「聖さん、これどこに置けばいいですか?」
「ちょっと確認させてもらえますか……? ああ、これならこちらにお願いします」
あなたは命蓮寺の倉庫で埃を被った厨子などの清掃を手伝っていた。
ある程度汚れも落として倉庫内の風通しをよくし、虫食いなど無いかの点検は聖が行い影干しできる場所に経典などを並べていく。
必要な分の持ち出しと清掃を終えて縁側で汗を拭いて一休みしていると、冷たい緑茶を持って聖が傍へとやってきた。
「ありがとうございます。急なお願いでしたのに快く引き受けてくれて助かりました」
「こちらも特に予定はなかったから大丈夫ですよ。しかし聖さん一人でも平気そうだし、寺の人たちも動員すればもっと楽に終わったのでは?」
男のあなたですら動かすのに一苦労する荷物もすいっと動かせてしまう姿を見てしまうと、ちょっとだけショックは受ける。
「う~ん、寺の子が手伝ってくれればありがたいですが、少し物品に雑な扱いをしてしまうことがあるんです。
私じゃないと繊細に扱わないといけないものとか分からないですし、そうなると一人で作業するとどうしても時間はかかってしまうのが……」
その点どの物でも基本的に大切に取り扱うあなたの助けは聖にとってかなりありがたいものであった。
他愛もない世間話でも、聖が傍にいて微笑んでくれるだけでも手伝いに来た甲斐はあったというもの。
グラスに手を伸ばして偶然に手が触れ、どきどきして聖に横顔を見ると困ったような笑みが浮かぶ。
「でも、こんなによく手伝いに来てくれるのは嬉しいですが本当によかったのですか? 誰かと遊ぶ予定とかあるでしょうに、お付き合いしている人がやきもち焼きますよ?」
「いやぁ、友人とはそれなりに遊んでいますが日が暮れてから飲み歩くことが多いので時間は遅くても問題ないのと
女性とはいまいち接点がないので、お呼びがかかるようなことはあまり……」
苦笑するあなたの横顔を、もったいないといった表情で見つめている聖。
休憩を終え虫干しした経文などをもう一度軽く埃を払って倉に貯蔵しなおす。
日差しも若干強さを弱めて落ち着いた暖色に代わり境内を照らしている。
「お疲れさまでした。ちょうどお風呂がいい湯加減になっていますから、今回のお礼に合わせて入っていってくださいな」
「それではお言葉に甘えさせてもらいます」
命蓮寺の浴室は一輪などの寺で生活する子が多いため、里の銭湯ほどの大きな湯船があり洗い場も結構な広さがある。
河童の技術で間欠泉から温泉を引いているらしく、褐色のお湯がなみなみと湛えられている。
かけ湯をして埃や汗を洗い、湯に身を沈めるとちょっと熱めな温度が疲れた体に心地よい。
つい気の抜けきった声が自然と漏れて、身体の強張りも湯にゆるゆると溶け去っていく。
「湯加減はいかがですか?」
「ええ、ちょっと熱めな感じが逆に心地いいです……って、ひ、聖さん!?」
聞こえてきた声につい答えてしまったが、慌ててそちらに視線を向けるとタオルで前を隠した聖が脱衣所からやってきている。
布で隠されているとはいえ、タオルを押し上げるほどのたわわな胸、くびれのよい腰に長い脚はあなたの視線を釘付けにする。
「お背中流してあげようとしたのですが、ダメでしたか?」
「ダメなことはないですけど……、何故裸になっているのですか」
「一緒に入ってしまえば後が楽ですし、知らない仲じゃないので。だめでしたか?」
そんな恵体の一糸纏わぬ姿を見たくない健全な男子なんていないと声を大にして言いたい。
