※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter2   作:深緑 風龍

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第8-15章 終焉と死と悪の始原大神

-???-

 

ガルッチがようやく目覚めると、そこには何もない空虚な世界にいた。

 

ガルッチ「此処、何処?」

 

辺りを見渡すと同時に、謎の泡が出現し、中には何かが移っていた。驚いたことに、そこには未来がいる世界だった。隣には長い黒髪に、紫色のゴスロリドレスを纏った美少女や水色の髪に、角のような機械の髪飾りを着けた少女。その者と手を繋いでいる女の子。女の子の後ろには、あのアヌビス神がいた事に、ガルッチは少しだけ笑みをこぼした。そして、もう一人の方は赤髪でなんだかのほほんとしている少女がいた。っとその女の子の声が聞こえた。

 

『パーティーかぁ~、一体どんなのかなぁ~。』

 

ガルッチ「…………なんでさ。」

 

またこいしと似たような声が聞こえたのか、ガルッチは少し苦笑いするも、その世界を眺めていた。すると、不思議な声が聞こえた。

 

「ようやく来たんだね、我が精神よ。」

 

後ろを振り向くと、そこには白い髪をしていて、美少年と言ってもいいほどの美顔の男性が立っていた。

 

ガルッチ「我が精神って?」

「言葉通りだ、もとよりそれは私の精神だったから。っと、自己紹介し忘れてたな。私は終焉と死と悪の始原大神『ディマイズ・ヴォイド・デス』と言うものだ。」

ガルッチ「赤イリヤが言ってた、あの?」

ディマイズ「そう、これがロスト・エンドの、そしてガルッチの本当の名前だ。」

ガルッチ「じゃあ最初から、無限光や反無限、終焉の力は………。」

ディマイズ「そう、元よりそれは最初から持ってた力だ。」

 

あまりにも不思議に思ったガルッチは、こんな事を聞き出した。

 

ガルッチ「じゃあ、何でロスト・エンドの名前にしたんだ?」

ディマイズ「した、というよりは…………それは人間になるときの名だな。」

ガルッチ「人間になるときのって………。」

ディマイズ「教えてやろう。君の本当の過去を…………。」

 

その途端、何もなかったはずの空間から、無数の泡が現れた。それも、中には色々なものが映っていた。

 

ディマイズ「元より私は、あらゆる世界の監視者のものだった。終焉へと迎え、最早割れてしまいそうな世界は、私の手で終わらせている事が仕事だった。反対に、私にはもう一人の監視者と同時に創造者のものがいた。其奴は原初と生と善の始原大神『ビギニング・ヴァーチュ・ライフ』という奴がいた。彼の仕事は、原初。つまりあの泡を生み出す力を持っていて、それを増やしていくのが仕事だった。」

ガルッチ「ここって、様々な世界を作り出し、終われば消えるって事なのか………。」

ディマイズ「まぁ、これは世界の泡と呼んでよいぞ。さてと、何故私はロスト・エンドとなったか。それは、ある思いつきだった。ヴァーチュがラヴォスを生み出してしばらく経ったときだった。」

 

ラヴォスという人物を聞いたガルッチは、思わず驚いた。

 

ガルッチ「ファ!?ラヴォスって、転生の神の!?」

ディマイズ「その通り。まぁ、1-1章から見たけど、彼奴何やってんだ。幼児に、幼女に欲情するとはどう言う了見だ!?全く、執事としてあるまじき行為だぞ!」

ガルッチ「メタイ、色々とメタイぞ。っていうか、そんなことやってたんかい!?有り得ねぇ………、風龍さんが何故あの言葉言ったのか、納得したわ。」

ディマイズ「んで、しばらく経ったある日、私は一人の人間を眺めていた。彼奴は独りだった、何も与えること無く、ただ無視されるか虐待されるかのどちらかだった。だが、私は興味を持った。彼の力に。そこで考えた。私はあの者に憑依して、力を持った人間にしようと思った。だが、ここで問題が浮上した。それは私が、大神であると。本来なら姿を現すのは、私にとっては不都合で、私を快く思わぬ者が現れてしまう。そして、もう一つが私の能力であることだった。これも姿を現さない理由と同じ理由なのだ。だが、それはラヴォスの手によって解決され、私は魂となった。ん?どうかし…………ああ、そうか。君は虐待とかの言葉が嫌いだったのだな。」

ガルッチ「いえ、お気になさらず…………。続けて下さい。」

 

虐待という言葉に怒りを感じていたが、我慢して聞いていた。

 

