※この作品はR-18です。

魔法少女まどか☆マギカR‐18   作:七音

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【加害者は】少女K・Kの場合【どっちだ】

 

「うわ……これ、が、男の人の……」

 

「ふふ、怖がらなくても大丈夫よ。すぐに愛しくて堪らなくなるから」

 

「ホントかなぁ……」

 

 

 全裸になった男の股座に、二人の少女。

 誰もが眼を奪われるその美少女達は今、気安い会話と裏腹な行為をしようとしている。

 眼前にそそり立つのは、男の象徴。

 ベッド上に腰掛ける俺の前で、織莉子と呉はそれぞれに座り込み、吐息へ反応する竿を凝視していた。

 

 

「それじゃあ、まずは私がお手本を見せるから。よく見ていてね」

 

「う、うん……」

 

 

 素直に頷く呉へ微笑み、織莉子が顔を寄せた。

 細い指が掛かり、一瞬だけこちらに視線を投げた後、躊躇いなくそれを頬張る。

 

 

「はぅむ、んっ……ん……ふ……んふ」

 

 

 湿り気が先端へ覆い被さり、その熱が快感を生み出す。

 慣れた舌遣いが絡まって、やわい唇が竿を上下に。

 

 

「ふは、おいひ……ぇる、ん、ちゅう、じゅるっ……はふ」

 

 

 落ちてきた髪を上げながら一度吐き出し、唾液でテカる先端の穴をほじる。

 跳ねる竿に吸いつき、啜りながら指がしごく。

 

 

「んく……ん……ん゛……んちゅ」

 

 

 まだ両手で数えられる位しかさせていないというのに、そのテクニックは熟達していた。

 何も言わずとも望まれることを察し、巧みに刺激を変えて悦ばせようと愛情を注ぐ。

 俺が駄目になったのは、きっとこの溺愛のせいもあるだろう。

 

 

「ぷあ、ふぅ……。キリカも、したい?」

 

「……ゎ……え、え!? ワタシ、は、その……」

 

 

 織莉子が場所を空けて、呉に尋ねる。

 眼を皿の様にして観察していた彼女は、織莉子と竿とを見比べ、長く沈黙。

 そして、おずおず手を差し出す。

 

 

「うわ、ゎ、硬ぃ……。えっと……こ、こう? ……れる」

 

 

 指で恐々なぞった後、何度か熱い舌が舐め上げる。

 ちゃんと出来てるぞ、と頭を撫でてやれば、顔から緊張が抜け、躊躇いながら口に含む。

 

 

「ん゛……なんふぁ、<ruby><rb>ヘフ</rb><rp>《</rp><rt>エグ</rt><rp>》</rp></ruby>い……。ぅん、んっ」

 

 

 正直な感想を漏らすも、止めようとはしない。

 口内はまだまだ緊張していて、硬い頬肉を感じる。

 歯を立てないだけ上出来なのだろうが、やはり織莉子に比べると児戯に等しい。

 

 

「んっく、はぁ……これも、間接キスに、なるのかな……はむ」

 

 

 ――が、その拙さは意外な効果を発揮していた。

 見よう見まねのフェラチオ。ざらついた舌。高い体温。

 織莉子とは何もかもが違うのに、彼女へ仕込んでいる時の感覚を思い出し、興奮する。

 ほんの少しだけ、物足りないけど。

 

 

「キリカ。ちょっと……」

 

「ふぁ?」

 

 

 すると、それを敏感に察知した織莉子がサポートに入った。

 先端だけが咥えられ、深く飲みこめずにいる竿の下半分。

 下へ潜り込んだ彼女は、横からそこを責め立てる。

 

 

「貴方はそのまま、ね? ……ん~、ぁむ、んっ」

 

「んぐ、ふ、ぅん……ちゅ、ちゅぅうっ」

 

 

 呉は先端に集中し、眼をトロンとさせながら舌を絡ませ、ちゅぱちゅぱ吸いつくのを覚え始める。

 一方の織莉子は、つー、と袋の方まで下がり、到達するとそれを含んで唇だけで優しくマッサージ。

 二人掛かりで責められては、持ち堪えようがない。

 少しでも長く味わっているために、腰を震わせる事しか出来なかった。

 

 

「んぱっ、な、なんだかピクピクしてきたんだけど……?」

 

「悦んでくれている証拠よ。さ、私に」

 

「あ……」

 

 

 達する気配を感じ取り、また責め手が交代。

 寂しい表情をする呉を横目に、織莉子が「強くしますね」としゃぶりつく。

 

 

「ん、じゅぷ、むっ、んっ、ぢゅるっ」

 

 

 卑猥な音を立てての前後。

 強めに吸いつき、唇で締め上げ、わずかに首をくねらせ、舌で絡む。

 全ての行為が絶妙な配分で竿を刺激し、もう堪らなかった。

 

 っ、織莉子、出る……!

 

 

「ぁ、はい、いっぱい出して、下さい! んっ!」

 

 

 達しそうだと告げれば、より一層に激しく音を立てる。

 下品な水音が部屋に響き渡り、呉は唇をいじりながら見入っていた。

 その荒い息遣いに、彼女が興奮しているのを見取った瞬間、暴発した。

 

 

「んぐっ!? ……ん、っ……ちぅ……」

 

 

 かなりの勢いで射精していた。量も多い。

 して貰うのが久しぶりな上、直前まで女の子二人に舐められていたのだから、当然か。

 受け止める織莉子は、眉をひそめながらも耐え忍び、最後の一滴までもを吸い尽くす。

 

 

「ん゛……っ、ぅん、はー、はぅ……」

 

 

 やがて、細い糸を引きながら身体を起こし、溜め込んだ精液を嚥下する。

 絶対に美味しくなどないはずだが、彼女の顔は、まるで最高級の美酒を味わったかのように恍惚としていた。

 

 

「お、美味しいの? その……せ、せ――き、って……」

 

「そうねぇ……。癖になる味、かしら。キリカも試してみる? 先生、まだまだ元気みたいだから」

 

「う……」

 

 

 呉の問いかけに、織莉子は微笑みながらこちらを見上げる。

 その近くには、達したばかりだというのに硬さを損なわない――むしろ、より怒張している分身。

 ちょっと禁欲を強いられただけでまぁ……。自分でも呆れてしまう。

 そして、それを見つめる呉には、拒否するような気配が全く無く。

 

 

「じゃあ、今度は先生がもっと好きな事をしてあげましょう。先生、横になって下さい」

 

 

 言われるがまま、完全にベッドへ横たわる。

 首だけを起こして見ていると、織莉子はショーツを残して手早く服を脱ぎ、豊満な胸を惜しげもなく晒して――

 

 

「行きますよ? えいっ」

 

 

 うっ、く!

