せんねんせんそうあいぎすのちょっぴりえっちな小説 作:むとっち
「王子っ!!! これ以上は、もう――」
アンナの悲痛な声が響く。
身に纏う鎧が重い。もう、剣を振り上げる力も無い。
口の中に広がる鉄の味。
戦況は最悪だった。
リオンとシビラが敵の手に落ち、重装兵や癒やし手の力は封印され、こちらには操られた彼女らの猛攻を凌ぎきる手はなかった。
そこに、こいつ、が――
魔王の影。その鋭い視線が、膝を突いた俺を見下ろす。
動けない俺のすぐ横で、魔王の影は無慈悲にその大剣を振り下ろした。
その刃の先が向かったのは俺では無く。
甲高い絶叫が響く。
俺の後方にいたはずの射手は、白い肌を衣服ごと一刀の下に切り裂かれ、露わにされた胸を隠すことも出来ず血だまりの上に倒れていた。
周囲に響き渡る悲鳴と嬌声。
スライムに全身を呑み込まれ悶える者、ミノタウロスに組み伏せられ巨根に貫かれる者。
そしてまた、魔王の影は次の獲物へ向けて、大剣を振り上げていた。
「アンナ、逃げろ――撤退だッッ!」
血を吐きながら、残された僅かな力を振り絞り叫ぶ。叫ぶ。
涙を零し、走り去って行くアンナ。
突如、風のように現れたローグの一団が倒れて動けなくなった仲間達を抱え走り去って行く。俺もまた、隙を見て現れたセシリーに抱えられた。
操られたシビラとリオンのうつろな目と、視線が合う。
奥歯を噛みしめる。今は、彼女たちを救うことは出来ない。その事実が、俺の胸を切り裂いた。
国のしきたりを破ってまで俺にその身を預けてくれたシビラ。
母親みたいに世話焼きで、いつも俺のことを気にかけてくれたリオン。
その二人が遠くなってゆく。そして、魔王達と、闇の中、迷宮の奥へと消えていった――
「ふふふ……さぁ、愚かな人間。目を覚ましなさい」
シビラとリオンの二人はケラウノスによって、迷宮の奥へと連れてこられていた。
漆黒の石の十字架に磔にされ、闇を纏う鎖にその身体をきつく締め上げられている。ケラウノスによる催眠は解除されているようだが、身体には力が入らない。この鎖が力を封印しているようだった。
「王子とやらは貴方たちを置き去りにして逃げてゆきました。見捨てられた哀れな貴方たちに、私が救いの手を差し伸べてあげようかと思うのです」
美しき女神の慈愛に満ちた笑顔が、二人へと向けられた。
「私の加護を受け、私の兵となりなさい。そして魔王とともに不浄なる人類を滅ぼすのです」
「そんな提案は受け入れられないわ。……殺しなさい」
シビラがきっぱりとそう答えた。
「あたしもよっ! あんたなんかの手先になって、王子と戦うくらいなら死んだ方がマシよっ!」
リオンがシビラに続いて叫ぶ。
「私の加護を受ければ、あの魔王のように不死身の肉体で永遠の強さと美しさを得られるのですよ? それに、貴方たちを殺すなんて勿体ないことをするとでも?」
邪悪な女神の美貌が怪しく歪んだ。
「一体、どうするつもり……?」
「さて、どうしてあげましょうか。貴方達が私の兵にならないとしても、その子供はどうでしょう? 貴方たちには魔王専用の性奴隷になってもらい、人間どもを滅ぼす神の兵を産む苗床として活用しましょうか。これなら、貴方たちの意志も関係ありませんし……子宮だけでも生存させればよいでしょうから自決も無意味ですよ」
舌を噛み自殺を図ろうとしていた二人に、ケラウノスが笑顔で釘を刺した。二人の運命は、完全に女神に握られているのだった。
それならせめて、まだ可能性のある方を。
ケラウノスの加護を受け、彼女の兵になったとしても、王子なら、もしかしたら、救ってくれるかもしれない。
ただ産むだけの肉体にされてしまったなら、そこで終わりなのだ……。
「しばらく考える時間をあげましょう。よく考えるのですよ。邪悪な人間ではなく、選ばれし神の兵として生まれ変わる貴重な機会なのですから」
そう言ってケラウノスは闇へと消えてゆく。
