午前10時辺りの人里の一角、あなたは辻にて人を待っていた。
早めに着いてはいたのだが、相手も待ち合わせの時間から数分早いくらいにやって来た。
水干の裾と紺色のスカートをはためかせ、無邪気に腕を振って元気いっぱいに駆けてくる少女。
「すまない! 待たせてしまったかの?」
軽く上がった息を整えながら、にぱっと華やかな笑顔を見せる布都。
その愛らしい姿に待っていた時間のことなどすっと消えていってしまう。
「いや、そんなに待ってないから気にしなくていいよ」
「そうか。で、今日はどこへ連れていってくれるのかの?」
古風な言い方で逢引き、早苗に教えてもらった今風の言い方はでぇとと言うのじゃなと目をキラキラさせて
あなたの誘いを嬉しそうに受けてくれ、天気もいい今日は彼女と里で遊ぶことになった。
「とりあえず、美味しいって教えてもらった団子屋に行こうかと思ってるけど」
「うむ、おぬしが連れていってくれる場所はハズレたことがないから期待しておる」
華扇や早苗から教えてもらった甘味処に向かう。
一応事前に試食として来店し味は確かめてあるので、余程のことがない限り失敗はないだろう。
外の長椅子に二人並んで腰かけ、みたらしとよもぎ餡団子のセットとほうじ茶を味わう。
一口みたらしを頬張った布都は分かりやすく顔を輝かせている。
一本をすぐさま食べ終えると、今後はゆっくり味わうようにひとつずつ口に入れてにこにこ。
その姿を見れるだけで今回デートに誘った甲斐はあった。
小物を売っている屋台を回ったり骨董屋で妙に詳しい陶器の皿の蘊蓄を聞かせてもらったりと、あっという間に時は過ぎていく。
気が付けばもう夜の闇が近く山裾に太陽が沈みかけている。
「もうそろそろ、帰ろうか?」
「……そのな、今日は帰らないかもしれないって言っておるのだ。おぬしさえよければ一緒にいてくれぬか?」
勇気を出し、少し自信なさげにじっと見つめてくる布都。自分も明日は特に急ぎの用もない。
家に明かりが灯りだした中、泊まれる場所はないか二人で探し始めた。
飛び込みで入った宿とはいえ、意外にもお手頃価格でそれなりにいい部屋がとれた。
小さいながらも個室露天がついていて、二人くらいなら余裕で入れそうな広さがある。
熱すぎずぬるすぎず、ちょうどいい温度でゆるゆると疲れが溶けていく。
ふぅと自然にため息が漏れたところに、ぺたぺたと小さな足音があなたの傍に近づいてきた。
「ま、待たせたの」
タオルで胸を隠した布都が、頬を少し朱に染めてやって来る。
かけ湯で身体を清めてあなたの傍にちゃぽんと身を湯に沈めた。
微かな虫の鳴き声以外、しんとした静寂が周りを包んでいる。
横に視線を向けると愛らしい小柄な恋人の一糸纏わぬ姿が写り込んでくる。
豊満ではないがふっくらと女性らしさのある丸みを帯びた胸に、可愛らしいへその窪み。秘園部分は隠すものが何もなく楚々として小さな割れ目も見える。
自然と自分の下半身に血が巡っていき、硬く張りつめていく。
「あ……、ふふ、我の身体でも興奮してくれるのか。嬉しいの、青娥や屠自古に比べると我は女性らしさには欠けておるのでな」
「まぁ、ああいう豊かな容姿もいいけど、俺は布都が一番可愛いと思うから」
そうかそうかと、嬉しそうに頷くとすっと瞼を閉じて顎をくいと持ち上げた。
桜色で瑞々しい布都の唇に口づけを交わす。触れ合うだけで、お互いの心の芯に火が入るのが分かる。
