※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter2   作:深緑 風龍

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-白夜の平原-

ラヴォス「…………はぁ。」

珍しいな、こんなところで一人本を………ん?

ラヴォス「風龍さん、また気まぐれに外ですか?」

まあね、それよりその本は?

ラヴォス「あー、これですか。とある者の日記です。私に預かって行ったきりですが……………。」

えーっと、『終焉と死の始原大神の日記』?矛盾しまくってね?

ラヴォス「仕方あるまい、風龍さんがここに来る前は、ある2人の世話をしてたからね。」

へぇ………っておい待て、んじゃああの予言の中にあった始原大神って……。

ラヴォス「実は、既に人間界………つまり………。」

マジで?ガルッチ達の世界に居るって事?

ラヴォス「そう言うことですね。もう一人も、そこに。」

ふぁ!?っていうか、その終焉と死の始原大神の名前ってどんなの?!

ラヴォス「…………それは無理な相談だ。いくら風龍さんでも、彼と約束してますので。」

そうかい。約束なら仕方ないか…………。


第8-14章 黒化の復讐者VS悲哀の断罪者

-VRルーム 浜辺-

 

エミヤside

 

イリヤ「…………。」

???「……………。」

エミヤ「…………どういう状況だ?」

 

さて、急いでイリヤのとこにいるVRルームに向かい、到着したばかりのエミヤシロウだ。何故あのような発言をしたかというと…………。既にイリヤの黒化した者がいたという。そこまではいい。そこまではよかったのだが…………。

 

エミヤ「何故、茶を啜っているのだ?」

 

というよりは、イリヤの黒化というより、私のような英霊イリヤのような気がする。あの赤原礼装らしき物は、恐らく私のではないかと思う。

可能性はないわけでもない。イリヤが英霊になることも有り得るが、何の理由で英霊になるかまでは、私ですら予想がつかない。特にイリヤに関しては!

 

イリヤ「あれ?シロウお兄ちゃん?如何したの?そんなに荒げて?」

???「ヤッホー、お兄ちゃん。」

エミヤ「えーっと、少し確認するが………。赤原礼装をしたイリヤ、君はイリヤの黒化した者なのか?」

???「うーん、オルタなのは合ってるよ?もっと言えば、私は復讐者(アヴェンジャー)の『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・オルタナティブ』だけど。」

エミヤ「アヴェンジャーだと!?だが復讐者としては全く見られんぞ!」

???「まぁ、呼び方は赤イリヤでいいわ。こっちの私も、そう呼ばせてるし。」

エミヤ「黒イリヤならぬ、赤イリヤか……。」

赤イリヤ「だって、黒イリヤって言ったらクロエ以外当てはまらないんだもん。どっちかって言うと、あっちが黒化したイリヤだと思うよ?でも、今は私がオルタ。」

 

なるほど分からん。

 

エミヤ「だが、何しにここに?」

赤イリヤ「そうね……、お兄ちゃんが来てくれば、話をするわ。」

エミヤ「…………その子に危害を加える気は?」

赤イリヤ「ないね。用があるのは、お兄ちゃんだけだから。」

エミヤ「………そうか。」

 

 

 

そして、数時間もしたのか、ようやくガルッチが到着した。

 

 

sideChange

 

ガルッチside

 

 

さてと、黒こいしを撃退し、その最後を見届けた事だし、後は黒化したイリヤを倒すだけ……………って思って、ここに来たんだが………。

 

 

ガルッチ「なにこの状況。」

エミヤ「それ、私も思ったぞ?」

 

いや待て、何あの子。黒化という黒化が無いんですけど。

 

赤イリヤ「やっときたのね、お兄ちゃん。」

ガルッチ「えーっと、イリヤのオルタで…………合ってるよね?」

赤イリヤ「それ以外誰がいるのよ?」

ガルッチ「いやだって、どっからどう見ても黒化じゃねえよ!?どゆこと!?」

赤イリヤ「うーん、これでも黒化だよ?クラスは復讐者(アヴェンジャー)だし。」

ガルッチ「マジで?にしては、復讐心ない気がするけど………。」

エミヤ「それ、私も思った。」

赤イリヤ「なんでもかんでも復讐心あるって決め付けるのは、偏見だと思うけど。」

 

確かに、正論ですね。

 

