Star Dust Space chapter2 作:深緑 風龍
-香港-
ポルナレフに決闘を申し込まれ、外に出たガルッチ達。今ここで、二人の戦いが始まる………筈だった……。
ガルッチ「………おい、ポルナレフ。」
ポルナレフ「……何だ?」
ガルッチ「お前、絶対迷ってるだろ…。同じ場所に行ってるけど。」
ポルナレフ「すまん、この地図見てはいるが、如何しても行けないんだ。」
アヴドゥル「まず、何処に行こうとしているんだ?」
ポルナレフ「えーっと、此処だが…。」
アヴドゥル「ふむ…、ガルッチ。」
ガルッチ「了解、全く最初っから頼ってよ…。」
ポルナレフ「メルシー…。」
まさかの場所間違いして迷子状態になっていた。そして数分後、ようやく到着。
ガルッチ「到着、お前しっかりせい。」
ポルナレフ「いや本当に面目ない。さて、そろそろ始める前に、一つ予言しておこう。」
ガルッチ「予言?」
ポルナレフ「お前は自分のスタンドを制御できず、暴走して死ぬだろう。」
死の宣告か、しかし…。
ガルッチ「ならば、今ここで狂うとしよう。ロストメモリー!!」
ポルナレフ「剣型のスタンド……。なるほど、自分で戦うと言うことか。」
ガルッチは早速、左腰にあるクラスカードケースの蓋を開け、一枚のカードを取り出した。
ガルッチ「さぁ、始めるか。『セイバー』『ネロ・クラウディウス』
ポルナレフ「何!?ローマの暴君だと!?」
地面から炎が上がり、そのままガルッチを包み込み始めた。
ポルナレフ「くっ、しかしこのシルバーチャリオッツの敵じゃあない。我が剣を…喰らうが良い!」
チャリオッツは炎に包まれているガルッチを、素早く貫こうとしていた。だが、突く以前にダメージを持ってかれていた。
クロエ「今のって…。」
ポルナレフ「ぐっ…、何だ今の速さ…。」
ガルッチ「剣技『
ポルナレフが後ろを向くと、男装の皇帝神話礼装を着たガルッチがいた。見つけたと同時に再びチャリオッツの攻撃が始まった。連続の突きに対し、ガルッチはロストメモリーとネロの剣で防いでいた。だが、一瞬の隙を見えると、僅かながら攻撃をしてきた。
承太郎「な…何て野郎だ。」
花京院「普通、スタンドを攻撃するにはスタンドじゃないと無理なのに…。スタンドじゃない剣を、当てに行くとは…。」
ギル「よく見ておけ、我が雑種はとある戦争で単騎で戦った事のある、剣士の姿を…。」
攻撃が止むと同時に、ガルッチの攻撃が始まった。
ガルッチ「我が剣は光を斬り裂く!『
だが、さすがに勢いが余ったのか、違う方に当てていった。
ポルナレフ「何処を当てている。」
ガルッチ「チッ、やっぱりこの剣は使いづらいな…。だが、負けてたま……!?」
そして、また予想外な事に、ロストメモリーが爆発を起こした。
ジョセフ「が……ガルッチー!!」
アヴドゥル「な…何てことだ…。」
ポルナレフ「予言通りだな、制御できず、暴走して死ぬとな。」
ギル「ならば貴様、後ろにいる者は誰かな?」
ポルナレフ「何?」
後ろを振り向くか否や、そこには二つの剣が炎に身を包んだガルッチがいた。
ガルッチ「『
ポルナレフ「な!?」
急いでチャリオッツを呼び戻そうとするも、既に遅かった。二つの斬撃が、ポルナレフとチャリオッツに当たり、燃え上がり、倒れた。それと同時に、ガルッチの衣装は元に戻った。
ガルッチ「ふう、今後はネロのカードを使うの控えよう。此奴だけ扱い辛い…。」
クロエ「さて、お兄ちゃんの戦いも終わったし、次に…。」
ガルッチ「いや、まだだ。」
みんなは疑問に思った。終わったはずなのに、何故まだ倒していないと言えるような顔をしているか、分からなかった。だが、急に相手のスタンドの甲冑が弾け、ポルナレフが宙に浮くところを目撃した。
ポルナレフ「ブラボー、おお…、ブラボー‼︎」
ガルッチ「チッ、あの甲冑…、ダメージ軽減か。」
アヴドゥル「しかも、彼奴飛んだ!?」
クロエ「ううん。よく見たら、スタンドが持ち上げてる。」
ポルナレフ「甲冑をはずしたシルバーチャリオッツ!騎士道精神に恥じるので、どういうことか説明する時間をいただけるかな?」
ガルッチ「いや、無用だ。気にしないで頂きたい。」
ポルナレフ「そうか。ならば、君にゾッとすることをお見せしよう。」
ガルッチ「……どうぞ。」
その言葉と同時に、キャストオフしたシルバーチャリオッツが複数体現れた。
