である、そんな毒。

 

まさしく創造された精緻さを孕む、黄金律の肢体。輪郭の一つでさえ”美しい”と分かる、瑞々しく、均整の取れた美貌は、その白き髑髏の面にも隠し切れず。

 

黒い薄衣に包まれた、一人の褐色の少女。

 

『その全て』が人を殺すためだけに在るものだと、何処の誰が思うだろうか。

 

触れる者を皆、全てを死に至らしめるや毒の身体。

 

見惚れる者を皆、全てを死に至らしめるや毒の舞踊。

 

かつて、まだ少女が人間として生きていた頃。それは実に単純な作業の繰り返しにすぎなかった。往々にして、暗殺の矛先が向けられるのは時代の権力者たち故、女を組み伏せる男なれば。彼の強欲な獣たちが、少女の美に愛を向けぬはずもなかったのだ。

 

そうとは知らず――――少女が何者であるかも得心せず、ひたすらに女を求める男たち。

 

舞いを眺め、肩を抱き合い、唇を交わす。その瞬間、数十年という彼の生涯は終了した。あるいは、夢見心地のまま逝けたのだろうかと。少女はただただ、自身に触れ、鼓動の止まった人間のカタチをした何かを眺め、こう呟いた。

 

 

――――あなたでは……なかった……

 

 

男がいた。それはもう、たくさんの。

 

少女に純粋な愛を向けてくる男。

 

単純なまでの欲望を向けてくる男。

 

退廃した彼女の気配を悟って、身を案じるような素振りを見せる男。

 

誰もが、誰もが、一つの唇を以て終焉を迎えた。殺した。また殺した。それが暗殺者の使命なれば、誰もが彼女を称賛するだろうが、違う、違った、殺したくて殺したわけではない。

 

いや、それは正確ではなかった。殺してでも確かめたいことがあったから。

 

 

――――あなたでは……なかった……

 

 

止められない。

 

消えたくない。

 

諦めたくない。

 

 

この身に願いと呼ばれるものが許されるのなら、一つだけ。

 

 

誰かが欲しい。

 

寄り添う者のすべてを殺す、毒として在った私のたった一つの願い。

 

 

私に触れても。

 

死なず、倒れず、微笑んでくれる誰か。

 

 

有り得ない。けど、諦められなくて。

 

いつの日か、そんな誰かと巡り合うことが、私の希望。

 

そして、そんな許されざる願いを持ってしまったが故に、幾人もの死体を積みなしてしまったのが、私の告白するべき罪であり――――

 

 

「………………………以上が、私というサーヴァント。静謐のハサンなれば。”暗殺者教団の教主”の名を語るには、あまりに欠落の多い我が身。唯一、初代様の手にかかって死したことだけが誇りゆえ、そう大した逸話もありませんが――――――――」

 

あれから十数分後。

 

俺はマイルームで静謐から話を聞いていた。隣ではエレナも座っている。肩を並べて静聴するは、彼女というサーヴァント、その生前であったり、未練であったり、あまり静謐のことを知らなかったが故に、これを機に(・・・・・)彼女のことをよく知ろうと思ったのだ。

 

何故あんな場所で自慰に耽っていたのか、とか。

 

どうして自分にあんな要求をしてきたのか、とか。

 

それらの疑問を紐解くには、まず静謐の人となりを知るべきだと考えていた。彼女について知り得ていることは、せいぜいが毒を扱い、その毒とは身体全体を使って振るわれるもの、だということくらいで――――

 

静謐の話を聞き終えた瞬間、想像の数倍もの衝撃が押し寄せた。それは驚愕でもなければ、憤怒でもない、同情、あるいは憐憫にも程近い衝撃だった。

 

「エレナ、ティッシュちょうだい……!」

 

「無理よ……もう使い切っちゃった……!」

 

二人して、涙を垂れ流す。そんな様子を静謐が奇異に見つめて。

 

「あの、ご主人様(マスター)……どうして、貴方は泣いているのですか?」

 

「え? そりゃあ……誰かに触れたくて、でも、その身体のせいで誰にも触れられなくて……静謐ちゃんは、ずぅーっと探し続けていたんだろ? そんなの、悲しすぎるじゃないか……」

 

「うぅ、だめ…………あたしって、こういう話に弱いのよ……人情? っていうの。こんな話を聞かされて、泣かない方がどうかしてるわ……」

 

「あっ、こらエレナ、俺の服で鼻かむな……!!」

 

少女には微塵として理解出来ないことがあった。

 

憤怒や侮蔑の視線を向けてくるのならばまだ分かる。寧ろ、自分は罪の告白を――――懺悔として、自身の過去を明らかにしたのだ。責められるのならばまだしも、同情されるというのは予想の埒外を超えていた。

 

「私は…………ただ自身の欲を満たすためだけに、願いを叶えるためだけに、殺してきました。多くの無辜な人々を、その手で、唇で、殺してきました。それはきっと、サーヴァントとなってからも変わらない。私は覚えていませんが……おそらく、いつか何処かでの聖杯戦争でも……そうやって、巡り合うはずのない人を求めて、たくさんの人間を殺してきたんだと思います」

 

「覚えていないことなら罪に数える必要は――――」

 

「いえ、カルデアにいる他のサーヴァントがそう教えてくれました。生前と変わらず、私が犯してきた罪。その人種、人柄、人数に至るまで正確に」

 

「誰だ、そんなことを言ってきた奴は……!!」

 

「キャスターのサーヴァント、パラ…………」

 

「『P』か、『P』なのか! よし、今からあの外道をぶっ飛ばして……!!」

 

「ま、待ってください……それはおそらく事実なのですから、私こそが責められるべきで……!」

 

静謐が慌てて俺を止めようとしてくる。

 

煮え切らない思いがあったが、今は彼女の話にこそ集中しよう。

 

「申し訳ございません……私は、貴方の優しさに甘えていました。私の毒に殺されず、優しく触れてくれる貴方に……”貴方だった”と、縋ってしまいました……」

 

第六特異点をレイシフトした時のことが思い出される。

 

確か俺は、そのとき偶然にも静謐の身体に触れた。本来であれば速やかに死に果てるはずの毒だったが、どうやらマシュと契約していることもあって、自分は彼女が求めていた「毒で死なない人」となっていたらしい。

 

触れても、触れても、死ななくて――――

 

だから、そんな珍獣を前にしたような興味でもって、何度も何度も接触を求めてしまっていた。彼だって無敵ではない。度が過ぎれば、あるいは盾のサーヴァントが持つ守護も突破して、彼を殺してしまうかもしれない、それ程に自分の毒とは強力だった。

 

それを知らず――――いや、無意識の内に目を逸らしてまでも、私は。

 

「貴方に頭を撫でてほしい、手を握ってほしい。そう思って……止まらないんです。許されぬことだとは分かっているのに……私はまた、誰かを殺してしまうかもしれないのに……それでも、貴方を欲してしまう…………!!」

 

それが少女の、静謐のハサンの罪なれば。

 

「私はきっと『誰でもよかった』……この手が触れたるその人ならば、それでも言葉を発し、微笑んでくれる人ならばきっと…………その人の本質にすら触れることもなく」

 

自らの願いを優先し、初代の手にかかって殺された、その唯一の誇りさえ見失った。

 

夢中になって、ただただ求めて。何故なら――――その人は、生涯において初めて出会えた「自分に触れられる他人」だったから。無限の砂漠を彷徨った果てのオアシス。あるいは、1500年を掛けて辿り着いた理想郷の如し。

 

渇望が、幸福が、達成感が、彼と出会った瞬間、何もかもが溢れてしまった。それでも、少女は覚えている。彼という唯一の人に辿り着くまでに、その毒が幾人の民を殺してきたのかを。

 

「…………忘れてください、ご主人さま(マスター)。私は貴方のサーヴァント。貴方だけは……殺したくありません。ですから、この身が貴方の脅威になるようでしたら、即刻我が首を切り落とせと命じてください……私は、貴方の命令にだけは逆らいません」

 

そう言って、静謐が自らの首に短刀を突きつけようとする。

 

それを慌てて止めようとして彼女の両手首を掴み、すると――――

 

「ッ――――いけません、ご主人様(マスター)……!! 私に触れては……!」

 

静謐が普段は見られぬ狼狽ぶりを示して、俺を振り解こうとした。生前から引き継がれた恐怖。すなわち、トラウマ。自身に触れた者が皆、どのような最後を迎えたのか――――彼女は正確に、克明に、その光景を覚えているのだろう。

 

だから――――

 

「――――静謐ちゃん」

 

「なっ…………ご主人、さま」

 

「大丈夫、俺は死なないよ。お前が怖がるようなことなんて、絶対に有り得ない。絶対にだ。お前はもっと『触れ合える誰か(しあわせ)』を求めた方がいい。誰とも寄り添えないままに終わる人生なんて……寂しいじゃないか」

 

俺に触られることを不安がる彼女の頭を、肩を、優しく撫でてあげる。

 

ひどく柔らかな形をしていた。ひどく繊細な触覚(はだ)をしていた。とても暗殺者として造られ、鍛えられた者とは到底思えない、目の前にいるサーヴァントがただの「女の子」であることを示す、そんな脆さに触れて。

 

「私は、何人も殺してきました…………殺意もなく、ただ己の願い(・・・・)によって」

 

懺悔するように静謐が呟く。

 

「ああ、それはきっとお前の罪なんだろう。許されることではないのかもしれない」

 

そんな少女の告白を許すように。

 

「だから、俺で終わりにしよう(・・・・・・・・・)。静謐ちゃんが、もう二度とその毒で誰かを殺さなくなるよう、俺がお前の主として……ずっと側にいてあげるから」

 