「王子は、きっと助けに来てくれるの。私は待つわ、最後の、その瞬間まで」
シビラはリオンに顔を向けること無く、そう呟いたのだった。
ケラウノスが二人の下を離れてしばらく時間が経っていた。
二人は残された力で鎖を振り解こうと試行錯誤を重ねていたが、それは全くの徒労でしかなかった。力を込めれば込めるほど、力が抜けてゆく。かなりの時間が経過しているという認識はあったが、肉体の反応はそれにそぐわないものだった。生理的な肉体の反応がまるでないのだ。身体の時間が止まっているかのようだった。
この鎖はきっと魔界の力の込められたもの。長時間その力に侵食された肉体は、人のままでいられるのだろうか。もう、この身体は人ではないものになってしまっているのではないか。そんな不安が、二人の胸をよぎった。
「もう少しで、きっと、王子が助けに来てくれる。それまで、お願い。もう少しだけ、人の身体でいさせてっ!」
リオンが闇に向かって祈る。その闇の彼方に、王子がいると信じて。
その祈りが届いたのだろうか。
金属質の足音、それは足早に、二人の方へと向かってくる。
「おうじっ!!」
二人は声を揃えてそう叫んだ。
「すまない、遅くなったっ!」
「もう、遅いよ、このぉ、バカぁっ!!」
リオンは顔を真っ赤にして涙を零した。
「王子、信じてたの」
「シビラも、無事でよかった」
「ええ……本当に。……あっ」
言葉少なく、感情をあまり表に出すことのないシビラ。その瞳から、涙が零れた。感情表現が苦手なのか、不器用なのか。零れたのは涙だけではなかったようで。彼女の下腹部から透明なさらさらとした液がこぼれ落ち、白い太ももを伝って流れ落ちていった。
「えっ、なにっ!? なに!? シビラ様、それ、まさかっ、嬉ションなの~??」
「その、あんまり……じろじろ見ないで欲しいの」
シビラが気恥ずかしそうに目を逸らした。
「それより、さっきから気になってたんだけど。王子、なんで下のとこそんなにしちゃってるの? まさか……」
リオンも王子から目を逸らした。王子の下半身は服の上から見てはっきりとわかるほどパンパンに張り詰めてる。
「すまない、二人の格好がその、色々……凄くて。鎖とか食い込んじゃってるし。このまま見物させてもらってもいいかな、なんて」
王子の言い分はもっともだった。二人の身体を強く締め上げる細い鎖は太ももや股間、胸に食い込み、その膨らみを強調させていた。鎖から逃れようともがいた結果衣服は乱れ、二人の胸や恥部はこぼれ落ちそうになっている。そんな痴態を見せつけられては、勃起しないという方が難しい。
「シビラ、いいかな?」
王子の手が、シビラの露わになった白磁のような胸元に触れる。鎖ごと服をずらすと、形の良い柔らかな乳房がこぼれ落ちた。
「ちょ、ちょっとなにやってんのよこのバカぁ! 盛ってんじゃないわよっ! 敵が来るじゃないの、ケラウノスが戻ってくるわよ!!」
「大丈夫、周囲はみんなが警戒してるから、敵は来ないよ」
「んっ、い……あっ……くぅ、ん……。王子、きて……」
胸を揉みしだかれるシビラは甘い声を上げる。
王子の指がシビラのショーツをずらし、既に濡れた膣へと触れる。
透明な液で濡れていた股間からは、それとは違うねっとりとした液が零れた。
「挿れて、このまま、無力な私を、虐めて……罰して欲しいの……」
「なら罰らしく、遠慮無く犯させてもらう」
「んんぁっ、ひっ、あああああーーーーっっ!!」
王子はシビラの乳首にしゃぶりつき、前歯で甘噛みし、もう片方の乳首を強くつね上げた。痛みを伴う電撃のようなマゾヒスティックな性感にシビラは身体を反らせ、叫び声のような嬌声を上げた。
そして逃げることも抵抗することも出来ない無力な少女の膣に、杭のような怒張したペニスが容赦なく打ち込まれた。
「ああっ、あひっ、あひいいいぃっんっっ❣ やっ、はああぁ――獣に、犯されてる、みたいっっ♥」
