せんねんせんそうあいぎすのちょっぴりえっちな小説 作:むとっち
「ククッ……。ついに、ついに成功したぞ。この力、本当に素晴らしい……!!」
暗闇の中、一匹のデーモンが不敵な笑みを浮かべた。その姿は身体の左右で外見が大きく異なる合体デーモン。半身は強大な力と魔法を操るデーモンメイジ、そしてもう一つの半身は深い闇色に染まった軟体をしていた。
「あの王子に味あわされた屈辱、絶対に忘れはしない。脆弱だった私は上位デーモンの力を得た。そうだ、そして私はこの……変身能力を得た」
歪な形のデーモンの体躯がぐにゃりと潰れ、男性の形へと変わっていく。
「くっくっく、あーっはっはっはっは。待っていろ王子、お前の全てを奪ってやる。なにもかもをな」
そして男に姿を変えたデーモンは高らかに笑い声を上げ闇の中を疾走する。その影は、王子の形をしていた――
「それでは王子、お疲れ様でした。今日は大変でしたね。ゆっくりお体を休めて下さいね。おやすみなさい」
「……ああ、アンナもな」
アンナは自身の疲労を一切顔に見せず、王子に笑顔で一礼すると、自室へと戻った。
言葉少ない王子が、ほんの少しでも私のことを気にかけてくれた。最後に私のために見せてくれた笑顔が、本当に嬉しくて、王子を愛しているのだと、実感してしまう。
大切な神聖結晶のペンダントを棚にしまい、上着を脱ぎ、下着姿になってベッドへと腰掛けた。まだどきどきしている胸。後はもう寝るだけだというのに、全身が火照ってしまっている。アンナはゆっくりと両手を下着の中へと伸ばす。一つは秘部へ、もう一つは乳房へ。
「ん、んん……っ。あ、ふ――ぅ――んっ」
甘い声を零しながら、アンナは乱暴に両手を動かす。王子だったら、きっとこんな感じで私を犯す。目を閉じ、過去に数度、抱いてくれたことのことを思い出し、アンナの性感は高まっていった。
「王子……っ、おうじっ、のっ、が……ぁ、んんっ、もう、もう――」
「そんなに、俺のが欲しかったのか?」
「ほへっ!? おうっじっ!? ど、どうして……!」
目を開けると目の前には愛しい人。ベッドに腰掛けた私は王子の力強い両手に掴まれ、ベッドに押し倒された。そしてそのまま何の遠慮もなく、私の唇は奪われた。強引にこじ開けられ、口の中を王子の舌が蹂躙する。口の中全てを余すところなく犯すと、王子は口を離し、私の耳元に告げた。
「愛する人を抱くのに、理由なんて要らないだろう?」
王子は私の愛液でべっとりと張り付いた下着を強引に脱がせると、その激しく勃起したペニスで容赦なく私の膣を貫いた。
「ひああ――っ! だ、だめですっ、王子、そんな、急に――、もっと、やさし、く、ん、んんんっ!!」
「急じゃないだろう? さっきまで、ずっと想像の中の俺に犯されていたじゃないか」
まるでレイプのような容赦の無い抽挿。
王子が私をこんなにも激しく求めてくれている。嬉しい……きっと、王子もずっと私を犯したかったんだ。我慢して我慢して、押さえられなくなって、こんなに――
ゴンゴンと膣奥を何度も突かれ、ラビアを赤く腫らしながら、アンナは喘いだ。股をさかれるような痛みは被虐的な快感に変わり、乳首を強くつまみ上げられる度に甘い声が零れた。
私は、ずっとこうされたかったんだ。王子に、暴力的に、身体の自由も奪われて、めちゃくちゃにされたかったんだ。
自身でも知らなかったマゾヒスティックな悦びが、全身を支配していた。電撃のように全身に走る性感が、アンナを絶頂へと追い立てる。
「アンナ、君を孕ませる。絶対に、孕ませてやるぞ」
「んんっ、あっ、あっ、きっ、きてくださいっ、おうじっ、んんんっ、なかにぃ、だしてえぇっ! 私を、孕ませてっくださいいっ!!」
「イクぞ、アンナぁ! オラあアッ!! 孕めぇ!!」
「イク、イク、イきますっ、王子、私も、膣出し射精でイっっくぅぅ――!!」
今までに経験したことのない強烈なオルガスムの波に呑み込まれ、アンナの意識は混濁した。王子が起こそうと頬を叩くが、虚ろな目のアンナは「はひっ、はひっ」と言葉にならない声を発し、まともな反応が返ってこなくなってしまった。
「もろい女だ。まあいい、こちらが満足するまで犯らせてもらう」