赤イリヤ「まっ、黒こいしを倒したって事は、後は私を倒すだけね。」

ガルッチ「ああ、そう言うことになるが、聞きたいことがある。」

赤イリヤ「目的ね。いいよ、今の貴方なら教えてもいいわ。」

 

お茶飲んでから、後は立って僕を見つめた。確かに、黒イリヤというより、赤イリヤの方が好ましいな。エミヤみたいな赤原礼装らしい物を着てるようだし。

 

赤イリヤ「まぁ、二人ともそれぞれなんだけど、私達の真の目的は、お兄ちゃんの育成かつ眠ってる力の解放、そして終焉と死と悪の始原大神『ディマイズ・ヴォイド・デス』に出会わせる為の試練というわけ。」

ガルッチ「試練?育成?」

赤イリヤ「簡単に言うと、無の神を倒すには、確かに星の勇者を集めるのは正解よ。だけど、それだけじゃあ駄目なのよ。実際、貴方の祖父はただ集めただけで、やったのは撃退のみ。討伐するには、『原初』・『終焉』・『無限』、そして『逆無限』。お兄ちゃんは『終焉』と『逆無限』、言い直せば『反無限』の力を持っているの。その力を使えば、無の神と戦えるのよ。」

ガルッチ「『終焉』と『反無限』…………。未来が言ってた、とんでもない力って……もしかして。」

赤イリヤ「そう、貴方はその力を持ってる。ただ、目覚めていないだけ。そこで……。」

ガルッチ「殺意を持ってでも、僕を鍛える。それも、手加減抜きの………。」

赤イリヤ「そう言うことよ。フランオルタちゃんは、まぁ未来って言う人と一緒に倒され、黒こいしちゃんは、想定外の4人かつ本気で来なかったから勝っちゃったけど、最後の私はそう甘くないわよ。」

ガルッチ「…………今度こそ、1対1の勝負って事か。」

赤イリヤ「ええ、というわけで、もう一人の私、エミヤお兄ちゃん。」

エミヤ「……………分かった。」

イリヤ「…………絶対、勝ってね。お兄ちゃん。」

 

元よりそのつもりだ。今度こそ、この手で決着をつける。その途端、赤イリヤは投影魔術を使い、見慣れない剣を出してきた。

 

赤イリヤ「『我が魂と絆の剣(ローレライ)』、これが私にとっての真作宝具よ。」

ガルッチ「真作宝具………か。だったら、こちらも真作宝具を持たないとな。」

 

見たところ、あれは大剣だろうと思い、僕は(名称)『世界を揺るがす神々の剣(ゴットフリート)』を抜いた。

 

ガルッチ「行くぞ、練鉄のホムンクルス。魔力の貯蔵は十分か?」

赤イリヤ「そっちこそ、覚悟はいい?私は出来ている!」

 

 

 

sideout

 

-VRルーム 草原-

 

 

BGM BB戦闘曲 『bottom black, moon gazer』

 

 

剣の打ち合いをすると同時に世界が変わり、浜辺だった場所は草原へと変わり、辺り一面には歯車や金属の破片、錆びた剣等が刺さっており、空は雷鳴が轟いていた。

それを気にせず、ガルッチは赤イリヤの攻撃を防ぎながら『ロストメモリー』で、赤イリヤを攻撃する。だが、それを見据えていたのか、もう一つの『我が魂と絆の剣(ローレライ)』を投影し、それを防いだ。

 

ガルッチ「何故アヴェンジャーになったんだ。誰かを憎んだから、アヴェンジャーになったんじゃあないのか?」

赤イリヤ「確かにね、普通なら有り得ないだろうけど、でも復讐心はあった。誰だか分かる?」

ガルッチ「切嗣か?」

赤イリヤ「そう、私は衛宮切嗣を許せなかった。正義の味方という、馬鹿げたものになって、恒久平和という馬鹿な夢の為に、私とお母様を犠牲にしようとしていた。」

ガルッチ「それで、アヴェンジャーか。」

赤イリヤ「まぁ、平行世界の私は違ってはいたけど、私は衛宮士郎に恨みはない。だけど、私を捨てようとした衛宮切嗣だけは、如何しても許せなかった。」

 

剣の打ち合いをしながらも、ガルッチは赤イリヤの話をしていた。

 

赤イリヤ「世界を守るために、善意と悪意を消したら、みんな人形みたいな存在に変わってしまう。だけど切嗣は、そんなのお構いなし。平和が訪ればそれでいいと抜かす。貴方はどう思う?お兄ちゃん。」