アヴドゥル「何だと!?」
ジョセフ「スタンドが…増えた!?」
ガルッチ「………。」
ポルナレフ「ゾッとしたようだな。これは、残像だ。君の感覚へうったえるスタンドを残像群だ。君の感覚ではこの動きについてこれないのだ。」
ガルッチ「……どうやら、少し失礼だったようだな。」
ポルナレフ「ん?」
ガルッチ「それ程本気を出し、更には説明をくれたにも関わらず、本気を出さずに戦っていた事に、君には失礼な事をしてしまったな。」
不敵な笑いをしながら、あごを引いた。
ガルッチ「失礼したお詫びに、こちらは慢心を捨て、君にはゾッとすることを見せてやろう。」
ポルナレフ「これよりゾッとすることをか?いいだろう、やってみるが良い。」
そう言うと、妖刀・憑依冥界丸を抜くと同時にロストメモリーと一緒に宙に投げた。その途端、二つの剣は宙に止まった。
ジョセフ「!?」
承太郎「何!?」
ガルッチ「我が第二のスタンドをお見せしよう。その名も『シルバームーンライト』!!」
そこに現れたのは、まさしく承太郎のスタンド『スタープラチナ』と似たようなスタンドだった。だが、よく見てみると左胸には月の刻印が書かれていて、違うスタンドだと分かった。
ポルナレフ「な……バカな。スタンドは一人に一体の筈!」
ガルッチ「確かにな、だが例外は存在する。人格解離者なら、スタンドを複数出すことが出来る。更には、同一人物の場合性能と姿が違えど、同じスタンドを出すことが出来る。そして、第三のスタンドもお見せしよう。『THE VISION』!!」
ガルッチの左腕から、青色の鎖が現れてきた。
ガルッチ「どうだ?ゾッとしただろ?」
ポルナレフ「た……確かに……、ゾッとしたな…。だが、それだけで何が出来る。」
3体のシルバーチャリオッツがガルッチに襲いかかるも、シルバームーンライトがその3体を斬り捨てた。
ガルッチ「驚く事じゃない、所詮僕が斬ったのは偽物さ。だがな、例えどんなに増えようとも、僕には追いつけない。お前が1,000体のシルバーチャリオッツを作るのなら、それを凌駕し、お前という存在をたたき落とそう。」
そう言うと、かつて天照大神が作ったと言われている『日光・暁丸』と月夜見が作ったと言われている『月光・闇夜丸』を抜いた。
ガルッチ「行くぞ、銀の戦車を持つ騎士よ。分身を作る精神は十分か?」
ポルナレフ「ふっ、思い上がったな?小僧。」
お互い笑い合うと同時に、攻撃が再開した。あらゆる場所からシルバーチャリオッツが現れるもガルッチは数体、シルバームーンライトは数十体の分身を倒す。それでも増え続ける分身だが、THE VISIONが援護に回り、数百体の分身を片づけた。
ジョセフ「な…あれだけの分身のスタンドにも関わらず、冷静に対処してる…。」
アヴドゥル「しかし、これでは奴へのダメージは通らない…。」
ギル「いや、我が雑種なりのやり方だろう。奴は相手の行動を読みつつ、隙が見えたらすかさず攻撃を入れてくる。」
フラン「それに、お兄ちゃんは負けないわ。」
承太郎「……信用しているんだな。お前達は。」
こいし「うん。」
ポルナレフ「何故あれだけの分身を出したにも関わらず、息が上がらないんだ?」
ガルッチ「分からないか?いや、無理に分かることも出来ないだろう。何かの事情があってこれだけの強さを持つお前は、スタンドの中では良いスタンド剣士になれるだろう。だが、復讐に取り憑かれれば、それも無意味だ。しかも肉の芽に着いている以上、弱体化はしているはずだ。所詮今の貴様は、未熟者だ!」
ポルナレフ「思い上がったその図解……、一片足りとも残しはせん!!!」
激昂したのか、シルバーチャリオッツの分身が更に増えた。
ガルッチ「アヌビス、まだ余裕か?」
アヌビス『へ、杞憂です。旦那のスタンドですが、結構居心地がいいですね。』
ガルッチ「其奴は光栄だ。そろそろ行くぞ!!」
BGM エミヤ2015
ジョセフ「こ……これは凄すぎる…。」
承太郎「さすがの俺でも、ここまで動ける自信がねえ…。」
あらゆる場所から襲うシルバーチャリオッツの分身。それを察知し、斬りつけるガルッチとシルバームーンライト、チャンスと言わんばかりに近づき、闇夜丸で斬りかかるも、シルバーチャリオッツの本体が、ポルナレフを防いだ。
ポルナレフ「ば……バカな、この俺が…。このような奴に!!」
