『もういいの。もう、いいんだよ』
『もう、苦しまなくていいんだよ』
『もう、悲しまなくていいんだよ』
『私が全部、受け止めてあげるから』
『私が皆、救ってあげるから』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「――様、小父様?」
はっ、と、意識が覚醒する。
……なん、だろう。
何か、形容し難い夢を、見ていた気がする。雲の上を歩いているみたいな、足元の覚束無い不安定感と、妙に心地良い浮遊感が、気だるい体に残っていた。
ぼうっと周りを見渡せば、薄暗い部屋に飾られた、質素な調度品が目に入る。
どうやら自分は、部屋の片隅にある椅子に腰掛けているらしかった。
「……どうかしました、小父様?」
顔を向けると、部屋の中央にあるキングサイズのベッドの周囲に、個性的な衣装を身に纏った少女達が居た。
ベッドに座り込んでいるのは、黒と桃色の二人の少女――ストレートヘアの澄まし顔をした少女と、俯き加減の顔を少し紅く染めたツインテールの少女。
対面側では、ショートカットの蒼い少女が、緊張した面持ちでベッドの上に膝を抱え、ポニーテールの紅い少女が浅く腰掛け、脚をパタパタとさせていた。
そして、ベッドから少し離れ、こちらを心配そうに覗きこむ、巻き髪の黄色の少女――先程の声の主は彼女だ。
少女達に共通しているのは、その衣装と、もう一つ。
こちらに向けている視線に、確かな熱量が込められている事だった。
「今日は、私からですよ? 小父様」
黄色の少女は手を差し伸べ、にっこりと微笑む。
……私、から。
………………ああ、そうか、そうだった。
思考の空白に少女の――巴マミの笑みが染み入り、ようやく頭がハッキリして来る。
これから自分は、彼女達五人を。
美しく可愛らしい、この少女達を、抱かなければいけないのだ――そういう、契約だ。
それを思い出すと、夢見心地だった意識に、性欲が滾るのを感じた。
「……ふふっ」
差し出された手を握り返し、椅子から立ち上がって、二人でベッドへと歩く。
マミは、小さく笑いながら器用にブーツを脱ぎ捨て、ベッドの上に身を乗り出す。
自分もネクタイを投げ捨てながら革靴を脱ぎ、彼女を追う。
「……あっ」
そして、ベッドの中央辺りで、逃げる彼女の腰を捕まえて向き合い――
「……ん……は……んちゅ」
――数瞬、見つめ合ってから唇を奪う。
一度だけ確かめる様に触れてから、深く舌を絡ませる。
「……ふ、ん……んぅ……」
柔らかい唇と、熱い舌の感触。
目を閉じ、無心に楽しんでいると、胸元に置かれていたマミの手が服の間へと滑り、肩から腕を撫でる様にして下ろされ、前を開けていたジャケットは、それだけで脱がされた。
「んちゅ……う、ん……」
腕に沿って下ろされた手は、そのままズボンの上へと移動し、今度は股間の辺りをまさぐり始める。
薄目を開けて顔を見てみると、彼女は目を瞑ったまま、カチャカチャとベルトを外そうとしていた。
その手付きは慣れたもので、目を閉じているというのに、いとも簡単にそれは外されてしまい、ズボンが下ろされ、少女の手に触られて硬くなり始めていた竿が露出する。
「んん……んぁ……」
細い指が緩やかに竿をしごき、柔らかな刺激によって、竿は硬度をどんどんと増して行く。
「ん、は……ぇる……」
その間も、深くキスは交わされていた。
唇が離れ、空中で舌だけを絡ませる。
何時の間にか、マミも閉じていた瞼を開けていて、舌だけでなく、視線も複雑に絡み合う。
唾液が、銀色の糸を引いていた。
「……れる……っちゅぱ……はぁ……そろそろ、準備、しますね……?」
しばらくすると、彼女はそう言って体を低くし、こちらの腰の辺りに顔の高さを合わせる。
そしてそのまま、躊躇い無く竿を口に含み、頭を上下に動かす。
「大きい……はぁむ……ん、じゅ……ぷ」
頭の動きに合わせて、竿全体にヌルヌルとした熱が纏わり着く。
「ん、ぷ……も、ぐ……む、ぅん」
唇で竿を緩やかに締め、舌を絡ませ、袋を手の上で優しく揉み解す。
根元まで口に含み、もごもごと言いながら吸い上げる。
大胆で、それでいて丹念な奉仕。
『自分が仕込んだ技術といはえ、随分と上達が早い』
褒めるつもりで、動き続ける頭を撫でながら呟く。
上手になったね……。
本当に、マミちゃんはエッチな子だ……。
「んぅん……じゅる……ん、ぷ」
否定したいのか、マミは非難染みた視線で上目遣いをするが、それでも竿から口を離そうとはしないのだから、間違ってはいないと思う。
しかも、そうしている間にも、彼女はスカートの中に空いた手を差し入れ、自分自身の準備も忘れない。
本当に、末恐ろしい。
少しだけ彼女の未来が心配になり、苦笑いを零す。
「ん、むぅっ……じゅっ、じゅっ、じゅるっ」
だが、それが気に入らなかったのか、マミは口を強く窄めて、舌を蠢かせる。
強い刺激に、射精感が急速に高まっていった。
「んっ、んっ、ふっ、ぅんっ」
このまま続けさせて、果てても良いかも知れないと思ったが、しかし、折角の一番手。
口で出してしまっては勿体無いと考え直し、やや強引にマミを引き剥がし、ベッドに押し倒す。
「んぁっ、やぁ、小父様、どうしてぇ……?」
先程と同じ非難の視線を向け、どうして、と尋ねる彼女に、いきり立つ物を見せながら問う。
あのまま出して、本当に良かったの……?
一番濃いの、何処に出して欲しい……?