ガルッチ「僕も、それには同意する。fate/Zeroの衛宮切嗣は、最も暗愚な奴だとは、彼自身も気付いていない。吐き気を催す邪悪と言っても、過言じゃあないだろう。善意と悪意を消してでも、平和であればそれでいい?巫山戯るのも大概にしろって話だ。正義があるからこそ悪が生まれ、逆もまた然り。その二つそのものを消せば、空虚な存在以外考えられん。勿論僕は、家族を守るために世界を敵にまわす。それだけさ。」

赤イリヤ「お兄ちゃんらしいわね。」

ガルッチ「だがな、それは正義の味方である衛宮切嗣の事であって、衛宮切嗣自身を憎んではいない。」

赤イリヤ「何でなの?」

ガルッチ「其奴は分からんが、衛宮切嗣がいなければ、衛宮士郎を拾わず、冬木市の聖杯戦争は、永遠に続いていたかも知れないって事だ。だから僕は、正義の味方だけは嫌っているって事さ。」

 

言葉は交わし、剣も交わり、そんな問答が続けられた。

 

赤イリヤ「じゃあ、私の復讐は間違いだって言うの?」

ガルッチ「別に、復讐を嫌ってるわけじゃねえよ。したければすればいいし、しないならそれでいい。まぁ僕は、復讐するけどね!毒をもって毒を制し、目には目を、歯には歯をってな。」

赤イリヤ「でしょうね。お兄ちゃんだったら、復讐者でもお似合いかもしれないわ。」

ガルッチ「いいねぇ、そう言うのは!」

 

少しだけ笑みをこぼすと、後ずさりして、干将莫耶を投影した。

 

ガルッチ「鶴翼、欠落ヲ不ラズ(心技、無欠にして盤石)!」

赤イリヤ「あの技、やる気ね……。」

 

干将莫耶を投げつけた次には、今度は約束された勝利の剣(エクスカリバー)とダインスレイフを投影し、投げつけた。

 

ガルッチ「心技、泰山ニ至リ(力、山を貫く)!」

赤イリヤ「え?ダインスレイフとエクスカリバー!?」

 

赤イリヤは戸惑うも、ガルッチの攻撃は続く。今度は日光・暁丸と月光・闇夜丸を投げつけた。

 

ガルッチ「心技、黄河ヲ渡ル(剣、水を別つ)!」

赤イリヤ「こんな鶴翼三連、見たことない…………。」

 

だが、それを見逃すことなく、ただただガルッチの攻撃を見ていた。

 

ガルッチ「唯名、別天ニ納メ(生命、離宮に届き)!」

赤イリヤ「これって、聖剣と魔剣を組み合わせた…………鶴翼三連なの!?」

 

聖剣スターダストソードと魔剣ダークネスムーンを投げつけた後、ガルッチはロストメモリーと世界を揺るがす神々の剣(ゴットフリート)を持ち直し、走りだした。

 

ガルッチ「両雄、共ニ命ヲ別ツ《我ら、共に天を抱かず》!『聖邪・鶴翼三連(ウィングソード・シザーハンズ)』!!」

 

複数の青と赤の斬撃色が走り、赤イリヤを斬りつけた。さすがの赤イリヤも、動揺を隠しきれなかった。

 

赤イリヤ「まさか、鶴翼三連を、ここまで応用するなんて………。」

ガルッチ「気付いたら覚えたようなもんだな。」

赤イリヤ「これは、本当に加減出来るほどの相手じゃあ……………無さそうね。」

 

その途端、赤イリヤは弓を投影し、何も持ってない状態で弓を引いた。するとどこからともなく、閃光の矢が現れ、ガルッチに当てた。

 

ガルッチ「ッ!トリスタンの宝具か…………。」

赤イリヤ「ええ、だからこれを喰らいなさい!『痛哭の幻奏(フェイルノート)』!」

 

弓を引くと同時に閃光の矢が放たれていくが、その矢を避けていきながら、ガルッチも弓で応戦した。

 

ガルッチ「黒鍵よ、彼の者を貫け!」

 

今度は弓矢による戦いが始まり、黒鍵で赤イリヤを撃つも、それを避け、弓を引いて閃光の矢を放つ。その繰り返しとなった。

 