「っ…………ます、たぁ……ますたぁ…………!!」

 

両の双眸から一滴を垂れ流し、恐れと嬉しさを半分に俺の手を受け入れる少女。

 

何というか、見捨てることは出来なかった。

 

彼女の境遇を知り、その一端でも同情を示してしまった時点で、自分にはもう、彼女を手放すことが出来なくなっていた。今はただ、泣きじゃくるだけのこの少女を安心させたい。そう願う。自分という人間が彼女の希望になれるというのなら、俺は――――

 

 

∞ ∞ ∞ ∞

 

 

「どう、涙は止まった?」

 

「はい…………お見苦しい姿を見せてしまい、申し訳ございません。でも、もう大丈夫です。心は、落ち着きましたから…………」

 

静謐が穏やかな笑顔を見せる。少し不安の残る、それでも以前に比べたら血色も良い、実に少女らしい素顔だった。あまり髑髏の面を外したところを他人に見せたことがないのか、俺にじっくりと見つめられると途端に顔を俯かせてしまい、

 

「あー、それで『あのこと』なんだけど…………」

 

空気も落ち着き、やはり思い出されるのは少し前の扇情的な光景――――

 

 

『私も……貴方の”犬”になりたいです。”犬”に、してください。誠心誠意……全身全霊で貴方に尽くします。だから、どうか――――私を貴方の飼い犬にしてください』

 

 

自分たちがあのような場所で情事に及んでいたこと。それを秘密にしてもらおうと話し合うべく、こうして部屋に連れ込んだはいいのだが、彼女には最初から誰かに明かすつもりはなく、寧ろ「自分も混ぜてほしい」といった旨を伝えてきた。

 

いや、静謐は毒云々を加味しても、それでも触れたくなる蠱惑的な美しさがあるし、世の男どもが彼女を肉欲のためだけに求めたという気持ちにも、少しは理解出来てしまう部分がある。

 

それでも――――

 

「うーん、エレナが何て言うか…………」

 

徐に、視線を背後のもう一人の少女へと投げかける。

 

エレナ・ブラヴァツキー。自身が童貞を捧げた、ただ一人の少女。彼女は果たして、自分が別の女性と交わることに何を想うのか――――

 

「あら、別によくってよ?」

 

あっさりと、そんなことを言われた。

 

「え? あ、いや……エレナがそう言えば、確かに丸く収まるんだけど……いやいや、いやいやいや。俺が言うのもなんだけど……それでお前はいいのか? 強がってたりしてない?」

 

「あなたね、私がどれだけ嫉妬深い女だと思ってるのよ……あたしだって、そりゃあ貴方のことを独占したいわ。けれど、今の話を聞いちゃったら、意地を張って貴方のことを独り占めにする気にもなれないし、それに…………」

 

「それに?」

 

「これが普通の聖杯戦争ならね、あなたは私のマスター、私は貴方のサーヴァント、それだけで済んだのだけれど……ほら、今回は特殊でしょ? マスター一人にサーヴァントが多数。私一人が貴方を独占するのは、少し欲張りじゃなくて?」

 

なるほど、要約するにエレナは「マスターはみんなのモノ」と言っているのだろうか。一夫一妻が普通だと考える自分の観念は、寧ろ時代錯誤なのだと……場違いなのだと。

 

「ちゃんとあたしを愛してくれる分には構わないわ。元々、凝り固まった結婚制度ってあたし好きじゃないし……マスターたるもの、ハーレムを築いてはどう? なーんて」

 

「いや、そこまで節操なくないよ、俺」

 

とは言いつつも、やはり男として、多くの女性に好かれることへの欲求はあるらしく。

 

「静謐ちゃん」

 

「は、はい…………」

 

俺に呼ばれたことでビクンと肩を振るわれた少女の頭に、そっと手を乗せる。

 

「俺は死なない。どんなことがあっても――――だから、お前の全てを触れさせてくれ」

 

約束と、そして要求。

 

少女が欲しいという、これ以上ないほどに直截とした。

 

「はい、お願いします……私は、貴方という主に、この身体も、魂さえも。全て、全て――――尽くします。いえ……尽くさせて、ください」

 

その時の彼女は、本当に嬉しそうに。

 

あどけなく、恍惚として、遥かな生前より抱えし未練が成就した瞬間を、ただただ喜んでいた。

 

 

∞ ∞ ∞ ∞

 

 

とりあえず、用意するものがある。

 

「あったよ! 毒を一時的に浄化(やわ)らげる霊薬が!」

 

「でかしたわ!」

 

加護に守られている俺とは違って、エレナには対毒の備えが存在しない。アーラシュみたいに毒に強かったり、ブリュンヒルデみたいに毒を焼き尽くす焔があったりでもしないので、静謐に触れること、それがエレナには「万が一」を生んでしまう可能性がある。

 

なので、カルデア在住の『ドラ○もん』ことギルガメッシュ君にお願いし、それらしい解毒薬だとかを何とか下賜させていただきました(煽てたら案外ちょろかったのは内緒)。

 

勿論、そんな薬一つで静謐がこれまで思い悩んできた毒を完全に防げるはずはない。あくまで一時的。肌が触れ合ったり、彼女の吐息で死ぬことが無いような、その程度の備え。勿論、粘膜による接触(・・・・・・・)があれば、サーヴァントであってもタダではすまないんだろうが…………

 

「ごくごく…………ぷはぁ。ええ、これで問題ないわ。先達として、このキャスターが何でも教えてあげるわ! 一言一句聞き逃さないでね、静謐ちゃん!」

 

「は、はい、……エレナ師匠?」

 

何故か、エレナが自信満々に(とても小さい)胸を張って、静謐に自分のことを『師匠』などと呼ばせていた。身長や諸々の外見では逆の方がしっくりと来るのにも拘わらず。

 

「さて、まずはあたしと同じ格好にならなくちゃね。犠牲……ごほんごほん、仲間(・・)は多い方が心強いわ。別にあなたを道連れにしようとか、そんなことは全然考えてないから……ええ、本当よ?」

 

そう言って、エレナが取り出したのは自身が装着しているものと同様の――――

 

「…………それじゃあ、ベッドの上に四つ足を突いてくれるか?」

 

それら一式を手渡され、俺も決心する。

 

「…………はい」

 

俺がそう言うと、静謐はゆっくりと衣装を脱ぎ去り、その褐色の肌を露出させた。元々、面積の小さい薄衣だけを纏っていた彼女だが、それでも、やはり一糸まとわぬその姿は扇情的にすぎる。

 

すらりと伸びた肢体。十代の半ば辺りといった外見に、それ相応に膨らんだ乳房。決して大きいとは言えないが、小さくもない。寧ろ、手頃なサイズとして気に入った。

 

そんな――――全裸と化した自分を恥じらうようにして、局部などを隠しながら、静謐がベッドに四つん這いとなる。少女の愛らしい尻は、後ろに立つ俺に向けられて。

 

「ご主人様…………そんなに見ては、いけません……」

 

いやらしく熱を放つ、少女の雌穴。少女が手を下ろすことによって、禁断の花園が開かれる。

 

少しばかり湿っているのがひどく淫靡で、数分前まで自慰によって火照っていた彼女の身体は、それだけで準備万端だと言わんばかりに震えていた。さながら無限の黒洞(ブラックホール)のように、俺の視線はその穴にこそ吸い込まれてしまう。

 

エレナと同様の恰好――――それはつまり、静謐もまた「犬」にするということ。

 

「ん、ふぅ…………」

 

褐色の肌に隠れた、ほんのりと朱色がかった彼女の尻穴へと俺は視線を向ける。静謐が羞恥心に苦しむが、こればかりは仕方がない。彼女がそう望み、そう求めてきたことなれば。

 

「くぅ、ぁ、はっ、はぁ…………っ、っっ、んんっ…………くっ、うぅ…………!!」

 

俺は犬の尾を模した疑似的なそれを、その末端にあるプラグを、静謐の尻穴へと挿入した。ずぶずぶと沈んでいくピラミッド状の異物に、少女が苦し気な声を漏らす。

 

だが、それも最初だけの苦痛だ。じきに彼女の悲鳴は快楽の色を乗せ、気持ちよさに震えるようになった。頬は果てしなく紅潮し、息も荒くなる。そんな様子を、高揚感を隠し切れないのか、静謐の視線の先に座るエレナもまた頬を赤らめて――――

 

「っ…………もしかして、あたしもこんな顔をしてたのかしら?」

 

苦しさを覚えながら、快楽に歪むとろけた相貌。それが他人事とは到底思えなかった。

 

「んや、ぁ、見ないで、ください……こんな、恥ずかしい姿……ん!」

 

「ふふ、そんなことないわ。すごく可愛いわよ、静謐ちゃん」

 

「あっ、はぁ、ん、くぅ、んんっ…………そん、なっ……!」

 

他人に触れられず、触れられたとしても、その一瞬で終わってしまう静謐には、おそらく誰かと交わるといった経験がないはずだ。せいぜいが自分を慰めるような。その中で、自身の菊門を愛撫した経験はあったのかどうか。

 

ぐじゅぐじゅと愛液が滴り始めた陰裂を見るに、たとえ初めてであっても、充分な快楽を覚えているようだった。プラグを全て埋没させると、安心したように静謐の身体が弛緩した。そんな彼女を両手で抱き起こし、呼吸も荒く瞳も虚ろな少女の首と頭にそれを付けてあげる。

 

「あっ…………これで私も、ご主人様(マスター)の犬に……」

 

