Star Dust Space chapter2 作:深緑 風龍
-紅魔館- -朝ノ刻- -朝霧-
ルッチ「………お姉ちゃん、か。」
DIO「珍しいな、ガルッチの兄よ。」
ルッチ「DIOか……、何かな?」
DIO「いやなに、暇潰しに話でもしようかと思ってな。」
ルッチは霧から現れる朝焼けの太陽を眺めていたとき、DIOがやってきた。どうやら暇だったらしく、屋上に来たようだ。
ルッチ「そういえば、太陽に当たってもいいの?灰になるんじゃ……。」
DIO「なに、心配する事はない。パチュリー殿に、太陽克服魔術をかけてくださったのだ。しかし、やはり血は欲しいところだな……。」
ルッチ「能力的に?」
DIO「まぁ、そういうことになるな。実のところ、私の『世界《ザ・ワールド》』は変化し始めてきた。」
ルッチ「それって、『天国の世界《ザ・ワールド・オーバーヘブン》』的な?」
DIO「少し近いが、奴のような真実の上書きは御免だ。私は、今を気に入っているのだ。今まで私は、世界を支配し、人間共を恐怖させてやろうと考えていた。だが、とある少年の夢を見た瞬間、考えを改める事となった。」
ルッチ「ガルッチの………か。見たんだ、あの夢を。」
DIO「ああ、不思議と彼に同情し、気が付いたら抱き締めていたのだ。誰かが寄り添わなければ、いつか壊れるのではと思っていたのか。今となっても、分からなかった。だが、お陰で母の言葉を思い出した。『本当に力を貸して欲しい人がいたら、助けてあげて。』っとな。」
ルッチ「…………悪のカリスマ、なんだよね?」
DIO「勿論、それも忘れたことすらない。だから今こそ、慈悲と愛で世界を支配しようと思う。そのために……。」
ルッチ「それで執事なんだね。」
DIO「そうだ。っと、そろそろ仕事に取り掛かるとしよう。さらばだ、ルッチ。『ザ・ワールド』!時よ止まれ!」
気が付いた時には、既にDIOはいなくなっていた。だが、彼の後ろ姿は、エミヤのような背中をしていた。
-弓兵の店- -朝ノ刻-
そして、ガルッチ達はというと、店の仕事をやっていたとき、4人の男性と女性がラルッチとぐだ子を覆い被さってる様子を見て、客も店員達も( ゚д゚)ポカーンとしていた。
ぐだ男「星夜ァ!よかった…無事だったか!」
ぐだ子「待って待って、みんな見てるって!」
レイグル「姫君、御無事でし……っておいブラッド!」
ブラッド「姐貴!無事でしたかァ!!」
ラルッチ「ちょ、ブラッド!?なに抱き付いてるのよ!このセクハラ剣士!(股間蹴り)」
ブラッド「ゴハァ!!」
ソフィア「はぁ、このかませ犬剣士は……。」
ガルッチ「……あの、どちらさん?っていうか姉さん、玉藻さんから一夫多妻去勢拳でも習った方がいいよ。」
3人「姉さん?」
-少年(青年)説明中-
DIO「しかし、君に姉がいるとは思わなかったな……。」
ガルッチ「知ったのは最近だけどね。」
ルッチ「僕も。」
レイグル「だが、姫君を保護してくれたのは事実、感謝しよう。」
ぐだ男「まあ、星夜も無事だったし、よしとするけど……。何でサーヴァント達がこんなにもうようよしてんの?」
イリヤ「それは私の力よ。私の魔力がここまで上がったお陰で、自由奔放に行動できるようになったからね。」
ガルッチ「まぁ、ほとんど受肉してるって言うことになってるけどね。ギルガメッシュの宝具のお陰で。」
ぐだーズ「ギルガメッシュさん、凄すぎ………。」
ギル「フハハハハハハ、我が財に感謝するがよい!」
レイグル「しかし、少々気掛かりなのだが……、次男の見た目は女の子に見えるな…。」
ガルッチ「お前もかよ………。_| ̄|○」
フラン「お兄ちゃん、ドンマイ……。」
ブラッド「へぇ、んじゃあ一辺ヤって───ゴハァ!」
ショックと同時に、ブラッドの発言が終わる前に一夫多妻去勢拳が発動した。だが、今までの一夫多妻去勢拳は何かが違った。
ブラッド「アガガガガガガ────」
何と100回ぐらい股間蹴りをしていたのだ。その後は勿論ライダーキックで決めて終了した。
