Star Dust Space chapter2 作:深緑 風龍
ラヴォス「いつも通りだな、それ。」
-弓兵の店 縁側- -黄昏ノ刻-
ぐだーズ「あらゆる全て!?」
ガルッチ「おーい、聞こえてるぞ。あと、静かにしてくれ。」
ぐだ子「あ、ガルッチさん。大丈夫なんですか?」
ガルッチ「どうにかね。それより、無の神の話してたそうね。ちょっと話をするよ。僕の爺さん『ラーク・ブライアン・ロード』が作ってくれた絵本なんだけど。」
ジャンヌ「何ですか?それは。」
ガルッチ「『ほしのつどいしゆうしゃたち』っていうタイトルなんだ。」
ぐだ子「へぇ、絵柄が綺麗ね。」
ガルッチ「母さんが読んでくれた時の頃を思い出すよ。でも、ぶっちゃけこれが実話だったとは思わなかったし……。」
ラルッチ「あら、それ私のおば……いえ、姐さんも聞かせてくれたわ。」
ガルッチ「(地味にお婆さんかお婆ちゃんって言い掛けただろうな……。(・_・;))」
ルッチ「ガルッチ、本当に大丈夫なの!?」(ワープからのこんばんは)
ガルッチ「……急に目の前に、現れないで兄さん。マジで失神するから。」アトフラナイデ
フラン「あ、その本何?」
ガルッチ「しかも、フラン達もきたか。あと兄さん落ち着いてくれ、気分悪く………。」
ルッチ「あ……あれ?何でガルッチが、吐きそうな顔に?」
ラルッチ「ルッチ、貴方が勢いよく振るからよ。ガルッチはもう大丈夫なんだから、ね?」
ルッチ「う……、うん。」
-少年(青年)嘔吐中-
ガルッチ「うぅ……、兄さん幾ら何でも振るのはないんじゃねえのか?」
ルッチ「ホントにごめん……。」
ガルッチ「と……とりあえず、姉さん……代わりに読んでくれ。口の中が酸っぱすぎる……。」
ラルッチ「はいはい、可愛い弟の為なら、私も頑張っちゃうぞ。♡」
ブラッド「うわー、あんな姉貴見た事ねえ。気持ち悪……。」
ガルッチ「おい、姉さんを侮辱ってどういう事かな?(^ω^#)」
ブラッド「分かった、分かったから殺意消してくれ……。あと姉貴もその拳収めて。」
ラルッチ「全く、それじゃあ読むわよ。」
『昔々、そのまた昔。いや、気が遠くなる昔と言ってもいい時だった。この世は生き物が踊り、風が歌う時、一人の男は横たわってた。彼は正義の味方といい、優しさで悪い人たちを止めてきた、実に素晴らしい人でした。
そんなある日、一つの手紙が落ちてきました。そこにはこう書かれて致した。
『君の力を借りたい、この手紙を読んだら君の隣に白い渦があるから、そこに入ってくるがよい。』
読み終わると、本当に白い渦が現れていた。驚いた男だが、興味本位で触れてみた。その途端、男は吸い込まれていき、気が付いたらあちこちに泡が浮いているところにつきました。そこにはお爺さんがいて、その人は────』
ラルッチ「『ロヴァス・クロノス・グランド』。」
ガルッチ「…………。」
ルッチ「………はい?」
ラルッチ「ん?どうかした?」
ガルッチ「いやその……、何で校長の名前が?」
ラルッチ「うーん、って校長?学校通ってたの?」
ガルッチ「うん。兄さんと一緒に、なあ?」
ルッチ「うんうん、でも何で校長の名前が……?」
ラルッチ「さぁ……、まあ続けて読むわよ?」
『────っと名乗りました。男は、ここは何処というと、ロヴァスは言いました。
『ここは次元の狭間と言っての、とある人物から命じられてここに居るのじゃ。』と言った。
少し泡を見てみると、何かが映っていた。あるときは、とある巫女が、吸血鬼というものと戦ってるものがあれば、生き残った男の子が悪の魔法使いとの戦いがあったり、またあるときは、一人の青年が一人の吸血鬼との戦いを繰り広げるところが映っていた。』
フラン「あれ?それって私が居る『幻想郷』と『ハリー・ポッターの世界』、あと『ジョジョの奇妙な冒険の世界』じゃない?」
こいし「確かに。」
『男は驚愕したが、何故自分が呼び出されたのか分からなかった事を思い出し、ロヴァスに問いただしました。するとこう言いました。
『実はのう、儂の未来予知にこう書かれておるのじゃ。無の神という存在が、今まさにこの泡のような世界を無にしようとするのじゃ。そこで、お主には星の勇者という称号で、儂ら時空の賢者が全力でサポートする。』といった。