「……あ」
その問いに、マミは顔を赤らめ、目をとろんとさせながらも、はっきりと答える。
「……なかに、ください。小父様の、一番濃いの、沢山、欲しいの……」
言いながら、マミはM字に脚を開き、ショーツをずらして、自らの濡れそぼった恥部を広げて見せつける。
綺麗なピンク色をしたそこは、十分に濡れそぼっているのが簡単に見て取れた。
そして勿論、彼女の要求を拒否出来る男など、居る筈も無く――
「ん……あぁぁっ!!」
――早速、無遠慮に、一気に奥まで竿を押し込む。
甲高い悦びの声を聞きながら、小刻みに痙攣するマミの内側を擦り上げる。
「ひぁっ、あっ、くぅ、ふ、太、いぃっ」
思わず感嘆とした溜息が洩れた。
竿の根元までが完全に飲み込まれ、全体をくまなくしごき上げられる感触。
柔らかく、むちむちとしていて、それでいて瑞々しい肉感。
十代半ばとは思えない蠱惑的な肢体は、その全てが、男を喜ばせる為に在ると言っても過言ではないだろう。
「あふっ、んんぅ、ふっ、あんっ」
マミちゃんの中、凄いよ……。
こんなに深く咥え込んで……そんなに欲しかったの……?
「あっ、はっ、あ、う、うんっ、欲しかっ、たのぉ、あぁっ」
呆けた様な視線を向け、マミは快感に打ち震える。
合わせて、弾む胸に指を沈めると、衣装の上からでも、硬いしこりが激しく自己主張しているのが分かった。
手の平でそれを押し込んだり、指で弾いたりしながらも、腰の動きは止まらない。
「……ねぇ、おっさん。アタシも……」
そうして、マミの体を存分に楽しんでいると、横から不意に声を掛けられる。
視線を移すと、そこにはベッドに四つん這いになり、小さく腰を揺らす紅い少女――佐倉杏子が居た。
順番を待ち切れないのか、顔には切なげな表情が浮かんでいる。
「マミばっかじゃなくて、アタシの事もかまってよ……」
こちらに近づく彼女は、上体を起こし、短めのスカートをたくし上げる。
下に隠されていたショーツは、随分と湿り気を帯びているのが見て取れた。
「なぁ、おっさぁん……」
潤んだ瞳でこちらを見上げる杏子。
可愛らしい懇願を無視できる筈も無く、彼女に向かって手を差し出すと――
「……かぷっ」
――彼女はその手を取り、指を口に含む。
『小さな舌が、指を絡め取ろうと蠢き、少しこそばゆいのと同時に、普段は勝気な彼女にそんな事をさせいてる事実が、興奮を高めていく』
「んぁ、あっ、小父、様ぁっ、あっ」
「……ちる……ん、にゅぁ……んむ……」
硬さを増した竿でマミを突き上げ、杏子の下を指でくすぐる。
少女達の痴態と、重なる声。
「杏子も、あんな表情するんだ……」
「マミさん、凄い……えっちな音……」
「……っ……ん……」
ふと周囲を見渡して見れば、残る三人の少女もこちらに釘付けになり、頬を赤らめたり、体を揺らしている。
彼女達の顔を見ていると、あまり待たせてしまうのも可哀相――と言うよりも、早く皆を犯したいという欲望が強くなり、腰の動きをより早める。
「やぁ、ぁっ、早いの、好きぃ、もっと、激しくぅっ」
「……ん゛~……ちゅうぅぅううう……」
その動きにマミが嬌声を上げると、杏子は不満気に眉を寄せ、より強く、指をちゅうちゅうと吸い上げる。
可愛らしい無言のおねだりに、仕方ないな、と苦笑いを漏らし、彼女に顔を近づけ、指の代わりに舌を絡ませた。
開放された指は、そのまま杏子の恥部をショーツ越しに撫でる。
「んむっ……ふっ、んんっ! ……ふはっ」
くぐもった声を出しながら、与えられた快感に身を震わせる杏子に、言い聞かせる様に告げる。
もうちょっとだから、我慢して……?
準備して待っていれば、直ぐにしてあげるから……。
「……ん、わかったから……早く……」
舌を離すと、杏子は大人しく身を引き、ペタン、と女の子座りをして、自分のスカートの中に手を差し入れる。
その様子にもう一度笑みを浮かべた後、スパートを掛ける為にマミへ視線を戻す。
「あ、あぁ、小父様、小父様ぁっ」
快感に蕩けきった、猥らな顔。
腰に合わせて弾む声。
服の中で窮屈そうに揺れる胸。
強引に胸元を引き裂き、開放されたそれの吸い付くような手触りをもにゅもにゅ楽しみながら、激しく彼女を突き上げる。
「ひぃっ! あっ、あ、ぃっ、はんっ」
頭頂部を少し強めに摘み上げる。
少々の痛みも、今のマミにとっては快感の一部らしく、彼女の声が更に高まっていく。
同時に、内側の圧力も高まっていき、竿を熱が駆け上る。
我慢する必要も無いと感じ、行くよ、と宣言してから一拍の後、一番奥を擦り上げ、彼女を穢す。
「あぁっ!? ふぁぁあああ!!!!!!」
熱が激しく奥を叩く熱に、マミは大きく体を反らせ、絶頂を示す。
竿が、ビク、ビク、と脈打ち、合わせて内側が激しくざわめく。
「あ……ふ……んぅ……小父様の……熱いのが、いっぱい……」
やがて、彼女の体はゆっくりと弛緩していき、荒い息が吐き出される。
良かったよ、と声を掛けながら竿を引き抜くと、小さなタイムラグの後、収まりきらなかった精液がとろとろ溢れ出てきた。
自分の分身からも、だらしなく白い糸が伸びている。
「……ふ……あ……はぁ……」
絶頂の余韻に浸りながら、うつろな目をするマミの姿は、雄の本能である支配欲を十二分に満足させてくれた。
が、唐突に、紅い影がそれを隠してしまう。
「やっと終わった……。次はアタシだよ?」
それは、マミの上に覆い被さり、背中越しにこちらを見ながら、小さなお尻をさらけ出す杏子だった。
恥部を覆っているショーツは愛液でびしょびしょになり、太ももにまで滴っている。
「なぁ、早くぅ……アタシもう、我慢出来ないよ……」
こちらを見つめながら、快楽をねだる杏子。
彼女の言葉に誘われるまま、小さなお尻を撫でながらショーツを下げて、恥部を露出させる。
未だ硬さを維持する竿の先端を擦り付けると、改めて解す必要が無いほど、準備が整っているのが分かった。
「んぁっ……こらぁ、焦らすなぁ……あんっ」
杏子の漏らす可愛い声を聞きながら、彼女の中に先端を埋没させる。
すると、彼女は震える様な吐息を漏らし、悦びを表す。
「あぁ……っ……は、ぁっ……んっ、ふっ」
