※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter2   作:深緑 風龍

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第8-8章 平行世界から来た少年達

-イナミノ街道- -朝ノ刻-

 

ガルッチside

 

慰安旅行二日目。現在僕らは、王都カミハルムイに向かうため、イナミノ街道を歩いています。

 

愛歌「そういえば思ったんだけど、アーチャー。」

ガルッチ「うん?」

愛歌「エルドナってどんな事をしたの?」

ガルッチ「エルドナかぁ………。諸説はあるらしいが、一つ言えるなら、このエルトナ大陸にいるエルフ達の神様のようなものだな。」

愛歌「ふーん、神様かぁ……。」

ギル「やれやれ。まっ、例え異界の神だとしても、天上天下に我ただ一人。後は有象無象の雑種に過ぎん者よ。」

ガルッチ「彼奴もそうだった。だが、ギルガメッシュと違うのは、ただ野心の為だけに民の心を踏みにじり、彼奴だけの暗黒郷を生み出そうとしていた。愚かしくも、最後まで野心に囚われ続け、民に裏切られた彼奴は、世界を滅ぼすという最も愚かしい選択を選んでしまった。」

 

とはいえ、止めることが出来たのは事実。座に戻っていない以上、おそらく再び召喚されることはまずないと思いたい。

 

ギル「ふんっ、貴様が言う王は、おそらく害虫と言っても過言ではない。消したのは正しいだろうな。」

愛歌「あーあ、もう一度会いたいなぁ………。叶わない願いだったとしても、もう一度会いたいなぁ。」

ガルッチ「いや無理だろ。それに、彼女の幸せを邪魔しちゃダメだと思うよ。」

愛歌「分かってる。」

マルフォイ「それにしても、歩いたなぁ………。」

カレン「そうですわね。どこか、休憩するところはあるのかしら………。」

ノーム「大丈夫じゃ、もうすぐで山間の関門のところにつく。そこで休むとしよう。」

 

正直、まだ歩けるけど、ふたりが言うんなら仕方ないか。

 

フラン「うー………、愛歌ちゃん。」

愛歌「?」

フラン「お兄ちゃんの肩車とか、羨ましい………。私もして欲しいのに………。」

愛歌「だって、こんな事一度もなかったんだもん。少しぐらい味わったっていいでしょ?」

 

一応いうけど、あんた見た目に反して姉さんだろ?妹みたいに子供っぽい事言わんと居てくれ。もう一つの何かが目覚めそう………。

 

ガルッチ「でもさ、お姫様抱っことかしてるでしょ?」

フラン「それはそうだけど……、でもたまには……。」

ガルッチ「分かった分かった、必ずしてあげる。」

フラン「本当?やった。」

イリヤ「子供ねぇ…………。」

ガルッチ「子供でいいじゃない、人間だもの。」

ルッチ「何かを悟ってるような顔になってる気がするのは僕だけ?」

さとり「大丈夫、私も同じ気持ちです。」

 

失敬な、これがいつも通りです。それにしても、正に田舎って言えるところだな。風の大陸を思い出すよ。日本の歴史でいう平安時代みたいな感じかな?

 

ムラマサ「平和が1番って思っても、やっぱり刺激が欲しいなぁ。」

雁夜「まあ仕方ないよ。あれの後だし、退屈になるのは仕方ないよ。」

ムラマサ「そうよねぇ。でも、例えばなんだけど………。ガルッチさんの息子って名乗る子がいたら、どうなるのかなぁって。」

ガルッチ「息子かぁ………。」

フラン「何時になったら子供出来るんだろう………。」

こいし「本当それよ。」

愛歌「ご都合主義が、働いてるんじゃないの?」

イリヤ「あり得そう。」

クロエ「(´・ω・`)」

ガルッチ「ま………まあ、ヤっている内に出来るでしょう。(・_・;)ソウオモイタイヨ、ホントニ。」

 

って言っても、本当に何時になったら子供できるんかな………。

 

ガルッチ「あ、だからって変な期待するなよ。レイス。」

レイス「(;゜O゜)ギクッ!?」

アビス「腐女子ここに極まり………、だね。」

アルファス「つうか、なんの期待をするんだよ。」

ブレイズ「あ”あ”あ”ァァァァ………、レイスがドンドン腐りきっていくゥ………。」

ガルッチ「何を今更。まあ正直、僕の同人誌とか書かなければそれでいいけどね。」

ブレイズ「なんで諦めてんの!?」

 