彼が言うには、この泡は世界そのもので、泡が現れると世界が作られ、泡が消えると世界も消えるようになっていて、最近では泡が消えていて、どんどん世界がなくなっていくといっていた。見逃せないと思い、男は『分かった、俺が倒してみせる。』っと言いました。その途端、男の腕に赤い何かが浮かび上がってきました。』
イリヤ「それが、この痣?」
クロエ「ちょっと待って、私はどこにあるのよ?」
ガルッチ「なくはないが……、あー…………、まさかの太股かい。こっちは干将・莫耶の形の痣か………。」
ぐだ子「それって令呪みたいなもの?」
ラルッチ「今説明するわよ。」
『ロヴァスはこの刻印を説明した。
『それは星の勇者の刻印と呼ばれていて、無の神と戦う宿命に選ばれたものが刻まれるものなのじゃ。その刻印を持つ者は、あらゆる世界に散らばっておる。その者達を集め、無の神を倒してくれ。』
つまり、この泡のような世界にいる星の勇者を探しだし、仲間にして、無の神を倒す。そうすればあらゆる世界に、平穏が訪れる事になる。そう思い、男は仲間を探しにあらゆる世界に旅立った。途中で仲間と喧嘩をしたり、慰めていったりと、忙しかった。でも、順調に集まっていき、遂に各世界の星の勇者が集まり、無の神が待ってるところに向かっていった。』
マルフォイ「へぇ、俺達の知らねえ間そんなことがあったのか。」
ハリー「なんて言うか、実感ないなぁ。これが実話なんて、思わないし……。」
ガルッチ「………おい、いつの間にこんなに集まってんの?」
ブレイズ「なんか読み聞かせがあると、速達『文々○新聞』に載ってたんで。」
ガルッチ「…………あのクソ烏、マジで焼き鳥にすんぞ。」
ラルッチ「………噂って凄いわね。それじゃ続けるわね。」
『ようやく到着した場所は、あまりにも真っ暗な空間で、そこには一人の少年が立っていた。だけど、その少年は何処か空虚な感じがして、感情のない人形のようなものだった。
『あれ?誰かな?僕の遊びを邪魔しに来たの?』
その声は余りにも無邪気で、でも何処か邪悪なものを感じた。その途端、真っ暗な空間から宇宙に変わり、そして少年の後ろには化け物の姿が見えた。勇者達は必死に、無の神と戦った。』
大門「ぜってえ星の勇者が勝つに決まってる!」
狛枝「アハハ、でも絶対不幸な事が起こるよ。でも、必ず希望は見えてくる筈だよ。だって、幸運こそ希望の────」
ガルッチ「おい狛枝さん、悪いが黙ってて。姉さん続きを。」
『その戦いは、長引ていた。戦いをしている内に、段々と星の勇者達が倒れていき、そしていつの間にか男一人になってしまいました。そこで、無の神は言いました。
『ほほう、ここまで仲間が失われてなお、立ち上がるのか。だがいずれにしても、お前の負けだが……、そうだな………。特別に条件を与えよう。』
『条件……?』
『そう、至って簡単。もし我の配下になれば、もう無用な事はしない。そしてお前達の仲間を生き返らせ、お前達だけの世界を作ってやろう。どうだ?悪くないだろう?』
『………断る。』
男はとても良い条件を断るが、剣を捨てていた。負けを認めた訳ではなく、決して仲間の期待を裏切る訳でもなかった。だがしかし、もう勝てないという事は変わりなかった。そこで、出来る限り仲間達を元の世界に戻し、残ったのは男と無の神だけとなった。
『おや、仲間達を逃がし、一人で戦うというのか?だがいずれにしても無意味だ。我が勝つのは決まっているのに、何故戦う?』
『何故って?誰かを守る、世界を救う、そんなことで理由を求める必要はあるか?だが、一つあげるのならば、『絆』を繋ぐ為だ!』
『絆?そんな物が、なんの役に立つ?』
『貴様には理解できないだろうなぁ。友達や仲間が、守るものがいるから強くなれる。例え負けても、自分の知らない誰かのために未来を残す為に……。繋がる心が、俺の力だ!』
その時、男の周りから光があふれ出してきた。未来を残せるのなら、せめて、此奴を止めて見せよう。男は最後の切り札、つまり自分自身を犠牲にして、無の神をやることを封じ込める事にしたのだ。
『食らうがよい!『未来を繋ぐ、最後の切り札《グランド・アブソリュート・ゼロ》』!』