かくして少女に装着された犬耳と首輪。その色は、彼女の褐色の肌と対比になるような白。静謐はそれを愛おしく指で遊び、頬を綻ばせた。触れることにまったく躊躇をしない俺の様子も重なって、少女を未知の幸福感が襲う。

 

「それでは、奉仕させていただきます。あの…………初めてですので、うまくできないかもしれませんが、それでも…………頑張ります」

 

「よくってよ。キャスターたるこのあたしが、一から何まで手ほどきしてあげる! 殿方の喜ばせ方、ご主人様を満足させる、その手法をね」

 

そうして、子犬の恰好に身を包んだ少女が二人。

 

俺の両手の鎖に繋がれた、飼い犬が二匹。

 

ベッドに腰掛ける俺の膝元に座ったエレナと静謐が、愛くるしい視線で以て俺を見上げてくる。ちょうど股間の辺りに顔を沈ませて。だからこそ、俺もズボンを大腿まで下げおろし、彼女たちが求めているそのナニを露わにした。

 

「ふふっ、相変わらず元気なんだから……」

 

「これがご主人様(マスター)の…………熱くて、匂いを嗅いだだけでも狂ってしまいそう。こんなものが自分の中に入るなんて……想像が付きません」

 

少女たちの面前にさらけ出された肉棒は、二度の射精を迎えて二十分と経っていないのに、再びの固さを――――いや、それ以上に激しく、雄々しく、勃起を果たしていた。

 

鼻の粘膜をつんざく雄の異臭に、エレナと静謐が喉を鳴らす。合計して四つの瞳は、一心に屹立した陰茎を、主人である俺のモノを見つめていた。

 

「それじゃあ、とりあえずはあたしの真似をしなさい」

 

「分かり、ました。それでは行きます…………んちゅ」

 

そして、同時に――――左右から挟むようにして、少女二人が肉棒へと口付けた。

 

「ちゅ、んっ……えぉ、んちゅぅ、ずずっ…………!! はぁ、ん、んむぅ……くちゅ、ちゅっ、………どう、あなた? ちゃんと……れろ、ちゅぱっ……気持ちよくなってる?」

 

「ご主人、さま………んちゅぅ、ちゅ、んくぁ…………この、匂い…………頭の中から溶けそうで、ぺろっ、ちゅぅ……くちゅ、ちゅる、ぢゅっぷ…………上手く、出来てますか?」

 

二つの小さな舌先によって愛撫されるペニス。

 

口淫を始めたエレナと静謐は、まるで分け合うようにして、丹念に、丹念に、怒張した肉棒の全てに舌を這わせていく。彼女たちの発情した吐息が。唾液の感触が。亀頭から睾丸にかけてを襲い、俺はというと、その快楽の前にただ首を振るうばかりだった。

 

単純に二倍ということもないだろうが、普段エレナにしてもらっている時とはまた違った、少女二人を侍らす、その背徳的な光景が更なる快感を生み出して。

 

「ますたーはね、……ん、ちゅっ……ここの裏側とかが、気持ちいいのよ……ちゅぱっ」

 

「此処が……ぺろっ、ちゅぅぅ…………本当です……今、少しだけビクンて震えました」

 

まるで一朝一夕の経験があるのだと言うようなエレナと、それに恭しく従う静謐。物知りが自身の知恵を披露したがるが如く。エレナが先導してカリの裏側を舌で舐めまわすと、静謐のたどたどしい舌がそれを追随した。

 

急所を指摘するエレナの言葉に間違いはない。俺の肉棒は、これまでの行為の中で暴かれてしまった弱点を責められる度に、バネの如くして何度も跳ね上がっていた。

 

「それとね、こうやって口全体を使ってあげると…………ん、じゅずるる、ちゅぷ、じゅる、んむぅ、んぐ、ぢゅうう………っ、ずじゅ、じゅるるる、んむぅ、んっ、ぇあ、あむぅぅ……、ぢゅ、ぢゅぷる………ぷぁ……ほら、あなたもやってみなさい」

 

すると、エレナが己の口内へと肉棒を咥え込み、亀頭から先に掛けてを涎の海へと埋没させた。少女の体温に包まれたその中で、自身の雄である部分が何度も愛撫される。激しい舌使いによる攻撃。引き抜こうとすれば唇がカリへと引っ掛かり、じゅる、じゅると、緊張しきっていたペニスを強く吸引された。

 

ただし、独り占めをするつもりはないのか、すぐにエレナは陰茎を口から解き放ち、自身のすぐ横で一部始終を括目して見ていた静謐にそれを譲り渡した。

 

(ご主人様の…………こんなにも、大きくて……)

 

初めて見る陰茎の威圧感に、静謐は目を丸くして、ただただ圧倒される。

 

それでも、サーヴァントなれば。マスターの『飼い犬』なれば。それなる雄の象徴には、何処までも忠実に、従順に、奉仕をするのが自分の使命だと頷いて…………

 

「んぁ………ちゅくん、ん、んんっ、ずじゅ、んむぅぅ…………っっ!! ……じゅる、ぱちゅん、ぅ、ぁむ、……ん、んっ、ぢゅるっ………れぉ、ぴちゃ、んじゅるるる…………っ、はぁ……ご主人さま(マスター)、じゅぅっ……ちゅぷ、ん、はむぅ…………静謐は、私は…………あなた様のお役に、立てていますか…………んっ」

 

慣れない行為に苦しさを覚え、僅かに瞳に涙を溜めた静謐は、それでも亀頭を、カリを、スジを舐める動きを止めず、不安と快楽に震える上目遣いで、俺に尋ねてきた。

 

「ああ、上手だよ。静謐ちゃんの舌は、すごく気持ちいいよ…………よしよし」

 

「んあぁ、そんなっ、ご主人様………!!」

 

何気なく彼女の頭を撫でてやると、途端に少女が肩をビクンと震わせた。

 

(そんな…………まだまだ至らないことばかりだというのに、こんな私を褒めてくださるなんて……嬉しい……ご主人様に撫でられると、凄く喜んでしまいます…………もっと、もっと尽くしますね、ご主人様(マスター)。このたくましい肉棒に…………まだまだいっぱい)

 

至福の想いに震える少女は、なおも激しく口淫を続ける。

 

「むっ…………静謐ちゃんにばかりズルいわ、マスター。あたしだって、もっと…………!!」

 

静謐に対抗心を燃やしたエレナが、半分は自分の領域だと言うように舌を割り込ませた。右と左で平等に分け合う二人の少女。その様子は、ある種「競争」をしているようにさえ思われた。主人である俺に「褒められる」ことを競う、そんな勝負に――――

 

「くっ、二人とも……」

 

一秒ごとに激しさを増していく口淫に耐えられるはずもなく、陰茎は瞬く間に絶頂を迎えようとしていた。左右から同調して襲い来る挟撃に、亀頭の先っぽへと欲望が昇っていく。

 

唾液が慌ただしく乱舞し、滲み出す先走りの液を交互に舐め取っているエレナと静謐。一本の肉棒を譲り合い、時に奪い合う様は、これ以上ないほどに淫猥で、興奮を誘った。だから、もう限界が近く、射精感は尿道を込み上げ、今か今かと爆発の瞬間を待ちわびる。

 

――――故に、俺は一度ペニスを引き抜き、少女たちの愛撫から解放させて。

 

その意図を理解したのか、エレナも、静謐も、あえて追いかけるようなことはせず、その場でじっと目を瞑り、ただ――――そう、口を大きく開けた。

 

「ます、ひゃぁ、らしてぇ…………あたしの口の中に、いっぱい、どぴゅどぴゅって……」

 

「ご主人様のぉ……せーえき、たくさんほしいれす……わらひのくひで良ければ……はきだひて」

 

口を開け、舌をだらしなく垂らし、おねだりをする雌犬たち。

 

その卑猥な姿に我慢ならず、俺はあと一歩まで高まっていた射精感を爆発させるように肉棒を激しくしごき出した。絶頂まで、数秒と掛からない。その間も静かに待ち続けていたエレナと静謐の口内へと目がけ――――

 

――――ビュゥッ、ビュルルルッ、ドビュゥッ!!!!

 

「ぇあ…………ますひゃあろぉ……んぅ…………っ」

 

「んはぁ……しゅごく、ぁふぅい……ん」

 

瞬間、亀頭の先端を飛び出した精液は、少女たちの舌の上へと放たれた。

 

まさしく褒美を与えるようにして吐き出された欲望の温かさに、二人がぎゅっとして目を伏せる。舌の上に乗せられた、ドロドロと熱を告げる白濁液。だが、それを呑み込むことはしない。あくまでそれは主人の命令があってからだと、本能で理解していた。

 

「……よしっ、呑んでいいよ」

 

「ん、くちゅ……ん、んんっ…………ごくん、んぁ…………」

 

「っ…………ん、くぅ……くちゅ、くちゅ……………ん、ぁぁ………これが、ご主人様の味。……すごく濃くて、ネバっとして……んむ………癖に、なってしまいます」

 

俺の許可が出されたと同時に精液を喉に流し込んだエレナと静謐は、嬉しそうに表情を綻ばせ、再び口を開いてみせた。その中には唾液と精液とが絡まった不純な液体に満ち溢れ、朱色に染められた口内を更にして扇情的に見せつける。

 

彼女たちの口内目がけて肉棒を手でコントロールはしたが、それでも絶頂の衝撃を抑えることは難しく、照準の乱れた精液は二人の顔を汚すようにして飛び散っていた。雄が持つ精子に濡れた相貌。エレナもそうだが、やはり際立つのは静謐の方で――――