 

 ――抜群の柔らかさに、竿を挟みこむ。

 飛び出た先端へ唾液を垂らし、潤滑油代わりにして上下に擦りだす。いわゆる、パイズリである。

 男はやはり、おっぱいが好きなのだ。

 見るのも、触るのも、味わうのも好きだが、それを使って気持ち良くしてもらうのは、もっともっと大好きなのだ。

 あくまで自論だが。

 

 

「ん、ぃしょ、どう、ですか? んっ、ぁ」

 

 

 あぁ……凄いよ。

 

 脳内で熱弁を振るっている間も、にゅるにゅる、と胸の中を行ったり来たり、飛び出したり包まれたり。忙しい快感を視覚でも楽しむ。

 正直なところ、気持ち良さのレベルで言えばフェラの方が上だったりするのだが、グニグニ形を変える膨らみを眺めるのも、また面白い。

 ついでに上下する頭頂部をつまんでやると、「ぁんっ!」と短く喘ぐ。

 

 

「もう、悪戯しちゃ、やです……。そういうことする人には……ちゅっ」

 

 

 本当は嬉しいくせに、仕返しとばかりに先端へキス。そして口の中へ。

 膨らみの動きが止まり、竿を潰すように押し付けられる。

 ちょっと強めに硬いしこりをいじっても、嫌がるどころか、揺れる腰が嬉しいといって憚らない。

 本当に、この子はどこまでエロくなるのか。

 いっそ俺の手でトコトンまで開発し、最高にエロ可愛い嫁さんにして、それを独り占めする優越感を楽しみたい気もした。……いや、絶対実現しよう。

 

 

「む、胸で挟んで……こう……?」

 

 

 そんな姿を参考にしている呉は、織莉子を真似て自分の胸を動かす。

 イメージトレーニングのつもりらしいが、傍から見れば自分を慰めているようにしか見えない。

 ほったらかしにするのも、可哀相か。

 これからロクデナシの餌食になろうというのだ。せめて、平等に構ってあげなくては。

 

 呉、こっちに。

 

 

「え。うん」

 

 

 手招きすると、素直にちょこちょこ近付いてくる。

 ……そっちの気はないはずの織莉子が、邪険に出来ない理由が分かった。

 名前を呼んだだけで、嬉しそうに尻尾を振って近寄ってくるワンコを、嫌えるはずが無い。

 前なら実に迷惑そうな顔で嫌味を言いながら渋々、だっただろうに。本当に可愛くなっちゃって。

 

 

「なに? 先生く――へ」

 

 

 そんなワンコの胸元を、ゆっくりと肌蹴させていく。

 シャツのボタンが外れていき、薄っすら汗ばんだ肌と、綺麗な形のへそが覗いた。

 無警戒だった彼女はフリーズしてそれを見守り、やがて、再起動を終えてハッとする。

 

 

「ちょ! 先生君、なにを、あの、ダメ……! ぅううぅぅ……っ」

 

 

 慌てて押さえようとするが、もう手遅れ。前が開き、ブラジャーが露わになった。

 すぐ側でもっと恥ずかしい事をしている子が居るのに、それ以上の恥ずかしがり様だ。……もう一人に羞恥心がなさ過ぎるだけか?

 とにかく、丁度フロントホックだったので、そのまま外させて貰う。

 

 

「ぁ、あ、やだ……ぅ、ゃ……」

 

 

 すると、ゆさり、なんて擬音が聞こえてきそうな大質量が飛び出してきた。

 シャツを腕に引っ掛けたままの呉は、今にも泣き出しそうな顔を背け、それでも、懸命に隠してしまうのを堪えてくれる。胸の下でもにょもにょ蠢く指がその証拠だ。

 とっくに興奮していたのだろう、頭頂部は大きく隆起していた。

 

 綺麗だ、呉のおっぱい。

 

 

「っ! そ、んなこと、なぃ……」

 

「あ、大きくなりました」

 

 

 思わず、感想が口をつく。息子も反応してしまったようだ。

 相変わらず、竿にはゆるゆると快感が与えられている。

 恋人に奉仕させながら、その親友の裸体を強引に視姦。

 この後ろめたさは、興奮はどうだ。こんな事が、本当に許されて良いのだろうか。

 

 

「あうっ! や、先生、く、んっ!」

 

 

 しかし、迷いをかなぐり捨てさせるだけの魔力を、それは放っていた。

 指が沈むモチモチした感触。大きいのに大き過ぎない適度なサイズ。健康的な肌色と、しなやかに声を弾ませる敏感さ。

 それをとっても織莉子と遜色は――いいや、比べるなんておこがましい。

 これもまた、世に二つと無い最高の柔らかさだった。

 

 

「は、ふっ! んぃ、触り方が、やらしいよ……うゃ! あ!」

 

「あふ、ん! 凄い、どんどん硬く……ちゅる、ちゅう、ふぁ!」

 

 

 片手に呉を。片手に織莉子を握り、同時に味わう。この二つを例えるなら、やはり果実だろうか。

 織莉子は、最高の品種が最高の環境で育った、最上級品。

 呉は逆に、自然のまま、のびのびと育った極上の天然物。

 それぞれが至高と言って良い、素晴らしい心地良さ。脳の隅々にまで感動が行き渡る。

 あぁぁ……生きてて――死んで良かった……!!

 

 

「ふ、ぅ! ふ……ねぇ、キリカ。そろそろ交代してみない? 少し疲れちゃったわ」

 

「ぁんっ……う、ん、分かった……。やって、みる……」

 

 

 ――と、不意に竿への刺激が止まり、織莉子が交代を頼む。

 もう少し揉んでいたかったのだが、呉は疲れたという彼女を案じてか、すぐさま返事をして移動。

 腰に乗っていた重さが消え、代わりの重さが下半身へ身をかがめる。

 

 

「えっと……こう、だよね? んしょ」

 

 

 再び、温かさに包まれた。

 柔らかくて気持ち良いのは同じなのに、やはりどこか違う。

 体温の違いか、肌質の違いか、それとも。……まぁ、原因はどうでもいいか。

 今は、この快楽を享受できる幸福を味わおう。

 

 

「ええ。そのまま上下に動かしたり、ときどき止まって舐めてあげるの。出来る?」

 

「た、多分……。あの、先生君。痛かったりしたら、教えてくれると、その……ありがたい、かな」

 

 

 ああ、分かった。

 とにかく、思うとおりにやってごらん。

 

 

「うん。じゃあ……よっ、ほっ」

 

 

 促してやると、フェラチオと同様、ぎこちないパイズリが開始された。

 登りつめるには至らないが、硬さを維持するなら十分以上の刺激。言われた事を忠実に再現しようと、必死に動く。

 いじらしくて、吃驚するほど可愛らしい。その分、罪悪感が半端ないが。

 織莉子みたいな超美人と隠れて付き合っているだけでなく、美味しく頂いてしまった上に、その親友でこれまた美人な呉にまで手を出している。

 日本中の男に呪われても納得な非道だ。普段の俺なら、自制だって出来るはず。

 

