※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter2   作:深緑 風龍

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第6-3章 ジョジョとの奇妙なお泊まり

-東京 カフェ店-

 

ガルッチ「はぁ、どうにかジョジョの世界に着いたのは良いが…。」

フラン「お兄ちゃん、言いたいことは分かるわ。」

こいし「うん、私も。」

イリヤ「同じく。」

クロエ「何ででしょうね…。」

5人「何で僕ら(私達)学生になってるの?後他のみんなは?」

 

早速出落ちですが、実は理由があった。着いたのは良いものの、どういう訳かガルッチ陣営6人、ルッチ陣営6人、士郎陣営8人と別れてしまった。一応連絡手段として、通信機を渡し、連絡を取ってみたところ、士郎達はアメリカ、ルッチ達はイギリスにいたのだ。結果、エジプトで落ち合おうと言い、そのまま連絡を切った。しかも紫から聞いたところ、みんな学生設定されているらしい。

 

ギル「しかし、まさかこの我も学生というものになるとはな。」

ガルッチ「んまあ、新鮮味があって良いんじゃねえか?」

ギル「ふむ、そう言う捉え方もあるか…。しかし我が雑種よ、なかなか似合ってるではないか。」

フラン「確かにね。やっぱり学生経験があるからじゃないかな?」

ガルッチ「まあ、魔法学校の生徒だったしな…、言われて当然か…。それに、4人とも小学生に見えるけど、実際には僕と同じ学年だしな。」

クロエ「そうね。そ・れ・に。」

ガルッチ「?」

 

なんか、色っぽい声出してるけど、これってまさか…。

 

クロエ「学生服で、空いてる部屋で、あんなことやこんな事をする事も出来るわねぇ…。」

ガルッチ「うん…まあ、ある意味間違いじゃ……ねえけどな…。」

 

っとその時…。

 

『ガシャン!!』

 

6人「!?」

 

何かが壊れる音がした。よく見ると、外国の人らしき人が4人いた。そこには、壊れたカメラを見た。

 

ガルッチ「……ちょっと行ってくる。」

6人「行ってらっしゃい(気をつけるのだぞ、我が雑種)。」

 

そうして、早速彼らに近づいた。

 

???「あー、何でもありません。気にしないで……む?」

???「誰だ?こいつ。」

ガルッチ「あーお気になさらず、あとこのカメラ、ちょっといいですか?」

???「へ?グチャグチャだが…。」

ガルッチ「構いません、ちょっと直すだけなので。」

 

その言葉を聞いた時、老人は驚いた。

 

???「ちょ…ちょっと待て!いくら学生でも、修理は…。」

ガルッチ「静かにして。(トレース・オン。)」

 

破損部分、基盤、フラッシュなど…か。よし、これを元に戻そう。そういい、青い球体を作り出し、壊れたカメラに近づけた。すると、元のカメラに戻った。

 

ガルッチ「(錬金術と時魔法の応用編。久しぶりだったから緊張した…。)はい、どうぞ。」

???「こ……こりゃたまげた!カメラが元通りだ!」

???「一体、どうやって…。」

???「まるで魔法みたいだな…。」

ガルッチ「あー、今は教えは出来ません。それより、その写真……!?」

 

その写真を見た途端、驚くべき事が写っていた。

 

???「ど…如何したのじゃ?」

ガルッチ「すみません、ちょっと見せてください!」

???「お、おい。」

 

青年の言葉を聞かず、その写真を見た。あの手の甲にある時計の刻印、間違いない。

 

???「あのー、一つお聞きしたいのですが、DIOについて知っているのですか?」

ガルッチ「あ、失礼。DIOですか。」

 

うーんと促すが…。

 

ガルッチ「知ってはいますが、今はお話は出来ません。」

???「何?知らないじゃなく、話すことが出来ない…と?」

ガルッチ「ええ、誤解を招くようなことを言ってますが、今は話せません。ただ、明日に怪我をしたら、真っ先に僕のところに来てください。」

???「なぜ?」

ガルッチ「いずれ、わかりますので。それでは…。」

 