ディマイズ「そして、私はあの者を見つけ、すかさず憑依した。だが、憑依した瞬間その者の人格や精神、魂その者が息絶えてしまった。」

ガルッチ「ディマイズ、貴様殺し────」

ディマイズ「待て、殺していない!私とて想定外だったのだ!まさか憑依した瞬間滅びるなんて思わなかったのだ!」

ガルッチ「…………ならいいけど。」

ディマイズ「続けるぞ?そっからの行動は早かった。先ずは、この村から逃げ出そうと考えた。それでは、この者には報われないと思ってたからな。だが、途中であの者を虐待していた人物に見つかった。このままでは拙い、けれどそんなことはお構いなく、私はこの者の体力を無視して、大声で怒鳴った。殴られる前に、奴の股間を蹴り、近くにあった棒で殴りつけた。そして急いで、食糧やナイフ、衣服を盗み、あの場から立ち去った。まぁ、後先考えてなかった私だったからな…………。それからは、野宿の繰り返しだったが、とある者が私を見つめていた。何故だか、彼には力があるのでは無いかと思い声をかけた。すると、こちらに来て話し掛けた。君は一人なのか、とな。そこから、ロスト・エンドの始まりだった。後は、ロスト・エンドの記憶通りだろうな。」

 

過去話が終わると、ガルッチはすぐに記憶の整理をした。

 

ガルッチ「えーっと、要するに…………僕は始原大神であったが、ある人物に憑依し、ロスト・エンドの父親と思われる人物に誘われて、始原大神から人間に変わった。そっから陰陽師生活をするも、町に災厄、自分の死を予兆し、避ける方法である星の破壊者『ラヴォス』を倒す為に旅立って、結果敗北、逆に配下にされるも殺されて、そこで精神と魂が抜き取られた…………か。んじゃあ、君が魂でロスト・エンドが肉体、んで僕が精神ってこと?」

ディマイズ「そう言うことだ。」

ガルッチ「……………実感湧かねえが、信じるしか無さそうだな。だが何で、僕の妻を?」

ディマイズ「あー、どれだけ信念を貫けるか、試したくてな。そして、それを見せてくれた。フランオルタは、君と先程君が言った未来に倒され、黒こいしは4人のイマジンと共に、最後は君の手で、そして赤イリヤは役割を果たすべく、君と戦い敗れた。そして、後は私だけ。」

 

途端に場所が変わり、気付けばどこかのビルの上にいた。

 

ディマイズ「今の私は、『EndofTheWorld』の番人。私を倒せば、封印は完全に解ける。今ここには、君独りしかいない。加えて私は、戦闘面では強い方。私に勝てる見込みは低いぞ?」

ガルッチ「…………まだ封印してるって事か。」

ディマイズ「そういうことだ。さぁ、どうする?」

 

答えは決まっていた。例え敵が自分自身だったとしても、フラン達の約束を果たすべく、ガルッチは『アイン・ソフ・オウルソード』を持ち、全身全霊で挑む構えをした。

 

ディマイズ「……………だと思った、期待以上だよ!ガルッチ!!」

ガルッチ「行くぞ、終焉を司る大神よ。」

ディマイズ「来るがいい、この私が終わりを告げようではないか!」

 

 

-ガルッチの部屋-

 

 

フラン「…………起きないわね。」

永琳「おかしいわね、一体何があったのかしら。」

 

一方でフラン達は、疲労で倒れてるガルッチを見つけ、部屋まで担ぎ、それから1ヶ月も経ったにも関わらず、全く起きなかった為、永琳を呼んだところだった。

 

エンド「恐らくだが、魂と出会い、其奴と戦ってるのだろうな。」

フラン「何ですって!?」

こいし「それって本当!?」

エンド「予想だがな。」

イリヤ「でも、どうやって助けに行こう………。」

エンド「一つ、方法がある。」

3人「その方法って!?」

 

さすがガルッチの事心配しているのか、妻3人は食いついてきた。

 

エンド「この者の深層精神の中に入ると言うことだ。」

永琳「待って、それじゃあフランの中にいる子供は───」

エンド「安心しろ。何も3人の精神を抜き取る事じゃあない。『二重存在』というのは、知ってるか?」

永琳「ドッペルゲンガー!?貴方それを作り出すっての!?」

エンド「ああ、上手く行けばガルッチの所に送り込める事が出来る。しかし、3人か……………。」

クロエ「何か問題があるの?」

エンド「1人だったら、まだ送れるが、3人となると何か欲しいな………。カードとか。」

 

っと言ったら、3人は自分達が持っていたカードを取り出した。

 

3人「これでいい?」

エンド「なるほど、それなら行ける!姿はオルタだが、それでよいか?」

3人「ええ!」

エンド「よし、では───────」

 

 

 

 

 

 

-???-

 

 

ガルッチ「ちっ、思ってた以上にキツいな。」

 

現在ガルッチは、苦戦を強いられていた。長期戦は思っていた以上に長引き、互いに疲れ果てていた。途中ビルが倒壊してしまうも、元通りにしていった。だが、予想外な事が起こった。

 

ガルッチ「しかし、此処の新聞で調べたけど………。『犯罪都市『ゴッサム』』って、恐らく別世界に飛ばされていたとか………かな。」

 