高貴な大国の姫の身体は愛する男の普段とは違う強引な攻めに蕩け落ち、何度も絶頂し、動物のように涎を流してイキ顔を晒した。
王子の暴力的なピストンは激しさを増し、ふくれあがったその怒張の先端は姫の子宮口を抉り込み、そして溢れるほどの大量の精液の濁流を流し込んだ。
「イクっ、イック、ぅ、イックううううぅぅーーーんっっ!!!」
ぱちり、と。頭の中に響く音。
「ふふふ……哀れな人間。魔王の苗床ではなく、そんなものの肉便器になりたかったのですか?」
イキ果ててぼやけた視界。その正面に映るのは、助けに来てくれた王子ではなく――
醜いゴブリン達だった。
ゴブリン達に、輪姦、されていた。
どろりと、膣からこぼれ落ち、足を伝う魔物の精液の感触。
全身から熱が引いていく。戸惑い。恐怖。絶望。そんな感情がないまぜになった、冷たくなってゆく身体に、ゴブリン達の熱々の精液が浴びせかけられた。
身体は磔になどされていなかった。鎖もない。それは、贖罪を望んだ自身の心だったのだ。
「なんて、事……」
「ふふふ……ほら、隣はまだお楽しみ中よ?」
「やっ、はあっ、んんっっ、もう、王子、だめっ、だったらああっんんっっ♥」
リオンはゴブリンの身体にしがみつき、その腰に両足を回し咥え込んでいる。
「こんなっ、激しく求められるの、はぃめてっ。うれひっ、おうじぃっ、しゅき、なのぉっ。あんたのこと、だい、しゅきぃぃぃんんっっ、イっ、あああぁ――――ッッ!!」
ぱちり。
響き渡る軽快な音。
「え……うしょ……ょ」
ゴブリンにしがみついていたリオンは全身を弛緩させ、力なく地面に転がった。
その身体にゴブリン達が集まり、無抵抗な身体を、人形でも扱うように乱暴に掴み上げ、そして穴という穴にペニスを抉り込んだ。
「助けは来ないのです。ふふふ……理解できたでしょう? さぁ、武器を返してあげます。私の加護を受けるのです」
輪姦される二人の傍らに、魔剣と弓矢が転がる。
二人はそれを必死に手に取り、そして――
「あなたの思い通りになんて、絶対にならない」
シビラは愛剣を振るう。
周囲には血煙が立ち、瞬時に肉塊へと変わるゴブリン達。
膣からどろりとこぼれ落ちるゴブリンの大量の精液の感触に吐き気を催し、シビラは膝を突いた。
リオンは弓を引き絞り、放たれたその矢は、ケラウノスの額を打ち抜いた。
「哀れな人間」
ケラウノスはそう言い残すと霧のように消えていった。
「シビラ、逃げるわよっ!」
リオンはシビラの手を引き、駆ける。
どこが出口かなんてわからない。直感だけを信じて、愛する人の姿を求めて。
「きてくれる、王子はきっときてくれる……!」
駆け抜けてゆく迷宮の闇の向こうに、人影が見えた。
「二人とも、無事だったか!」
愛する人の声。愛する人の姿。
間違いない。
本物の王子だ、助けに来てくれた。
「おうじぃっ!!」
二人は歓喜の声を上げ、一斉に王子に抱きついた。
「よかった……本当に」
安堵の声、これを、本当に聞きたくて。
「大丈夫じゃないわ……こんなに、穢されてしまったもの」
二人の全身にべっとりとこびりついたゴブリンの精液。膣も口も、愛する人に捧げるはずの身体を、全身を犯し抜かれてしまった。それも、幻覚を見せられていたとは言え、自ら望んで。
「遅くなって、すまなかった」
王子はそう言って二人の唇を奪った。まだ、ゴブリンの精液に汚れた口を、愛おしそうに。
身体が急に熱くなってくる。
二人は火照った顔を見合わせると、残された王子の余熱を奪い合うように口づけし、床に転がり、抱きしめ合った。
「二人一緒に、犯して欲しいの……」
二人はゴブリンに何度も犯され赤くぷっくりと腫れぼったヴァギナを摺り合わせると、子猫のような甘い声で王子の愛情を求めた。
くる、くる……、愛しい人の、ペニスが……。
期待に胸を膨らませる二人の膣を、王子の膨れあがった獣のようなペニスが貫いた。
「深ぃ、いぃぃっっんんっ! もう、バカぁっ! 一気に、がっつきすぎっ! ぁ、んんっ、あっひ、んんっっ!」