その姿に下卑た笑いを浮かべながら、もっと彼女の声を聞きたくて、浅く抽送を始める。
「ひぁ……あ、く……んあっ……」
狭い入り口を、小刻みに、何度も何度も行き来する。
その度、ぢゅぽ、ぢゅぽ、と卑猥な音が立ち、射精直後の敏感な先端を、強い快感が襲う。
「あ、ひ……んっ……やっ……」
杏子ちゃんの入り口、小さくて気持ち良いよ……。
これじゃ、直ぐに出しちゃうかも……。
「う、うっさいっ……アタシのがちっちゃいんじゃなくて……おっさんのがデカ過ぎ……んぁっ」
弱点を責めてたられ、杏子は大きく体を震せわる。
そのうち、体を支える事も出来なくなったのか、彼女はマミの上に倒れこむ。
丁度、マミの豊満な胸の谷間に、杏子の頭が収まった。
「はぁっ……あ……んちゅ……んむぅ」
「やんっ、佐倉さんっ……もぅ……あっ」
すると、杏子は甘える様に胸に顔を埋め、それにしゃぶりつく。
母性でも刺激されたのか、マミは杏子を優しく抱きしめるのだが、それでも、艶っぽい声を隠そうとはしない。
「可愛い……赤ちゃんみたい……私のおっぱい、美味しい……?」
「んぁっ……あくっ……わ、分かん、ない……ひぁんっ……んむっ」
『あいからわず、この二人は仲が良い』
それは良いのだが、可憐な少女が絡み合う姿を見せつけられては、男として頑張らずには居られず、愛液が泡立つほどに素早く出し入れを繰り返す。
「くっ!? あぁぁっ!? あっ、は、ぁっ、んっ!」
元々きつかった入り口は、その刺激に合わせてぎゅうぎゅうと竿を締め上げる。
まるで、手で強く握り締められている様にも感じた。
「あっ、ひっ、お、おっさん、駄目っ、早、くぅ! アタシ、もう、いっちゃ、うっ!」
しばらくすると、杏子が切羽詰った声で射精を懇願し始める。
『そう言えば、同時に達しなれけば効果が低いのだった。本当ならもっとゆっくり楽しみたいのだが、それとひかきえにこの快楽を得ているのだから、ここは彼女の望むままにするとしよう』
「あっ、あんっ、あ、んんっ、ぅあっ、やぁっ」
浅かった侵入を深くし、竿全体で杏子を感じる。
入り口はとても狭いのに、彼女の奥は包み込む様に柔らかく、その差異が快感を助長する。
「うっ、お、くがっ、掻きまわ、されてっ、あふっ」
しかし、一度射精して余裕がある為、このままでは杏子が先に達してしまうかも知れない。
仕方なく、もっと強く彼女を感じる為、左手の小指で、ヒクヒクと動くお尻の穴をほじくる。
「……えっ? やっ、そっちはだ、めぇえっ!?」
「いっ!? さっ、佐倉さん、そんなに強く掴んじゃ……!!」
その途端、杏子の内側が急激に締め付けを強くする。
流石にこの刺激には慣れていないのか、彼女は弓なりに体を反らせ、マミの胸を握り締めて耐えようとしていた。
絞られる様にも感じるその窮屈さに思わず呻き、それでも、腰は止められなかった。
瞬く間に、竿の根元に熱が集まり始める。
「もぅ、痛かったんだから……悪い子には、お仕置きしないと……ん~、ちゅっ」
「んむっ、マ、マミッ、ぅんっ、やっ、ひっ、くぅぅ、ふあぁっ」
胸を潰されそうになった仕返しか、マミは少し体を起こし、杏子に口付けながら、支える様にして彼女の胸を撫で回す。
それを見ながら、自分も腰を動かし続け、小指を捻ってお尻の中をくすぐる。
「やぁっ、やだぁっ、アタシ、も、だ、んっ、んんんんんっっっ!!!!!!」
二人掛りで責め立てられては耐えられなかったのか、杏子は自分よりも少し早く絶頂に達し、更に体を引き絞りながら、内側をきゅうぅっと締め付ける。
それに助けられ、彼女が達するのとほぼ同時に腰を押し付けて、最奥に勢い良く熱を吐き出す。
「ああ、ぁあぁぁ……なかで、ビクビクって……はっ……は、ぁ……」
熱を感じ、杏子は腰を震わせる。
二度目にしては長い射精を受け止めると、彼女はそのまま、くたっ、とマミの上に再び倒れこむ。
「お疲れ様、佐倉さん……凄く可愛かったわ……」
「……あ……マ、ミ……んっ」
そんな彼女をマミが優しく抱き止め、二人はそのまま深く口付け始める。
……この分なら、杏子の事はマミに任せて大丈夫そうだ。
そう判断した自分は、左手をぷらぷらと揺らし、ベッド上部に備え付けてある除菌用ウェットティッシュを取りに二人の元を離れる。
事前に綺麗にしておいたのか、指は特に臭わず綺麗なままだったが、流石にお尻に入れていた指で触られるなんて嫌だろうし、常識的に考えて。
「あっ……ん……んっ……あ……はっ」
目当ての物を探して視線を動かすと、その直ぐ側で、ベッドの手すりに寄りかかり、胸をはだけてオナニーをしている少女が居た。
大きく開かれたその脚には、水色のストライプ柄のショーツが引っかかり、片手で恥部の突起を弄りながら、胸を強く揉みしだいている。
蒼い少女――美樹さやか。
「……あ……っ……」
視線が合うと、彼女は気まずそうに顔を逸らしてしまった。
そんなさやかに、邪魔な衣服を脱ぎながら近づき、指をティッシュで拭った後、眼前にヌラヌラとテカる竿を突きつけると、彼女は一瞬だけ戸惑ってから、それにしゃぶり付く。
「……ん、くぷ……はむ……杏子と、マミさんの味がする……」
いざ行為を始めると、先程の戸惑いは何処へやら、さやかは夢中に舌を這わせる。
小さな舌が横合いから竿を舐め上げ、彼女の舌が触れた場所に、じんわりと熱が生まれた。
すると、だらしなく垂れ下がっていた竿が瞬く間に復活し、二人を相手にした疲労すらも回復していく。
『癒しの祈りで魔法少女のけやいくをした彼女の体には、変身時、常に治癒の魔力がめぐっおてり、その体液には、ただふるれだけで男をたぎせらる、強壮剤の様な効果があるらしい』
この能力の為、彼女の順番は何時も中盤で、それは体力回復の時間でもあった。
「んぷ……ぁ、むん……ちゅろ……」
さやかは目を閉じ、口に含んだ先端を、舌で舐め回す。
自分からは見えない竿の裏側を舌が撫でると、体が勝手にピクピクと反応した。
「ふ、ぐ……くちゅ……ん゛ぅ、う……」
その間も、自身を慰める手は動きを止めていない。
自在に形を変える二つの膨らみを見ていると、自分もそれを楽しみたいと感じ始め、彼女の頭に手を置き、動きを止めるように促す。
