居間で静かに借本を読みふけっていると、小さな足音が廊下から自分の方へ聞こえてくる。
座卓の傍に腰を下ろし、きゅるると可愛らしいお腹の音を立ててクラウンピースがこちらを見つめていた。
「お腹へった」
「ん……なんだいきなり。ってそうか、もうそんな時間か」
柱に掛けられた時計が小さく鐘を鳴らす。途中にしおりを挟んで台所に向かう。
「今日の夕飯な~に~」
「いい大きさの大根を貰ったから風呂ふきにして、猪肉があるからぼたん鍋にするつもり」
「あ、それならあたいも手伝う」
エプロンをつけてあなたの後を追うピース。
きっかけは戸締りを忘れた箇所からいつの間にか入り込まれ、何かやらかしたのか博麗神社を追い出されたらしい。
最初の頃は居付かれても困ると放りだそうとしたが暴れまくるし、家の中でたいまつを振り回されて火事にでもなったら洒落にならないといつの間にか、自由にさせて来るもの拒まずという状態にいる。
妖精だからなんにも出来ないかと思いきや、見よう見まねで家事を覚え大雑把でも掃除や料理の手伝いをしてくれるのは助かる。
夕餉を食べ終えて、片付けも済んだ。時計のカチコチという静かな音色が響く居間で先程の続きを読み始める。
本棚から漫画を取り出して寝転がりながら読んでいたピースだが、ぱたんと本を閉じて潜りこむようにあなたのあぐらの上に乗っかる。
「……こら、本読んでるんだが」
「だってあたいつまんない」
「そこにある本はまだ読んでないだろう? 見ていいぞ」
新しい漫画を手に取るが上からどく気はないらしくすっぽりと収まったまま読み始める。
くせのある金色の髪からは、少女らしい甘い香りがふんわりとする。
本人は無意識なのか、ゆっくりとお尻を揺らして柔らかな感触が股間を絶妙に刺激してくる。
本に集中できなくなってきたのを覚ったのか振り向きながらにやにやとしているピース。
「ん~♪ なに、どうしたの?」
「絶対わざとだろう。人の上に乗って押し付けてきてるし」
「何のこと~? あたい分かんな~い」
ため息をついて、本を閉じ天板に置いてからぎゅっと彼女を抱きしめる。
ピースの誘惑に甘んじてしまうのだがこちらを見つめるピースの瞳の奥にも揺らぐ法悦の炎が映る。
頬を朱に染め艶を帯びた笑みを浮かべつつしなだれかかる。
「うふ……、それじゃあ一緒に狂っちゃおうか♥」
「あむ……っ、んふ、んんぅ♥ ちゅ、じゅる……っ、ぷはっ、……えへ、あーんっ、ふあっ、んぅっ」
濃厚に甘ったるく、ピースは舌を絡ませて口内を探りまわる。
息継ぎするように口を離せば、快で蕩けた微笑みを浮かべつつもう一度と、より深く口づけを始める。
細い身体を抱きしめてやり、時折切なそうにくねらせる姿が愛らしい。
普段のものより薄手で小ぶりなお尻の肉の感触が分かるタイツの上から、小桃を撫でまわすと不満げな呻きが。
「んっ! んんっ……、やっ、ふぁっ、もぅ……♥ んん! じゅ、じゅるるっ……んっ」
ぞくぞくとした痺れが走り上手くキスが出来ないようで、それでも弄られるのは止めて欲しくない様子。
胸とお尻を揉みしだかれるたびに小さく身体が跳ねる。口をようやく離した間に銀糸がつぅと名残惜しげにかかる。
「えへへ……♥」
ワンピースを脱ぎ去り、器用にタイツも足からするりと取り去ってしまう。
ぺったんこに近い乳房にちょっと大人びて見える、黒の紐パンツ。
全身が桜色に染まってうっすらと汗が浮かび、黒いベールに隠されたピースの秘園は甘く疼いているようだ。
淫花に狂わされた虫のように、おもむろに彼女の胸へ顔を寄せていく。
「あんっ! あっ、い、いいよぉ……、うぁっ、もっと、ちゅっちゅって……吸って♥」