いやだって、それを防ぐなんて無茶なもんだよ?下手すりゃこっちも感化しちゃうし……。

 

愛歌「ん?ねぇアーチャー。」

ガルッチ「うん?どうかした?」

愛歌「誰かが私達のところにくるよ?」

ガルッチ「え?誰なんだろ?」

 

正直そのこっちに来る人物が、まさか僕と関わるであろうの人物だとは、この時僕でもレミリアでも、全員思わなかったであろう。

 

「はぁ………はぁ………、あの………すみません。」

ガルッチ「おいおい、一旦落ち着け。どうかしたのか?」

「じ……実は、私の兄上と弟君が、何者かに苦戦を強いられていて………。」

ガルッチ「おいおい、慰安旅行二日目でまたこうなるんかい。」

フラン「でも、放っておけないよ。案内して。」

「分かりました。此方へ。」

ガルッチ「愛歌はムラマサさんと一緒に居て。ちょっと行って来る。」

ブレイズ「おい5人とも!?何処に行く!?」

ガルッチ「すまん、皆先に行ってて!」

 

全く、これじゃあおちおち休みすら与えてくれねえなぁ………。とにかく急いで助けに行こう!

 

-数分後-

 

「■■■■■■■■■ーーーーーーーーー!」

「畜生、これはさすがにキツいぜ………。」

「兄ちゃん、まだなのかな?」

「分かんねえ。でも、きっときてくれるはずだ!だがどうしよう、もしサキュバスに襲われていたら………。」

「兄ちゃん!前!」

「ぬぉ!?」

 

あ、いた!ってそこにいるのって………、シャドウサーヴァント!?

 

「兄上!弟君!救援者が来てくれました!」

こいし「あれって、シャドウサーヴァント!?何で!?」

イリヤ「拙い、あの子達じゃ対処出来ないわ!」

クロエ「急ぐわよ!」

ガルッチ「ああ!『アーチャー』『アタランテ』!『限定召喚(インクルード)』!」

 

狙いは、あのシャドウサーヴァント。狙いを定めて射抜く!だけど、その前にあの2人を!

 

ガルッチ「お前ら!下がれ!後は僕らに任せろ!」

「はい!分かり…………え?」

「なっ………マジで!?」

ガルッチ「何してる!早く下がれ!」

「「は、はい!」」

 

よし、とりあえず戦ってたあの2人を下がらせる事は出来たな。いっちょ行くか!

 

フラン「災厄の剣よ、今こそ目覚めの時ッ!禁忌『災厄へと導く破壊の剣(レーヴァテイン)』!」

こいし「この滴る血は、殺戮の証。無意識の殺戮に怯えて、死になさい。『聖母解体(マリア・ザ・リッパー)』!」

ガルッチ「二大神に奉る……。『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』!」

イリヤ「無限に連なる幻想よ、我が力と変われ!『無限の幻想(アンミリデット・プリズマ・コーズ)』!」

クロエ「我が骨子は捻れ狂う!『偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)』!」

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」

 

うわー………、瞬殺しちゃったよ。エグいな、これ。複数の矢に当たりーの、炎に焼かれーの、血飛沫をあげーの、極太ビームでやられーの、そして螺旋剣にあたって砕けちーの。

うん、なんか同情したくなっちゃった。やったの僕らだけど……。っていうか何気にイリヤ宝具使ってない!?