どちらにせよ、あの轟音は誰でも気付くはず。早々決着をつけなければ、誰かに見つかってもおかしくない。そう思ったガルッチは、6つの翼を生やし、再び上空へと向かった。っとまた何かが吹き飛んだのが、こちらに来た。

 

???「くっ、なんて奴だ…………。」

ガルッチ「え?」

 

これもまた予想外な事が起こった。なんと吹き飛ばされたのは、アメコミで有名な『スーパーマン』が吹き飛ばされていたのだ。

 

ガルッチ「え?ちょっと待て、どういう事?んじゃあ、僕がいる世界って…………。」

スーパーマン「って君、一体何者なんだ!?」

ガルッチ「ちょっと待って、状況が読めないんで。そして、僕はガルッチ。」

 

少し状況整理してみた。今ここにいるのは、あのアメコミで有名なスーパーマン、そして空には蝙蝠の光があった。そして、一つの結論が出た。

 

ガルッチ「ここって、バットマンVSスーパーマンの世界じゃあねえか!?こんなところに飛ばされたってのか!?」

スーパーマン「き、君。あの、どうかしたのか?」

ガルッチ「あー、すまない。そして悪いけど、あれは僕にやらせて。責任持って、彼奴を倒すんで!!」

スーパーマン「は?」

ガルッチ「失礼!」

 

焦りだしたガルッチは、急いで上空に向かい、ディマイズのところに向かった。

 

ディマイズ「あっぶねえ、何あの蒼タイツと赤マント。いきなり攻撃するって………。」

ガルッチ「おいディマイズ!ここ、バットマンVSスーパーマンの世界なんだけど!?」

ディマイズ「え?そうなのか!?」

ガルッチ「何でこんなとこにしたんだよ!?」

ディマイズ「私に聞くな!というより、何故あの場所に選ばれたのかすら、分からぬのだ!」

 

そんなこんな言い争いもするも、弾幕や斬撃が、空中に広がっていった。それでもガルッチは、宝具を使用することは無かった。何故なら使用すれば街に被害が及んでしまうからだ。

 

ガルッチ「全く、厄介なとこを選んだ、ものだな!恋符『マスタースパークβ』!」

ディマイズ「ぐっ!ご、ごもっともだ、な!」

 

レールガンのような閃光を放ち、斬りかかろうとするも、再び地上に叩きつけられた。

 

ガルッチ「ッ!!!」

 

流石に限界を向かい始めたのか、体勢を立て直しとある館の庭のところでホバリングし、着地した。

 

ガルッチ「はぁ…………はぁ……………、久々だ、こんなに疲れたのは………。いや、耐久Dだってのが、此処で響いたか…………。」

 

そこで休憩してると、一人の執事が現れた。

 

「失礼、一体何の騒ぎですか?何やら空から────」

ガルッチ「す、すまないが、ここら辺りの住人を避難してやってくれ!被害が及ぶ前に、早く!」

「へ?」

ガルッチ「良いから!犠牲者が増える前に、避難させろ!特に、あのパーティを中止させて、避難を!」

「しかし………。」

ガルッチ「ちっ、やばいのが来やがった……………。とにかく、事情は後で聞く!今は早くしろ!」

 

何かの危険察知をしたのか、すぐさま飛び立ち、館上のところでホバリングした。

 

ガルッチ「絶対に防がなきゃ…………。出力最大!『投影、開始(トレース・オン)』!」

 

瞬時に投影したのは、全て遠き理想郷(アヴァロン)。それで防ごうにも、防ぎきれない可能性もあり、ある宝具を使用することにした。

 

ガルッチ「『盾兵(シールダー)』『ギャラハット』!『限定召喚(インクルード)』!」

 

盾を召喚すると同時に、雷が鳴り響き、空から閃光が走った。

 

ガルッチ「真名開帳!私は災厄の席に立つ。それは全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷。理想郷と14の花弁と共に、顕現せよ!『全て遥か(ロード・キャメロット・)遠き理想の(アヴァロン・)十四の円環(アイアス)』!!!!!!!」

 

14の花柄が現れると同時に城門らしきものが現れ、アヴァロンを取り込んでいった。そして、完全なる防御へと変わり、放たれた閃光にぶつかっていった。

 

ガルッチ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」

 

長時間で戦っていて、普通なら限界が来てもおかしくなかった。にもかかわらず、ガルッチはそれをお構いなしで、守り続けていった。

 

「え?ガルッチ!?そこで何やってんの!?」

ガルッチ「ッ!?未来!?何でここにいるかは聞かんが、時間がないから一度だけ言うぞ!ここら辺りの住人を避難させろ!事情は後で聞くから!早く!」

 

また再び想定外だったが、今はこの閃光を防ぐことが最重要だったため、急いで伝えた。まだひび割れはしていないが、攻撃は続いていたため守り続けた。

 

 

 

ガルッチ「(頼む、守り切ってくれ!!!)」

 

 

-to be continue⇨-

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