ガルッチ「名付けて、『去勢百足拳』!」
ブラッド「あ……が………。」
ラルッチ「ブラッドが死んだ!」
ソフィア「この人でなし!!」
玉藻「なんか、ここまでパワーアップしてるわね……。これ絶対死んでるね。(主に股間が……。)」
エミヤ「君が教えたんだろうが。」
玉藻「そうなんですけど、ここまで強化するなんて思わなかったんだもん。」
とは言え、さっきの痛みは何処へやら、平然と起き上がった。
ブラッド「いってぇ……、おい流石の俺でも痛かったぞ?マジで俺のエクスカリバーが折れ─ゴフッ!」
ガルッチ「変態発言はここまでと、しましょうか。っていうか、君達は姉さんと関係してるけど、なんて言うんだ?」
ラルッチ「あ、紹介するわ。今貴方が蹴りを入れてるのはブラッド。『ブラッド・フォン・フェイト』よ。よく私をセクハラしてくるかませ犬なんだけど、実力はあるのよね。んで、こっちの銀髪で長髪はレイグル。」
レイグル「お前が姫君の妹……いや失礼、弟ならば守らねばならぬな。今後ともよろしく頼む。」
ラルッチ「異世界の住人で、『ザーマイン』っていう国の王様でありながら魔人でもあるの。」
ガルッチ「え?んじゃあその子は?」
ラルッチ「この子?ソフィアっていうよ。レイグルが言うには、ここまで感情はない子だったけど、私と一緒に居たお陰で感情豊かになった、可愛らしい少女よ。」
ソフィア「どうも、ソフィアです。レイグルの未来のお嫁さんに……、キャーッ言っちゃった!♡///」
玉藻「しかもテンション高い。」
レイグル「はぁ、ここまで感情的とは……。」
ガルッチ「何気にツッコミ切れない気がするが……、まあここに来たのも何かの縁だし、なんか注文する?」
レイグル「そうだな。ソフィアもよいな?」
ソフィア「勿論です!ほらかませ犬のブラッドも立ちなさい!」
ブラッド「解せぬ………。」
ガルッチ「あー、そこの人もどうぞ。」
ぐだ男「あ、はい。」
-数分後-
レイグル「ふむ、なかなかの美味だな。」
ブラッド「滅茶苦茶美味いぜ!お前が作ってくれたのか?」
ガルッチ「うん、気に入ってくれたかな?」
レイグル「ああ、元王として褒めてやる。」
ギル「ほう?この我を除け者にして王とはな。」
レイグル「そこの者よ、俺はもう王ではない。いや、正式には飛ばされてから、もう王ではなくなったとでも言おう。」
ギル「ふむ、礼儀正しいようだな。ならば赦そう。」
平常運行だな、と思ったガルッチだった。
ぐだ男「この旨さ、エミヤ並みだぞ!?本当に君が!?」
ガルッチ「勿論、料理にも嗜んでるからね。剣士としてだが。麻婆豆腐も作れるし。」
クーフーリン「おい、激辛じゃねえよな?」
ガルッチ「客人の希望がない限り出さねえよ。」
白野「あー、久々に泰山特製の激辛麻婆豆腐食べたい……。」
岸波「俺も……。」
居たわ、っていうか白野さんまだ仕事中でしょ。
-妖怪の山 河童の研究開発施設内- -昼ノ刻-
仕事を早めに切り上げ、すぐ妖怪の山にある河童の研究開発施設に向かい、宇宙船の様子を見に行った。-
ガルッチ「どう?上手く行きそうか?」
にとり「うーん、なかなか上手く行かなくってね……。強度も欲しいところだし、武器類も用意しないと駄目だからね。まあ正直、形が問題だけど……。」
にとりが言うには、設計図は宇宙戦艦ヤマトをモチーフにしているらしいが、他にもあるらしく、どれにするか決まっていないようだ。お陰で作業もままならない状態だという。
ガルッチ「やれやれ……、んじゃあ設計図を見せて。…………よし、決まった。『プランC』の設計図にしてくれ。外装の翼部分は…………。」
それから…………。
ガルッチ「こんなものかな?」
にとり「結構かかるけど、いい?」
ガルッチ「何事もなければ、構わないよ。マルフォイやカレンも使ってさ。」
にとり「分かった、最高の仕上がりをしてあげるね!」
とは言え、"本当に"何事もなければいいのだが……。
ガルッチ「少し練習するか……、左眼『直死の魔眼』!」