っと立ち去ろうとしたときだった。

 

???「ちょっと待った!お主の名前を聞きたい。」

ガルッチ「……。」

 

少し黙ったが、あえて名前を言った。

 

ガルッチ「高校3年のガルッチです。そちらは?」

???「儂はジョセフ・ジョースター。こっちはモハメド・アヴドゥル。」

???「俺は空条承太郎。こっちはお袋のホリィ・ジョースター。」

ガルッチ「それでは、皆さん。特に承太郎さん、学校で会いましょう。」

 

今度こそ、その場から去った。だが、ジョセフの発言でガルッチが戻ることになった。

 

ジョセフ「なんか、女の子みたいな奴だったな…。」

ガルッチ「僕は男だ!ジョセフさん!!」

ジョセフ「き…聞こえていたか…。」

 

何でここでも女の子と勘違いされるんだよ…。そんなに女の子に見えるのか…。

 

ガルッチ「ただいま…。」

クロエ「お兄ちゃん、おかえり。」

ガルッチ「みんな、聞いてくれ。どうやらDIOの手の甲に時計の刻印が見えた。」

イリヤ「え、それって…。」

ガルッチ「恐らくな…。」

 

やはり、ここにも星の勇者がいた。だが、どうやって接触しよう…。DIOとなると、承太郎達の敵、迂闊に手を出すことは出来ない…。そうなると難しい限りだが…。

 

ギル「皆の衆よ、悩んでいても仕方あるまい。いずれにしても、承太郎と言うものと共に行動するのが先決だろう。後から説明した方が良かろう。」

ガルッチ「うーん、ギルガメッシュの言うとおり、その方がいいな…。」

フラン「もちろんお兄ちゃん、最初に戦う人って…。」

ガルッチ「ああ、花京院典明だろう。承太郎が戦闘に入る前に、僕が出る。」

イリヤ「行けるの?」

ガルッチ「初のスタンドバトルだけど、たかが二十歳前の小僧からやられるほど、柔な人生は送ってないさ。」

クロエ「なんか年寄りっぽい台詞ね。」

ガルッチ「実際、40~50代だったからな…。」

店員「お客様、ブラッドオレンジジュースです。」

ガルッチ「お、来た来た。」

 

実はこう見えて、ブラッドオレンジとかが好きで、毎日飲みたいほど気に入ってる。

 

こいし「あ、お兄ちゃん。」

ガルッチ「ん?どうし……ん!?」

 

こいしに振り向くと同時にキスされた。って、ここカフェ店なんだが!?少し空気読んで!?

 

こいし「ん、ふぇ、ジュース…こぼれてる…。」

ガルッチ「(こ…こいし~!ちょいストップ!直接は難しいって!あと、みんな見られるって!!)///」

 

それにお構いなしのこいしは、更に攻めていたが、イリヤがストップを入れた。

 

イリヤ「こいしお姉ちゃん、続きはまた今度にしましょ?」

こいし「うーん、そうだね。」

ガルッチ「うー…恥辱プレイか何かかよ…。」

ギル「ハッハッハ、愉悦愉悦。」

 

そういい、ブドウジュースを飲むギルガメッシュだった。いや、愉悦って…。まぁいいか。今しばらくは学校帰りの学生としてみられた方が良さそうだな…。今のとこは…。

 

-東京 空条邸-

 

ガルッチ「えーっと…、ちょっといいですか?承太郎さん。」

承太郎「ん?何だ?」

ガルッチ「良いんですか?僕ら7人そちらに泊まって…。」

ジョセフ「まあまあ、そう遠慮する必要はない。何だか、帰る家がないように見えたから。」

 

ありのまま今起こったことをはなすと、実は帰る途中で今思ったところがあった。僕ら、住む家無くね?そう思っていた矢先、再び承太郎さん達と出会い、ジョセフさんが家に来ないかっと言われて現在に至るということだ。

 

ギル「そうだ我が雑種、遠慮はいらんのだぞ?」

ガルッチ「いやあのな…。」

ジョセフ「そういえば一つ気になってた事だが、お主らは?」

フラン「あ、自己紹介まだだったね。お兄ちゃんはしたから、今度は…。」

 

あ、ちょっとフラン!?