「おうじっ、おうじ。私にもぉ! きっ、あ、んんっっ!!! ひぅんんっっ!」
王子のペニスが二人の膣を代わる代わる犯していく。
二人の膣からゴブリンの精液は掻き出され、溢れる蜜がそれを洗い流した。
「おうじ、のっ、すごい、よおっ、こんな、もう、だめ、ダメぇぇっ!」
「リオンばっかり、ずるい。王子、私を、先にイかせてっ!!絶対に私の方が先にイくのっ!」
シビラは両手でぱっくりをヴァギナを広げ、王子に挿入をせがんだ。いやらしくぬめる膣に、巨根が深々と突き刺さる。
「んんっ、ああああ――ッ、きっ、きたあぁあッ!」
「あたしも協力してあげるわっ!」
王子に膣を深々と貫かれ、ぷっくらと膨らんだヴァギナ。その中央に赤く腫れ上がり存在を主張するクリトリスへ、リオンの指先が伸びた。卓越した弓手のこまやかな指先はシビラの陰核を正確に捉え、強く扱き上げた。
「ひいあああっんっっ!! こんな、同時になんてぇ、だっ、めぇっんっ!」
「ほら、ほら、イっちゃいなさい? 先にイくんでしょう?」
「イくっ、イクうっっ! イくのぉっ!!! だめ、いっっちゃう、イっちゃうううぅぅ!!!」
シビラはリオンの身体を強く抱きしめながらイキ果てた。震える身体の膣奥に、王子の大量の精液が注ぎ込まれる。
「シビラ姫、可愛かったわ……」
リオンは絶頂し惚けたシビラの頬を軽く嘗め上げると、嬉しそうに耳元にそう呟いた。
そのリオンの膣を、精液を放ったばかりの王子のペニスが、その勢いを失うこと無く貫いた。
「ちょ、あっ、ひぃあぁっ! あんたっ! 今出したばっかりなのにっっ! もうっ、まだ出したりないのっ!?」
驚くリオンの身体を、王子のペニスは容赦なく突き上げた。
「もうっ、あ、んっっ! しょうがないわねっ! いいっんっ、あああっ、イった、ばっかりの、くせにっいっ!!」
シビラは絶頂の余韻にまどろみながら、ゆっくりとリオンの胸を揉みしだく。
「きれいでおおきな胸……羨ましいわ」
そのピンク色の先端を、愛液で濡れた手でぐりぐりと押しつぶす。
「だ、めぇっ!! りゃめなのっ! わたひがっ、あんたをっ、気持ちよくしてあげないぉ、ら、めなのにっっ!!」
王子より先に絶頂しまいと、リオンは必死に堪えた。しかし、王子のペニスはまるで獣の様に、その気配りを意に介すことなく激しく連打する。
「イって、イってぇ、お願い、先に、イって欲しいのおっっ! じゃないと、あた、あたひ、イ、ク……イっく、イっく……っ……イっちゃううううぅぅーーーッ!!!」
二人に敏感な乳首と子宮口を同時に責められたリオンは、我慢もむなしく絶頂させられ、白目を剥いて放尿した。
「ごめんなさ……い……、おうじぃ、先にあたし、イっちゃ、った……あっ、ああっ」
王子は絶頂を迎え弛緩したリオンの膣を休むこと無く犯し抜いた。放尿しぐったりとしたリオン。人形のようになってしまった彼女の身体に精液を注ぎ込まんと、王子のペニスは膨れあがってゆく。
「おうぃ、わたひ、がんばる、から……。きもちおく、して、あげる……」
弛緩しきった身体で必死にペニスを締め上げようとするリオン。
ぱちり。
無慈悲な、あの音が、響き渡った。
「え……うそ……そんな……いや、いやぁ……そんなの嫌あああああっっ!!」
リオンの悲痛な叫びむなしく、魔界の獣オルトロスのペニスはリオンの膣奥に深々と突き刺さり、子宮は魔獣の精液で完全に満たされてしまった。
力を失い、うつろな目で地面へと倒れ伏せる二人。オルトロスは完全に反応のなくなった二人を更に犯し、満足するまで精液を浴びせかけると迷宮の奥へ走り去っていった。
「犬相手に股を広げて子種を乞うなんて、ふふふ……よほど魔物の苗床になりたいようですね」
「ケラウ……ノス……!」
「私はもう貴方たちを王子に下へ返して上げても良いと思っています」
「え……、何、を……?」
