Star Dust Space chapter2 作:深緑 風龍
おっかしいな……、結構魔力を注いでるのに、何で妊娠し無いんだ?
イリア「うーん、確かにおかしいわね。やっぱり絵人間だからかな?」
そんなことは無いはずだけど……、なぁ。
イリア「うん?」
もしかすると、喪失の力で消してるの?
イリア「そうだけ……あ。」
……原因それだね。
イリア「……そうみたいね。もう一回、する?」
……しよっか。まだ満足してないし。
イリア「いよいよ欲望に忠実になってきたかな?」
かもな、こう言うのも悪くないかもなぁ。
※始まるよ。
-朱雀鎮守府- -暁ノ刻-
大体朝の4時頃、まだ皆が寝静まっている時、ガルッチは素振りをやっていた。
ガルッチ「ふぅ、肩幅腕立て伏せ800回、腹筋500回、素振り5000回の5セット終わった事だし、散歩のついでに走るか。」
そう言うと、すぐ走り始めた。指輪を付け、両腕におもりをつけながら走って行った。実は、このトレーニングは、戦場以前の独自トレーニングでやっていたのだ。素振り5000回はやり過ぎだとブレイズも言ってはいるが、彼方は1万回の素振りをやっている事を聞いたので、負けじとやっていたのだ。ちなみに、1時間で5セットと言う。それを苦も無くやっていたのだ。普通なら誰でも筋肉はつくのだが、体質なのか謎だがつくことがなかった。というか太る事も無いらしく、身長が伸びるのは極僅かだけというものだった。
???「あれ?おっはよー。」
ガルッチ「おはよう。それじゃあ急いでるんで。」
???「え?もしかして競争?」
ガルッチ「いや、鍛錬さ。1時間5セット終わったから走ってるとこさ。」
???「ふーん、だったら私と競争しよう?」
急だったのか、足を止めた。よくよく見ると、うさ耳とセーラー服を着た少女で、靴下は赤白の縞々だった。確か名前は…、島風だっけ?
島風「私は、島風。これでも最速なのよ?貴方は?」
ガルッチ「僕はガルッチ。敏捷EXだけど、ついてこれるか?」
島風「えへへ、負けないぞ。」
ガルッチ「そんじゃ、鎮守府の門まで競争だ。」
島風「いいよ、それじゃあスタート!」
数分後…。
島風「うー…、最速の私が負けたぁ…。」
ガルッチ「ふぅ、全速力でやると汗掻くなぁ。」
しかし、あの動きといい、あの速さといい、やはりあのシャドウサーヴァントは艦娘と関係が有りそうだな。
ギル「ほう、鍛錬に励んでいたか。」
ガルッチ「おう、ギルガメッシュ。おはよう。」
ギル「おはようガルッチ。しかし幾度もなく貴様の素振り回数多くないか?」
ガルッチ「もう少し増やそうと思ってるけど、そうだな…7500回はどうだ?」
ギル「…相変わらず凄まじいな。」
島風「ところでその人は?」
ガルッチ「英雄王ギルガメッシュだ。」
島風「よろしく、私は島風よ。」
ギル「ほぅ、愛い奴じゃないか。だが、我妻の方が愛い奴だがなぁ。ところで我が雑種よ、今何時だ?」
時間を見ると、既に5時回っていた。
ガルッチ「……もうこんな時間か、そろそろ皆を起こすか。んじゃ、またな。」
そう言い、急いで鎮守府にいるこいしとイリヤを起こしにいった。
島風「あれ?何で私達の鎮守府に入っていくんだろ?」
ギル「少々事情があってだな、監視という形でここに居させてるんだ。」
島風「そうなの?提督情報おっそーい!」
ギル「我にいってどうする、直接本人に伝えるがよい。」
そう言うと、全速力で鎮守府に向かった。
ギル「……早いな。」
-朝ノ刻-
火ノ兄「………とまあ、そう言うわけでこの6人をここに着させて、監視させるという結論に出たのだ。皆、分かったな?」
金剛「了解テートクー!」
島風「はーい。」
不知火「分かりました。」
火ノ兄「んで、ギルガメッシュとジャックはともかく……、後の4人、何してる。」
ガルッチ「何って、料理を振る舞おうとしてるんだけど?」
火ノ兄「……主夫だな、この子。」