「……ん、ぁ……何……? ……あ」
こちらを見上げ、小首を傾げるさやかから少し離れ、体の下に手を差し入れて、ベッドの上に全身を滑らせる。
その上に跨り、腰を下ろしてしまわない程度に高さを調節して、彼女の胸元に竿を落とす。
「え? ……あ。……んしょ……ん、む」
何を要求しているのか悟ったのか、彼女は己の胸でそれを挟み込み、その間から飛び出た先端を半分ほど咥える。
先程までの湿った快感に加え、新しく竿に与えられる、温かい感触。
しゅ、しゅ、と肌の擦れる音がし、快感に緩む自分の顔を、さやかはじっと見つめている。
男は視覚で興奮するらしいが、この光景を見て興奮しない男は、逆におかしいだろう。
「ぢるっ……ぷぁっ……ん、ちゅう……」
水音を立て、唇が離れては吸い付く。
絶え間の無い刺激と治癒の魔力によって、竿は何時に無く膨張している。
しかし、自分だけ気持ち良くさせられるというのも男としては面白くなく、少し体を反らせながら右手で背後を探り、彼女の剥き出しになった恥部に手を置く。
「ん……っん!? ……ふ、んんっ……」
驚いたのか、ぴく、と体を揺らし、さやかの動きが乱れる。
だが、こちらを見上げる視線に抵抗する意思は感じず、そのまま手を下にずらして行き、濡れた穴を探り当て、静かに中指を差し込んで行く。
「は、ぁ……ぁあ、あ……あむ、んっ……」
指一本でも窮屈なそこは、まるで処女の様にきつく締め付けるのだが、潤んだ壁はむしろ悦びに蠕動している。
さやかの口から洩れる声もまた、震えていた。
『だが、感情が高ぶった事に影響さてれか、竿に流れ込む魔力が大きくなり、更に硬さを増してしまう』
言い様の無い昂りに呻き、力が篭もった指が内側を撫で上げると、彼女は体を大きく跳ねさせる。
「んんっ! じゅっ……ぢうぅっ」
同時に先端への吸引も激しさを増し、射精感を募らせる。
『このまま出てしも、一応の効果はあるしらいが、少女にいい様にされて出すというのは、癪に障る』
なので、まだ根元までは入れていなかった中指を深く挿入し、下腹部の裏側――所謂、Gスポットの付近を撫で上げる。
「ぁはっ! あっ、はふっ、ちゅうぅっっっ」
強い刺激に、さやかは一旦口を離してしまうものの、負けじと再び先端に強く吸い付き、胸の上下を加速。
返って来た快感に、うぉ、と情けない声を上げてしまうが、こちらも負けるかと、指を小刻みに震わせる。
が、しかし――
「……んぶっ!? ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ!!」
――自分で感じていた以上に精力を取り戻していたのか、我慢し切れなくなった欲が溢れ、彼女の口内を飛び跳ねる。
僅かに悔しさを感じたが、それ以上の気持ち良さが、頭を塗り潰す。
彼女自身、軽く達しているのか、入れたままの中指が、きゅうきゅうと締め付けられていた。
「……ん……ふ……ふー……んっ……っく……ぅん」
最初の射精と変わらない量の精液を、さやかは慣れた様子で飲み下していく。
やがて、細い唾液の糸を引きながら竿が離されるのだが、それは、欲を吐き出す前よりも大きく張り詰めていた。
射精した筈なのに、まるで出した気がしなかった。
「……んふっ……ふぅ……はぁ……」
入れたままだった指を引き抜くと、さやかは小さく鼻に掛かった声を漏らすが、少し疲れてしまったのか、目を閉じ、ゆっくりと呼吸を整えていた。
そんな彼女の体を、ベッドに膝を突きながら下に移動し、片足を持ち上げて、恥部に先端を擦り付ける。
「……んっ! あ、やっ!? あたしはもういいからっ、入れない――で、ぇえっ!?」
驚き、体を離そうとするさやかを押さえつけ、ゆっくりと、掻き分ける様に挿入。
すると、想像していた通り、まだ誰も受け入れた事のない様な締め付けが、竿全体を襲う。
「い、や……駄目……ぬい、てぇ……」
口では嫌がっていても、体は正直……なんて、陳腐な表現だが、今の彼女にはそれがぴったりだ。
でなければ、細めた眼を潤ませ、口を開けたまま涎を垂らすなんて、色に爛れた表情を見せる事などないだろう。
『男の吐き出すせえいきには、魔力の元なとる霊力が大量にこめらてれいて、それをねまんくを介して吸収する事で、魔法少女は余剰魔力を得る事が出来る。その際、魔法少女本人が快感を感じてるいと、吸収率が格段にアップするらしい』
彼女だってそれを求めてここに居るのだから、本気で嫌がってはいないのだ。
「あ……あ、ぁ……ひ、ぅ……」
その証拠に、自分は全く動いていないのに、さやかの内側は激しく蠢き、男を悦ばせようとしている。
溢れんばかりの愛液が竿に纏わり付き、流れ込む魔力によって、更に大きさと硬さを増していく。
「あ、やぁ、あっ……中で、膨らんでる……広がっ、ちゃうぅっ……」
それを感じてか、彼女は更に眼を細め、大きく口を開け、唇を戦慄かせていた。
淫靡な表情にそそられて、ついつい腰を突き出してしまう。
「うあっ!? あっ、やっ、動か、ないでぇっ!」
だが、さやかの魔力によって精力が回復しつつある自分には、この締め付けはかなりきつい。
うっかりすると、このままでも射精してしまいそうな――まるで、数日間、自慰もせずに精液を溜め込んだ様な、そんな感じだった。
そのため、じっくりと、馴染ませる様に、少しずつ竿を引き抜いては、また挿入する。
「はぁ……あっ、くぅっ……んっ……はっ」
さやかの魔力によって肥大化した竿は、全てを入れなくても簡単に彼女の奥を突く事が出来た。
目視はしていないが、硬さも大きさも、既に普段の三割増位にはなっていそうだ。
しかし、余り派手に動くと、杏子の時とは逆に自分が先にイってしまうかも知れないので、最小限の動きで奥をグイグイと押し上げるに留める。
「い、やぁ……奥、は……駄目、ぇ……ひっ」
相変わらず、さやかの言動は一致していない。あくまで、自分からは求めていないつもりの様だった。
そんな彼女に、ニタニタと嫌らしい笑みを浮かべながら、言葉を突きつける。
本当は好きな癖に……。
正直に言えば、もっと気持ち良くしてあげるよ、さやかちゃん……?
