夜も遅く、もうそろそろ寝ようかと思った頃静かに戸を叩く音がする。
こんな時間にやってくるものなど、人であるわけがない。
効果があるかは使ってみないと分からないが、一応博麗神社のお札を手に戸の前まで行く。
「……どちらさまですか」
「こんな夜遅くにすみません。私です、茨木華扇です」
おそるおそる戸を少しだけ開けてみると、確かに彼女の姿がそこにあった。
「本当にすみません、家の中に入れてもらえないでしょうか?
もし不安でしたら縄で縛って身動きできなくしてもらっても構いませんから」
そこまで言われて放置しているわけにもいかない。あなたは彼女を家へと招き入れた。
彼女、華扇とは里の甘味所でよく顔を合わすことが多く、ふとしたきっかけで仲良くなった。
彼女の正体を知っても特に気負うことはなく、友人としてよく話をしたり時折お説教という名の御小言を
言われるのもまた楽しみとしてふとした時に会える日を楽しみにしていた。
目の前の彼女は申し訳なさそうに、軽く俯いていて少しだけ頬が桃色に染まっているように見える。
意を決したように顔をあげると華扇は口を開いた。
「こんなこといきなり言われて戸惑うかもしれませんが、しばらくの間ここに置かせていただきたいのです。
その理由として……」
都市伝説異変は一旦の収束を見せたが完全に消え去ったわけではなく、だからこそまた異変が起こらないよう
華扇は自主的な見回りをしていた。そんな中不意に奇妙な噂を聞いた。
少し道から外れたところに、妙な霧があってその霧に触れられると、淫靡な夢を見せられる……
というものだった。
その霧が発生している場所に赴いたが、そこには霧はなく、ただ少し桃色なもやのようなものが漂っていた。
華扇はそれを散らして詳しく検分をしてみたが怪しいところはなく、ただの噂かと考えて庵に帰った。
だが、しばらくして彼女は異変に気づく。身体が熱く火照り、服が身体に擦れると甘い痺れが起こる。
なにより、普段は大人しく従順なペットたちの目つきが変わり、時期でもないはずなのに発情の徴候が見られた。
直感でこのままだと、まずいことになると思った華扇は戸締りをして自宅を後にする。
「お願いします。この身体の異変が収まったらお礼をしますから、どうかここにいさせてください」
「そ、そんな。頭を上げてください。大丈夫です、困ったときはお互い様ですし、何より普段は華扇さんに
お世話になりっぱなしですし。異常が収まるまでずっと居てください」
平伏していた華扇に恐れ多いといった風に声をかける。あなたの許可を得た華扇はありがとうと安堵の笑みを浮かべる。
こうして奇妙な同居生活が始まった。
普段から節制をしている華扇だからか、家事や炊事はてきぱきと素早く丁寧にこなし
あなたが行うより家の中がすみずみまで綺麗に清められて、日々の食事も美味しいので毎日がいきいきと過ごせる。
ただ、時折発作のようなものなのか、顔を赤く染めて息が上がって少し喘いでいる華扇の姿を見ると
いつもの彼女と違い、異性を強く意識させてしまうことがあり、その際は静かにその場を離れることにしている。
いつものように一日が終わり、眠ろうと寝室の襖を開けると布団の上に正座をしている襦袢姿の華扇がいた。
頬が上気して荒く呼吸をしていて、切なげに揺れる濡れた瞳がすごく艶めかしい。
「ごめんなさい……こんなこと言うのは心苦しいのですが、私を抱いてもらえないでしょうか?