 

「す………すごい………。」

「な、なあ兄ちゃん。」

「なんだ?」

 

ガルッチ「ふう、一時はどうなるかと思ったよ。」

こいし「イリヤちゃん、あのシャドウサーヴァントは?」

イリヤ「クラス的には『セイバー』。真名は『モードレット』。あの子達、よく耐えてくれたわね。」

ガルッチ「モードレットか。宝具を使用される前に倒してよかった。」

クロエ「でも発動しても、お兄ちゃんが防いでくれるんでしょ?自慢の『熾天覆う十四の円環(ロー・アイアス)』で防いでくれるんでしょ?」

ガルッチ「まあね。何かとんでもない宝具が来ないかぎり、これが最強の防御魔法なんだけどね。」

 

そもそも、防御系の魔法はあんま覚えてねえからなぁ。ダメージガードなら熾天覆う十四の円環(ロー・アイアス)とクリムゾンシールド。反射だったらマホカンタ、吸収ならドレインシールド。いわば4つしかないなぁ……。

 

「あの………。」

ガルッチ「ん?」

「助けて下さり、有難う御座います。」

ガルッチ「気にするな。そんじゃ僕らは────」

「あと、つかぬ事を言いますが………。」

ガルッチ「なんだ?」

「貴方が…………、私達の過去の父上でしょうか?」

フラン「……………………。」

こいし「……………………。」

イリヤ「……………………。」

クロエ「……………………。」

ガルッチ「………………はい?」

 

えーっと、いますんごい核爆弾並みの発言が聞こえたんですが………。え、この子。今父上とか言わなかった?いや待て、もしかしたら違う名前かもしれん。落ち着こう、まずは落ち着こう。心を平静にして考えるんだ、プッチ神父が言うには………、素数をってこれ意味なかったんだった。えーっと如何する?とりあえず、一度聞いてみよう。うん。

 

ガルッチ「えーっと、ちなみに………その………、君達が言う父の名前は?」

「「「『ラーク・バスター・ガルッチ』。」」」

4人「( ゚д゚)ポカーン」

ガルッチ「( ゚д゚)ポカーン」

 

え?え?え?え?今この子達、僕の名前を言わんかった!?いやいや、どういう事?あれか?今僕は微睡み状態なの!?いやいや、落ち着け。落ち着け。有り得ないだろ、仮に僕の息子だったとしても、この子ら未来からきたの!?そうなると、タイムパラドックスじゃねえのか!?いや待て、本当に落ち着け僕。少しこんがらがってるに違いない。そもそもどうやってこっちに来たのか………。

 

「なぁマルッチ、やっぱ混乱してんじゃねえの?一応説明した方が………。」

「そうだよ、さすがのママだって混乱してるしさ………。」

 

ママ!?一体誰のこと!?いや、候補だとフランかこいし、またはイリヤに違いない。

 

「そ………そうであったな。すまない、過去の父上。混乱させるような発言を……。」

ガルッチ「いやちょっと待って、まず状況確認だけど………。まず、君達は未来から来た人で………、いいんだね?」

「は、はい……。」

ガルッチ「んで、そのぉ……君達は後に僕の息子になる子ってことで……良いんだよね?」

「ああ、合ってるぜ。親父。」

ガルッチ「…………んじゃあさ、僕の妻は分かる?」

 

ここだ。これを聞かなきゃ、どうも納得いかない。ただの悪戯だと思いたいんだけど………。

 

「誰って、そりゃあ勿論。フランドール・スカーレットに決まってるでしょ?」

ガルッチ「……………以上?」

「他に誰がいると思うの?」

ガルッチ「………………………なんでさ。」

 

えー?フランだけって、少しおかしくねえか?何故フランだけなんだ?離婚……いやない。それはない!絶対に有り得ない!

 

フラン「ねぇ…………、これは何なの?」

こいし「私にも、さっぱり。」

クロエ「私だって、何が何だか………。」

イリヤ「それが分かれば苦労しないんだけど………。」

ガルッチ「と………とりあえず、君達。名はなんて言うの?」

 

せめて名前だけでも、聞いておかないと………。

 

「分かりました。私は『ラーク・プリースト・マルッチ』と申します。どうぞ、マルッチと呼んでください。」

「んじゃ、次は俺だな。俺は『ラーク・ブレイド・バルッチ』。バルッチと呼んでくれ。」

「僕は『ラーク・ウェントゥルス・ドルッチ』。ドルッチと呼んで、パパ。ママ。」

ガルッチ「えーっと、バルッチにマルッチにドルッチ……ねぇ……。4人とも、これマジで未来から来たそうだよ?」

4人「それで認めちゃうの!?」

ガルッチ「ただ、解せないところがある。とりあえず、山間の関門に向かいながら話そうか。」

マルッチ「分かりました。」

 