小さなボタンのような乳首に吸い付く。いやらしく音を立て、乳房の下からなぞり上げるように舐めてまた乳輪ごと口に含む。
痛みを感じさせないように優しくふくらみを揉みしだいてやる。
「んっ、あっ、だめっ、気持ちいい……っ、あんっ、狂っちゃう♥ もっと、してぇ……あっあっ、ふぁぁっ」
潤んだ瞳が愛欲で蕩けて、鼓動が外に聞こえてしまいそうなほど激しく脈打つ。
紅い蕾を吸い上げられるだけで電気が走ったように身体を震わせ、思考が飛んでしまう。
無意識に内股を擦り合わせ、下着が吸いきれなかった発情の証である蜜が腿を伝い落ちる。
下腹部に伸ばした手をおもむろに掴むピース。何故止めるのかと怪訝な顔を見せると肩を押してあなたを押し倒す。
「これなら、一緒に気持ちよくなれるでしょ?」
くるりと反転してあなたの股間に顔を埋めるようにする。そして目の前には甘酸っぱい匂いで満ちたピースの陰部。
両端の紐を解けば一層強い香りが鼻をくすぐり、ひくんひくんと切なげにしている陰唇が露わになる。
「あはっ♥ こっちも我慢できなさそう。それじゃあ、あーん……♥」
同じく下半身の衣服を全て取り去り、いきり立った剛直を見て嬉しそうに微笑みを浮かべる。
大きく口を開け、頬一杯に亀頭を飲み込み唾液と先走りが混ざったものをはしたない音を立てて啜る。
「んんっ! じゅ、ずず……っ、んぅ、……んく、ふぁ、じゅぶ、じゅぷ……っ、んふ……ぅ」
舌を使って敏感な先端を舐め、唾液を溜めて喉奥に飲みこみながらねっとりと竿部分を責める。
咳き込まないように気をつけて口から出して、ちろちろと鈴口を舐めて妖しくぬめる男幹を再び受け入れる。
ピースにばかり口奉仕させているわけにはいかないと、お尻を抱え込むようにして自分の目の前に淫芯を近づける。
震えている花弁に口を寄せて、滴る甘蜜ごとじゅるると啜り上げる。
「んんん――っ! んっんっ、あっ、やぁっ、ふ、ぁぁっ♥ もうっ、こっちも負けないよ……はむっ、んぐっ、じゅぷっ、ずずっ!」
痛烈な刺激で目を白黒させたが、気を取り戻すと首を上下に振りながらより激しいフェラをおこなう。
舌全体で、少女らしく愛らしい小さな姫割れを舐めまわされるたびに、ぞくぞくとした快感の波に襲われる。
もっと気持ちよくしてあげたい、心の内に湧いた感情のままに限界まで男根を飲み込んでいく。
苦しさを我慢しつつ、ぎゅううと喉奥で搾り重みを感じる袋を手のひらで揉みしだく。
あなたも、ピースの可憐な尖った恥豆を強く吸いあげると彼女のお尻もぶるぶると一番強く震えた。
「んんっ!! んぐっ、ううぅ! ふぐ、んんぅんんんん――ッ!!」
どちらが先に達したかは分からないが、淫花から飛沫が舞うほどに愛液を噴き出し、ピースの口内へ多量の精液が放たれる。
ぴゅっ、びゅるっと潮を噴きつつ妖精は熱くて臭うあなたの液を、愛おしそうにこくん、こくんと飲み干していく。
「んく……、こくっ……、ふ、ぁっ……、んっ、じゅるる……いっぱい出た♥」
竿の中に残ったものも丁寧に啜りとると、法悦に染まった顔で振り向きながらにっこりとほほ笑む。
仰向けになったピースの前に、一度精を放ったのに未だ天を向く赤黒い塊が。
とくとくと、早鐘のように待ちきれない鼓動音が自分の中で響いている感じがする。
「あぁ……、お願い。はやくあたいのなかに、それ……ちょうだい♥」
おでこに優しくキスをされて、はにかむピースの小さな窪みへあてがい、ゆっくり腰を押し出した。
「ひぅ……! あ、ぁぁ……、きたぁ、おっきくて熱いの、なかに入って……あ、んんぅ」
淫熱に蕩けた牝の顔で喘ぐ麗しの妖精。
繋いだ手を強く握りしめ、陰茎が細い洞を押し開いていく感覚に全身が悦んでしまう。