 

「先生……」

 

 

 ――なのに、この甘い声に絆されてしまう。胸板に頭を乗せられただけで、彼女達以外の事がどうでもよくなってしまう。

 おそらくはこの場に居る皆が、等しく正気を失っているのだ。

 初恋を。恋人を。未来を。それぞれに大切なものを失って。

 誰も彼もが愛に狂い、それを癒そうと肉欲に耽る。ならば、この狂宴も俺達に相応しいのかも知れない。

 全ては、愛のせいなんだから。

 

 

「うふふ、くすぐったいです」

 

 

 うなじをなぞれば、小さな笑い声。

 心臓の音を確かめるように頬擦りされ、鍛えたおかげで引き締まった腹筋を撫でられる。

 そうする事がなによりの安らぎなのだと、緩やかな息遣いが教えてくれた。

 

 

「はっ、はっ、ふ……ん、れろっ、ぇる、ちぅう」

 

 

 肩を抱き、恋人の体温を感じながら、俺は目を閉じて快感に集中する。

 上下からこねる動きに変わり、突き出た先端をザラついた舌が舐める。

 こちらはかなり慣れたようで、穴をつつきながら吸いつくのも忘れない。

 

 

「うぐぐ、難しい……。よっ、ふっ、んっ」

 

 

 しばらくそうしていると、今度は焦りの混じった声が。

 動きが少々雑になり、ローション代わりの唾液も乾いてしまっている。

 摩擦による刺激というか、ただ擦れているだけ。上手くやろうとするあまり、目的を忘れてしまったようだ。

 初めてなんだからしょうがないけど、もうそろそろイきたいのに……。

 

 織莉子、手伝ってやってくれるか。そろそろ……。

 

 

「はい、任せて下さい。キリカ、そっちに回って」

 

「……うん。ごめん、うまく出来なくて……」

 

 

 休んでいるところへ頼むのは心苦しかったが、織莉子は快く引き受け、身を起こして指示を飛ばす。

 拙い自覚はあったらしく、呉も大人しく従ってくれるけれど、若干悔しそう。

 女としてのプライドは、流石の織莉子相手でも発生するらしい。それを引き出したのが俺だと思えば、それすらも可愛らしい。

 

 

「気にしないの。これから覚えれば良いのよ。ほら、私と同じように」

 

「そうかな……? というか、本当に良いのかな、こんなこと……」

 

「私が良いと思ったんだから、い・い・の。変なところで頑固なんだから。さぁ、集中して。ちゅっ」

 

 

 なぁ織莉子、俺の意思はどこに――お、ぅ!

 

 彼女らしくない横暴なご意見へ反論しようとするも、先端にされたキスで途切れる。

 変なのはどっちだ。今更だけど、この状況はあり得ないだろ?

 

 

「ほら、こうやってくっつけて……ぁ、は、んちゅ、ん~、っは……あは」

 

「や、んっ! これ、変……織莉子のと、擦れて……はふ、ちゅうぅう!」

 

 

 二人の美少女が、その胸で竿を四方から囲み、奪い合うようにキスで口撃。

 雄を悦ばせるだけでなく、そうすることで自分達も高まっていく。

 男の夢が在った。

 世界中の男達が高確率で妄想し、時に大金を払って実現させる光景。与えられる刺激はもとより、視覚的なインパクトが凄かった。

 

 

「んふっ……あ、ほらキリカ、先生、またイきそう、今度は貴方が、ね」

 

「うん、うん……先生、君、ワタシにもたくさん、出して? じぅうっ」

 

 

 強烈なバキュームに、欲が急ぎ足で駆け上る。

 先端は完全に呉の口内。

 わずかに露出する竿のくびれも織莉子の唇でついばまれ、おまけに胸で極限まで圧縮されては、辛抱堪らない。

 

 ごめん、織莉子――ぐうっ!

 

 

「はぷっ!? ん゛っ! ん゛ん゛ん゛っ」

 

 

 謝罪と一緒に、滾りが呉を穢していく。

 時間をかけて募らせたせいか、一発目よりも多く、激しい勢いで迸った。

 恋人の前で他の少女に射精する罪悪感が、開放感で塗りつぶされていくのが、また。

 気持ちいいけどこれは、駄目だ。

 こんな事を続けていたら、絶対に馬鹿になる。もう手遅れかも知れないけど。

 

 

「んぐ、ふ……ん゛……ふー、う゛」

 

「あ、脈が凄く長い……。大丈夫?」

 

 

 ようやく脈動を終えた竿から離れ、涙目の呉。

 うまく飲み込めないのか、クチュクチュと音を立てて精液を咀嚼している。

 自分で味わったことなんて無いし、織莉子はああ言っていたが、実際は相当に不味いのだろう。

 大の甘党でもあるし、無理をさせない方が……。

 

 

「……ねぇ、キリカ。飲み込めないなら、私に……」

 

「ふひゃ!? おりほ、なにほ……!?」

 

 

 すると何を思ったか、織莉子はそんな彼女の口元にキスをし、驚いて零れた汁を啜りだす。

 

 

「ん、むっ、は……美味し……んんん」

 

「やっ、織莉……ふ、ぁ、あふ……ん」

 

 

 やがて本格的なキスへと変わり、織莉子は精液と唾液の混ざり合ったドロドロを絡めとる。

 呉は呉で、長らく夢見ていたであろう、愛する人とのディープキスが実現して放心状態。

 ……ああ、なるほど。これは意外と、大丈夫なものなんだ。

 眼前の光景を見て、何となくそう思った。

 恋人が自分以外の人間とキスをしているのを眺めるなんて、憤慨するしか無いと考えていたけれど、それは美しく淫靡であり、嫉妬というほどの感情も覚えなかった。

 二人もこんな感じなのだろうか……。あー、でもこの場合は同姓だしなぁ……。

 男だったらって今考えたら殺意が湧いたし、呉が特別だって考えた方のがいいか。

 

 

「んぁ、んっ!? 先生……? あ……ぁ」

 

 

 なんて事を考えながら、そそくさ織莉子の背後へ回り込み、ショーツを剥いで尻の肉に竿を挟む。もちろん、もっとすごい事をするためだ。

 二発も発射したというのに、全く萎えない。煮え立つ性欲も同じ。三日ばかり禁欲させられたとしても、普段ならこうはならないだろう。

 一度死んだことで生存本能が刺激されたか、キュゥべえが言っていた魔力とやらが機能を増強しているのか……。

 どちらにしても有り難い。これなら、二人を犯して存分に余りある。

 

 

「いれちゃうん、ですか? 私は大丈夫、ですけど……。着けてないのに……?」

 

 

 ああ、そうだよ。

 これから織莉子は、初めて生で犯されて、初めて膣内射精(なかだし)されるんだ。

 それとも、着けた方がいいか……?