ガルッチの左眼から魔力が蓄積し、視界には僅かながら線と点が見えるようになってきた。あれだけ直死の魔眼を嫌っていたにも関わらず、何故使い始めるようになったかというと、上手く行けばその者の死を回避、または切断させる事ができるとギルガメッシュが言ったらしく、しかもガルッチの『直死の魔眼』は特殊で、全ての存在を殺す事が出来るらしく、制御も難しくないという。
ガルッチ「少なくとも、上手くいってるな。未来予知は……起こらないな……。うーん……これって特定の条件じゃない限り発動しない能力なのかな?」
ただ短所がない訳でもない。全ての存在を殺せると言っても、本人にその者を殺す気があるかないかのどちらかになる。もし殺す気がないのであれば、直死の魔眼を使っても効果はなく、ただダメージとして与える事になる。つまりガルッチの気持ちの問題と言う事になる。
ガルッチ「仕方ない、一応料理を置いて戻るとしよう。」
-妖怪の山- -昼ノ刻-
弓兵の店に帰る途中、何やら異質な気配を感じ取り、すぐさま刀を抜いた。
ガルッチ「………誰だ?」
茂みの方を睨むと、そこから狼男やらの妖怪の類が現れたのだ。
「■■■■…………■■■■■■■■………………■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」
ガルッチ「こいつ、理性を失ってるのか?」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!」
実質、奴らのオーラから邪悪な黒いオーラが放っていて、そのままガルッチを襲いかかってきた。しかもあまりにも速すぎで、腹部に鉤爪の跡をつけられた。
ガルッチ「ちっ、素早いな………こい……ッ!?」
突然立ち眩みを引き起こし、地面についた。しかも視界が霞んでいた。
ガルッチ「くっ………、即効性の猛毒か………。まずい……、次襲われる前に……攻撃を…………しないと。」
フラフラと立ち上がりながら、狼男を見て、居合いの構えをした。だが、やはり猛毒が強すぎるが為か、力が入らなかった。
ガルッチ「この毒……、強敵であればあるほど、強い猛毒になるのか………。ちぃ……しかも次食らえば、即死だな……。」
ガルッチは、今食らった猛毒を解析したところ、強者に対する『弱者達の怨念』が込められている猛毒だと言うことが分かり、自分が弱者であればあるほど猛毒を強くし、強敵であれば即効で猛毒状態にさせることが出来る、いわば弱者チート毒と言っても過言じゃなかった。しかも、一度食らえば猛毒状態で済むが、次食らえば…………文字通り『死』。そこでガルッチは、一応護身用として持っていた銀の短剣を持ち、自分の首を切り付けた。
ガルッチ「(少なくとも、短剣から猛毒は出来た。後はカウンターを狙うのみ!)」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!」
ガルッチ「奥義『タナトスハント』!」
今度は上手くかいくぐり、狼男の胸部に切り付け、そのまま背中に刺した。
「■■■■■■■■!?」
ガルッチ「今のお前は………、『強者』だ!毒をもって毒を制すとは、まさにこのことだな……。」
流石に自分の毒に克服していなかった為か、狼男も猛毒状態となっただけでなく、タナトスハントの効果で血飛沫をあげ、絶命した。
ガルッチ「ハハハ、悪いな。ここで死ぬわけには……、逝かねえんだ。殺されるほど、僕はお人好しじゃ………ねえからな。」
勝ったとはいえ、やはり猛毒は残っており、最早動く意識を持つだけでもやっとの状態だった。
ガルッチ「早く………かえ……ら………な…………。」
そして山を降りるその前に、意識を失った。
-弓兵の店 寝室- -黄昏ノ刻-
ガルッチが目が覚めた時には、既に黄昏。しかもどういう訳か、自分の家にいて、しかも猛毒も治り、布団の中にいて、隣には黒い少女が寝ていて………。
ガルッチ「え?」
いやいやちょっと待て、何で隣に黒い少女が眠ってるの!?いやまず、この子誰!?あと何で家にいるの!?何が一体どうなってるの!?