 

承太郎「待て。お兄ちゃんって誰のことだ?」

 

あー、承太郎さん…やっぱりそこ聞いちゃうか…。ってかフラン、今答えな……。

 

フラン「誰って、ガルお兄ちゃんだけど?」

 

ヤッパシコタエルンカヨ~。

 

アヴドゥル「では、我が雑種って一体…。」

ギル「あー、我が雑種とはこの者だ。」

 

あの、何で誤解を招くような言い方を?

 

ジョセフ「お兄ちゃんに、我が雑種って…ガルッチよ、少しマニアックなのでは…。」

ガルッチ「僕に聞くな…。ってか、自己紹介を…。」

フラン「それもそうね。私はフランドール・スカーレット、高校2年生よ。」

こいし「私は古明地こいし、フランちゃんと同じ学年です。」

イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、高校1年生よ。」

クロエ「イリヤお姉ちゃんと同じ1年生の、クロエ・K・スカーレット・ラーク・アインツベルンよ。」

ギル「そして!我は英雄の中の英雄。英雄王のギルガメッシュだぞ!」

ガルッチ「ちなみに、僕と同じ学年です。」

ジョセフ「ストップ、4人はともかく一人なんて言った?」

ガルッチ「ギルガメッシュって言ったよな?」

ギル「ああ、知らぬ者はいないはずだ…。」

ジョセフ「oh no!!何でメソポタミア神話の者の名前が!?」

承太郎「………やれやれ。」

アヴドゥル「驚いた、ここで英雄王を間近に見えるとは……意外ッ!!!」

 

やっぱりこうなるか…。

 

ジョセフ「それで、ガルッチよ。お主はDIOの事を知っておるな。」

ガルッチ「あ、はい。」

ジョセフ「少し、教えてくれんか?ついでじゃから、スタンドの正体も。」

ガルッチ「スタンドですね。うーん…、答えまでは言わないが、ヒントはありますね。」

ジョセフ「ヒント?」

ガルッチ「ええ、あれです。」

 

そう言うと、ガルッチは時計の方に指さした。

 

ジョセフ「と……時計?」

ガルッチ「答えを言ってるようなものですよ。」

ギル「まあな、ちなみに我が雑種も、似たような物を使えるぞ?」

ジョセフ「ちょいと待て、お主ら本当に学生なのか?妙に怪しいのじゃが…。」

 

あ、疑い初めてきた。んまあここまで言われたらしょうがない、言ってあげようかな?

 

ガルッチ「わかった、言うよ。実は僕らはスタンド使いなんだ。」

 

3人とも驚愕した。オブラードに包まず、恥じることなく言った。

 

ジョセフ「お…お主ら本当に?」

ガルッチ「ええ、みんなスタンド出して。」

 

そう言うと、全員スタンドを出した。ガルッチは剣だけ。

 

ジョセフ「クロエちゃん…だっけ?スタンドは出さないのかね?」

クロエ「ううん、出せないじゃなくて、スタンドの像がないだけなの。能力はあるから安心して。」

アヴドゥル「まさか、4人とも幼い筈なのに、こうもスタンドを扱えるとは…。」

承太郎「ところでガルッチ、その剣もスタンドなのか?」

ガルッチ「ええ、普通に剣として使えますしね。もう一本ありますが、正式なスタンドじゃないですけど。」

 

そう言うと、妖刀・憑依冥界丸も出してきた。

 