 

 

「あ……ふ、うっ……」

 

 

 背中に覆い被さりながら、耳元で吹きかけるように囁く。

 ぶるり、織莉子が震え、膨らみを下から掴み上げる事で、崩折れそうな身体を支える。

 自分がそうされる時を想像しているのだろう、呉は生唾を飲んで見守っていた。

 

 

「来て、下さい……」

 

 

 掠れる声。

 振り返るのは、淫らな期待に笑みを輝かせる、放蕩の女神。

 

 

 

 

 

「先生ので、犯して……。先生の子種で、誰も来た事のない場所を、満たして、下さい……」

 

 

 

 

 

 ニタリ。ろくでもない笑みが浮かんだのを、自覚した。

 我慢する必要もなくなった衝動が、乱暴に突き刺さる。

 

 

「ひぁ!? ――あ! ――ふ、ひっ――はっ!」

 

 

 その瞬間、噛まれたような締めつけを感じた。

 内側が微細に痙攣し、ひだの一枚一枚が竿を舐め上げ、奥へと誘う。

 絡み付く愛液は天然の媚薬が如く熱を高め、感度を数倍に上昇させ――

 

 うあ、ぁ!?

 

 

「あひぅ!? あ、あ、あ――熱――い――」

 

 

 ――気付いた時には、奥に向けて射精していた。

 そんな、馬鹿な。ついさっき二回目を出したばかりなのに。もう三回目だというのに、挿入しただけで、イってしまった。

 皮一枚が無くなっただけで、こんなに違うのか。なんて、勿体無いことを……。

 

 

「え? え? 織莉子、先生君?」

 

「は……ふ、ぅん……う……」

 

 

 困惑しきりな呉に、同じく達し、虚脱した織莉子が縋る。

 咀嚼されていた竿も圧力から開放され、しかし、思い出したようにきゅうきゅう締める不規則さが余韻を長引かせた。

 恐ろしい。これは魔性の女だ。

 名器とかそんな段階の話ではない。全身が男を誘っている。

 手の平に吸いつく火照った肌。脳髄へ沁みる揺れた声。雌の喜びにとろける顔。

 あらゆる部位を使って欲情を昂らせ、犯されようと哀願するのだ。

 

 

「ん゛あ゛っぁ!? あ! やっ! まだイって――ふ、く、ひぅ! うあぁぁ!」

 

 

 そうでなければ、こうして最奥を小突いてしまう理由がない。

 情動が尽きるどころか、噴火の様に溢れ出る訳がない。

 ほんの一ヶ月前までは処女だったというのに、たった数回、男を咥え込んだだけでこの有様。

 本当に不公平だ。こんな女に誑かされて、悪いと責められるのは俺なんだから。

 

 

「や、やぁあっ! だ、だめですっ、これ、かた、ち、が! なま、凄、いぃ!! あ、ゃん!」

 

「あ、あの、先生君、これ大丈夫なの? 嫌がってるみたいにしか……」

 

 

 常軌を逸した嬌声を上げる織莉子に、呉は腰が引けている。

 それも仕方ない。おそらくは見るのも初めてな行為が、これだけ激しいものなのだから。

 自分でもどうかしていると思う。

 俺は今、後の事なんて考えず、彼女の中へ欲を吐き出す事だけを望んでしまっている。色欲に、狂っている。

 

 平気、だよ、本当は悦んでるから。耳にキスしてやれば、もっと悦ぶぞ?

 

 

「……そう、なの? ……織莉子?」

 

「だ、だめ、だめぇ! 今、そんな、ことっ! された、らっ、おかし、くぅ!」

 

 

 呉の胸元で、織莉子は必死に懇願する。襲いかかる快感に怯えて。

 しかし、それがどう見えたのか、その後の行動を見れば一目瞭然。

 

 

「織莉子……ちゅ」

 

「ひっ!? ふぁ、あんっ、あ! やぁあぁぁ!!」

 

 

 身を低くし、織莉子の耳たぶへキスする呉。

 途端、絡みが格段に良くなった。壁のざわつきが激しくなり、別な生き物の集合体の様に複雑に入り組む。

 凄まじいの一言に尽きた。

 堪らず、ぶらぶら垂れ下がる膨らみを掴んで、一気に登り詰めるために腰を振るう。

 

 

「織莉子、んちゅ、可愛い、ん、綺麗だよ、ちゅうっ」

 

「ぁ! は、ふっ! こん、なぁ! また、イっちゃ――ぁん!」

 

 

 織莉子にも再び、大きな波が来ているらしい。

 こちらも根元にせり上がるものを感じ、共に達するため、疼く本能に任せてリズムを刻む。

 そして――

 

 いくぞ、織莉子……!

 

 

「……っ!! せんせ、や、ぁあああぁぁあああぁ!!!!!!」

 

 

 ――宣言と同時に、劣情を垂れ流す。

 全く同じタイミングで絶頂した織莉子の内側は、余すことなくそれを飲み込み、確実に孕もうと多くを吸い出す。

 今まで必死に守ってきた彼女の未来を、穢した。

 歯を食いしばって我慢してきた努力を、自分の手で台無しにした。

 最悪だ。最悪だ。最悪だ。

 こんなに気持ちいい絶望があったなんて、知りたくなかった。

 

 

「は――ぁ――ぁ――ぅ」

 

 

 力を失った織莉子が、くたり、ベッドに横たわる。

 ヌルリと吐き出された竿は、経験した事のない虚脱感に襲われる俺と関係なく、天を突いてそそり立っていた。

 ……どうなってるんだ、一体。

 今までなら、一週間禁欲したって三回も連続ですればクタクタだったのに、四回してもまだ収まらない。

 それどころか、回を重ねるごとに怒張し、発射される量も多くなっているような……。

 証拠に、織莉子の股から溢れる精液は現実離れした多さ。もしかして、本当に人間やめちゃったんだろうか、俺。

 

 

「ん、ふ……ぁ……あっ」

 

 

 ――と、馬鹿な事を考えていたら、織莉子とは違う喘ぎ声が耳に届いた。

 大胆に快楽を貪るのではなく、躊躇いながらもやめることの出来ない、恥らう声。

 少し視線を上げれば、その主が居る。

 

 

「……織莉子の、言ってた事、本当、みたい……。胸が、シクシクするのに、お腹の奥が、もぞもぞ、して……。かゆい、よ……」

 

 

 いつの間にかスカートが外され、びしょ濡れになったショーツへ指を食い込ませる呉。

 くちゅり、くちゅり、と内股を水が伝い、自分で胸の頭頂部も。

 切ない音色は、織莉子と同じく男を誘う求愛の声。気がつけば、その腕を掴んで引き寄せていた。

 

 

「あふっ!? んぁあ!」

 

 

 湿り気の中へ手を突っ込み、指を熱へ差し込む。

 二本をすんなり受け入れるそこは、しかし窮屈な締め付けを感じさせる。

 瞬く間に手がずぶ濡れとなり、愛液がまとわりつく。

 