こいし「ねぇ、醤油ってここにあったっけ?」
金剛「棚の上から3番目にあるのデース。」
イリヤ「えーっと、これをこうして……。」
白野「うーん、言峰が作る麻婆豆腐のレシピって難しいなぁ。」
ガルッチ「いや今ここで作るのはどうかと思うぞ!?」
白野「あ、そっか。それじゃあ……。」
監視と言ってる割には、何故か監視されている側が料理をしているという、何ともシュールな感じになった。
ギル「ところで、ここの艦娘は3人だけなのか?」
火ノ兄「いや、他にいるが、朝早く起きるのはこの3人なのだ。」
ギル「なるほど、って事はまだいると言うことだな?」
火ノ兄「そう言うことだ。」
fateジャック「~♪」
島風「ねぇ、そのぬいぐるみ。誰が作ったの?」
fateジャック「お父さんが作ってくれたの。」
島風「お父さん?」
fateジャック「あそこ。」
ジャックが指さすところを見ると、今料理しているガルッチの事を言っていた。
火ノ兄「……子持ち?」
ガルッチ「いや、正確にはサーヴァントって言う者で、その子はマスターの事をお母さんって呼ぶけど、結婚する前なのか、いつの間にかお父さんって呼ばれていたんだ。」
火ノ兄「サーヴァント?」
金剛「Servantってもしかして従者って事?」
ガルッチ「そう、白野凛はギルガメッシュの元マスターでね。今は僕がマスターって事。」
金剛「それじゃあ、ジャックちゃんのMasterって誰デースか?」
イリヤ「私よ。はい、餃子出来たよ。」
皿を置いた瞬間、ドアをバンッと乱暴に開け、そのままダイナミック着席をした。
火ノ兄「来た、大食艦赤城。」
こいイリガル「何そのあだ名!?」
赤城「提督、それは酷いじゃないですか?」
金剛「いや、前ご飯100杯食べたの誰デースか?」
あ、この子幽々子と同じタイプだわ…。これ非常にやばくねえか?
加賀「ご飯、まだですか?」
こいイリガル「まだいたー!?」
大和「ご飯と聞いて!」
火ノ兄「………どういう構造してんだ。」
ガルッチ「……ま、まあとりあえず、麻婆豆腐と麻婆茄子、あと水餃子出来たぞ。」
ギル「…今日は中華か。というか我が雑種よ、激辛じゃないよな?」
ガルッチ「大丈夫だ、問題ない。d(*^ー゜)」
こいし「はーい、お待たせしました。天津飯です。」
イリヤ「こっちは炒飯よ。」
全ての皿が置くと同時に、もう全部平らげていた。
ガルッチ「………。」
こいし「お兄ちゃん……。」
ガルッチ「言うな、僕だって同じなんだ……。」
ここまでの大食い………、幽々子と匹敵……またはそれ以上の実力かも知れねぇ……。
-朱雀鎮守府 執務室-
火ノ兄「……とまあ、そう言うわけだ。」
赤城「そうでしたか…。それで、監視は誰が?」
不知火「提督、私がします。」
火ノ兄「いいのか、不知火?」
不知火「何ですか?不知火に落ち度でも?」
火ノ兄「……結構あるってのは知ってるのか?お前、1ヶ月前おねしょしただろ。」
不知火「な…!?」
ガルッチ「ギルガメッシュ、白野。」
ギル「ああ、分かってるぞ我が雑種。」
白野「これはまさしく……。」
白ギルガル「愉悦!」
これでブラッドワインがあったら、笑いながら飲みたいぐらいだな。
不知火「そ……そんなわけ、あるわけが…。」
火ノ兄「あと、夜中で誰かとトイレに連れてったと、大和が。」
不知火「!?」
ガルッチ「ぶっは、愉悦w!」
火ノ兄「もう一つは……。」
金剛「もうやめて!w 不知火のライフは0よ!w」
そう言いつつ、滅茶苦茶笑っていた。特にギルガメッシュと白野とガルッチは爆笑そのもので、今にも腹筋崩壊しそうな笑いだった。
こいし「結構笑ってるね、お兄ちゃん達。」
イリヤ「愉悦部ならではのお楽しみってことねぇ。」
火ノ兄「ま、まあとりあえず、頼むぞ。不知火。」
不知火「あ、はい。_| ̄|○」
どうやら、相当えぐれたようだ。うん、これは火ノ兄さんにも愉悦部に入れた方がいいかもしれんな。