「ん、ふ……。ふぁ、……んっ」
優しくキスを幾度も繰り返して、布都の瞳が潤んでいく。檜の縁へ彼女を座らせると可憐な身体の全てが見える。
甘く早い吐息を繰り返し、ほんのり桜色に肌はそまり結びを解いた銀色の髪が夜風でそよぐ。
「あ、あんまりじっと見つめんでくれ。は、恥ずかしい……」
いじらしく顔を背けてしまう恋人に胸の内を愛しさで貫かれながら、あなたは布都の胸へ吸いついた。
「ひゃふっ!?」
半勃ちしている乳首を口に含み、ちゅっ、ちゅぱっと音を立てて吸う。
舌で念入りに転がしながら、引っ張るように後ろへ頭を引いて口を離せばふるんと乳房が跳ねる。
段々と淡い色から濃い朱色に乳首が染まっていき、布都の反応も強くなって喘ぐ声も高くなっていく。
「あっ、あんっ、そこ、らめ……っ! ひんっ、ああっ、噛んではならぬ、ふあぁんっ! だめと言っておるのにぃ、ひぃっ」
乳飲み子が母にねだるように布都のやわらかな胸に吸いついて、はしたなく音を立てる。
空いた片方の乳房は手の中に収めて揉みしだく。
お椀型の小ぶりな胸が吊り鐘のようにきゅっと尖って、力を緩めれば元にすっと戻るのを繰り返す。
先端の苺の蕾を指でくりくりっといじってあげれば、歓喜の涙をこぼして布都が啼く。
「あああっ! おっぱいがふたつともじんじんして、へんっ、へんになるぅっ、ひゃぁぁぅ!」
身体の震えが次第に強くなってぎゅっと目を閉じ、いやいやと頭を振る。
ついに我慢しきれなくなった布都は大きな嬌声をあげて、秘部から熱いシャワーを噴き上げてしまった。
「イクっ、イッてしまぅぅ! あっ、もうだめっ! あぁっあっあっ――、あぁぁあ――――ッ!!」
ひく、ひくっと花芯が脈打ち、湯船の中へちょぽぽと音を立てて汁が注がれていく。
半泣きな顔で、布都はおそるおそる口を開いた。
「ああ、お湯を汚してしまった……。どうしたらいいのだ」
「かけ流し湯だから、放っておいてもそのうち綺麗になると思うよ」
そういう風にとりなして、う~とちょっとだけ落ち込んでいる愛しき姫を抱き上げて湯殿を後にする。
部屋に戻り、敷かれた布団の周囲には脱ぎ散らかされた浴衣があって、二人は夢中でお互いを貪ることに集中している。
幾度となく口づけを交わしあった口内は粘ついだ甘い唾液で溢れて、ぐちゅぐちゅと舌で混ぜ合わせてこくりと飲ませあう。
「今度は我がおぬしを気持ちよくさせる番だ。ふ……ぅっ、ああっ、かたい……♥」
向かい合ったあなたの肩に手をついて、とろとろになった淫花の芯をあなたの陰茎へ押し当ててゆっくりと腰を下ろしていく。
たっぷりと蜜をたたえた膣は彼女の身体には大きいくらいの肉槍でも、ぬるりと侵入を許して歓迎するようにむしゃぶりつく。
「あぁ……これ、すきぃ♥ お腹のなかがキツキツになって、満たされる感じが溜まらぬのじゃ、くひゅぅ……っ」
根本までしっかりと咥え込んで、悦楽のため息をついた布都は穏やかな円を描くように腰を動かし始める。
くち、くちゅっと愛液が音を立て、痺れるような刺激が陰茎からあなたの背筋をぞくぞくと駆け上る。
「あっあっ、いいっ、ちんちん、好きぃ、ごりごりで硬くて、われのなかをいじめてくる、おぬしのちんちんがぁ、だいすきぃ♥」
こちらが恥ずかしくなるような甘い言葉を紡いで、口づけをねだる布都へキスをあげながら、愛らしい乳房を揉みしだく。