ガルッチ「こっちはアヌビス神、いずれ君達と戦うスタンドなんだが、こっちは敵対関係じゃないから、安心して。」

アヴドゥル「アヌビス神って、エジプト9栄神の一人では…。」

アヌビス『まあまあ、そう細けえ事は気にするな。旦那の敵は俺の敵だしな。』

2人「喋った!?」

ガルッチ「僕のじゃないからな…。だが、僕達は敵じゃない。だから安心して。」

承太郎「確証は?」

確証か……、確かに難しいな。僕らは幻想郷で起こった異変は、この世界に関係しているから来ているから、敵になり得る可能性もなくはない。とはいえ、星の勇者を集めるという使命もある。如何すれば…。

 

承太郎「ん?ガルッチ、その腕の刻印はなんだ?」

アヴドゥル「刻印?」

ガルッチ「ん?ああこれ?これは星の勇者の証。」

アヴドゥル「星の勇者!?」

 

その時、アヴドゥルは驚愕した。

 

アヴドゥル「(やはり、あの予言は正しかったのか…?二人の星の勇者が世界を抜け出すとき、運命が動き始める…。少々悩みどころだが…………。)」

ジョセフ「アヴドゥル、アヴドゥル!」

アヴドゥル「あ、何でしょうか?」

ジョセフ「お主話聞いていたのか?」

アヴドゥル「す、すみません。少し考え事を…。」

ガルッチ「(さっきの考え事…、もしかしてこの人、時空の賢者かな?)」

 

そう思っていた矢先だった。

 

ガルッチ「みんな伏せて!」

8人「!?」

 

突如エメラルドが襲いかかってきた。

 

ガルッチ「久々に使うか!『ロー・アイアス』!!!」

 

14枚の花弁が現れ、エメラルドそのもを防いだ。

 

???「ふむ、スタンドで防いだか?いや、それは良い。」

ガルッチ「ちっ、予想外だな。わざわざそっちから出向くとは。」

???「そっちこそ、よく我が攻撃『エメラルドスプラッシュ』を防いだな。」

ガルッチ「あんたが、花京院典明か?」

花京院「如何にも、私が花京院典明だ。私は人間だが、あのお方に忠誠を誓った。」

ガルッチ「……嘘だな。」

花京院「…何?」

ガルッチ「あんたは心の何処かで抵抗している。顔が出てなくても、僕には心を読むことが出来る!!」

花京院「小癪な……、まずは貴様から倒す!エメラルド……スプラァァァッシュ!!!」

 

再びエメラルドが放出する。だがそれでもガードされ続けている。

 

承太郎「ガルッチ、それは…。」

ガルッチ「僕の魔術、或いは魔法と言うべきだな。カメラを直すときも使った。」

クロエ「ちょ!?バラして良いの!?」

ガルッチ「大丈夫、此奴は真似しようにも出来ねえ仕組みなんでな!」

 

そろそろ攻撃開始と行くか!

 

ガルッチ「漆黒の闇の騎士よ、力を貸してくれ!『セイバー』『アルトリア・ペンドラゴン・オルタナティブ』、夢幻召喚(インストール)!!」

 

ガルッチのまわりから闇が蠢き、鎧へと変えていった。

 

ガルッチ「カラーコンタクト、クリムゾン!」

 

黒き鎧に身を纏ったと同時に、右眼は深紅色に染まった。

 

花京院「そんな物、ただの虚仮威しだ!エメラルド……。」

ガルッチ「如何かな?」

 

ガード使わず、そのまま近づくガルッチ。対して、もっと威力のあるエメラルドスプラッシュを放とうとしている花京院。そして…。

 

花京院「スプラァァァッシュ!!!」

 

今度は音速の如く飛ばし、そのままガルッチに直撃した。

 

ジョセフ「が……ガルッチ!!」

ギル「雑種、慌てるな!」

アヴドゥル「し…しかし…。」

こいし「見てて、こっからがお兄ちゃんの見せ所よ。」

 

花京院「ふ、やはり口ほどにもない悪だな。」

ガルッチ「ああ、だがその悪に…。」

花京院「!?」

 

直撃したはずのガルッチは、まだ立っていた。

 

ガルッチ「貴様は負ける。君が正義なら、僕は悪となりて、正義を斬る!君を殺しはしないが、眠って貰う。」

花京院「くそ、何故だ!エメラルドスプラッシュを直に当たったはず!しかも悪に負けるだと!?」

ガルッチ「『卑王鉄槌』、極光は反転する……。」

 