だらりと弛緩したアンナの身体をベッドに押さえつけ、王子は背後からアンナの膣を何度も何度も犯して射精した。アンナの下腹部が人間離れした量の精液で妊娠したように膨らむまで犯すと、王子はようやく満足したのかペニスを抜いた。そして精液のあふれ出る膣口を愛液でべとべとになったショーツを丸めて詰めて栓をし、部屋を出て行った。
意識を失いぼろぼろになるまで犯され、部屋に放置されたアンナ。愛する人に限界まで犯された悦びで一杯になって気を失ったアンナの顔は幸福そのものだった。
しかし、その胎内に蠢いているのは、歪な魔物の精液に他ならない。
アンナにはその事実を知る由もなかった。
翌日。アンナは目を覚ましてすぐ、どろどろの身体を浴室で洗い流していた。精液でパンパンになった腹部を、すこし残念がりながら、膣に指を入れて精液をかき出し、元通りになるように丹念に洗い流していた。強引に挿入されて少し裂けた膣が痛む。その痛みを奥歯を噛みしめてぐっとこらえていると、後ろから急に声をかけられた。
「あの、アンナお姉様……その、少し、相談したいことが、あるのですが……」
自分に似た、よく知った声。振り返るとそこにいたのは従姉妹のアリシアだった。酷く、困惑した顔をしている。その不安を少しでも取り除いてあげたいと、努めて穏やかに、アリシアに話しかけた。
「どうしたの……? そんなに不安そうにしなくても、大丈夫よ、アリシア。お姉ちゃんが、何でも聞いてあげるから。ほら、言ってごらん」
優しいアンナの言葉に、アリシアは涙を浮かべると、アンナの胸元へと飛び込んだ。アンナはその身体を優しく抱き留める。その女性的な暖かい柔肌が、アリシアを優しく抱き留める。直接触れ合う肌と肌、そのぬくもりが、アリシアの冷たくなった心を温めていった。
「昨日の、夜、王子が、その、やってきて……」
「昨日の夜……?」
アンナの心に疑念のヒビが入る。昨日の夜は私と一緒にいたはずだ。まさか、私を抱いたその後の事だろうか?
「私、嫌だって、嫌だって言ったんです……。本当に、嫌だったのに。王子が、無理矢理……っ! 私、断り切れなくて、ううん……断れるわけなんて、なかったんです……」
「大丈夫、大丈夫よ……」
震えるその背中を優しく撫でる。しかし、アリシアの嗚咽は止まらなかった。
「大丈夫じゃ、ないよぉ……。うう……。痛いよ、お姉ちゃん……痛い、よぉ……」
アリシアの身体を見ると、局部からは血。そして、精液と思われる濁った白い液体がどろどろと垂れていた。
「どうして、どうして……こんな……」
心のヒビの中から噴出した怒りを、悟られまいと必死に押さえたが、それでも声は震えてしまった。アリシアと王子は、まだ会って日が浅い。それなのに、強引に犯すなんて。ましてや、私の大切な家族を。私をあれだけ暴力的に好き放題犯して、それでも満足できなかったとでも言うのか。許せない。王子と言えども、こんなことが許されるはずがない。許せない許せない許せない――
「おねぇ……ちゃん?」
「絶対に、後悔させてあげる――」
アンナの瞳は灰色に染まった。
アンナは王子の寝室の扉を強引に蹴破った。
「あ、アンナ、ど、どうした、急に――」
起き上がったばかりの王子の首を掴み上げ、容赦なく地面へと叩きつけ、右腕を捻り、動けないように上半身を膝で押さえつけた。
「や、やめないかっ! 一体なんだっていうんだ!?」
「とぼけても無駄です。昨日の夜、私の妹にしたこと、絶対に許しません」
「何のことだ! 知らんっ! 誤解だっ!!」
「私だけじゃ飽き足らず、妹にまで手を出すなんて。しかも相手の気持ちも無視して強引に犯すなんて、最低……この、性欲猿……ッ!!」
アンナは忍び持っていたロープを取り出し、王子の身体に巻き付ける。フィグネリアが魔力を込めた蔦を縒って作った特製のロープ。強靱であり、かつ自在に伸縮し相手を自動的に締め上げる。王子の身体が棒のようになるまで締め上げると、アンナはその身体を蹴りつけ、踏みつけた。
「王子、貴方に私の妹が感じた苦しみを、そのまま味わわせてあげます。じっくりと……!!」
アンナの手にはどこから持ってきたのか清掃用のモップが握りしめられていた。逆さに。頭部を踏みつけて、その柄の先を、裸の王子の肛門へとぐりぐりと押しつける。