今までは自分を律したり、その……どうにもならない時には自慰で沈めていたのですが
もう、それでは抑えきらないところまできてしまっていて。
このままだと……本当に狂ってしまいそうなほどなのです……どうか」
「あ、う……。そ、それはいいんですけど、華扇さんは平気なのですか? 想いを寄せている相手とかは」
「えっ? あ、ああ……それは問題ありません。誰彼構わず身体を許したりなんてしませんし
それに……あなただからしてほしいんです。もう、ここまで言わないと分かりませんか?」
花が綻ぶような笑みを浮かべる華扇に、胸の奥が甘く疼く。
彼女の正面に腰を降ろすと、左手が優しくあなたの手に覆いかぶされる。
「あの、それじゃよろしくお願いします。華扇さん」
「……華扇、呼び捨てで構いません。そう、呼んでください」
もう一度彼女を名を呼ぶと、静かに目蓋を閉じる。薄い桃色の唇に自分のを静かに重ねあわせると
ぴくんと華扇の身体が跳ねた。
「んっ、んんぅ……、あっ、ふぁ……っ、ん、んん、ちゅ、……あぁ♥ はぅ……んん♥ んっんっ」
軽く触れ合うだけのキスを続けていると、華扇はあなたの背に腕をまわしてぴったりと密着してきた。
もどかしいというように、胸板に豊満な双房を押し付けておねだりするようにどんどんキスが激しくなる。
「はむっ……んふ♥ ちゅ、ずず……っ、んっ♥ ぴちゅ、んんぅ……、はぁ……あむっ、んふ……ぅぅ」
口を離した際につぅと銀糸が橋を紡ぎ、淫熱と情愛に蕩けた華扇の表情が美しくて愛らしい。
少しはだけている襦袢の胸元からはすぐにでも零れ落ちそうな乳房が弾んでいる。
布の上から華扇の果実をすくいあげると、手にずしりとした重みが伝わる。
痛くならないように加減をしながら揉み始めると、切なく身をよじりながら華扇が鳴く。
「あっ、んっ……ううぅ、ふあっ! ん、ひ、あ、ぁぁ……っ♥」
(ああっ、やだ……っ、胸が、じんじん痺れて……、あうっ、気持ちいい……)
自分の人差し指を軽く噛んで声を押し殺しながら、身体の芯が溶けてしまいそうな甘い声をあげる。
指が埋まるほどに柔らかく、それでいて弾力に富む華扇の乳房。
胸の先端が小さく布地を押し上げていて、その突起を指で触るとびくんっと身体が跳ねた。
(はぁ……はぁ……、布越しだと刺激が弱くて、物足りなく感じちゃう……もっと強くしてほしい……)
我慢しきれなくなり、あなたは襦袢の合わせに手をかけて胸を露わにさせる。
染み一つない華扇の双房が直にさらされ、呼吸と共に軽く揺れていて淡く赤色に染まっている。
「……いや、そんなにじっと見つめないでください。は、恥ずかしいです」
「あ、その……華扇の胸がとても綺麗でついじっくり見つめたくなって」
「もう、ばか……♥」
根本から少し強めに絞るよう掴んでみるが、んくぅ……と切ない声をあげるが苦痛の色は見えない。
むしろ多少乱暴にされた方が心地いいのだろうか、悦の色が浮かんできていた。
ぴんと尖って、ふるふると震えている濃い桜色に綻ぶ華扇の蕾を、ぱくりと口に含んで吸引する。
「ああんんっ!! いいっ、あ、んっ! いいの、気持ちいい……っ♥ もっと、吸って……っ!