火ノ兄「さて、早速この子達を出撃させるとするか。んで、支援する艦隊は……あ、報告書が…。」
一枚の資料が、ガルッチの足元に落ちていき、少し落ち着きを取り戻し拾い上げた。
ガルッチ「あー、面白かった。えーっと、何々?………………なぁ火ノ兄さん。」
火ノ兄「何だ?」
ガルッチ「黒い艦娘って、一体……。」
火ノ兄「あー、それは最近現れた謎の艦娘なんだ。しかも深海棲艦にも我々にも襲いかかってきた。」
ガルッチ「……イリヤ、これってもしかして。」
イリヤ「うん、多分これシャドウサーヴァントね。ううん、改名するなら『シャドウ艦娘サーヴァント』って言えばいいわね。」
金剛「what's?Servantとは違うんデースか?」
ガルッチ「サーヴァントは、文字通りだが、シャドウサーヴァントは違う。あっちはマスターとかいないし、オリジナルとなったサーヴァントと容姿こそ同じものの、明確な自意識はなくほぼ無く亡霊のようにさまよう存在なんだ。存在の強いものになるとサーヴァントの持つ霊核を欲し、襲い掛かってくる。それの艦娘バージョンだな。」
火ノ兄「………何故そいつらを?」
ガルッチ「以前、それらしき奴と戦った。」
火ノ兄「……………。」
イリヤ「恐らく、倒したとしてもまた復活して襲いかかってくるわ。その前に大元を叩かないといけないわ。」
大和「大元って、深海棲艦ですか?」
ガルッチ「いや違う、じゃなきゃ深海棲艦に襲わないだろう?」
火ノ兄「……もしや、お前達が言う無の神の信者か?」
ガルッチ「そう、今から説明するよ。まず………。」
-青年&少女&英雄王説明中-
火ノ兄「………未だに信じがたいな。」
こいし「でも、これが事実なんです。」
さすがに艦娘も火ノ兄もこんがらがり、頭を抱えた。深海棲艦に続いて無の神の信者、挙げ句の果てには、シャドウ艦娘サーヴァントと来た。普通なら誰でも混乱するだろう。
火ノ兄「……まあいい、後で陸元帥に話しておく。今回の話はこれにて閉幕って事で、不知火、後は頼ん………。」
不知火「…………。」ジュワ-
………………漏らしたな、この子。
ガルッチ「えーっと、みんな見てないよな?」
火ノ兄「お、おう。そうだな、うん。」
こいし「うん、何にも見てないわ。」
イリヤ「そうよ、何も見てないもの。」
ギル「ああ、もちろんだ。我が雑種。」
fateジャック「それに、何を見たんだろう。」
白野「私もさっぱり。」
みんな何も見ていないような言い分で、そっぽ向いた。
不知火「………あの………、それやめて………。」
火ノ兄「あ、そろそろ仕事にいかなくては、それじゃあまたな。」
ガルッチ「いや待て、あんた運転荒いから僕が送る。」
こいし「それじゃあ私達部屋で待ってるわ。」
そう言い、ガルッチ達は逃げるように出て行った。
金剛「……き…気にしないで不知火。」
大和「そ、そうよ。今回偶々だったって事で……ね?」
島風「私達、見なかったことにするからね?」
その親切が仇となったのか、最早精神ライフがボロボロに砕かれた。
不知火「もう私、解体されてもいい。というか轟沈でもいい。とにかく、私死にたい……。」
挙げ句の果てには、部屋の隅で体育座りをしてしまった。ご愁傷様です、不知火。
-車の中- -朝ノ刻-
火ノ兄「……本当に運転出来たのか。」
ガルッチ「だから言ったじゃん。騎乗EXなめんなよ。」
火ノ兄「……なんだ、騎乗EXって。」
ガルッチ「僕のスキル、なんなら見てみるか?答えは聞いてない。」
無理矢理ながらも、ガルッチはステータスウォッチャーΩのステータス項目を押した。
火ノ兄「何々、クラス……アーチャー…アサシン……バーサーカー…ビースト……。なんだこりゃ?」
ガルッチ「あー、それはサーヴァントでなりやすいクラスなんですよ。ステータスはその下です。」