 

「ん、ふぅ…………? どうしたん、ですか……ご主人様(マスター)?」

 

俺の視線に気付いたのか、少女が首をきょとんと傾げてくる。

 

褐色の肉体だからこそ白濁の液体が映えるのか。少女は未だ、自身がどれだけ淫靡な姿をしているのか気付いてはいない。そんな無邪気さも愛らしくて仕方ないのだが…………

 

「ありがとな、二人とも。よしよし……」

 

そして、忘れずに二人の頭を撫でてやる。声にならない歓喜を上げて喜ぶ少女たち。

 

「そろそろ準備も整ったかしら……?」

 

エレナはそう言うと、静謐の身体を持ち上げて。

 

半ば強引に、初めての男の味をじっくりと楽しんでいた少女がベッドへと寝かされる。(皮膚程度の接触ならば問題ないのだろう)。驚くばかりの静謐だったが、エレナの両手によって股を開脚され、それが俺へと見せつけられるものだから、羞恥と共に自分に起こるのだろう未来を予感した。

 

「ほら、ますたー。あなたのそれで、静謐ちゃんの『ここ』を愛してあげなさい」

 

「んにゃ、ぁ……見ないで、ぇ……」

 

ベッドの上でM字に開脚されたその谷間部分には、ドロドロに蕩けきった少女の雌穴が待ち構えている。いまだ男を受け入れたことのない亀裂は、劣情に震えつつも、固く閉ざされていて。一本のスジとして刻まれた割れ目の奥には、静謐の、すなわち処女膜が隠れていることだろう。

 

恥ずかしさのあまり両手で顔を隠し、涙ぐんでしまった少女。きゅんきゅんと疼く雌穴は、今も盛大に雄のイチモツを欲しがっている……そんな有様を主人である俺に見せたくないからこその反応ゆえに。

 

「静謐ちゃんは、本当はどうして欲しいんだ?」

 

分かり切ったことを尋ねるように聞いた。

 

生来、人に触れることのできなかった少女は、当然、誰かと添い遂げるような経験もないままに生涯を終えた。『誰かに触れてほしい』とは、つまり、その人に全てを捧げ、その人との子を宿すといった、少女だからこその未練が詰まっている。

 

だから――――

 

「お願いします、ご主人様(マスター)ぁ……」

 

自身で割れ目を開き、濡れた膣穴を見せつける。

 

「私の全てを……捧げます。ご主人さまの、その……お、おち○ちんで……私の処女膜を貫いて…………貴方のものに、してください…………」

 

恥ずかしそうに、それでいて嬉しそうに自身の聖域を開いた静謐。

 

たまらず俺は彼女に覆い被さって、そうして少女の陰裂へと肉棒を押し付けた。普段はその名の通りに静かとした静謐が、これほどまでにいやらしく求めているのだ。男として、どうして理性が保てるだろうか。

 

亀頭が少女の花弁を押し分け、膣穴の中へと猛進する。だが、その途中で不自然な壁に阻まれてしまった。最奥にぶつかるにしては浅すぎる。つまり、これが彼女の乙女の証なのだろう。

 

女のカタチをした暗殺兵器として、男と疑似的な親密関係を築くことも珍しくなかった静謐。だが、生前に『そういった行為』に及んだ記憶はない。男の悉くが前戯――――ただの接吻で死に絶えてしまったからだ。

 

「んっ……くぅ、っ…………!!」

 

下腹部に覚える苦しさに、静謐が苦悶の表情を浮かべた。心配に声を掛けたが、少女は首を横に振る。痛みはあるが、寧ろ幸せなのだ――――と。だからこそ、俺も覚悟を決める。動きの止まっていた肉棒を強く突き出し、少女の乙女である部分を、容赦なく。

 

「――――あっ、んくぅ、んぁっ…………!!」

 

貫いた。瞬間、静謐の身体が跳ね上がった。

 

「大丈夫か? 痛いなら、これで終わりに…………」

 

尋常ではないほどの様子に、俺も不安に尋ねてしまう。けれど、静謐は首を振るい、少しばかり涙を浮かべたその瞳で以て、俺に微笑みを掛けてきた。

 

「違う、んです…………その、幸せすぎて……涙が、止まらないんです……」

 

破瓜の痛みは勿論ある。だけど、それよりも歓喜が抑えられなくて――――

 

自身の膣内を埋め尽くした男の性器の存在に、驚き、そして幸せを享受した素顔が現れる。何というか、純粋に「可愛い」と思ってしまった。彼女の健気さに、儚さに。だから、俺も迷わうことをやめてストロークを開始した。腰を前後に暴れさせ、少女の膣内(なか)を蹂躙する。

 

「ご主人、さまの……んん、はぁっ……おち○ちんが、奥まで入ってきて……ん、くぁ、ぁっ、ひゃぅ……っ!! すごく……嬉しい、です……はぁ、あんっ、んあ、あっ……もっと、もっと動いて、くだひゃい……っ、私を……んっ、あなたの色で、染めてくださ……んんんっ!!」

 

パンパンッ、と。処女膜を貫いたペニスを押し止めるものはなく、抽挿は激しく加速した。ひどく痙攣し、収縮する静謐の膣内。ヒダに囲まれた狭小としたその空間は、肉棒が潰れかねないほどに締め付けて。

 

少女自身も無意識の内に快楽を求めていた。逃がさないようにと腰に両脚を回し、両腕を首の後ろへと回し、一心不乱に抱きしめる。勿論、彼女に自覚はなかったのだろうが、肉棒を咥え始めて十秒と経っていない、その時点で既に静謐の意識は快楽を貪る獣としての様相を示し始めていた。

 

「んっ、んあぁぁ、はぅん、くぅっ、ぁっ、ぁんっ………ご主人さま(マスター)ぁ!!」

 

幸福に揺られた浮遊感を、ただただ享受する。対面しているためか、ハッキリと見えてしまう静謐の表情は、涙ぐんではいるものの確かに喜びを噛み締めていた。

 

誰にも触れられず、誰とも結ばれなかった人生。絶対に叶わないと諦めて、それでも諦めきれなかった、少女としての未練。それが実現している。待ち望んでいた瞬間(しあわせ)が、確かに――――

 

「ちゅって……してくらさい。ご主人しゃまのほうかりゃ…………わらひに、口付けを……っ」

 

ならば、幸福も極まる絶頂の、それをたった一つの動作によって証明する『キス』という行為を、彼女が求めないはずもなかった。切なそうに視線を向けてくる少女。だから俺も、いまだ一抹の不安に震えてしまう静謐を、安心させるようにして唇を突き出した。

 

「んむ、くちゃ、んちゅ、ちゅっ、んぅぅ…………んはぁ、あっ、あんっ、んんっ……! 熱い、です……っ、こんなの、私は知らな……んひぃ、ぁあっ、あくぅっ、はぁんっ……んぶぅ、んんっ、ちゅぅ、ずじゅ、ん、んんん…………っ、んんんんん…………!!」

 

静謐はおそらく「触れ合わせる程度の接吻」を想像していたのだろう。それ故、自身の口内へと侵入する乱暴なまでの舌の動きは、彼女の想像の埒外を超えていた。

 

いわゆる、ディープキスという。深く、激しく、互いを貪るような口付け。少女のような可憐さなど何処にもない。それは互いの唾液を無我夢中に貪り尽くす、獣の愛情表現なれば。

 

(ご主人様の舌が入ってきて…………息が出来ません……死んで、しまいます……!)

 

驚愕に苦しみ、瞠目する少女。しかし、それも一時的なもの。口内と膣内。二つの穴を蹂躙する男の身体の一部に、静謐も次第に適応を始める。

 

単純に言えば、彼女もまた舌を絡めてきたのだ。閉塞的な唾液の海を荒々しく動き回る二本の触覚。舐め取り、吸い付き、そして奪い合う。静謐なりし暗殺者が見せた、情熱の如き本能。普段の姿からは想像のつかない、溶け堕ちそうなほどの激しさだった。

 

「ん、んむ………んぁ、ご主人様(マスター)ぁ……」

 

一度だけ唇を離すと、互いの舌の先端を糸のような唾液が繋がっていた。離れることを拒む少女の願望が顕在化したかのような。そんな考えが浮かび、ぞくぞくっと高揚感が駆け巡る。

 

「あ、はぁっ……ん、ふぅ、ご主人さまのおち○ちんにずぼずぼされると……あ、ぁっ、んんっ、んあぁぁ、あひぅ、ひぁっ、気持ちよく、て……私のここが泣いて、しまっ……んくぅあっ!!」

 

「”ここ”じゃマスターは分かってくれないわよ? そこは何て言うの?」

 

「し、しょぉ……はぃ、そぅですね……っ、ん、わたひの……ここ、……っ、おま○こが……ご主人様のおち○ぽにじゅぼじゅぼ突かれて、……ひぅ、あぐぁ、はあっ……んん、んんんっ……!! 泣いてしまう、くらい……っ、喜んで、います…………っっ!!」

 

俺たちの性交を側で傍観するエレナに指摘され、静謐がその口から淫猥な単語を吐き零す。羞恥心すらも快楽の一種として愉しむかのように。自身の最奥を、子宮の入り口を叩いてくる肉棒に、理性を失くすほどの快感を覚えていた。

 

(んっ……だけど、見ているだけってのも)

 

一方のエレナは、眼前で繰り広げられる卑猥な光景を見つめたまま自慰を始めていた。ベッドに膝を突いた状態で、左手でコリっと固まった乳首を、右手でぐじゅぐじゅに濡れている自身の雌穴を。まさしく慰めるようなオナニーを開始した。

 

(あっ、やだ、これぇ……指が、止まらない……っ、二人の繋がってるところを見てると、おま○こがきゅんきゅん疼いちゃって…………!!)