男は、その光と共に姿を消し、無の神を止めたのであった。そして、男の姿を見た者はおらず、だが世界を救ったことにより、彼を時の英雄と名付け、その後平和に過ごしましたとさ。』
モナカ「素敵な話ね。でも、その『星の勇者の刻印』があるって事は……。」
ガルッチ「……そう、つまり倒しきれなかったんだ。後は僕が読む。んんっ。『これが見える物は、君が星の勇者に選ばれたということだ。この文字には、星の勇者にしか見えない魔術をかけている。この絵本に書かれている事は事実だ。今は奴は眠っているが、いずれ目覚めることになる。そうなったら、お前達が奴を倒すがよい。』つまり、今度は僕たちが奴らを倒さなきゃいけないって事だ。」
ハリー「んじゃあ、僕らが………其奴を倒さなきゃいけないっていうの?」
ルッチ「そう言うことになるね。まあいいとして……。」
ラルッチ「まず聞きたいのが………。」
ラーク3姉弟「集まる人数多すぎだろぉ(でしょう)!!」
-全員が帰っていくまでカット-
ガルッチ「はぁ………、いや幾ら読み聞かせを聞きに来たと言ってたけど、お金を支払って帰るとは思わんかった。」
ギル「まあよいではないか。しかし、運命とは奇妙なものだな。貴様の祖父が亡くなる寸前、このような物を残すとは。しかも、星の勇者しか見えぬ文字、そしてその血を引き継いだ者しか見えぬ文字を書くとは。なかなかよい魔術だな。」
ラルッチ「……そういえば、そうね。お爺様の事も気に懸けていたっけ、姐さん。」
ルッチ「えーっと、一応聞くけど。お姉ちゃん、姐さんってまさか……。」
ラルッチ「そ、貴方が想像したとおり、貴方達の祖母って事よ。あ、歳は聞かないでよ?それを知らず言ったブラッドが、地球一周するぐらい吹っ飛んだから。」
ガルッチ「…………筋力規格外って事か。(・_・;)」
ルッチ「………覚悟して聞くよ。そこまでやばいなら……。」
ぐだ男「まあでも、其奴が歴史………いや、あらゆる世界その者を無に還すってなると……。」
ぐだ子「相当大変な事って訳ね。」
ジャンヌ「ですが、それだけ強いって訳ですよね?勝機は………ありますか?」
静謐「ご安心を、どんな時でも………必ずマスターを守って見せます。」
ガルッチ「勝機っつったって、仲間が少ないんじゃあ意味がない。だからこそ仲間を集めないといけないって事になる。でも、ただ仲間を集めるだけじゃいつか裏切りが起こるに違いない。そう言うのは、僕には好ましくないんだ。」
ルッチ「そうだね。でも全員相手に出来るって訳でもないし……。」
ラルッチ「それは言えてるわね。」
フラン「そんなに気にしないの、3人とも。」
レミリア「そうよ、誰かを信じなくてどうするのよ。」
さとり「星の勇者だって、元は敵対していた者もいますけど、放っておけないのは同じなのですから。」
こいし「お兄ちゃん達だって、その仲間達を信じたいんでしょ?」
3人「そりゃあ、まぁ……。」
イリヤ「だったら、信じてあげて?」
クロエ「私達も、協力するから。」
ガルッチ「………本当、君達と出会えてよかったよ。」
フラン「お礼の必要はないわ。お兄ちゃんの名前を聞いただけで、運命的なものだったから。」
ガルッチ「それもそっか。」
ぐだ男「仲がいいんだな、君達って。」
フラン「だって、家族だもん。それよりお姉様、今のところ順調?」
レミリア「へ?な……何の事?」
こいし「あー!そういえばお姉ちゃん、ルッチお兄ちゃんの関係はどうなってるの?」
さとり「ふぇ!?そ……それは……その……。」
ガルッチ「………姉さん、これって。」
ラルッチ「………ルッチ、絶対気付いてないわね。」
ルッチ「?」
フラン「もう、もう少し積極的にならないと、他の女の子に取られちゃうよ?」
レミリア「これでもかって位攻めてるわよ?」
さとり「それに、私は押しに弱いっていうじゃない?」
こいし「もう、ホントに………。少しは本能に従ってガバーッと襲わないと。」
さとり「ちょ!?さすがにハードルが高いわよ!?」
ルッチ「???」
ガルッチ「全く、鈍感にも程があるよ、兄さん。」
イリヤ「まるでシロウみたいね……。」
ガルッチ「全くだ。あー、兄さんの恋は、何時芽生えるのだろうか………。」
クロエ「まあまあ、気長に待ちましょ?」
-to be continue⇨-
そろそろ、新キャラの紹介でも書くとしますか。