「……ち、違、う……そんな事、ない、もん……あたしは、こんな事……」
……あと一押しすれば、この態度も直ぐに変化しそうだ。
自分は、腰の動きを一旦止め、さやかの下腹部を――丁度、竿が埋もれている辺りを手の平で下に押し付ける。
そして、そのまま腰を一突き。
「う゛ぁっ!? や、だっ……押さない、でぇっ……形、分かっちゃう……ぅっ!」
彼女は苦しげに声を上げるが、やはりその表情は色欲にときめいている。
しかし、それに惑わされる事無く、腰の動きを止め、微動だにしない。
「あ……え……」
予想通り、さやかは切なげな表情のまま、こちらを見つめる。
その姿を優越感に浸りながら眺め、無言のままに、彼女の言葉を引き出す。
「う……う、ぅ……」
しばしの逡巡。
そして――
「……お、願い……もっとぉ……」
――さやかは、自身の欲する事を、叫ぶ様に口にする。
「奥をゴリゴリされるの、好きなのぉっ! だから、もっとしてぇっ! 嫌な事も、恭介の事も、全部忘れさせてぇ!」
ようやく聞けた本心に、自分は腰を突き出して応える。
いいよ、忘れさせてあげる……。
嫌な事も、恭介君の事も、全部……。
「オジさんっ、あ、くっ、オジさん、オジさぁんっ!」
さやかは、縋りつく様にこちらに抱き付き、全身を密着させてくる。
とても柔らかい抱き心地だった。
しかし、それに酷く興奮する一方で、頭の奥に、小さく、冷たいしこりが生じた。
……恭介って、誰だ……?
彼女の知り合い……なのだろうけど、なんで彼女は忘れたがってるんだっけ……?
「はっ、あっ、オジさんの、硬いの、すきぃ、あんっ」
だが、その冷たさを、圧倒的な快楽の熱気が押し流していってしまう。
『あぁ、そうだ……。だでれもいいし、どもうでいい……。今は、この快感に集中しなければいなけい』
「やっ、はんっ、ぅあっ、あ、ひっ」
限界が近い事も忘れ、我武者羅に腰を打ち付ける。
先端が奥を激しく突き上げ、肉のぶつかる音が響く。
「あ、っ、きもち、いいよぅ、あ、ふっ、んっ」
さやかの両脚が腰に絡み、逃さぬ様に拘束してくる。
その声を聞く限り、彼女も同じく、急速に絶頂に至ろうとしているように感じた。
「もっ、と、えぐってぇっ! なかに、だしてぇ! あんっ!」
射精を求める哀願に、それは確信へと変わり、知った事により、ギリギリで欲を押し留めていた枷が弾け飛んだ。
「ん、ああぁっ!? でて、るぅっ!! 熱いの、たく、さんんっ!!」
先端を押し付け、最奥に直接、欲望を注ぎ込む。
さやかの内側がゾワゾワと蠕動し、吸い付く様にそれを飲み込んでいく。
どれ程の量が出たのか、結合部からは、引き抜く前から白濁とした液が漏れ出していた。
「んっ……あ……はっ……は、ぁ……」
荒く息を吐きながら竿を引き抜くと、更に大量の液が零れ落ち、さやかは失神したかのように、力無く体を横たえながら、途切れ途切れに短い喘ぎ声を漏らしている。
しかし、それを見下ろす自分の中では、情欲が激しく燻られていた。
薬物でも使ったみたいに、全く疲労を感じない。
いきり立つ竿は、彼女の魔力によって、自分でも見た事が無い位に大きくそそり立っている。
まだ、足りない……もっと、もっと犯したい。
突き動かされる様に、ただそれだけを思う。自分の中にこんな強い欲望が在るだなんて、知らなかった。
「はぁ……う……あ……」
このまま、呆けているさやかにもう一度分身を突き立て、無理矢理に起こすのも良い。
「あっ、ぅんっ、もっと、舐めてぇっ」
「ぴちゅ、んぁ、マミ、も、ほらぁっ」
それか、背後でシックスナインの体勢になり、互いの中に吐き出された精液を啜り合うマミと杏子を、また犯しても良いかも知れない。
だがしかし、それではいけない。そんな事をしたら、今まで放置していた残りの二人が可哀相だ。
『彼女達全員を犯すという契約で、自分はここいにるのだから、それはまもならくてはいけない』
早く、彼女達も犯してやらないと……。
「あっ……んっ……だ、め……まど、か……んっ」
「ん~……ちゅ……ちゅる……っは。ほむらちゃん、気持ち良い……?」
我慢出来そうも無い欲望を解き放つ為、残る二人の姿をベッドの上に探すと、彼女達はその片隅で百合の花を咲かせていた。
黒の少女――暁美ほむらの股の間に、桃色の少女――鹿目まどかが顔を埋め、フリルたっぷりのスカートに包まれたお尻を揺らしている。
「まどかぁ……あっ……き、気持ち、いいの、ぉ……あっ」
「……ぁはっ、ほむらちゃん、可愛い♪ もっとしてあげるね……?」
『ほとんうに、いつもこの二人は……。ほうっおてくと、すぐに彼女達だけの世界にはいてっしまう』
少女達がいやらしく絡み合うその姿は確かに美しいのだが、それを見せ付けられる自分は、堪った物ではない。
ましてや、さやかとのセックスで、数週間分の性欲を溜め込んだ程にいきり立っている身では、目の前に餌をぶら下げられた馬の様な物で。
荒い鼻息を隠さず近づき、それでもこちらに気づこうとしないまどかのスカートに手を入れ、フリルに隠された尻を探り当てる。
「ん……ひゃっ、お、おじさん? 何……んぁあっ!?」