 

少女の鼓膜を打つ愛液の弾ける音、それと腰のぶつかる音。鼻孔を穿つは、雄と雌の混ざった獣臭。切なさに苦しむ表情を見せながら、エレナは一心不乱に己を慰める。

 

構ってあげられないことに申し訳なさを感じつつも、俺はただただ腰を振り続け――――

 

「ご主人、さま、あっ、ん、んんっ、くぁっ、……もう、限界……っ」

 

肉棒を締め付ける膣穴の力が一段と強くなるに伴い、静謐が自らの限界を――――絶頂が間近に迫っていることを告げた。俺もそうだと頷くと、少女が微笑み、身体をより密着させた。

 

「射精して、ください……おち○ぽ、から……ん、はぁ……たくさん、びゅっびゅって……気持ちよくなって、ください……んぁ、ご主人さま…………んくぅう!!」

 

「あぁ、静謐ちゃんも…………好きなだけイってくれ」

 

「は、はいっ………! ご主人様のおち○ぽで、おま○こにしゃせーされて……ん、くぁ、はあん、ああっ……イきます、イかせてください…………ご主人様の精液で……子宮を満たして、んっ、……そして、っ、……私のことを、妊娠させてくださいっ…………んあぁっ!!」

 

突然、少女から要求された膣内射精、および自分を「孕ませてほしい」という願い。

 

無論、霊体である彼女には叶わない、それこそ聖杯でもなければ叶わぬ夢想なのだと静謐自身も理解はしていたが、それでも――――子供が欲しかった。誰かと触れ合ったことを証明してくれる気がして――――叫ばれた卑猥かつ切実な願いに、射精感が一気にして込み上げる。

 

「分かったよ、静謐ちゃんの子宮にいっぱい射精してやるからな……っ、そして、望み通り、何人でも孕ませてあげるからな…………!!」

 

「ん、ぁ、あっ、きましゅっ……! おち○ちん、しゅごく膨らんで……んん、ひぃ、ご主人様(マスター)、好きです、大好きです……あ、んはぁ、んんっ、くぅあ、はぁっ、イグ、だいしゅきなご主人様のおち○ぽで……っ、私の処女ま○こ、イグ、いぐぅ、……いくぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

抱き寄せる、その瞬間――――

 

――――ビュルルッ、ビュルッ、ビューッ、ビュビューッ!!

 

「んあぁぁぁ……ご主人様のぉ……精液が、子宮にいっぱい流れてぇ……!! イき、ましたぁ……っ、雌犬おま○こ、初めてなのにぃ……ひぐぅ、あっ、ひぎましたぁ…………!!」

 

子宮内へと注がれる白濁液の感触に、静謐が目を上ずらせて絶頂を迎える。

 

俺に身体の全てを預けるような姿勢で以て。噴水の用に流し込まれる精液が、その全てが吐き終わるまで、びくんびくんと痙攣したまま、少しとして動くこともなく――――

 

びゅる、びゅるっと。快楽の極地にあった肉棒は、小刻みに精液を排出する。亀頭によってこじ開けられた子宮の内部は、いまごろ白一色で染められているはずだ。ともすれば、少女が夢想した「万が一」の可能性さえあり得るほどの。

 

「静謐ちゃん…………うわっ!?」

 

射精の快感に揺蕩っていたその時、横合いからエレナの強襲を受けた。

 

「次はあたしの番よ、マスター。あたしのおま○こ……もう我慢できなくなっちゃったんだから」

 

そう言って、愛液に濡れた雌穴を見せつけてくるエレナ。指で膣内を愛撫するだけでなく、勃起した陰核を押しつぶしたり。そんな行為では足りないのだと、俺の眼前でそれを披露させた。

 

「ん、やぁ……ご主人さまぁ……私も、もっと貴方と触れたいです……」

 

すると、絶頂したばかりだというのに、静謐もまた俺の身体に寄り添って更なる快楽を要求した。射精を迎えたはずの俺の陰茎も、彼女たちの痴態を目の当たりにしたことで復活を果たしている。ならば、此処で終わるのはもったいないというもの。

 

「よし、それじゃあ二人ともそこに並ぶんだ」

 

――――だからこそ、俺も今はただ本能にこそ従い。

 

そろそろ静謐も慣れてきたはずなので、これからは「愛するための」交わりではなく「可愛がるための」交わりに溺れるとしよう。何故ならば、そう、自分たちの関係は「飼い主」と「飼い犬」なのだから――――

 

 

 

∞ ∞ ∞ ∞

 

 

 

壮観――――その一言に尽きる。

 

魅惑的で、官能的で、ただただ圧倒された。

 

尻尾を振るい、穴を見せつけ、いやらしく懇願する少女たち。眼前の光景は、あまりにも破壊的にすぎた。それだけで絶頂を迎えても不思議ではないほどに。誘い、溺れ、溶け交わる。二度とは戻れぬと知って、快楽の汚泥へと沈み込む――――

 

「ましゅ、たぁ……はやくきてぇ……あたしの雌犬おま○こに、はやく来てぇ……っっ」

 

「んぅ、ご主人様(マスター)ぁ……私にも、あなたのおち○ぽをくださぃ……何でもしますからぁ……っ」

 

ベッドの上で切なさを嘆く二匹の犬。

 

動物のように四つ足で立つ少女たちは、臀部の方へと手を伸ばし、そこにある発情した雌穴をくちゅくちゅと弄り続けていた。単なる自慰とは違う。『欲しい』という直截(ストレート)な姿勢(ポーズ)なれば。

 

エレナと静謐の二人が自身の割れ目へと指を潜り込ませると、ぐちゅっとして濁った液体が垂れ落ちた。股の下にあるベッドシーツは、もはや大洪水の後の如き惨状へとなり果てて。

 

首輪――――正確には、それに繋がっている鎖――――を俺が引くと、甘くとろけた悲鳴が漏れ出した。不自然にも上ずった二人の顔を見て、支配感が込み上げてくる。故に、俺も欲望のままにそれを命じるのだった。

 

「よりいやらしく(・・・・・・・)求めてきた方から可愛がってあげるかな?」

 

どういう意味かと聞き返す必要はなかった。その言葉を聞いた瞬間、エレナと静謐は同じくして自慰の強度(つよさ)、そして速度(はやさ)を高めた。固く尖った陰核を指で何度も弄り、愛液に浸潤した雌穴を幾度となく愛撫した。

 

「ん、んんぁっ、あなたの……最初じゃなきゃやだぁっ……! 次はあたしのおま○こに、挿れて、くれなきゃぁ……んくぅ、んいぃっ、あっ、はぁっ……もう我慢できないんだからっ……!」

 

「私もです、ご主人様(マスター)ぁ……もっと、もっと膣内射精(なかだし)してください……犬なのに、ご主人様に求めてしまう、私の淫乱おま○こにっ……んぁっ、私の方から……!」

 

ぷしゅ、ぷしゅっ、と愛液が弾け飛ぶ。眼前で繰り広げられる、競争の気配を漂わせ始めた少女たちの自慰。今はただ、隣に並ぶ相手に負けたくない――――そんな一心で、エレナと静謐が俺に「いやらしさ」を見せつけてくる。

 

ベッドの上に並ぶ、二つの雌穴。自分で仕掛けたこととはいえ、そのどちらを選べというのは流石に難しく、困難を極めた。片や、幼いスジを扇情的に愛撫する大人びた少女か。片や、静謐とした気配ながらも情熱的な愛撫を繰り返す少女か。

 

選べない――――だから、合理的かつ無難な選択として「順番」に決定権を預けた。

 

つまり、

 

「んっ、ぁ、はっ、き、たぁぁっ……!! あ、ぐぅ……んふぁ、っ、はぁん、くっ……ましゅたぁの、おっきなおち○ぽがぁ……あたしのおま○この奥にぃ、ずぶずぶ入ってきたぁ……! あんっ、くぅぅ……これ、しゅごく欲しかったのぉ……もっと、激しくして、っ……んぁあっ!!」

 

初めに挿入したのは、エレナの膣内だった。

 

順番から言えば、次は彼女になる。しばらく(といっても数十分程度なのだが)ご無沙汰だった陰茎の熱量、そして感触に、エレナが狂おしいほどの絶叫を上げた。

 

獣の交尾さながら覆い被さる体位ゆえ、少女の最奥、子宮のその奥へと亀頭が軽々として到達してしまう。内面に反してあまりに幼すぎるエレナの矮躯、人間に換算するのを躊躇ってしまうほどの。この恰好だと本当に彼女を征服してる気がして――――

 

「んぁ、そんなっ…………ご主人様(マスター)、どうして……何がいけなかったのでしょうか……申し訳、ございません……っ、んっ、貴方のご期待に添えられなくて、反省します、からぁ……!!」

 

静謐が泣きじゃくり、自らの雌穴を苛めるかのように愛撫していた。

 

エレナが先に選ばれたのは自分に落ち度があったから――――そう考えているのだろうか。だとすると、少しだけ申し訳ない気持ちになってしまう。涙を流して必死に膣を弄る彼女だが、それで満たされることはなく、ただただ俺のペニスを狂い求めていた。

 

だが、順番は順番だ。先にエレナを構うと決めた以上、静謐に愛を注いでやることは出来ない。「少しの辛抱だ」と、その言葉さえ呑み込んで。ちょっとした嗜虐心から、静謐にはただ「待て(ステイ)」とだけ命じておく。