 

「あ……は、っ……う……ゃあ」

 

 

 猫背になって目を閉じ、口を大きく開けて体温を吐き出す呉。

 身体が小刻みに震え、締まりの無い表情が悦の深さを物語る。

 逃げようとしない辺り、“これ”には慣れているらしい。

 

 今まで何度もしてたな? このスケベ。織莉子は自分で触った事もなかったのに。

 

 

「だ、だって、ぁ! 二人、が、変なこと……よく言うから、うっ、想像しちゃ、って、ぇ……ぁはん!」

 

 

 自分を苛めてくれる腕にしがみ付き、呉は悶える。

 ああ、もう。なんでこんなに可愛いんだ。なんでこんなに可愛い子達が、俺みたいなロクデナシを愛してくれるんだ。

 分からない。分かるわけがない。

 でも――

 

 

「んぁ、ぁ、あ……? 先生君……? あ」

 

 

 ――今は思うままに、愛でていたい。

 織莉子の横へ優しく引き倒し、下半身に。

 ショーツを脱がせ、カモシカのような脚の間に顔を下ろせば、むわっとした女の匂いが。

 

 

「や、やだぁ……そんな、とこ……見ないで……」

 

 

 顔を手で覆い、消え入る声で恥ずかしがる。

 普段とのギャップに心をくすぐられ、綺麗だよ、とそこにキスをする。

 

 

「ひあ!? や、はっ!? いぅ……くぅん!」

 

 

 いつも織莉子にしてあげたように、恥部を舐めほぐす。

 全体を唇で擦ったり、内側に舌を挿し入れたり、小さな突起にまたキスをしたり。

 その度に甘い悲鳴が聞こえ、愛液が溢れ出る。

 ……織莉子より、ちょっと匂いがきつめだろうか。でもその分、味が濃いというか、なんというか。

 織莉子もそうだが、全く形も崩れていないし、本当に可愛い。食べてしまいたいくらいだ。いや、食べるんだけども。

 

 

「ぁ……! なに、これ……っ……熱、い……身体中が、ゾクゾクして、ぇ!」

 

 

 っぷは……。なぁ、呉……いいか。

 

 

「ふ、あ……え、と……」

 

 

 顔を戻し、竿を見せつけると、呉は困ったように視線を泳がせる。

 それが隣に居る織莉子で止まり、静かに静かに身を休めていた彼女が上体を起こす。

 

 

「私なら、気にしないで。こんな幸せを独り占めするなんて、罰当たりだもの。

 貴方も想いを遂げて、キリカ。二人で一緒に、愛して貰いましょう」

 

 

 たおやかに微笑み、汗が玉散る肌を月光で照らす慈しみの象徴は、言葉に出来ない感情を――そして、小さくない迷いを生じさせる。

 自分からしたいとか言ってしまったが、本当に良いのか。この愛を裏切ってしまっても。

 彼女一人に傾けるべき想いを、別の女の子に注いでしまっても。

 後悔、しないだろうか……。

 

 

「……もう。本当に一途な人なんですから……。ね、キリカ。先生にこう言ってあげて……」

 

 

 こちらの苦悩を見抜いたのか、織莉子は呉に耳打ちをする。

 それを聞き、「ぅえ!? それ……!」と彼女は驚くのだが、「お願い」と食い下がられて、逡巡。

 やがて意を決したのだろう、大きく息を吸い込み、胸の上で手を組んで――

 

 

「ぜ……全部、先生君の、せいだ……」

 

 

 ――あの時の言葉を、口にした。

 キュゥべえが教えていない限り、俺と呉しか知らないはずの、歪められた言葉。

 だが、印象が全く違う。

 身を焦がす敵意と真逆の、心を澄み渡らせる情愛をもって、彼女は言う。

 

 

「お爺ちゃんっ子で、頑張り屋で、馬鹿正直で、一途で、一緒に居ると楽しくて……いつも、優しい。

 そんな君だから、ワタシはおかしくなっちゃったんだ。全部、先生君が悪いんだ。だから……」

 

 

 二人が手を繋ぐ。

 互いに見つめ合い、小さく笑って。

 四つの瞳を、こちらに向けた。

 

 

 

 

 

「ワタシ達を夢中にさせた責任、とってよ……。織莉子を愛した、先生君ので……ワタシのことも……愛して」

 

 

 

 

 

 その言葉を聞いて、ようやく悟る。俺はとんでもない勘違いをしていた。

 織莉子が悪いんじゃない。呉が悪いんじゃない。

 愛したからでも、愛されたからでも、ましてや魔法のせいなんかでもない。

 誰かのせいにしちゃだめだ。何かに理由を求めちゃ駄目なんだ。

 全ては、俺の中から生まれた“想い”の結果なのだから。

 

 ……なら、責任はとらなくちゃ、な。

 

 

「あ……」

 

「先生……」

 

 

 今、本当の意味で覚悟が決まった。

 彼女達を狂わせたのは俺だ。だから俺には、二人を幸せにする義務がある。そう決めた。

 愛してくれるなら、その倍は愛し返す。例え憎まれる日が来ようとも、愛し続ける。

 外道と罵られようが、畜生と蔑まれようが、関係ない。

 どんな手段を使っても、彼女達は俺の手で幸せにする。

 この二人を手に入れられるなら、世界を敵に回したって構うものか。

 

 お前達は俺の女にする。心も、身体も、魂も、全部俺のだ。

 他の男のモノになるなんて永遠に許さない。それでいいな。

 織莉子。……キリカ。

 

 

「……はい。私は貴方のモノです。先生」

 

「わ、ワタシ、も……。先生君のモノに……なりたい、だから、あの……」

 

 

 最低最悪な下衆の宣言に、織莉子は最高の笑顔で答え、キリカが可愛くおねだりをした。

 分かっていたとはいえ、迷うことなく返事をした二人に、苦笑いを隠せない。

 それを誤魔化すように腰をすえ、キリカの入り口へ先端をこする。

 

 いくぞ?

 

 

「う、うん……っ」

 

 

 織莉子と繋いだ手を硬く握り、唇をへの字に。

 極度の緊張が伝わって来て、それがまた愛おしくて、彼女の額にキスする。

 

 

「……あ。先生く――ぅあ? あ、や、待って、あ、あ、あっ」

 

 

 目に見えてこわばりが解け、その隙に先端が侵入。

 ぬぷ、ぬぷ、と根元まで滑り込んで、抵抗らしい抵抗もないまま、先っぽが奥に着いた。

 もちろん、膜を破る感触はあったが、それにしてもすんなり入ってしまった。

 顔を確かめても、見えるのは苦しみに喘ぐというよりは、快感に戸惑っているようで。

 

 

「もしかして、痛くないの? キリカ」

 

「う、ん……。な、なんで? なんでワタシ、痛くないの? なんで、初めてなのに、こんな……んっ」

 

 

 キリカ自身、驚いているようだった。

 個人差は大きいらしいが、これは流石に珍しい、か?