まず聞かないといけないのが………。

 

ガルッチ「未来から来たって事は、つまりこれから何かが起こるって事が分かるんだよね?」

マルッチ「まあ、そうですね。ですが、本来なら時間の理で喋ってはいけないんです。」

ガルッチ「だよなぁ。」

フラン「でも、私気になってたんだけど、未来のガルッチはどんな人なの?」

バルッチ「そうだな。親父は、過去の親父と同じ容姿だけど………。」

ガルッチ「けど?」

バルッチ「性格が良く切り替わるのが………ねぇ。」

こいし「それ、多分ジャックだと思う………。」

バルッチ「いやそうじゃなく、家庭の時は優しいんだけど修行が容赦なかったんだよな……。」

 

あ、意外と切り替えししてるんだ。

 

バルッチ「あと、家族思いでお袋一筋なんだ。」

ガルッチ「…………。」

 

フラン一筋…………か。なんか羨ましいなぁ、すぐその一筋だって事………。

 

バルッチ「親父?」

ガルッチ「情けなさ過ぎるよ僕なんでここまで気が弱すぎるんだよおかしいだろ未来の方は立派なのに僕の方は気が弱すぎるしマイナス思考だし教えるのは苦手だしほんとなんなんだよ僕なんでさなんでさなんでさなんでさなんでさなんでさなんでさなんでさなんでさ…………。」

ドルッチ「パパ!?どうしちゃったの!?」

こいし「バルッチ………だっけ?お兄ちゃんって結構メンタルが………ね。この通り、自分を責めるのが多くって。」

バルッチ「いや、大丈夫。親父も、同じだから。ただ死んでしまった時限定で……。」

フラン「あの、これ以上はトドメに………。」

バルッチ「なんか、悪い。」

ガルッチ「いいだよ、どうせ僕は………。」

クロエ「これは酷い………。」

 

-メンタル回復まで数分後-

 

フラン「落ち着いた?」

ガルッチ「うん………。どうにか……。」

バルッチ「それで、こいし姉はともかく、その2人は?」

ガルッチ「え?」

バルッチ「え?」

フラン「ふぇ?」

マルッチ「ん?」

こいし「ふぇ?」

ドルッチ「?」

イリヤ「え?」

クロエ「え?」

 

………………………………………え?

 

ガルッチ「えーっと、イリヤとクロエ………知らないの?」

バルッチ「全く知らねえが?」

ガルッチ「ど……どういう………。」

ミスト『そうか!分かったよ、兄や!』

ガルッチ「ちょ、ミスト!?大声出さないで!」

ミスト『ごめん。でも一度3人を解析したけど、未来からきたのは合ってるけど、どうやら私達の知らない平行世界の未来からやってきた子達だって事よ!』

ガルッチ「え?」

 

って事は………、これは知ってるのか?

 

ガルッチ「ん……んじゃあさ、聖杯戦争とかは?」

マルッチ「知りません。全く。」

イリヤ「って事は………、私達の知らない世界から来た、お兄ちゃんの息子達って事ね。」

クロエ「それなら辻褄が合うわね。私とイリヤ、聖杯戦争を知らないのも。」

マルッチ「え?平行世界?」

バルッチ「な………なぁマルッチ。平行世界って、パラレルワールドって事だよな?」

マルッチ「ええ、兄上。ですが、そんなことが出来るのでしょうか?父上ではあるまいし………。」

ドルッチ「じゃあ、パパはパパでも、僕達の知らないパパって事?」

こいし「そう言うことね。でも、どうやってこの世界に?」

ドルッチ「どうやってって…………あ!!!!!」

 

ぬわっ!?いきなり超音波並みの声ださんといてくれ!鼓膜がぁぁぁ!鼓膜がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

マルッチ「弟君、少し声のボリュームを………。」

ドルッチ「ご………ごめん兄ちゃん。」

ガルッチ「そ………それで、どうかしたのか?」

ドルッチ「どうやってこの世界を言うと、パパ達が僕達を逃がす為に………。」

ガルッチ「え?」

マルッチ「と………とにかく、事情はその山間の関門に着いてから話します。話はそれからで……。」

 

確かに、先に合流してからだな。

 