 

「は、はい……っ、それがご主人様(マスター)の命令であれば……ん、くぅ……っ」

 

決して納得はしていないのだろうが、静謐は口を噤み、俺たちの性交を横目に眺めながら自慰を続けた。いずれ来たる自分の順番へと。主人の肉棒を挿入する、準備を延々と――――

 

「ど、どうかしら、マスター……んっ、……やっぱり、あたしの虜に……何だかんだ言っても、あたしの身体がお好みってわけね……!! 静謐ちゃんには悪いけど、これだけは譲らないん、だからっ……あっ、んぁっ………んんっ!!」

 

すると、最初に自分を選んでもらえたことが幾らかの優越感を生んだのか。

 

挑発的な視線を此方におくってくるエレナ。首を後ろに曲げて、相づちを求めるかの如く。エレナらしいと言えばエレナらしいのだが、なぜだろう。普段の彼女と同じ、自信満々な笑みだと言うのに、なぜか……抑えがたいほどの嗜虐心に襲われた。

 

従順で、健気な、飼い犬(サーヴァント)としての在り方を徹底する静謐と、無意識の内に比較してしまったのか。

 

彼女の自信に満ち足りた表情、それが端的に気に喰わない(・・・・・・)。勿論、嫌いだとか、そう言った意味ではない。ただ、何となくも苛立ったのだ。だから――――

 

「エレナ」

 

「っ……何かしら、マスター……? そんな怖い顔をして……――――――――きゃうんっ!?」

 

膣内を攪拌する肉棒の動きはそのままに、小気味よく震える少女の愛らしいお尻を、彼女が優越感と慢心に浸っていたその瞬間――――パシンッ、と。掌で打ち叩いた。

 

「ひゃんっ、あっ、なん、でっ…………!? そんなに、痛くしちゃ……ん、きゃぁっ、あっ、何回も、なんてぇ……ッッ……そんなに叩かれたら……ひぐっ、んぁっ……お尻、壊れちゃうぅ……んひぃあっ……!!」

 

一発だけで終わらせるつもりは毛頭ない。

 

パシンッ、パシンッ、パシンッ。室内を、そんな景気のいい打撃音が反響する。少女の乳白色をしたお尻は見る見るうちに紅潮し、尻を叩く、その度にエレナが甲高い悲鳴を上げた。

 

「んくっ、んんぁっ、はぐぅっ……!! あっ、はぁん、どうし、てぇ…………んぃぃっ!! 痛いの、やらぁっ……んはぁっ、……お尻、もう叩かないでぇ……!!」

 

慢性的な快楽の中で、瞬間的に疾走する痛烈な刺激。少女はどうして自分がこんな仕打ちを受けているのか全く想像のついていない様子だったが。雌穴を抽挿する肉棒をより深く押し込んで――――彼女の耳元で囁いてやる。

 

『お前は今、俺の何だ?』『犬だろう』『だったら』『主人を挑発するような台詞が許されないことを』『分かっているはずだ』『だから、これは』『――――お仕置きだ』

 

そう言って、ペニスを子宮口へと押し付ける、臀部を乱暴に打ち叩く。

 

エレナが苦しそうな涙声を叫ぶが、やめることはしない。

 

「ん、ひぃっ、あぁ、っ、くぅんっ、ふぅ、はぁっ…………!! 反省、したかりゃあ……っ、もうパンパンするのりゃめぇぇ……!!」

 

「いいや、ぜんぜん反省してないだろう、エレナは。その証拠に、ほら…………俺の犬であるお前が、どうして人間の言葉を喋っているんだ(・・・・・・・・・・・・・)?」

 

その言葉に、エレナが肩を震わせる。

 

葛藤に苦しむ態度を見せて、

 

「うぅぅ……ん、ぁ、わんっ……! わぅ、わん、わん……!! くぅん、んんっ、わぁんっ、あんっ、あうぅぅ……わん、わ、わんっ…………んっ、んあっ、わんっ……!!」

 

そして、犬の鳴き声でこそエレナが喘いでみせた。

 

快楽に揺られた嬌声なのか、それとも羞恥に苦しんだ咆哮なのか。分からない。けれども、目の前の少女が雌犬として完全に屈服した瞬間を、自分は確信していた。

 

少しばかり躊躇ったような響きがかえって興奮を誘う。それでも主人の命令を聞かなければと従う少女の恐怖が、ぞくぞくっと背筋に電撃を走らせる。

 

(あっ、こんなの……屈辱なのにぃ……ますたぁの犬だから、犬になっちゃったから……恥ずかしいけど、それでもわんわんって鳴かないと……んんっ!!)

 

英霊として、そも人間として。自身がどれほど『堕ちてはならない深み』まで堕落しているのか、果たしてエレナは気付いているのだろうか。

 

「ん、ふぅん、あぅんんっ……わん、ぁっ、あん、わんっ……!!」

 

肉棒を内包する膣内の収縮が強さを増した。絶え間なく痙攣する膣ヒダに擦られる度に、じゅぼじゅぼと抽挿を繰り返すペニスは果てしない快楽を蓄積していく。

 

覆い被さった状態で、少女の胸にある小さな桜色の突起を摘まんでやった。遊ぶような手付き。だが、それすらも今の少女には快感を高める要素の一つでしかない。そうして、乳首を。あるいは舌で耳たぶを、首筋を。亀頭の先端で子宮の入り口を。愛撫してやると、エレナが幾度となく犬の鳴き真似をした。

 

俺の方も限界だ。少女の身体を最大限に楽しんでいた俺の肉棒も、流石にこれ以上は我慢できないと、切なげな悲鳴を叫んでいて――――

 

腰を振る。何度も何度も、少女を可愛がる。

 

ぐちゅん、ぐぢゅん、と愛液と――――これは潮だろう。絶頂に向けての浅い波。あるいは、その最中にあるのか。ともかくとして、俺と同様、限界も間近なエレナに最後のスパートを喰らわせる。

 

(あっ、ますたーのおち○ぽが、激しくなって、んっ、あはっ、はあん、っ、くぅ、んあぁ、はんっ、あんっ、だめ、もうイっちゃう、イグ、いくぅ、ご主人さまおち○ぽ、ずぽずぽされてぇ……っ、おま○こ、壊れちゃうぅぅ……………っ!!)

 

――――そして、少女の身体を全力でベッドに押し倒し。

 

「わぅ、ん、あんっ、わぅぅ…………!!」

 

子宮の奥へと押し付け、流し込むような姿勢で、射精した。

 

「んんんんんっ……………!! あっ、はぁっ……だされてりゅぅぅ……ましゅたぁのおち○ぽにぃ……どぷどぷせーえき、注ぎ込まれてるぅ……んぅ、あぁ……これぇ、この恰好……膣内射精(なかだし)されてる感じがすごく伝わってきてぇ……ん、ひゃぁ、っ、子宮が、ましゅたあの精液で満たされへぇ…………っ」

 

どくん、どくん。欲望を開放した肉棒の先、亀頭の先端より、爆発するほどの勢いで精液が駆け出した。それは、深く陰茎を押し付けたことによって余すところなくエレナの子宮へと到達する。獣の交尾とはまさにかくあるべきなのだろう、と。

 

乱暴、そして、雌の都合など考えない強欲さ。少女の矮躯を自身の体躯で覆い隠し、抱きしめるようにして欲望を吐き出す。数秒ほどの絶頂を終えて肉棒を抜き出すと、エレナがぐったりとしてベッドに突っ伏した。そのままビクンと何度も身体を震わせ、起き上がることはなく。

 

(ちゃんと『反省』したようだし――――)

 

此方も少し苛めすぎた、と罪悪感が込み上げ、エレナの頭を謝罪の意味も込めて撫でてあげる。頭にある両の犬耳をふにゃっと優しく押し潰す、そんな愛撫。

 

「んぁぁ……ましゅたーに撫でられてる……しゅごい、嬉しくてぇ……っ」

 

快感と、それに匹敵するほどの歓喜に震える少女。

 

尻尾を挿入した菊門の、その下。快楽の海に浸水したエレナの雌穴からドロッとして精液が零れ出す。ベッドに突っ伏した一方で尻を突き上げたままの恰好。それ故、あふれ出た精液は、真下にある愛液の水溜まりへと。そんな見ている分にも淫らな光景に、俺も自然と喉を鳴らして。

 

「ご主人様(マスター)ぁぁ……!!」

 

エレナへと意識が集中していた一瞬、横からもう一人(いっぴき)の少女(いぬ)の懇願(こえ)が耳朶を打った。忘れていたわけではない。ただ、目を離していたのは確かで、視線を彼女へと戻した瞬間、少なからず俺は驚いた。

 

「もう、我慢できない、んっ、です…………ご主人様(マスター)のおち○ちんが欲しくて……ほら、こんなにも鳴いています。ぐちゅぐちゅって……こんないやらしい雌犬ですけど…………どうか、ご主人様の寵愛を……ん、くぅっ!!」

 

エレナの隣で静かに、それでいて大胆に自慰を続けていた少女――――静謐は、ベッドに突っ伏した姿勢で、右手を屹立した乳首に、左手を発熱した陰部へと。突き出された小さなお尻は物足りなさに震え、そして、溢れんばかりに涙をボロボロと流していた。

 

驚いたというのは、彼女が見せる卑猥な姿についてであり、少女のイメージからは想像のできない、男を求める情熱的なまでの本能についてでもあった。

 

唇を噛みしめ、涙を抑えようと瞑目し、ひたすらに己を慰めていた静謐。これまでの未練が爆発したのか、快楽を求めずにはいられない、すなわち快楽の虜として。

 