詠唱が始まると同時に、ロストメモリーから暗黒の力が漂い始める。チャージ状態のままアルトリア・オルタナティブのカードを抜き、ロストメモリーに差し込んだ。

 

『セット。『セイバー』アルトリア・ペンドラゴン・オルタナティブの宝具の使用が可能です。』

ガルッチ「さあ、花京院典明。光を呑め!『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』!!」

 

闇の閃光が放たれ、そのまま花京院に直撃した。

 

花京院「ぬぉぉぉぉぉぉ!?」

 

まともに食らったが、やはり威力は低めにしたためか、まだ立っていた…が。

 

花京院「何て……強い……スタンド使いなんだ……。」

 

それでも直撃だったため、そのまま倒れた。

 

ジョセフ「す…すげぇ…。」

承太郎「あれが…。」

アヴドゥル「何と恐ろしい…。」

ガルッチ「ふぃー、疲れた。さて、ホリィさんが来る前に直しとこ。」

 

-数分後-

 

ガルッチ「すみません、勝手に庭で戦ってしまって。_| ̄|○」

フラン「いや、そこ謝るの?」

ジョセフ「ガルッチ、別に謝れとは言っておらんし、元通りにしてくれたんだから別に良いじゃないか。」

承太郎「…やれやれ、面倒くさい奴だな。ところで…。」

 

承太郎はガルッチから今気絶状態の花京院を見た。

 

承太郎「此奴は如何するんだ?」

ガルッチ「あー、今から洗脳状態を解く。フラン、準備を。」

フラン「うん。」

ジョセフ「準備?」

フラガル「波紋だよ。」

ジョセフ「何!?波紋使いなのか!?」

フラン「正統派じゃないけどね。お兄ちゃん、いつでもいいよ。」

 

そういい、ガルッチは花京院のデコの髪をどかし、洗脳の元凶を見つけた。

 

ジョセフ「肉の芽か…、お主抜けるのか?」

ガルッチ「静かに…。」

 

触れると同時に肉の芽はガルッチの腕に侵入した。

 

ジョセフ「な、本当に大丈夫なのか?」

承太郎「じじい…静かにしろ。」

ガルッチ「じっとしてろ、じゃないと奇麗に抜けないじゃないか…。」

 

普通ならこのまま脳まで侵入しようとしていた肉の芽は、急にやめ、元の位置に戻った。そして抜き取り、フランに投げた。

 

フラン「月光の波紋疾走(ムーンライトオーバードライブ)!!」

 

波紋が当たると同時に、ジョセフは驚いた。何と肉の芽は氷のように固まり、そのまま砕け散ったのだ。

 

ジョセフ「何じゃと!?肉の芽が凍ったぞ!?」

フラン「ええ、吸血鬼専用の波紋。別名、月の波紋と呼ばれている物よ。」

ジョセフ「きゅ……吸血鬼専用の波紋じゃと!そんな物があったのか!?」

フラン「禁じられた波紋とも呼ばれた物よ?知ってる方がおかしいわ。その昔、元々は太陽の波紋と月の波紋を使う仙人がいた。でも、月の波紋は人間に使うには適さない物で、場合によっては自分が凍ってしまう恐れがあったの。」

ジョセフ「じゃが、お主人間じゃあ…。」

ガルッチ「あー…実はというとだな…。」

 

-少年説明中-

 

ジョセフ「何じゃと!イリヤちゃんとクロエちゃん以外全員人間じゃない!?」

承太郎「やれやれ、まさか人外とはな…。」

アヴドゥル「私も驚きました…。何でそこまでして…。」

ガルッチ「いや、言ったって信じないんじゃないかって思うから…。」

フラン「吸血鬼でも外に出てる理由は、お兄ちゃんの血のおかげで出ることが出来るからね。」

ジョセフ「それだとガルッチが吸血鬼に!」

ガルッチ「ならねえよ。吸血とか吸活はあるけど、吸血鬼にはなってない。貧血になってるのは事実だけど…。」

 