-イナミノ街道 山間の関門- -朝ノ刻-

 

ブレイズ「おう、遅かったな………ん?其奴らは?」

 

あ、そういえば言ってなかったな………。とりあえず、説明は後回しだな。

 

ガルッチ「後で説明しておく。助けたばっかだからな。」

レイス「くんくん………、何やらあのにおいを感じる………。BLの───」

ガルッチ「SSR(そこまでにしろよレイス)。これ以上は言わせない。」

マルッチ「まるで、サラン妹君みたいな性格だな………。」

ギル「ともかく、その様子だと助けることが出来たようだな。しかし、何があったのだ?さっきの超音波並みの声は?」

ガルッチ「分かった、言うけどさ………あんまり驚くなよ?僕やフラン達だって理解し切れてないから。」

 

さてと、まずはどこから説明しようかな………。とりあえずまずは、この子らについて言っておこう。

 

ガルッチ「んんっ!まずこの子らだけど、信じがたい事に……未来から来た僕の息子───」

全員「えぇぇぇぇぇ!?(何ぃ!?)」

 

だー!!やっぱり驚いちゃったよ!驚くなよって言ったのに、驚きやがったよ!振りじゃなくマジで言ってるっつうのに!

 

ガルッチ「あのな、もっと細かく言えば平行世界の未来から来た僕の息子達って事になる。」

レミリア「いや、そうじゃなくってね?息子?この子達が!?身長的に無理あるでしょ!?」

バルッチ「あー………、やっぱりツッコミ入れられちゃったよ。あっちのレミリア姉もいわれたなぁ。」

レミリア「いや、そっちの私も正しいよ!?だって、明らかに身長も違うし、何より外見年齢的に違うじゃない!」

 

うんまあ、確かに違うけど、そういうもんだろ?歳も違えば身長も違うのが当たり前じゃん。っていうか未来から来たって言うてるやん?

 

桜「と言いますか、平行世界ですか?」

マルッチ「父上が言うには、そうですね。とは言え、未来から来た事には変わりありません。」

BB「なるほど、では聞きますが……何故このような世界に?」

ドルッチ「それは僕が説明するよ。難しいとは思うけど、僕達の世界は、この世の全ての無を倒した後の出来事だけど………。」

 

結構遠い未来なんだな……、あまり思いつかないんだが………。

 

ドルッチ「単刀直入で言うと、パパ。僕達を別世界を飛ばして、亡くなったんだ。」

ガルッチ「………へ?」

マルッチ「詳しく言うと、この世の全ての無の仇を討ちに来た者がいて、強襲してきたんだ。父上も母上も他の皆も対抗したが、虚しく敗北。そして、最後の力を振り絞り、私達を別々の世界に飛ばし逃がしてくれた。結果、残った全員は………。」

バルッチ「………ご察しの通りさ。」

 

僕が………死んだ?え?マジで?

 

さとり「待って、飛ばされたのになんで死んだってわかるの?」

マルッチ「私が持っている砕けた宝石がありますが、生きているときは常に光り輝いて、死んでしまった時は、そのまま砕けてしまうんです。」

レミリア「それじゃあ、もう…………。」

マルッチ「ええ、生きている可能性はありません。しかも、3人ずつ離れ離れになってしまい……。」

バルッチ「連絡すら出来ねえ状態だってこった。最悪だ………。」

ギル「………なるほど、ところで我が雑種を殺した名は?」

バルッチ「確か………、『アンドロフ・ゲート・ゲーティア』。あんたらの言葉を使うなら、星の勇者を阻む者。っていうか我が雑種?」

ガルッチ「僕のことさ。気にしないで。」

バルッチ「親父ェ………。とにかく、其奴の攻撃が一切効かない無敵の防御をしていて、倒すことすら─────」

「不可能。そうだ、此奴の言うとおりだ。」

3人「!?」

 

sideout

 

その声の主を探すと、そこには人型の魔物が宙に浮いていた。

 