 十分にほぐれていたとは思うけれど、痛がる素振りすら見せないとは。

 

 ……キリカは、織莉子よりもすっとエッチな子みたいだな?

 

 

「そ、そんなこと――あん! ちょ、せんせ――くぅ! んっ! やぁあ!」

 

 

 打ち消そうとする声は、奥を突くだけで簡単に消えてしまった。

 はじめは奥を、トン、トン、と。

 段々ストロークを長くしていき、上下左右、彼女の気持ち良いところを探って擦りまくる。

 

 

「は、ぁあ、はぅ! ビリビリ、する、ぅ! 変な感じ、だけど……気持ち、いい、っ!」

 

 

 呆けた目付きで、良くなっている事を教えてくれるキリカ。

 織莉子の中はとにかく柔らかく、どこまでも包み込んでくれる包容力があったが、この中はまだ硬さを残し、健気な抵抗を見せた。

 しかし、引き抜く時には何枚ものひだでしゃぶり付き、拒んでいるのに淫らに誘う、矛盾した快感を与えてくれる。

 突くたびに胸が弾み、視覚的にも大いに楽しませてくれた。

 

 

「……羨ましいわ。最初からこんなに気持ち良くなれて、しかも、直に乙女を奪ってもらって……。嫉妬しちゃう」

 

「あ、ひ! ご、ごめん、ごめん、ね? 織莉子、ぉ! でも、気持ちよ、くて、おりこぉ!」

 

「ふふ、可愛い。どうですか、先生。キリカの中は?」

 

 

 ん……まだ、織莉子よりは硬い、かな。

 でも、一生懸命に吸いついて来て……いい。

 あんまり、もたないかも……っ。

 

 

「ですって。良かったわね」

 

「や、ぁあ、そんなこと、っ、言わない、でよぉ……ぁ! あ、織莉子、なに――ぅん!?」

 

 

 空いた手で自分の顔を隠し、キリカが女の悦びに打ち震える。

 一層笑みを深くした織莉子は、彼女の胸元へ顔を移動させ、揺れ動く頭頂部を口に含んだ。

 締めつけは更にきつく、なのに硬さが和らぎ、より強く、より奥へ到達してしまう。

 情けない。五度目だというのに感度は衰えず、また達しそうに。

 

 キリカ、そろそろ……!

 

 

「ぁ、やっ! ダメ、中はダメだよ!? すごく、微妙な日で……で、できちゃう、かも……」

 

 

 ……それって、精液塗れのナニを突っ込んだ時点で、かなりマズイんじゃあ……?

 

 

「……あ」

 

 

 キョトンとした後、「どうしよう」なんて問いたげな顔。

 間抜けな空気に腰が止まるが、中途半端に抜けていた竿へのしなやかな感触で、うっ、と声が漏れる。

 見れば、それは織莉子の指で。

 

 

「大丈夫ですよ。たった今キュゥべえにテレパシーで聞いてみたんですけれど、魔法少女は“そういうの”も制御できるらしいです。だから、安心して下さい」

 

「え。……そう、なんだ……」

 

 

 テレパシーとか凄いなー、と呆れながらも一安心。

 大丈夫って言われたからつい膣内射精しちゃったけど、万が一もあるし、実はヒヤヒヤしてたのだ。

 つまり、初潮後だけど生で膣内射精し放題、ということか。人生にハリが出そうだ。

 が、問題なのはコイツである。

 

 ……なんで残念そうな顔してるんだ、キリカ?

 

 

「へっ、そ、そんな顔してないよっ? 安心しただけで……」

 

 

 なーんてすっとぼけているが、明らかに嘘だ。

 うん、間違いない。コイツは織莉子に匹敵するドえろ中学生だ。

 

 

「あら、酷い。抜け駆けする気だったのね? 私よりも先に先生の子を宿そうだなんて……」

 

「だ、だから違うんだよぅ! 本当にワタシ――あん!」

 

 

 もう我慢する必要もなくなり、本能のまま腰を突く。

 この胎に好きなだけブチまけていい。

 そう考えただけで、理性は軽く吹っ飛んだ。

 

 

「や、ふ、やっ! おなか、破れちゃうぅぅ!」

 

「あは、先生、凄い……。さ、キリカ。たくさん出して貰いましょう。妊娠できないのに妊娠しちゃうくらい、たぁくさん」

 

「あっ、ひ! い、意味が、分かんない、ぃ! そんな、ぅああぁぁぁあっ!」

 

 

 小刻みに奥を小突くと、絶頂の気配を感じた。

 あと少し、あと少しで一緒にイける。

 だが、どうしてもキリカの口からそれを望んで欲しくて、無言で瞳を見つめる。

 

 

「……あ、ぅ! うぅぅぅうっ」

 

 

 すると、感じ入っていた顔が悔しげに、恥ずかしそうに歪み――

 

 

 

 

 

「だ……だし、て……。先生君の精液で、ワタシのおなか、いっぱいにしてぇ!」

 

 

 

 

 

 ――熱を求める雌の求愛が、部屋に響いた。

 歓喜が、迸った。

 

 

「ひっ!? んんんんんっ!!!!!!」

 

 

 硬く唇を引き絞り、背中を反らせて、キリカも絶頂。

 その内側にたっぷりと、たっぷりと種を撒く。

 肺に溜まった空気を全て吐き出してしまうくらい、深い溜め息が出た。

 

 

「ぁ、ぁ――っ――は、は、ふっ――っぅん」

 

 

 熱に浮かされ、キリカは短く喘ぎ続ける。

 ぬぽん、とこぼれ落ちた竿には、ギトギトの粘液と、根元の辺りに赤い輪っか。

 途方もない充足感だった。

 これがいつか、本気で孕ませるために出来るのだとしたら。

 想像しただけでゾクゾクした。

 

 ……うっ!

 

 

「はむ。ちゅる……」

 

 

 ――と、休む間もなく刺激が与えられ、腰が引ける。

 五回もして、まだ節操無しにいきり立つモノが纏う粘液を、織莉子が舐め取っていた。

 

 ちょ、ちょっと、織莉子?