強弱をつけて揉むたびにんっんっと声を漏らし、硬くなった乳首をきゅっと指先で摘まんでやると痛いくらいに蜜壺が締まる。
揺するような動きでは我慢できなくなったのか、跳ねるような上下運動に変え一層の法悦を得ようとする布都。
ぱちゅ、ぱちゅっと肉がぶつかり合う音が響いて、そのたびに頭の中が白くなるような快感がお互いを襲う。
「はっ、はひぃっ、あぁ、ふわぁっ、ぁあんっ! いいっ、気持ちいぃっ、もっと、もっと突いてっ、ふにゅぅ! おぬしのちんちんで、われをおかしくしてくれぇっ♥」
普段の無邪気な表情は無く、淫らにあなたを求め続ける牝の顔でお願いをする布都が、とても愛おしくてもっと乱れさせたい欲求を昂らせる。
布都が腰を下ろすのに合わせて上に突き上げるように動かせば、目を白黒させてあなたの身体にぎゅっとしがみついてきた。
子宮口を肉塊でこんこんと突かれて、がくがくっと四肢を盛大に震わせてはしたなく喘ぎまくる。
「あぁぁあぅぅっ! また、イクっ、ひぃっ、ふわっ、ぁぁっ! だめ、だめじゃぁっ、イクときはっ、おぬしの精がほしいっ、あああっ!」
ぎゅううと抱きしめる力が強くなり、搾り取るように膣ヒダが痛烈に蠢いて陰茎をむしゃぶる。
あなたの腰にもじんわりとした痺れが溜まってきているので、いつ果ててもおかしくはない。
突き上げられるたびに蜜壺が締まり、ぷちゅっと白い汁を噴き出して軽い絶頂をしているようだ。
背中に赤く痕が残るほどに力を込めて縋りつく布都。
「らめらめぇっ、もう限界っ! イクイクぅ! あぁっぁっ、ひぃっ、あっ、ああぁぁああぁぁあ――――ッ!!」
四肢をあなたに絡ませて、今まで一番大きく身体を震わせる。
痛いくらいの締め付けに合わせて、布都の子宮の中へ熱い牡欲の滾りを流し込んだ。
射精に合わせて己の中へ愛する者の精を注がれている感覚に、白く染まった脳裏でもふわふわとした快感が身を満たしてくれる。
「あぅ、やぁ……ん、お腹のなか、あつくてたまらない……っ、ふわっ、ぁあっ♥」
布都の膣内に収まりきらなかった混じり液が繋がった部分からどろりと溢れだしてくる。
半勃ちになった陰茎がにゅるんと、彼女の中から押し出されてきたのを、慈しむような表情で布都は口に含んで掃除をする。
「あむっ、んふぅ♥ ちゅ、ちゅるる……っ、ずずっ、んっ、んんっ」
丁寧なフェラに心地よい疲労感に包まれながら、あなたもぽたぽたと汁を垂らしている姫割れを拭いてあげて、抱き合ったまま眠りについた。
朝、身体のべとつきが気になって目が覚め、同じように目を覚ました布都を連れて昨日の露天へ。
湯は普通に綺麗になっていたので、身体を清めてから浸かる。
まだ柔らかな日の光と朝靄にけぶる景色に心が安らぐ。
あなたの膝上に乗っかった布都と一緒にのほほんと寛げるこの時間。
「お腹減ったのぉ……昨日食べた山女魚の塩焼きは美味しかったの」
「それじゃあもう少しゆっくりしてから、朝餉でも食べようか」
「うむ、朝からふしだらかもしれんが、ぬる燗でほろ酔うのも悪くない」
しかし、自分の上で小ぶりなおしりが少し動くだけで、愚息はむくっと空を仰ぐ。
「……おぬしのココは元気だのぉ」
「あー、それだけ布都が好きだからってことじゃ……だめ?」
「くふふっ、好かれておるの。それ以上に我もおぬしのことを好いておるから許すぞ♥」
ちゅっと頬に口づけをして、微笑む。お天道様も山裾から顔を覗かしてきて一日が始まろうとしていた。