火ノ兄「下?えーっと……、おいおい筋力敏捷EXって何だ?しかも魔力って何だよ。これもEXだけど…。」
ガルッチ「筋力敏捷は修行の成果で、魔力は魔術と魔法を扱う技術を意味してるんだ。まあEXだから、禁術も扱うけどね。」
火ノ兄「…………スキルはこの下か。どれどれ?って本当に騎乗EXって書いてある…。」
ガルッチ「まあ、僕が乗ろうと思えば乗るけどね。」
火ノ兄は一瞬、性的な意味で想像したが、さすがにあり得んと思って首を降った。
ガルッチ「……火ノ兄さん、なんか変な事考えてなかった?」
火ノ兄「!?い…いいいいいいやべべべべべ別に?」
ガルッチ「(まあ、強ち間違いじゃないけど……。)」
火ノ兄「ん?」
ガルッチ「何でもねえ、さあ着いたぞ。」
そう言い、駐車場で止め、2人は降りていった。っとその時だった。
ガルッチ「ッ!?避けろ!」
火ノ兄「え?一体どうし…うぉ!?」
急な砲撃で、車は爆発するが2人は無事避けきった。
火ノ兄「な…何だ?」
ガルッチ「……なるほど、5人の艦娘か。」
前方をよく見ると、戦艦型3体と重巡洋艦2体の艦娘が立っていた。見たところ、影ではないものの、何やら敵意を向いていた。
足柄「外したと同時に、発見された。」
陸奥「ちゃんと狙わないと駄目よ?提督の依頼なんだから。」
伊勢「陸奥、それ言っちゃ駄目よ。2人にバレちゃうわ。」
日向「もうバレてるけど、殺せばまだチャンスはある。」
那智「そうだ、そうすれば酒がもらえる!」
ガルッチ「……そこ普通、駆逐艦じゃねえのか?」
火ノ兄「ツッコミ入れてる場合か!?あれ絶対私たちを狙ってたよね!?」
ガルッチ「……そのようだな。」
火ノ兄「な…何でなんだ!?」
足柄「火ノ兄龍馬、あんたはうちの提督の計画を邪魔したようだな。うちの提督はご立腹でね、殺さないと気が進まないらしい。」
陸奥「私達には恨みはないけど、提督の命令は絶対だから、悪く思わないでね。」
ガルッチ「あ、そう。だが、それで暗殺成功しようとは片腹痛いな。どうせその提督も、僕狙いで着てるんだろ?」
伊勢「ええ、今後の計画に邪魔になるらしいから、ここで死んでもらうわ。可愛いけど、悪く思わないでね。」
ガルッチ「………そうかい、だったら相手をしてやるよ。火ノ兄は下がってて。」
火ノ兄「そ…それじゃあ陸元帥に行ってくる。」
そう言い、火ノ兄は急いでこの場から離れた。急がなくては、何者かが我らを消そうとしている提督がいると報告しないと、そう思い急いで司令室に向かっていった。
ガルッチside
さて、まさか早速の艦娘の戦闘を間近で体験できるとは思わなかったな。まぁ、こっちはサーヴァントの力とスタンドの力があるんだ。久方ぶりに、暴れるとするか。
足柄「意外だな、あの男のように逃げないのか?」
ガルッチ「幾多の戦場を越えて不敗だぞ?わざわざ逃げる必要もあるまい。それに、久しぶりに戦闘もやるからな。僕をロックオンした時点で、もう逃げも、懇願の降伏も、慈悲も、一切認めず、あんたらを殺すから。覚悟しとけよ?」
カードは、『キャスター』の早苗と『アーチャー』の神奈子、『アサシン』の諏訪子でいっか。
ガルッチ「(神奈子、諏訪子、力を貸してくれ。)」
神奈子(ええ、存分に使いなさい。)
諏訪子(私達は気にしないから。)
ガルッチ「(おk。そんじゃ始めるか。)」
武器はスターダストソードとダークネスムーン、暁丸と闇夜丸で行こう。何せ、愛着のある剣と刀だし、威力も高い。加えて暁丸と闇夜丸は変幻自在を持つ特殊刀、それを見せてやる。
ガルッチ「行くぜ、『キャスター』『東風谷早苗』!『アーチャー』『八坂神奈子』!『アサシン』『洩矢諏訪子』!『融合夢幻召喚《ユナイトインストール》』!」
足柄「ま、まずい!何かしてくる前に倒すぞ!【我、戦闘二突入ス】!皆、一斉攻撃!」
なるほど、後ろにあったあの船らしき物、あれが攻撃用って訳か。だが、僕がカードを出した時点でもう遅い!