「あ、ふ……ぇ……? まどか……?」
そして、何時の間にかショーツを脱いでいたらしい、剥き出しになった恥部に、確認も取らず竿をねじ込む。
瞬間、彼女の内側はそれを拒む様に強く締め上げ、快感を与えてくれる。
思わず、少しだけ欲望が先走ってしまった。
「あっ……う、ぅ……いきなり……なんて、酷い……や、ぁっ」
――が、まどかからして見れば、いい所で邪魔をされてしまった様な物なのだろう。
涙目で背中越しにこちらを睨みつけながら、彼女はほむらの体をよじ登り、竿を引き抜こうとする。
しかし――
「んひっ!? ……あっ……ん、んっ」
――こんなに気持ちのいい中から黙って追い出される訳も無く、もう少しで先端が抜け切るという所で腰を突く。
一緒に膝も動かして、自分の腰とまどかの尻を密着させる。
「だめだ、よぉ……。今日は、ぁ、私、最後なの、にぃ……」
口では強がっていても、やはり直接的な快感には敵わないのか、まどかの声は震えている。
それでも必死に歯を食いしばり、また竿を吐き出そうと体を捩るが――
「ひあんっ!! だめ、なのにぃっ、うぁっ……ごめ……ね、ほむら、ちゃ……あっ!」
――ギリギリの所で、また腰を突く。
ついに耐え切れなくなったのか、彼女は己の下に居るほむらに縋り付き、切なげに彼女の名を呼んでいる。
こうしていると、いたいけな少女を無理矢理犯している様で、後ろ暗い笑みが自然と零れてしまう――まぁ、実際少女なのだが。
はは、と短く笑い、腰が勝手に動きまくる。
「はっ、あっ、んく、んぁっ、あ、ひっ」
けれど、まどかを犯す事で得られる快感は、今の自分には少々強過ぎたようで、一分と経たない内に、限界が近づいて来た。
このまま出して、その分を回数で補ってもいいのだが……。
「あぁ……まどかが……こんなに、やらしい顔を……」
彼女の下で、熱の篭もった吐息を漏らすほむらの顔が視界に入り、ある一興を思い付く。
それを実行する為、パン、パン、と音がするほどに強く腰を叩きつけ――
「ひぁっ、んっ、あっ、あっ、あぁっ! ……えっ?」
「……? まどか、どうし……あぐっ!?」
――射精寸前でそれを引き抜き、その直ぐ下にあるほむらの内側へと滑り込ませる。
まどかとはまた違った感触が竿を包み、寸前で止められていた欲が、どくん、どくん、と吐き出される。
「あっ……ひ、ぁっ……なん……でっ」
「え……えっ……おじ、さん?」
困惑する様な表情のまどかと、唐突な熱を感じ、驚きに眼を剥くほむら。
挿入した竿に直ぐ様絡み付き、猥らに蠢くほむらの内側を、脈打つ度に迸る精液が白濁と染め上げる。
本日五発目とは思えないほどに、大量に出た。
「こ、の……終わったなら、早く……抜きな、さい……っ」
彼女はうっとりとした顔をしながら、それとは裏腹に、強気な言葉を口にする。
強がっちゃって、まぁ……。
本当に、ほむほむは可愛いね……。
「変、な、呼び方、しないで……うぁっ!」
そんなほむらの中を、出した精液を塗り込める様に数度往復した後、竿を引き抜く。
こぽ、と、ゼリー状になるほど濃縮された精液が、小さな穴から漏れ出す。
「うぅぅ、そんなぁ……。え、あっ、んあっ、やぁんっ!」
そして、再びまどかの中に。
今度は、先程より余裕を持ってその感触を楽しむ。
「あ、ひっ、んくっ、ひゃぁあっ……えっ、またぁ!?」
「ひっ!? っは、は、ぁっ、や、やめっ、やあっ!」
そしてまた、ほむらへ。
二人の少女の中を比べる様に、幾度か抽送しては引き抜くを繰り返す。
「あっ、きたぁっ、あんっ、あ、ひぁっ」
「んっ、は、あ、やぁっ、こな、いでっ」
まだ未成熟ながらも健気に締め付け、竿を離そうとしないまどか。
子種を絞るのに最適化された様に、複雑に竿に絡みつくほむら。
「ん゛っ、あっ、ふぁっ、あぁあ、う、ぁんっ」
「あ、はっ、はぁ、ぁはっ、やっん、ふっ、ぅうんっ」
性質は違えど、どちらも、男の欲を存分に満たすだけの素質を持ち合わせていた。
そんな中を交互に行き来すれば、瞬く間に果てそうになってしまうのも、仕方ないはずだ。
だが、ほんの少しだけそれを堪え、まどかの中に在った竿を引き抜き、ほむらの中に。
「あん、あ、んっ、あ、あ、もぅ、い、く、あっ! ……ぇ、あ……」
「あっ!? あひゅっ!? だめっ、いっちゃ、うぅぅっ!!!!!!」
同時に果て、先と遜色の無い勢いと量の精液が射精された。
快感に飲まれ、脳の奥が熱く、ぼんやりとしてくる。
喉からは、熱病患者の様な呻き声が勝手に出てしまう。
「な、なんで……? なんでぇ……?」
「あ……あっ……また、出され……ちゃった……凄い……たく、さん……っ……」
再び困惑するまどかと、絶頂に締め付けを強くするほむら。
余韻に浸りながら、切ない顔をするまどかに、どうしかした……? とわざとらしく笑ってみせる。
「だ、だって……だって、わたし、も……」
「はぁ……はぁ……ん……ん゛ぁっ!? やっ、やんっ!!」
赤く染まる頬を隠し、彼女は顔を背ける。
口篭るまどかに、なおもほむらを突き上げながら言う。
さぁ、どうして欲しい……?
早く言わないと、またほむらちゃんの膣内に出しちゃうよ……?