こいし「お兄ちゃん!」
ガルッチ「あ、こいし───むぐっ!?」
こいし「もう、心配したのよ!ジャンヌちゃんが拾って、静謐ちゃんが毒を吸ってくれなかったらどうしようかと!」
ラルッチ「こいしちゃん、ガルッチが苦しそうよ?あとおっぱい頂戴。」
こいし「あ、ごめん。気が動転して……。そして無理、こればっかりは。」
ガルッチ「はふぅ……、んで僕はどうなったって?」
ラルッチ「どうなったって……、貴方が倒れてたってジャンヌが拾って、猛毒を処理しようとしたら静謐がいきなりキスしたのよ。」
ガルッチ「これまた独特な………………は?( ゚д゚)」
え、キスだと?何で毒を吸い出すのにキスしないと駄目なの?まずジャンヌと静謐って誰!?
ガルッチ「そういえば、隣で寝てる子は?」
こいし「その子が静謐ちゃんよ。」
ガルッチ「この子が!?ってそう言えば、この子って………全部が毒って………。」
ラルッチ「いやいや、大丈夫よ!どうやらガルッチは状態異常には殆ど無効だったし、この子に触れてもなんの毒にもなってないから、大丈夫よ!」
ガルッチ「そ……そうか?こっち猛毒かかったんだぞ?」
こいし「あ、それで思い出したけど、何があったの?」
-少年(青年)説明中-
ラルッチ「邪悪なオーラを纏った狼男ねぇ……。でも貴方って、状態異常には効かないんじゃないの?」
ガルッチ「んな訳あるか。これでも人並みだ。魔術を使えば状態異常を無効化するけど、これでも人並みだ人並み。」
こいし「でも、魔術で無効化しているなら、何で効いたの?」
ガルッチ「僕の自己分析だが、あれは『弱者達の怨念』っていう特殊な猛毒で自分が弱者であればあるほど、または自分より強敵だと思う奴程強力な猛毒になる、弱者チート毒のようなものだな。まあそれを利用して、銀の短剣で自分の首を切って、猛毒を吸い出してから倒したけど────アダッ!?」
ラルッチ「何馬鹿な事してるのよ!下手したら死んでるじゃないのよ!」
ガルッチ「いや、もう一度食らったら即死だったし……。」
こいし「何それ……、っていうかその毒付きナイフは?」
ガルッチ「少なくとも、投影した奴だからもうないはずだよ。」
とはいえ、珍しい猛毒だったのは事実だった。だがもう二度と食らいたくないっていう気持ちの方が、滅茶苦茶強かった。
フラン「お兄ちゃん、身体の調子は?」
ガルッチ「ん、少しステータス調べてみる。」
調べた結果、猛毒状態は消えていていた。ステータスもスキルも影響はなく、内傷にも変化はなかった。神経質?いいえ違います。
イリヤ「それにしても、この子起きないね。」
ラルッチ「そうだね、っていうか3人とも良く触れられるね。」
フラン「お兄ちゃんのお陰。」
こいし「同じく。」
イリヤ「以下同文。」
ラルッチ「………妹って凄いね。」
クロエ「私も触れるよ。」
ラルッチ「何で……私には触れられないのよ……。」
ガルッチ「っていうか、ジャンヌと静謐さんのマスターって誰?」
ラルッチ「ぐだ男がジャンヌで、ぐだ子が静謐だって。」
ガルッチ「…………なんでさ。」
何で毎回毎回女性と関わるのが多いの?おかしいって絶対。女難の相じゃなければ一体……ん?そういえば見慣れないスキルがあったな。ちょっと確認……って。
ガルッチ「はぁ!?なんだこのスキル!!」
『女祝の相:EX』
女難の相の対となるスキル。必ずしも発動するわけではないが、本人の任意なしで女性と関わることが多く、特に美少女又は幼女に対してはこの効果が発動する。そのため、本人の許せる範囲である限り、嫌がる素振りを見せないスキル。