どういう体の構造してるんだと言わんばかりの顔をしていた。まあ、そうなりますな。

 

フラン「それに、石仮面って物をかぶって吸血鬼になった人間と一緒にしないで欲しいなぁ。私は純粋な吸血鬼なのよ?しかも、ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュの末裔。」

ジョセフ「じゅ…純粋な吸血鬼…。このような可愛い子が?」

ガルッチ「おいジョセフ、僕のフランに手を出したら、右手首折るぞ?」

承太郎「………このロリコンじじい。」

ジョセフ「何故じゃ!?承太郎、儂はそのような趣味は持っておらん!信じてくれ!」

ギル「ハッハッハ、これはまた愉悦だな。」

アヴドゥル「ジョースターさん、奥さんがいるのに…。」

ジョセフ「アヴドゥル、お前もか!?」

クロエ「もう、おじいちゃんってそっちが趣味なのかな?」

ジョセフ「クロエちゃん、年寄りをからかうでない!」

イリヤ「ちゃん付けしていては…ねえ?」

こいし「うん。」

ジョセフ「oh no!!」

 

そのまま、花京院が起きてもなお、ジョセフ弄りは終わらなかった。しかもホリィさんもジョセフ弄りに入っていった。

 

そして、夜が更ける。

 

夕食を食べ終わり、泊まる部屋で寝転がったいたところ、ノックが聞こえた。

 

ガルッチ「誰だろ?」

 

少し警戒しながらドアを開けると、頭に包帯を巻いていた花京院がいた。

 

花京院「少し、良いかな?」

ガルッチ「あ、ああ。どうぞ。」

 

花京院を部屋に入らせ、少し座布団を召喚させた後に座らせた。

 

ガルッチ「何かな?」

花京院「あの、何で僕を助けたの?」

 

あー、その事か…。理由は無いんだけどなぁ…、いやあったわ。

 

ガルッチ「そうだな、なんか怖がってたように見えたからさ。」

花京院「怖がってた…か…。君はスタンドが見えるんだね。」

ガルッチ「じゃなきゃロー・アイアスを使ってないよ…。あと、すまなかったね。気絶状態にするには、こうするしかなかったから…。」

花京院「いやいや、気にしなくていいよ。」

ガルッチ「そうか…。」

花京院「……。」

ガルッチ「……。」

 

やばい、話す内容が思い浮かばねえ。ど…どうしよう…。

 

花京院「なぁ。」

ガルッチ「ふぇ?な、何だ?」

花京院「DIOの事、どう思う?」

 

なんか唐突なこと言ったな…、何で急に…。

 

ガルッチ「どうって…言われても。」

花京院「君ってさ、何処となくDIOに似ているんだ。」

ガルッチ「え、僕が?」

花京院「うん。」

ガルッチ「そうかな…、確かに『WRYYYYY』とか『無駄無駄ァ』って言ってはいるけど…、別に世界を支配したいとは思わないな…。」

花京院「でもさ、君といると、何だか心地よくってさ。すごく、安心するよ。」

ガルッチ「そ…そうかな?でも僕、こう見えて殺戮者なんだよ?」

花京院「え?」

ガルッチ「少し、過去の話をするけど…、昔僕がまだこの世界に来る前、復旧作業をやっていたときがあってね。」

花京院「復旧作業?」

ガルッチ「戦争があったんだ。その時の僕は、反乱軍に入ってたんだ。国の政治を変えるために。」

花京院「それでどうなったの?」

ガルッチ「勝った。それで復旧作業をしていた。でも…。」

 

ガルッチは、あの頃を思い出した。

 

ガルッチ「あるとき、民達の暴動があったんだ。実の所、如何してあんな暴動が起きたのか、未だに謎だった。圧政だった時代を0にして、学校を立てたり、高い税金を下げたり、奴隷商売の奴らだったら僕が成敗したりと色々やっていた…。だがそれでも、その暴動が分からなかった。」