「やめてくれ、なんだか知らないが、すまなかった、この通りだ、俺が悪かった、全部謝るから、頼む、許してくれ……ください……」
「なに? きこえません。きこえませんっ!!! もっとはっきりと言って下さいっ!!!」
モップの柄は容赦なく王子の肛門へと進入していく。
「まさか王子、こんな時に勃起しているんじゃないでしょうね」
アンナは柄を肛門から抜き、地面に転がる王子を蹴り飛ばし、仰向けにする。
ロープがずるずると動いて下腹部を露わにする。ガチガチに勃起したペニスが先走り液でテカテカと濡れていた。
「変態……変態……ッッ!! この変態チンポがッ!! 私のッ!! 妹をッッ!!」
その勃起したペニスに容赦なくモップの柄が振り下ろされる。振り下ろされる度にペニスには真っ赤な痣ができあがり、そしてビクビクと震えながらその堅さと太さを増していった。真っ赤にはれ上がったそれを、アンナは靴のまま踏みつけ、体重を乗せてぐりぐりと押し込んだ。
「うっ……ぐぅ……っ! アンナ……、出るっ!」
「出るっ? はぁ? とんだ変態マゾチンポね。汚らしい……汚らしいっ!!」
憤怒の表情でアンナは王子の股間を蹴り上げる。その刺激で、王子のペニスは激しく射精した。飛び散る大量の精液が、アンナのスカートにまで届き、べちゃりとこびりついた。
「最低。あなた、最低よ……」
アンナは冷たい虚ろな目で王子を見下ろす。何人もの女の膣を征服してきたペニスが、ビクビクと震えていた。
「くっくく……あーっハッハッハっ!! 良いものを見させてもらったぞ、アンナ」
王子の声。しかし、その声は背後から。驚き、振り返る。
そこに立っているのは、紛れもなく、王子。
「そんな、どうして……? ありえない、ありえない……」
王子が二人、確かにそこにいた。信じられない光景に気が動転する。そして、自分がやってはいけないことをしてしまったという直感と、それが絶望的なものであるという恐怖に、アンナは激しく狼狽し、地面に両膝を突いた。
「いや、いやよ、やめて、そんな、そんなの嫌……! 嫌ぁ……!!」
「気づいたか? そうだ、俺は魔物だよ。お前の大好きな王子そっくりに化けた魔物。お前のマンコは実に良い味だったぞ……っ! これからも魔物を孕む大事な母体として、何度でも犯してやる。お前の大好きな、王子様のペニスでなぁ!」
アンナは決死の覚悟でモップを手に掴み、王子の姿をした魔物へと殴りかかった。
偽王子はそれを片手で掴むと、簡単にへし折った。
「そんなもので勝てると思ったのかぁ? 哀れだなぁ。王子、その姿では何もできまい。この女は実に期待通りに動いてくれたよ。何か礼をしてやらないとなぁ」
偽王子はへたりこんだアンナを掴み上げると、スカートの中へと手を入れ、ショーツを強引に破り裂いた。
「知っているぞ、アンナ。さっきの王子の惨めな射精をみて、感じてしまったんだろう? その精液が欲しいって、思ってしまったんだろう?」
「くっ……! 私は……そんなことっ!」
スカートをめくり上げ、片手で赤く腫れた局部をぱっくりと広げる。むわりと漂う雌臭。そしてとろりと、愛液が零れた。
「お望み通りくれてやるよ。王子の前で、哀れなイキ顔を晒すが良い」
偽王子はアンナを軽々と持ち上げると、そのそそり立つ剛直をアンナの秘部へとねじ込んだ。アンナは両手を地面に突き、つま先立ちを余儀なくされる。その顔のすぐ正面、顔と顔が触れてしまいそうなほどの眼前に王子の顔。
忘れないように何度も刻み込んだ大切な人のペニスの感触。愛おしいはずだったその感触が、幾度となく膣を抉る。王子と相性抜群だ、なんて。前はそんな風に思っていた膣が今は恨めしい。その感触は間違いなく王子のものなのだ。感じてしまっても裏切り。感じなくても裏切り。アンナはただその性感を、ぐっと奥歯を噛みしめて堪えた。
「どうした? 我慢せずに声を出して良いぞ? こんなにぐちゅぐちゅに濡らして、もうイきたいんだろう?」
「あなたなんかに犯されて……感じたりしませんっ! 絶対にっ!!」
嘘だった。もう我慢の限界だった。膣は早く出して欲しいと懇願しペニスを締め上げる。口からは少しずつ唾液が零れた。昨日さんざん痛めつけられた乳首が、またつまみ上げて欲しいと腫れ上がり、服とこすれる度にじんじんと痛む。
イク、イク、イク……、イってしまう……!