「哀れな人間達。これから一生、貴女達は愛する人に抱かれる度、偽物かもしれないという恐怖を抱くのです。一生本物の愛を知ることは無いのです。かわいそうに」
「そんな、そん……な……」
リオンは泣き崩れ、地面に伏した。
「私の加護を受ければ、そんな苦しみからは解放されますよ?」
女神の優しい声が、冷たくなった胸の奥へと手を伸ばしてくる。暖かなその手に、二人は手を伸ばそうと――
「失せろ、邪神――!!」
ケラウノスへと投げつけられた剣。アイギスの加護を受けたその神器の剣はケラウノスの胸へ深々と突き刺さった。
「ぐ……。おのれ、英雄の末裔……。もう少しだというのに……」
王子はケラウノスに距離を詰め、胸に刺さる剣に手をかけた。
「二人は返して貰うぞ」
王子はその剣でケラウノスの身体を貫き、そして切り伏せた。邪悪な女神は穴の開いた胸を押さえながら、迷宮の闇の中へと消えた。
「おうじっ、おうじっ!! 本当に王子だっ! あんた、もう、ばかぁ……おそいのよ……」
二人は涙を流しながら王子の身体に縋り付いた。
「悪かった、本当に」
二人は奪い合うように王子の唇へとキスをする。
さっきまで散々犯されて、イきまくったというのに、二人の身体は王子に触れる度に熱を増し、まるで全身が脈打つかのように、鼓動が頭の中に響き渡った。
それはまるで初めての夜の時のようで。
抱いて欲しい。本物の身体の感触を、刻み込んで欲しい。
シビラは両手で王子の手を掴むと、その指先を自らの膣口に滑り込ませた。
「ねぇ……王子、今、欲しいの……」
その指先が膣口を軽く撫でただけで、シビラの全身に焼け付くほどの性感が走った。その刺激はまるで王子に処女を貫かれたときのようで。
「だめぇ……。王子は私で気持ちよくなってもらうのぉ……」
リオンはそう言うと王子の服をはだけさせ、露わになった怒張を大きく口を開けて銜え込んだ。
「だめ、王子は、私で気持ちよくなるの……」
シビラが王子と唇を重ねる。舌を絡め合わせ、お互いに口の中を犯しあってゆく。
それに合わせるように、王子の指がシビラの膣をかきまわす。指が膣壁にこすれる度に頭が真っ白になり、潮を噴いて何度もイってしまった。
そして激しくストロークするリオンの口の中へと、王子の精が注ぎ込まれた。口から溢れそうになるほど出されたそれを、リオンは零すこと無く全て飲み込み、恍惚とした表情で王子を見つめた。
まるで、この味こそが、本当の王子の味だと言わんばかりに。
「二人から、手を、離せ……ッ!」
怒りに満ちた男の声。
二人は王子へと奉仕する手を止め、その声の方へと振り向く。
そこにいるのは、もう一人の、王子、だった。
向かい合う二人の王子。
対峙する二人は、今まさに斬りかからんと剣へと力を込めた――
「まって、王子」
その二人を、リオンが制する。
「そう、これは私たちの戦い。私たちが、決着を付けないといけないの。でないと、一生、貴方を愛せないから」
シビラが愛剣のアンサラーを握りしめる。
「一瞬で、終わらせるから」
その言葉が木霊する間もなく、7本の矢がリオンの弓から放たれた。
矢を切り払おうと剣を振るう王子。応戦むなしく、その矢は王子の太ももと腕に深々と突き刺さった。
耐性を崩した王子の胸元へ、アンサラーが突き立てられる。
「そん、な……ッ。どう、して……!!」
力なく床へ倒れ込むもう一人の王子を、シビラは冷たい目で見下ろした。
ぱちり。
響き渡るあの音。全ての真実が明らかにされる瞬間だった。
「そう、やっぱり、そう……なの」
目を伏せるシビラ。
その目には、自らが手をかけた本物の王子の姿が映っていた。
振り返る先に立つのは魔王とケラウノス。
これが、どうしようもない現実。
そして、予期していた……いや、期待していた現実。
「ごめん、もう、あたし、あんたのところに戻れない身体にされちゃったの……心も……」
リオンは力なくそう呟く。
二人とも、まるで、こうなることがわかっていたかのように。