ガルッチ「女難の相ならぬ、女祝の相って……。」
ラルッチ「だから、嫌がらないのね………でも、本人の許せる範囲ってどういう事?」
ガルッチ「あー、その一線を越えたら嫌がるって仕組みか。」
フラン「例えば?」
ガルッチ「レイプとかかな?あと脳姦とかのグロ系は許せないから、おそらくそれをやったらその人が嫌がるっていう感じになってる。っというか、そんなやろうとも思わねえし。」
ラルッチ「逆レイプは?」
ガルッチ「勘弁して。んまあ満更じゃないけどね。してもいいけど大概にって感じで。」
フラン「んじゃあ射精管理は───」
ガルッチ「お断り、そんなのしたら確実に自害して──」
フラン「ごめん、絶対しないから自害はやめて。泣きたくなるから。」
なにこの夫婦、すごいバカップルに見えたのは私だけ?っていう顔をしたラルッチだった。
静謐「んっ………、ガルッチさん?」
ガルッチ「あ、目が覚めた。」
静謐「あ、その様子では、復活したのですね。」
ガルッチ「どうにかね。でもさ、何で一緒に寝てたんだ?」
静謐「マスターのご命令で、目が覚めるまでは、ずっと─────」
白野「ダウト、証拠写真!」
イリヤ「うわー……、寝てる間に滅茶苦茶キスしまくってる……。」
白野「しかも、毒を吸った後もよ。」バーン
ガルッチ「…………半端ねえな、このスキル。」
3人「……………羨ましすぎるよ。」
ガルッチは思った。今後のラッキースケベは、『女祝の相』のせいにしよう。
-弓兵の店 縁側- -黄昏ノ刻-
ぐだ子「あー、びっくりした。」
ぐだ男「ホントだよ、ジャンヌちゃんが外に行ってくれなかったらどうなってたことやら………。」
ぐだ子「でも、ジャンヌちゃんが言うには、ガルッチの隣には狼男が倒れてたって言ってたけど。」
ぐだ男「ちょっと待て星夜、狼男で苦戦するのか?そこのガルッチが。ステータスもスキル(ネタは除く)も凄まじいから、慢心しなければ負け無しじゃねえのか?」
ぐだ子「うん。でも静謐ちゃんが言うには、その狼男に猛毒が仕込まれたって言ってたけど、どういう事なんだろう。」
ぐだ男「狼男に似た魔物かサーヴァントって事か?」
ジャンヌ「あり得そうですね。ですが、あの狼男から放ってた黒いオーラが僅かに流れていましたし……。」
ぐだ男「……シャドウサーヴァントじゃないよな。」
ジャンヌ「ええ、じゃなきゃ粒子になって消えませんし。ただ、死んだと同時にあの黒いオーラが消えたところを目撃しました。」
ぐだ子「うーん………、結局ガルッチが襲いかかってきた狼男は、何だったんだろう。」
ぐだ男「さあな………。だが、俺達がここに飛ばされたのも、何か理由があるかも知れねえな。聖杯は存在しないが………、何だろう………。」
ジャンヌ「聖杯ではなく、歪ませた元凶がこの特異点にいるって事じゃないかな?」
ぐだ男「元凶って……、グランドサーヴァントじゃなく?」
ジャンヌ「ええ、何でもこの次元は、『無の神』っていう存在がいるそうで、あらゆる全てを無に還すと言われています。」
ぐだーズ「あらゆる全て!?」
ガルッチ「おーい、聞こえてるぞ。あと、静かにしてくれ。」
ぐだ子「あ、ガルッチさん。大丈夫なんですか?」
ガルッチ「どうにかね。それより、無の神の話してたそうね。ちょっと話をするよ。僕の爺さん『ラーク・ブライアン・ロード』が作ってくれた絵本なんだけど………。」
-to be continue⇨-