「これは驚いた………、まさか過去の奴もいたとは………。」

3人「アンドロフ!」

ガルッチ「あんたが、アンドロフ・ゲート・ゲーティアか?」

アンドロフ「その通り、我が宿敵よ。」

ガルッチ「来て早々悪いけどさ、帰ってくんない?割とマジで邪魔。」

全員「!?Σ(゜д゜;)」

アンドロフ「は!?」

ガルッチ「正直言うけどさ、今慰安旅行二日目なんだよ?こっちやばい戦争の後で身も心も癒やしてえんだよ。戦闘なら、また今度で。」

バルッチ「………性格が、全く違ぇ。」

マルッチ「………煽っているのか?それとも、それも作戦なのか?」

ガルッチ「いや、作戦でも煽ってねえよ。そもそもホントに休みてえの。こっちある意味5ヶ月間休みなかったんだから、疲労回復も兼ねて旅行してるってのに……。」

 

なんの悪気もなくただ単に思ったことを口にするガルッチ。しかし、それがアンドロフの怒りに繋がってしまった。

 

アンドロフ「き………、貴様………。この俺を愚弄……「そういえば思ったんだけどバルッチ。」……おい!?Σ(゜д゜;)」

バルッチ「ん?」

ガルッチ「未来の平行世界の僕の息子は、一体どれくらいいるの?」

バルッチ「こんな状況で言うのか?」

玉藻「ちょ!?ガルッチさん、何気にブレイクスルーしていますけど!?聞かないの!?」

ガルッチ「いやさ、ホントに気になるもん。んで、一体何人?」

バルッチ「えーっと、そうだな。」

アンドロフ「おいこら!俺の話を──「息子7人に、娘7人で合計14人だったな。」……だから聞けェェェ!!!ヽ(`Д´#)ノ」

全員「じゅ………14人!?」

 

悪気はな(以下略

 

フラン「そこまで産めるって………、平行世界の私何者!?」

アンドロフ「おいちょっと───」

レミリア「ホントにそれよ!なんでそこまで産めたのよ!?」

こいし「14人かぁ………。産めるかなぁ。」

さとり「いや、無理だからね!?普通に考えたら死んでるからね!?」

バルッチ「あ、そういえば親父って……案外S気があって、ハードなとこがあったな。」

ガルッチ「はぁ!?平行世界の僕、何を考えてんだ!?」

イリヤ「ハードプレイ!?それってつまり………。」

ガルッチ「イリヤ?僕絶対やらないからね?」

アンドロフ「あのー───」

ルッチ「まあ、ガルッチは優しいから、そんなことしそうにないよねぇ………。」

クロエ「SMプレイなしかぁ……。」

ガルッチ「いや、何を期待してんの!?」

エミヤ「そもそも、S気のガルッチとは……聞いたことない………。」

凛「あれに加えてSとか、…………考えたくない。」

レイス「キャーッ!SMプレイきぷぎゃ!?」

ガルッチ「そこまでにしてってマジで。ホントにどうしてああなったんだ?」

ブレイズ「ホントにそれな!?」

アンドロフ「もしもし──」

桜「って事は、こちらのガルッチさんって………やだぁ。///」

ガルッチ「オイ桜、何を想像した?」

士郎「桜?如何したの?」

BB「多分ガルッチが犯されるのを想像してるんじゃないかと……。」

シロエ「そういえばガルって、受けだったよねぇ……。」

ガルッチ「否定はしない…………。」

バルッチ「受け!?Σ(゜д゜;)」

ドルッチ「こっちのパパが受けって、なんか新鮮。」

ネロ「それは勿論、此奴は初心なところがあるのだ。しかも、其奴の喘ぎは、小動物みたいに可愛らしく───」

ガルッチ「いや、あんたいないだろ。というか、何故!?」

カレン「あ、私が広めちゃった。」

ガルッチ「お前かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

アンドロフはあまりにも無視し続けていたのか、遂に堪忍袋が切れてしまった。

 

アンドロフ「貴様らァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!この俺様を無視するとは…………良い度胸だなァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

ガルッチ「あ、あの雑種の事すっかり忘れてた。」

バルッチ「俺も………。」

フラン「まあ仕方ないよ。平行世界のお兄ちゃんの子達が多いのと、それだけ私が産めたのが、よっぽど驚きだったしね。」

全員「うんうん。」

アンドロフ「楽に殺してやろうと思ったが、気が変わった。派手に殺して「不意打ちの『聖邪・鶴翼三連(ウィングソード・シザーハンズ)』!」って何ィ!?」

 