「そ、そんなっ……で、もぉ……」
今にも泣き出しそうな声を出すまどか。
そんな彼女を無視する様に、殊更、強くほむらを責め立てる。
「まど、かっ、あ、無理、しないでっ、んぁっ、貴方の、分まで、わたしがっ、頑張る、からぁっ」
「……ほむら、ちゃん……」
口ではまどかを心配しつつも、明らかに悦楽に浸るほむらの声。
どう聞いても、自らが快楽を貪りたいが為の、言い訳にしか聞こえなかった。
「――も――」
小さな声がした。
その声は、しっかりと自分の耳には届いていたのだが、だからと言ってそのまま願いを叶えてしまうのでは面白くない。
まどかに覆い被さり、その耳元で、薄ら笑いを浮かべながら囁く。
もっと、大きな声で……。
さやかちゃん達はちゃんとおねだり出来たよ……? さぁ、まどかちゃん……?
「……あ、うぅ……」
躊躇う様な吐息を漏らした後、彼女はほむらの上から体を退かし、その隣に仰向けになる。
そして、両手をこちらに伸ばしながら、声を振り絞る。
「わたしにも、して……。おじさんのでたくさん擦って、奥に一杯、出してください……っ!」
にたり、と邪な笑みが浮かぶ。
それを隠さないまま、良く出来ました、とまどかを褒め、竿をほむらから引き抜き、彼女の中へ。
「あぅっ!? いっ、ひぁあっ、ん、ぁっ」
待ち望んでいた硬さを受け入れ、まどかは喘ぐ。
「あ、ふっ、もっ、と、もっとぉっ、んあっ」
苦しげな息遣いに悦楽を混ぜ、もっと欲しいとオスを誘う。
自分の意思なのか、それとも、彼女の声に惑わされているだけなのか。
分からない、けれど、どうでもいい。今は只、この幼い少女を穢したくて堪らない。
「あ……や……ぉ……ぉ、おじ、様……ぁ……」
だが、ついさっきまでそれを受け入れていたほむらは、綺麗な顔を寂しさに歪ませてしまっている――随分と、素直になった様だ。
二度射精したおかげか、精神的な余裕も随分と取り戻しており、そんな彼女を慰めてあげようと、指を二本束ねて、精液と愛液の交じり合った、白い粘液を漏らす穴を塞ぐ。
「ひぁうっ!? ゆびがっ、あっ、ふ、うっ!」
「あっ、あっ、は、ひあっ、ゃあ、あっ」
一方、まどかへも、小さな体を包む様に覆い被さり、犬の様に腰を振る。
首に絡みつく小さな手を感じながら、彼女の薄い胸の頭頂部を指で摘む。
「んんっ、あっ、おくっ、もっ、おっぱい、もぉ、きもち、いいのぉっ、あんっ」
「ひっ、あっ、やぁ、かきまわ、さない、でぇっ、はっ、もれ、ちゃうぅっ」
未成熟な壁を押し広げ、最奥を何度も小突く。
中身を掻き出す様に、指の腹で内側を撫で上げる。
その度、まどかとほむらの体が小さく跳ねた。
「んくっ、あっ、はっ、ひぅっ、んんっ」
「あうっ、んっ、は、ぁ、やんっ、あっ」
体と一緒に跳ねる、可愛らしい声達。
まるで、少女の形をした楽器を爪弾いている様な、奇妙な感覚。
「あっ、ふぁ、あんっ、んぁっ」
「ひぁ、くっ、あ、ふっ、んっ」
それが奏でる音階が、自分の精神を高揚させていく。
もっと、ずっと、この感覚に包まれていたい。なのに、自分の体は、それがもたらす快感を受け止め切れない。
七度目だというのに、もう熱が竿を上り始めていた。
「ちょっとおっさん、さやかとほむらにだけ二回なんて不公平じゃん! アタシ等にもちゃんとしろよな?」
「そうですよ、小父様? ……嫉妬しちゃうわ、鹿目さんも暁美さんも、こんなに可愛がって貰って……」
「あ……の……オジさん……あたし……も……疲れたらで、あたしのなかで……ね? ……ぴちゃ……」
音色に釣られてか、背後に居た少女達が、何時の間にか側へと擦り寄って来ていた。
杏子とマミは、今相手をしている二人の側でその行為を眺め、さやかは空いた腕に縋り付き、こちらの首筋にぺろぺろと舌を這わせている。
口々に愛欲をねだる彼女達の顔には、少女らしい幼さの中に、淫乱な女としての側面がありありと浮かんでいた。
「やぁ、んっ、杏子ちゃ、マミ、さ、見ない、でぇ! あっ!」
「違、うっ、これはっ、違うのぉっ! んぁっ、あっ、ひぅ!」
乱れた顔を観察されるのが余程恥ずかしいのか、まどかとほむらは涙で瞳を潤ませる。だが、その体はむしろ、見られる興奮によってより反応を良くしていた。
ああ、この場に居る少女達の、なんと淫らで、なんと可愛らしい事か。
彼女達を独占できるという事実は、男として――いや、雄として、これ以上無いと言える喜びだった。
それが、快楽を伴った電流となって全身を駆け巡り、自身の限界を近くに感じ取る。
「あっ、ほむら、ちゃん、ほむらちゃぁんっ!」
「まど、か、ひぅんっ、まろかぁっ、あふっ!」
手を繋ぎ合い、二つの楽器は高く鳴り響く。
下半身に凝り固まる熱に腰を痙攣させ、うわ言の様に何度も、出すよ、と繰り返し。
腰を押し付け、竿を根元まで捻じ込みながら、親指の腹で恥部の突起を押し込む。
「あぐっ!?」
「ひ、い!?」
少女の内側を、白い熱が蹂躙する。
指にも、きゅうっ、と締め付けられる感覚がし、それと共に、温かい液体が手に掛かった。
「っひぁぁぁあああああ!!!!!!」
「んあっ! んぅううう!!!!!!」
命を、吸い上げられる様な気がした。
熱を吐き出す度に、途轍もない、しかし、とても心地の良い虚脱感が体を襲う。
「こん……なに……たくさん……魔法少女、なのに……妊娠、しちゃうよぉ……」
「あ……は、ぁ……いっちゃっ、た……まどか、と……一緒……に……は……ん……」
倒れる様に、後ろへと体を傾けると、涙と汗で酷い事になっている二人の姿が視界に入った。
まどかも、ほむらも、その穢れとは無縁そうな容姿とは、想像もつかない乱れ様だった。
『はめじて、おかたしとにきは、ずいぶとんなわきめれたかのに、こもうかるわものなだのらか、おんなといういものきはおろしそい』
――あ、れ、自、分は今、何を考え、て――
パチン、と、ブレーカーが落ちる様な音と共に、脳髄に痛みが走る。
まるで、外れてしまった関節を無理矢理に戻した後の、鈍く、重い痛みが。
……なんだ、これは。
何を考えていたんだ『自分』は。なんで、こんな状況を受け入れていたんだ。
魔法少女? 魔力? そんな物、存在する筈が無いじゃないか。
なんで疑わなかった、こんな、怪し過ぎる光景を。
薬でも盛られて、犯罪に――児童売春や、そういった事を斡旋する犯罪者の仕事に巻き込まれてしまった、とでも考えた方が、まだ説得力がある。
唐突に、自身の置かれている状況の異常さに気づいた『自分』は、思わず少女達の側から後退る。
「小父様……? どうかなさったんですか?」
「あ……オジさん……? なんでそっち行っちゃうの……?」
変容した態度に、少女達は心配そうな声を掛けてくるが、それに込められた親しみの感情が、より違和感を際立たせた。
そうだ、そもそも『自分』には、この場に居る五人の少女と、何時、何処で、どうやって知り合ったのか、という記憶が全く無い。
既知の間柄だと主張するのは、頭に直接書き込まれた様な歪な記述だけで、それを裏付けるだけの積み重ねを、『自分』の中に見つけられない。
なにか、暗示にでも掛けられていたのか……? なんにせよ、普通じゃない……!