ガルッチ「他のスタンド使いなら、こんな事をやる事はないだろう!殺られる前に殺る奴と卑怯な手段を使う奴らにやったって、どう足掻こうがこの行動は出せない!だが、お前が相手なら……、剣術を極限に熟してる僕が!一歩先に行く!!」
斬りつけが成功するも、斬ったものは分身だった。
ポルナレフ「お……おのれ……!」
最早完全に殺しに行くかのように、様々な場所からシルバーチャリオッツの分身を作り出し、ガルッチとシルバームーンライトを襲わせた。
ポルナレフ「おのれ!!おのれ!!おのれ!!おのれ!!!!」
だが、それでも弾き返され分身そのものを消した。
ポルナレフ「おのれ!!貴様如きに本気で殺らなければならんとはな!!!!!」
更に分身が増えた。しかし、その手には乗らなかった。
ガルッチ「見つけた!!アヌビス、それを使って分身共を片づけて!!僕がシルバーチャリオッツの本体を叩く!!」
アヌビス『任せろ旦那!!』
ギル「さすがだ、冥界のアヌビスよ。信頼関係は良好と見た。」
イリヤ「お兄ちゃん!!頑張って!!」
シルバームーンライトはシルバーチャリオッツの分身を倒しながら、ガルッチの為に道を作り始めた。
銀月光『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』
アヌビス『今だ!走れ!!』
ガルッチ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
さすがのポルナレフも恐れたか、何処から出てきた剣を持って対抗しようとした。それを守ろうとするシルバーチャリオッツの分身達は、円陣を組みながら戦っていた。しかし、恐れず大胆に攻めるガルッチは振るい続けた。
ギル「さすがの彼奴も、焦りを覚えたようだな。」
こいし「やっちゃえ、お兄ちゃん!」
フラン「お兄ちゃんファイト!!」
花京院「このまま行けば、ガルッチさんが勝てますが…、何か嫌な予感がする…。」
アヴドゥル「確かに、ガルッチにはそれを気づいていればいいのですが…。」
ガルッチ「ここで決める!!」
一気にポルナレフの距離を詰める。だが、それを待っていたと言わんばかりの分身達が現れ、そのままガルッチを襲いかかった。
ポルナレフ「……な…、何とか仕留め……!?」
だが、ポルナレフの予想は外されていた。攻撃したときには、既に飛び、防御の構えをしていたのだ。14枚の花弁の盾を出現させながら…。
ガルッチ「『
油断しまくっていたのか、もう分身は25体しかいなかった。それでも全部を突撃するも、結局は盾に弾かれてしまう。花が消えると同時に、斬る態勢に入った。同じくポルナレフも、ここで覚悟を決め、打ち合う構えをした。
ポルナレフ「そこだ!!」
ガルッチ「終わりだ!!」
重い一撃が聞こえると同時に、ポルナレフの剣が砕けた。次はどうなるのかを悟ったポルナレフはそのまま崩れ落ちる。
ポルナレフ「み…、認めよう。お前は本当に、強い…。」
そのまま暁丸で、ポルナレフの右胸部を斬りつけた。斬られたポルナレフは、そのまま倒れた。
BGM 終了
ポルナレフ「う……。」
しかし、一応息はしていたものの、虫の息と言っても過言じゃなかった。
ガルッチ「…こいし、此奴の治療は出来るか?」
こいし「やってみる。」
アヴドゥル「…助けるのか?」
ガルッチ「此奴の騎士道とその信念に敬意を払う為にね。多分、僕と似たような想いがあって、これだけの技量を身につけたに違いない。」
アヴドゥル「なるほど…。」
承太郎「ガルッチ、今度の肉の芽の駆除は、俺とじじいがやるから、下がってな。」
ガルッチ「ああ、分かった。」
そう言い、こいしはポルナレフの治療をしつつ承太郎を通し、デコにある肉の芽を瞬時に抜き出した。そのままジョセフに投げつけ、波紋で消した。
ジョセフ「これで肉の芽がなくなって、にくめないやつをなったわけだな♪」
承太郎「花京院、ガルッチ……。こーゆーダジャレいうやつってよ、ムショーに腹がたってこねーか?」
ガルッチ「………ギルガメッシュ?」
ギル「何だ?」
ガルッチ「ジョセフを殴った方がいいかな?」
ギル「よい、赦す。」
ジョセフ「え、寒かったのか?儂のギャグ…って何でガルッチおこなの?」
ガルッチ「テメェは俺を、怒らせた。と言うわけで、天誅!!」
とりあえず、右関節をグチャグチャにしておこう。