「俺とエレナがヤってる間に、何回イった?」

 

「二回、です……我慢出来なくて…………申し訳ございません、ご主人様(マスター)。勝手に絶頂を迎えてしまい…………こんな、はしたないサーヴァント。嫌い、ですよね……」

 

恥を悔いるようにして静謐が呟く。

 

だが、寧ろ俺は喜んでいた。彼女が自分の本能に素直になって、幸せを際限なく求めてくれる……それは、静謐が『静謐』として生きていた頃の境遇を思えば確かな成長であり、だからこそ歓喜――――否、祝福するかのような気持ちさえ抱かせるのだ。

 

彼女にはどうか幸せになってほしい。幾年の未練を、このカルデアで晴らしてほしい。

 

だから――――

 

「お願いします、私に……挿れてくれますか、ご主人様(マスター)……?」

 

背後に立つ俺に、自身の雌穴を拡げ、懇願をする静謐。

 

ヒクヒクと震え、少女の雌である部分は白く濁った涎を零している。純粋な彼女の興奮の証である愛液と、いちど既に注ぎ込まれている俺の精液とが混ざった体液であろう。

 

そんな濡れ切った少女の陰裂に、固さを取り戻した肉棒をあてがった。

 

まるでそれ自体が生きているかのように亀頭へと吸い付いてきて。ずぶずぶと埋没を始める。未通だった頃ほどの窮屈さは感じられない。さながら雄を受け入れる準備が出来た――――その証拠なれば。

 

「んっっ、くぅ、っ、ご主人様(マスター)、ぁ、ぁぁっ………………っっ!!」

 

一気にペニスを膣内へと挿入する。待ちに待った充足感。背後から自身を突き刺す陰茎の鋭さに、静謐が感極まりし嬌声を泣き叫んだ。

 

そのままパンッパンッと連続して腰を前後に振り、少女の膣道を激しく蹂躙する。可愛い、というよりは、美しい、そんな少女の身体。細く引き締まった腰に両手を回し、押し寄せると、互いの身体と身体とが衝突する肉の音が木霊した。

 

長い間おあずけを喰らい、退屈感も極まっていた静謐の膣内は、一突きごとに限界へと近づいていく。その感覚が、肉棒を通して俺にも伝わっていた。静謐には目いっぱい気持ち良くなってほしい。そうした願望もあってか、俺は彼女の尻尾へと手を伸ばす。

 

「ん、ひぃぁっ、ご主人様(マスター)ぁっ……あっ、そこは、はぁん、ぐっ、本物ではありません……っ、触っても……意味は……あ、くぅ、んんっ……んはぁ……っっ!!」

 

静謐の尻穴と繋がっている人工的な尾は確かに彼女の身体(もの)ではない――――あくまで「それらしく」見せかけただけの、疑似的な代物。筋肉があるわけでも、骨があるわけでもない。弄ったところで、意味も、面白みも、無いとばかり確信していた。

 

だが――――

 

「らめ、です……そんなところばかり、遊んでは…………ぅ、くぅ、んぁっ、はっ、んんっ、……あっ、中が擦れて……んっ、くぁ、不浄の場所だというのに……どうして、こんな、に……っ!!」

 

俺が尻尾を押し込んだり、引き抜こうとすると(外れない程度にだが)、静謐が甘い悲鳴を次々に漏らし始めた。膣内を抽挿する肉棒による快楽――――それだけではないのだろう。

 

「あっ、くぅぅ……駄目、もう我慢が……ご主人様(マスター)にそれを弄られると、身体が快楽に震えて……ん、はぁっ、あっ、主がまだだというのに、っ…………駄目、耐えないと……なのに、ん、んんっ、もぅ、絶頂が…………っ」

 

俺の射精がまだ遠いことを感じている静謐は、自分一人が達してしまうことをひどく恐れていた。主人より先にイってしまうことへの、従順なまでの後ろめたさ。けれど、意識や理性がどれだけ堅固であっても、本能と身体が耐えられるとは限らない。

 

鋭く勃起した陰茎が静謐の雌穴を激しく穿通する。亀頭の頂点で子宮口を何度も掘削する。無論、少女の尻穴へと繋がった尻尾も絶えずして弄り尽くし――――

 

少女が懸命に耐えようとしていることは伝わっている。それを無下にするようで悪いが、俺は一方で静謐をいかせるべく全力で腰を振り続けていた。膣ヒダが肉棒全体を容赦なく締め付ける。静謐の褐色の身体を強く掴み、一気に引き寄せ、そして。

 

「ん、んはっ、あっ、ご主人、さまっ……!! もう、出ちゃっ……おち○ちんに何度もおま○こ突かれて、ぁっ、んん、んあっ、はっ、ご主人様(マスター)より先に、イクッ

、イク、駄目なのに…………っ、おまんこ、気持ち良くなって…………っっ!!」

 

子宮口を一突きにふした途端、静謐の背中が勢いよく反り返り、

 

「んああああっ……………っっ!!!!」

 

びくんびくん。その瞬間、少女がこれまでで一番激しい絶頂を迎えた。膣壁が小刻みに痙攣し、肉棒を痛いほどに圧迫する。ぷしゃっ、と。いまだペニスを咥えたままの結合部からは盛大に潮が噴き出され、ベッドシーツを淫らに染めていく。

 

勿論、俺自身はまだ達していないので、そのまま腰のストロークを続けていた。絶頂を迎えたばかり故、敏感な少女の感覚にはそれだけでも度し難いほどの快感が襲っただろうが――――

 

「あっ、ご主人様(マスター)、これはっ…………!!」

 

静謐が相貌を真っ赤に染めて恥ずかしがる。

 

彼女の羞恥の理由、それは何も「主人より先に絶頂したから」だけではなくて。

 

「ん、目を閉じて、くれますか……っ、こんな、はしたない姿を、見ないでほしくて……ん、あぁ、だめぇ、止まりません…………主人の前で粗相をするなど、あってはならないこと、なのに………はぁ、んっ、申し訳、ございません、ご主人様(マスター)ぁぁ……っ」

 

景気の良い潮の噴射は、程なくして収まった。

 

だが、続けざまに静謐の雌穴からまた異なった液体が流れだしたのである。かくも煌びやかな黄金水。割れ目から勢いよく放たれるものもあれば、均整の取れた肢体を伝わり、ベッドシーツへと静かに滲んでいくものもあった。失禁。その恥ずべき事実が、静謐を激しく苦しめる。

 

度重なる絶頂によって弛緩した股間は、その程度の圧力さえ押し止めることが出来ず。一度流れ出してしまったものは止まらない。故に、静謐もそれが早く終わってしまうことだけを切実に望んでいたのだが――――

 

「んっ、そ、それはっ…………!?」

 

少女の声が動揺に跳ね上がる。未だ失禁も続いている最中に、俺に『片足』を持ち上げられ。それに伴い、ちょろちょろと流れ出す黄金の液体が軌道を変えた。真下に垂れ落ちるだけだったそれが、まるで弧を描くようにして。

 

「ぁっ、あっ……こんな……っ、見られて…………粗相をしているところが、ハッキリと見られて…………んんんっ、ご主人さま(マスター)、これは流石に、恥ずかしすぎる、ので……やめて、ほしいです……主より先に達してしまった罰は、他のカタチで幾らでも受けますので…………っ」

 

少女の股間は、片足を上げられたことによって、曝け出されるように拡がっていた。犬のように片足を持ち上げて用を足す、そんなあられもない姿を。

 

それを「罰」だと少女は考えた。主人より先に絶頂を迎えた、その「罰」だと。

 

「いいや、違うよ、静謐ちゃん。俺は単に、全てを曝け出すお前が見たかったんだ。自分を恥じたり、悔やんだりする必要は無いって、知ってほしかったから…………」

 

「そう、だったのですね…………ですが、それでも私は」

 

「粗相の一度や二度くらい、俺はぜんぜん気にしてないよ。勿論……そのことを気にして、恥ずかしがってる静謐ちゃんもすごく可愛いんだけどね」

 

「か、可愛い…………私が、ですか……?」

 

静謐が頬を赤らめて。

 

「そんなこと、言われたのは初めてで…………いえ、もしかすると同様の台詞を聞いたことはあるのかもしれませんが、心に響いたのは、これが初めてで…………嬉しいです、ご主人様(マスター)。貴方に出会えてよかった……」

 

「静謐ちゃん…………」

 

「…………それはそうと、ご主人様(マスター)はまだ達しておりませんね。どうぞ、その……私の、お……おま○こで宜しければ、気の済むまで愉しみ尽くし、そして射精してください」

 

そう言われて、断る理由は有り得なかった。

 

絶頂が終わり、失禁も収まった少女の雌穴。そこに依然として挿入されたままの肉棒を、停止していたその動きを再稼働させた。忙しなく収縮する膣壁に挟まれながら、何度も何度も抽挿を繰り返した。

 

「ん、ぁっ、ひぅん、あっ、んんっ、はげひ、くてぇ…………っ、ご主人様(マスター)のおち○ぽがぁ……んっ、くぁっ、あぐ、んくっ、奥まで届いていますっ……ん、だいしゅきです、ご主人様(マスター)ぁ、いつまでも側にいさせてください………んひゃぁんっ!!」

 

俺に両腕を掴まれ、そんな窮屈とした姿勢で背後から突き刺されている静謐は、首を少し後ろへと捻り、俺の顔を見上げてそう呟いてくる。何処までも健気なサーヴァント。その愛らしさには、全力で以て応えなければならないだろう。

 