 

 

「んぷぁ……はぁ……素敵です、まだこんなに逞しくて。……先生?」

 

 

 上目遣いに見つめる視線。

 言葉で言われずとも、彼女が求めるものは分かる。分かるのだが……。

 

 あの、流石に疲れて……ちょっと休憩を……。

 

 

「でしたら、先生は休んでいて下さい。私が上に。……ね?」

 

 

 ……お願いします。

 

 断れなかった。断ったところで、俺が頷くまでしゃぶり続けるんだろう、この子は。

 仕方無しに、ぐったりするキリカの隣へ仰向けに寝転がる。

 織莉子はそそくさと上に跨り――

 

 

「あ、あ……っんぅ! ……ふぅ、う……あは」

 

 

 ――それを一気に飲み込んで、無邪気に……違う。いやらしさたっぷりに頬を緩めた。

 これを無邪気なんて表現するのは駄目だろう。そんなことしたら、世の子供達が全て変態になる。

 

 

「んふっ! ふ、くぅ……ゃ、あっ! どう、ですかっ? せんせ……は、ぁん!」

 

 

 とことん淫らに腰をグラインド。

 最奥へと先端がゴリゴリ押し付けられ、“使われている”感覚に竿がビクつく。

 堪らず、飛ばし過ぎたっ、と手を伸ばすのだが、それすら膨らみへ導かれる。

 

 

「だって、ぁ、気持ち、良くて……っ! こんなの、止められない、ですぅ!」

 

 

 鷲掴みにさせられる胸。飛び散る汗。遊ぶ髪。

 淫蕩に耽る少女は、この瞬間、間違いなく世界で一等に淫乱だった。

 

 

「……ぁの、先生、君……」

 

 

 ふと、すり寄って来る気配を感じた。

 横を向けば、そこには自分の太ももを擦り合わせるキリカが。

 

 

「ワタシ、も……もっと、したぃ……。奥が、寂しい……よ……」

 

 

 お前もか、キリカ……。嬉しいはずなのに、何だか怖い。

 この無限精力、死んだから手に入ったんだよな、多分。

 ということは、もしあの場をうまく切り抜けていたら、普通の人間のまま二人を相手にしなければならなかった可能性が微粒子レベルで存在する……?

 ……俺、どっちにしろ死ぬ運命だったんじゃないか。腎虚で死んで復活を祈られるとか笑えねぇ……。

 なんて、既に存在しない並行世界を偲んでいたら、竿が温かい狭さから解放される。

 

 

「ぁん……ふふっ。言った通り、でしょう? 愛しくて、堪らなくなるって……さあ……」

 

「……う、ん……。ごめんね、二人と、も……ぅあ、あ゛、ぁぁあ……」

 

 

 阿吽の呼吸で入れ替わり、また呉の中を味わわされた。

 苦しげな息遣いで、自分の気持ち良いところを探るべく、好き勝手に動き回られる。

 そして、しばらくするとまた織莉子に。

 

 

「あ、っく、おくぃ、いい……! 奥、つつかれるの、好きぃ……んっ!」

 

「は、ふぁ、や! もっと、もっと、かき回して……ひぅ、はん!」

 

 

 交互に、順番に、入れ替わり立ち替わり。

 二人の都合で犯されて、弱点を覚えさせられる。腰の上で女達が跳ね、淫雑な調べが奏でられた。

 完全に主導権を握られてしまっている。

 気持ちいいけどやっぱり怖い。けど、気持ちいいから本気で抵抗も出来ない。

 逆レイプされる感覚なんて、一生縁がないままでいたかった。

 ……が、彼女達を選んだ男であれば、このまま黙って犯されているようではいけないのだっ。

 

 そぉら!

 

 

「――んぁあああっ!?」

 

 

 タイミングを見計らい、奥が好きだというキリカを突き上げる。

 予想外の衝撃に、彼女は大きく身体を痙攣させて、俺に倒れこむ。

 それを抱きながら身体を起こし、後ろで物欲しそうにしている織莉子ともども押し倒す。勢いがつかないよう、ゆっくりと。

 

 

「あ……ぅ……先生、君……ひどい、よぉ……ぅんっ……」

 

「あら、本当は嬉しいのに? 素直じゃないんだか――ん、あっ! せん、せぇ! 激し……広がっちゃ……あん!」

 

 

 そして、縦に二つ並んだ恥部を下へ移動し、入り口から奥までを蹂躙する。

 こね回すように内側をしばらく味わい――

 

 

「ぁは! ん、ひ! あぁぁ、私、先生ので……あ、やだぁ、抜いちゃ、やぁ……」

 

「んんっ、織、莉子、おっぱい、揉まないで……ひぁ!? それ、ダメッ!?」

 

 

 ――またキリカへ。

 今度は先端だけを、にゅこ、にゅこ、と何度も抜き差し、入り口付近のみの刺激にとどめる。

 十数回ほど楽しんだら、また織莉子。

 

 

「あっ、や、だ、めっ! するならちゃんと、もっと奥ま……で……え……ぁう?」

 

「うふふ、今度は私……んくぅ、あはっ、は、はぁん! 深いぃ!」

 

「ん、んん……や、やっぱりワタシにもっ、先生君、もっとぉ……ひぐ! ふ、やっ!」

 

「んぁ……あ、もうですか……? ね、ほら、先生もっと、私にも、もっと……ぅあん!」

 

 

 十秒か二十秒くらいの間隔で、腰の位置を上げ下げ。

 口では取り合っているのに、織莉子がキリカの色んなところを弄ってあげて、キリカは織莉子の負担にならぬよう身体を浮かせている。

 変わりばんこにねじ込まれるのを、彼女達も明らかに楽しんでいた。

 そろそろ、限界だ。

 

 ……なぁ、二人とも。もう出そうなんだけど、どっちに出して欲しい……?

 

 

「あっ! わ、ワタシ、ワタシ、にぃ! まだ、一回しか、出して貰って、ないからぁ!」

 

「そんな、ずる、ぃ! 私だって、もっと、あふ! 欲しい、の、にぃ! んぁぁあっ!」

 

 

 競うように腰を使い、精をねだる二人。

 この世で俺だけが味わえる、至高の贅沢。あぁ、最高だ。

 弾む吐息すら、離したくない。独り占めしたい。彼女達が、愛しくて仕方ない。

 だから――

 

 いくぞ、キリカ!

 

 

「あ、うんっ、きてぇ! ――ぁ! ああぁぁぁあああっ!!!!!!」

 

「……え……そんなぁ……」

 

 

 ――まずは、キリカに。

 そして素早く引き抜き――

 

 ほら、織莉子に、もっ!

 

 

「え、は、はいっ……んっ! ――んふ、ぅぅうううっ!!!!!!」

 

 

 ――残りを織莉子に吐き出す。

 一足早く達したキリカの身体を、竿を咥える織莉子が跳ね落し、二人の少女がベッドに並んだ。

 射精の余韻を十分に楽しんだ後、俺はその隙間に無理やり入り込み、疲れ果てた様子の恋人達を腕の中で休ませる。

 流石に六回もしては、硬さは維持できなかった。

 

 

「ぁ、はっ、は、はぁ、ふう、ぅ……」

 

「ぅふ、ふ、ぁ、はぅ、うぁ、ぁ……」

 

 

 荒い呼吸が三人分。

 気だるい多幸感に浸りながら、それを癒す。

 

 

「……くー……すー……」

 

 

 しばらくすると、左から安らかな寝息が聞こえてきた。

 疲れて眠ってしまったらしい。

 

 ……はぁ、全く。ヤるだけヤったら即眠るって、本当に……。

 

 

「仕方ない、よ……。織莉子、ホントにこの三日間、眠ってなかったみたいだから……。

 ワタシも、先生君の事が気がかりで、ほとんど休めなかったし……」

 

 

 そう、か。心配かけてたんだよな……。

 ………………ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~。

 

 

「んぇ? ど、どうしたのさ先生君っ? どこか痛むのっ?」

 

 

 心配してくれるキリカの声を嬉しく思いながら、しかし、賢者タイムな頭の中では、自責の念仏が大合唱(こういう表現で良いのかは知らないけど)していた。

 また、やっちまった。しかも今度は取り返しのつかない大事を。

 ここまで存分に楽しんでおいて後悔はしないが、むしろ人生に一片の悔いも残らないくらいだが……。

 

 どうする、これから……? どうやって二人を幸せにすればいい?