ブチ切れて攻撃する寸前、ガルッチの不意打ち技が当たると同時に、もう一つ驚くことがあった。

 

アンドロフ「バカな!?無敵であるこの俺に、再び傷だと!?」

ガルッチ「なんだ、無敵と言ってた割には拍子抜けだな。例えるなら、言峰が作った激辛麻婆豆腐を食べた時みたいな拍子抜けだ。」

ギル「何故それを例えた………。」

凛「あれ食べたの!?しかも拍子抜けってどう言う舌してんの!?」

ドルッチ「辛い物好きなのかな?」

ガルッチ「と言うわけで、此奴を喰らえ!『麻婆豆腐投げ(マーボーアタック)』!」

アンドロフ「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!?辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これェェェェェェェェ!!!」

エミヤ「うわぁ……………、今までの宝具の中で1番えげつない奴だ。」

ギル「いともたやすく行われるえげつない行為とは、この事か………。」

ガルッチ「おいおい、投げた僕が言うのもなんだが、ちゃんと食べなきゃ駄目だろ?」

アンドロフ「お……おい貴様、な……なにフゴッ!?」

ガルッチ「どう?旨いか?」

アンドロフ「辛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

ガルッチ「そうかそうか、旨いのか。ならばもう一度食わせてやろう。」

ギル「………ワインあるか?白野。」

白野「あるよ。」

ギル「よし、飲むとしよう。形はどうであれ、なんとも良い愉悦だな。」

白野「そうね。」

岸波「俺も良いか?」

 

激辛麻婆豆腐に悶えるアンドロフと、それを食わせているガルッチを見た愉悦部員全員は、とてもいい顔をしながら見ていた。

 

バルッチ「………あれ?あんなに弱かったっけ?」

マルッチ「いや、そんなはずは……。」

ドルッチ「というより、僕らのパパより過去のパパの方が、よっぽどドSだね……。」

アンドロフ「ひ………ひひゃま!ほ………ほふなほとひてはふはひふふぁいほは!?」(翻訳「き………貴様!こ………こんな事して恥ずかしくないのか!?」)

ガルッチ「あらあら、溢しちゃってるよ?アンドロフちゃん?一人で食べれないでちゅか~?」

フラン「…………久しぶりに見たね、お兄ちゃんの攻め。」

クロエ「いや、形はあれだけど、確かにそうね。」

レイス「相手に恥辱を与えながら食べさせる…………、流石ガルッチさん!ナイス外道!(^_^)b」

ガルッチ「レイス、僕は外道ではない。邪道の剣士だ!」

ルッチ「いや、邪道じゃなくて非道でしょ?」

ガルッチ「あ、そうだったね。」

アンドロフ「ふぉっひもほはじふぁ─んぐっ!?」(翻訳「どっちも同じじゃ─」)

士郎「これ…………、ある意味言峰よりやばいんじゃ……。」

凛「うわぁ…………引くわぁ……………。」

エミヤ「いつも通りとでも、言っておこう。」

凛士「いつも通りなの!?」

アルファス「ほう?麻婆豆腐での恥辱拷問とは、なかなかやりやがるねぇ。俺の親友。」

カレン「いやまず、あんなの食べれる人いるの?」

ノーム「あそこにいるではないか。」

カレン「そうでした。」

ガルッチ「おやおや、お口の周りが麻婆豆腐まみれになってまちゅねぇ。これはふきふきしないとでちゅねぇ。(^ω^ )」

ムラマサ「………羨ましい。」

雁夜「………僕の知らない間、何があったの?」

 

最早手も足も出ないまま、アンドロフは激辛麻婆豆腐を食わされ続けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして────

 

ガルッチ「ふう、一見やってみると、難しいものだな。」

フラン「練習あるのみよ、お兄ちゃん。」

こいし「そうそう。」

アンドロフ「ウゴォォォォォ…………。」

3人「うわぁ…………。(;¬д¬)」

 

あまりにもアンドロフのやられっぷりに、流石の3人も同情を禁じ得なかった。

 