花京院「出来るだけ、元凶を潰していったってことだね。それでも消えなかった…か。」

ガルッチ「その暴動を起こした者、それに参加した人らは心の塔の門に着き、ルッチを出せと言ってきた。」

花京院「ルッチって?」

ガルッチ「僕の兄さんさ。そんで、僕が到着してこの暴動の原因を聞こうとしたけど、全く聞いてくれなかった。だが、ある一言が原因で………そこにいた民は死ぬことになったんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴動リーダー『さっさとルッチを出しやがれこの餓鬼!!それとも、テメェの兄貴は弱虫なのか?』

ガルッチ『…………貴様、今なんて言った?』

暴動リーダー『テメェの質問に聞くか!!退かねえなら俺が……!?』

ガルッチ『黙れ、雑魚で屑で、兄さんの暴言を吐く奴に、僕が通すとでも思ったか?そのまま死んでいけ。』

暴動リーダー『この…クソ……や………ろう……。』

ガルッチ『………どうせお前らも同罪だ。ここで皆殺しにする。恨むなら、そんな事をした自分にいいな。さて、貴様ら覚悟はいいか?手洗いは済んだか?神様仏様の祈りは?世界の隅までガタガタ震えて命乞いする準備は?それじゃあ、死のうか。暴動グループの皆さん…。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花京院「………あの、まさかだけど…。女子も?」

ガルッチ「……ああ。何の戸惑いもなく、殺していった。何人いたか忘れたけど、兄さんが声を掛けた時には、そこには今殺そうとした4歳の女の子と大勢の死人だった。」

花京院「…………。」

 

花京院は絶句した。こんなに優しそうな人が、無慈悲な殺戮を起こすなんて、思わなかったからだ。

 

ガルッチ「そのせいで……、一時期閉じ籠もった。またみんなを殺すんじゃないかって、怖かった。殺し以外の方法を見つけなかった自分に責めた。」

花京院「…………だから、あの時君は悪だと言ったのか。」

ガルッチ「…………ああ。」

花京院「………ねぇ、君の将来ってどんなの?」

ガルッチ「急に……何だ?」

花京院「少し気になっててさ。」

ガルッチ「…………。」

 

ガルッチは6歳の頃を思い出した。憎んだ親父が聞いてきた質問だった。

 

ガルッチ「僕ね、皆には言えない将来があるんだ。特にエミヤが聞いたら、呆れられるし、ギルガメッシュに聞かれたら、ネタにされちゃうぐらいなんだ。」

花京院「どんなの?」

ガルッチ「皆には言うなよ?」

花京院「言わないさ。」

ガルッチ「僕は………、正義の味方になりたかったんだ。」

花京院「正義の……味方?」

ガルッチ「ああ、親父も正義の味方になろうと、傭兵になったらしくてさ。でも、正義の味方って、意外と理不尽なんだよね…。」

 

満月を見上げながら、ガルッチは続けた。

 

ガルッチ「10を救うなら1を切り捨て、100を救うなら10を切り捨て……、その10%の人々を犠牲にしなくてはいけなかった。結果、僕は正義の味方になる夢は、なくなった。今じゃ、人殺しをやる、正義と悪の断罪者になってるんだ。」

花京院「いわゆる、両者成敗って事?」

ガルッチ「ああ。体裁者がギルガメッシュなら、僕は断罪者がお似合いだしね。所詮人殺ししか出来ない、殺人快楽者のような存在さ。」

花京院「…大切な人にも……か?」

ガルッチ「いや、大切な人や仲間は必ず守る。もう失うところは見たくない、絶対に…。」

 

気が付くと、自分は泣いている。それを気にしたのか、花京院はそろそろ戻るねといい、部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「何やってるんだろうな僕…。こんな事をして、報われる筈無いのに…。DIO、お前は今も、誰かに愛されたいのかな?帝王ではなく、ディオ・ブランドーとして……。」

 

そうつぶやき、眠った。

 

-to be continue⇨-

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