んっんっ! ふあっ! あっ、ふわぁっ、あっ、あぁっ!」
幼子のように、音を立てて華扇の乳首を吸い上げる。口を離し、舌先で乳輪から先端までなぞりあげて
前歯で軽く噛んでしごいてみると、こりこりと芯を感じられる。
乳房に顔を埋めるように沢山のキスの痕を残し、交互に先端を吸う。
法悦に身をよじる華扇を押し倒し、腰の帯をほどいて全てを目の前の晒す。
細く引き締まった腰回りを手のひらで撫でまわし、可愛らしく窪んだ臍へ舌を差し込む。
「ふぃぃっ!? そ、そんなところ、舐めちゃだめ……ぇ! んんっ! あ、ああぁ!」
口では否定しても、丁寧に舌で臍を愛撫され、脇腹を擦られると甘痒い快感がぞわぞわと駆け上る。
そして臍から下腹部へ向かい、太腿を両手で広げると華扇の秘部が目の前に。
「あ、あぁ……、やっ、は、恥ずかしい……」
顔を手で覆い、消え去りそうな声で呟くが決してやめてとは言わない。
もっと見やすいように両膝を立てさせて顔を近づける。
甘酸っぱい乳製品のような香りがほのかにし、まだ少し開いただけの割れ目。
その下には少しくすんだ色のすぼまりが小さくひくついていて、華扇の秘園は淫靡であるのに愛らしい。
親指でふっくらとした陰唇を横に押し開くとサーモンピンクの淫花の奥が覗け、とろ……と蜜が溢れた。
「ひゃっ!? あ、い、いやぁ……そんなに見つめないで……」
ひくひく切なそうにしている淫肉に自然と舌先を伸ばして、ぺろりと舐めてみる。
途端にこぷりと愛液が清水のように増えて滴りだす。
ひだをひとつひとつ確かめるかのごとく、わざと水音を立てて愛撫を始める。
華扇の目じりには涙が雫となって盛り上がり、時折首を振るのに合わせてつうと顔横を伝い、布団に沁み込む。
「ぁあっ、……ん、ううぅっ、あっ♥ ひ、ぁぁ……んっ! あっあっ、にゃっ、んんっ!
あ、そ、そこ……もっと、あ……んふわぁぁっ♥ いい……いいよぉ……ああっ!」
ぽろぽろと涙を零しながらも、とろとろにふやけた顔で淫芯を愛撫されることに甘い嬌声をあげて悦ぶ華扇。
手を添えた程よく脂の乗った彼女の太腿が、刺激によってぴくん、ぴくんと震えて、その感触が心地いい。
より強く粘り香りも濃くなった蜜をちゅるっと音を立てて啜り
舌に乗せて包皮から半分頭を覗かせている淫核に塗りつける。
「ぁっんんっ! ううぅっ、ぁあっ! んあっ! ぁあっ!!」
蜜を塗されて、滑りがよくなった包皮を舌で嬲りながら陰核を裸にしていく。
強い刺激に敷布をぎゅっと皺が出来るほど強く握って快感の波に流されて失神しないように耐える。
ぴゅっ、ぷしゅっと軽く潮を噴く華扇の淫花。
そっと口を離すと、十分に濡れそぼり開花した姫割れに、ひくひくと尖りきった淫蕾。
まだ荒々しい呼吸を整えずに、優しく両手を差し出して微笑む片腕有角の仙人。
「はぁ、はぁ……もう、我慢できなくて、あなたが欲しくてたまらないんです……。
んくっ……わたしのなかに、きて……ください♥」
誘われるまま、彼女に覆いかぶさると背中に両腕を回されて抱きしめられる。
鈴口を陰唇に合わせ、ゆっくりと腰を押し進めるとほぼ抵抗なく膣内へと飲み込まれていく。
根本まで陰茎を受け入れた華扇の蜜壺はきゅうきゅうと締め付けるキツさもありながら
とても柔らかく、つぶつぶした箇所がカリ部分を刺激する。
「あの……キスして、んっ♥ はぷ……っ、ん、ふっ、じゅる……んんぅ♥
んっんっ、ふあ……っ♥ あん、もっとぉ……んぅ、んっんっ」
お互いの唾液を啜り、舌を別の生き物のように濃厚に絡ませあい、口づけを交わし合う。
とろんとした目であなたを見つめたまま、こくりと頷く。
軽く腰を引いたあと、華扇を肉杭で突き上げるとじゅぶっと音を立てて愛液が溢れだした。
「あ、……はぁ、ん……ふぁっ、あっ、あっ……。ぁ……んんっ! んぁ!