ジョセフ「痛い痛い痛い痛い痛い!!!待って、そこまがら…(グキッ)……oh noーーーーーーーー!!!!!」
さすがの承太郎も、冷や汗をかいた。
承太郎「お、おい。さすがに関節をやるのはやり過ぎじゃねえか?」
ガルッチ「大丈夫だ、問題ない。」
花京院「殴ると言いながら関節技を使うとは……。」
アヴドゥル「……。」
-数分後-
まあ何やかんやあって、ポルナレフが仲間になりました。そして、ガルッチが用意した車にのり、中国に行くことになった。運転手は、何とガルッチだった。
ジョセフ「なあガルッチ?」
ガルッチ「うん?」
ジョセフ「お前、運転出来たのか?」
ガルッチ「ああ、実際パイロットになろうと思えばやるし。」
ジョセフ「な!?」
ガルッチ「だったら、今やってもいいけど…。」
ジョセフ「待て待て、お主常識とかないのか!?」
ガルッチ「悪い、常識に囚われない常識に囚われているんで。」
ポルナレフ「……一つ聞くが、飛ぶのか?この車。」
実は今乗っている車は、戦闘機『XFA-01』にトランスフォームすることが出来る最新型の車と呼ばれている。因みに、これを作ったのは河城にとりという河童が作ったそうだ。
ガルッチ「飛べるぞ?」
ポルナレフ「おいマジかよ!?」
フラン「ちょっと待って。飛ぶ制限はあるの?」
ガルッチ「あー、普通はないが、今回は万里の長城までしか無理だな。」
こいし「何で?」
ガルッチ「原因は一つ、状況が状況だ。まさか戦闘機で僕達が来ることは予想もしていないだろう。でも奴らの事だからそれに察知し、襲いかかってくる事がある。」
クロエ「確かに、奴らも考えもなしにDIOだけ攻めるって事はなさそうだしね。」
イリヤ「私達も来る可能性は、低くないか。」
ガルッチ「そう言うこと。」
花京院「敵はDIO達だけじゃないか…。」
ガルッチ「そんじゃ、『ファイタートランスフォーム』!」
途端に、光が車に身を包み、そして消えたときには既に変化していた。
ポルナレフ「おい、マジだったのかよ…。」
ジョセフ「そのぉ、言ってもいいかの?」
ガルッチ「何だ?」
ジョセフ「儂、この方2度も飛行機を墜落してるんじゃが…。」
なん………だと………?
承太郎「……二度とテメェと一緒に乗らねえ。」
ガルッチ「…ジョースター家って乗り物に嫌われているのかな?」
クロエ「……おそらく。」
今後はジョセフ専用の乗り物でも用意しようかな……?
承太郎&ガルッチ「やれやれだぜ……。」
アヴドゥル「しかしガルッチ、君のスタンドの中に、シルバームーンライトってあったよな?」
ガルッチ「ああ、そうだけど?」
アヴドゥル「月って負のイメージしか無いけど、何故敢えてそれを?」
ガルッチ「………絶望しか取り柄がないからな。だから敢えて月にしたんだ。」
アヴドゥル「ガルッチ……。」
ガルッチ「月は人を惑わす星。加えて太陽は希望を照らす星。みんな太陽を求めるけど、僕は月の方が良いからね。あの星が、僕自身だと思えるから。っと、少し暗い話はやめよう。そろそろ万里の長城に着くぞ。」
着陸と同時に車に戻り、そのまま走って行った。
-to be continue⇨-
-中国 万里の長城-
???「ほれ、もっとこっちに来るがよい。」
???「ふぇぇぇぇ!?」
???「……。」
???「ふん、また董卓同士の奴か。しかし、此奴が俺とはな。」
???「……貴方……凄い……強そう……。私………あの人…………斬りたい………。」
???「あの男か?確かに俺も気に食わん。だがそれだと、あの者が斬られるぞ?」
???「奉先様…。」
???「安心しろ貂蝉、俺が守ってやる。それとあの女も助ける。」
???「………誰か………来た。」
???「奴らか、貴様ら!一刻も早く奴らを殺せ!!」
-始原の森-
ロヴァス「のう、風龍よ。」
ん?どうした?
ロヴァス「あのガルッチの第二と第三のスタンドを出してからじゃが…。」
あーあれか。UBWの衛宮士郎とギルガメッシュとの最終決戦のところを一部再現してみたんだ。
ロヴァス「なるほどのう。しかし、ここに森があったとは驚いた。」
今作ったからね。って、なんかイカの臭いが…。
ロヴァス「………この白濁液ってもしや。」
イリア「スゥ……。」
アラン「ムニャムニャ……。」
……やっぱりヤっていたのか。盛大に中出ししてるし…。
ロヴァス「……いつか、ガルッチも結婚する日がくるのかの…?」
……そうだろうね。