根本までちゃんと飲み込むことは出来たが、締め付けが強くねっとりと絡みつくせいで気を抜けばすぐにでも達してしまいそう。
小刻みに腰を動かすと押し出されてくるようにとろとろと、繋がった部分から愛液が溢れ出す。
「あぅ、あん……、あっあっ、気持ちいいよぉ……♥ ふわっ、やぁっ、ぁん……あっ、ん、くぅ」
甘い吐息と声が可憐な口から漏れるたびに、きゅうぅと膣が締まる。
挿送をするたびに、下腹部が膨らんでしまいそうなほどに大きな陰茎が最奥を突き、脳裏をじんじんと痺れさせる。
ぐちゅぐちゅと音を立て粘ついた白い蜜が畳に沢山零れ落ち、腰を動かすのも楽になってきた。
「ねぇ……もっと激しく突いて? 壊れちゃうほど乱暴にして、一緒におかしくなろう?」
ピースの願いを聞き、繋いでいた手を離すと細っこい足を抱え上げて肩に乗せると一段と突きを早める。
大きく股を開かされた妖精の秘部へパンパンと肉がぶつかり合う音が響くほど、男幹を押し刺す。
入る角度が変わり一層深く刺さる陰茎に、がくがくと身体を震わせ畳に爪を立てるが快感の涙を零して啼くピース。
「ふあぁぁっ! これっ、好きぃ! ぐちゅぐちゅって熱くて硬いのが、あたいの奥に、入ってくるよぉ!
もっと、もっといじめてっ! ひぃん、ふわっ、あっ、んぁぁああっ!」
被虐心を満たされ、淫らに舞う地獄の妖精。
身体をびくびくと痙攣させ、少し痛々しいくらいにぱっくり開いた花弁に興奮が抑えきれなくなる。
軟体のやすりに掛けられているようにヒダ肉がカリ部分を刺激し、限界まで陰茎が大きくなっていく。
「うあっ、大きくなってるぅ……♥ いいよっ、あたいのお腹にいっぱい、精子、注いで♥ 一緒に……いこ♥」
淫美さとけなげさを入り混ぜた笑みで高みへ誘うピース。この状況で抗える男はいないだろう。
迷うことなく剛直を限界まで突き上げていく。
丸見えになっている姫割れの、赤くぷっくりと実った蕾を指先で摘みあげると、押しつぶされそうなほどに膣が締まった。
「あぅっ! あっ……ああっ! だめぇ、あたい、イクっ、先にイっちゃうぅ!! やだやだぁ! 一緒にイキたいのっ! イっ、イクうううぅぅううう――――ッ!!」
クリトリスへの刺激で先に達してしまったピース。昂まった嬌声を発し、全身を痙攣させると同時に腰も小刻みに律動させる。
それにほとんど遅れることなく、ごぷりと妖精の子宮へ多量の精が注ぎ込まれる。
濃厚で熱い白汁を幾度となく送り込むと、震えつつもピースの蜜壺はしっかりと飲み干していく。
「あぅ……♥ ふぁ、あつい……よぉ♥ やぁん、あふれちゃう……うれしぃ……♥」
放心しながらも恍惚の笑みを浮かべている妖精の頬へふわりと口づけをしてあげた。
どこか遠くで一番鶏の声が響いてきた。まだ太陽の頭が地平から覗いたくらいで仄かに明るい。
目も覚めたし、布団から出ようとすると小さな手が伸びてあなたを引きとめる。
胸元で幸せそうに寝ていたはずのピースが半目でこちらを見つめている。
「どこ行くの?」
「目が覚めちゃったし、水飲むついでに朝飯の仕度でもしようかと」
「まだ早いよ。行っちゃやだ、一緒に寝てようよ」
「うーん……水飲むだけも駄目?」
「だめー」
ぷくーと頬を膨らませて抗議する彼女を置いていけば、今日一日不機嫌になって何をしでかすか分からない。
仕方ないかと、ぬくぬくで温かい布団内に戻ると機嫌を直した妖精が嬉しそうに抱きついてくる。
つるつるすべすべな肌を直にくっつけあうと、冬の初まりの朝の寒さも苦にならない。
「んっ……ちゅ、んぁ……っ、ふふ……♥」
軽く口づけを交わして、もう少し日が昇るまで麗しく愛に狂う妖精と夢うつつに過ごす――