ひぅ……、もっと乱暴にしていいから、奥、突いて……っ♥ ああぁ! んっんっ! いい、よぉ……♥」
華扇の望むまま、少しずつ腰を打ち付ける速さを上げていく。こつんこつんと子宮口を陰茎で
突き上げられるのが心地いいのか、普段では見ることができない口端から涎を垂らしながら喘ぐ彼女。
細腰に腕を巻きつけて、身体を抱え起こして自分の上へ跨らせる。
目の前で弾む水蜜桃をわし掴みにして、硬くなっている先端の乳首を痛いくらいに吸い上げる。
「ああぁぁぁ――っ! んんっ! ふわ……ぁぁ! く、ぁぁ……!!
ぁあっ! あっあっ……ぁぁ、あっ! んんっ!」
ぐにぐにと形が変わるほど乱暴に胸を揉みしだかれる。
どんなに強く求められても快感に転化して、じんじんと全身を痺れされる電撃が華扇に流れる。
ぐぶっ、じゅぶっといやらしい水音を立てながら腰をくねらせて、淫乱に乱れる茨木華扇。
その姿は天女のように美しく、愛おしく映る。
手に吸い付くような柔らかくしっとりとしたお尻を揉み、捏ねる。
あなたの頭を抱え込むようにして、一層強く腰を打ち付け、陰毛にクリトリスが擦れるたびに
ぱちぱちっと白い火花が頭の裏ではじけて意識が飛びそうになる。
「あうっ! ひっ、らめっ、らめぇ♥ イクっ、もうわたし……イキそうっ! ぁぁあっ!
ひ、いぃっ……! ぁあっん!」
「華扇……華扇……っ!」
子宮口をこつこつ突き上げると、膣は奥へ飲み込むようなうねりをして陰茎を強く締め上げる。
もう限界に近く、ぱんぱんに張りつめたペニスはいつ関を切ってもおかしくはない。
ただ、彼女の名を呼ぶことしか出来ないことに、あなたも自分も絶頂が近いことを覚った華扇。
「んんっ! っんんっ! ……んんっ! あぅっ、くるっ、きちゃう……ぅっ!
出してっ、わたしのなかにあなたの精を……溢れちゃうくらいに、いっぱいっ!
ぁっ! ううぅっ、あぁあっ! ああっ! ぁあっんッ!!
らめっ、もう……イクぅっ!! あっぁぁあっぁぁぁ――ッ!!」
両手両足をあなたに絡ませて全身を密着させたまま、絶頂する華扇。
溜まっていた白い憤りを、彼女の蜜壺を全て満たすほどにごぷり、どぷりと何度も注ぎ込む。
熱い精を疼いていた腹部内に沢山流し込まれる感覚。
ぼんやりとした意識の中、得も言われぬ幸福感に目じりから涙の雫が頬を伝う。
そのまま射精が終わるまで、びくんびくんと身体を震わせながらあなたの体温を触れる肌から感じていた。
障子から差し込む柔らかい朝日と鳥の鳴き声。
まだ半分寝ぼけたまま、妙に心安らぐ柔らかいものがある。
数回まばたきを繰り返すと、華扇に抱きついて豊満な胸に顔を埋めていたことに気付いた。
「あ……起きました?」
「えと……おはようございます。いつから起きてました?」
「私も目が覚めたのはつい先程ですし、その……幸せそうにしてたのでついそのまま♥」
えへへと笑う華扇。一緒に上半身を起こして寝間着を軽く羽織る。
そうしておずおずと切り出してきたのは彼女が先だ。
「あ、あの……一応発作は収まったのですが、これで終わりとは思えなくて。
その、嫌じゃなければまた、抑えきれなくなった場合に、あなたの精を貰えますか……?」
「あ、は、はい……俺でよければ」
「……ありがとうございます。そ、その正式な手法ではないのですが房中術の効果も
少しは恩恵を得られると思いますので、身体の方もよくなるかも……?」
そして身体について乾いてしまって少し痒みを感じる体液を流そうと
風呂を用意したところ、恥ずかしがりながらも誘ってきた華扇と共に湯あみをし、ちょっとハメを外したのは別の話。