 とりあえず、一夫多妻制の国ってどこだ。外国籍の取得ってどうすりゃいいんだ。その国で必要とされるスキルも習得しないと……。問題が山積みだ……。

 

 

「……えっ。な、なんでワタシまで勘定に入れてるのさ? ワタシは、その、織莉子のついでに、時々でも相手して貰えれば……」

 

 

 うっさい。これはケジメの問題だ。

 絶対に愛人扱いなんかしないからな。織莉子もキリカも両方とも俺の嫁にする。そう決めたんだ。

 ……まぁ、順番的には、キリカに二番目になって貰うしかないし、そこは我慢してくれるとありがたいけど。

 

 

「………………バカだねぇ、先生君は」

 

 

 ボケーっとした後、呆れたように笑ってくれる。

 愛情たっぷりにけなされて、バカだとも、と俺は返す。

 

 バカだからこそ、俺は二人を選べたんだ。

 中途半端に賢くて、そちらか選んで両方を悲しませるなら、皆で笑える可能性があるバカな選択の方が俺は好きだ。

 クソみたいな男だけど、どこまでも付き合って貰うぞ。

 

 

「うん……。そんな君だから、ワタシは愛しちゃったんだ。どこまでも、着いて行くよ」

 

 

 相変わらず自分勝手で、いいことを言ってる風に最悪な宣言をしているだけなのに。

 彼女は、眼を細めてそれに頷いてくれた。

 織莉子の言った通り、これ以外に三人一緒にいられる選択肢は、見つけられそうにない。

 無理を通せば道理が引っ込むというし、ここは一つ、無理難題をごり押しして、世間様の道理を轢き殺してやろう。

 

 

「ねぇ、先生君。……織莉子の事、変に思わないであげて欲しいんだ」

 

 

 ……ん? 変にって、どういう事だ?

 

 

「その、さ。色々と突拍子もないことを言ったり、それを実行しちゃったり、とか。

 必死だったんだよ、きっと。ワタシ達を繋ぎとめようとして。

 先生君が寝ている間、本当に悩んでたんだ。織莉子も、これがどんなに常識外れなのか理解してる。

 それでも彼女はこの道を選んだ。ワタシが逆の立場でも、そんなの無理さ。織莉子は凄い人なんだよ。だから……わっ」

 

 

 この愛い奴め。

 

 弁明を繰り広げるキリカを、肩を抱いて引き寄せる。もはや忠犬といっていい尽くしっぷりだ。

 生憎とその主は、反対側で「せんせ……赤ちゃん……」とエロい寝言を呟いているのだが、聞いていたら涙を流して喜んだ事だろう。

 そして、これが逆の配置であったとしても、全く同じことが起きると確信があった。

 

 どんなことがあっても、手放すもんか。

 お前達は最高だ。最高に可愛くて、最高に愛しい、俺の――恋人達だ。

 

 

「……うん……」

 

 

 胸板に顔を乗せ、体重を預けてくるキリカ。

 当たる吐息がくすぐったく、触れ合う肌が心を落ち着かせる。

 

 

「今なら、信じられる気がする。先生君の言ってたこと……。

 ワタシの愛は、先生君と織莉子が居てくれれば、有限じゃなくなるかも知れない。

 限りある時間の中で、限り無い想いを注げるように、なれるのかも。

 こんな風に思えるだなんて、想像もしてなかったよ……」

 

 

 掠れる声で、確かめるように囁く。

 こちらの呼吸に合わせて上下する、幸せ。

 それをしっかと感じながら、両腕にある体温を決して忘れまいと、心に刻む。

 

 

「……ところで先生君?」

 

 

 ――のだが、ふいに顔を上げた右の恋人が、俺に向かってニンマリ。

 

 

「なんでさっきから、どさくさに紛れておっぱい揉んでるのさ?」

 

 

 え? あ、ごめん。無意識だった。

 

 いつの間にやら、腕がキリカの脇をくぐり、膨らみをサワサワしていた。

 どうりで右手が三割り増しで幸せなはずだ。

 

 

「しかも、またこんなに硬くしてぇ……。六回もしたっていうのに、まだ足りないのかい?」

 

 

 膝で股間を優しくグリグリ。いやらしく口角を上げて、含み笑いをされる。

 いじらしい忠犬が、あっという間に悪戯好きな黒猫へ変身してしまった。

 

 ……や、これはだな。不可抗力っていうか……。

 キリカにはまだ二回しか膣内射精してないだろ?

 不公平なのは良くないかなーって……あっはは……。

 

 

「なに? その理屈。……はぁ、仕方ない。こんな性欲魔人を織莉子一人に任せたら、いつか突き殺されちゃう。ワタシが身を呈して守らなきゃね」

 

 

 身体を起こし、上に跨った彼女が腰の位置を合わせる。

 どう見ても、エッチぃ女の子が都合のいい口実を見つけたようにしか見えない。

 しかし、彼女の味を知ってしまった俺には、拒むなんて選択も出来ず。

 極上の肢体を見せつけて微笑むキリカの誘いを、喜んで受け入れるのだった。

 

 

 

 

「だから、もっとして? 先生君。今まで織莉子とした分、ワタシの事も、たぁくさん……愛して?」

 

 

 

 

 




 驚愕の新事実!!
 キュゥべえの揉み心地は織莉子ちゃんのおっぱいだった!?

 という訳で、呉キリカ編でした。
 主人公が超絶オリー主にクラスチェンジしてしまいましたが、あくまで発射回数を増やすためですので、どうかご了承下さい。
 一夫多妻制も、そんな夢物語が通用する世界ではありません。いい思いをした分、奴はこれから残念な目に遭います。
 最後の予告中で拾いきれなかった伏線を回収させてありますので、「ここら辺どうなっとん?」という方はお読み頂けるとちょっとはスッキリするかも?
 ただし、本編よりも更に中二臭いんでそれだけ覚悟しておいて貰えると……。
 一応はこれで完結なのですが、番外編とおまけを一本ずつ考えておりますので、よろしければご期待下さい。
 それでは、失礼致します。
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