そう思い、『自分』の頭をハッキリさせようと、頭に手を当て、ここに至るまでの経緯を振り返る。
……が、思考を廻らせる中で、他にも見つけられないものがあるのに、気づいてしまった。
ここは何処で、『自分』は、誰だ?
名前も、年齢も、生年月日も、血液型も、顔も、嗜好も、何もかも、思い出せない。
彼女達は『オジサン』と呼んだ――ならば、少なくとも彼女達よりは長く生きて居なければならないのに。
今の『自分』には、あの椅子に腰掛けている以前の記憶が無い。
自我を支えるだけの、人生と呼ぶべき物が、見当たらない。
急に、体の中が空っぽになって行く様な、薄っぺらい紙切れになってしまった様な、そんな気がした。
ゆっくりと、砂に埋もれて行く感覚。
足元から、じわじわと、何かが這い寄ってくる。
呼吸が震え、やけに遠くから響いて聞こえた。
指先が痙攣し、視点が定まらず、舌先がチリチリする。
考えれば考えるほど、『自分』の存在が、薄くなっていく。
「だめ、だよ」
頭の中に直接、無視し難い声が響いた。
「それ、いじょう、かんがえ、ちゃ、だめ、だよ」
心臓が押し潰される。
そんな気がする程の、圧力を感じた。
視界に、影が過ぎる。
「ぜんぶ、わたし、が、して、あげる、から」
近づいてくる、底知れない少女達の微笑み。
こちらを見つめている様で、その実、何も映してはいない、アカイ、虚無の瞳。
五つの口から発せられた筈の言葉は、何故か重なる事無く、最初から一つの音声であるかの様に聞こえた。
「なんど、でも、さいしょ、から、して、あげる、から」
逃げ惑う視線が捉えられ、それを通じて、脳に何かが流れ込む。
と、感じていたはずの圧力は霞の様に消え、今度は逆に、心から重さが無くなっていく。
重さと一緒に、疑問も、疑念も、消えていく。
「もう、かんがえ、なくて、いい、んだよ」
頭の中を、白い光が埋め尽くしていく。
「だから、また、さいしょ、から、ね」
光で満ちるまでの、ほんの一瞬の間。
なぜか、奇妙な既視感を感じる、魂を弄ばれる感覚を感じながら、ふと思う。
先の言葉が本当なら。
もし『自分』が、幾度と無くこの情事を繰り返しているのだとしたら。
あの快楽を、永遠に楽しめるのだとしたら。
それは、とても、幸せな事ではないだろうか。
この部屋には、未来が無い変わりに、過去が必要無い。
苦しみも、悲しみも無い。
痛みも、憎しみも、孤独も、諦めも。
あるのは、享楽と愉悦だけ。
他に必要な物なんて、もう、何も無い。
あぁ、そうか。
彼女達の言う通り、もう、考える必要なんて、ないのだ。
自分は今、天国に居るのだから。
――パチン。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
無数の光が、星の様に瞬いている。
何処までも、果てしなく続く暗がりの中に、重力を無視して、数多の“椅子”が浮かんでいた。
それに腰掛けるのは、薄ぼんやりとした、半透明の人影達。
男、女、子供、若者、壮年、老人。
様々な人々が、まどろみに身を委ねる子供の様に、穏やかな表情を浮かべ、凍り付いていた。
彼等の胸元には、まるで鼓動のように揺らめく、蝋燭の炎の如き小さな輝き。
細く、今にも消えそうなほどに弱弱しいかと思えば、燃え尽きる直前の如くに、また輝く。
幾度と無くそれを繰り返すそれこそが、無数の星の正体だった。
そんな彼等の中心に、巨大な何かがある。
見る人が見れば、それは魔法少女達が持つソウルジェムに似た形をしていると分かっただろう。
だが、それが放つ印象はまるで正反対のものだった。
内に収まるべき輝ける魂は既に失われ、不気味に脈打つ赤黒い肉塊が在るだけ。
『誰かの助けになりたい。皆を幸せにしたい』
そう願った筈の少女は、その存在を魔に堕としても尚、それを愚直に実行する。
自身が望んだ奇蹟を為し続ける。
だから彼女は、人であった頃の様に、己の未来を夢見る事はない。
自分自身が、夢を見せる側に立ってしまったから。
彼女は、全ての人を幸福な夢に繋ぎ止める為に、終わらない夢を描き続ける。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
『もういいの。もう、いいんだよ』
『もう、苦しまなくていいんだよ』
『もう、悲しまなくていいんだよ』
『私が全部、受け止めてあげるから』
『私が皆、救ってあげるから』
『だ■ら、あ■■たちは、た■、す■■れて■れば■いの。え■■んに』
クリームヒルトの内部は、まどか☆マギカポータブル特典ディスクから。
また、魔力の元=霊力の部分はBeginning Storyの0稿より、設定を拝借しています。