アンドロフ「な………何故だ、俺は無敵の筈だ………。物理も、魔法も、技も何もかも、効かない筈…………。なのに、何故!?」

ガルッチ「何故?とな。お前を無視しながら観察していたけど、確かに無敵となのはわかった。だがそれは、攻撃的な守りだけ発揮する守りだろう。」

アンドロフ「だが………、お前はそれを───」

ガルッチ「打ち破った。その理由は、お前にとって知らない力。つまり、宝具を守る力がなかったということだ。」

アンドロフ「宝具………だとっ!?」

ガルッチ「そしてもう一つ、さっきやった恥辱的な行為は、攻撃的なものではないということだ。貴様はおそらく、快楽とか恥辱的なものには縁がなかったようだな。」

アンドロフ「く………クソ!」

ガルッチ「あとついでだけど、お前女性だろ?」

アンドロフ「なっ!?」

ガルッチ「何故って顔をしたな?お前のアソコが濡れてきてたからだ。しかも、ついでながらお前全裸で来るとは、露出狂だな?」

アンドロフ「くっ………!」

レイス「あ、あの目って!『くっ、殺せ!』の目付きよ!あんな目付き出来るなんて、羨ましい……。」

アビス「いや、無理だろ。優しい目をしている君には……。」

アンドロフ「こんな、こんな屈辱………初めてだ………。仇討ち相手に、ここまで辱められるなんて………。」

ガルッチ「殺してやりたいところだけど、さっきも言うように慰安旅行中なんだ。邪魔しないでいただきたい。」

アンドロフ「この………気に…………及んで…………殺さないだと!?舐めた真似を………!?」

 

反撃を仕掛けようもするも、すぐさま投影魔術で破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)で、ぶっさしてから首に突きつけた。

 

ガルッチ「勘違いをするな、雑種。未来の平行世界で僕を倒したからって、必ず僕を倒せるとは限らない。故に、今このナイフを刺した事によって、もうお前は無敵じゃなくなった。」

アンドロフ「ッ!」

ガルッチ「後の処断は、あの3人に任せる。僕が手を出すつもりもねえしな。」

 

そのまま破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を消すと同時に、みんなは立ち上がり、何事も無かったかのようにカミハルムイに向かっていった。

 

ガルッチ「さてと、後は………。」

バルッチ「親父、行くのか?」

ガルッチ「ああ、僕はあくまで慰安旅行をしている身。これ以上の事は、君達に任せるよ。」

バルッチ「そうか…………。」

ガルッチ「それに、僕はまだ殺戮を求めている愚かな殺人鬼さ。この汚名は永遠に背負い続けるだろう。」

バルッチ「そんなことは無い、たとえどんな性格しても、俺の親父には変わりない!だから、自分を卑下しないで………。」

ガルッチ「バルッチ…………。」

 

その瞳には、どこか純粋で、その優しさで自分の苦しみを和らいで行くようなものだった。その瞳に、ガルッチは思わず涙をこぼし始めたが、バルッチを抱き締めた。

 

ガルッチ「ありがとう、バルッチ。この出会いに、感謝する。」

バルッチ「俺もさ、この世界の親父。俺の………俺達のお袋さんらを、家族を守ってやってくれ。これからも、ずっと。」

ガルッチ「ああ、じゃあな。」

バルッチ「こっちこそ、じゃあな。」

 

バルッチ(違う世界の息子)の瞳を見ながら、ガルッチ(この世界の父)はみんなのところにいった。

 

その瞳には、蒼く煌めいて、澄んだ海のような瞳だった。

 

 

-to be continue⇨-




特別出演者

平行世界から来た人物

ラーク・ブレイド・バルッチ

ラーク・プリースト・マルッチ

ラーク・ウェントゥルス・ドルッチ


イリア「あのー、彼ら何者?私初めてなんだけど。」

あー、彼らはこの小説を作る前に生み出された人物なんだ。上から長男、次男、三男って設定で、物語でもこの子らを出す予定なんだ。

アラン「今度はちゃんとした息子として?」

そう。ただこの3人以外の名前は変えるつもりだよ。因みにジャックちゃんを入れて15人にするつもりだよ。

ラヴォス「最早娘決定!?」

まあ養子って設定だけど。

ヴォルデモート「しかも養子かよ!?」
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