ガルッチ「オンバシラフィールド!」
殆どの砲撃は、オンバシラによって防がれてしまった。たかがオンバシラ如きに防がれた事に、陸奥以外の艦娘は驚いていた。
ガルッチ「この力は神奈子の力、そしてこれが!早苗の力だ!風神『神風の舞』!」
ガルッチの廻りから竜巻が現れ、殆どの砲撃は弾き返された。
足柄「バカな、私達の砲撃が効かないのか?」
ガルッチ「彼女たちの力は無尽蔵でね、今度は諏訪子の力だ。大地よ、オンバシラの矛となりて槍と化せ!」
今度は地面が割れ、そこから槍の矛のような厳ついた岩が現れ、オンバシラに着いた。
伊勢「ちょっと、さすがにこれはやばいんじゃ……。」
足柄「怖じ気づくな、当たらなければどうと言うことではない!」
ガルッチ「そいつはどうかな?4つの剣よ、複製せよ!」
おまけと言わんばかりに、暁丸と闇夜丸、スターダストソードとダークネスムーンを複数投影させた。
ガルッチ「オンバシラと剣の複製、この攻撃を食らうがいい!」
火ノ兄side
火ノ兄「……というわけです。」
陸「なるほど、ではガルッチはその者らを?」
火ノ兄「はい、急いで憲兵を呼んだ方が……。」
陸「それは……、難しい。先ほどガルッチが相手をしてるのは、豪ノ弟の艦娘。つまり、憲兵その者を相手をしているということだ。」
それを聞いた火ノ兄は驚愕した。まさか、憲兵の艦娘と戦っているのか!?そうなるとまずい、絶対ガルッチが狙われている。かといって、奴らは捏造をしようと思えばしてくる。
陸「特に豪ノ弟は、悪名高き憲兵。奴はお主と同じように無実な人に深海棲艦のスパイといい、捉えて無意味な拷問をする。そしてそれを悦とし酒を飲む。そして女を捕らえれば、今度は性奴隷として………。」
さすがの火ノ兄も怒りが湧き上がった。巫山戯てる、最早そのような憲兵如きに捕らえられるぐらいなら…、いっそ殺したい。いや、むしろ……。
陸「気持ちは分からんでもない、火ノ兄よ。じゃが手を出せば何をしてくるか分からん。」
火ノ兄「……陸元帥、もう私の事を邪魔といいました。もうこれは、豪ノ弟との宣戦布告。こうなった以上、私は提督兼憲兵となって、悪事を働く憲兵を裁こうと思います!」
???「それだけじゃ駄目だ!」
バンッという扉が開くと同時に、ガルッチが入ってきた。
ガルッチ「陸殿、お願いです。僕とイリヤ、こいしと白野、ギルガメッシュを、戦闘員兼提督にしてくれませんか!!」
火ノ兄「……ガルッチ。」
ガルッチ「火ノ兄、話は聞かせて貰った。豪ノ弟…………か、そいつらが派遣した艦娘は全て殺した。塵も残さず、この手で。」
陸「……なんと。」
ガルッチ「僕は『断罪者』、正義を挫き悪を裁く為に、火ノ兄の憎悪を預からせて欲しい。監視役を…、失う訳にはいかねえ。」
最早彼の目は、復讐者の目か殺戮者の目、そして家族と仲間を守る目をしていた。
火ノ兄「………陸元帥。」
陸「…………承知した。では今から、お主らは監視を解くと同時に、戦闘員兼提督に任命しよう。」
ガルッチ「ありがとうございます!(予定がすごく狂ったが、だがこれで奴らの居場所を探ることができる。)」
火ノ兄「ガルッチ、少しいいか?」
ガルッチ「うん?」
火ノ兄「その……、済まなかった。帰ったらお前達の仲間にも謝る。」
ガルッチ「……気にするな、今日からあんたは仲間なんだ。だからさ、行こう。朱雀鎮守府に。」
火ノ兄「……ああ!」
お互いの手を組み、共に戦おうというオーラを出した。
陸「ガルッチ。」
ガルッチ「何でしょうか?」
陸「…………我が孫、火ノ兄を頼むぞ。」
ガルッチ「…………へ?」
火ノ兄「陸元帥、その話は後にしてください。」
ガルッチ「火ノ兄のお爺さん!?」
-to be continue⇨-