縁にタオルを置いてあなたの隣へ身を沈ませる聖。
湯船に髪が浸からないように軽く纏められて、沁み一つない綺麗なうなじがはっきりと見える
湯の色が濃いため水面下は良く見えないが彼女の身体が見えていたらそそり立つ肉棒も露わになっていただろうから助かっている。
ほんのりと頬が赤く色づいていき、汗もしっとりと聖の肌を艶やかに彩っていく。
「身体も温まりましたし、上がっても冷えたりしませんよ。どうぞ」
手を引かれて一緒にお湯から身体を出すと、彼女の前に垂直に近いくらい隆起した陰茎が露わに。
あら、と少しだけ恥ずかしそうな雰囲気と自分の裸体で大きくしてくれたことに悦びの色が聖の顔に浮かぶ。
椅子に座らせてからあなたの背中にぴったりと身を寄せて、豊満な双房が押し当てられている。
「あ、あの……恥ずかしいんですけれど」
「ふふっ、いいんです。私の裸を見て興奮してくれたのでしょう? それに私が洗ってあげたいんです」
泡立てた石鹸を手に取り優しく身体に塗り広げて、タオル越しに柔らかな聖の手が背中を洗い始める。
優しいながらも扇情的な動きがぞくぞくと心地いい快感を与えてきて、自然と呼吸が荒くなる。
背中を綺麗に洗いきった彼女は前にまで手を伸ばす。
腋から胸板にかけて手を動かし、むにゅむにゅと背中に押し付けられる乳房のせいでびくびくと肉塊は反応してしまう。
「ここも綺麗にしますね」
限界まで張り詰めた陰茎を聖のしなやかな手が包むように握りしめる。
泡立てた石鹸が滑りをよくしているため、痛みなど感じることはない。
逆に優しいながらも、気持ちのいい部分を丹念に擦り上げるような動きで自然に呻くような声が漏れてしまう。
「熱くて……硬い」
聖も洗うというよりあなたが感じている姿を見て法悦の色を浮かべ、強弱をつけて肉竿を擦っている。
引き締まった背中に乳房を押しつぶれるほどに寄せて、甘く勃起し始めている乳首をいじめて快感を得ていた。
広い湯殿に二人の荒い吐息が静かに響くのがお互いの熱を高めていく。
「ううっ、く……っ、ひ、聖さんっ、もう……っ!」
「大丈夫、このまま出してしまっても……っ、はぁはぁっ……」
きゅううと根本を摘ままれたまま、がくがくっと身体を震わせて陰茎の先端から若い牡汁を噴出させる。
それと合わせるように聖もぎゅっと抱き着いて、全身を打ち震わせた。
しばらくは快感と疲労の波に襲われて動けなかったが、後ろを振り向くように視線を動かせば上気した表情の聖が微笑んでいた。
手を差し伸べて前に引くように力を込めると、自然にあなたの前へ向かい合うように移動して跨るように座る。
「はむ……っ、んんっ、ちゅっ、ちゅるる……っ、ぁぁっ、ふぁっ、んっ♥ 熱くて蕩けそうです……っんん」
艶やかな唇に誘われてキスをすると、待ちわびていたように彼女も応えてはしたない音を響かせながら舌を絡ませあう。
汗の浮いた首筋から乳房に向けて紅い痕をつけ、舌先で這うように降っていけば切なそうな顔をする聖。
柔らかく張りのある双房の先にはつんと尖った赤苺が実っている。
熟したそれを口に含むと、ぷちゅっと音を立てて愛蜜が溢れて下腹を濡らした。
「あっあっ、ひぃっ、ぁんっ! いいっ、もっと吸って、んんっ! ふひゅっ、あぅっ、あふぁっ!」
舌の上でころころと飴のように転がして、引っ張るように吸い上げる。
少し乱暴なくらいに柔肉を揉みしだかれると、電気が走ったかのような快感が来て自然と涙が浮かんでしまう。