腰の動きを加速させる。力強く、激しく、鋭く。じゅぽんじゅぽん、と。膣穴を肉棒が素早く出入りする卑猥な音が響き渡った。もう一度、静謐の片足を持ち上げてやる。失禁は止まっているものの、ペニスが絶え間なく抽挿される結合部が丸見えとなって。

 

「おち○ぽ、膨らんでますっ……ご主人様(マスター)、もうイキそうなんですね……ん、はぁ、あんっ、私も、ぁっ、また達してしまいそうに……何処までもはしたない、雌犬サーヴァント、ですけど…………っ!」

 

互いに絶頂が接近しつつあることを確信する。

 

「愛して、くださいっ…………あなたの精液で、んっ、私を孕ませて……いっぱい、いっぱい触れてください……っ、すべて……すべて、貴方のために尽くします……だから、どうか……最後の瞬間は、口付けで……っ」

 

寂しげな視線と、そして唇を向けてきた少女。その要望に応えようと、俺は彼女の身体を起こし上げた。背後から突き上げる互いの恰好はそのままに、少しばかり窮屈ではあるが、振り向いた少女の唇を乱暴に奪い――――

 

「ん、むぅ、ちゅぅ、んちゅ、ぢゅぱっ……んぁぁっ、イキます、ご主人様(マスター)と一緒に……んむ、んぢゅる、じゅぷ、ちゅぷん、ちゅ、んんんんんっ…………!!」

 

下から上に押し上げるようにして肉棒に力を込めた瞬間。

 

――――ドクンッ、ドピュッ、ドビューッ、ドピュルルルルルルッ!!!!

 

「んんふぅぅむぅぅぅぅ…………!!」

 

子宮口へとキスをしていた亀頭の先端から、噴火の如くとして精液が迸った。

 

静謐の身体を後ろから抱きしめる。最後の一滴を出し終えるまで。まるで彼女の絶頂に伴う痙攣が肉棒を締め上げ、欲望を搾り取られたのか。意外なほど早くに精液の全てが少女の子宮内へと注がれた。

 

「ん、ふぅう、むぅ、んんんぅぅ、んぅぅ…………!!」

 

唇を互いに突きつけたままでは、声にならない嬌声が漏れるだけ。息苦しい。だが、それでも離すことはしなかった。少なくとも、静謐が満足するまでは、決して。

 

「っ……ん、ぷはぁ…………ご主人様(マスター)、愛しております…………」

 

やがて脱力した少女がベッドに倒れ込むと、そこで今日の全ては終了した。

 

静謐の膣内から肉棒を引き抜き、俺もまた疲れたのか、そのままベッドに座り込んでしまう。面前には二人の少女がぐだっとして倒れていた。互いにベッドにうつ伏せとして。精液を絶えず吐き零す、イキ疲れた陰部を俺に向けたまま――――

 

途端、睡魔に襲われる。今日はもう、色んな意味で限界だった。

 

一つのベッドを三人で共有し、今はただ、押し寄せる眠気に従って瞼を閉じる。意識が宙を彷徨い始めた頃、広げた両の腕にふとした重みを抱いた。二人のサーヴァントが腕を枕に寄り添ってきたのだろうが、それを払い除けることはせず、三人で仲良く就寝した。

 

 

 

 

∞ ∞ ∞ ∞

 

 

 

 

やがて――――

 

「ん、朝か…………?」

 

重苦しい倦怠感に苦しみながら、身体を持ち上げる。俺のすぐ近くには、エレナと静謐、二人が抱き着くようにして眠っていた。

 

幸せそうな表情だった。この世の悪や穢れと乖離した、そんな寝顔――――

 

起こすべきか、それともしばらく寝かせてあげようか。そう考え始めた瞬間、ちょうどいいタイミングで二人が目を覚ましてくれた。二人は眠たそうに瞼を擦りながら、そして。

 

「ん、んんっ…………よくってよ、マスター。良い朝ね……」

 

「おはようございます、ご主人様(マスター)……それと、ああ、主より遅く目覚めるなんて、私はまた……」

 

「いや、気にしてないから。昨日はすごく激しかったし……それに、静謐ちゃんは初めてだったから、その分疲れてたんだと思うよ」

 

他愛ない挨拶を繰り返す。そうしていく内に、昨夜の出来事がふつふつと思い浮かんできた。散歩に出たり、仲間? が増えたり…………とにかく、昨日は色々あったのだ、と。

 

「そう言えば、二人とも……それ、着けたまま寝たんだね」

 

俺は二人の頭や尻にある、依然として装着されたままの犬の恰好一式を指して。

 

「まったくもう……昨日は散々な目にあったわ。あなたの性癖に付き合わされる、あたしの身にもなってちょうだいっ!」

 

「ごめんごめん……」

 

「……まあ、だけど」

 

「? …………」

 

頬を膨らませるエレナ。本気で怒ってはいないにしろ、昨夜は相当彼女に無理を強いてしまったので、それ相応の叱責は受けるつもりで粛々としていた、のだが――――

 

「……ま、まあ偶になら付き合ってあげてもいいわ。……本当に偶にならね」

 

「………………………………」

 

……まあ、あまり多くは語るまい。

 

それはそうと――――

 

「ご主人様(マスター)……」

 

振り向くと、静謐の穏やかな素顔がそこにあった。

 

これまでの彼女とは違った、感情に富んだ表情。優しくて、温かくて、愛おしくて。少女が少女として見せるその笑顔が、俺は好きだった。いや――――好きになったというべきか。

 

「あの…………」

 

「ん、どうしたんだ?」

 

「その、おち○ちんが…………」

 

恥ずかしがるようにして呟く静謐の視線は、俺の股間へと向けられていた。何も履かずに寝てしまったので、剥き出しとなったままの性器が。加えて、朝という時間帯ゆえに、不本意にも固くなってしまった陰茎が。

 

「…………あれだけ出したのに、まだ足りないの? あなたってばケルト戦士?」

 

少なからず軽蔑の意思を含んでいるのだろうエレナの視線が痛い。こればかりは生理現象? だと思うので許していただきたいのだが…………

 

「くすっ、元気なのは良いことだと思います。それじゃあ、ご主人様(マスター)の朝一番の精子は私が(・・)いただきますね――――」

 

そう言って、髪をかき上げる仕草と共に静謐が怒張した肉棒へと唇を近づける。

 

それに待ったを掛けるようにして、エレナが立ちはだかり――――

 

「静謐ちゃん、あなたはもっとゆっくりしてなさい。その役目は私が(・・)担ってあげるから」

 

「私は……問題ありません。師匠の方こそ、下がっていてください」

 

「マスターの朝一はね、あたしが抜いてあげるって決まってるの。これまでだって何度もそうしてきたのよ? だから、当然今日だって――――」

 

「いえ、寧ろ、だからこそっ。今日からは私が務めます。師匠は大人しく――――」

 

二人の間で、並々ならぬ火花が散り始めていた。

 

何を――――何を、そんなに対抗心を燃やしているのか。よく分からなかったが、とりあえず「喧嘩は良くない」と諫める方向で。仲直りには一先ず握手がいいだろうか。なので、そうお願いをしようとした瞬間――――

 

「んむっ、んちゅ、んぅ、くぅん、んぐぅ、ちゅる、ちゅぷぁ、ん、んはぁ…………!」

 

「ん、はむ、んんっ、ちゅぅぅ、えぉ、くちゃぁ、ずちゅぅ、んじゅるぅ…………!」

 

 

突然、二人が唇を交わし始めたのだった。

 

いや、動き出したのは静謐の方で、エレナ自身は終始驚いてばかりだったが――――

 

(え、なに、何なの!? もしかして、二人ってそういう…………いやいや、この場合は静謐ちゃんの方か。静謐ちゃんて、そっちもイケるクチなの……!?)

 

目の前で披露される甘美であり清廉とした花の舞に、場違いにも興奮を覚えていた、その時。

 

「『妄想毒身(ザバーニーヤ)』――――(弱)」

 

「ハイアラキ――――――――――――!!(※しまった! の意)」

 

濃厚な口付けをされたエレナが、ものの見事に気絶したのだった。

 

再び深い眠り(永遠ではない)に就いた少女。勿論、意識を失うほどに気持ち良かったとか、それほどまでに相手のテクニックが凄かったとか、可能性はゼロではないけど、きっとそうではなくて、

 

――――毒の身体。

 

――――爪、肌、体液、吐息までもが強力な一つの「宝具」として。

 

――――粘膜による接触は、あるいはサーヴァントであっても仕留めるという。

 

「これで二人きりになれましたね、ご主人様(マスター)、ふふふ」

 

ずいっと身体を乗り出してきた少女に、俺はふと疑問を覚えた。

 

(あれ、この子…………もしかして、”怖い”!?)

 

気付いた時にはもう遅い――――心の底より、そう思うのだった。

 

 

 

 

∞

 




28190文字、長い(確信)

飼ってみた編ひとまず終了? 今回の話、意外と反応多くて困っちゃったマジな例。いやー、日本はやっぱり変態の巣窟ですね。私? 私は至ってノーマルですよ?(白目)

静謐ちゃん、かわいー。
→フレポ30万ありゃ来てくれるだろとか慢心してたら全然そんなことはなかった。

とりあえず、使命感からエレナに聖杯を使って100レベルに致しました。あ、あとはスキルをマックスにして、宝具レベルを2→5にすれば、エレナの真のマハトマ=マスターに……(絶望


要望とかご指摘は随時承っております。いつまで続くか分かりませんが、これからもよろしくお願いしますっ


水着、全力待ったなし。
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