感じてはだめ、感じてはだめと頭を振り必死に耐える。
イかないっ!! 絶対にイったりなんかしないっ!!
「ほうら、お前の大好きな王子様の精液をたっぷり注ぎ込んでやるぞぉ! しっかりと味わえっ!!」
まるで子宮に熱湯を注ぎ込まれたかのような感覚。全身がそれを待っていましたと言わんばかりに震える。精液を一滴も逃すまいと膣は偽王子のペニスに吸盤のように吸い付き、あまりの快感に腰ががくがくと震えた。抑えきれない性感の波に、アンナは目を見開く。明滅する視界。そこに映る、悲しそうな王子の顔――
「どうしたぁ? 今、イったな? 精液を注ぎ込まれて、大喜びで絶頂したな?」
「イってなんか、いまひぇん……感じてなんか、イってなんか……!!」
「そうかそうかぁ、満足できなかったかぁ。なら何度でも犯してやろう、お前がイったと認めるまで、何度でもなァ!」
再開される激しいペニスの抽送。犯されているところを王子に見られているという事実が、アンナの被虐的な性感をより強めていた。絶頂を迎えたばかりの敏感な膣を、偽王子が蹂躙する。お前の感じるところはよく知っていると言わんばかりに、子宮口の周囲をぐりぐりと責め立てる。
「感じてなんか、感じて……なんかぁ……んっ、んんんあぁっ!」
「んー? 今何か聞こえたなぁ? 喘ぎ声のようなものが聞こえた気がしたがぁ?」
「ち、ちがっ、ちが……あああっ!! 感じてぇ、ませんんんあぁぁ――っ!!」
また、イってしまう……! イっちゃう、イク、イっくぅ――!!
心の中で絶叫する。口を必死に閉じる。イったのが王子にばれないように、頬を引きつらせ、必死に目を見開く。
耐えなきゃ、絶対に耐えなければ。ここを耐えきれば、仲間がきっと助けに来てくれる。だから……!!
「ほうら、またイった? 今のも絶対イったよなぁ?」
「イってません……。感じてなんか、いませんっ!!」
「強情だなぁ? なぜそんなに頑張る? 時間を稼げば仲間が助けに来てくれるとでも思っているのかぁ?」
「来てくれます、絶対! だから、貴方になんて屈しません!」
「そうかぁ、じゃあヒントを一つくれてやろう。お前の妹、だったか? アリシアを犯したのは、だれだろうなぁ?」
「それは、貴方が……ッ!」
「残念、ハズレ。俺じゃないんだよなぁ。もちろんそこの無様な王子でもない。これがどういう意味かわかるか?」
「……まさか。まさか……っ、そんな……」
「たった一人でここに来るとでも、思ったかぁ?」
寝室の扉の方からまた王子の声。そこにもまた、王子が立っていた。そしてその手に――
「ほーらお土産だ。こいつには散々苦労させられたが、股を開けばどうってことはなかったなぁ」
入ってきた偽王子が掴んでいたものをこっちに放り投げた。全身を精液まみれに穢され、下腹部をぷっくりと膨らませたイリスが、どちゃりと、地面に転がった。太ももには黒く正の字が無数に書き込まれている。ハートマークのラクガキのされた陰部から、白濁液がこぽこぽと音を立てて溢れた。
「お前の仲間は昨日の晩に全員孕ませたよ、淫乱な女どもだ。お前の姿で近づけば簡単に股を開きやがる。どいつもこいつも喜んで腰を振ってイキまくってたぞ」
次々と寝室に投げ込まれる仲間達。ナナリー、アイシャ、デスピア、シビラ……。皆一様に衣服をはぎ取られ、精液にまみれ、意識を失うほどに陵辱されていた。膣からも肛門からも、だらだらと精液を垂れ流してうつろな目で虚空を見ていた。
偽王子の一人が、地面に転がる王子を拾い上げ、その光景を見せつける。
「お前の負けだ、王子」
ドッペルゲンガー登場時にだれもが思った妄想を形にしてみました
書いていたら長くなってしまったので前後編に
もうちょっとだけつづくのじゃ
クソマゾ王子の華麗な逆転劇に、乞うご期待ッ!!