ガルッチ「(厄介だな、まるで全方向から矢が飛んでくる宝具って………。だったらこっちも!)『弓兵(アーチャー)』『トリスタン』、『夢幻召喚(インストール)』!」

 

すぐさま衣装を変え、お返しと言わんばかりに引きまくっていった。

 

赤イリヤ「本当にやって来たわね………。しかも倍返しと来たのね。」

ガルッチ「仕方ないだろ、此処まで手こずるなんて思わなかったし………。」

赤イリヤ「と言いつつ、全方向からの攻撃に加えて黒鍵を放つって………。トリスタンさん泣くよ?」

ガルッチ「…………なんか今ので罪悪感増したわ。ぶっちゃけこれ使うの初めてだったし。」

赤イリヤ「というより、黒鍵投影できるって……。」

 

そんな話をしながらも手は緩めず、今度は一発必中で弓を引いてきた。しかし、ガルッチに取って予想だにする事ない事態が起きた。

 

ガルッチ「なっ!?何でロストメモリーが僕の手元に!?」

 

なんとロストメモリーがガルッチの手元に現れ、誤って撃ってしまった。そして、赤イリヤが放った閃光の矢とぶつかり、砕けていった。だが、そこから変化が起こった。

 

赤イリヤ「こ………この力って、もしかして……………!」

ガルッチ「嘘だろ…………?成長が無いはずの『ロストメモリー』が………?」

 

砕けていったのはロストメモリーの外見だけで、剣自体は砕かれて折らず、寧ろ覚醒したかのような輝きを増した。天使の翼部分は白から水色に、悪魔の膜部分は白から深紅色へと変わり、真ん中にあったはずの欠けたハートは元のハートになり、中央には無限にもう一つの0を組み合わせたような記号が描かれていた。

 

赤イリヤ「驚いた……………、もう此処まで解放出来てたなんて。」

ガルッチ「う、美しい………。これが、あのロストメモリー?」

赤イリヤ「無限光………、無限を更に超えた光の剣。『アインソフオウルソード』、あれがロストメモリーだなんて………。」

 

そして、その剣を手にした瞬間、溢れんばかりの力が漲ってきた。翼は6つ生え、右半分は水色となっており、上部分は白く輝いていた。対して左半分は深紅色となっており、上部分は黒く禍々しく光っていた。その姿になると同時に、ステータスウォッチャーからモニターが出現した。

 

『能力発現

 

『反無限』の能力

 

無限に対となるもう一つの無限。言わば虚数の無限のような力を持っていて、自分には無い力を発現させる。

 

 

『無限光』の能力

 

無限を超える能力。その力は計り知れず、あらゆる全ての能力を我が物とし、世界を支配することが出来る能力。

 

 

『終焉』の能力

 

原初と対となる能力。あらゆる能力に対して有効で、使うだけで相手に様々な終わりを迎える。言い換えれば、消滅させることが出来る。ただし、彼の任意がない限り発動しない。』

 

 

ガルッチ「うわー、チートじゃねえか。エグいなそれって………。」

赤イリヤ「アハハ、これは私も予想外。反無限の能力を覚醒させるはずが、終焉と無限光と来るなんて、思ってもみなかったなぁ。でも、これで全力で行ける!構えなさい、お兄ちゃん!」

ガルッチ「まぁ、この一撃で終わらせる。英霊カードケース!セット!」

 

『全英霊の宝具の挿入完了、『終焉を迎える尊き剣(アイン・ソフ・オウル・ディマイズ)』の発動可能です。』

 

全部の英霊カードを入れたのか、虹色の刃へと変わっていき、6つの翼も虹色になり激しく輝いた。赤イリヤの後ろには魔法陣が現れ、そこから雷が放たれていた。

 

ガルッチ「束ねるは英霊の意志、煌めく死の螺旋…………。終焉へと迎えしは、我が剣!」

赤イリヤ「この剣は、我が魂と絆で繋がれた、永遠なる剣。」

ガルッチ「『終焉を迎える尊き剣(アイン・ソフ・オウル・ディマイズ)』!」

赤イリヤ「その神髄を見よ!『我が魂と絆を繋げる永遠の剣(エクス・ローレライ)』!」

 

 

虹色の閃光と雷を纏った閃光がぶつかり、落雷がふたりのとこに落ちていった。激しく鳴り響くと同時に、虹色の閃光が一気に押し出していき、赤イリヤを飲み込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-VRルーム 浜辺-