再び硬さを取り戻した陰茎も、とろとろに濡れそぼった聖の姫割れに亀頭部分が当たり、彼女が乱れるたびに蜜を増やしながら擦れてじーんとした快感が襲う。
乳房から口を離して、聖の顔を見つめるとこくりと頷きを返してくれる。
「はい……私の方も十分なので、あなたのソレを……挿れてほしいです♥」
もう一度キスを交わし、聖が軽く腰を浮かせて膣口と亀頭を合わせて位置を定め、甘く噛みあっている状態のままゆっくりと腰を沈ませていく。
「あっ、あぁぁ……っ、はいって、くるぅ……あ、あぅぅ、いい……っ」
ねっとりと柔らかく、それでいて心地よい締め付けをする聖の蜜壺内へ肉塊が埋もれていく。
普段の優しい微笑みの中に、妖艶さを交えた表情を浮かべている彼女に胸が高鳴る。
つい無遠慮に目の前のたわわな乳房に手を伸ばして、ぐにぐにと揉みしだけば緩急を付けてひだ肉が締まり痺れるような快感が襲う。
「んっ、ああっ、おっぱい好きなんですね」
「こんな立派なものを前にしたら、我慢なんて出来ないですよ」
「あふっ、結構邪魔になることも多いんですが、ぁあんっ、好きなようにしていいですよっ、ふあぁぁっ」
硬くなった先端の突起を口に含まれて、ちゅっちゅと音を立てて吸われるとびりびりと甘痒いような刺激が聖に与えられ、秘部が潤みを増す。
おっぱいにむしゃぶりつくのに夢中なあなたに代わり、円を描くような動きで腰を動かし肉付きのいいおしりがふるふると踊る。
時折欲求に負けて慰めることもあるのだが、元々敏感である胸も自分でいじるよりあなたに吸われ、引っ張られるのは数倍の快感をもたらしている。
「あひっ、ひぁぁっ♥ そ、そんなに吸っても、お乳出ないですよぉ、あんっ、でもいいっ、ひぃんっ!」
優しく頭を抱きかかえながら、ぐちゅぐちゅと淫らな音を立ててピストン運動を続ける聖。
硬く反り勃った陰茎が子宮口をごんごんと突いて、そのたびに脳裏で白い火花がぱっぱっと散る。
びくびくと痙攣が強くなって一段と張りを増していく肉塊に限界が近いことをお互い覚る。
「いいですっ、このままわたしの中にっ、熱いの注いでくださいっ!」
もう乱暴と言っていいくらいに無茶苦茶に乳房を揉みしだきながら、聖も口端からいやらしく涎を垂らし求め合う。
全身をわななかせながら、ぎゅううと抱きしめて彼女の本気で精を強請る言葉に脳裏が白く染まる。
「ああっ、イクイクっ、イっちゃううぅ――――ッ!!」
聖の最奥の中で爆発するように精液が噴出され、陰茎が何度も跳ねあがる。
密着し、繋がりあった身体から伝わる激しい痙攣が、歓喜の渦となって怒張を更に高める。
「あっあっ、すごい……♥ まだ出る……あふっ、溢れちゃいますよ……♥ んぁっ、あふぁっ」
かなりの量を出したにも関わらず、新たな白濁液が聖の子宮を灼く。
淫熱でとろりと溶けた表情で、自然と口を重ね合わせて慈しむように舌を絡ませあった。
心地よい虫の音が聞こえる。あなたは聖に膝枕をされてうちわで優しく扇がれている。
お互いゆったりとした襦袢に身を包んでいる。
「お風呂でちょっと張り切り過ぎましたね」
「面目ない……」
「いえいえ、私もちょっとハメを外してしまいましたし……」
軽い湯あたりみたいな状態で、このまま帰すには不安が残るので今日のところは泊まり掛けになってしまった。
「もしよろしければ、添い寝もしてあげましょうか?」
「ええっ!?」
「ふふ……っ、遠慮しなくてもいいですよ。嫌なら断ってくれても」
必死で首を振るあなたにニコニコと笑みを浮かべる。
そんな二人を虫たちは優しく見守っているようだった。