シビラは魔剣を手放し、引き裂かれ精液まみれのボロボロになった衣服を全て脱ぎ去ると、その身体を元の王子――魔王に重ねた。リオンもまた、一糸纏わぬ姿をさらけ出し、魔王へと駆け寄る。
「大好き、愛して、欲しいの」
駄目だ、全く力が入らない。
アイギスの加護の力で、なんとか致命傷は避けることができた。が、これ以上戦うことはもう、できない。
視界には全裸のシビラとリオン。
二人が、魔王に、犯されていた。
いや、二人は、魔王と、愛し合って、いた。
「イくっ、イくっ、また、イっちゃうの――ッ!! おくっ、突かれるたびに、イっちゃう――ッ!!」
こちらに顔を向けながら立ちバックで何度も膣を貫かれるシビラ。特殊な魔法を使って、何度も処女を捧げてくれたシビラが、俺には今まで一度も見せてくれたことの無いような幸せそうな顔で、絶頂を繰り返していた。
「ね、ね、次はあたしっ!」
リオンはシビラを犯す魔王に抱きつきながら、今にもイきそうな顔で魔王の胸を舌で嘗め回している。
リオンは自らの手で膣口をいじり、愛液でぐちゃぐちゃに濡れた太ももを擦り合わせ、物欲しそうにしている。
「こんな、こんなの初めて、なのぉっ! ま、また、イっくぅんんぅ――――ッッ!!」
シビラの膣には、腹部が膨らむほどの大量の精液が押し込められた。絶頂するシビラの膣から魔王のペニスが引き抜かれると、溢れる精液がぼたぼたと零れてゆく。シビラは精液が零れないように大切そうに両手で膣口を塞いだ。その腹部には、紫色に怪しく光る紋様が刻まれている。
「見てぇ、王子ぃ……。私、魔王様の妾になることにしたの。一杯孕まされて、子供と一緒に、王子を迎えに行くから、待ってて」
そこにはかつての高貴な大国の姫の姿は無い。愛欲に溺れ、貪り、魔王の肉便器になることを選び、墜ちきった、ただ美しいだけの一人の銀髪の少女が、そこに転がっていた。それは全ての不安から解放されたとても幸福な姿で。
「魔王様ぁ、だいしゅきぃ……」
シビラの膣から引き抜かれ、愛液と精液のこびりついた魔王の巨大なペニスを、リオンが丹念に嘗め上げる。
誰かの世話を焼くことでささやかな幸福を得ていた彼女は、初めてその身の全てを捧げて奉仕できる相手を見つけたのだった。
リオンの身体を軽々と抱きかかえると、大きく股を広げたリオンの膣に、ずぷりと大きな音を立てて激しく挿入した。
「イッ、あああぁああ――――ッッ!!」
リオンは挿入され、膣奥を叩かれた刺激で一気に絶頂してしまった。リオンは絶頂し身体を震わせながら両足を魔王の腰に絡ませる。そしてまるでこちらに見せつけるように、魔王と唇を重ねた。魔王にむしゃぶりつき、口内と膣を同時にかき回され、何度も身体を震わせて絶頂するリオン。
魔王が満足できるように、その身体を離すまいと、両手両足を魔王の巨躯にからませ、必死に腰を振っている。
お前の嬌声を聴かせて欲しい、とでもいうかのように。
魔王は口づけを解き、その身体を強く抱きしめた。
「だめ、だめ、もうっ、イっひゃうの、もう、がまん、でひにゃいのぉっ!!! らして、なかに、いっぱい、らしてぇえぇぇ――ッッ!!」
全身を仰け反らせて絶頂するリオン。その膣に、シビラのように大量の精液が注ぎ込まれた。
足を下ろし、地面へへたり込むリオン。
その腹部にはやはり邪悪な紋様が刻まれている。魔王専用の肉便器へと墜ちた証拠だった。
股をぎゅっと締め、愛おしそうに恥部を押さえるリオンとシビラ。
もう、俺には二人を救うことは決して出来ない。
ケラウノスが、下卑た笑みを俺に向ける。
「ふふふ……神に従順な兵と、そして魔王のつがいの両方を同時に手に入れた。哀れな人間達の終焉の時も近いでしょう」
闇に墜ちた二人の牝の腹には、世界を終わらせる神兵の命が、芽生えつつあった。
このイベントをネタに話を書く予定は大分前からあったのですが、なんとか形にすることが出来ました。