せんねんせんそうあいぎすのちょっぴりえっちな小説 作:むとっち
政務室でのこと。シェリーとアンナがなにやら魔剣がどうのこうのと話をしている。その二人の様子を退屈そうに眺めていた僕に、シェリーが笑顔で話しかけてきた。
「そういえば王子、ご存知でしたか? プリンセスがどのように家宝の剣を継承するのか」
「いや……知らないな」
そういえばうちの城にもそんなものがあっただろうか、と思案する。もしかしたら自分が継承する立場だったかもしれない。そう考えると、シェリーの話に興味が湧いた。
「継承する剣の抜き身の刃を、自らの膣に刺し、破瓜の血を捧げるんです」
「し、失礼しますっ!」
アンナが顔を真っ赤にしてそそくさと部屋を出ていってしまった。
さすがにそれは嘘だろう、と思った。が、とりあえずその作り話に乗ってみる事にした。
「驚いたな、それにどんな意味が?」
「魔剣は膣に入った後、その切っ先から放たれる魔力で子宮を作りかえるのです。より魔剣にとって都合の良い精子を受精するように。そうやって、より魔剣の使い手としてふさわしい子孫を残しやすくしているのです」
「そうして代を重ねる度により強い使い手になっていくという事か」
道理で魔剣を振るっているだけの姫がやたらと強いわけだと妙に納得する。この話に基づけば、彼女たちは魔剣によって代々品種改良されているということになる。
「当然シェリーもその儀式を行ったんだね」
「ええ、とても大変でした。これは公的な儀式で、皇族達の目の前で裸になり、手足を固定され磔になって膣に剣を挿入されるのです!」
その姿を想像し、僕は興奮してしまっていた。口の中を流れる熱い唾液を舌で弄び、息が荒くならない様、慎重に呼吸を抑えながら、シェリーの方を見た。
「へぇ……なかなか危ない儀式のようだけれど、怪我はしないのか?」
「それは大丈夫です。魔剣が正当な使い手となる者の身体を傷つける事はないのです。むしろ気持ちよくて……私もこのアロンダイトに子宮を弄り回されるたびに何度も何度も気を失いそうになったのですよ?」
僕は唾液を呑みこんだ。
「それは、凄いね。面白い話を聞かせてくれてありがとう」
「いえいえ、王子の退屈しのぎになれて大変喜ばしく思います。ですが他の姫達にこの話をなさらないでくださいね」
最初は作り話だろうとは思ったが、話を聞いた後ではその真偽がどうなのか気になっていた。シェリーの話は数日間僕の頭の中に横たわった。姫達が儀式でどんな姿を見せるのかと、何度も何度も想像を膨らませてしまっていた。
たまたま廊下でテミスに出くわした僕はシェリーの話を思い出していた。
「なぁ、テミス。君の家宝の剣である、ガラティンの継承の儀式について教えて欲しい」
「王子、急にどうしましたの?」
僕はテミスにシェリーから聞いた話を説明した。最初だけ驚いた様子だったが、少し話を聞いたところで、テミスはにやりといつもの自慢げな笑みを浮かべて嬉しそうに話し始めた。
「王子はこのガラティンが私の膣に入るわけがないと思ったのでしょう? 確かにそうみえますわね。でも、ガラティンの場合、この青い刀身がスライムのように融け膣に潜り込んできましたわ」
「剣によって違う、ということか」
「あぁ、確かシビラ様のフラガラッハは凄まじいと聞いておりますわっ。邪悪で強大な力を秘めたあの魔剣。儀式では魔力の触手を無数に伸ばして全身を激しく凌辱し気絶しても叩き起こして何度も何度も絶頂させるとか……大変恐ろしいですわね!」
もう作り話でもいい。テミスやシビラまでそんな事になっていたとは。想像した僕は、興奮を抑えきれなくなっていた。
「あら、王子。ご希望でしたら、いつでもこの肢体で満足させてあげますわ」
「ありがとうテミス、また後で頼むよ」
その晩、僕はロゼットを寝室に呼んでいた。
傍らにはロゼットのダモクレスの剣。ロゼットをベッドに押し倒し、この小さな少女の身体にも並ぶ大剣を手に取った。
「な、一体何をする気ですか、王子?」
「シェリーから聞いたんだ。家宝の剣の継承の儀式、ロゼットの場合はどうかなと思ってな」
俺は大剣の先端を少女の小さな割れ目へと突き立てた。
「はひっ!? 意味がわからないのです王子! 入るわけがないのですよ!」
「大丈夫だ。正当な使い手であるお前が傷つくことはない。変形して問題なく挿入できるはず。テミスがそう言っていた」
「嘘ですっ! 王子は二人に騙されているのですよ! 止めてください、お願いしますっ、お願い、し……ふえぇ……」
ロゼットは泣きだしていた。その泣き顔にむしろ興奮し、僕は剣の先端を更に奥へと刺し込もうと――
「あら王子、今宵は私の相手をするのではなくて?」
背中に鋭い感触。声の主はテミスだった。ガラティンの切っ先は僕の背中に穴をあけまいと魔力の輝きをきらめかせた。
「まて、テミス。やめる。悪かった」
「ではこちらで許してさしあげますわ」
テミスは剣の切っ先を僕の尻の穴に差し込んできた。家宝の武器をそんなことにつかうなよ……。
「悪かった。僕が悪かった、この通りだ」
必死に頭を下げる僕。
バタン、と急に寝室の扉が勢いよく開かれた。姿を見せたのは、なんとシビラだった。
「ちょっと、テミス……話を聞いたの。人を勝手に凌辱要員にしないでほしいの……」
口調は穏やかだが眼は完全に座っている。アンサラーを放つ直前の眼だった。僕は全裸で息を殺してほふく前進し、裏口から逃走した。
アンナ、アンナアンナ、助けてくれ――
以前千文字小説に投稿したものの転載です