 

ガルッチside

 

BGM終了

 

ガルッチ「これが、僕の力…………………………。」

 

驚いた、こんな力が僕に宿していたなんて……………。

 

赤イリヤ「アハ、やっと解放したのね。これで何時でも、その力を扱うことが出来るわ。とにかく、試練合格、おめでとう。」

 

そしてそこには、運良く右腕が引きちぎられ、腹部からは内臓が見えてしまうほど、ボロボロになった赤イリヤが、こちらを見てる。僕、あんな威力の高い宝具で、赤イリヤを………。

 

赤イリヤ「気にしないで、お兄ちゃん。私英霊だから、一度座に戻ればすぐ戻るわ。っていっても、やっぱり悲しそうな目をするのね。」

ガルッチ「…………。」

赤イリヤ「だったら、少しだけこうさせて。お兄ちゃん。」

ガルッチ「え………?」

 

抱き締められた。右腕が無いはずなのに、何故かない方も暖かく感じる。いつの間にか、僕の服の一部が血で染められていた。

 

赤イリヤ「強く、なったね。お兄ちゃん。ディマイズの言うとおりだったよ。お兄ちゃんなら、その力を目覚めさせることが、出来るって。」

ガルッチ「いや、いずれにしても、君達を殺した事には、変わりない。」

赤イリヤ「それでも、私は嬉しい。お兄ちゃんが負けたら、今までの苦労が、水の泡になっちゃうしね。」

ガルッチ「君もまた…………、消えるのか?」

赤イリヤ「うん。今度は、どこの聖杯戦争に駆り出されるか、分かんない。もしかしたら、切嗣のサーヴァントになるかもしれない。その時、どんな事を言えば……。」

ガルッチ「………巫山戯た幻想を言ってたなら、ぶん殴ればいいと思うよ?」

赤イリヤ「ハハハ、その方がよっぽどいい薬になるかもしれないわね。最後は、裏切って聖杯もろとも壊すことにしようっと。」

ガルッチ「出来るの?」

赤イリヤ「ええ、こっそり『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』で自分を刺して、ね。」

 

おう、正義の味方の頃の切嗣の絶望するとこ見たいなぁ。ねぇねぇ、どんな気持ち?どんな気持ち?娘に殺されてどんな気持ち?的な。

 

赤イリヤ「あ、そろそろ時間だ………。」

ガルッチ「座に、帰っちゃうのか?」

赤イリヤ「うん、残念だけど仕方ないよ。でも、これで貴方は、終焉と死と悪の始原大神と出会う資格を持った。後は、その人と出会うだけ。」

ガルッチ「そうか……………。」

赤イリヤ「大丈夫、お兄ちゃんは一人じゃ無い。フランちゃんやこいしちゃん、イリヤちゃんのような家族や、ブレイズさんやアビスさんのような仲間も居るんだから、その人達にも、頼ってあげて。」

ガルッチ「ああ。」

赤イリヤ「バイバイ、ガルお兄ちゃん。」

 

お別れの時の赤イリヤは、天使のような微笑みで姿を消していった。そして残されたのは、赤イリヤが持ってた『我が魂と絆の剣(ローレライ)』と右腕、そしてカードだった。

 

『真名:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・オルタナティブ

クラス:アヴェンジャー・アーチャー

マスター:なし

性別:女

身長:143cm

体重:39kg

属性:中立・中庸(悪?)

出典:fate/

 

筋力 :C /耐久 :C /敏捷 :A /魔力 :S /幸運 :D /宝具 :?

 

 

 

宝具

 

我が魂と絆を繋げる永遠の剣(エクス・ローレライ)

 

 

ランク:A+++

種別:対城宝具

レンジ:300

最大捕捉:1~599人

 

 

痛哭の幻奏(フェイルノート)

 

 

ランク:A

種別:対軍宝具

レンジ:20

最大捕捉:10~50人』

 

さて、終わったことだしそろそろフラン達のところに戻っ──────

 

ガルッチ「あ…………れ…………?」

 

視界が歪んで、見える。ついでに、なんだか眠くなってきたけど…………。あー、そっか。

連戦だったから、きっと……………眠くなったんだろうな…………。

仕方ないから……………こ……………こ……………で、眠…………ろ……う。

 

 

 

 

 

-to be continue⇨-

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